JP7202348B2 - 電極シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電極シートを製造する方法に関する。
従来、電極シートとして、集電箔の表面上に電極合材層を有する電極シートが知られている。このような電極シートの製造方法としては、例えば、特許文献1に開示されている方法が知られている。
特開2020-68113号公報
具体的には、まず、対向して回転するAロールとBロールとを有し、集電箔をAロールとBロールとの間隙に通すようにしてBロールによって集電箔を搬送する装置を用いて、溶媒を含むことなく電極活物質の粉体とバインダの粉体とが混合された混合粉体を、集電箔の表面に配置する。詳細には、AロールとBロールによって搬送される集電箔との間に電位差を生じさせた状態で、Aロールの外周面に混合粉体を連続的に供給して、Aロールの外周面に供給された混合粉体と集電箔との間に電位差を生じさせ、混合粉体と集電箔との間に働く静電気力によって、混合粉体を、Aロールの外周面から集電箔の表面へ移動させて、Bロールによって搬送される集電箔の表面に混合粉体を連続的に配置する。
その後、ロールプレス工程において、対向して回転する一対のホットロール(第1ロールと第2ロール)の間に、集電箔の表面上に配置された混合粉体からなる電極合材層を有する電極シートを通す(ロールプレスする)ことによって、電極合材層に含まれるバインダを軟化または溶融させつつ、電極合材層と集電箔とを圧接することで、電極活物質とバインダとを有する電極合材層が集電箔の表面に接着された電極シートを製造する。なお、混合粉体は、活物質粒子の表面に複数のバインダ粒子が結合した複数の複合粒子からなり、ロールプレス工程を行う前の電極合材層は、複数の複合粒子が集電箔の表面上に堆積した電極合材層となっている。また、集電箔の両面(第1表面と第2表面)に電極合材層(第1電極合材層と第2電極合材層)を有する電極シートを製造する場合は、まず、前述のようにして集電箔の第1表面に第1電極合材層を接着した後、集電箔の第2表面に対し、第1表面と同様の処理を行って、集電箔の第2表面上に第2電極合材層を接着することが記載されている。
ところで、集電箔の両面(第1表面と第2表面)に電極合材層(第1電極合材層と第2電極合材層)を有する電極シートを製造した場合に、集電箔の第2表面に対する第2電極合材層の結着力が弱くなることがあった。具体的には、ロールプレス工程において、集電箔と、集電箔の第1表面上に形成された第1電極合材層(バインダ粒子によって活物質粒子同士が結着した層)と、集電箔の第2表面上に形成されたプレス前第2電極合材層(複数の複合粒子が集電箔の表面上に堆積した層)と、を有する電極シートをロールプレスするとき、第2電極合材層に含まれるバインダ粒子のうち集電箔の第2表面に接触するバインダ粒子を軟化または溶融した状態にすることができず、第2電極合材層を集電箔の第2表面に適切に接着することができないことがあった。このため、第2電極合材層が集電箔の第2表面から剥がれやすくなることがあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、第2電極合材層が集電箔の第2表面から剥がれ難い電極シートの製造方法を提供することを目的とする。
属からなる集電箔の第1表面上に、バインダ粒子によって活物質粒子同士が結着してなる第1電極合材層を有し、且つ、前記集電箔の前記第1表面とは逆側の第2表面上に、前記バインダ粒子によって前記活物質粒子同士が結着してなる第2電極合材層を有する電極シートの製造方法において、前記集電箔と、前記集電箔の前記第1表面上に形成された前記第1電極合材層と、活物質粒子の表面に前記活物質粒子よりも小径のバインダ粒子が複数結合した複合粒子が、前記集電箔の前記第2表面上に堆積したプレス前第2電極合材層と、を有する前記電極シートについて、前記集電箔を誘導加熱して、前記プレス前第2電極合材層に含まれる前記バインダ粒子を軟化または溶融させるプレス前加熱工程と、前記プレス前加熱工程の後、軟化または溶融した前記バインダ粒子を有する前記電極シートを、第1ロールと第2ロールとの間でロールプレスすることによって、前記プレス前第2電極合材層を厚み方向に圧縮して、前記バインダ粒子によって前記活物質粒子同士が結着した前記第2電極合材層を形成すると共に、前記バインダ粒子によって前記第2電極合材層を前記集電箔の前記第2表面に結着させるロールプレス工程と、を備える電極シートの製造方法が好ましい。
