JP7205100B2 - アンダーコート剤及びフィルム - Google Patents

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Description

本開示は、アンダーコート剤及びフィルムに関する。
フィルムの製造方法として、基剤表面にアンダーコート剤を塗布し、アンダーコート層を設ける方法が公知である。そして、基材の種類に応じて、各種のアンダーコート剤が開発されている。
特許文献1(特開2011-195835号公報)は、ポリアジリジン化合物を含むアンダーコート剤を開示する。
特開2011-195835号公報
上述したアンダーコート剤は、無機薄膜と基材との間に設けるアンダーコート層を製造するためのものである。近年、活性エネルギー線硬化性樹脂と基材との間に設けるアンダーコート層を製造するためのアンダーコート剤が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、耐ブロッキング性に優れ、初期及び耐湿熱性試験後において活性エネルギー線硬化性樹脂及び基材との層間密着性に優れたアンダーコート剤を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー、水酸基含有ポリ(メタ)アクリレート、ポリイソシアネート、及び光重合開始剤がアンダーコート剤に含まれることにより、上記課題が解決されることを見出した。
本開示により以下の項目が提供される。
(項目1)
水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A)、
水酸基含有ポリ(メタ)アクリレート(B)、及び
ポリイソシアネート(C)
を含む、アンダーコート剤。
(項目2)
光重合開始剤(D)を含む、上記項目に記載のアンダーコート剤。
(項目3)
前記水酸基含有ポリ(メタ)アクリレート(B)が、水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレートである、上記項目のいずれか1項に記載のアンダーコート剤。
(項目4)
前記水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)と前記水酸基含有ポリ(メタ)アクリレート(B)との固形分質量比((A)/(B))が、97/3~5/95である、上記項目のいずれか1項に記載のアンダーコート剤。
(項目5)
前記ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基当量と前記水酸基含有ポリ(メタ)アクリルポリマー(A)の水酸基当量との比(NCO/OH)が、0.05~2である、上記項目のいずれか1項に記載のアンダーコート剤。
(項目6)
フィルムの少なくとも片面に上記項目のいずれか1項に記載のアンダーコート剤の硬化物を含むアンダーコート剤硬化物層が積層している、フィルム。
(項目7)
前記アンダーコート剤硬化物層に活性エネルギー線硬化性樹脂硬化物層が積層している、上記項目に記載のフィルム。
本開示において、上述した1または複数の特徴は、明示された組み合わせに加え、さらに組み合わせて提供され得る。
上記アンダーコート剤は、耐ブロッキング性に優れ、初期及び耐湿熱性試験後において活性エネルギー線硬化性樹脂及び基材との層間密着性に優れる。
本開示の全体にわたり、各物性値、含有量等の数値の範囲は、適宜(例えば下記の各項目に記載の上限及び下限の値から選択して)設定され得る。具体的には、数値αについて、数値αの上限がA1、A2、A3等が例示され、数値αの下限がB1、B2、B3等が例示される場合、数値αの範囲は、A1以下、A2以下、A3以下、B1以上、B2以上、B3以上、A1~B1、A1~B2、A1~B3、A2~B1、A2~B2、A2~B3、A3~B1、A3~B2、A3~B3等が例示される。
[アンダーコート剤]
本開示は、水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A)、水酸基含有ポリ(メタ)アクリレート(B)、及びポリイソシアネート(C)を含む、アンダーコート剤を提供する。
本開示において「(メタ)アクリル」は「アクリル及びメタクリルからなる群より選択される少なくとも1つ」を意味する。同様に「(メタ)アクリレート」は「アクリレート及びメタクリレートからなる群より選択される少なくとも1つ」を意味する。また「(メタ)アクリロイル」は「アクリロイル及びメタクリロイルからなる群より選択される少なくとも1つ」を意味する。
<水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A):(A)成分ともいう>
本開示において、「水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー」は、水酸基非含有アルキル(メタ)アクリレート(a1)由来の構成単位及び水酸基含有アルキル(メタ)アクリレート(a2)由来の構成単位を含む共重合体である。上記アンダーコート剤において、水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A)は2種以上を併用してもよい。
(水酸基非含有アルキル(メタ)アクリレート(a1):(a1)成分ともいう)
(a1)成分は、下記構造式(a1)
Figure 0007205100000001
(式中、Ra1は水素原子、又はメチル基であり、Ra2は直鎖アルキル基、分岐アルキル基、又はシクロアルキル基である。)
で表わされる。(a1)成分は、各種公知のものが特に制限なく使用され得る。(a1)成分は、2種以上を併用してもよい。
アルキル基は、直鎖アルキル基、分岐アルキル基等が例示される。
直鎖アルキル基は、-C2n+1(nは1以上の整数)の一般式で表される。直鎖アルキル基は、メチル基、エチル基、プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デカメチル基等が例示される。
分岐アルキル基は、直鎖アルキル基の少なくとも1つの水素がアルキル基によって置換された基である。分岐アルキル基は、ジエチルペンチル基、トリメチルブチル基、トリメチルペンチル基、トリメチルヘキシル基等が例示される。
シクロアルキル基は、単環シクロアルキル基、架橋環シクロアルキル基、縮合環シクロアルキル基等が例示される。
単環シクロアルキル基は、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロデシル基、3,5,5-トリメチルシクロヘキシル基等が例示される。
架橋環シクロアルキル基は、トリシクロデシル基、アダマンチル基、ノルボルニル基等が例示される。
縮合環シクロアルキル基は、ビシクロデシル基等が例示される。
水酸基非含有アルキル(メタ)アクリレート(a1)は、水酸基非含有直鎖アルキル(メタ)アクリレート、水酸基非含有分岐アルキル(メタ)アクリレート、水酸基非含有シクロアルキル(メタ)アクリレート等が例示される。
水酸基非含有直鎖アルキル(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n-プロピル、(メタ)アクリル酸n-ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸イコシル、(メタ)アクリル酸ドコシル等が例示される。
水酸基非含有分岐アルキル(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸sec-ブチル、(メタ)アクリル酸tert-ブチル、(メタ)アクリル酸2-エチルヘキシル等が例示される。
水酸基非含有シクロアルキル(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリル酸シクロペンチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロペンタニル、(メタ)アクリル酸イソボルニル等が例示される。
これらの中でも、アンダーコート剤においてレベリング性、密着性に寄与することから、アルキル基の炭素数が1~20程度のアルキル(メタ)アクリレートが好ましい。また、アルキル基の炭素数が異なる(a1)成分を併用することによって、(A)成分のガラス転移温度等の物性が調節可能となる。
(A)成分の全構成単位100モル%に占める(a1)成分由来の構成単位の含有量の上限は、98、95、90、85、80、75、70、65モル%等が例示され、下限は、95、90、85、80、75、70、65、62モル%等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の全構成単位100モル%に占める(a1)成分由来の構成単位の含有量の範囲は62~98モル%程度が好ましい。
(A)成分の全構成単位100質量%に占める(a1)成分由来の構成単位の含有量の上限は、98、95、90、85、80、75、70質量%等が例示され、下限は、95、90、85、80、75、70、65質量%等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の全構成単位100質量%に占める(a1)成分由来の構成単位の含有量の範囲は65~98質量%程度が好ましい。
(水酸基含有アルキル(メタ)アクリレート(a2):(a2)成分ともいう)
(a2)成分は、下記構造式(a2)
Figure 0007205100000002
(式中、Ra3は水素原子、又はメチル基であり、Ra4は直鎖アルキレン基、分岐アルキレン基、又はシクロアルキレン基である。)
で表わされる。(a2)成分は、各種公知のものが特に制限なく使用され得る。(a2)成分は、2種以上を併用してもよい。
水酸基含有アルキル(メタ)アクリレート(a2)は、水酸基含有直鎖アルキル(メタ)アクリレート、水酸基含有分岐アルキル(メタ)アクリレート、水酸基含有シクロアルキル(メタ)アクリレート等が例示される。アンダーコート剤のポットライフ等の観点から、ヒドロキシアルキル基の炭素数が1~4程度のものが好ましい。
水酸基含有直鎖アルキル(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸4-ヒドロキシブチル等が例示される。
水酸基含有分岐アルキル(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3-ヒドロキシブチル等が例示される。
水酸基含有シクロアルキル(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリル酸ヒドロキシシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸4-(ヒドロキシメチル)シクロヘキシルメチル等が例示される。
(A)成分の全構成単位100モル%に占める(a2)成分由来の構成単位の含有量の上限は、38、35、30、25、20、15、10、5、2.5モル%等が例示され、下限は、35、30、25、20、15、10、5、2.5、1.5モル%等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の全構成単位100モル%に占める(a2)成分由来の構成単位の含有量の範囲は1.5~38モル%程度が好ましい。
(A)成分の全構成単位100質量%に占める(a2)成分由来の構成単位の含有量の上限は、35、30、25、20、15、10、5、2.5質量%等が例示され、下限は、30、25、20、15、10、5、2.5、2質量%等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の全構成単位100質量%に占める(a2)成分由来の構成単位の含有量の範囲は2~35質量%程度が好ましい。
(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a2)成分由来の構成単位との物質量比((a1)mol/(a2)mol)の上限は、57、50、40、30、20、10、5、2等が例示され、下限は、55、50、40、30、20、10、5、2、1.6等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a2)成分由来の構成単位との物質量比((a1)mol/(a2)mol)は、1.6~57程度が好ましい。
(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a2)成分由来の構成単位との質量比((a1)mass/(a2)mass)の上限は、49、40、30、20、10、5、2等が例示され、下限は、45、40、30、20、10、5、2、1.8等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a2)成分由来の構成単位との質量比((a1)mass/(a2)mass)は、1.8~49程度が好ましい。
((a1)成分及び(a2)成分以外のモノマー(a3):(a3)成分ともいう)
(A)成分を製造する際には、(a1)成分及び(a2)成分のいずれにも該当しないモノマー(a3)を用いてもよい。(a3)成分は、2種以上を併用してもよい。(A)成分を製造する際に(a3)成分を用いる場合、(A)成分には、(a3)成分由来の構成単位としてポリマー内に組み込まれる。
(a3)成分は、(メタ)アクリル酸、2-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、3-カルボキシプロピル(メタ)アクリレート、4-カルボキシブチル(メタ)アクリレート、3-ブテン酸、4-ペンテン酸、5-ヘキセン酸、マレイン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、フマル酸及びイタコン酸等のα,β-不飽和カルボン酸;
グリシジル(メタ)アクリレート、β-メチルグリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有(メタ)アクリレート;
スチレン、α-メチルスチレン及びt-ブチルスチレン等のスチレン類;
2,4,4-トリメチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ブテン、3-メチル-1-ペンテン、1-ヘキセン、ビニルシクロヘキサン及び2-メチルビニルシクロヘキサン等のα-オレフィン;
(メタ)アリルアルコール、4-ペンテン-1-オール、1-メチル-3-ブテン-1-オール及び5-ヘキセン-1-オール等の不飽和アルコール;
(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル及び(メタ)アクリル酸4-メチルベンジル等のアリール(メタ)アクリレート;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート及びそれらの塩;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド及びジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド及びそれらの塩;
N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド、2-(メタ)アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、2-(メタ)アクリルアミド-2-メチルプロパンカルボン酸及びそれらの塩等の連鎖移動性モノマー;
(メタ)アクリロニトリル及びメタクリロニトリル等のアクリロニトリル;
(メタ)アクリルアミド、N-メチロール(メタ)アクリルアミド等のアクリルアミド;
ビニルアミン、(メタ)アクリル酸アミノエチル、アリルメルカプタン及びグリシジル(メタ)アクリレート等の上記以外の単官能性モノマー;
メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルアミド及びヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド等のビス(メタ)アクリルアミド;
エチレングリコールジ(メタ)アクリルエステル及びジエチレングリコールジ(メタ)アクリルエステル等のジ(メタ)アクリルエステル;アジピン酸ジビニル及びセバシン酸ジビニル等のジビニルエステル;
ジアリルジメチルアンモニウム、ジアリルフタレート、ジアリルクロレンデート及びジビニルベンゼン等の上記以外の二官能性モノマー;
1,3,5-トリアクリロイルヘキサヒドロ-S-トリアジン、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルアミン、トリアリルトリメリテート及びN,N-ジアリルアクリルアミド等の三官能性モノマー;
テトラメチロールメタンテトラアクリレート、テトラアリルピロメリテート及びN,N,N’,N’-テトラアリル-1,4-ジアミノブタン等の四官能性モノマー
等が例示される。
(A)成分の全構成単位100モル%に占める(a3)成分由来の構成単位の含有量の上限は、13、10、9、5、4、1モル%等が例示され、下限は、12、10、9、5、4、1、0モル%等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の全構成単位100モル%に占める(a3)成分由来の構成単位の含有量の範囲は0~13モル%程度が好ましい。
(A)成分の全構成単位100質量%に占める(a3)成分由来の構成単位の含有量の上限は、10、9、5、4、1モル%等が例示され、下限は、9、5、4、1、0モル%等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の全構成単位100質量%に占める(a3)成分由来の構成単位の含有量の範囲は0~10質量%程度が好ましい。
(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との物質量比((a3)mol/(a1)mol)の上限は、0.22、0.20、0.15、0.10、0.05等が例示され、下限は、0.20、0.15、0.10、0.05、0等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との物質量比((a3)mol/(a1)mol)は、0~0.22程度が好ましい。
