JP7204655B2 - 側壁にテクスチャが与えられたタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のためのタイヤの分野に関する。
より具体的には、本発明は、改善された外観を与えるために側壁に少なくとも1つの特定のテクスチャを有するタイヤに関する。
公知のように、タイヤの内部カーカスは、ゴムで被覆されたより糸の少なくとも1つのカーカス層で構成される。タイヤを製造する段階中に、このカーカス層は切断され、次にドラム上で組み立てられる。しかし、それが装着されている間に、カーカス層の端部がドラム上のこの層の開始点と正確に一致せず、そのためにアセンブリに層の余剰分があることが可能である。
この重複は、未加硫タイヤに過剰厚みを局所的に生成する。この未加硫タイヤが加硫され、得られたタイヤが膨脹した状態で、この過剰厚みは、タイヤの側壁に凹みとして現れる。
しかし、そのような凹みは、とりわけ特定の照明条件下ではタイヤ上で特に可視である。これは、この欠陥がタイヤの挙動に全く影響を与えず、従って安全上問題にならないとしても、消費者がタイヤを購入しない理由になる可能性がある。
タイヤの側壁上のこの欠陥を隠すために、特許出願US 2008/0066846は、とりわけ1又は複数のカーカス層の端部の重複によって生成された歪み/凹み変形が位置付けられた領域でタイヤの側壁上にモアレパターンを形成することを提案した。説明されたモアレパターンは、非同一曲面の群の重ね合わせによって得られる。これらのモアレパターンは、光がタイヤの側壁によって反射される時に干渉を生成することを意図している。すなわち、歪み/凹み変形と側壁の面の残りとの間に以前は存在したこれらの光の反射の差は、もはや裸眼には可視ではない。
このソリューションでの問題の1つは、複合形状のこれらのモアレパターンの取得に関連付けられたコストに関連する。更に、そのようなパターンは、タイヤの側壁上の面欠陥を隠すことに関する限り、全く満足なものであるというわけではない。
US 2008/0066846
本発明は、これらの欠点を是正することを目標にしている。
より具体的には、本発明は、タイヤの側壁上の変形欠陥を隠すことを更に改善し、同時にこれらのタイヤに最高級の外観を与えることを目標にしている。
本発明は、トレッドとこのトレッドの範囲を定める2つの側壁とを含み、側壁のうちの少なくとも一方が、側壁の残りと対照をなす少なくとも1つのテクスチャを含むゴム材料で作られたタイヤに関する。
テクスチャの1つの一般的な特徴により、テクスチャは、同一外形の複数の隣接パターンに分割される。
別の一般的な特徴により、パターンの全て又は一部は、1つのかつ同じ延長方向に延びる複数の列をパターン内に形成するように配置された複数のテクスチャ要素を含む。テクスチャの所与のパターンに対して、この所与のパターンに隣接する各パターン内のテクスチャ要素の列は、この所与のパターンのテクスチャ要素の列の延長方向とは異なる延長方向を有する。
別の一般的な特徴により、テクスチャド加工されていない側壁の残りの明度は、テクスチャのパターンの明度よりも少なくとも5単位高い。
「タイヤ」は、それが内圧を受けるか否かに関わらず、全てのタイプの弾性トレッドを意味する。
「ゴム材料」は、ジエンエラストマーを意味し、すなわち、公知の方法では、少なくとも部分的に(すなわち、ホモポリマー又はコポリマーである)ジエンモノマー(2つの共役又は非共役炭素-炭素二重結合を担持するモノマー)に基づくエラストマーを意味する。
タイヤの「トレッド」は、側面によって、かつその一方がトレッド面と呼ばれてタイヤが走行中である時に路面と接触することを意図する2つの主面によって範囲が定められたある量のゴム材料を意味する。トレッドは、側面のうちの少なくとも1つにわたって延びる複数の切断部を含む。
タイヤの「側壁」は、トレッド内の切断部の端部から開始してビードまで遠くに延びるタイヤのトレッドとこのタイヤのビード間に配置されたタイヤの側面の一部を意味する。
側壁上の「テクスチャ」は、側壁の残りとは異なる面状態特性を有し、かつ同一外形のパターンの反復によって少なくとも部分的に形成された側壁部を意味する。