上述の製造方法では、プレス前加熱工程において、集電箔と、集電箔の第1表面上に形成された第1電極合材層と、集電箔の第2表面上に形成されたプレス前第2電極合材層と、を有する電極シートについて、集電箔を誘導加熱して、プレス前第2電極合材層に含まれるバインダ粒子を軟化または溶融させる。なお、プレス前加熱工程を行うときのプレス前第2電極合材層は、溶媒(液体)を含むことなく、複数の複合粒子が集電箔の表面上に堆積した層(複数の複合粒子からなる層)である。一方、プレス前加熱工程を行うときの第1電極合材層は、既に、バインダ粒子によって活物質粒子同士が結着した層となっている。また、複合粒子は、溶媒(液体)を含むことなく、活物質粒子の表面に活物質粒子よりも小径のバインダ粒子が複数結合した粒子である。詳細には、複合粒子は、活物質粒子の表面に、少なくともバインダ粒子が複数結合している粒子であり、バインダ粒子の他にアセチレンブラックなどの導電粒子が、活物質粒子の表面に結合した粒子であっても良い。
上述のプレス前加熱工程では、誘導加熱された集電箔を通じて、プレス前第2電極合材層に含まれるバインダ粒子が加熱されるので、プレス前第2電極合材層において、集電箔の第2表面に近い側に位置するバインダ粒子のほうが、集電箔の第2表面から遠い側に位置するバインダ粒子よりも、軟化または溶融の程度が高くなり、粘着性が高くなる。これにより、その後、ロールプレス工程において、プレス前加熱工程を行った電極シート(バインダ粒子が軟化または溶融した状態の電極シート)をロールプレスすることで、第2電極合材層を集電箔の第2表面に強固に結着させることができる。
さらに、上述の製造方法では、ロールプレス工程において、プレス前加熱工程を行った電極シート(プレス前第2電極合材層に含まれるバインダ粒子が軟化または溶融した状態の電極シート)を、第1ロールと第2ロールとの間でロールプレスする。これにより、プレス前第2電極合材層を厚み方向に圧縮して、バインダ粒子によって活物質粒子同士が結着した第2電極合材層を形成する(バインダ粒子によって活物質粒子同士を結着させることで、プレス前第2電極合材層を第2電極合材層にする)と共に、バインダ粒子によって前記第2電極合材層を前記集電箔の前記第2表面に結着させる。
ところで、前述のプレス前加熱工程では、プレス前第2電極合材層に含まれるバインダ粒子のうち、後のロールプレス工程においてロール(例えば第1ロール)の外周面に接触するバインダ粒子の粘着性を、相対的に低くできる。これにより、ロールプレスを行って、第2電極合材層がロール(例えば第1ロール)の外周面から離間するとき、当該ロールに接触していたバインダ粒子が、当該ロールの外周面から離間し易くなる。このため、ロールプレス工程を行って、ロール(例えば第1ロール)の外周面に接触した第2電極合材層がロールの外周面から離間するときに、「第2電極合材層の一部が、集電箔の第2表面上から脱離(剥離)してロール(例えば第1ロール)の外周面に転写されてしまうこと」を低減することができる。
本発明の一態様は、前記の電極シートの製造方法であって、前記ロールプレス工程は、前記電極シートの前記プレス前第2電極合材層の外側表面が接触する前記第1ロールの外周面の温度を、前記第2ロールの外周面の温度よりも低くして、前記電極シートをロールプレスする電極シートの製造方法である。
上述の製造方法では、ロールプレス工程において、電極シートのプレス前第2電極合材層の外側表面(集電箔側とは反対側の表面)を第1ロールの外周面に接触させる態様で、電極シートを第1ロールと第2ロールとによってロールプレスする。詳細には、ロールプレス工程において、プレス前第2電極合材層の外側表面が接触する第1ロールの外周面の温度を、第2ロールの外周面の温度よりも低くして、電極シートを第1ロールと第2ロールとの間でロールプレスする。
これにより、第2電極合材層内のバインダ粒子について、第1ロールに対する粘着力(付着力)を、集電箔に対する粘着力(付着力)に比べて、より一層低下させることができる。すなわち、第2電極合材層内のバインダ粒子のうち、第1ロールに接触するバインダ粒子の粘着力を、集電箔に接触するバインダ粒子の粘着力に比べて、より一層低くすることができる。
このようにすることで、ロールプレスを行って、第2電極合材層の外側表面が第1ロールの外周面から離間するとき、第1ロールに接触していたバインダ粒子が、第1ロールの外周面からより一層離間し易くなる。これにより、第2電極合材層が第1ロールの外周面から離間するときに、「第2電極合材層の一部が、集電箔の第2表面上から脱離(剥離)して第1ロールの外周面に転写されてしまうこと」を、より一層低減することができる。