(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との質量比((a3)mass/(a1)mass)の上限は、0.19、0.15、0.10、0.05等が例示され、下限は、0.15、0.10、0.05、0等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分中の(a1)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との質量比((a3)mass/(a1)mass)は、0~0.19程度が好ましい。
(A)成分中の(a2)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との物質量比((a3)mol/(a2)mol)の上限は、8.0、7.0、6.0、5.0、4.0、3.0、2.0、1.0、0.5等が例示され、下限は、7.5、7.0、6.0、5.0、4.0、3.0、2.0、1.0、0.5、0等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分中の(a2)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との物質量比((a3)mol/(a2)mol)は、0~8.0程度が好ましい。
(A)成分中の(a2)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との質量比((a3)mass/(a2)mass)の上限は、5.0、4.0、3.0、2.0、1.0、0.5等が例示され、下限は、4.5、4.0、3.0、2.0、1.0、0.5、0等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分中の(a2)成分由来の構成単位と(a3)成分由来の構成単位との質量比((a3)mass/(a2)mass)は、0~5.0程度が好ましい。
(A)成分は、各種公知の方法で製造され得る。(A)成分の製造方法は、(a1)成分及び(a2)成分、並びに必要に応じて(a3)成分を、無溶媒下又は有機溶媒中で、重合開始剤の存在下、80~180℃程度において、1~10時間程度共重合反応させる方法等が例示される。(A)成分を製造する際に用いられる有機溶媒及び重合開始剤は、後述のもの等が例示される。
(A)成分のガラス転移温度の上限は、100、90、80、70、60、50、40、35℃等が例示され、下限は、95、90、80、70、60、50、40、35、30、20℃等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分のガラス転移温度は20~100℃程度が好ましく、30~80℃程度がより好ましい。ガラス転移温度は市販の測定器具(例えば製品名「DSC8230B」、理学電機(株)製)を用いて測定される。
(A)成分の水酸基当量の上限は、2.7、2.5、2.0、1.8、1.5、1.0、0.5、0.25meq/g等が例示され、下限は、2.5、2.0、1.8、1.5、1.0、0.5、0.25、0.17meq/g等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の水酸基当量は0.17~2.7meq/g程度が好ましく、0.5~1.8meq/g程度がより好ましい。本開示において、水酸基当量は固形1g中に存在する水酸基の物質量である。
(A)成分の水酸基価(主剤固形)の上限は、150、140、130、120、110、100、90、80、70、60、50、40、30、20、15mgKOH/g等が例示され、下限は、140、130、120、110、100、90、80、70、60、50、40、30、20、15、10mgKOH/g等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の水酸基価(主剤固形)は10~150mgKOH/g程度が好ましく、30~100mgKOH/g程度がより好ましい。
本開示において、水酸基価は、例えば、JIS K1557-1に準拠する方法により測定される。
(A)成分の酸価の上限は、0.4、0.3、0.2、0.18、0.1、0.09、0.05meq/g等が例示され、下限は、0.35、0.3、0.2、0.18、0.1、0.09、0.05、0.04meq/g等が例示される。1つの実施形態において、(A)成分の酸価は、特に硬化性を考慮すると、0.04~0.4meq/g程度が好ましく、0.09~0.18meq/g程度がより好ましい。酸価はJIS K0070に準拠する方法により測定される。
(A)成分の重量平均分子量(Mw)の上限は、100000、90000、80000、70000、60000、50000、40000、30000、20000、10000、5000、4000等が例示され、下限は、90000、80000、70000、60000、50000、40000、30000、20000、10000、5000、4000、3000等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤の耐ブロッキング性、初期密着性、及び耐湿熱密着性の観点より、(A)成分の重量平均分子量(Mw)は、3000~100000程度が好ましく、10000~80000程度がより好ましい。
(A)成分の数平均分子量(Mn)の上限は、100000、90000、80000、70000、60000、50000、40000、30000、20000、10000、5000、4000等が例示され、下限は、90000、80000、70000、60000、50000、40000、30000、20000、10000、5000、4000、3000等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤の耐ブロッキング性、初期密着性、及び耐湿熱密着性の観点より、(A)成分の数平均分子量(Mn)は、3000~100000程度が好ましく、10000~80000程度がより好ましい。
重量平均分子量及び数平均分子量は、市販のゲルパーミエーションクロマトグラフィー機器(例えば製品名「HLC-8220GPC」、東ソー(株)製)を用いて測定される。
(A)成分の分子量分布(Mw/Mn)の上限は、10、7.5、5、2.5、2等が例示され、下限は、9.5、7.5、5、2.5、2、1.5等が例示される1つの実施形態において、(A)成分の分子量分布(Mw/Mn)は、1.5~10程度が好ましい。
アンダーコート剤中の(A)成分の含有量の上限は、88、85、80、70、60、50、40、30、20、10、5質量%等が例示され、下限は、85、80、70、60、50、40、30、20、10、5、3質量%等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤中の(A)成分の含有量は、3~88質量%程度が好ましい。
<水酸基含有ポリ(メタ)アクリレート(B):(B)成分ともいう>
本開示において、「水酸基含有ポリ(メタ)アクリレート」は、水酸基を1個以上及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物を意味する。上記アンダーコート剤において、ポリ(メタ)アクリレート(B)は単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
水酸基含有ポリ(メタ)アクリレートは、水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレート、水酸基含有オリゴマーポリ(メタ)アクリレート等が例示される。
(水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレート)
本開示において、「水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレート」とは、水酸基を1個以上及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有するポリマーを意味する。
水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレートは、公知の手法を用いて製造され得る。ポリマーポリ(メタ)アクリレートの製造方法は、エポキシ基含有(メタ)アクリルコポリマーとα,β-不飽和カルボン酸とを反応させる方法等が例示される。エポキシ基含有(メタ)アクリレート、α,β-不飽和カルボン酸は、それぞれ上述したもの等が例示される。
エポキシ基含有(メタ)アクリルコポリマーは、公知の手法を用いて製造され得る。エポキシ基含有(メタ)アクリルコポリマーは、水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A)の製造において、水酸基含有アルキル(メタ)アクリレート(a2)の代わりに、エポキシ基含有(メタ)アクリレートを用いることで製造することにより製造され得る。
(水酸基含有オリゴマーポリ(メタ)アクリレート)
水酸基含有オリゴマーポリ(メタ)アクリレートは、水酸基含有(ポリ)ペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレート、水酸基含有(ポリ)トリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレート、水酸基含有グリセリンジ(メタ)アクリレート等が例示される。
