JP6708946B2 - アルミニウム薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、アルミニウム薄膜付プラスチック、及びアルミニウム薄膜付プラスチックフィルム、並びにインモールド成型用加飾フィルム及びインサート成型用加飾フィルム - Google Patents
アルミニウム薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、アルミニウム薄膜付プラスチック、及びアルミニウム薄膜付プラスチックフィルム、並びにインモールド成型用加飾フィルム及びインサート成型用加飾フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6708946B2 JP6708946B2 JP2015215373A JP2015215373A JP6708946B2 JP 6708946 B2 JP6708946 B2 JP 6708946B2 JP 2015215373 A JP2015215373 A JP 2015215373A JP 2015215373 A JP2015215373 A JP 2015215373A JP 6708946 B2 JP6708946 B2 JP 6708946B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- component
- film
- thin film
- aluminum thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
(a1)成分:通常45〜97モル%程度、好ましくは65〜90モル%程度
(a2)成分:通常3〜45モル%程度、好ましくは10〜35モル%程度
(a1)成分:通常65〜90モル%程度、好ましくは70〜85モル%程度
(a2)成分:通常5〜35モル%程度、好ましくは10〜30モル%程度
(a3)成分:通常1〜20モル%程度、好ましくは1〜15モル%程度
製造例1
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えた反応容器に、(a1)成分としてメタクリル酸メチル192部(1.92モル)、アクリル酸ノルマルブチル7.2部(0.06モル)、及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル40.8部(0.35モル)、並びにメチルエチルケトン360部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度70℃、水酸基当量1.42meq/g、重量平均分子量50000アクリルコポリマー(A−1)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル189.6部、アクリル酸ノルマルブチル4.8部、及びメタクリル酸2−ヒドロキシエチル45.6部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度90℃、水酸基当量1.42meq/g、及び重量平均分子量50000のアクリルコポリマー(A−2)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル117.6部、アクリル酸ノルマルブチル81.6部、及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル40.8部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度10℃、水酸基当量1.42meq/g、及び重量平均分子量55000のアクリルコポリマー(A−3)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル194.4部、アクリル酸ノルマルブチル14.4部、及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル31.2部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度70℃、水酸基当量1.07meq/g、及び重量平均分子量50000のアクリルコポリマー(A−4)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル201.6部、アクリル酸ノルマルブチル4.8部、及びメタクリル酸2−ヒドロキシエチル33.6部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度90℃、水酸基当量1.07meq/g、及び重量平均分子量52000のアクリルコポリマー(A−5)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル70.8部、アクリル酸ノルマルブチル84.0部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル64.8部、及びスチレン20.4部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度0℃、水酸基当量2.31meq/g、及び重量平均分子量55000のアクリルコポリマー(A−6)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル148.8部、アクリル酸ノルマルブチル60.0部、及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル31.2部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度30℃、水酸基当量1.07meq/g、及び重量平均分子量50000のアクリルコポリマー(A−7)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル166.8部、アクリル酸ノルマルブチル8.4部、アクリル酸ステアリル24.0部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル40.8部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度60℃、水酸基当量1.42meq/g、及び重量平均分子量53000のアクリルコポリマー(A−8)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル184.8部、アクリル酸ノルマルブチル7.2部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル40.8部、アクリル酸7.2部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度70℃、水酸基当量1.42meq/g、カルボキシル基当量0.41meq/g及び重量平均分子量54000のアクリルコポリマー(A−9)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル184.8部、アクリル酸ノルマルブチル7.2部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル40.8部、メタクリル酸7.2部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度70℃、水酸基当量1.42meq/g、カルボキシル基当量0.34meq/g及び重量平均分子量55000のアクリルコポリマー(A−10)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル177.6部、アクリル酸ノルマルブチル20.9部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル17.5部、及びスチレン24.0部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度70℃、水酸基当量0.62meq/g、及び重量平均分子量45000のアクリルコポリマー(イ)の溶液(不揮発分30%)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、メタクリル酸メチル123.6部、アクリル酸ノルマルブチル16.8部、及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル99.6部、並びにメチルエチルケトン360.0部を仕込み、反応系を80℃に設定した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル1.2部を仕込み、80℃付近で5時間保温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル2.4部を仕込み、反応系を同温度付近において更に4時間保温した。その後反応系を室温まで冷却することにより、ガラス転移温度30℃、水酸基当量3.56meq/g、及び重量平均分子量48000のアクリルコポリマー(ロ)の溶液(不揮発分30%)を得た。
nBA:アクリル酸n−ブチル
SMA:アクリル酸ステアリル
HEA:アクリル酸2−ヒドロキシエチル
HEMA:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
AA:アクリル酸
MAA:メタクリル酸
St:スチレン
製造例11
製造例1と同様の反応容器に、トリレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(製品名「コロネート2030」、イソシアネート基当量3.8meq/g)を445.5部、1,6−ヘキサンジオールを5.0部、及びメチルエチルケトンを308.6部仕込み、60℃で3時間ウレタン化反応を実施した。その後室温に冷却することによって、イソシアネート組成物(B−1)(イソシアネート基当量3.3meq/g)を得た。
製造例1と同様の反応容器に、コロネート2030を445.5部、水を0.75部、メチルエチルケトンを273.5部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを25.2部仕込み、60℃で3時間ウレタン化反応を実施した。その後室温に冷却することによって、イソシアネート組成物(B−2)(イソシアネート基当量3.3meq/g)を得た。
製造例2
製造例1と同様の反応容器に、コロネート2030を445.5部、1,6−ヘキサンジオールを5.0部、メチルエチルケトンを308.6部仕込み、60℃で3時間ウレタン化反応を実施した。その後室温に冷却することによって、イソシアネート基当量が1meq/gの変性トリレンジイソシアネートヌレート体(以下、「変性TDI」という。)を得た。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、(c1)成分として水酸基含有アクリルシリコーン樹脂(製品名「ZX−028−G」、T&K TOKA(株)製、水酸基価115mgKOH/g)0.6部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−2)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−3)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−4)成分10.0部、(B−1)成分6.5部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.2部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−5)成分10.0部、(B−1)成分6.5部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.2部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−6)成分10.0部、(B−1)成分14.0部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン14.8部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−7)成分10.0部、(B−1)成分6.5部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.2部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−8)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−9)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−10)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、(c1)成分として水酸基含有アクリルシリコーン樹脂(製品名「BYK-SILCLEAN3700」、ビックケミージャパン(株)製、水酸基価30mgKOH/g)1.0部、及びメチルエチルケトン10.2部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、BYK-SILCLEAN3700 0.5部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、(c2)成分として水酸基を含有するフルオロエチレン・ビニルエーテル共重合物(製品名「ルミフロンLF916F」、旭硝子(株)製、水酸基価98mgKOH/g、弗素含有率25.6質量%)0.3部、及びメチルエチルケトン10.3部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ルミフロンLF916F 0.15部、及びメチルエチルケトン10.1部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.3部、及びメチルエチルケトン10.2部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.9部、及びメチルエチルケトン11.0部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分4.3部(NCO/OH=1.0)、ZX−028−G 0.46部、及びメチルエチルケトン9.3部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分12.8部(NCO/OH=3.0)、ZX−028−G 0.73部、及びメチルエチルケトン10.8部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−2)成分6.5部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−G 0.6部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