なお、第1ロールの外周面の温度は、プレス前加熱工程によって軟化または溶融したバインダ粒子のうち第1ロールに接触するバインダ粒子の粘着力(接着力)が低下する温度に設定すると良い。例えば、第1ロールの外周面の温度は、バインダ粒子の軟化温度よりも低い温度にするのが好ましい。
実施形態にかかる電極シート製造装置の側面視概略図である。 プレス前加熱工程を行うときの電極シートの側面視拡大図であり、図1のB部拡大図である。 同電極シートの平面図である。 図1のC部拡大図である。 図1のD部拡大図である。 実施形態の製造方法によって製造した電極シートの側面図である。 比較形態1にかかる電極シート製造装置の側面視概略図である。 比較形態2にかかる電極シート製造装置の側面視概略図である。
<実施形態>
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、リチウムイオン二次電池の負極シートの製造に、本発明を適用したものである。すなわち、本実施形態では、電極シートの製造方法として、負極シートの製造方法を例示する。本実施形態では、集電箔110と、この集電箔110の第1表面110b上に結着した第1負極合材層120(第1電極合材層)と、集電箔110の第2表面110c上に結着した第2負極合材層130(第2電極合材層)と、を有する負極シート100(電極シート)を製造する(図6参照)。なお、第1負極合材層120及び第2負極合材層130は、複数の活物質粒子121と複数のバインダ粒子122とからなり、バインダ粒子122によって活物質粒子121同士が結着した構造を有する。
まず、実施形態にかかる電極シート製造装置1について説明する。本実施形態では、電極シート製造装置1を用いて、負極シート100(電極シート)を製造する。図1は、実施形態にかかる電極シート製造装置1の側面視概略図である。電極シート製造装置1は、図1に示すように、誘導加熱装置80と、対向して回転する第1ロール40及び第2ロール50と、ニップロール60とを有し、これらが、負極シート100の搬送方向DMの上流側から順に配置された構成を有する。
本実施形態の電極シート製造装置1では、負極シート100は、所定の搬送速度で、当該負極シート100の長さ方向DLに一致する搬送方向DMに搬送される。具体的には、図1に示すように、負極シート100は、まず、搬送方向DMについて誘導加熱装置80よりも上流側(図1において誘導加熱装置80よりも左側)の位置から、誘導加熱装置80によって加熱される位置(図1において誘導加熱装置80の上方)に搬送される。
なお、誘導加熱装置80によって加熱される位置に搬送される負極シート100は、図2に示すように、集電箔110と、集電箔110の第1表面110b上に形成された第1負極合材層120と、集電箔110の第2表面110c上に形成されたプレス前第2負極合材層135とを有する。なお、図2は、図1のB部拡大図である。このとき、プレス前第2負極合材層135は、溶媒(液体)を含むことなく、複数の複合粒子123が集電箔110の第2表面110c(図2において上面)上に堆積した層(複数の複合粒子123からなる層)である。このプレス前第2負極合材層135は、図3に示すように、集電箔110のうち、幅方向DWの両端部(第1端部111と第2端部112)を除いた部位(第1端部111と第2端部112との間に位置する中間部113)の第2表面110c上に配置されている。一方、第1負極合材層120は、既に、バインダ粒子122によって活物質粒子121同士が結着した層となっている。
このような構成の負極シート100は、例えば、特開2020-68113や特願2019-206457に記載されている方法によって作製することができる。具体的には、まず、特開2020-68113や特願2019-206457に記載されている方法によって、集電箔110と、集電箔110の第1表面110b上に結着した第1負極合材層120とからなる負極シートを作製する。その後、特開2020-68113や特願2019-206457に記載されている方法によって、この負極シートの集電箔110の第2表面110c上に、複数の複合粒子123を層状に堆積させることで、前述のような構成の負極シート100を作製することができる。
