JP7205601B1 - 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品 - Google Patents

金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品 Download PDF

Info

Publication number
JP7205601B1
JP7205601B1 JP2021181585A JP2021181585A JP7205601B1 JP 7205601 B1 JP7205601 B1 JP 7205601B1 JP 2021181585 A JP2021181585 A JP 2021181585A JP 2021181585 A JP2021181585 A JP 2021181585A JP 7205601 B1 JP7205601 B1 JP 7205601B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bent portion
metal plate
bending
crack
fatigue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021181585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023069591A (ja
Inventor
尚記 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2021181585A priority Critical patent/JP7205601B1/ja
Priority to KR1020247014098A priority patent/KR20240064740A/ko
Priority to CN202280073210.6A priority patent/CN118176085A/zh
Priority to PCT/JP2022/028479 priority patent/WO2023079800A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7205601B1 publication Critical patent/JP7205601B1/ja
Publication of JP2023069591A publication Critical patent/JP2023069591A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
    • B21D22/20Deep-drawing
    • B21D22/26Deep-drawing for making peculiarly, e.g. irregularly, shaped articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/01Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves between rams and anvils or abutments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D53/00Making other particular articles
    • B21D53/88Making other particular articles other parts for vehicles, e.g. cowlings, mudguards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P9/00Treating or finishing surfaces mechanically, with or without calibrating, primarily to resist wear or impact, e.g. smoothing or roughening turbine blades or bearings; Features of such surfaces not otherwise provided for, their treatment being unspecified
    • B23P9/04Treating or finishing by hammering or applying repeated pressure
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D7/00Modifying the physical properties of iron or steel by deformation
    • C21D7/02Modifying the physical properties of iron or steel by deformation by cold working
    • C21D7/04Modifying the physical properties of iron or steel by deformation by cold working of the surface
    • C21D7/06Modifying the physical properties of iron or steel by deformation by cold working of the surface by shot-peening or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

