JP7198144B2 - 座席シート - Google Patents

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本発明は、座席シート、特に、車両に設けられる座席シートに関する。
車両等の座席シートにおいて、長時間着座していると、着座している乗員の特定部位に歪みが集中し、疲労が発生し易かった。このため、予め負荷が小さくなる基準脊柱形状を設定しておき、この基準脊柱形状となるようにシートバックの支持面を制御する車両のシート装置が提案されている(特許文献1参照)。
ここで、一般的には、軽く背筋を伸ばしたS字形状の着座姿勢が理想的な形とされている。したがって、従来の装置では、乗員の姿勢を、この理想的なS字形状の着座姿勢に矯正させるように動作している。
また、特に車両の座席シートにおいては、車両衝突のときに座席シートに着座している乗員に対してエアバッグ等の乗員保護装置が作動するため、乗員への適切な保護の観点から、座席シートに対して乗員が安定して着座していることが望ましい。
特開平8-308679号公報
しかしながら、老人や太った人(肥満体形)等においては、着座姿勢が、背筋が丸まったC字形状であることがある。このように、座席シートに着座する乗員は、体形や姿勢が様々であり、また、着座する際の癖なども様々に異なっている。このため、乗員は、座席シートの座面に対して浅く座ったり、深く座ったりなど、乗員ごとに座る態様が異なっている。ここで、例えば、着座姿勢がC字形状である人に対して、無理にS字形状の着座姿勢に矯正してしまうと、負荷が増大してしまうことがあり、S字形状とするよりも、所定の着座姿勢を取った方が負荷を軽減させる場合もある。したがって、場合によっては、従来のように、予め設定された理想的な姿勢となるように制御することにより、かえって痛みや疲れを増大させてしまう虞があった。また、着座姿勢がC字形状といっても、老人のように腰曲りのC字形状と、単純な腰せり出し姿勢(上体が後ろに残った状態)とでは、状態が異なるにもかかわらず、姿勢に応じた対応ができていなかった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、着座状態に応じた最適な座席シートの形態および形状に変化させることができる座席シートを提供することを課題とする。
本発明に係る座席シートは、乗員の臀部を支持するシートクッションと、乗員の背中を支持するシートバックと、を備えた車両の座席シートにおいて、座席シートに着座している乗員の着座姿勢の態様を解析する着座姿勢解析手段と、前記シートバックの傾き、または、座席シートの上下方向に対する前記シートバックの縦断面形状を可変制御するシートバック制御手段と、を有し、前記シートバック制御手段は、前記着座姿勢解析手段による解析結果に基づいて、前記シートバックの傾き、または、前記シートバックの縦断面形状を可変させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係る座席シートは、前記シートバック制御手段が、前記着座姿勢解析手段により適切な着座姿勢ではないと判定されると、前記シートバックの傾き、または、前記シートバックの縦断面形状を可変させる、ようにしてもよい。
また、本発明に係る座席シートは、前記シートバック制御手段が、前記シートバックの乗員側に向けた凸形状の高さ位置を変更することにより、前記シートバックの縦断面形状を可変させる、ようにしてもよい。
さらに、本発明に係る座席シートは、前記着座姿勢解析手段が、前記乗員の臀部の位置が適切位置であることが検知され、前記乗員の重心が適切位置よりも前方にあると検知されると、適切な着座姿勢ではない第1特殊姿勢と判定する、ようにしてもよい。
さらに、本発明に係る座席シートは、前記シートバック制御手段が、前記着座姿勢解析手段により、前記乗員の着座姿勢が前記第1特殊姿勢であると判定されると、前記シートバックを後方に倒す、ようにしてもよい。
さらに、本発明に係る座席シートは、前記着座姿勢解析手段が、前記乗員の臀部の位置が適切位置よりも前方であることが検知され、前記乗員の重心が適切位置または適切位置よりも前方にあると検知されると、適切な着座姿勢ではない第2特殊姿勢と判定する、ようにしてもよい。
さらに、本発明に係る座席シートは、前記シートバック制御手段が、前記着座姿勢解析手段により、前記乗員の着座姿勢が前記第2特殊姿勢であると判定されると、前記シートバックを前方に立ち上げる、ようにしてもよい。