複合粒子123は、溶媒(液体)を含むことなく、活物質粒子121の表面に活物質粒子121よりも小径のバインダ粒子122が複数結合した粒子である。本実施形態では、活物質粒子121として、黒鉛粒子(詳細には、アモルファスコートグラファイト粒子)を用いている。また、バインダ粒子122として、PVDF粒子を用いている。なお、本実施形態のバインダ粒子122は、軟化温度が130℃であり、融点が160℃である。
本実施形態では、複数の活物質粒子121と複数のバインダ粒子122とを、重量比で97.5:2.5の割合で混合して、複数の複合粒子123としている。詳細には、ハイスピードミキサ(アーステクニカ製)を用いて、複数の活物質粒子121と複数のバインダ粒子122とを、重量比で97.5:2.5の割合で混合して、活物質粒子121の表面にバインダ粒子122が複数結合した複数の複合粒子123を作製している。また、本実施形態では、集電箔110として、厚みが8μmの銅箔を用いている。
誘導加熱装置80は、IHコイル(図示省略)を内蔵しており、搬送方向DMに搬送される負極シート100の集電箔110を誘導加熱する(図1参照)。これにより、誘導加熱された集電箔110を通じて、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122(複合粒子123を構成するバインダ粒子122)を加熱して、当該バインダ粒子122を軟化または溶融させる。なお、誘導加熱装置80は、誘導加熱された集電箔110を通じて、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122が軟化または溶融するように(すなわち、バインダ粒子122の温度が軟化温度以上になるように)、負極シート100の集電箔110を誘導加熱する。例えば、誘導加熱装置80は、集電箔110の温度が、バインダ粒子122の軟化温度以上になるように、負極シート100の集電箔110を誘導加熱する。この工程が、後述するプレス前加熱工程である。
このような誘導加熱を行うことで、誘導加熱された集電箔110を通じて、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122が加熱されるので、プレス前第2負極合材層135において、集電箔110の第2表面110cに近い側に位置するバインダ粒子122のほうが、集電箔110の第2表面110cから遠い側に位置するバインダ粒子122よりも、軟化または溶融の程度が高くなり、粘着性が高くなる。これにより、その後、後述するロールプレス工程において、前述の誘導加熱を行った負極シート100(プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122が軟化または溶融した状態の負極シート100)をロールプレスすることで、第2負極合材層130を集電箔110の第2表面110cに強固に結着させることができる。
第1ロール40と第2ロール50とは、鉛直方向(図1において上下方向)に対向して配置されている。なお、第1ロール40と第2ロール50とは、間隔を空けて対面している。また、第1ロール40と第2ロール50とは、図1に矢印で示すように、2つのロールの回転方向が互いに逆方向となるように、すなわち、対面する2つのロールが互いに順方向回転となるように設定されている。また、ニップロール60は、第1ロール40と第2ロール50との対面箇所の間隙の位置よりも搬送方向DMの下流側に位置し、第1ロール40と間隔を空けて対面している(図1参照)。
誘導加熱装置80による誘導加熱を行った負極シート100は、その後、第1ロール40と第2ロール50との対面箇所の間隙に通される。第1ロール40と第2ロール50との対面箇所の間隙寸法は、第1ロール40と第2ロール50との対面箇所の間隙に到達する前の負極シート100の厚みよりも小さくされている。従って、前述の誘導加熱を行った負極シート100(プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122が軟化または溶融した状態の負極シート100)は、第1ロール40と第2ロール50との対面箇所の間隙を通過することで、第1ロール40と第2ロール50とによって、その厚み方向DTにロールプレスされる(図4参照)。なお、図4は、図1のC部拡大図である。
これにより、プレス前第2負極合材層135を厚み方向DTに圧縮して、バインダ粒子122によって活物質粒子121同士が結着した第2負極合材層130を形成する(バインダ粒子122によって活物質粒子121同士を結着させることで、プレス前第2負極合材層135を第2負極合材層130にする)と共に、バインダ粒子122によって第2負極合材層130を集電箔110の第2表面110cに結着させる(図4参照)。なお、本実施形態では、プレス前第2負極合材層135の外側表面135bを第1ロール40の外周面40bに接触させる態様で、負極シート100を第1ロール40と第2ロール50とによってロールプレスする。この工程が、後述するロールプレス工程である。
