JP7202001B2 - 下肢筋肉トレーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、下肢筋肉トレーニング装置に関する。さらに詳しくは、下腿の筋肉全般、中でも歩行の際に特に重要となる前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋などを手軽にかつ適切に鍛えることができる下肢筋肉トレーニング装置に関する。
膝から下の下腿と呼ばれている部分は、多くの筋肉より構成されている。そのうちの腓腹筋、いわゆるふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」とも呼ばれ、足の指先まで行った血液を重力に逆らって、上へ(心臓へ)戻すために働く。これに加え、歩行において特に必要となる筋肉として、下腿部前面にある前脛骨筋が挙げられる。この前脛骨筋は、主につま先を持ち上げる際に用いられる。この前脛骨筋が弱くなるとつま先を持ち上げられなくなり、歩行時に地面に躓いてしまう可能性が高くなる。厚生労働省の2016年国民生活基礎調査では、要支援・要介護となった原因として、身体を動かす器官である「運動器」の障害(骨折・転倒、関節疾患、脊椎損傷)が25%を占めるという結果がある。健康寿命を延ばし、要介護状態とならないようにするためにも、前脛骨筋を鍛えることは重要であり、特に高齢者にとっては、より重要となる。
前脛骨筋を鍛えるためには、足のつま先を持ち上げる運動が効果的である。特許文献1には、ベース体左右にシーソー可動する一対の足踏み板が設けられた足鍛錬具が開示されている。足鍛錬具の使用者は、いすなどに腰かけた状態で、足踏み板に足を載せて、足先を上下に動作させることができる。これにより前脛骨筋等を鍛えることができるとされている。
特開2007-98102号公報
しかるに、特許文献1に記載の足鍛錬具では、足踏み板は単にボルトに支持されているため、足先を上下に動かす動作にかかる負荷がほとんどかからず、前脛骨筋をはじめ、下腿の筋肉(腓腹筋等)を適切に鍛えることができないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑み、下腿の筋肉全般、中でも前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋を手軽にかつ適切に鍛えることができる下肢筋肉トレーニング装置を提供することを目的とする。
第1発明の下肢筋肉トレーニング装置は、使用者の足裏を載せるための足載置部と、前記足載置部の前端部が上下に動作するように、前記足載置部を回転可能に支持する水平軸と、前記足載置部の前部に対し、前記足載置部の前端部の上下動作に負荷をかけるゴム製のひも状体と、が備えられ、前記ひも状体が伸びることにより前記足載置部の上下動作に負荷がかかり、前記水平軸の軸心は、前記足載置部の前端部が上側に動作した場合に、前記足載置部の後端部が下側に動作する位置に設けられていることを特徴とする。
第2発明の下肢筋肉トレーニング装置は、第1発明において、前記足載置部として、前記使用者の右足を載置する右足用の足載置部と、前記使用者の左足を載置する左足用の足載置部と、が設けられていることを特徴とする。
発明の下肢筋肉トレーニング装置は、第発明または第2発明において、前記足載置部の前部左右に設けられた、前記ひも状体を掛止する第1掛止部と、前記水平軸を回転可能に支持する側面部材と、該側面部材に設けられた、前記ひも状体を掛止する第2掛止部と、が設けられ、前記側面部材には、前記第1掛止部が通過する動作案内部が設けられており、前記ひも状体が、前記側面部材の外側で、前記第1掛止部と前記第2掛止部とに掛け回されていることを特徴とする。
発明の下肢筋肉トレーニング装置は、第発明において、前記ひも状体には、前記足載置部との係合突起部が、前記ひも状体の長手方向に複数設けられており、前記係合突起部が前記足載置部と係合していることを特徴とする。
発明の下肢筋肉トレーニング装置は、第発明において、前記ひも状体において、前記係合突起部より上側のばね定数が、前記係合突起部より下側のばね定数よりも大きいことを特徴とする。
第1発明によれば、以下の効果を奏する。
a)足載置部に足を載せて上下動作させると負荷付与部によって負荷がかかるので、歩行時の動作に重要な前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋など下腿の筋肉を鍛えることができる。また、負荷付与部が足載置部の前部に対して負荷をかけることができるので、負荷の応答性が高くなり、より適切なトレーニングが可能となる。
