JP2636315B2 - 焼結鍛造時のワーク冷却防止方法 - Google Patents
焼結鍛造時のワーク冷却防止方法Info
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- JP2636315B2 JP2636315B2 JP63070136A JP7013688A JP2636315B2 JP 2636315 B2 JP2636315 B2 JP 2636315B2 JP 63070136 A JP63070136 A JP 63070136A JP 7013688 A JP7013688 A JP 7013688A JP 2636315 B2 JP2636315 B2 JP 2636315B2
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- Japan
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- work
- forging
- forged
- forging die
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J1/00—Preparing metal stock or similar ancillary operations prior, during or post forging, e.g. heating or cooling
- B21J1/06—Heating or cooling methods or arrangements specially adapted for performing forging or pressing operations
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J5/00—Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
- B21J5/02—Die forging; Trimming by making use of special dies ; Punching during forging
- B21J5/025—Closed die forging
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加熱したワークを鍛造用金型内に装入して
鍛造処理を施す際に、該ワークの温度低下を防止する焼
結鍛造時のワーク冷却防止方法に関する。
鍛造処理を施す際に、該ワークの温度低下を防止する焼
結鍛造時のワーク冷却防止方法に関する。
一般に、焼結鍛造法は、焼結体を鍛造温度に加熱して
鍛造用金型を用いて熱間鍛造することにより、鍛造品を
得るものであり、表面の仕上りが良好な製品を製造でき
るという利点を有している。
鍛造用金型を用いて熱間鍛造することにより、鍛造品を
得るものであり、表面の仕上りが良好な製品を製造でき
るという利点を有している。
ところで、上記加熱した焼結体を鍛造用金型内に装入
した場合、この焼結体(ワーク)の下面がまず鍛造用金
型の下パンチに接触するために、この焼結体の下面部の
温度が低下する。この結果、焼結体の各部において温度
差が生じるため、鍛造後の寸法精度、及び鍛造圧力が変
動するという問題が発生する。
した場合、この焼結体(ワーク)の下面がまず鍛造用金
型の下パンチに接触するために、この焼結体の下面部の
温度が低下する。この結果、焼結体の各部において温度
差が生じるため、鍛造後の寸法精度、及び鍛造圧力が変
動するという問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、鍛造のために加熱したワークを鍛造
用金型内に装入する際に、ワークの、下パンチに接触す
る部分の温度低下を極力抑制でき、鍛造後の製品の寸法
精度を向上させることができると共に、鍛造時の鍛造圧
力を低減させることができる焼結鍛造時のワーク冷却防
止方法を提供することにある。
的とするところは、鍛造のために加熱したワークを鍛造
用金型内に装入する際に、ワークの、下パンチに接触す
る部分の温度低下を極力抑制でき、鍛造後の製品の寸法
精度を向上させることができると共に、鍛造時の鍛造圧
力を低減させることができる焼結鍛造時のワーク冷却防
止方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、鍛造用金型内
に装入するワークの下面にあらかじめ上記鍛造用金型の
下パンチに接触して該ワークを支持しかつ該ワークから
該下パンチへの温度伝達を抑制するための突起部を形成
しておき、上記ワークを上記鍛造用金型によって鍛造す
ることにより、上記突起部を押しつぶして所望の形状の
鍛造体を得るものである。
に装入するワークの下面にあらかじめ上記鍛造用金型の
下パンチに接触して該ワークを支持しかつ該ワークから
該下パンチへの温度伝達を抑制するための突起部を形成
しておき、上記ワークを上記鍛造用金型によって鍛造す