前述のロールプレスを行った負極シート100は、その後、第1ロール40の外周面40bに抱き角θで巻き付けられる態様で搬送された後、ニップロール60に巻き付けられる態様で搬送されて、その後、ニップロール60よりも搬送方向DMの下流側へ搬送される(図1参照)。なお、本実施形態では、第2ロール50の外周面50bの温度は、バインダ粒子122の軟化温度(130℃)よりも高い140℃に設定されている。一方、第1ロール40の外周面40bの温度は、バインダ粒子122の軟化温度(130℃)よりも低い80℃に設定されている。また、本実施形態では、θ=70°とされている。
次に、本実施形態にかかる負極シート100の製造方法について、詳細に説明する。まず、プレス前加熱工程において、集電箔110と、集電箔110の第1表面110b上に形成された第1負極合材層120と、集電箔110の第2表面110c上に形成されたプレス前第2負極合材層135とを有する負極シート100(図2参照)について、集電箔110を誘導加熱して、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122を軟化または溶融させる。具体的には、負極シート100を搬送方向DMに搬送して、誘導加熱装置80によって加熱される位置(図1において誘導加熱装置80の上方)を通過させることで、負極シート100の集電箔110(金属箔)を誘導加熱して、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122を軟化または溶融させる(図1参照)。
なお、プレス前加熱工程に供給される負極シート100のプレス前第2負極合材層135は、溶媒(液体)を含むことなく、複数の複合粒子123が集電箔110の第2表面110c上に堆積した層(複数の複合粒子123からなる層)となっている(図2参照)。従って、プレス前加熱工程では、複合粒子123を構成するバインダ粒子122(活物質粒子121の表面に接合しているバインダ粒子122)が、軟化または溶融する。
このような誘導加熱を行うことで、誘導加熱された集電箔110を通じて、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122が加熱されるので、プレス前第2負極合材層135において、集電箔110の第2表面110cに近い側に位置するバインダ粒子122のほうが、集電箔110の第2表面110cから遠い側に位置するバインダ粒子122よりも、軟化または溶融の程度が高くなり、粘着性が高くなる。これにより、その後、後述するロールプレス工程において、前述の誘導加熱を行った負極シート100(プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122が軟化または溶融した状態の負極シート100)をロールプレスすることで、第2負極合材層130を集電箔110の第2表面110cに強固に結着させることができる。
次に、ロールプレス工程に進み、プレス前加熱工程を行った負極シート100を、プレス前第2負極合材層135の外側表面135bを第1ロール40の外周面40bに接触させる態様で、第1ロール40と第2ロール50とによってロールプレスする(図1及び図4参照)。これにより、プレス前第2負極合材層135を厚み方向DTに圧縮して、バインダ粒子122によって活物質粒子121同士が結着した第2負極合材層130を形成すると共に、バインダ粒子122によって第2負極合材層130を集電箔110の第2表面110cに結着させる(図4参照)。
ところで、前述のプレス前加熱工程では、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122のうち、ロールプレス工程において第1ロール40の外周面40bに接触するバインダ粒子122(すなわち、プレス前第2負極合材層135の外側表面135bに位置するバインダ粒子122)の粘着性を、相対的に低くできる。プレス前第2負極合材層135の外側表面135bに位置するバインダ粒子122は、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122において、誘導加熱される集電箔110から最も離れているからである。