b)水平軸の軸心が、足載置部の前端部が上側に動作した場合に、その後端部が下側に動作する位置にあることにより、足の土踏まずのあたりから前と後ろとで上下の動作が互い違いになり、前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋など下腿の筋肉により適切に負荷が作用する。
c)負荷付与部が伸縮部材を含んで構成されていることにより、簡易な方法での負荷をかけることが可能となる。
d)負荷付与部がひも状体を含んで構成されているので、より簡易な方法での負荷をかけることが可能となる。また、ゴム製であるので、材料の入手性が高い。
第2発明によれば、足載置部として、右足用の足載置部と、左足用の載置部とが設けられていることにより、両足の下腿の筋肉をバランスよく鍛えることができる。
発明によれば、第1掛止部と第2掛止部とにかけまわされたひも状体により負荷がかけられるので、簡易な方法で負荷をかけることが可能となる。また、側面部材の外側にひも状体があるので、交換が容易になり、使用者が自分に合った負荷を容易に選択できる。さらに側面部材には動作案内部が設けられているので、足載置部の上下動作がより滑らかになる。
発明によれば、ひも状体には、足載置部との係合突起部が複数設けられていることにより、係合突起部を足載置部と係合させるという簡易な方法で負荷をかけることが可能となる。
発明によれば、係合突起部より上側のばね定数が、係合突起部より下側のばね定数よりも大きいことにより、前脛骨筋を鍛えるために足載置部の前端部を持ち上げる際には軽い負荷とし、他の下腿の筋肉を鍛えるために足載置部の前端部を押し下げる際には重い負荷とすることができる。すなわち鍛える筋肉の部位に対し適切な負荷を付与することができる。
本発明の第1実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置の側面方向からの使用説明図である。(A)は足載置部の待機状態を示した図、(B)は足載置部の前部が上側に移動した状態を示した図、(C)は足載置部の前部が下側に移動した状態を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置の平面図である。 図2の下肢筋肉トレーニング装置の側面方向の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置の平面図である。 図5の下肢筋肉トレーニング装置の側面方向の断面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための下肢筋肉トレーニング装置を例示するものであって、本発明は下肢筋肉トレーニング装置を以下のものに特定しない。なお、各図面が示す部材の大きさまたは位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。なお、本明細書において、「水平」の記載は、実質的に「水平」であることを意味し、厳密に「水平」である必要はない。
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10の側面方向からの使用説明図を示す。図1(A)は足載置部15の待機状態を示した図、図1(B)は足載置部15の前端部が上側に移動した状態を示した図、図1(C)は足載置部15の前端部が下側に移動した状態を示した図である。また、図2には、本実施形態の下肢筋肉トレーニング装置10の平面図、図3には、側面方向、すなわち図1のIII-III矢視での断面図を示す。なお、本明細書においては、図2および図3に示すように前後左右上下を定めるとともに、箱状である枠体を有している下肢筋肉トレーニング装置10において、枠体の中の足載置部15が位置している側を内側、足載置部15が位置していない側を外側とする。
本実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10には、下肢筋肉トレーニング装置10の使用者の足50の足裏を載せるための足載置部15と、この足載置部15の前端部が上下に動作するように、足載置部15を回転可能に支持する水平軸16と、足載置部15の前部に対し、足載置部15の前端部の上下動作に負荷をかける負荷付与部と、が備えられている。図1に示すように、下肢筋肉トレーニング装置10の使用者は、足載置部15上に足裏を載せて、自己の力で足載置部15を、水平軸16周りに回転させ、図1(B)と図1(C)との状態を繰り返すことで、前脛骨筋をはじめとした下腿の筋肉を鍛えることができる。