本発明によれば、着座状態に応じた最適な座席シートの形態および形状に変化させることができる座席シートを提供することができる。
本発明の実施の形態における座席シートを備えた車両の一部の概略を示す断面図である。 本発明の実施の形態における座席シートの概略ブロック図である。 シートクッションに設けられたクッション圧力センサの一例を示す図である。 バック形状変更装置を備えたシートバックの一例を示す縦断面図である。 バック形状変更装置を備えたシートバックの他の一例を示す縦断面図である。 座席シートにおける乗員の着座姿勢を示す図である。 座席シートにおける制御部の動作概要を示すフローチャートである。 乗員の着座姿勢が第1のC字形状の場合における動作を示す図である。 乗員の着座姿勢が第2のC字形状の場合における動作を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態における座席シートを備えた車両の一部の概略を示す断面図である。また、図2は、本発明の実施の形態における座席シートの概略ブロック図である。
(車両1の構成)
図1に示すように、車両1の乗員室は、下部にアンダーフロア3、上部にルーフ4が設けられている。また、アンダーフロア3には、座席シート10が配備されている。
(座席シート10)
座席シート10は、車両1に乗車した乗員Pが着座するものである。また、座席シート10は、乗員Pの臀部から大腿部を支持するシートクッション11(座部)と、リクライニング可能に設けられ、乗員Pの背中を支持するシートバック12(背もたれ部)と、乗員Pの頭部を支持するヘッドレスト13(ヘッド部)と、を備えている。
さらに、座席シート10は、圧力検知部100と、シート形状変更装置200と、制御部300と、を備えている。
座席シート10において、シートクッション11と、シートバック12とは、連結されている。また、ヘッドレスト13は、シートバック12に、着脱可能に取り付けられている。
また、後述するように、シートクッション11は、乗員Pが着座する座面部の傾きが変更可能となっている。また、シートバック12は、乗員Pの背中が当接する背もたれ部の傾きや凹凸が変更可能となっている。
また、本実施の形態においては、圧力検知部100により検知された情報に基づいて、制御部300が乗員Pの着座姿勢の態様を決定するようにしているが、車両1の車内に車載カメラ60を搭載し、この車載カメラ60に撮影された画像を用いるものであってもよい。すなわち、車載カメラ60により、座席シート10に着座している乗員Pを撮影する。そして、車載カメラ60に撮影された乗員Pの姿勢に基づいて、制御部300が乗員Pの着座姿勢の態様を決定する。この場合、車載カメラ60は、座席シート10に着座している乗員Pを撮影する撮影手段として機能する。
(圧力検知部100)
圧力検知部100は、シートクッション11およびシートバック12に対しての乗員Pからの圧力を検知するものである。したがって、圧力検知部100は、シートクッション11およびシートバック12に対しての乗員Pからの圧力を検知することにより、乗員Pの重心を検知する(圧力検知手段)ことができる。
また、圧力検知部100は、クッション圧力センサ110およびバック圧力センサ120を備えている。
(クッション圧力センサ110)
図3は、シートクッション11に設けられたクッション圧力センサ110の一例を示す図である。なお、図3(a)においては、紙面左方向が座席シート10の前方向を示し、紙面上方向が座席シート10の上方向を示す。また、図3(b)、図3(c)、図3(d)においては、紙面左方向が座席シート10の前方向を示し、紙面上方向が座席シート10の右方向を示す。
図3(b)に示すように、クッション圧力センサ110は、シートクッション11の座面の近傍下部に設けられた複数の圧力センサから構成される。また、クッション圧力センサ110は、複数の圧力センサにより、シートクッション11に対する上面(座面)からの圧力をそれぞれ検知するものである。なお、圧力センサは、圧電素子を用いたものや、ひずみゲージ式力センサ等を用いることができる。
クッション圧力センサ110は、圧力センサのそれぞれの検出値により、シートクッション11に支持されている乗員Pの臀部の位置を検知することができる。したがって、クッション圧力センサ110は、着座位置検知手段として機能する。