これにより、ロールプレスを行って、第2負極合材層130が第1ロール40の外周面40bから離間するとき、第1ロール40に接触していたバインダ粒子122が、第1ロール40の外周面40bから離間し易くなる。このため、ロールプレス工程を行って、第1ロール40の外周面40bに接触した第2負極合材層130が第1ロール40の外周面40bから離間するときに、「第1ロール40の外周面40bに接触していたバインダ粒子122と共に、第2負極合材層130の一部が、集電箔110の第2表面110cから脱離(剥離)して第1ロール40の外周面40bに転写されてしまうこと」を低減することができる。
また、本実施形態では、第1ロール40の外周面40bの温度を、第2ロール50の外周面50bの温度よりも低くしている。従って、本実施形態では、プレス前第2負極合材層135の外側表面135bが接触する第1ロール40の外周面40bの温度を、第2ロール50の外周面50bの温度よりも低くして、負極シート100を第1ロール40の外周面40bと第2ロール50の外周面50bとの間でロールプレスする。
これにより、第2負極合材層130内のバインダ粒子122について、第1ロール40に対する粘着力(付着力)を、集電箔110に対する粘着力(付着力)に比べて、より一層低下させることができる。すなわち、第2負極合材層130内のバインダ粒子122のうち、第1ロール40に接触するバインダ粒子122の粘着力を、集電箔110に接触するバインダ粒子122の粘着力に比べて、より一層低くすることができる。
このようにすることで、ロールプレスを行って、第2負極合材層130の外側表面130bが第1ロール40の外周面40bから離間するとき、第1ロール40の外周面40bに接触していたバインダ粒子122が、第1ロール40の外周面40bからより一層離間し易くなる。これにより、第2負極合材層130が第1ロール40の外周面40bから離間するときに、「第2負極合材層130の一部が、集電箔110の第2表面110cから脱離(剥離)して第1ロール40の外周面40bに転写されてしまうこと」を、より一層低減することができる。
なお、第1ロール40の外周面40bの温度は、プレス前加熱工程によって軟化または溶融したバインダ粒子122のうち第1ロール40の外周面40bに接触するバインダ粒子122の粘着力(接着力)が低下する温度に設定されている。具体的には、本実施形態では、第1ロール40の外周面40bの温度を、バインダ粒子122の軟化温度(具体的には130℃)よりも低い温度(具体的には80℃)に設定している。
さらに、本実施形態の製造方法では、ロールプレス工程において、負極シート100を第1ロール40と第2ロール50とによってロールプレスした後、直ちに、第1ロール40及び第2ロール50から負極シート100を離間させるのではなく(第2ロール50からは負極シート100を直ちに離間させるが)、第2負極合材層130が第1ロール40の外周面40bに接触した状態を維持したまま、負極シート100を第1ロール40の外周面40bに沿って一定距離搬送した後に、負極シート100を第1ロール40の外周面40bから離間させる(図1及び図5参照)。なお、図5は、図1のD部拡大図である。
具体的には、第1ロール40と第2ロール50との対面箇所の間隙を通過することによってロールプレスされた負極シート100は、第1ロール40の外周面40bに抱き角θで巻き付けられる態様で搬送された後、ニップロール60に巻き付けられる態様で搬送されることによって、第2ロール50の外周面50bから離間する(図1参照)。従って、負極シート100は、第1ロール40と第2ロール50とによってロールプレスされた後、第1ロール40の外周面40bに接触しつつ第1ロール40の外周面40bに沿って、一定の距離(抱き角θに対応する距離)だけ搬送される。なお、本実施形態では、θ=70°とされている。
このようにすることで、第2負極合材層130が第1ロール40に接触してから離間するまでの時間(接触期間)を長くすることができるので、第1ロール40の外周面40bから第2負極合材層130が離間するまでの間に、第1ロール40の外周面40bに接触するバインダ粒子122の粘着力(第1ロール40に対するバインダ粒子122の付着力)をより一層低下させることができる。これにより、第2負極合材層130が第1ロール40の外周面40bから離間するとき、第1ロール40の外周面40bに接触していたバインダ粒子122が、第1ロール40の外周面40bからより一層離間し易くなる(換言すれば、第1ロール40の外周面40bに転写され難くなる)。従って、本実施形態の製造方法では、「第2負極合材層130の一部が、集電箔110の第2表面110cから脱離(剥離)して第1ロール40の外周面40bに転写されてしまうこと」を、より一層低減することができる。