(水酸基含有(ポリ)ペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレート)
水酸基含有(ポリ)ペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートは、構造式(1)
Figure 0007205100000003
(式中、mは0以上の整数であり、Rb1~Rb6は、それぞれ独立に水素原子、又は(メタ)アクリロイル基であり、かつRb1~Rb6の少なくとも2つが(メタ)アクリロイル基であり、Rb1~Rb6の少なくとも1つが水素原子である。なお、Rb3及びRb5は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。)
により示される化合物である。
本開示において「(ポリ)ペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレート」は、「ペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレート、及びポリペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートからなる群より選択される少なくとも1つ」を意味する。
また、「各構成単位ごとに基が異なっていてもよい」とは、例えば構造式(1)において、mが2であるとき、
Figure 0007205100000004
b3AとRb3Bとは異なる基であってよく、Rb5AとRb5Bとは異なる基であってよいことを意味する(以下同様)。
水酸基含有ペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートは、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等が例示される
水酸基含有ポリペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートは、ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート等が例示される。
(水酸基含有(ポリ)トリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレート)
(ポリ)トリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレートは、構造式(2)
Figure 0007205100000005
(式中、pは0以上の整数であり、Rb7~Rb10は水素原子、又は(メタ)アクリロイル基であり、かつRb7~Rb10の少なくとも2つが(メタ)アクリロイル基であり、Rb7~Rb10の少なくとも1つが水素原子である。なお、Rb9は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。)
により示される化合物である。
本開示において「(ポリ)トリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレート」は、「トリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレート、及びポリトリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレートからなる群より選択される少なくとも1つ」を意味する。
水酸基含有トリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレートトリメチロールプロパンポリ(メタ)アクリレートは、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート等が例示される。
水酸基含有ポリトリメチロールポリ(メタ)アクリレートは、ジトリメチロールジ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールトリ(メタ)アクリレート等が例示される。
(水酸基含有グリセリンジ(メタ)アクリレート)
水酸基含有グリセリン(メタ)アクリレートは、構造式(3)
Figure 0007205100000006
(式中、Rb11~Rb13の2つが、(メタ)アクリロイル基であり、Rb1~Rb3の1つが水素原子である。)
により示される化合物である。
水酸基含有グリセリン(メタ)アクリレートは、2-ヒドロキシ-3-(メタ)アクリロイロキシプロピル(メタ)アクリレート、1-ヒドロキシ-2-(メタ)アクリロイロキシプロピル(メタ)アクリレート等が例示される。
アンダーコート剤中の(B)成分の含有量の上限は、85、80、70、60、50、40、30、20、10、5質量%等が例示され、下限は、80、70、60、50、40、30、20、10、5、2質量%等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤中の(B)成分の含有量は、2~85質量%程度が好ましい。
水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)と水酸基含有グリセリンジ(メタ)アクリレートポリ(メタ)アクリレート(B)との固形分質量比((A)/(B))の上限は、97/3、95/5、90/10、80/20、70/30、60/40、50/50、40/60、30/70、20/80、10/90等が例示され、下限は、95/5、90/10、80/20、70/30、60/40、50/50、40/60、30/70、20/80、10/90、5/95等が例示される。1つの実施形態において、水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)と水酸基含有グリセリンジ(メタ)アクリレートポリ(メタ)アクリレート(B)との固形分質量比((A)/(B))は、97/3~5/95が好ましい。
水酸基含有ポリ(メタ)アクリレートのアクリル当量の上限は、360、358、350、300、290、250、225、215g/eq等が例示され、下限は、358、350、300、290、250、225、215、214g/eq等が例示される。1つの実施形態において、水酸基含有ポリ(メタ)アクリレートの(メタ)アクリル当量は、214~360g/eq程度が好ましく、214~290g/eq程度がより好ましい。
本開示において、(メタ)アクリル当量とは、(メタ)アクリロイル基1モルが含有される活性エネルギー線硬化樹脂の質量の計算値(g/eq)を意味する。
水酸基含有ポリ(メタ)アクリレートの水酸基価の上限は、300、290、270、250、225、200、175、150、130、110mgKOH/g等が例示され、下限は、290、270、250、225、200、175、150、130、110、100mgKOH/g等が例示される。1つの実施形態において、水酸基含有ポリ(メタ)アクリレートの水酸基価は、100~300mgKOH/g程度が好ましく、130~270mgKOH/g程度がより好ましい。
<ポリイソシアネート(C):(C)成分ともいう>
本開示において、「ポリイソシアネート」とは、2個以上のイソシアネート基(-N=C=O)を有する化合物である。ポリイソシアネートは、直鎖脂肪族ポリイソシアネート、分岐脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネート並びにこれらのビウレット体、イソシアヌレート体、アロファネート体、アダクト体等が例示される。上記アンダーコート剤において、ポリイソシアネート(C)は2種以上を併用してもよい。
直鎖脂肪族基は、直鎖アルキレン基等が例示される。直鎖アルキレン基は一般式:-(CH-(nは1以上の整数)で表される。直鎖アルキレン基は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、n-ブチレン基、n-ペンチレン基、n-ヘキシレン基、n-ヘプチレン基、n-オクチレン基、n-ノニレン基、n-デカメチレン基等が例示される。
直鎖脂肪族ポリイソシアネートは、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘプタメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート等が例示される。
分岐脂肪族基は、分岐アルキレン基等が例示される。分岐アルキレン基は、直鎖アルキレン基の少なくとも1つの水素原子がアルキル基によって置換された基である。分岐アルキレン基は、ジエチルペンチレン基、トリメチルブチレン基、トリメチルペンチレン基、トリメチルヘキシレン基(トリメチルヘキサメチレン基)等が例示される。
分岐脂肪族ポリイソシアネートは、ジエチルペンチレンジイソシアネート、トリメチルブチレンジイソシアネート、トリメチルペンチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が例示される。