「パターン」は、1つのかつ同じ向き、すなわち、延長方向を有するテクスチャ要素の編成された配置を含むテクスチャの区域を意味する。
「テクスチャ要素」は、タイヤの側壁から突出する又はその中に埋め込まれた要素であるとして理解される。
「隣接パターン」は、少なくとも1つの共通縁部を含む近接パターンであるとして理解される。例えば、テクスチャのパターンの全て又は一部は、各々が少なくとも2つの内縁及び外縁によって及び少なくとも2つの側縁によって範囲を定めることができる。この場合に、テクスチャの所与のパターンに対して、所与のパターンに隣接する各パターンの縁部のうちの少なくとも1つは、この所与のパターンの縁部のうちの1つによって共有される。
「内縁及び外縁」は、半径方向、すなわち、タイヤの回転軸に垂直な方向に見た時のパターンの縁部であるとして理解される。「側縁」は、周方向、すなわち、タイヤの回転軸を中心とする円にタンジェンシャルである方向に見た時のパターンの縁部であるとして理解される。
本発明により、テクスチャの所与のパターンに対して、このパターンに隣接し、パターンのテクスチャ要素の配置及び互いに対するパターンの特定の向きを所与として異なる明度を有するパターンが得られる。隣接パターン間で観察者によって知覚される明度の差は、パターンの照明条件によって変化し、それによってタイヤの側壁の変形欠陥を隠すのを助ける。
「明度」又は「輝度」は、より大きい又は少ない程度で光を反射する面を特徴付けるパラメータを意味する。明度は、1976年にCIE(照明に関する国際委員会)によって確立されたL***色モデルに従って0から100の範囲のスケールを使用して表される。値100は、白色又は全反射を表し、値0は、黒色又は全吸収を表す。
タイヤの製造中に発生した側壁の局所変形は、タイヤに最高級の外観も与えるテクスチャによって特に有効に隠される。更に、このタイヤの製造に関連付けられるコストは、パターンのテクスチャ要素が列の形態で配置されるので限定される。
更に、テクスチャド加工されていない側壁の残りとテクスチャのパターンとの間に与えられた明度の差を用いると、これは、テクスチャとテクスチャのない側壁の各部分との間に対照をなし、それによってこのテクスチャをより可視にする。
好ましくは、パターンのテクスチャ要素の全て又は一部は、このパターンの列の延長方向に直線的に延びる。これは、テクスチャの製造に関連付けられたコストを更に制限することを可能にする。この目的のために、各パターンのテクスチャ要素の全て又は一部は、1つのかつ同じ基本要素の反復とすることができる。
テクスチャの製造コストを更に制限するために、このテクスチャのパターンの全て又は一部は、同一であり、かつ上述のように所与のパターンと隣接パターン間にテクスチャ要素の列の編成された配置を取得するように向けることができる。
テクスチャの製造コストを低減するために、テクスチャは、モールド部分の回転中に実施される刻み付け作動によって生成することができる。別の可能性は、テクスチャ要素の列をレーザ機械加工によって生成することである。
一実施形態では、所与のパターンのテクスチャ要素の列の延長方向間及び所与のパターンに隣接する各パターンのテクスチャ要素の列の延長方向間に形成される角度の値は、絶対値で45°よりも大きいか又はそれに等しく、例えば、絶対値で60°よりも大きく、好ましくは絶対値で90°に等しい。この角度の値は、絶対値で135°未満又はそれに等しい場合がある。
テクスチャのパターンは、多角形、とりわけ、正方形及び/又は矩形及び/又は六角形及び/又は平行四辺形形状の外形を有することができる。
有利には、テクスチャのパターンの全て又は一部の面積は、5mm2と3cm2の間、好ましくは、10mm2と50mm2の間である。
パターンのテクスチャ要素の全て又は一部は、側壁の面の中に埋め込むことができる。これに代えて又は組み合わせて、パターンのテクスチャ要素の全て又は一部は、側壁から突出することができる。埋め込まれた及び/又は突出するテクスチャ要素の全て又は一部は、互いに可変の形状及び距離を有することができる。1つの特定の実施形態では、テクスチャ要素は、側壁の面に形成された埋め込まれたハウジングに配置することができる。
好ましくは、パターンのテクスチャ要素は、高さ又は深さ及び幅に関して同一寸法を有する。テクスチャのパターンのテクスチャ要素は、0.02mmと0.35mmの間の平均幅を有することができ、1つのかつ同じパターンのテクスチャ要素間の間隔は、0.05mmと0.5mmの間であることが可能である。
好ましくは、テクスチャは、タイヤの側壁上に全体的に環状面を形成することができる。
一実施形態では、タイヤは、テクスチャによって全体的又は部分的に取り囲まれた少なくとも1つのマーキングを含む。
本発明は、完全に非限定的な例として与えられて添付図面によって示された実施形態の詳細説明を読むことからより良く理解されるであろう。
本発明の一例示的実施形態でのタイヤの側壁上に形成された特定のテクスチャを含むタイヤの一部の概略斜視図である。 図1でのタイヤの側壁のテクスチャの一部を示す図である。 本発明の更に別の例示的実施形態によるタイヤの側壁のテクスチャの一部を示す図である。 本発明の更に別の例示的実施形態によるタイヤの側壁のテクスチャの一部を示す図である。 本発明の更に別の例示的実施形態によるタイヤの側壁のテクスチャの一部を示す図である。 マーキングが与えられた図2でのタイヤの側壁のテクスチャの一部を示す図である。
図1は、トレッド12と一方のみが図で可視であるいずれかの側でのトレッドを取り囲む横の側壁14とを含むタイヤ10を概略的に示す。トレッド12は、走行中に路面と接触することを意図したトレッド面を含む。
側壁14は、製造中のタイヤのカーカス層の重複に関連付けられたこの側壁の変形を隠すために特に与えられたテクスチャ16を含む。テクスチャ16は、側壁14の全て又は一部にわたって、特に変形を含む部分にわたって延びることができる。テクスチャ16は、側壁14上にリングの形態の全体的な環状面を形成することができる。変形例では、テクスチャ16は、周方向に不連続である場合がある。
テクスチャ16は、側壁上に互いに隣接して配置されて同一外形を有する複数のパターン18、20で構成される。図示の例示的実施形態では、パターン18、20は、正方形の外形を有する。テクスチャ16は、すなわち、均等な正方形のパターン18、20に分割される。テクスチャ16は、この場合にチェス盤形状を有する。
テクスチャ16は、各々が周方向に延びて半径方向で隣接して配置された複数のストリップによって形成される。各ストリップは、パターン18、20の交替で構成される。
図2によってより明瞭に示すように、各パターン18は、側壁14の面の中に埋め込まれる方式で形成された複数の互いに平行なストライエーション(細いスジあるいは線条)22を含む。ストライエーション22は、すなわち、単一延長方向D1に見た時にパターン18で延びる複数の平行な列を形成するように配置される。図示の例示的実施形態では、延長方向D1は、絶対値で45°の値を有するタイヤの回転軸に垂直な半径方向との角度を形成する。変形では、この角度に関して他の値を与えることが勿論可能である。
パターン18と同様の方式で、各パターン20は、延長方向D1とは異なる1つのかつ同じ延長方向D2に延びる複数の互いに平行のストライエーション24を含む。図示の例示的実施形態では、延長方向D1及びD2間に形成された角度の値は、絶対値で90°に等しい。これに代えて、この角度の更に別の値を与えることが可能であるが、テクスチャ16によって生成された視覚効果の品質を最適にするために絶対値で45°と90°の間の範囲に留まることが好ましい。
ストライエーション22及び24は、それぞれパターン18又は20でそれぞれ延長方向D1又はD2に直線的に延びる。ストライエーション22、24は、連続的である。これに代えて、ストライエーション22、24は、不連続であることも可能であると考えられる。
ストライエーション22及び24の隠蔽特性を最適にするために、その平均間隔は、0.05と0.5mmの間である。間隔は、一定又は可変である場合がある。この目的のために、各パターン18、20の面積は、5mm2と3cm2の間である。ストライエーション22、24は、中間深さで0.02mmと0.35mmの間の平均幅を有する。ストライエーション22、24は、少なくとも1ストライエーション/mm2に等しい密度で関連のパターン18、20で分散され、各ストライエーションは、0.0005mm2と0.6cm2の間の平均断面積を有する。ストライエーションの高さは、例えば、0.1mmと0.6mmの間、好ましくは、0.2mmと0.4mmの間である。
図示の例示的実施形態では、テクスチャ16のパターン18、20は、互いに同一であり、これらのパターンの向きのみが異なっている。換言すると、テクスチャ16は、その向きが変化する基本パターンの反復で構成される。パターン18、20の配置は、所与のパターン18、20に関して、この所与のパターンに隣接する各パターンのストライエーション22、24の列がこの所与のパターンのテクスチャ要素の列の延長方向に関して異なる延長方向D1、D2を有するように編成される。
上述のように、テクスチャのパターン18、20は、この場合に正方形の外形を有する。図示の例示的実施形態では、テクスチャ16の中央ゾーンに位置する周方向ストリップを考察すると、パターン18の横側は、それに先行するパターン20の横側と共有され、パターン18の反対側の横側は、それに続くパターン20の横側と共有される。同様に、パターン18の内側は、その下方に位置するパターン20の外側と共有され、パターン18の外側は、その上方に位置するパターン20の内側と共有される。
テクスチャ16の各パターン18又は20は、それぞれ、第1の明度L*1又は第2の明度L*2と呼ばれる明度を有する。テクスチャド加工されていない側壁14の残りは、パターンの第1及び第2の明度L*1、L*2よりも少なくとも5単位、好ましくは少なくとも10単位高い第3の明度L*3と呼ばれる明度を有する。これは、テクスチャ16とテクスチャド加工されていない側壁14の残りとの間に対照を生成し即ちコントラストをなし、テクスチャをより可視にする。テクスチャ16の各パターン18、20の第1及び第2の明度L*1及びL*2は、例えば、5と15の間とすることができる。2つの隣接パターン18、20間の明度L*1及びL*2の差の絶対値は、好ましくは3未満又はそれに等しい。
明度を測定するための適切な装置は、Konica-Minolta CM 700D分光比色計である。この装置は、以下を測定するのに適している:
-側壁14の区域の明度L*1からL*3、
-赤と緑の間の第1の色合いを定義する成分a*
-黄と青の間の第2の色合いを定義する成分b*
この装置は、測定されることになるタイヤの側壁14の部分上に位置決めされ、次に、3つのパラメータL*、a*、及びb*の値を与える。これらの測定は、10°の角度に設定されてD65タイプ光設定値(照明に関する国際委員会、CIEによって定義されるような設定値)を用いる「SCI」(反射成分を含む)モードを使用して行われる。この装置により、側壁のテクスチャ16の明度が測定され、これは、次に、テクスチャド加工されていない側壁14の各部分の明度と比較される。
図2は、テクスチャのパターンのストライエーション22、24の向きの非限定的な例を示している。これに代えて、ストライエーションに関して他の向きを与えることは勿論可能である。
例えば、同一である要素が同じ参照番号を有する図3に示す実施形態変形では、テクスチャ16は、ストライエーション30、32の向き及び間隔が変化する第1及び第2のパターン18、20と第3及び第4のパターン26、28との反復で構成される。ストライエーション30及び32は、互いに平行であり、かつ延長方向D1及びD2とは異なる延長のそれぞれ延長方向D3又はD4に問題のパターンで延びる複数の列を形成するように配置される。延長方向D1及びD2間に形成された角度の値は、この場合に90°に等しく、延長方向D3及びD4間に形成された角度の値は、この場合に90°に等しく、延長方向D1又はD2とD3又はD4の間に形成された角度の値は、45°に等しい。
しかし、変形では、所与のパターンに関して、この所与のパターンに隣接する各パターンのストライエーションの列が、この所与のパターンのストライエーションの列のものとは異なる延長方向を有するように、パターン18、20、26、及び28の配置を維持しながら異なる角度値を与えることが可能である。
第1の例示的実施形態と同様の方式で、テクスチャド加工されていない側壁14の各部分は、パターン18、20、26、及び28の異なる明度よりも少なくとも5単位、好ましくは、少なくとも10単位高い明度を有する。
図3に示す変形例では、パターン26、28のストライエーション30、32間の間隔は、パターン18、20のストライエーション22、24の間隔と比較して低減される。これに代えて、ストライエーション22、24に関して同一間隔を与えることが可能である。すなわち、テクスチャ16が間隔ではなくストライエーションの列の向きのみが変化する基本パターンの反復で構成されるように規定することが可能である。
同一である要素が同じ参照番号を有する図4に示す例示的実施形態は、この場合に六角形であるテクスチャのパターン18、20の外形を用いて示す第1の例とは異なっている。変形例では、図5に示すように更に別の形状、例えば、矩形又は平行四辺形形状を与えることが可能である。
様々な実施形態変形例により、マーキングをタイヤの側壁のテクスチャ16に組み込むことも可能である。例えば、同一である要素が同じ参照番号を有する図6に示す例示的実施形態では、タイヤの側壁は、マーキング34をテクスチャ16の区域に含む。マーキング34は、滑らかな面の形態にある場合がある。マーキング34は、この場合はタイヤの技術情報を含む。あらゆる他のタイプのマーキング、例えば、タイヤの銘柄に関する法的又は固有の情報、又は在庫を識別するバーコード、タイヤの個々の製造番号などを提供することが可能である。
マーキング34は、好ましくは、例えば20と30の間とすることができるパターン18及び20のものよりも高い明度を有する。明度のこの差は、マーキング34を明確に可視にすることを可能にする。マーキング34は、好ましくはテクスチャ16に嵌め込まれる又はそれと面一である。
図示の例示的実施形態では、タイヤの側壁のテクスチャ16の各パターンに関して、ストライエーションは、列の形態に配置され、かつこれらの列の延長方向に連続方式で直線的に延びる。変形例では、列の全て又は一部の各々が、延長方向に延びて規則的又は不規則方式で互いから離間する一連のストライエーションによって形成されるように規定することが可能である。
本発明は、側壁の全て又は一部にわたって延びてストライエーションの形態に作られたテクスチャ要素を含む複数のパターンに分割されたテクスチャに基づいて例示したものである。パターンのテクスチャ要素が、円形、円筒形、多角形などの形状を有することができ、かつ問題の特許に関して同じ延長方向に延びる平行な列の形態に配置された他のタイプの埋め込まれたテクスチャ要素、例えば、キャビティを含むとしても、本発明の範囲からの逸脱を構成しないと考えられる。
他の実施形態により、タイヤの側壁から突出するテクスチャ要素、例えば、ブレード、ストランド、平行六面体、多角形などの断面の突起を含むパターンを与えることも可能である。この場合、これらの突出する要素の平均高さは、0.1mmと0.6mmの間とすることができる。
本発明に提案するテクスチャを用いて、タイヤの成形によって引き起こされる側壁の局所変形は、特に有効に隠される。更に、互いに対するパターンの特定の向きと組み合わされたパターンのテクスチャ要素の配置は、異なる明度を有するパターンをまさにそのテクスチャ内に取得することを可能にする。テクスチャ内に得られたコントラストは、タイヤの仕上げに対して顕著な視覚効果を生成する。
更に、テクスチャド加工されていない側壁の各部分の明度とテクスチャの各パターンの明度との間の少なくとも5単位の差の規定は、テクスチャをより可視にする対照(コントラスト)効果を生成することを可能にする。

Claims (10)

  1. トレッド(12)と該トレッドの範囲を定める2つの側壁(14)とを含み、該側壁のうちの少なくとも一方が該側壁の残りと対照をなす少なくとも1つのテクスチャ(16)を含む、ゴム材料で作られたタイヤであって、
    前記テクスチャは、同一正方形の隣接する少なくとも第1及び第2のパターン(18、20)に分割され、第1及び第2のパターンの全てが、1つの且つ同じ延長方向に延びる複数の列を該正方形のパターン内に形成するように配置された複数のテクスチャ要素(22、24)を含み、