【課題】金属板を曲げ加工した曲げ加工部の疲労き裂の進展を抑制する金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法、及び、該曲げ加工部における疲労き裂の進展を抑制した自動車部品を提供する。【解決手段】本発明に係る金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法は、金属板1を曲げ加工した曲げ加工部3の疲労き裂の進展を抑制するものであって、曲げ加工部3の谷線方向に沿って金属板1の板厚以上の間隔を空けて、谷線方向に直交する方向に、少なくとも曲げ加工部3の曲げ内側における曲げ始点から曲げ終点までの範囲内に塑性ひずみを付与して圧縮残留応力を発生させることを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、金属板を曲げ加工した曲げ加工部の疲労き裂の進展を抑制する金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法、及び、金属板を曲げ加工した曲げ加工部を有し、該曲げ加工部における疲労き裂の進展を抑制した自動車部品に関する。
金属板のプレス成形により曲げ加工した曲げ加工部においては、局所的に強い圧縮応力が負荷されるため曲げ内側の表面にき裂が発生し、このような曲げ加工部を有する部品に繰り返し荷重が負荷すると当該き裂が進展し、疲労寿命を低下させることが知られている。
そこで、これまでに、金属板を曲げ加工した曲げ加工部を有する部品の疲労寿命を向上する技術がいくつか提案されている。
特許文献1及び特許文献2には、金属板のコイニング加工の際に、バーリング加工部の根元を構成する局部の曲げの内側に亀裂が生じるのを抑制するために、1工程目に最終形状と異なる曲率半径(曲率半径無限大すなわち直線を含む)の曲げ加工を行い、2工程目に最終形状の曲率半径に曲げ加工を行って曲げの内側面に引張応力が導入されるようにすることで、曲部の内側面に亀裂が生じるのを抑制する技術が開示されている。
また、特許文献3には、曲げ応力を負荷する金属板の表面にショットピーニング法による表面効果処理を施すことによって、降伏応力を高めてショットピーニング後の疲労強度を向上する技術が提案されている。
さらに、特許文献4には、鋼材の曲板部に発生した疲労き裂を補修する方法として、鋼材表面の疲労き裂を挟んだ両側のうち少なくとも一側を疲労き裂と平行にピーニングすることで疲労き裂の開口部を閉じ、その後、疲労き裂の直上をさらにピーニングする技術が開示されている。
特開2018-51608号公報 特開2018-51609号公報 特開2000-225567号公報 特許4441641号公報
特許文献1に開示されている技術は、曲げ加工を施す工程が2工程となるために金型を2種類用意する必要があり、製造コストがかかる問題があった。
特許文献2に開示されている技術は、適用可能な箇所がバーリング部に限定されるという問題があった。
特許文献3に開示されている技術は、ショットピーニングを用いるため、投射材の飛散防止措置のために密閉した容器の中で加工を行う必要があった。
特許文献4に開示されている技術は、平板や溶接止端部に対してエア式のハンマーピーニング装置を用いてピーニングを行う方法であるが、金属板を曲げ加工した曲げ加工部を有する部品に適用する場合、き裂発生の危険部位である曲げ加工部の曲げ内側の全てを打撃することになって生産性が低いこと、ピーニングに用いる打撃ピンの打撃荷重によって部品全体が変形してしまうこと、さらに、打撃ピンの先端半径が曲げ加工部の曲率半径より大きいと曲げ加工部の曲げ角度が拡大してしまうこと、といった問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、金属板の曲げ加工の製造コストを増加させず、曲げ加工した後の曲げ加工部に対して適用可能であって、生産性を低下せず、部品全体や曲げ加工部の曲げ角度を変化させずに曲げ加工部の疲労き裂の進展を抑制することができる金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法、及び、金属板を曲げ加工した曲げ加工部を有し、該曲げ加工部における疲労き裂の進展を抑制した自動車部品を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法は、金属板を曲げ加工した曲げ加工部の疲労き裂の進展を抑制するものであって、
前記曲げ加工部の谷線方向に沿って前記金属板の板厚以上の間隔を空けて、前記谷線方向に直交する方向に、少なくとも前記曲げ加工部の曲げ内側における曲げ始点から曲げ終点までの範囲内に塑性ひずみを付与して圧縮残留応力を発生させることを特徴とするものである。
(2)上記(1)に記載のものにおいて、
前記圧縮残留応力は、打撃ピンを用いたニードルピーニング処理により前記曲げ加工部の曲げ内側に一連の打撃痕である圧痕帯を形成することにより発生させ、
前記打撃ピンとして、その先端部の前記谷線方向に直交する断面における曲率半径が、前記曲げ加工部の曲率半径以下のものを用いることを特徴とするものである。
(3)本発明に係る自動車部品は、金属板を曲げ加工した曲げ加工部を有し、該曲げ加工部における疲労き裂の進展を抑制した自動車部品であって、
前記曲げ加工部の谷線方向に沿って前記金属板の板厚以上の間隔を空けて、前記谷線方向に直交する方向に、少なくとも前記曲げ加工部の曲げ内側における曲げ始点から曲げ終点までの範囲内に打撃ピンを用いたニードルピーニング処理による一連の打撃痕である圧痕帯を有することを特徴とするものである。