製造例1の(A−1)成分を10部、(B−1)成分8.6部をよく混合することにより、アンダーコート剤を調製した。
(イ)成分を10部、(B−1)成分3.8部、及びZX−028−Gを0.44部、及びメチルエチルケトン8.6部をよく混合することにより、アンダーコート剤を調製した。
(ロ)成分10.0部、(B−1)成分10.7部(NCO/OH=2.0)、ZX−028−Gを0.67部、及びメチルエチルケトン11.0部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(イ)成分を10部、(B−1)成分3.8部、及びルミフロンLF916Fを0.22部、及びメチルエチルケトン8.4部をよく混合することにより、アンダーコート剤を調製した。
(ロ)成分10.0部、(B−1)成分10.7部(NCO/OH=2.0)、ルミフロンLF916Fを0.33部、及びメチルエチルケトン10.8部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、(c1)成分に代えてポリエステル変性水酸基含有ポリジメチルシロキサン(製品名「BYK−370」、ビックケミージャパン(株)製、水酸基価35mgKOH/g)0.5部、及びメチルエチルケトン10.6部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
(A−1)成分10.0部、(B−1)成分8.6部(NCO/OH=2.0)、(c1)成分に代えて3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン(商品名「KBE−9007」信越化学工業(株)製)0.56部、及びメチルエチルケトン11.5部をよく混合し、アンダーコート剤を調製した。
離型処理を施したポリエチレンテレフタレートフィルムに、市販のハードコート剤(商品名「アロニックスM305」、東亜合成(株)製)を、バーコーターにて、乾燥・硬化後の膜厚が5μとなるように塗工し、照度100mj/cm2にて硬化処理を実施した。次いで、ハードコート層上に、実施例1に係るアンダーコート剤を、バーコーターにて、乾燥膜厚が1μとなるように塗工した。次いで、得られた塗工フィルムを、循風乾燥機にて硬化処理した(150℃、60秒間)。次いで当該塗工フィルムを市販の蒸着装置(製品名「NS−1875−Z」、西山製作所(株)製)を使用し、蒸着層の厚みが50nmであるアルミニウム蒸着フィルムを得た。次いで、アルミ蒸着層上に、接着剤を、バーコーターにて、乾燥膜厚が1μとなるように塗工した。次いで、得られた塗工フィルムを、循風乾燥機にて乾燥処理した(80℃、10秒間)。これを市販のアクリル板に熱転写し、実施例1の試験用パネルとして用いた。他の実施例及び比較例のアンダーコート剤についても同様にして試験用パネルを作製した。
各試験用パネルについてハードコート面にカッターナイフで100マスの碁盤目を入れ、粘着テープ(製品名「セロテープ(登録商標)」、ニチバン(株)製)を貼り付け、垂直方向に勢い良く引き剥がしたが、アルミニウム面は剥がれなかった。(各表において5と示した。)
各試験用パネルを65℃、95%×24時間の恒温恒湿条件下に置いた後の密着性について、上記初期密着性と同様の方法にて評価した。
4…アルミニウム層とアンダーコート層との間で5%未満の剥離が認められる。
3…アルミニウム層とアンダーコート層との間で5%以上〜20%未満の剥離が認められる。
2…アルミニウム層とアンダーコート層との間で20%以上〜50%未満の剥離が認められる。
1…アルミニウム層とアンダーコート層との間で50%以上〜100%の剥離が認められる。
各試験用パネルを65℃、95%×24時間の恒温恒湿条件下に置いた後の白化状態を以下の規準で目視評価した。
5…アルミニウム面に白化が生じておらず、金属光沢を維持している
4…アルミニウム面に部分的に白化が僅かに生じているが、ほぼ金属光沢を維持している
3…アルミニウム面の全体に白化が僅かに生じており、若干の金属光沢の消失が見られる
2…アルミニウム面の全体に白化が強く生じており、金属光沢の消失が見られる
1…アルミニウム面の全体に白化がより強く生じており、金属光沢が完全に消失している
各試験用パネルを65℃、95%×24時間の恒温恒湿条件下に置いた後のアルミニウム層の抜けの状態を以下の規準で目視評価した。
4…アルミニウム面に局所的に抜けが僅かに生じている
3…アルミニウム面の全体に抜けが僅かに生じている
2…アルミニウム面の全体に抜けが多数生じている。
1…アルミニウム面の全体に大きな抜けが多数生じている。
Claims (11)
- アルキル(メタ)アクリレート類(a1)及びヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類(a2)を含むモノマー群の反応物であって、ガラス転移温度が0〜100℃であり、かつ水酸基当量が0.8〜3.5meq/gであるアクリルコポリマー(A)と、
トリイソシアネート類(b1)及びジオール類(b2)の反応物を含み、かつイソシアネート基当量が1〜10meq/gのイソシアネート組成物(B)と、
水酸基含有アクリルシリコーン樹脂(c1)及び/又は水酸基含有フッ素樹脂(c2)からなるポリマー(C)と、
を含有し、
前記ポリマー(C)の水酸基価が5〜150mgKOH/gである、
アルミニウム薄膜付プラスチック用アンダーコート剤。 - (a1)成分のアルキル基の炭素数が1〜20である、請求項1のアンダーコート剤。
- (a2)成分のヒドロキシアルキル基の炭素数が1〜4である、請求項1又は2のアンダーコート剤。
- (b1)成分が芳香族ジイソシアネートの三量体であり、かつ(b2)成分が炭素数2〜8のアルキレンジオールである、請求項1〜3のいずれかのアンダーコート剤。
- (A)成分の水酸基当量と(B)成分のイソシアネート基当量の比〔NCO/OH〕が1〜6である、請求項1〜4のいずれかのアンダーコート剤。
- (C)成分の使用量が、(A)成分及び(B)成分の合計を100重量部に対して0.5〜15重量部となる範囲である、請求項1〜5のいずれかのアンダーコート剤。
- 有機溶剤(D)の溶液として使用する、請求項1〜6のいずれかのアンダーコート剤。
- プラスチック基材(プラスチックフィルムを除く。)と、請求項1〜7のいずれかのアンダーコート剤からなる層と、アルミニウム薄膜層とを有する、アルミニウム薄膜付プラスチック。
- プラスチックフィルムと、請求項1〜7のいずれかのアンダーコート剤からなる層と、アルミニウム薄膜層とを有する、アルミニウム薄膜付プラスチックフィルム。
- 請求項9のアルミニウム薄膜付プラスチックフィルムを部材とする、インモールド成型用加飾フィルム。
- 請求項9のアルミニウム薄膜付プラスチックフィルムを部材とする、インサート成型用加飾フィルム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014222756 | 2014-10-31 | ||
JP2014222756 | 2014-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016104853A JP2016104853A (ja) | 2016-06-09 |
JP6708946B2 true JP6708946B2 (ja) | 2020-06-10 |
Family