脂環族基は、シクロアルキレン基等が例示される。シクロアルキレン基は、単環シクロアルキレン基、架橋環シクロアルキレン基、縮合環シクロアルキレン基等が例示される。またシクロアルキレン基は、1個以上の水素原子が直鎖又は分岐アルキル基によって置換されていてもよい。
本開示において、単環とは、炭素の共有結合により形成された内部に橋かけ構造を有しない環状構造を意味する。また、縮合環とは、2つ以上の単環が2個の原子を共有している(すなわち、それぞれの環の辺を互いに1つだけ共有(縮合)している)環状構造を意味する。架橋環とは、2つ以上の単環が3個以上の原子を共有している環状構造を意味する。
単環シクロアルキレン基は、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基、シクロヘプチレン基、シクロデシレン基、3,5,5-トリメチルシクロヘキシレン基等が例示される。
架橋環シクロアルキレン基は、トリシクロデシレン基、アダマンチレン基、ノルボルニレン基等が例示される。
縮合環シクロアルキレン基は、ビシクロデシレン基等が例示される。
脂環族ポリイソシアネートは、単環脂環族ポリイソシアネート、架橋環脂環族ポリイソシアネート、縮合環脂環族ポリイソシアネート等が例示される。
単環脂環族ポリイソシアネートは、水添キシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、シクロペンチレンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、シクロヘプチレンジイソシアネート、シクロデシレンジイソシアネート、3,5,5-トリメチルシクロヘキシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が例示される。
架橋環脂環族ポリイソシアネートは、トリシクロデシレンジイソシアネート、アダマンタンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート等が例示される。
縮合環脂環族ポリイソシアネートは、ビシクロデシレンジイソシアネート等が例示される。
芳香族基は、単環芳香族基、縮合環芳香族基等が例示される。また芳香族基は、1個以上の水素原子が直鎖又は分岐アルキル基によって置換されていてもよい。
単環芳香族基は、フェニル基(フェニレン基)、トリル基(トリレン基)、メシチル基(メシチレン基)等が例示される。また縮合環芳香族基は、ナフチル基(ナフチレン基)等が例示される。
芳香族ポリイソシアネートは、単環芳香族ポリイソシアネート、縮合環芳香族ポリイソシアネート等が例示される。
単環芳香族ポリイソシアネートは、4,4’-ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート等のジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルテトラメチルメタンジイソシアネート等のテトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4’-ジベンジルイソシアネート、1,3-フェニレンジイソシアネート、1,4-フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、m-テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が例示される。
縮合環芳香族ポリイソシアネートは、1,5-ナフチレンジイソシアネート等が例示される。
ポリイソシアネートのビウレット体は、
下記構造式:
Figure 0007205100000007
[式中、nは、1以上の整数であり、RbA~RbEはそれぞれ独立に、アルキレン基又はアリーレン基であり、Rbα~Rbβはそれぞれ独立に、イソシアネート基又は
Figure 0007205100000008
(nb1は、0以上の整数であり、Rb1~Rb5はそれぞれ独立に、アルキレン基又はアリーレン基であり、R’~R'' はそれぞれ独立に、イソシアネート基又はRbα~Rbβ自身の基である。Rb4~Rb5、R''は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。)である。RbD~RbE、Rbβは、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。]で表される化合物等が例示される。
ポリイソシアネートのビウレット体は、デュラネート24A-100、デュラネート22A-75P、デュラネート21S-75E(以上旭化成(株)製)、デスモジュールN3200A(ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体)(以上住友バイエルウレタン(株)製)等が例示される。
ポリイソシアネートのイソシアヌレート体は、
下記構造式:
Figure 0007205100000009
[式中、nは、0以上の整数であり、RiA~RiEはそれぞれ独立に、アルキレン基又はアリーレン基であり、Riα~Riβはそれぞれ独立に、イソシアネート基又は
Figure 0007205100000010
(ni1は、0以上の整数であり、Ri1~Ri5はそれぞれ独立に、アルキレン基又はアリーレン基であり、R’~R'' はそれぞれ独立に、イソシアネート基又はRiα~Riβ自身の基である。Ri5、R''は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。)である。RiD~RiE、Riβは、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。]で表される化合物等が例示される。
ポリイソシアネートのイソシアヌレート体は、デュラネートTPA-100、デュラネートTKA-100、デュラネートMFA-75B、デュラネートMHG-80B(以上旭化成(株)製)、コロネートHXR(ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体)(以上東ソー(株)製)、タケネートD-127N(水添キシレンジイソシアネートのイソシアヌレート体)(以上三井化学(株)製)、VESTANAT T1890/100(イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体(以上エボニック・ジャパン(株)製)等が例示される。
ポリイソシアネートのアロファネート体は、
下記構造式:
Figure 0007205100000011
[式中、nは、0以上の整数であり、RaAは、アルキル基又はアリール基であり、RaB~RaGはそれぞれ独立に、アルキレン基又はアリーレン基であり、Raα~Raγはそれぞれ独立に、イソシアネート基又は
Figure 0007205100000012
(na1は、0以上の整数であり、Ra1~Ra6はそれぞれ独立に、アルキレン基又はアリーレン基であり、R’~R''' はそれぞれ独立に、イソシアネート基又はRaα~Raγ自身の基である。Ra1~Ra4、R’~R'''は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。)である。RaB~RaE、Raα~Raγは、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。]で表される化合物等が例示される。
ポリイソシアネートのアロファネート体の市販品は、タケネートD-178N(三井化学(株)製)等が例示される。
ポリイソシアネートのアダクト体は、
下記構造式:
Figure 0007205100000013
[式中、nadは0以上の整数であり、RadA~RadEは、それぞれ独立にアルキレン基又はアリーレン基であり、Rad1~Rad2は、それぞれ独立に
Figure 0007205100000014
(式中、nad’は0以上の整数であり、Rad’~Rad’’は、それぞれ独立にアルキレン基又はアリーレン基であり、Rad’’’は、Rad1~Rad2自身の基であり、Rad’~Rad’’’は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。)
であり、RadD~RadE、Rad2は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。]
で示されるトリメチロールプロパンとポリイソシアネートのアダクト体、
下記構造式
Figure 0007205100000015
[式中、nad1は0以上の整数であり、Radα~Radεは、それぞれ独立にアルキレン基又はアリーレン基であり、RadA~RadBは、それぞれ独立に
Figure 0007205100000016
(式中、nad1’は0以上の整数であり、Radδ’~Radε’は、それぞれ独立にアルキレン基又はアリーレン基であり、RadB’は、RadA~RadB自身の基であり、Radδ’~Radε’、RadB’は、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。)
adδ~Radεは、各構成単位ごとに基が異なっていてもよい。]
で示されるグリセリンとポリイソシアネートのアダクト体等が例示される。