本発明においては、金属板を曲げ加工した曲げ加工部の曲げ内側に発生するき裂の谷線方向への進展を抑制することができ、当該曲げ加工部を有する自動車部品の疲労寿命を効果的に向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び本発明の実施の形態2に係る自動車部品を説明する図である((a)曲げ加工部に正対する方向からの平面図、(b)断面図、(c)曲げ加工部の内部に発生するき裂断面と圧縮残留応力の説明図)。 本発明に至った経緯として、曲げ加工部における疲労き裂の進展と、当該疲労き裂の進展を抑制するための概念を説明する図である((a)通常(一般)の金属板におけるき裂進展、(b)曲げ加工部におけるき裂進展)。 本発明に至った経緯において、曲げ加工部における応力分布を説明する図である((a)曲げ加工直後、(b)スプリングバック後)。 本発明に至った経緯において曲げ加工部における応力拡大係数を検討した結果を示す図である((a)き裂断面の模式図、(b)き裂断面における深さ方向及び横方向の応力拡大係数、(c)き裂先端における横方向の応力拡大係数K(0)とき裂断面との対応を表す図)。 本発明の実施例において、疲労試験に用いた疲労試験片を示す図である((a)正面図、(b)断面図)。 本発明の実施例において、疲労試験方法を説明する図である。
<本発明に至った経緯>
金属板の表面に発生する疲労き裂は、一般的には図2(a)に示すように、き裂5の発生箇所から横方向(金属板1の表面に沿った方向)と深さ方向(金属板1の板厚方向)の双方に半だ円状のき裂断面が拡大しながら進展し、やがて、き裂断面が金属板1の裏面側にまで到達して疲労破壊に至る。
そこで、発明者は、図2(b)に示すように、金属板1を曲げ加工した曲げ加工部3の曲げ内側に発生する疲労き裂について、その進展過程を詳細に観察した。その結果、曲げ加工部3の曲げ内側に発生するき裂5は、発生直後は曲げ加工部3における深さ方向(金属板1の板厚方向)と横方向(曲げ内側の谷線方向)の双方に進展するが、板厚方向へのき裂5の進展は、図2(b)に示すように、板厚tの1/4程度の深さに達した時点で停止し、その後、き裂5は横方向にのみ進展することが判明した。
この原因を検討するにあたって、発明者は、図3に示すような曲げ加工部3における応力分布に着目した。曲げ加工部3は、金属板1を曲げ加工した直後においては図3(a)に示すように、中立軸よりも曲げ内側の領域は圧縮応力、中立軸よりも曲げ外側の領域は引張応力が働く。しかしながら、曲げ加工された曲げ加工部3の曲げモーメントが除荷されてスプリングバックした後においては図3(b)に示すように、曲げ内側の表層部は引張応力に反転し、圧縮応力は、曲げ加工部3における曲げ内側の表面から板厚tの約1/4の位置に残存するようになる。
このことから、曲げ加工部3の曲げ内側に発生する疲労き裂の深さ方向(板厚方向)への進展が曲げ内側の表面より板厚の約1/4の深さで停止するのは、スプリングバック後も曲げ加工部3の内部に残存する圧縮残留応力が原因であることが判明した。
そこで、発明者は、曲げ加工部の内部に残存する圧縮残留応力によってき裂の板厚方向の進展が停止するという上記知見に基づいて、谷線方向(横方向)に沿って所定の間隔で塑性ひずみを付与して圧縮残留応力を発生させることにより、曲げ加工部3におけるき裂5の谷線方向(横方向)へのき裂の進展を防止もしくは抑制させることが可能ではないかと着想した。
本発明は、上記着想に基づいて種々の検討を経てなされたものであり、具体的には以下の構成を備えたものである。
[実施の形態1]
<金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法>
本発明の実施の形態1に係る金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法は、金属板1を曲げ加工した曲げ加工部3に発生する疲労き裂の進展を抑制するものであって、図1に示すように、曲げ加工部3における曲げ内側の谷線方向に沿って金属板1の板厚t以上の間隔を空けて、谷線方向に直交する方向に、少なくとも曲げ加工部3の曲げ内側における曲げ始点3aから曲げ終点3bまでの範囲内に塑性ひずみを付与して圧縮残留応力を発生させるものである。
また、本実施の形態1において、圧縮残留応力は、図1(b)に示すように、打撃ピン11を用いたニードルピーニング処理により、曲げ加工部3の曲げ内側における曲げ始点3aから曲げ終点3bまでの範囲内に一連の打撃痕7である圧痕帯9(図1(a)参照)を形成することで発生させる。このとき、圧痕帯9の谷線方向の間隔dは、金属板1の板厚t以上である。
そして、打撃ピン11の先端部13の谷線方向に直交する断面における曲率半径rは、曲げ加工部3の曲げ内側の曲率半径R以下である。
本実施の形態1に係る金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法により、曲げ加工部3の曲げ内側に発生するき裂の谷線方向の進展が抑制される理由を、図4に示す金属板1の曲げ加工部3の曲げ内側に発生したき裂の先端における応力拡大係数の検討結果に基づいて説明する。
図4(a)は、き裂断面の形状を模式的に示した図である。金属板1の曲げ加工部3における曲げ内側の表面に発生したき裂は、図4(a)に示すように、深さ方向と横方向の双方に半だ円状にき裂断面が拡大しながら進展すると仮定する。
図4(b)は、以下の式に示すNewman-Rajuの式(公知文献:J. C. Newman Jr. and I. S. Raju: Eng. Fract. Mech., Vol. 15, No.1-2(1981), p.185)を用いて、横方向(曲げ内側の谷線方向)と深さ方向(板厚方向)のそれぞれに進展するき裂先端における応力拡大係数Kを算出した結果である。
Figure 0007205601000002