上述のようにして作製した負極シート100は、その後、正極シート及びセパレータと組み合わされて、電極体を形成する。次いで、この電極体に端子部材を取り付けた後、電池ケース内に電極体及び電解液を収容する。これにより、リチウムイオン二次電池が完成する。
<比較形態1>
図7は、比較形態1にかかる電極シート製造装置301の側面視概略図である。本比較形態1の電極シート製造装置301は、実施形態の電極シート製造装置1と比較して、誘導加熱装置80を有しない点と、第1ロール340の外周面340bの温度が140℃に設定されている点が異なり、その他は同等である。なお、第1ロール340の外周面340bの温度(=140℃)は、バインダ粒子122の軟化温度(=130℃)よりも高くて融点(=160℃)よりも低い温度である。本比較形態1では、電極シート製造装置301を用いて、プレス前加熱工程を行うことなくロールプレス工程を行って、負極シート100を製造した。
<比較形態2>
図8は、比較形態2にかかる電極シート製造装置401の側面視概略図である。本比較形態2の電極シート製造装置401は、実施形態の電極シート製造装置1と比較して、誘導加熱装置80を有しない点と、第1ロール440の外周面440bの温度及び第2ロール450の外周面450bが共に180℃に設定されている点が異なり、その他は同等である。なお、第1ロール440の外周面440bの温度(=180℃)及び第2ロール450の外周面450bの温度(=180℃)は、バインダ粒子122の融点(=160℃)よりも高い温度である。本比較形態2では、電極シート製造装置401を用いて、プレス前加熱工程を行うことなくロールプレス工程を行って、負極シート100を製造した。
<製造方法の評価>
比較形態1の負極シート100では、集電箔110の中間部113の第2表面110cから第2負極合材層130の一部が脱離した部位(脱離部とする)が存在し、第2負極合材層130を構成する活物質粒子121の一部が集電箔110から脱離していた。すなわち、比較形態1の製造方法では、第2負極合材層130の一部が、集電箔110の第2表面110c上から脱離(剥離)して第1ロール340の外周面340bに転写されてしまった。
また、比較形態2の負極シート100では、脱離部が多数(広い面積で)存在し、第2負極合材層130を構成する活物質粒子121が多数、集電箔110から脱離していた。すなわち、比較形態2の製造方法では、第2負極合材層130の多くが、集電箔110の第2表面110c上から脱離(剥離)して第1ロール440の外周面440bに転写されてしまった。比較形態2の負極シート100は、電池を構成する負極として使用することが困難であった。
これに対し、実施形態の負極シート100では、脱離部が見当たらなかった。すなわち、実施形態の製造方法では、「第2負極合材層130の一部が、集電箔110の第2表面110c上から脱離(剥離)して第1ロール40の外周面40bに転写されてしまうこと」がなかった。これらの結果を表1に示す。これらの結果から、実施形態の製造方法によれば、比較形態1,2の製造方法に比べて、「第2負極合材層の一部が、集電箔の第2表面上から脱離(剥離)して第1ロールの外周面に転写されてしまうこと」を低減することができるといえる。
Figure 0007202348000001
また、実施形態及び比較形態1の負極シート100について、公知の90°剥離試験機を用いて、集電箔110の第2表面110cから第2負極合材層130を引き剥がす剥離試験を行って、剥離強度(N/m)を測定した。なお、本剥離試験は、JIS K6854-1:1999に準拠して行っている。この結果を表1に示す。なお、比較形態2の負極シート100は、脱離部が多数(広い面積で)存在するため、剥離試験を行うことができなかった。
表1に示すように、比較形態1の負極シート100では、剥離強度が0.3N/mとなり、集電箔110の第2表面110cに対する第2負極合材層130の結着力が弱く、第2負極合材層130が集電箔110の第2表面110cから剥がれ易かった。このように、比較形態1において剥離強度が弱くなった理由は、負極シート100をロールプレスするときに、集電箔110の第2表面110cに接触するバインダ粒子122を、適切に軟化させることができなかったからである。