なお、クッション圧力センサ110は、図3(c)に示すように、シートクッション11の座面の全体に歪みセンサを用いたものであってもよいし、図3(d)に示すように、シートクッション11の座面の四方に荷重計を設けたものであってもよい。
(バック圧力センサ120)
バック圧力センサ120は、シートバック12の前面、乗員Pの背中が当たる背もたれ部の近傍下部に設けられた複数の圧力センサから構成される。また、バック圧力センサ120は、クッション圧力センサ110と同様に、複数の圧力センサにより、シートバック12に対する前面(背もたれ面)からの圧力をそれぞれ検知するものである。
バック圧力センサ120は、圧力センサのそれぞれの検出値により、シートバック12に支持されている乗員Pの背中の接触領域を検知することができる。したがって、バック圧力センサ120は、接触領域検知手段として機能する。
(シート形状変更装置200)
シート形状変更装置200は、シートクッション11およびシートバック12の傾きや凹凸等を変更するものである。
また、シート形状変更装置200は、クッション形状変更装置210およびバック形状変更装置220を備えている。
(クッション形状変更装置210)
クッション形状変更装置210は、シートクッション11の傾きを変更するものである。例えば、クッション形状変更装置210は、シートクッション11の座面後部(車両1の進行方向に対して後側)の上下動、および、シートクッション11の座面前部(車両1の進行方向に対して前側)の上下動を行うことができる。
(バック形状変更装置220)
バック形状変更装置220は、シートバック12の傾きや座席シート10の上下方向に対するシートバック12の縦断面形状等を変更するものである。具体的には、バック形状変更装置220は、シートバック12の乗員側に向けた凸形状の位置、形状、高さ等を変更することで、シートバック12の縦断面形状を可変させることができる。
また、バック形状変更装置220は、座席シート10の幅方向と平行なシートバック12の横断面形状を可変させることができるものであってもよい。さらに、バック形状変更装置220は、シートバック12の所定位置から下部を前方に傾斜させ、所定位置から上部を後方に傾斜させた中折れ状態にして、シートバック12の縦断面形状を変更させるものであってもよい。また、このとき、バック形状変更装置220は、シートクッション11の座面後部の下降に連動して、シートバック12を下降させる。
図4は、バック形状変更装置220を備えたシートバック12の一例を示す縦断面図である。
図4に示すように、バック形状変更装置220は、バック傾斜装置223と、バック傾倒部材224と、を有している。
バック傾斜装置223は、制御部300に制御され、バック傾倒部材224の角度を変更し、シートバック12の傾斜角度を変更するものである。バック傾斜装置223は、座席シート10のリクライニング装置とそれぞれの機能を併せ持って、兼用するものであっても構わないが、リクライニング装置とは異なる別物であることが望ましい。
バック傾倒部材224は、シートバック12と一体化し、バック傾斜装置223によって駆動されることにより、シートバック12の傾斜角度を変更するものである。また、バック傾倒部材224は、バック傾倒部材224aおよびバック傾倒部材224bを有している。バック傾倒部材224aおよびバック傾倒部材224bは、一体となって動作することもできるし、それぞれが独立して動作することもできるようになっている。
また、バック傾倒部材224aは、シートバック12の下部と一体化している。また、バック傾倒部材224bは、シートバック12の上部と一体化している。したがって、シートバック12は、上部と下部が一体となって傾斜することもできるし、上部と下部がそれぞれ独立して傾斜することもできるようになっている。
このように、バック形状変更装置220は、シートバック12の傾きを可変させることができる。
また、図5に、バック形状変更装置220を備えたシートバック12の他の一例の縦断面図を示す。
この例では、図5(a)、図5(b)に示すように、バック形状変更装置220は、凸部形成ローラ225を有している。
凸部形成ローラ225は、制御部300に制御され、シートバック12の略上下の延在方向に沿って、移動できるようになっている。また、凸部形成ローラ225は、シートバック12の前方側、すなわち、乗員Pが背中を当てる背もたれ側の表皮の近傍を移動し、背もたれ側の表面を突起させる。
したがって、バック形状変更装置220は、凸部形成ローラ225によって、シートバック12の乗員側に向けた凸形状の高さ位置を変更することにより、シートバック12の縦断面形状を可変させることができる。
また、他の例では、図5(c)に示すように、バック形状変更装置220は、突起部材226を有している。
突起部材226は、シートバック12の略上下の延在方向に沿って、複数の部材が設けられている。また、突起部材226は、制御部300に制御され、それぞれの部材がシートバック12の略前後方向に移動できるようになっている。また、突起部材226の各部材は、乗員Pが背中を当てる背もたれ側の表皮の近傍で略前後方向に移動し、背もたれ側の表面を突出させたり、窪ませたり、できるようになっている。
したがって、バック形状変更装置220は、突起部材226により、シートバック12の縦断面形状を可変させることができる。
(制御部300)
制御部300は、座席シート10の動作を制御するためものである。なお、制御部300は、車両1全体を制御するECUと兼用のものであってもよい。また、制御部300は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)、CPUにより実行される制御プログラム、データテーブル、各コマンドやデータ等の記憶を行うROM(Read Only Memory)、一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性のメモリからなるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)および入出力インターフェース回路を備え、座席シート10にかかる動作の制御を統括するようになっている。
なお、ROMには、予め定められた適切な着座姿勢のデータ、および、予め定められた不適切と判定する着座姿勢のデータが記憶されている。
また、制御部300は、圧力検知部100等の情報に基づいて、乗員Pの着座姿勢の態様を解析し、シート形状変更装置200を制御して、シートクッション11およびシートバック12の形態および形状を可変させるものである。
具体的には、制御部300は、圧力検知部100により検知された乗員Pの臀部の位置および乗員Pの重心に基づいて、乗員Pの着座姿勢の態様を解析して決定し、決定した乗員Pの着座姿勢の態様が予め定められている適切な着座姿勢であるか否かの判定を行う。したがって、制御部300は、着座姿勢解析手段、適切着座姿勢判定手段として機能する。
また、制御部300は、圧力検知部100により検知された乗員Pの臀部の位置と、シートバック12に支持されている乗員Pの背中の接触領域と、に基づいて、乗員Pの着座姿勢の態様を決定し、決定した乗員Pの着座姿勢の態様が予め定められている適切な着座姿勢であるか否かの判定を行う。したがって、制御部300は、適切着座姿勢判定手段として機能する。
さらに、制御部300は、乗員Pの臀部の位置が適切位置であり、乗員Pの重心が適切位置よりも前方にある場合には、適切な着座姿勢ではないと判定する。また、制御部300は、乗員Pの臀部の位置が適切位置よりも前方であり、乗員Pの重心が適切位置または適切位置よりも前方にある場合には、適切な着座姿勢ではないと判定する。
さらに、制御部300は、適切な着座姿勢ではないと判定した場合には、シートバック12の傾き、または、シートバック12の縦断面形状を可変制御する。したがって、制御部300は、シートバック制御手段として機能する。
ここで、座席シート10における乗員Pの着座姿勢について、説明する。
図6は、座席シート10における乗員Pの着座姿勢を示す図である。
まず、乗員Pの理想的な着座姿勢について、説明する。
図6(a)は、座席シート10における乗員Pの理想的な着座姿勢を示す図である。
図6(a)に示すように、理想的な着座姿勢とは、シートクッション11に深く座り、背筋を伸ばし、背中をシートバック12につけた状態である。また、ステアリングホイール(ハンドル)の最上部を持っても、両肘が伸びきらない位置である。また、頭部の位置は、ヘッドレスト13からやや離れた前方の位置(指が3本入る程度)となる。
このような理想的な着座姿勢では、乗員Pの背骨のラインL1が緩やかなS字形状となる。そして、シートバック12では、乗員Pから、乗員Pの肩に近い上方の位置と、臀部に近い下方の位置と、で圧力がかかることとなる。また、シートクッション11では、乗員Pが後方に着座しているので、重心が後方となり、後方でより圧力が高くなる。
次に、背骨のラインがC字形状となっている場合について、説明する。
図6(b)は、座席シート10における乗員Pの着座姿勢が第1のC字形状となっている図である。
図6(b)に示すように、老人や太った人(肥満体形)、あるいは、姿勢の悪い人の場合、着座姿勢が第1のC字形状となってしまうことがある。この第1のC字形状の着座姿勢では、理想的な着座姿勢よりもシートクッション11の前方に着座し、背中が丸まって、頭部がヘッドレスト13からかなり離れた前方の位置となる。
このような第1のC字形状の着座姿勢では、乗員Pの背骨のラインL2がC字形状となる。そして、シートバック12では、乗員Pから、中央からやや下方の1点で圧力がかかることとなる。また、シートクッション11では、理想的な着座姿勢よりも重心が前方となり、後方での圧力がなく、中央または前方での圧力が高くなる。
次に、背骨のラインが第2のC字形状となっている場合について、説明する。
図6(c)は、座席シート10における乗員Pの着座姿勢が第2のC字形状となっている図である。
図6(c)に示すように、第1のC字形状とは異なる第2のC字形状となってしまうこともある。この第2のC字形状の着座姿勢では、第1のC字形状の着座姿勢よりもさらにシートクッション11の前方に着座し、上体が後方に倒れた状態となる。また、上体が後方に倒れているため、ステアリングホイールを持った肘が伸びきってしまう虞がある。
このような第2のC字形状の着座姿勢では、乗員Pの背骨のラインL3がC字形状となる。そして、シートバック12では、乗員Pから、第1のC字形状の場合よりも、さらに下方で圧力がかかることとなる。また、シートクッション11では、第1のC字形状の場合よりも、圧力がかかる位置は前方となるが、上体が後方に倒れているため、重心は第1のC字形状の場合よりも後方となる。
(座席シート10における制御部300の動作)
次に、このような座席シート10における制御部300の動作について、説明する。
図7は、座席シート10における制御部300の動作概要を示すフローチャートである。
座席シート10において、制御部300は車両1が起動する(イグニッションキーがオンされる)と、乗員Pが着座したか否かを判定する(ステップS11)。例えば、制御部300は、クッション圧力センサ110に検出された検出値が所定値以上となったか否かを判定し、所定値以上となった場合を着座した状態と判定することができる。なお、クッション圧力センサ110に検出された検出値だけでなく、バック圧力センサ120に検出された検出値をも考慮して総合的に乗員Pが着座したか否かを判定するようにしてもよい。
そして、制御部300は、乗員Pが着座していないと判定した場合には(ステップS11でNO)、乗員Pが着座したと判定するまで、乗員Pが着座したか否かの判定を繰り返す。
一方、制御部300は、乗員Pが着座したと判定した場合には(ステップS11でYES)、カウンタTをリセットする(ステップS12)。このカウンタTは、タイマにより1秒ごとに発生するタイマ割り込み処理により、インクリメントされる。
次に、制御部300は、カウンタTが300(秒)以上となったか否かを判定する(ステップS13)。すなわち、制御部300は、乗員Pが着座してから、5分以上経過したか否かを判定する。
そして、制御部300は、カウンタTが300(秒)以上となっていないと判定した場合には(ステップS13でNO)、カウンタTが300(秒)以上となるまで、この判定を繰り返す。
一方、制御部300は、カウンタTが300(秒)以上となったと判定した場合には(ステップS13でYES)、着座姿勢情報の取得処理を行う(ステップS14)。ここで、制御部300は、乗員Pの臀部の位置の情報と、乗員Pの重心の位置の情報と、を取得する。
具体的には、制御部300は、クッション圧力センサ110およびバック圧力センサ120からそれぞれ検出値を取得する。そして、制御部300は、クッション圧力センサ110から取得した各検出値から、乗員Pの臀部の位置を算出する。また、制御部300は、クッション圧力センサ110およびバック圧力センサ120から取得した各検出値から、乗員Pの重心の位置を算出する。
なお、制御部300は、乗員Pの重心の位置の情報の代わりに、乗員Pのシートバック12に対する背中の接触領域を取得してもよい。この場合、制御部300は、バック圧力センサ120から各検出値を取得して、このバック圧力センサ120から取得した各検出値から、乗員Pの背中の接触領域を算出する。
次いで、制御部300は、乗員Pの着座姿勢の態様を決定する(ステップS15)。ここでは、制御部300は、上記取得した着座姿勢情報から、乗員Pの着座姿勢の態様を決定する。これにより、乗員Pの着座姿勢が、軽く背筋を伸ばした理想的なS字形状であるのか、背筋が丸まったC字形状であるのか等、乗員Pの着座姿勢の態様を決定する。
例えば、制御部300は、乗員Pの臀部の位置の情報が後方位置であり、乗員Pの重心の位置が後方であれば、理想的なS字形状となる着座姿勢の態様であると決定する。また、制御部300は、乗員Pの臀部の位置の情報が中央位置であり、乗員Pの重心の位置も中央であれば、第1のC字形状となる着座姿勢の態様であると決定する。また、制御部300は、乗員Pの臀部の位置の情報が中央や前方位置であり、乗員Pの重心の位置が後方であれば、第2のC字形状となる着座姿勢の態様であると決定する。
なお、この乗員Pの着座姿勢の態様の決定処理、および、前の着座姿勢情報の取得処理は、当然のことながら、次の処理の「適切な着座姿勢」の判定方法に応じた、着座姿勢の態様の決定、および、着座姿勢情報の取得を行うこととなる。
また、乗員Pの着座姿勢の態様の決定の仕方により、シートバック12の形状の変更をより詳細に的確に行うことができる。例えば、乗員Pの臀部の位置と重心の位置に加え、シートバック12に対して強く圧力がかかっている位置、圧力がかかっている位置が所定箇所に集中しているか否かなどの情報を得ることにより、乗員Pの着座姿勢がC字形状であり、シートバック12のどこで支えられているかなどまで検知することができ、シートバック12の調整をより詳細に行うことができる。
次に、制御部300は、乗員Pの着座姿勢の態様が、適切な着座姿勢であるか否かを判定する(ステップS16)。すなわち、制御部300は、上記処理で決定した乗員Pの着座姿勢の態様が、予め定められている適切な着座姿勢に該当するか否か、また、予め定められている不適切な着座姿勢に該当するか否か、を判定する。
例えば、制御部300は、乗員Pの臀部の位置が適切位置であって、乗員Pの重心が適切位置よりも前方にある着座姿勢の態様である場合には、適切な着座姿勢ではないと判定する。また、制御部300は、乗員Pの臀部の位置が適切位置よりも前方であって、乗員Pの重心が適切位置または適切位置よりも前方にある着座姿勢の態様である場合には、適切な着座姿勢ではないと判定する。
制御部300は、乗員Pの着座姿勢の態様が、適切な着座姿勢であると判定した場合には(ステップS16でYES)、ステップS20のタイマ判定処理に移行する。
一方、制御部300は、乗員Pの着座姿勢の態様が、適切な着座姿勢ではないと判定した場合には(ステップS16でNO)、乗員Pの着座姿勢の態様が、第2のC字形状であるが否かを判定する(ステップS17)。すなわち、制御部300は、上記処理で決定した乗員Pの着座姿勢の態様が、第2のC字形状であるか否かを判定する。
制御部300は、乗員Pの着座姿勢の態様が、第2のC字形状であると判定した場合には(ステップS17でYES)、ステップS22に移行し、第2のC字形状ではないと判定した場合には(ステップS17でNO)、ステップS18に移行する。
制御部300は、乗員Pの着座姿勢の態様が、第2のC字形状ではないと判定した場合には(ステップS17でNO)、第1のC字形状であると判断し、ステップS18に移行する。なお、本実施の形態では、乗員Pの着座姿勢が適切ではなく、第2のC字形状でもない場合には、第1のC字形状であると判断する。
制御部300は、乗員Pの着座姿勢の態様が、第2のC字形状ではないと判定した場合には(ステップS17でNO)、乗員Pの背中がシートバック12に接触しているか否かを判定する(ステップS18)。
制御部300は、乗員Pの背中がシートバック12に接触していると判定した場合には(ステップS18でYES)、ステップS19に移行し、乗員Pの背中がシートバック12に接触していないと判定した場合には(ステップS18でNO)、ステップS20に移行する。すなわち、着座姿勢が第1のC字形状であって、シートバック12に乗員Pの背中が接触していない場合には、下記のシートバック12の形状変更を行わない。
制御部300は、乗員Pの背中がシートバック12に接触していると判定した場合には(ステップS18でYES)、第1のC字形状である着座姿勢に基づいて、シートバック12を後方に倒す処理を行う(ステップS19)。