上式において、σtは引張応力、σcは曲げ応力、aはき裂断面の深さ方向長さ(板厚方向)、cはき裂断面の横方向長さ(き裂発生箇所から横方向のき裂先端までの距離)、bは金属板1の板幅、tは曲げ加工部3(金属板1)の板厚、φはき裂発生箇所とき裂先端を結んだ直線Lと曲げ加工部3の表面とがなす角度であり、H(a,c,t,φ)、Q(a,c)及びF(a,c,b,t,φ)は各変数で与えられる関数である(上記の公知文献参照)。
図4(b)において、K(0)は、横方向(曲げ内側の谷線方向)、すなわち、φ=0°の方向に進展する応力拡大係数、K(90)は、深さ方向(板厚方向)、すなわち、φ=90°の方向に進展する応力拡大係数であり、K(0)及びK(90)の算出において、板厚t(=2.8mm)、板幅50mm、曲げ荷重100MPaとし、き裂の深さaは、板厚t2.8mmの1/4である0.7mmとした。そして、図4(b)は、半だ円状のき裂断面の形状を表す指標であるき裂断面比c/aとK(0)及びK(90)との関係を示している。
なお、上式において、曲げ内側の表面から板厚tの約1/4の深さにおける圧縮残留応力の影響は考慮されていない。
図4(b)に示すグラフより、横方向の応力拡大係数K(0)は、き裂断面比c/aが|c/a|≦2の領域(以下、当該領域を「領域P」と称す)において、すなわち、き裂断面の形状が半円状に近い場合、ほぼ一定で高い値であり、横方向へのき裂の伝播(進展)の駆動力が大きいことがわかる。
一方、き裂断面比|c/a|>2の領域(以下、当該領域を「領域Q」と称す)では、き裂断面の形状が横方向に広がる(c/aの絶対値が大きくなる)半だ円状となるに従って、応力拡大係数K(0)は低下し、横方向へのき裂の伝播の駆動力も小さくなることが分かる。
すなわち、横方向へのき裂の伝播の駆動力の大きさは、き裂断面比|c/a|=2を境界として変化する。
ここで、上記検討結果に基づき、曲げ加工部3の曲げ内側に発生するき裂の谷線方向(横方向)への進展を抑制する考え方を説明する。
深さ方向へのき裂の進展は板厚tの約1/4の位置で停止すると仮定すると、き裂断面の深さ方向の長さaは、a≒t/4と表される。よって、き裂断面比c/a=2のとき、2c≒tの関係が成立する。また、き裂が横方向には左右対称に進展すると仮定すると、2cはき裂断面の横方向の幅である。よって、き裂断面比c/a=2のときの、横方向のき裂断面の幅(=2c)は、金属板1の板厚tとほぼ同じ大きさであることがわかる。
すなわち、曲げ加工部3の曲げ内側に発生するき裂の谷線方向(横方向)の進展による疲労破壊の防止又は抑制を目的とする場合、き裂の深さ方向への進展が板厚tの1/4の位置で停止し、き裂がさらに横方向にのみ進展する過程において、き裂断面の横方向の幅(=2c)が板厚の大きさt以下である間は、横方向への応力拡大係数K(0)は深さ方向の応力拡大係数K(90)に比べて大きく、横方向へのき裂伝播の駆動力は大きいと考えられるため、当該領域においてき裂伝播を停止させるのは困難であると考えられる。
しかし、き裂がある程度成長し、き裂断面の横方向の幅(=2c)が板厚の大きさt以上に広がった領域(領域Q)では、応力拡大係数K(0)は深さ方向の応力拡大係数K(90)に比べて小さく、また、き裂断面比c/aの絶対値の増加とともに徐々に低下していることから、当該領域ではき裂伝播の駆動力も小さく、き裂伝播を停止させるのは容易であると考えられる。
そのため、深さ方向に比べて横方向の応力拡大係数K(0)の高い領域Pにおいてき裂の進展を停止させるよりも、横方向の応力拡大係数K(0)が低い領域Qまでき裂の成長を許容すれば、領域Pよりも低い圧縮残留応力でき裂を停止又は抑制させることが可能となると考えられる。
図4(c)に、き裂先端における横方向の応力拡大係数K(0)とき裂断面比c/aの関係を表すグラフと、図1に示すように打撃ピン11を用いたニードルピーニング処理によりき裂の領域Qに圧痕帯9を形成して圧縮残留応力を付与した場合のき裂断面を模式的に表した図を示す。図4(c)に示す例は、図1に示す圧痕帯9の間隔dを板厚t(≒き裂断面比c/a=2の時のき裂断面の横方向の幅2c)よりも大きくしたものであり、ニードルピーニングにより圧縮残留応力を付与した位置における応力拡大係数K(0)は、領域P(-2≦c/a≦2)における応力拡大係数K(0)よりも10~12%低い値である。
このように、曲げ加工部3の谷線方向に沿って板厚t以上に間隔dを空けて圧痕帯9を形成して圧縮残留応力を付与することにより、谷線方向のき裂の進展を抑制することが可能となる。
なお、本実施の形態1において、曲げ加工部3の圧縮残留応力は、前述のとおり、打撃ピンを用いたニードルピーニング処理により曲げ加工部3の曲げ内側に一連の打撃痕7である圧痕帯9を形成して塑性ひずみを付与することにより発生するものであるが、打撃ピン11は、その先端部13の谷線方向に直交する断面における曲率半径rが、曲げ加工部3の曲率半径R以下であることが好ましい。
打撃ピン11の先端部13の曲率半径rが曲げ加工部3の曲率半径Rよりも大きいと、曲げ加工部3を打撃ピン11の先端部13で直接打撃することができず、曲げ加工部3に圧縮残留応力を適切に発生させることができないからである。
なお、曲げ加工部3の曲げ内側の一部においては、曲げ加工時に座屈変形が生じて局所的に曲率半径が極めて小さくなることがあるが、曲げ加工部3の曲率半径Rは、座屈によって大域的に曲げ加工部3の曲率半径が変化している場合を除き、巨視的な曲率半径とすればよい。
また、前述した特許文献4に記載の技術において問題であった、打撃ピンの打撃荷重によって金属板1における曲げ加工部3やその周囲が変形することと、打撃ピン11の曲率半径が曲げ加工部3の曲率半径より大きい場合に曲げ加工部3の曲げ角度が拡大してしまうことに関して、本実施の形態1においては、曲げ加工部3の曲げ内側の曲率半径より小さい曲率半径rを有する打撃ピン11で打撃することにより、金属板1の変形や曲げ加工部3の曲げ角度の変化を抑制すると同時に、曲げ加工部3に圧縮残留応力を適切に導入することができる。