これに対し、実施形態の負極シート100では、剥離強度が1.2N/mとなり、集電箔110の第2表面110cに対する第2負極合材層130の結着力が強く、第2負極合材層130が集電箔110の第2表面110cから剥がれ難かった。この結果より、実施形態の製造方法によれば、第2負極合材層130(第2電極合材層)が集電箔110の第2表面110cから剥がれ難い負極シート100(電極シート)を製造することができるといえる。このように、剥離強度を強くすることができた理由は、以下の通りである。
実施形態では、ロールプレス工程の前に、プレス前加熱工程により、負極シート100の集電箔110を誘導加熱して、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122を軟化または溶融させているからである。詳細には、誘導加熱された集電箔110を通じて、プレス前第2負極合材層135に含まれるバインダ粒子122が加熱されるようにしているので、プレス前第2負極合材層135において、集電箔110の第2表面110cに近い側に位置するバインダ粒子122のほうが、集電箔110の第2表面110cから遠い側に位置するバインダ粒子122よりも、軟化または溶融の程度が高くなり、粘着性(結着性)が高くなる。このような負極シート100を、ロールプレスすることで、第2負極合材層130を集電箔110の第2表面110cに強固に結着させることができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、電極シートの製造方法として、負極シート100の製造方法を例示した。しかしながら、本発明は、負極シートのみならず、正極シートの製造方法にも適用することができる。正極シートを製造する場合、複合粒子として、活物質粒子の表面にバインダ粒子と導電粒子が結合した複合粒子を用いると良い。この複合粒子は、例えば、活物質粒子(例えば、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム粒子)とバインダ粒子(例えば、PVDF粒子)と導電粒子(例えば、アセチレンブラック粒子)とを、重量比で90:5:5の割合で混合して作製することができる。
1 電極シート製造装置
40 第1ロール
40b 外周面
50 第2ロール
50b 外周面
100 負極シート(電極シート)
110 集電箔
110b 第1表面
110c 第2表面
120 第1負極合材層(第1電極合材層)
121 活物質粒子
122 バインダ粒子
123 複合粒子
130 第2負極合材層(第2電極合材層)
135 プレス前第2負極合材層(プレス前第2電極合材層)
135b 外側表面
DL 長さ方向
DM 搬送方向
DT 厚み方向
DW 幅方向

Claims (1)

  1. 金属からなる集電箔の第1表面上に、バインダ粒子によって活物質粒子同士が結着してなる第1電極合材層を有し、且つ、
    前記集電箔の前記第1表面とは逆側の第2表面上に、前記バインダ粒子によって前記活物質粒子同士が結着してなる第2電極合材層を有する
    電極シートの製造方法において、
    前記集電箔と、前記集電箔の前記第1表面上に形成された前記第1電極合材層と、前記活物質粒子の表面に前記活物質粒子よりも小径の前記バインダ粒子が複数結合した複合粒子が、前記集電箔の前記第2表面上に堆積したプレス前第2電極合材層と、を有する前記電極シートについて、前記集電箔を誘導加熱して、前記プレス前第2電極合材層に含まれる前記バインダ粒子を軟化または溶融させるプレス前加熱工程と、
    前記プレス前加熱工程の後、軟化または溶融した前記バインダ粒子を有する前記電極シートを、第1ロールと第2ロールとの間でロールプレスすることによって、前記プレス前第2電極合材層を厚み方向に圧縮して、前記バインダ粒子によって前記活物質粒子同士が結着した前記第2電極合材層を形成すると共に、前記バインダ粒子によって前記第2電極合材層を前記集電箔の前記第2表面に結着させるロールプレス工程と、を備え、
    前記ロールプレス工程は、前記電極シートの前記プレス前第2電極合材層の外側表面が接触する前記第1ロールの外周面の温度を、前記第2ロールの外周面の温度よりも低くして、前記電極シートをロールプレスする
    電極シートの製造方法。
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