図2には、2つの足載置部15が設けられている下肢筋肉トレーニング装置10の平面図が示されている。2つの足載置部15は、右足用の足載置部15(図2の紙面において上側)と、左足用の足載置部15(図2の紙面において下側)である。足載置部15は、箱状の枠体の中に配置されている。箱状の枠体は、下板14の上に、2枚の側面部材である側板11と、前板13と、後ろ板12と、を含んで構成されている。この枠体を構成する各板は、木製である。ただし、この材料に限定されることはなく、例えばプラスチック製であったり、アルミニウムなどの金属製であったりする場合もある。また、各部材は、不図示のねじなどの止め具により互いに固定されている。
足載置部15として、右足用の足載置部15と、左足用の載置部15とが設けられていることにより、両足の前脛骨筋等をバランスよく鍛えることができる。
足載置部15は、上下に薄い板状の部材であり、前後に長い長方形の形状をしている。足載置部15の材料は木製である。ただし、この材料に限定されることはなく、例えばプラスチック製であったり、アルミニウムなどの金属製であったりする。足載置部15の上面は、足載置面15aであり、下肢筋肉トレーニング装置10の使用者が、足の裏をこの足載置面15aに載せることができる。この足載置面15aに、例えば足型のような形の凹部を設けることも可能である。また、使用者の足50が冷たくないように、布などを足載置面15aに敷くことも可能である。足載置部15には、使用者の足50を固定するための固定ベルト18が備えられている。使用者は、足載置面15aに足裏を載せた後、この固定ベルト18で足50を固定する。なお、この固定ベルト18は、足50の足指部分ではなく、足の甲の部分を固定することが好ましい。加えて、足載置部15においては水平軸16に対してこの固定ベルト18がある側が、足載置部15の前部となる。
足載置部15は、足載置部15の前後の中心近傍に設けられている水平軸16の軸心周りに、回転自在に設けられている。この水平軸16の軸心は、足載置面15aの下側、具体的には10mm以内の下側にあることが好ましい。この位置にあることにより、使用者の足50が載せられる足載置面15aの回転半径が短くなり、足載置部15の前部の上下の動きが、前脛骨筋など下腿の筋肉への負荷が適切に付与されるからである。なお水平軸16は、足載置部15の左右外側からボルトで足載置部15に固定されている。水平軸16は、金属製である。
足載置部15における、水平軸16の前後位置は、使用者の土踏まずの下に位置していることが好ましい。例えば、足載置部15の足載置面15aにサイズの異なる足の絵を描き、それに合わせて使用者が固定ベルト18を固定する。日本人男子の平均の足のサイズは25.5cmであるので、足載置部15は平面視で、水平軸16から前側に13cm以上であり、水平軸16から後ろ側に13cm以上である。このような構成であることで、足載置部15の前端部が上側に動作すると、足載置部15の後端部が下側に動作する。すなわち、足載置部15は、いわゆるシーソーの動作のように、水平軸16を中心に回転する。
水平軸16の軸心が、足載置部15の前端部が上側に動作した場合に、その後端部が下側に動作する位置にあることにより、足の土踏まずのあたりから前と後ろとで上下の動作が互い違いになり、前脛骨筋をはじめとした下腿の筋肉に、より適切に負荷が作用する。
足載置部15の前端部の左右側面には、その面から外側に張り出した第1掛止部19が設けられている。第1掛止部19は、軸心が水平の円柱状の部材と、この円柱状の部材の先端に設けられた拡径部と、を含んで構成されている。第1掛止部19の円柱状の部材は、側板11に設けられている動作案内部11aに挿入されている。動作案内部11aについては後述する。第1掛止部19は、金属製であり、ねじにより足載置部15に固定されている。なお、第1掛止部19は、本実施形態では、足載置部15の前端部に設けられているが、足載置部15の前部、すなわち水平軸16よりも前に位置していれば問題ない。ただし、前端部に近いところがより好ましい。
左右の側板11には、軸受サポータ17が側板11の内側にそれぞれ設けられている。そして、これらの軸受サポータ17に水平軸16が回転自在に支持されている。軸受サポータ17内には、プラスチック製の軸受が設けられている。軸受がプラスチック製であることにより、金属製のベアリングを使用した際に必要となる潤滑用のグリスなどが不要となる。なお本実施形態では、軸受サポータ17は側板11の内側に設けたが、外側に設けたり、側板11が十分に左右方向に厚みがある場合は左右方向の厚みの中に収めたりすることも可能である。
左右の側板11には、溝状の動作案内部11aが設けられている。動作案内部11a前後の幅は、第1掛止部19の円柱状の部材が動作可能な長さとなっている。また動作案内部11aの上下は、足載置部15が水平軸16の軸心周りに回転する動作に従った形状となっている。そして、動作案内部11aは、その端部で、足載置部15の回転動作を制限している。動作案内部11aが足載置部15の回転動作を制限していることにより、足載置部15が必要以上に回転することを防止できる。また動作案内部11aの上下の長さを変更するような機構を採用することもできる。このような機構を採用すると、足載置部15の回転動作の制限位置を変更することができる。
左右の側板11の外側には、第2掛止部20がそれぞれ設けられている。第2掛止部20は、軸心が水平の円柱状の部材と、この円柱状の部材の先端に設けられた拡径部と、を含んで構成されている。第2掛止部20は、金属製であり、ねじにより側板11にそれぞれ固定されている。第2掛止部20は、動作案内部11aよりも前側に設けられているのが好ましい。また第2掛止部20は、左右の側板11の上下の中心近傍に設けられているのが好ましい。
本実施形態では、第1掛止部19と第2掛止部20との間に、輪ゴム21が掛け回されている。この輪ゴム21は、特許請求の範囲における「伸縮部材」の一つであり、加えて「ゴム製のひも状体」に含まれている。また、本実施形態では、特許請求の範囲における「負荷付与部」は、第1掛止部19、第2掛止部20および輪ゴム21を含んで構成されている。輪ゴム21は、図1(A)の足載置部15が待機位置にあるときに、あらかじめ定められた量だけ伸ばされており、足載置部15が図1(B)および図1(C)の状態にあるときに、使用者の下肢の筋肉に負荷がかかるように、図1(A)の状態からさらに伸ばされる。特に図1(B)のように足載置部15の前端部が上側に位置させるように、使用者が足を動作させると、使用者の前脛骨筋など下腿の筋肉に負荷がかかり、前脛骨筋など下腿の筋肉を適切に鍛えることができる。
なお、本実施形態では輪ゴム21が用いられたが、特にこれに限定されない。例えば、ひも形状のゴムを使用することも可能である。
負荷付与部がひも状体を含んで構成されているので、例えば掛け回すなど簡易な方法での負荷をかけることが可能となる。また、ゴム製であるので、材料の入手性が高い。
第1掛止部19と第2掛止部20とにかけまわされたひも状体により負荷がかけられるので、簡易な方法で負荷をかけることが可能となる。また、側面部材の外側にひも状体があるので、交換が容易になり、使用者が自分に合った負荷を容易に選択できる。さらに側面部材には動作案内部11aが設けられているので、足載置部15の上下動作がより滑らかになる。
(第1実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10の使用方法)
下肢筋肉トレーニング装置10の使用者は、下肢筋肉トレーニング装置10の使用を始める前に、輪ゴム21の強さが適切かどうかを確認する。輪ゴム21の強さが適切でないと判断した場合、使用者は強さが適切な輪ゴム21を選択し、輪ゴム21を付け替える。
次に使用者は、下肢筋肉トレーニング装置10の後ろ側にいすなどを用意し、そこに座る。そして使用者は、使用者の足裏を足載置部15の足載置面15aに載せる。そして土踏まずのあたりが水平軸16の上に位置するようにし、この状態で固定ベルト18により足を固定する。これを左右の足の両方に行う。
次に使用者は、前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋などの下腿の筋肉を鍛えるように、足載置部15をシーソーのように動作させ、この動作を繰り返す。あらかじめ定められた時間またはあらかじめ定められた回数だけ足載置部15を動作させることで、使用者は、前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋などの下腿の筋肉を鍛えることができる。
下肢筋肉トレーニング装置10が、足載置部15の上下動作に負荷をかける負荷付与部が備えられていることにより、歩行時の動作に重要な前脛骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋などの下腿の筋肉を鍛えることができる。また、負荷付与部が足載置部15の前部に対して負荷をかけることができるので、負荷の応答性が高くなり、より適切なトレーニングが可能となる。
(第2実施形態)
図4には、第2実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10の平面図を示す。第1実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10との相違点は、足載置部15の左右の長さと、固定ベルト18の形態である。第2実施形態では、第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10では、足載置部15には、使用者の足50が両足とも、同じ足載置部15上に載せられる点である。本実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10を使用する場合、使用者は、足載置部15に両足を載せて、それぞれの足50を固定ベルト18で固定する。
(第3実施形態)
図5には、第3実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10の平面図、図6には側面方向、すなわち図5のVI-VI矢視での断面図を示す。第1実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10との相違点は、負荷付与部の構成である。第3実施形態では、第1実施形態と異なる点について説明する。
図5に示すように、足載置部15が配置されている箱状の枠体は、下板14、2枚の側板11、前板13、後ろ板12のほかに、上板31を含む。上板31は、後端面の左右中央近傍に切り欠きが設けられている。加えて図6に示すように、箱状の枠体は、下板14の4隅に間座32を有している。また、図6に示すように、下板14には、ゴムひも30が通過するための孔が設けられている。
第3実施形態の下肢筋肉トレーニング装置10では、負荷付与部を構成する「ゴム製のひも状体」は、ゴムひも30を含んで構成されている。すなわちゴムひも30は、「伸縮部材」の一つであり、加えて「ゴム製のひも状体」に含まれている。ゴムひも30は、ひも部30cと、そのひも部30cの長手方向に設けられた複数の突起部と、から構成されている。ひも部30cは上下に軸心を有する円柱状である。このひも部30cの直径は、上板31の切り欠きの左右長さよりも短い。また、ひも部30cの直径は、足載置部15の前端部に設けられている切り欠きの左右長さよりも短い。加えてひも部30cの直径は、下板14に設けられている通過孔の直径よりも小さい。
ゴムひも30の上部および下部には、第1突起部30aが設けられている。この第1突起部30aは、上下の軸心を有する円柱状である。第1突起部30aの直径は、上板31の切り欠きの左右長さよりも長く、下板14に設けられている通過孔の直径よりも長い。上板31の切り欠きの左右長さよりも第1突起部30aの直径が長いことにより、ゴムひも30が上板31に引っかかり、上部の第1突起部30aにおいて、ゴムひも30が、下向きに固定される。また、下板14の通過孔の直径よりも第1突起部30aの直径が長いことにより、ゴムひも30が下板14に引っかかり、下部の第1突起部30aにおいて、ゴムひも30が、上向きに固定される。
ゴムひも30の長手方向の中央近傍には、足載置部15との位置関係を固定するための係合突起部である第2突起部30bが2個上下に設けられている。第2突起部30bは、上下の軸心を有する円柱状である。第2突起部30bの直径は、いずれも足載置部15に設けられている切り欠きの左右長さよりも長い。また、2つの第2突起部30bの間の長さは、足載置部15の前端部の厚さよりも短くする。2つの第2突起部30bの間の長さが、足載置部15の前端部の厚さよりも短いことにより、足載置部15の前端部が上下に動作した場合に、足載置部15からゴムひも30が抜け出るのを抑制できる。
上記のような構成により、下肢筋肉トレーニング装置10の使用者が図1(B)に示されているように足載置部15の前端部を上側に動作させると、ゴムひも30の下半分が伸びる。この伸びにより、使用者の動作に負荷がかかる。逆に図1(C)に示されているように足載置部15の前端部を下側に動作させると、ゴムひも30の上半分が伸びる。この伸びにより、使用者の動作に負荷がかかる。
なお図4、図5ではゴムひも30が1本の場合を示したが、これに限定されない。例えば、2本または3本以上とすることも可能である。
また、ゴムひも30のばね定数を、係合突起部である第2突起部30bより上側と下側とで異なるものを採用することもできる。この場合、2つある第2突起部30bの上側のものより上側の部分のばね定数が、2つある第2突起部30bの下側のものより下側の部分のばね定数よりも大きいことが好ましい。
図1(A)の状態から図1(C)の状態に至るために使用する下腿の主な筋肉は、腓腹筋、ヒラメ筋である。これに対し図1(A)の状態から図1(B)に至るために使用する下腿の主な筋肉は、前脛骨筋となる。腓腹筋、ヒラメ筋と前脛骨筋とは、太さが全く異なり、腓腹筋、ヒラメ筋により生み出される力は、前脛骨筋により生み出される力よりも大きい。すなわち腓腹筋、ヒラメ筋を鍛えるためには大きな負荷が必要となる一方、前脛骨筋を鍛えるためには腓腹筋、ヒラメ筋を鍛えるほど大きい負荷は必要とされない。
係合突起部より上側のばね定数が、係合突起部より下側のばね定数よりも大きいことにより、前脛骨筋を鍛えるために足載置部15の前端部を持ち上げる際には軽い負荷とし、他の下腿の筋肉(例えば腓腹筋、ヒラメ筋など)を鍛えるために足載置部15の前端部を押し下げる際には重い負荷とすることができる。すなわち鍛える筋肉の部位に対し適切な負荷を付与することができる。
ひも状体には、足載置部15との係合突起部が複数設けられていることにより、係合突起部を足載置部15と係合させるという簡易な方法で負荷をかけることが可能となる。なお、第2実施形態に係る下肢筋肉トレーニング装置10の使用方法は、第1実施形態のものと同じであるので説明を省略する。
(その他の形態)
本明細書に記載した下肢筋肉トレーニング装置10には、ゴム状のひも状体を含んで構成された負荷付与部が設けられていたが、本発明に係る下肢筋肉トレーニング装置10は、この構成に限定されない。例えば、足載置部15の前部に負荷付与部としてエアダンパーまたはコイルバネを設ける構成も含まれる。すなわち、足載置部15の前部下側にコイルバネまたはゴムボールを設けて、足載置部15の前端部を下側に下げる際の負荷とした構成、さらには、足載置部15の前端部におもりをつけて前端部を上側に上げる際の負荷とした構成も、本発明の下肢筋肉トレーニング装置10に含まれる。
また本明細書に記載した下肢筋肉トレーニング装置10の使用方法として、下肢筋肉トレーニング装置10の後方に設けた椅子に座った状態で使用する方法を説明したが、これに限定されない。例えば、使用者は足載置部15の上に立ち、手すりを持った状態で足載置部15の前端部を上下させることも可能である。
加えて、図1(A)に示すように足載置部15の待機状態を示したが、足載置部15の待機位置は足載置部15の足載置面15aが水平になっている状態に限定されない。例えば足載置部15の前端部が少し上がっている状態を待機位置とすることも可能である。
10 下肢筋肉トレーニング装置
11a 動作案内部
15 足載置部
16 水平軸
19 第1掛止部
20 第2掛止部
21 輪ゴム(ひも状体)
30 ゴムひも(ひも状体)
30b 第2突起部(係合突起部)

Claims (5)

  1. 使用者の足裏を載せるための足載置部と、
    前記足載置部の前端部が上下に動作するように、前記足載置部を回転可能に支持する水平軸と、
    前記足載置部の前部に対し、前記足載置部の前端部の上下動作に負荷をかけるゴム製のひも状体と、
    が備えられ、
    前記ひも状体が伸びることにより前記足載置部の上下動作に負荷がかかり、
    前記水平軸の軸心は、
    前記足載置部の前端部が上側に動作した場合に、前記足載置部の後端部が下側に動作する位置に設けられている、
    ことを特徴とする下肢筋肉トレーニング装置。
  2. 前記足載置部として、
    前記使用者の右足を載置する右足用の足載置部と、前記使用者の左足を載置する左足用の足載置部と、が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の下肢筋肉トレーニング装置。
  3. 前記足載置部の前部左右に設けられた、前記ひも状体を掛止する第1掛止部と、
    前記水平軸を回転可能に支持する側面部材と、
    該側面部材に設けられた、前記ひも状体を掛止する第2掛止部と、が設けられ、
    前記側面部材には、前記第1掛止部が通過する動作案内部が設けられており、
    前記ひも状体が、前記側面部材の外側で、前記第1掛止部と前記第2掛止部とに掛け回されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の下肢筋肉トレーニング装置。
  4. 前記ひも状体には、前記足載置部との係合突起部が、前記ひも状体の長手方向に複数設けられており、
    前記係合突起部が前記足載置部と係合している、
    ことを特徴とする請求項に記載の下肢筋肉トレーニング装置。
  5. 前記ひも状体において、
    前記係合突起部より上側のばね定数が、前記係合突起部より下側のばね定数よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項に記載の下肢筋肉トレーニング装置。
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