ポリイソシアネートのアダクト体は、デュラネートP301-75E(以上旭化成(株)製)、タケネートD110N、タケネートD160N(以上三井化学(株)製)、コロネートL(以上東ソー(株)製)等が例示される。
アンダーコート剤中の(C)成分の含有量の上限は、40、30、20、15質量%等が例示され、下限は、35、30、20、10質量%等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤中の(C)成分の含有量は、10~40質量%程度が好ましい。
水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)とポリイソシアネート(C)との固形分質量比((A)/(C))の上限は、1.6、1.5、1.25、1.0、0.75、0.5、0.4等が例示され、下限は、1.5、1.25、1.0、0.75、0.5、0.4、0.35等が例示される。1つの実施形態において、水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)とポリイソシアネート(C)との固形分質量比((A)/(C))は、0.35~1.6程度が好ましい。
ポリイソシアネート(C)のNCO含有率(NCO%)の上限は30、25、20、15等が例示され、下限は、25、20、15、10等が例示される。1つの実施形態において、ポリイソシアネート(C)のNCO含有率(NCO%)は、10~30が好ましい。
ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基当量の上限は、10、9、8、7、6、5、4、3、2meq/g等が例示され、下限は、9、8、7、6、5、4、3、2、1meq/g等が例示される。1つの実施形態において、ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基当量は1~10meq/g程度が好ましい。なお、本開示において、イソシアネート基当量は、固形1g中に存在するイソシアネート基の物質量を意味する。
ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基当量と水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)の水酸基当量との比(NCO/OH)の上限は、2、1.75、1.5、1.25、1、0.75、0.5、0.25、0.1等が例示され、下限は、1.75、1.5、1.25、1、0.75、0.5、0.25、0.1、0.05等が例示される。1つの実施形態において、ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基当量と水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)の水酸基当量との比(NCO/OH)は、0.05~2程度が好ましい。
消費OH基量の上限は、150、125、100、75、50、25mgKOH/g等が例示され、下限は、125、100、75、50、25、10mgKOH/g等が例示される。1つの実施形態において、消費OH基量は10~150mgKOH/gが好ましい。本開示において、消費OH基量とは、主剤中のOH基をどれだけ消費するNCOを加えたかを示す指標である。消費OH基量は下記式
消費OH基量=イソシアネート基当量×56.1
により算出される。
<光重合開始剤(D):(D)成分ともいう>
光重合開始剤は、光ラジカル重合開始剤、光カチオン重合開始剤、光アニオン重合開始剤等が例示される。上記アンダーコート剤において、光重合開始剤は2種以上を併用してもよい。
光ラジカル重合開始剤は、α-ヒドロキシアルキルフェノン、無置換又は置換アルキルフェノン、無置換又は置換ベンジル、無置換又は置換ベンゾフェノン、アシルホスフィンオキシド、オキシムエステル、置換チオキサントン等が例示される。
α-ヒドロキシアルキルフェノンは、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン、2-ヒドロキシ-4’-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-メチルプロピオフェノン(1-[4-(2-ヒドロキシエトキシル)-フェニル]-2-ヒドロキシ-メチルプロパノン))、2-ヒドロキシ-1-(4-(4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオニル)ベンジル)フェニル)-2-メチルプロパン-1-オン)等が例示される。
無置換又は置換アルキルフェノンは、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、アセトフェノン、2,2-ジエトキシアセトフェノン、2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン、2-フェニル-2-(p-トルエンスルホニルオキシ)アセトフェノン、ベンゾイン、2-ベンジル-2-(ジメチルアミノ)-4’-モルホリノブチロフェノン、2-メチル-4’-(メチルチオ)-2-モルホリノプロピオフェノン、2-イソニトロソプロピオフェノン、2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オン等が例示される。
無置換又は置換ベンジルは、ベンジル、p-アニシル等の無置換又は置換ベンジル等が例示される。
無置換又は置換ベンゾフェノンは、ベンゾフェノン、4,4’-ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’-ジクロロベンゾフェノン、1,4-ジベンゾイルベンゼン、2-ベンゾイル安息香酸、4-ベンゾイル安息香酸、2-ベンゾイル安息香酸メチル等が例示される。
アシルホスフィンオキシドは、2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニル-ホスフィンオキシド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルホスフィンオキシド等が例示される。
オキシムエステルは、1.2-オクタンジオン,1-[4-(フェニルチオ)-,2-(O-ベンゾイルオキシム)]、エタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(O-アセチルオキシム)等が例示される。
置換チオキサントンは、2-クロロチオキサントン、2-イソプロピルチオキサントン、2,4-ジエチルチオキサントン等が例示される。
上記以外の光ラジカル重合開始剤は、フェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィン酸リチウム、2-エチルアントラキノン、2,2’-ビス(2-クロロフェニル)-4,4’,5,5’-テトラフェニル-1,2’-ビイミダゾール、2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル等が例示される。
光カチオン重合開始剤は、ヨードニウム塩重合開始剤、スルホニウム塩重合開始剤、ジアゾニウム塩重合開始剤等が例示される。
ヨードニウム塩重合開始剤は、ビス(4-tert-ブチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート、ビス(4-フルオロフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセナート、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホン酸、4-イソプロピル-4’-メチルジフェニルヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、(2-メチルフェニル)(2,4,6-トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、(3-メチルフェニル)(2,4,6-トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、(4-メチルフェニル)(2,4,6-トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、(4-ニトロフェニル)(フェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、フェニル[4-(トリメチルシリル)チオフェン-3-イル]ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、[3-(トリフルオロメチル)フェニル](2,4,6-トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、[4-(トリフルオロメチル)フェニル](2,4,6-トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート等が例示される。
