JPS5811284B2 - 深絞り成形方法 - Google Patents

深絞り成形方法

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JPS5811284B2
JPS5811284B2 JP54047504A JP4750479A JPS5811284B2 JP S5811284 B2 JPS5811284 B2 JP S5811284B2 JP 54047504 A JP54047504 A JP 54047504A JP 4750479 A JP4750479 A JP 4750479A JP S5811284 B2 JPS5811284 B2 JP S5811284B2
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JP
Japan
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blank
deep drawing
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drawing method
cup
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JP54047504A
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JPS55139126A (en
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安田克彦
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、深絞り成形方法に関し、成形されたカップの
耳の発生を少なくシ、材料の歩留りを高めることを目的
とする新規な深絞り成形方法を提供せんとするものであ
る。
従来、深絞り加工では、第2図に示すように、耳5が生
じるので、製品の有効深さHを確保するためにブランク
を製品の表面積よりも大きくせねばならず、材料の歩留
りが悪い。
そして、その耳の発生原因はブランクの組織が一様に連
続した選択方位組織であることにあるのが知られている
本発明方法は、その耳の発生を少なくし、材料の歩留り
を高めるために、ブランクの一部、すなわち、ブランク
の中央部から変形による板厚増加の大きい方角で絞り成
形後の周壁部に相当する部位に、その部位の機械的性質
を変更させる変質処理を局部的に行った後、深絞り加工
機で深絞り成形する手順で構成された方法である。
以下、本発明方法の実施手順例を図面に基づき説明する
第1図乃至第4図は円筒深絞り成形方法の実施手順例を
示し、符号1は円板状の圧延鉄板よりなるブランクであ
り、1度に複数枚用意される。
このブランク1は第1図の矢印方向に圧延されたもので
ある。
このブランク1の異方性ないし方向性は、1枚のブラン
ク1をそのまま深絞り成形機(図外)にかけて深絞り成
形してでき上ったカップ6により確認される。
第2図はそのカップ6を示し、この例では、ブランク1
の中央部2から圧延方向及びこれに直角な方向の各部位
3の変形による板厚増加が小さく、圧延方向に対し45
°、13°、5°、225°および315°の各方角の
部位4の変形による板厚増加の大きいことが確認できた
なお、この板厚増加の大きい方向は、ブランクの材質に
より個有のものであり、ブランク素材の金属組織により
決定されるものである。
ブランク1の異方性ないし方向性を確認した後、第3図
に示すように、残りのブランク1の中央部2から圧延方
向に対して45°、135°、225゜および315°
の方角で、成形後のカップ周壁に相当する各部位4を適
宜方法により局部的に加熱して当該部位の機械的性質を
変更する変質処■線部位)7を行い、ブランク1の組織
を局部的に変質させ、ブランク1の機械的性質を局部的
に変える。
その後、深絞り加工機で変質処理7済のブランク1を深
絞り成形してカップ8を造る。
第4図はその結果得られたカップ8を示し、第2図のも
のに比べて耳5の高さhが低くなっていることが班著に
示されている。
これは、熱処理を施こすと、材料によっては熱処理部が
素材より軟かくなる場合と、硬くなる場合とがあるが、
局部的に硬くなった場合には、その部分での変形能が減
少することから、成形時に周囲材料の流れ込み現象が阻
止されて熱処理部での板厚増加をなくし、又、局部的に
軟化する場合にはその部分での変形能が増して長さ方向
への変形が容易となることから、成形時に熱処理を施こ
した部分の材料は耳の発生する方向での材料に近い長さ
方向の変形を行い、周囲材料は一旦、熱処理を施こした
部分に流れ込もうとする変形を生じるが、長さ方向に変
形が進んだ軟質部に再びひき上げられる状態となること
から、熱処理部での板厚増加をなくすことによる。
第4図は、0.007%程度の極低炭素の5US430
にチタンを0.34%程度含有させた圧延板材よりなる
円板状のブランク1を円筒深絞りした結果を示す。
この場合、ブランク1は異方性ないし方向性を示し、前
記部位4に熱処理の1例としてビード溶接によりブラン
クを局部的に溶融させた後に凝固させ、その部位4での
金属組織を変化させることにより、その部位4の機械的
性質を他の部位2・3と異ならせ、その後深絞り成形さ
れている。
第2図は同じ素材を変質処理せずに深絞りしたものであ
り、これと第4図とを比較すれば、第4図のカップの方
が耳5が低く、有効深さIが深いことが明らかに示され
ている。
本発明方法は、上述のとおり、ブランクの機械的性質を
変更する変質処理によりブランクの組織ないし機械的性
質の一様性を局部的に破り、ブランクの素材が有する異
方性ないし方向性を減殺ないし解消させてから深絞りを
行なうので、耳の発生が少なく、所望の形状に近い成形
品が得られるうえ、材料の歩留りを高くできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の実施手順例を示し、第1図はブラン
クの平面図、第2図は変質処理しないブランクから造っ
たカップの側面図、第3図は変質処理したブランクの平
面図、第4図は変質処理したブランクから造ったカップ
の側面図である。 1……ブランク、2五…中央部、3……変形による板厚
増加の小さい部位、4……変形による板厚増加の大きい
部位、5……耳、6・8……カツスフ……変質処理、H
……有効深さ、h……耳の高さ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 選択方位組織をもつ金属板よりなるブランクの中央
    部から金属板の組織により決定される変形による板厚増
    加の大きい方角で絞り成形後の周壁部に相当する部位に
    、この部位の機械的性質を変更させる熱処理を行ない、
    その後、深絞り加工機で深絞り成形する手順からなる深
    絞り成形方法。 2 ブランクの上記部位にビード溶接を施こすことによ
    り、その部位の機械的性質を変更するようにした特許請
    求の範囲第1項の深絞り成形方法。
JP54047504A 1979-04-17 1979-04-17 深絞り成形方法 Expired JPS5811284B2 (ja)

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JPS55139126A JPS55139126A (en) 1980-10-30
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505364A (ja) * 2009-09-21 2013-02-14 アペラム 機械抵抗の局所変化を有するステンレス鋼
WO2023079800A1 (ja) * 2021-11-08 2023-05-11 Jfeスチール株式会社 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013505364A (ja) * 2009-09-21 2013-02-14 アペラム 機械抵抗の局所変化を有するステンレス鋼
WO2023079800A1 (ja) * 2021-11-08 2023-05-11 Jfeスチール株式会社 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品
JP2023069591A (ja) * 2021-11-08 2023-05-18 Jfeスチール株式会社 金属板の曲げ加工部の疲労き裂進展抑制方法及び自動車部品

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JPS55139126A (en) 1980-10-30

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