ることにより、上記突起部を押しつぶして所望の形状の
鍛造体を得るものである。
本発明の焼結鍛造時のワーク冷却防止方法にあって
は、ワークの下面に形成した突起部によって、鍛造用金
型の下パンチ上にワークを支持載置して、ワークの下面
部の温度伝達を抑制することによりこの下面部の温度低
下を防止し、かつ上記突起部を鍛造によって押しつぶす
ことによってワーク内に取り込んで鍛造体とする。
は、ワークの下面に形成した突起部によって、鍛造用金
型の下パンチ上にワークを支持載置して、ワークの下面
部の温度伝達を抑制することによりこの下面部の温度低
下を防止し、かつ上記突起部を鍛造によって押しつぶす
ことによってワーク内に取り込んで鍛造体とする。
以下、第1図ないし第4図に基づいて本発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
第1図は焼結鍛造を行なうワークの一例を示す断面図
であり、この図において符号1は焼結された環状体であ
り、この環状体1の下面には突起部2が形成されてい
る。そして、この突起部2はリング状のものでもよく、
また周方向に等間隔に点在している複数個(例えば3
個)の突起でもよい。
であり、この図において符号1は焼結された環状体であ
り、この環状体1の下面には突起部2が形成されてい
る。そして、この突起部2はリング状のものでもよく、
また周方向に等間隔に点在している複数個(例えば3
個)の突起でもよい。
上記のように構成されたワーク3を熱間鍛造する鍛造
用金型としては、例えば、第2図ないし第4図に示すよ
うに、リング状の鍛造体4の外周面を形成するダイス5
と、このダイス5の透孔6に嵌め込まれ、かつ上記鍛造
体4の上面及び下面をそれぞれ形成する上パンチ7及び
下パンチ8と、これらのパンチ7,8の中心孔9,10に下方
から挿し込まれ、かつ鍛造体4の内周面を形成するコア
ロッド11とから構成されたものを用いる。
用金型としては、例えば、第2図ないし第4図に示すよ
うに、リング状の鍛造体4の外周面を形成するダイス5
と、このダイス5の透孔6に嵌め込まれ、かつ上記鍛造
体4の上面及び下面をそれぞれ形成する上パンチ7及び
下パンチ8と、これらのパンチ7,8の中心孔9,10に下方
から挿し込まれ、かつ鍛造体4の内周面を形成するコア
ロッド11とから構成されたものを用いる。
次に、上記鍛造用金型を用いて、上記ワーク3から鍛
造体4を製造する場合には、まず、上記ワーク3を所定
温度(約1000℃)に加熱した後に、第2図に示すよう
に、型開き状態の鍛造用金型の下パンチ8上にワーク3
を載置する。この時、ワーク3はその突起部2を下にし
て下パンチ8上に載置することにより、加熱されたワー
ク3から下パンチ8を伝わって逃げる熱が極力抑制され
てワーク3の温度低下が防止される。
造体4を製造する場合には、まず、上記ワーク3を所定
温度(約1000℃)に加熱した後に、第2図に示すよう
に、型開き状態の鍛造用金型の下パンチ8上にワーク3
を載置する。この時、ワーク3はその突起部2を下にし
て下パンチ8上に載置することにより、加熱されたワー
ク3から下パンチ8を伝わって逃げる熱が極力抑制され
てワーク3の温度低下が防止される。
次いで、第3図に示すように、上パンチ7を下降させ
て、上記ワーク3を、上下パンチ7,8間に挾んで押圧し
て鍛造を開始する。この場合、ワーク3は焼結品である
ので、比較的低い鍛造圧力により、上記突起部2は容易
に押しつぶされて上記ワーク3の下面部は平面状とな
り、第4図に示すように、リング状の鍛造体4が製造さ
れる。
て、上記ワーク3を、上下パンチ7,8間に挾んで押圧し
て鍛造を開始する。この場合、ワーク3は焼結品である
ので、比較的低い鍛造圧力により、上記突起部2は容易
に押しつぶされて上記ワーク3の下面部は平面状とな
り、第4図に示すように、リング状の鍛造体4が製造さ
れる。
このようにして、円滑に鍛造体4が焼結鍛造される
が、この際、上述したように、ワーク3の下面に形成さ
れた突起部2により、温度低下を防止できるから、ワー
ク3の各部の温度が均一に保持でき、従って、鍛造後の
鍛造体4の寸法精度が向上し、かつ鍛造時の鍛造圧力も
低減させることができた。
が、この際、上述したように、ワーク3の下面に形成さ
れた突起部2により、温度低下を防止できるから、ワー
ク3の各部の温度が均一に保持でき、従って、鍛造後の
鍛造体4の寸法精度が向上し、かつ鍛造時の鍛造圧力も
低減させることができた。
以上説明したように、本発明は、鍛造用金型内に装入
するワークの下面にあらかじめ上記鍛造用金型の下パン
チに接触して該ワークを支持しかつ該ワークから該下パ
ンチへの温度伝達を抑制するための突起部を形成してお
き、上記ワークを上記鍛造用金型によって鍛造すること
により、上記突起部を押しつぶして所望の形状の鍛造体
を得るものであるから、上記突起部によって、鍛造用金
型の下パンチ上にワークを支持載置して、ワークの下面
部の温度伝達を抑制することによりこの下面部の温度低
下を防止し、かつ上記突起部を鍛造によって押しつぶす
ことによってワーク内に取り込んで鍛造体とすることに
より、鍛造後の製品の寸法精度を向上させることができ
ると共に、鍛造時の鍛造圧力を低減させることができる
という優れた効果を有する。
するワークの下面にあらかじめ上記鍛造用金型の下パン
チに接触して該ワークを支持しかつ該ワークから該下パ
ンチへの温度伝達を抑制するための突起部を形成してお
き、上記ワークを上記鍛造用金型によって鍛造すること
により、上記突起部を押しつぶして所望の形状の鍛造体
を得るものであるから、上記突起部によって、鍛造用金
型の下パンチ上にワークを支持載置して、ワークの下面
部の温度伝達を抑制することによりこの下面部の温度低
下を防止し、かつ上記突起部を鍛造によって押しつぶす
ことによってワーク内に取り込んで鍛造体とすることに
より、鍛造後の製品の寸法精度を向上させることができ
ると共に、鍛造時の鍛造圧力を低減させることができる
という優れた効果を有する。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図はワーク(焼結品)の一例を示す断面図、第2図
は型開時の鍛造用金型にワークを装入した状態を説明す
る断面図、第3図は鍛造開始時の鍛造用金型を説明する
断面図、第4図は鍛造完了時の鍛造用金型を説明する断
面図である。 2……突起部、3……ワーク、4……鍛造体、8……下
パンチ。
第1図はワーク(焼結品)の一例を示す断面図、第2図
は型開時の鍛造用金型にワークを装入した状態を説明す
る断面図、第3図は鍛造開始時の鍛造用金型を説明する
断面図、第4図は鍛造完了時の鍛造用金型を説明する断
面図である。 2……突起部、3……ワーク、4……鍛造体、8……下
パンチ。
Claims (1)
- 【請求項1】加熱したワークを鍛造用金型内に装入して
鍛造処理を施す際に、該ワークの温度低下を防止する焼
結鍛造時のワーク冷却防止方法において、上記鍛造用金
型内に装入するワークの下面にあらかじめ上記鍛造用金
型の下パンチに接触して該ワークを支持しかつ該ワーク
から該下パンチへの温度伝達を抑制するための突起部を
形成しておき、上記ワークを上記鍛造用金型によって鍛
造することにより、上記突起部を押しつぶして所望の形
状の鍛造体を得ることを特徴とする焼結鍛造時のワーク
冷却防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63070136A JP2636315B2 (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 焼結鍛造時のワーク冷却防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63070136A JP2636315B2 (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 焼結鍛造時のワーク冷却防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01242704A JPH01242704A (ja) | 1989-09-27 |
JP2636315B2 true JP2636315B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=13422851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63070136A Expired - Lifetime JP2636315B2 (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 焼結鍛造時のワーク冷却防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2636315B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0716750B2 (ja) * | 1986-05-21 | 1995-03-01 | 三菱マテリアル株式会社 | 焼結体の表面の矯正方法 |
-
1988
- 1988-03-24 JP JP63070136A patent/JP2636315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01242704A (ja) | 1989-09-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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R250 | Receipt of annual fees |
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R250 | Receipt of annual fees |
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