ID=56102349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015215373A Active JP6708946B2 (ja) | 2014-10-31 | 2015-11-02 | アルミニウム薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、アルミニウム薄膜付プラスチック、及びアルミニウム薄膜付プラスチックフィルム、並びにインモールド成型用加飾フィルム及びインサート成型用加飾フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6708946B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6862705B2 (ja) * | 2016-07-22 | 2021-04-21 | 荒川化学工業株式会社 | ポリエステルフィルム用非水系オリゴマーブリード防止剤、およびポリエステルフィルムのオリゴマーブリード防止方法 |
JP7205100B2 (ja) * | 2018-07-30 | 2023-01-17 | 荒川化学工業株式会社 | アンダーコート剤及びフィルム |
JP2021098285A (ja) | 2019-12-20 | 2021-07-01 | 日東電工株式会社 | 熱転写用受像シート、金属光沢部材、及び通信機器 |
JP2021116374A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | 荒川化学工業株式会社 | アンダーコート剤、硬化物及び積層物 |
JP7395087B2 (ja) * | 2020-03-18 | 2023-12-11 | シーカ テクノロジー アクチェンゲゼルシャフト | プライマー組成物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4919500B2 (ja) * | 2007-05-01 | 2012-04-18 | 上原ネームプレート工業株式会社 | 被覆を備えた物品 |
JP5017131B2 (ja) * | 2008-01-23 | 2012-09-05 | パナソニック株式会社 | 紫外線硬化性樹脂組成物、それを用いた光反射体、照明器具カバーおよび照明器具 |
KR101709069B1 (ko) * | 2009-11-30 | 2017-02-22 | 아라까와 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 무기박막 부착 플라스틱용 언더코팅제, 무기박막 부착 플라스틱 및 인몰드 성형 또는 인서트 성형용의 가식 필름 |
JP6011828B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-10-19 | 荒川化学工業株式会社 | アルミニウム薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、アルミニウム薄膜付プラスチック、及びアルミニウム薄膜付プラスチックフィルム、並びにインモールド成型用加飾フィルム及びインサート成型用加飾フィルム |
-
2015
- 2015-11-02 JP JP2015215373A patent/JP6708946B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016104853A (ja) | 2016-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6708946B2 (ja) | アルミニウム薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、アルミニウム薄膜付プラスチック、及びアルミニウム薄膜付プラスチックフィルム、並びにインモールド成型用加飾フィルム及びインサート成型用加飾フィルム | |
CN108137981B (zh) | 活性能量射线可固化的涂料组合物 | |
JP5365038B2 (ja) | 紫外線硬化型塗料、ハードコート層、透明ポリカーボネートシート | |
JP5641321B2 (ja) | 無機薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、無機薄膜付プラスチック、ならびにインモールド成型またはインサート成型用の加飾フィルム | |
JP6164456B2 (ja) | ウレタン樹脂組成物、プライマー、積層体及び画像表示装置 | |
JP6011828B2 (ja) | アルミニウム薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、アルミニウム薄膜付プラスチック、及びアルミニウム薄膜付プラスチックフィルム、並びにインモールド成型用加飾フィルム及びインサート成型用加飾フィルム | |
TW201711859A (zh) | 裝飾膜及其製造方法、以及裝飾成形品 | |
CN103380168B (zh) | 叠层聚酯膜 | |
TW201247754A (en) | Optical laminate | |
JP5655629B2 (ja) | 無機薄膜付プラスチック用アンダーコート剤、無機薄膜付プラスチック、インモールド成型用加飾フィルム、およびインサート成型用加飾フィルム | |
JP2015199329A (ja) | 積層フィルムおよびその製造方法 | |
JPWO2018139329A1 (ja) | (メタ)アクリロイル基含有アクリル変性アルキド樹脂及び無機材料薄膜用アンダーコート剤 | |
TW201239050A (en) | Coating composition of hard coating for metal substrate and compact | |
JP6889003B2 (ja) | 樹脂組成物、フィルム及び樹脂組成物の製造方法 | |
JP2016147416A (ja) | 自己修復性フィルム | |
TW202136437A (zh) | 帶金屬薄膜的基材用底塗劑、硬化物、帶金屬薄膜的基材及其製造方法、以及膜 | |
JP7200562B2 (ja) | 積層体 | |
JP2012135924A (ja) | ハードコート転写シート及び製造方法 | |
JP6789037B2 (ja) | アクリル系樹脂組成物及びそれを用いて作製された物品、並びにアクリル系樹脂組成物の製造方法 | |
JP2019051692A (ja) | 積層体 | |
JP4429199B2 (ja) | 複層塗膜形成方法およびこれに用いる塗料 | |
JP6869776B2 (ja) | 樹脂組成物、フィルム及び樹脂組成物の製造方法 | |
JP5679935B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP2011012099A (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
JP6794681B2 (ja) | 金属表面上塗り組成物及び樹脂成形品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181026 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200422 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200505 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6708946 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |