JP7259509B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、装飾部を設けたタイヤに関する。
下記特許文献1には、可視面に、複数のタフト又は複数のブレードを有するタイヤが記載されている。この種のタイヤは、前記各タフト又は前記各ブレードが、入射光を捕らえ、光吸収により、艶消しの視覚的印象を与えるので、優れたコントラストを発揮する。
特表2013-505872号公報
しかしながら、このようなブレード等には、その一部に、ゴム欠け等の損傷が生じる場合がある。この種の損傷が生じたブレード等は、前記損傷が目立つとともに、コントラストが低下する。
近年、このような損傷が生じた場合でも、前記損傷を目立たなくし、かつ、コントラストの低下を抑制することが望まれている。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ゴム欠け等の損傷が目立たなくなるとともに、コントラストの低下が抑制されたタイヤを提供することを課題としている。
本発明は、タイヤであって、前記タイヤの視認可能な外表面の少なくとも一部に装飾部を有し、前記装飾部は、並列された複数のリッジを含み、前記各リッジの幅は、その長手方向に沿って、最小幅部と最大幅部とが繰り返され、前記各リッジの高さは、前記長手方向に沿って、最小高さ部と最大高さ部とが繰り返され、前記最小幅部と前記最大幅部との間のピッチp1が、0.1~5.0mmである。
本発明に係るタイヤは、前記最小幅部には、前記最小高さ部が設けられているのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記最大幅部には、前記最大高さ部が設けられているのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記各リッジの配設ピッチp3が、0.1~1.2mmであるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記最小幅部の幅w1が、0.05~0.25mmであり、前記最大幅部の幅w2は、0.25~0.55mmであるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記最小高さ部の高さh1が、0.05~0.25mmであり、前記最大高さ部の高さh2は、0.25~0.55mmであるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記装飾部が、前記タイヤのサイドウォール部に設けられているのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記装飾部が、隣接する前記リッジ間に配される底面部を有し、前記リッジは、前記長手方向に沿った稜線を有し、前記稜線は、前記底面部に対して傾斜してジグザグ状に延びるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記装飾部が、隣接する前記リッジ間に配される底面部を有し、前記リッジは、前記長手方向に沿った稜線を有し、前記稜線は、前記最小高さ部で前記底面部に沿って延びる第1部分と、前記最大高さ部で前記底面部に沿って延びる第2部分とを含むのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記稜線が、前記第1部分と前記第2部分とを継ぐ第3部分を含み、前記第3部分は、前記底面部に対して傾斜するのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記最大幅部の幅w2と、前記最小幅部と前記最大幅部との間のピッチp1との比(p1/w2)は、0.8~2.0であるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記リッジの幅方向の断面が、三角形状又は台形状であるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記リッジの幅中心線が、直線状に延びているのが望ましい。
本発明のタイヤは、並列された複数のリッジを含む装飾部を有している。前記各リッジの高さは、その長手方向に沿って、最小高さ部と最大高さ部とが繰り返される。また、前記各リッジの幅は、前記長手方向に沿って、最小幅部と最大幅部とが繰り返される。このようなリッジは、光の反射が大きくなる部分と光の反射が小さくなる部分が形成されるので、前記装飾部の明暗のコントラストを高める。また、このようなリッジは、凹凸状で形成されるので、その一部に、ゴム欠け等の損傷が発生した場合でも、前記損傷が目立たなくなり、コントラストの低下が抑制される。さらに、前記最小幅部と前記最大幅部との間のピッチp1が0.1~5.0mmであるので、前記損傷が一層目立たなくなる。この効果については、後述の実施例にて詳述する。したがって、本発明のタイヤは、ゴム欠け等の損傷が生じた場合でも、その損傷が目立たなくなるとともに、前記装飾部のコントラストの低下が抑制される。
本発明のタイヤの一実施例を示す部分斜視図である。 図1の装飾部の正面拡大図である。 図2のリッジの拡大図である。 (a)は、図3のリッジの平面図、(b)は、(a)の側面図である。 (a)は、他の実施形態のリッジの斜視図、(b)は、(a)の平面図である。 (a)は、さらに他の実施形態のリッジの斜視図、(b)は、(a)の側面図である。 (a)は、さらに他の実施形態のリッジの斜視図、(b)は、(a)の側面図である。 (a)は、さらに他の実施形態のリッジの斜視図、(b)は、(a)の側面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のタイヤ1の斜視図である。図1には、好ましい態様として、乗用車用の空気入りタイヤ1が示される。但し、本発明は、例えば、自動二輪車用や重荷重用の空気入りタイヤ1や他のカテゴリーのタイヤ1に採用されても良い。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、視認可能な外表面1aを具えている。視認可能な外表面1aとは、タイヤ1がリム(図示省略)に組みこまれたときに、外部から目視できる面である。外表面1aは、例えば、トレッド部2の外表面2a、サイドウォール部3の外表面3a及びビード部4の外表面4aを含んでいる。
タイヤ1は、本実施形態では、外表面1aの一部に装飾部9を有している。本実施形態の装飾部9は、サイドウォール部3の外表面3aに設けられている。なお、装飾部9は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、トレッド部2の外表面2a又はビード部4の外表面4aに設けられても良い。
図2は、本実施形態の装飾部9の正面拡大図である。図2に示されるように、装飾部9は、本実施形態では、並列された複数のリッジ10と、隣接するリッジ10、10間に配される底面部11とを含んでいる。各リッジ10は、本実施形態では、底面部11から突出して形成されている。底面部11は、例えば、平滑な面として形成されている。
図3は、本実施形態のリッジ10の拡大斜視図である。図4(a)は、本実施形態のリッジ10の拡大平面図、図4(b)は、(a)のリッジ10の側面図である。図3及び図4に示されるように、各リッジ10は、その幅wが、長手方向f1に沿って、最小幅部12と最大幅部13とを繰り返して形成されている。また、各リッジ10は、その高さhが、長手方向f1に沿って、最小高さ部14と最大高さ部15とを繰り返して形成されている。このようなリッジ10は、光の反射が大きくなる部分と光の反射が小さくなる部分が形成されるので、装飾部9の明暗のコントラストを高める。また、このようなリッジ10は、凹凸状で形成されるので、その一部に、ゴム欠け等の損傷が発生した場合でも、前記損傷が目立たなくなる。
最小幅部12と最大幅部13との間のピッチp1が、0.1~5.0mmである。このようなピッチp1は、前記損傷を、一層目立たなくする。したがって、本実施形態のタイヤ1は、ゴム欠け等の損傷が生じた場合でも、その損傷が目立たなくなるとともに、装飾部9のコントラストの低下が抑制される。
最小高さ部14と最大高さ部15との間のピッチp2は、0.1~5.0mmであるのが望ましい。これにより、装飾部9の高いコントラストが、より維持される。
一般に、ゴム欠け等の損傷は、剛性の小さい最小幅部12に集中しやすい。本実施形態では、各リッジ10は、最小幅部12に最小高さ部14が設けられている。これにより、前記損傷が、光の反射が小さい最小高さ部14に集中することになる。したがって、前記損傷が、さらに目立ちにくくなり、装飾部9のコントラストの低下が、一層抑制される。
各リッジ10は、本実施形態では、最大幅部13には、最大高さ部15が設けられている。これにより、光の反射が大きい最大高さ部15は、ゴム欠け等の損傷の可能性が大きく抑制されるので、光の反射が高く維持される。このため、装飾部9のコントラストが、さらに明瞭になる。本実施形態では、最小幅部12と最大幅部13との間のピッチp1は、最小高さ部14と最大高さ部15との間のピッチp2と同じに形成されている。
各リッジ10の最小幅部12の幅w1は、0.05~0.25mmであるのが望ましい。最小幅部12の幅w1が0.05mm未満の場合、リッジ10の剛性が小さくなり、リッジ10から底面部11に延びる損傷が生じやすくなるおそれがある。最小幅部12の幅w1が0.25mmを超える場合、最小幅部12の剛性が大きくなり、損傷の発生を最小幅部12に集中できないおそれがある。
各リッジ10の最大幅部13の幅w2は、0.25~0.55mmであるのが望ましい。最大幅部13の幅w2が0.25mm未満の場合、最大幅部13の剛性が小さくなり、損傷が生じやすくなるおそれがある。最大幅部13の幅w2が0.55mmを超える場合、各リッジ10、10間の配設ピッチp3が大きくなり、コントラストが小さくなるおそれがある。
最小幅部12及び最大幅部13の剛性の差を適正にして、損傷の発生箇所を制御しつつ装飾部9のコントラストを大きくするために、最小幅部12の幅w1と最大幅部13の幅w2との比(W1/W2)は、0.2~0.4が望ましい。また、最大幅部13の幅w2とピッチp1との比(p1/w2)は、0.8~2.0であるのが望ましい。
各リッジ10の最小高さ部14の高さh1は、0.05~0.25mmであるのが望ましい。高さh1が0.05mm未満の場合、最小高さ部14に隣接する底面部11の反射が大きくなり、かえって装飾部9のコントラストが小さくなるおそれがある。高さh1が0.25mmを超える場合、光の反射が大きくなり、最大高さ部15との光の反射の差が小さくなるので、コントラストが小さくなるおそれがある。
リッジ10の最大高さ部15の高さh2は、0.25~0.55mmであるのが望ましい。最大高さ部15の高さh2が0.25mm未満の場合、光の反射が小さくなり、最小高さ部14との光の反射の差が小さくなるので、装飾部9のコントラストが小さくなるおそれがある。高さh2が0.55mmを超える場合、最大高さ部15に損傷が生じやすくなる。最大高さ部15の損傷は目立つので、コントラストが小さくなるおそれがある。
光の反射の差を好ましい態様にして、装飾部9のコントラストを高める観点より、最小高さ部14の高さh1と最大高さ部15の高さh2との比(h1/h2)は、0.2~0.4が望ましい。
本実施形態のリッジ10は、底面部11から高くなるにしたがって、幅wが小さくなっている。リッジ10は、例えば、底面部11から高くなるにしたがって、幅wが漸減している。このようなリッジ10は、ゴム欠け等の損傷が抑制される。リッジ10は、本実施形態では、底面部11から高さ方向に離間するにしたがって、底面部11に沿った断面積が漸減している。
このようなリッジ10は、例えば、生タイヤ(図示省略)の加硫時に形成される。具体的には、生タイヤを加硫するための周知構造の加硫金型の内面(図示省略)に、リッジ10の反転模様である溝状部が設けられ、生タイヤを加硫することでリッジ10が成形される。加硫金型には、例えば、前記内面と加硫金型の外部とを継ぐ周知構造のベント流路(図示省略)が設けられている。このようなベント流路は、生タイヤと加硫金型との間の空気を排出する。前記空気が前記加硫金型から排出されないと、ベア(タイヤ1の外表面1aに生じるゴム欠け等の損傷)が生じる。例えば、最大高さ部15を形成する前記溝状部に前記ベント流路を設ける。これにより、最大高さ部15でのベアによる損傷が、一層効果的に抑制されて、装飾部9のコントラストが高く維持される。また、例えば、最小高さ部14に前記ベアが生じた場合には、上述の通り、その損傷の発生が目立たなくなるので、コントラストがより高く維持される。
各リッジ10は、本実施形態では、長手方向f1に沿った稜線17を有している。稜線17は、長手方向f1に沿って連続するリッジ10の最大高さ位置として形成される。本実施形態の稜線17は、リッジ10の幅中心線10c上に位置している。
図4(b)によく示されるように、稜線17は、本実施形態では、底面部11に対して傾斜してジグザグ状に延びている。このようなリッジ10は、明暗を明瞭にして、コントラストを高める。本実施形態の稜線17は、最小高さ部14と最大高さ部15との間を直線状に延びている。
図3によく示されるように、リッジ10は、例えば、幅方向f2の断面が、三角形状である。このようなリッジ10は、上述の作用が効果的に発揮される。本実施形態のリッジ10の幅方向f2の断面の面積Aは、最小幅部12及び最小高さ部14で最小となり、最大幅部13及び最大高さ部15で最大となり、最小幅部12から最大幅部13に向かって漸増している。
リッジ10は、底面部11と連なる位置で長手方向f1に延びる一対の根元縁19、19を含んでいる。本実施形態のリッジ10は、根元縁19がジグザグ状に延びている。根元縁19は、例えば、最大幅部13で幅中心線10cから最も離間する位置となり、最小幅部12で幅中心線10cに最も隣接する位置となる。根元縁19は、例えば、最小幅部12と最大幅部13との間を直線状に延びている。
リッジ10は、本実施形態では、幅中心線10cが直線状に延びている。このようなリッジ10は、優れた美観性を発揮することができる。なお、幅中心線10cが円弧状に延びる場合(図示省略)では、最大高さ部15と最小高さ部14との見た目の距離が変化するので、コントラストに変化をつけることができる。
各リッジ10の配設ピッチp3は、0.1~1.2mmであるのが望ましい。配設ピッチp3が0.1mm未満の場合、隣接する最大高さ部15、15同士が近づきすぎ、光の反射が抑制されるので、コントラストが小さくなるおそれがある。配設ピッチp3が5.0mmを超える場合、底面部11による光の反射が大きくなり、コントラストが小さくなるおそれがある。このような観点より、配設ピッチp3は、0.3~0.9mmであるのがさらに望ましい。配設ピッチp3は、隣接するリッジ10の幅中心線10c間の距離である。
図2によく示されるように、リッジ10は、例えば、幅中心線10cがタイヤ半径方向に沿って延びている。各リッジ10は、タイヤ周方向に並べられている。なお、リッジ10は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、タイヤ周方向に沿って円弧状又はタイヤ周方向に対する接線方向に延びてていても良い(図示省略)。この場合、各リッジ10は、タイヤ半径方向に並べられている。
このようなリッジ10は、例えば、装飾部9に、文字等の標章20を形成することで、高いコントラストによる標章20のデザイン性を高めることができる。標章20は、例えば、底面部11から突出し、リッジ10の最大高さ部15よりも大きい高さで形成されている。
図5(a)は、他の実施形態のリッジ10の斜視図、図5(b)は、図5(a)のリッジ10の平面図である。本実施形態のリッジ10と同じ構成には、同じ符号が付されて、その説明が省略される場合がある。図5に示されるように、この実施形態のリッジ10は、根元縁19が波状に延びている。根元縁19は、例えば、最大幅部13で幅中心線10cから最も離間する位置となり、最小幅部12で幅中心線10cに最も隣接する位置となる。このようなリッジ10は、光を多方向に反射してコントラストを高める。
図6(a)は、さらに他の実施形態のリッジ10の斜視図、図6(b)は、図6(a)のリッジ10の側面図である。上述されたリッジ10と同じ構成には、同じ符号が付されて、その説明が省略される場合がある。図6に示されるように、この実施形態のリッジ10は、幅方向f2の断面が台形状、詳しくは、底辺の両端の内角が互いに等しい等脚台形状に形成されている。
この実施形態のリッジ10は、稜線17が幅方向f2の両側に2本形成される。この実施形態の稜線17は、最小高さ部14で底面部11に沿って延びる第1部分17aと、最大高さ部15で底面部11に沿って延びる第2部分17bとを含んでいる。このような、リッジ10は、高い剛性を有するので、ゴム欠け等の損傷の発生が抑制される。前記「沿って」とは、稜線17と底面部11とが、タイヤ製造上の誤差程度の平行を含むことを意味する。
この実施形態のリッジ10の稜線17は、第1部分17aと第2部分17bとを継ぐ第3部分17cを有している。第3部分17cは、この実施形態では、底面部11に対して傾斜している。第1部分17a、第2部分17b及び第3部分17cは、本実施形態では、その長手方向の長さL1~L3が同じである。このような稜線17は、リッジ10の剛性を高める。
この実施形態のリッジ10の根元縁19は、内側部分19aと外側部分19bと継部分19cとを含んでいる。内側部分19aは、例えば、最小幅部12で幅中心線10cに沿って延びている。外側部分19bは、最大幅部13で幅中心線10cに沿って延びている。継部分19cは、内側部分19aと外側部分19bとを継いでいる。このような内側部分19a及び外側部分19bは、高い剛性を有するので、ゴム欠け等の損傷の発生を抑制する。継部分19cは、この実施形態では、幅中心線10cに対して傾斜し、かつ、直線状に延びているので、上述の作用を効果的に発揮させる。前記「沿って」とは、根元縁19と幅中心線10cとが、タイヤ製造上の誤差程度の平行を含む意味である。
図7(a)は、さらに他の実施形態のリッジ10の斜視図、図7(b)は、図7(a)のリッジ10の側面図である。上述されたリッジ10と同じ構成には、同じ符号が付されて、その説明が省略される場合がある。図7に示されるように、この実施形態のリッジ10は、幅方向f2の断面が台形状、詳しくは、等脚第形状に形成されている。このようなリッジ10も大きな剛性を有してるので、ゴム欠け等の損傷が抑制される。
この実施形態のリッジ10は、稜線17が、第1部分17aと第2部分17bとを含んでいる。第1部分17a及び第2部分17bは、この実施形態では、底面部11に沿って延びている。また、リッジ10は、例えば、根元縁19が、内側部分19aと外側部分19bと継部分19cとを含んでいる。この実施形態の内側部分19a及び外側部分19bは、幅中心線10cに沿って延びている。この実施形態の継部分19cは、幅中心線10cに対して直角である。このようなリッジ10は、損傷をさらに最小幅部12に生じやすくして、目立たなくさせる。
リッジ10は、この実施形態では、最小幅部12及び最小高さ部14を含む第1リッジ部10Aと、最大幅部13及び最大高さ部15を含む第2リッジ部10Bとを含んで形成される。第1リッジ部10A及び第2リッジ部10Bは、この実施形態では、長手方向f1に交互に配されている。第1リッジ部10Aは、例えば、幅方向f2の断面が、長手方向f1に沿って、同じ形状に形成されている。第2リッジ部10Bは、例えば、幅方向f2の断面が、長手方向f1に沿って、同じ形状に形成されている。
図8(a)は、さらに他の実施形態のリッジ10の斜視図、図8(b)は、図8(a)のリッジ10の側面図である。上述されたリッジ10と同じ構成には、同じ符号が付されて、その説明が省略される場合がある。図8に示されるように、この実施形態のリッジ10は、幅方向f2の断面が台形状、詳しくは、等脚第形状に形成されている。このようなリッジ10も大きな剛性を有してるので、ゴム欠け等の損傷が抑制される。
この実施形態のリッジ10は、稜線17が、底面部11に対して傾斜してジグザグ状に延びている。また、リッジ10は、例えば、根元縁19が、最大幅部13で幅中心線10cから最も離間する位置となり、最小幅部12で幅中心線10cに最も隣接する位置となる、ジグザグ状に延びている。このようなリッジ10においても、上述の作用が効果的に発揮される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、サイドウォール部の外表面に、装飾部を具えるタイヤが試作された。リッジは、周知構造の加硫金型の内面に配された溝状体で成形された。そして、各試作タイヤの装飾部のコントラスト及び外観性についてテストされた。表1に記載された以外の仕様は、比較例及び実施例ともに実質的に同じである。
p1=p2
<コントラスト・外観性>
検査員が、試作タイヤを1m離れた側方から目視し、装飾部のリッジのコントラスト、及び、ゴム欠けやタイヤ製造時のベアによる損傷の目立ち具合に基づく外観性を官能により評価した。結果は、比較例1を100とする評点で示されている。数値が大きいほうが、優れている。なお、損傷は、同程度の大きさ及び個数となるものが選択されて、対比されている。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0007259509000001
実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比して、損傷が目立たずに、コントラストが高く維持されていることが理解される。また、リッジの各寸法を好ましい範囲で変化させてテストを行ったが、同様の結果であった。
1 タイヤ
9 装飾部
10 リッジ
12 最小幅部
13 最大幅部
14 最小高さ部
15 最大高さ部
f1 長手方向

Claims (12)

  1. タイヤであって、
    前記タイヤの視認可能な外表面の少なくとも一部に装飾部を有し、
    前記装飾部は、並列された複数のリッジを含み、
    前記各リッジの幅は、その長手方向に沿って、最小幅部と最大幅部とが繰り返され、
    前記各リッジの高さは、前記長手方向に沿って、最小高さ部と最大高さ部とが繰り返され、
    前記最小幅部と前記最大幅部との間のピッチp1が、0.1~5.0mmであり、
    前記装飾部は、隣接する前記リッジ間に配される底面部を有し、
    前記リッジは、前記長手方向に沿った稜線を有し、
    前記稜線は、前記底面部に対して傾斜してジグザグ状に延びる、
    タイヤ。
  2. タイヤであって、
    前記タイヤの視認可能な外表面の少なくとも一部に装飾部を有し、
    前記装飾部は、並列された複数のリッジを含み、
    前記各リッジの幅は、その長手方向に沿って、最小幅部と最大幅部とが繰り返され、
    前記各リッジの高さは、前記長手方向に沿って、最小高さ部と最大高さ部とが繰り返され、
    前記最小幅部と前記最大幅部との間のピッチp1が、0.1~5.0mmであり、
    前記装飾部は、隣接する前記リッジ間に配される底面部を有し、
    前記リッジは、前記長手方向に沿った稜線を有し、
    前記稜線は、前記最小高さ部で前記底面部に沿って延びる第1部分と、前記最大高さ部で前記底面部に沿って延びる第2部分とを含む、
    タイヤ。
  3. タイヤであって、
    前記タイヤの視認可能な外表面の少なくとも一部に装飾部を有し、
    前記装飾部は、並列された複数のリッジを含み、
    前記各リッジの幅は、その長手方向に沿って、最小幅部と最大幅部とが繰り返され、
    前記各リッジの高さは、前記長手方向に沿って、最小高さ部と最大高さ部とが繰り返され、
    前記最小幅部と前記最大幅部との間のピッチp1が、0.1~5.0mmであり、
    前記リッジの幅中心線は、直線状に延びている、
    タイヤ。
  4. 前記最小幅部には、前記最小高さ部が設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 前記最大幅部には、前記最大高さ部が設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 前記各リッジの配設ピッチp3は、0.1~1.2mmである、請求項1ないし5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 前記最小幅部の幅w1は、0.05~0.25mmであり、
    前記最大幅部の幅w2は、0.25~0.55mmである、請求項1ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記最小高さ部の高さh1は、0.05~0.25mmであり、
    前記最大高さ部の高さh2は、0.25~0.55mmである、請求項1ないし7のいずれかに記載のタイヤ。
  9. 前記装飾部は、前記タイヤのサイドウォール部に設けられている、請求項1ないし8のいずれかに記載のタイヤ。
  10. 前記稜線は、前記第1部分と前記第2部分とを継ぐ第3部分を含み、
    前記第3部分は、前記底面部に対して傾斜する、請求項に記載のタイヤ。
  11. 前記最大幅部の幅w2と、前記最小幅部と前記最大幅部との間のピッチp1との比(p1/w2)は、0.8~2.0である、請求項1ないし10のいずれかに記載のタイヤ。
  12. 前記リッジは、幅方向の断面が、三角形状又は台形状である、請求項1ないし11のいずれかに記載のタイヤ。
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