また、曲げ加工部3の曲げ内側において谷線方向に直交する方向に圧痕帯9を形成する範囲については、曲げ内側における曲げ始点から曲げ終点までの範囲の全部又は一部のいずれでもよい。ここで、曲げ始点及び曲げ終点とは、曲げ加工部3の曲げ内側における曲げR止まりのことをいう。
この時、曲げ加工部3の幅方向においてき裂やしわ、あるいは金属板に負荷される応力条件等によってき裂発生位置が明らかである場合は、曲げ内側の谷線方向に沿って曲げ加工部3の全範囲に渡って処理をする必要はなく、き裂発生位置の周辺部のみに圧痕帯9を形成して塑性ひずみを付与することにより、圧縮残留応力を発生させればよい。
曲げ加工部3の曲げ内側の谷線方向における圧痕帯9の間隔dの上限は特に規定されるものではないが、金属板を曲げ加工した部品に要求される寿命、部品として許容されるき裂長さや、定期点検で発見できるき裂長さの下限等、許容可能なき裂の長さに基づいて決定すればよい。
なお、本発明は、複数の打撃ピンで同時にニードルピーニング処理するものであってもよく、ロボットアームなどによる自動施工方法と組み合わせれば、一層の生産性向上が期待できる。
さらに、自動車部品等といった曲げ加工部を多く有する部品の場合は、曲げ加工部の全域にこの処理を適用することは生産性を低減させるため、曲げ加工部の曲率半径が小さい箇所、もしくはあらかじめ疲労試験や応力解析等で曲げ内側の疲労破壊が懸念される場所のみを限定して行うとよい。
また、本発明は、曲げ加工部の谷線方向へのき裂の進展を抑制することができる圧縮残留応力を曲げ加工部に発生させるものであればよいため、圧縮残留応力を発生させる方法はニードルピーニングに限定されるものではなく、レーザーピーニング、ショットピーニング、コールドスプレー等の方法で同様の処理を行ってもよい。ショットピーニングの場合は、圧痕を導入したい位置以外にマスキングを行い、不要な塑性変形を起こさないようにすることで、同等の効果を得ることができる。
これらの方法は材料に衝撃を加えることにより塑性ひずみを与えて圧縮残留応力を発生させる方法であり、レーザーピーニングはレーザー照射時の衝撃波により、ショットピーニングとコールドスプレーは投射材を投射することにより、曲げ加工部に衝撃を与えることで塑性ひずみを付与する。
尚、金属板の曲げ加工が純粋な曲げではなく、軸方向の引張・圧縮を伴って行われる場合は、圧縮残留応力が導入される板厚方向の位置は移動するが、その場合も同様に圧縮残留応力が存在する位置でき裂が停止する。従って、圧縮残留応力の位置が板厚tの1/4から大きく異ならない場合では、圧縮残留応力の深さaとき裂断面の横方向長さcとの関係が2c>4aを満たす条件で施工を行えばよい。
スプリングバックにより圧縮残留応力が導入される深さ方向の位置が板厚の1/4から大きく離れる場合では、上記方法で再計算を行い、K(0)が減少するc/aの値を元にニードルピーニング処理を施す間隔dを決定すればよい。
以上、本発明においては、金属板を曲げ加工した曲げ加工部を有する部品の疲労寿命を効果的に向上させることができる。さらに、本発明によれば、曲げ加工部における曲げ内側の全面へのピーニング処理が必要ではないため、生産性の向上も期待でき、曲げ内側の局所的に塑性ひずみが与えられたことによる圧縮残留応力や加工硬化による疲労寿命向上効果も期待できる。
さらに、本発明によれば、もともと曲げ加工部の曲げ内側にき裂が発生していない場合でも、しわ等の微視的な凹凸を平滑化するため、微視的な応力集中低減の効果が期待できる。
その上、曲率半径の小さな先端部を有する打撃ピンを用いることにより、金属板を変形させて圧痕帯を形成するために必要な打撃荷重を低減させることができる。これにより、反力を抑えることで安定した施工が可能となり、特許文献4に記載の方法を金属板の曲げ加工部を有する部品に適用したときに懸念される部品全体の巨視的な変形を抑制するだけでなく、ロボットアーム等を用いて生産ラインに適用することが可能となる。
また、本発明においては、打撃ピンが曲げ加工部の曲げ内側の表面に接触せずに打撃が十分になされない可能性を排除することができる。
さらに、本発明を自動車部品の製造に適用するにあたっては、特許文献1に記載の方法のように曲げ加工を行う追加のプレス金型を必要とせず、特許文献2に記載の方法のようなバーリング部にも適用が可能であり、さらには、特許文献3に記載の方法のようにショットピーニング処理に必要な飛散防止容器が不要である。
[実施の形態2]
<自動車部品>
本発明の実施の形態2に係る自動車部品は、図1に示すように、金属板1を曲げ加工した曲げ加工部3を有し、曲げ加工部における疲労き裂の進展を抑制したものであって、曲げ加工部3の谷線方向に沿って金属板の板厚以上の間隔を空けて、谷線方向に直交する方向に、少なくとも曲げ加工部3の曲げ内側における曲げ始点から曲げ終点までの範囲内に打撃ピンを用いたニードルピーニング処理による一連の打撃痕である圧痕帯を有するものである。
本実施の形態2に係る自動車部品においても、前述した本発明の実施の形態1に係る金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法と同様に、曲げ加工部の曲げ内側の谷線方向に沿って金属板の板厚以上の間隔を空けてニードルピーニング処理による圧痕帯により発生している圧縮残留応力によりき裂の谷線方向の進展が抑制されるため、疲労寿命が向上している。
そして、本実施の形態2に係る自動車部品において曲げ加工部に付与される塑性ひずみは、ニードルピーニング処理によるものであるが、本発明に係る自動車部品は、曲げ加工部に付与される塑性ひずみは、ニードルピーニング処理によるものに限定されず、レーザーピーニング、ショットピーニング、コールドスプレー等の処理によりものであってもよい。
本発明の作用効果について確認するための実験を行ったので、これについて以下に説明する。