    前記テクスチャの所与の正方形のパターンに関して、
    該所与の正方形のパターンに隣接する各正方形のパターン内のテクスチャ要素の前記列は、該所与の正方形のパターンのテクスチャ要素の該列の前記延長方向とは異なる延長方向を有し、
    前記テクスチャ(16)が前記第1及び第2のパターン(18、20)の交互配置で作られ、前記正方形の第1のパターン(18)のテクスチャ要素の列の延長方向は同一であり、前記正方形の第2のパターン(20)のテクスチャ要素の列の延長方向は同一であり且つ前記正方形の第1のパターン(18)のテクスチャ要素の列の延長方向とは異なり、
    前記テクスチャは、それぞれが円周方向に延び径方向に隣接して配置されたストリップによって形成され、
    前記テクスチャの中央領域に配置された円周方向のストリップでは、所与の第1の正方形のパターンの横側は該所与の第1の正方形のパターンに先行する第2の正方形のパターンの横側と共有され、前記所与の第1の正方形のパターンの反対側の横側は前記所与の第1の正方形のパターンに続く第2の正方形のパターンの横側とされ、前記所与の第1の正方形のパターンの内側は該所与の第1の正方形のパターンの下方に位置する第2の正方形のパターンの外側と共有され、前記所与の第1の正方形のパターンの外側は該所与の第1の正方形のパターンの上方に位置する第2の正方形のパターンの内側と共有され、前記所与の第1の正方形のパターンの各側部は、該所与の第1の正方形のパターンの下方に位置する第2の正方形のパターンの横側および該所与の第1の正方形のパターンの上方に位置する第2の正方形のパターンの横側と整列し、
    テクスチャド加工されていない前記側壁の前記残りの明度が、該テクスチャの前記第1及び第2のパターン(18、20)の明度よりも少なくとも5単位高い、
    ことを特徴とするタイヤ。
  2. 各パターンの前記テクスチャ要素(22、24)の全て又は一部が、該パターンの前記列の前記延長方向に該パターン内で直線的に延びている、
    請求項1に記載のタイヤ。
  3. 各パターンの前記テクスチャ要素(22、24)の全て又は一部が、1つのかつ同じ基本要素の反復である、
    請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記テクスチャ(18、20)の前記パターンは、互いに同一である、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記所与のパターンのテクスチャ要素(22、24)の前記列の前記延長方向間と該所与のパターンに隣接する各パターンのテクスチャ要素の前記列の前記延長方向間とに形成された角度の値が、絶対値で45°よりも大きいか又はそれに等しい、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記角度の前記値は、絶対値で60°よりも大きく、好ましくは絶対値で90°に等しい、
    請求項5に記載のタイヤ。
  7. 前記角度の前記値は、絶対値で135°未満又はそれに等しい、
    請求項5又は6に記載のタイヤ。
  8. 前記テクスチャの前記パターン(18、20)は、多角形、とりわけ、正方形及び/又は矩形及び/又は六角形及び/又は平行四辺形形状の外形を有している、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載のタイヤ。
  9. 前記テクスチャの前記パターン(18、20)の全て又は一部の面積が、5mm2と3cm2の間、好ましくは10mm2と50mm2の間である、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤ。
  10. 前記テクスチャは、タイヤの前記側壁上に全体的に環状面を形成する、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタイヤ。
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