スルホニウム塩重合開始剤は、シクロプロピルジフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、テトラフルオロほう酸ジメチルフェナシルスルホニウム、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、トリフェニルスルホニウムブロミド、トリ-p-トリルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、トリ-p-トリルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート等が例示される。
ジアゾニウム塩重合開始剤は、4-ニトロベンゼンジアゾニウムテトラフルオロボラート等が例示される。
上記以外の光カチオン重合開始剤は、2-(3,4-ジメトキシスチリル)-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン、2-[2-(フラン-2-イル)ビニル]-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン、2-[2-(5-メチルフラン-2-イル)ビニル]-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン、2-(4-メトキシフェニル)-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン、2-(4-メトキシスチリル)-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン等の置換4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン等が例示される。
光アニオン重合開始剤は、シクロヘキシルカルバミン酸エステル、2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸塩等が例示される。
シクロヘキシルカルバミン酸エステルは、シクロヘキシルカルバミン酸1,2-ビス(4-メトキシフェニル)-2-オキソエチル、シクロヘキシルカルバミン酸2-ニトロベンジル等が例示される。
2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸塩は、2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デカ-5-エン、2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ-5-エン、2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン等が例示される。
上記以外の光アニオン重合開始剤は、アセトフェノン O-ベンゾイルオキシム、ニフェジピン等が例示される。
アンダーコート剤に光重合開始剤(D)が含まれる場合、アンダーコート剤中の(D)成分の含有量の上限は、10、9、8、7、6、5、4、3、2質量%等が例示され、下限は、9、8、7、6、5、4、3、2、1質量%等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤に光重合開始剤(D)が含まれる場合、アンダーコート剤中の(D)成分の含有量は、1~10質量%程度が好ましい。
アンダーコート剤に光重合開始剤(D)が含まれる場合、水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)と光重合開始剤(D)との固形分質量比((A)/(D))の上限は、1、0.75、0.5、0.25、0.05等が例示され、下限は、0.9、0.75、0.5、0.25、0.05、0.01等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤に光重合開始剤(D)が含まれる場合、水酸基含有ポリ(メタ)アクリルコポリマー(A)と光重合開始剤(D)との固形分質量比((A)/(D))は、0.01~1程度が好ましい。
<有機溶媒(E):(E)成分ともいう>
アンダーコート剤には、有機溶媒が含まれていてもよい。有機溶媒は単独又は2種以上で含まれ得る。有機溶媒は、メチルエチルケトン、アセチルアセトン、メチルイソブチルケトン及びシクロヘキサノン等のケトン溶媒;トルエン及びキシレン等の芳香族溶媒;メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール及びブタノール等のアルコール溶媒;エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のグリコールエーテル溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブアセテート及びセロソルブアセテート等のエステル溶媒;ソルベッソ#100及びソルベッソ#150(いずれも商品名。エクソン社製。)等の石油系溶媒;クロロホルム等のハロアルカン溶媒;ジメチルホルムアミド等のアミド溶媒等が例示される。これらの中でも本発明のアンダーコート剤のポットライフの観点よりケトン溶媒が好ましく、ケトン溶媒の中でもアセチルアセトンが好ましい。
アンダーコート剤に有機溶媒(E)が含まれる場合、アンダーコート剤中の有機溶剤の含有量の上限は、90、80、70、60、55質量%等が例示され、下限は、85、80、70、60、55、50質量%等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤に有機溶媒(E)が含まれる場合、アンダーコート剤中の有機溶剤の含有量は、90~50質量%程度が好ましい。なおアンダーコート剤に含まれる有機溶媒には、(A)成分を製造する際に使用される有機溶媒、並びに/又は(B)成分、及び/又は(C)成分に含まれる有機溶媒が含まれていてもよい。
<硬化触媒(F):(F)成分ともいう>
硬化触媒は、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート等の有機錫触媒、オクチル酸ビスマス等の有機ビスマス触媒等の有機典型金属触媒;
チタンエチルアセトアセテート等の有機チタン触媒、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート等の有機ジルコニウム触媒、鉄アセチルアセトネート等の有機鉄触媒等の有機繊維金属触媒等の有機金属触媒;
ジアザビシクロオクタン、ジメチルシクロヘキシルアミン、テトラメチルプロピレンジアミン、エチルモルホリン、ジメチルエタノールアミン、トリエチルアミン及びトリエチレンジアミン等の有機アミン触媒等が例示される。硬化触媒は2種以上を併用してもよい。
アンダーコート剤に硬化触媒(F)が含まれる場合、アンダーコート剤中の硬化触媒の含有量の上限は、1、0.9、0.75、0.5、0.25、0.1、0.09、0.05、0.02質量%等が例示され、下限は、0.9、0.75、0.5、0.25、0.1、0.09、0.05、0.02、0.01質量%等が例示される。1つの実施形態において、アンダーコート剤に硬化触媒(F)が含まれる場合、アンダーコート剤中の硬化触媒の含有量は、0.01~1質量%程度が好ましい。
<添加剤>
上記アンダーコート剤は、上記(A)~(F)成分以外の剤を添加剤として含み得る。添加剤は、重合禁止剤、酸化防止剤、光安定剤、消泡剤、表面調整剤、顔料、帯電防止剤、金属酸化物微粒子分散体、有機微粒子分散体等が例示される。1つの実施形態において、添加剤の含有量は、アンダーコート剤の0.1~10質量%程度、10質量部未満程度、5質量部未満程度、1質量部未満程度、0.1質量部未満程度、0.01質量部未満程度、0質量部程度等が例示される。
上記アンダーコート剤は、(A)~(C)成分、並びに必要に応じて、(D)成分、(E)成分、(F)成分及び/又は添加剤等を各種公知の手段で混合することにより得られる。1つの実施形態において、上記アンダーコート剤は、(A)~(B)成分、並びに必要に応じて(D)成分及び/又は(E)成分を混合して主剤配合液を製造する工程、(C)成分及び必要に応じて(E)成分を混合して硬化剤溶液を製造する工程、主剤配合液及び硬化剤溶液並びに(F)成分を混合してアンダーコート剤を製造する工程を含む方法により製造される。
[フィルム]
本開示は、フィルムの少なくとも片面に上記アンダーコート剤の硬化物を含むアンダーコート剤硬化物層が積層している、フィルムを提供する。
基材は各種公知のものが採用される。基材はポリカーボネートフィルム、アクリルフィルム(ポリメチルメタクリレートフィルム等)、ポリスチレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、エポキシ樹脂フィルム、メラミン樹脂フィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ABSフィルム、ASフィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、環状オレフィンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム等が例示される。更にその表面に金属酸化物等の蒸着層や易接着層、ハードコート層などが設けられていてもよい。基材の厚みも特に限定されないが、50~200μm程度が好ましい。また、アンダーコート層の厚みは特に限定されないが、0.1~5μm程度が好ましい。