本実施例では、図5に示す疲労試験片21を試験対象として疲労試験を行い、疲労強度を評価した。
板厚2.9mm、降伏強度850MPa級の熱延鋼板を200mm×50mmに切り出したものを供試材とし、先端部の曲率半径が3mmの曲げ工具(パンチ)を備えたプレスブレーキ(曲げ機)を用いて曲げ加工を行い、曲げ内側の曲げ半径R=2mm、板厚t=2.8mmの曲げ加工部23と、曲げ加工部23の両端辺から延出する片部25a、25bを有し、片部25a、25bのそれぞれに直径φ8.5mmの穴部27a、27bが設けられた疲労試験片21を作製した。
次に、図1(a)及び(b)に示すように、疲労試験片21の曲げ加工部23に対してニードルピーニング処理を施し、曲げ内側の谷線方向に沿って所定の間隔dで圧痕帯29を形成した。
ここで、ニードルピーニングに用いた打撃ピン11の先端部の曲率半径rは、曲げ加工部23の谷線方向の断面における曲率半径R=2mmよりも小さいr=0.2mmとした。
続いて、曲げ加工部23にニードルピーニング処理を施した疲労試験片21について、図6に示す境界条件で疲労試験を行った。
疲労試験は、図6に示すように、疲労試験片21における一方の片部25aの穴部27a(図6)を固定点として固定するとともに、他方の片部25bの穴部27bを荷重入力点として繰り返し荷重(荷重2.3kN、繰り返し周波数10Hz)を与えた。
そして、荷重入力のサイクル数10000回ごとに曲げ加工部23の浸透探傷試験を行い、曲げ加工部23に発生するき裂の進展を計測した。そして、進展したき裂が圧痕帯29を2箇所以上通過した疲労試験片についてはき裂が進展したために不合格と判定し、疲労試験を終了した。
また、繰り返し荷重のサイクル数50万回を疲労限とし、疲労限に到達した疲労試験片21については合格と判定して疲労試験を終了した
本実施例では、圧痕帯29の間隔dを変更した疲労試験片21について疲労試験を行い、間隔dが本発明の範囲内である金属板1の板厚以上である3mm、4mm及び5mmの疲労試験片21を発明例1、発明例2及び発明例3とした。
また、比較対象とし、圧痕帯29の間隔dが本発明の範囲外であるd=2mmとしたものを比較例1とした。
表1に、疲労試験片21に形成した圧痕帯29の間隔dと、疲労試験結果を示す。
Figure 0007205601000003
比較例1は、サイクル数20万回においてき裂の進展が圧痕帯29を2箇所以上通過したため、不合格と判定された。
これに対し、発明例1~発明例3は、いずれも、サイクル数50万回においても2カ所以上の圧痕帯29を通過するき裂の進展が見られずに疲労限に到達し、合格と判定された。
以上、本発明によれば、金属板を曲げ加工した曲げ加工部の曲げ内側における疲労き裂の進展を抑制し、疲労寿命を向上できることが示された。
1 金属板
3 曲げ加工部
3a 曲げ始点
3b 曲げ終点
5 き裂
7 打撃痕
9 圧痕帯
11 打撃ピン
13 先端部
21 疲労試験片
23 曲げ加工部
25a、25b 片部
27a、27b 穴部
29 圧痕帯

Claims (3)

  1. 金属板を曲げ加工した後の曲げ加工部に対して適用し、該曲げ加工部の疲労き裂の進展を抑制する金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法であって、
    前記曲げ加工部の谷線方向に沿って前記金属板の板厚以上の間隔を空けて、前記谷線方向に直交する方向に、少なくとも前記曲げ加工部の曲げ内側における曲げ始点から曲げ終点までの範囲内に塑性ひずみを付与して圧縮残留応力を発生させることを特徴とする金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法。
  2. 前記圧縮残留応力は、打撃ピンを用いたニードルピーニング処理により前記曲げ加工部の曲げ内側に一連の打撃痕である圧痕帯を形成することにより発生させ、
    前記打撃ピンとして、その先端部の前記谷線方向に直交する断面における曲率半径が、前記曲げ加工部の曲率半径以下のものを用いることを特徴とする請求項1記載の金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法。
  3. 金属板を曲げ加工した曲げ加工部を有し、該曲げ加工部における疲労き裂の進展を抑制した自動車部品であって、
    前記曲げ加工部の谷線方向に沿って前記金属板の板厚以上の間隔を空けて、前記谷線方向に直交する方向に、少なくとも前記曲げ加工部の曲げ内側における曲げ始点から曲げ終点までの範囲内に打撃ピンとしてその先端部の前記谷線方向に直交する断面における曲率半径が前記曲げ加工部の曲率半径以下のものを用いたニードルピーニング処理による一連の打撃痕である圧痕帯を有することを特徴とする自動車部品。
JP2021181585A 2021-11-08 2021-11-08 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品 Active JP7205601B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021181585A JP7205601B1 (ja) 2021-11-08 2021-11-08 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品
KR1020247014098A KR20240064740A (ko) 2021-11-08 2022-07-22 금속판의 굽힘 가공부의 피로 균열 진전 억제 방법 및 자동차 부품
CN202280073210.6A CN118176085A (zh) 2021-11-08 2022-07-22 金属板的弯曲加工部的疲劳龟裂进展抑制方法及汽车部件
PCT/JP2022/028479 WO2023079800A1 (ja) 2021-11-08 2022-07-22 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021181585A JP7205601B1 (ja) 2021-11-08 2021-11-08 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7205601B1 true JP7205601B1 (ja) 2023-01-17
JP2023069591A JP2023069591A (ja) 2023-05-18

Family

ID=84923451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021181585A Active JP7205601B1 (ja) 2021-11-08 2021-11-08 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7205601B1 (ja)
KR (1) KR20240064740A (ja)
CN (1) CN118176085A (ja)
WO (1) WO2023079800A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225567A (ja) 1999-02-05 2000-08-15 Toyota Motor Corp 金属板のショットピーニング方法
JP2004169065A (ja) 2002-11-18 2004-06-17 Nippon Steel Corp 超音波衝撃処理による冷間加工部の強度向上方法およびその金属製品
US20080223099A1 (en) 2004-01-15 2008-09-18 Siemens Aktiengesellschaft Component With Compressive Residual Stresses, Process For Producing And Apparatus For Generating Compressive Residual Stresses
JP2010029897A (ja) 2008-07-28 2010-02-12 Nippon Steel Corp 溶接継手の疲労特性改善打撃処理方法及びその疲労特性改善打撃処理装置並びに耐疲労特性に優れた溶接構造物
JP2011127801A (ja) 2009-12-16 2011-06-30 Daikin Industries Ltd 空気調和機用熱交換器の製造方法及び空気調和機用熱交換器
JP5811284B2 (ja) 2012-09-10 2015-11-11 日産自動車株式会社 自動マニュアルトランスミッション搭載車のアイドルストップ制御装置
JP2016107310A (ja) 2014-12-08 2016-06-20 トヨタ自動車株式会社 ショットピーニング方法
JP2020131232A (ja) 2019-02-19 2020-08-31 Jfeスチール株式会社 曲げ加工方法
JP2021045783A (ja) 2019-09-20 2021-03-25 ジヤトコ株式会社 プレス用金型およびワークの製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133864A (en) * 1976-05-04 1977-11-09 Nippon Electric Co Mold for vvbend processing of metal plate material
JPS5811284B2 (ja) * 1979-04-17 1983-03-02 安田 克彦 深絞り成形方法
JPH01259118A (ja) * 1988-04-07 1989-10-16 Toyota Motor Corp プレス成形用粗材
JPH04182033A (ja) * 1990-11-16 1992-06-29 Nisshin Steel Co Ltd 薄肉管製造装置
JPH08117879A (ja) * 1994-08-29 1996-05-14 Toyota Motor Corp プレス加工方法
JP4441641B1 (ja) 2008-11-25 2010-03-31 国立大学法人名古屋大学 鋼構造物の疲労き裂補修方法
JP2018051608A (ja) 2016-09-29 2018-04-05 新日鐵住金株式会社 コイニング加工方法、バーリング加工品のコイニング装置及び金属部品
JP7066315B2 (ja) 2016-09-29 2022-05-13 日本製鉄株式会社 バーリング加工装置、バーリング加工方法、金属部品の製造方法、バーリング加工品及び金属部品

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225567A (ja) 1999-02-05 2000-08-15 Toyota Motor Corp 金属板のショットピーニング方法
JP2004169065A (ja) 2002-11-18 2004-06-17 Nippon Steel Corp 超音波衝撃処理による冷間加工部の強度向上方法およびその金属製品
US20080223099A1 (en) 2004-01-15 2008-09-18 Siemens Aktiengesellschaft Component With Compressive Residual Stresses, Process For Producing And Apparatus For Generating Compressive Residual Stresses