上記フィルムは各種公知の方法で製造される。1つの実施形態において、フィルムの製造方法は、アンダーコート剤を基材の少なくとも片面に塗工する工程(塗工工程)、熱硬化してアンダーコート剤硬化物層を形成する工程(熱硬化工程)を含む。1つの実施形態において、上記フィルムには、アンダーコート剤硬化物層に活性エネルギー線硬化性樹脂硬化物層が積層している。その場合、アンダーコート剤硬化物層に活性エネルギー線硬化性樹脂を塗工する工程(塗工工程)、必要に応じて乾燥を行う工程(乾燥工程)、活性エネルギー線を照射することにより、活性エネルギー線硬化性樹脂硬化物層を形成する工程(活性エネルギー線硬化工程)をさらに含む。
(塗工工程)
塗工方法は、バーコーター塗工、ワイヤーバー塗工、メイヤーバー塗工、エアナイフ塗工、グラビア塗工、リバースグラビア塗工、オフセット印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷法等が例示される。
塗工量は特に限定されない。塗工量は、乾燥後の質量が0.1~30g/m程度が好ましく、1~20g/m程度がより好ましい。
(熱硬化工程)
乾燥方法は、循風乾燥機等による乾燥が例示される。乾燥条件は120℃で30秒静置等が例示される。
フィルムを製造する際、必要に応じて乾燥の後にエージング処理が行われる。一例として、40℃で72時間のエージング処理等が例示される。
(活性エネルギー線硬化工程)
活性エネルギー線硬化反応に用いる活性エネルギー線は、紫外線や電子線等が例示される。紫外線の光源は、キセノンランプ、高圧水銀灯、メタルハライドランプを有する紫外線照射装置等が例示される。なお、光量や光源配置、搬送速度等は必要に応じて調整できる。高圧水銀灯を使用する場合には、80~160W/cm程度の光量を有するランプ1灯に対して搬送速度5~50m/分程度で硬化させるのが好ましい。一方、電子線の場合には、10~300kV程度の加速電圧を有する電子線加速装置により、搬送速度5~50m/分程度の条件で硬化させるのが好ましい。
活性エネルギー線硬化性樹脂は、(メタ)アクリルエステル、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリアクリル(メタ)アクリレート等のラジカルで硬化させる樹脂(例えば、荒川化学工業(株)製「ビームセットシリーズ」))、エポキシド、オキセタン、ビニルエーテル等をカチオン又はアニオンで硬化させる樹脂、アルケンとチオールとのエン-チオール反応により硬化させる樹脂等が例示される。これらは、併用されてもよい。
以下に実施例及び比較例をあげて本発明をより具体的に説明する。本発明は、以下の実施例に限定されない。なお、以下において「部」及び「%」は、特に説明がない限り、それぞれ質量部及び質量%を意味する。
(実施例1)
アクリル樹脂A(荒川化学(株)製:メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-ヒドロキシエチルのコポリマー。重量平均分子量:50000、ガラス転移温度:70℃、水酸基価:80mgKOH/g、不揮発分35%、溶剤メチルエチルケトン(以下MEKともいう)):160g、ポリアクリレートA(荒川化学(株)製:ポリメタクリル酸グリシジル/アクリル酸付加物、Mw10000、不揮発分60%、溶剤MEK/メチルイソブチルケトン(以下MIBKともいう)):31.2g、アセチルアセトン:6.6g、Omnirad 2959:1.8g、MEK:12.7g、MIBK:6.4gを仕込み、15分攪拌することにより、主剤配合液を作成した。
更に、デュラネート24A100(旭化成(株)製):ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体、固形分=100質量%、NCO%=23.5%):40gとMEK:60gを混合・攪拌し、硬化剤溶液を作成した。
更に、ネオスタンU810(日東化成(株)製:ジオクチル錫ジラウレート):25gと酢酸エチル:75gを混合・攪拌し、硬化触媒溶液を作成した。
主剤配合液:10.0g、硬化剤溶液:2.3g、硬化触媒溶液:0.008g、MEK:9.8gを配合し、塗工液(固形分20%)を得た。
(実施例2~13、比較例1~5)
実施例2~13及び比較例1~5のアンダーコート剤は、成分組成を下記表のように変更した以外は、実施例1と同様にして製造した。
(フィルムの製造)
(1)アンダーコート剤硬化物層の形成
片面コロナ処理PET(E5100:東洋紡(株)製)に実施例1~13、比較例1~5に係るアンダーコート剤を乾燥後の膜厚が1μmとなるように塗工し、120℃×30秒乾燥の後、40×72時間のエージングを実施した。
(2)活性エネルギー線硬化性樹脂硬化物層の形成
アンダーコート剤硬化物層上に、活性エネルギー線硬化性樹脂を乾燥後の膜厚が5~6μmとなるように塗工し、80℃×30秒乾燥の後、300mJ/cmにてUV硬化を実施した。活性エネルギー線硬化性樹脂としては、多官能アクリルエステル系(ジペンタエリスリトール ポリアクリレート)のBS700(荒川化学(株)製)、ウレタンアクリレート系のBS577(荒川化学(株)製)を用いて評価を実施した。いずれの場合も光重合開始剤として、イルガキュア184を活性エネルギー線硬化性樹脂の固形分に対し5%添加した。
(耐ブロッキング性評価)
上記製造したフィルムに対し、5kg/cmの荷重を加えた状態で40℃の環境下に72時間静置させた。その後、塗工フィルムと未塗工フィルムを剥がし、耐ブロッキング性の評価を実施した。具体的には、剥がす際に塗膜の剥がれが見られたものを×、塗膜の剥がれがなく抵抗感もないものを○とした。
(活性エネルギー線硬化性樹脂との密着性評価)
初期、及び85℃、85%×360時間後(耐湿熱後)のUV密着性について、JIS K 5400に規定されるセロハンテープ碁盤目剥離試験にて評価を実施した。評価項目は以下に示すとおりである。
5…剥離が認められない。
4…活性エネルギー線硬化性樹脂層とアンカー層との間で5%未満の剥離が認められる。
3…活性エネルギー線硬化性樹脂層とアンカー層との間で5%以上~20%未満の剥離が認められる。
2…活性エネルギー線硬化性樹脂層とアンカー層との間で20%以上~50%未満の剥離が認められる。
1…活性エネルギー線硬化性樹脂層とアンカー層との間で50%以上~100%の剥離が認められる。
Figure 0007205100000017
Figure 0007205100000018
<水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A)>
A1:アクリル樹脂A1(荒川化学(株)製:メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-ヒドロキシエチルのコポリマー。重量平均分子量:50000、ガラス転移温度:70℃、水酸基価:80mgKOH/g
A2:アクリル樹脂A2(荒川化学(株)製:メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-ヒドロキシエチル、スチレンのコポリマー。重量平均分子量:45000、ガラス転移温度:70℃、水酸基価:35mgKOH/g
A3:アクリル樹脂A3(荒川化学(株)製:メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-ヒドロキシエチルのコポリマー。重量平均分子量:50000、ガラス転移温度:35℃、水酸基価:35mgKOH/g

Claims (6)

  1. 水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A)((メタ)アクリロイル基を有するものを除く)
    水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレート(B)、及び
    ポリイソシアネート(C)を含み、
    前記水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレート(B)の(メタ)アクリル当量は、
    214~360g/eqである、アンダーコート剤。
  2. 光重合開始剤(D)を含む、請求項1に記載のアンダーコート剤。
  3. 前記水酸基含有(メタ)アクリルコポリマー(A)と前記水酸基含有ポリマーポリ(メタ)アクリレート(B)との固形分質量比((A)/(B))が、97/3~5/95である、請求項1又は2に記載のアンダーコート剤。
  4. 前記ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基当量と前記水酸基含有(メタ)アクリルポリマー(A)の水酸基当量との比(NCO/OH)が、0.05~2である、請求項1~のいずれか1項に記載のアンダーコート剤。
  5. フィルムの少なくとも片面に請求項1~のいずれか1項に記載のアンダーコート剤の硬化物を含むアンダーコート剤硬化物層が積層している、フィルム。
  6. 前記アンダーコート剤硬化物層に活性エネルギー線硬化性樹脂硬化物層が積層している、請求項に記載のフィルム。
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