JP2010029897A (ja) 2008-07-28 2010-02-12 Nippon Steel Corp 溶接継手の疲労特性改善打撃処理方法及びその疲労特性改善打撃処理装置並びに耐疲労特性に優れた溶接構造物
JP2011127801A (ja) 2009-12-16 2011-06-30 Daikin Industries Ltd 空気調和機用熱交換器の製造方法及び空気調和機用熱交換器
JP5811284B2 (ja) 2012-09-10 2015-11-11 日産自動車株式会社 自動マニュアルトランスミッション搭載車のアイドルストップ制御装置
JP2016107310A (ja) 2014-12-08 2016-06-20 トヨタ自動車株式会社 ショットピーニング方法
JP2020131232A (ja) 2019-02-19 2020-08-31 Jfeスチール株式会社 曲げ加工方法
JP2021045783A (ja) 2019-09-20 2021-03-25 ジヤトコ株式会社 プレス用金型およびワークの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN118176085A (zh) 2024-06-11
JP2023069591A (ja) 2023-05-18
WO2023079800A1 (ja) 2023-05-11
KR20240064740A (ko) 2024-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200276658A1 (en) Method for evaluating deformation limit, crack prediction method, and method for designing press die
US20090155615A1 (en) Designed orientation for welded automotive structural components made of press hardened steel
US8894080B2 (en) Press-forming method of tubular part having cross section of irregular shape, and tubular part having cross section of irregular shape formed by the press-forming method
KR100676333B1 (ko) 초음파 충격 처리에 의한 냉간 가공부의 강도 향상 방법 및파괴 인성 및 피로 강도가 높은 금속 제품
JP4959605B2 (ja) プレス成形方法およびプレス成形用素板
JP7205601B1 (ja) 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品
JP7251605B1 (ja) 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品
JP7327313B2 (ja) 金属板の遅れ破壊特性評価方法、及びプレス部品の製造方法
WO2016121358A1 (ja) プレス成形品、並びにそのプレス成形品の製造方法及び製造設備列
KR102604480B1 (ko) 블랭크 및 구조 부재
CN118302260A (en) Fatigue crack growth suppression method for bending processed portion of metal plate and automobile part
JP7205520B2 (ja) プレス部品の製造方法及びプレス成形用の金属板
JP2020131232A (ja) 曲げ加工方法
US9573247B2 (en) Shot peening method
US20220234089A1 (en) Pressed component manufacturing method
JP4510572B2 (ja) 疲労特性に優れた打ち抜き端面を有する自動車用部品の製造方法
JPH08238526A (ja) 曲げ部分の疲労特性の優れた小径電縫鋼管の製造方法
JP7156340B2 (ja) 金属板の曲げ加工方法
RU2749788C1 (ru) Способ формообразования металлической заготовки детали из плит
Liewald et al. Chances and risks when using high strength steel sheets in structural parts of modern car bodies
Yamaguchi et al. Fatigue crack propagating behavior from inner surface crack on bent sheet of ultra-high strength steel
JP2024028215A (ja) プレス部品の製造方法、プレス加工用の金属板、及びその製造方法
KR20230003551A (ko) 프레스 성형 방법
JP2023049487A (ja) サスペンション部品の製造方法
JP2005034906A (ja) 鋼板の耐デント性の向上方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221012

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20221012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7205601

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150