例えば、図8に示すように、制御部300は、着座姿勢が第1のC字形状であって、シートバック12に乗員Pの背中が接触しているような場合、シートバック12からステアリングホイールまでの距離が短く、腕が縮こまっている状態であるので、シートバック12を後方に倒す処理を行う。一方、制御部300は、着座姿勢が第1のC字形状であって、シートバック12に乗員Pの背中が接触していない場合には、シートバック12の形状変更を行わなくてもよい。したがって、無用な姿勢矯正で乗員Pに無理な負荷を与えることを防止できる。
次に、制御部300は、カウンタTが1800(秒)以上となったか否かを判定する(ステップS20)。すなわち、制御部300は、乗員Pが着座してから、30分以上経過したか否かを判定する。なお、初めの30分経過後は、30分ごとに経過判定を行うこととなる。
そして、制御部300は、カウンタTが1800(秒)以上となっていないと判定した場合には(ステップS20でNO)、カウンタTが1800(秒)以上となるまで、この判定を繰り返す。
一方、制御部300は、カウンタTが1800(秒)以上となったと判定した場合には(ステップS20でYES)、カウンタTをリセットする(ステップS21)。そして、制御部300は、30分経過後に、カウンタTをリセットすると、ステップS14の着座姿勢情報の取得処理に戻って、上記の処理を繰り返す。したがって、30分ごとに乗員Pの着座姿勢を判定して、着座姿勢が適切ではない場合には、座席シート10の形態および形状を変更させることができる。
一方、制御部300は、ステップS17で、乗員Pの着座姿勢の態様が、第2のC字形状であると判定した場合には(ステップS17でYES)、着座姿勢に基づいて、シートバック12を起こす処理を行う(ステップS22)。
具体的には、図9に示すように、制御部300は、第2のC字形状の着座姿勢に基づいて、バック形状変更装置220に対して、シートバック12を前方に立ち上げさせる処理を行う。したがって、乗員Pの上体が後ろに大きく倒れていた場合には、乗員Pの上体を起こして、より正しい着座姿勢へ近づけることができ、乗員Pに対して窮屈や負荷をかけずに、運転操作などに良好な姿勢へ誘導することができる。
また、上記シートバック12の形状変更において、シートバック12の傾きを変更するものではなく、シートバック12の縦断面形状を変更させるものであってもよい。すなわち、制御部300は、シートバック12の乗員Pと接する背もたれ側が凸部や凹部となるように、バック形状変更装置220を制御する。例えば、制御部300は、乗員Pの着座姿勢が第1のC字形状である場合には、シートバック12の下部を凸状とし、シートバック12の上部を凹状とするように、バック形状変更装置220を制御する。一方、制御部300は、乗員Pの着座姿勢が第2のC字形状である場合には、シートバック12の上部を凸状とするように、バック形状変更装置220を制御する。
なお、本実施の形態においては、シートバック12の傾き、または、縦断面形状を可変させることで、乗員Pの着座姿勢を矯正するようにしたが、これに限らず、シートバック12の横断面形状も変えることで、乗員Pの着座姿勢を矯正するものであってもよい。
また、本実施の形態においては、シートバック12のみを可変させることで、乗員Pの着座姿勢を矯正するようにしたが、これに限らず、シートクッション11も可変させるものであってもよい。この場合、シートクッション11とシートバック12とを連動させる、あるいは、協働させることにより、乗員Pの着座姿勢を矯正するものであるとよい。
以上のように、本実施の形態における座席シート10は、乗員Pの着座姿勢の態様を解析し、解析結果に基づいてシートバック12の傾き、または、シートバック12の縦断面形状を可変させるので、着座状態に応じた最適な座席シート10の形態および形状に変化させることができる。また、座席シート10の形態および形状を可変させることにより、乗員Pの痛みや疲労を軽減することができる。また、座席シート10の形態および形状を可変させることにより、乗員Pに安定した着座姿勢をとらせることができ、車両衝突の際に発生するエアバッグ等の乗員保護装置の作動に対しても、適切に保護を受けさせることができる。
なお、本実施の形態において、第1のC字形状が、本願の第1特殊姿勢を構成し、第2のC字形状が、本願の第2特殊姿勢を構成する。
1 車両、3 アンダーフロア、4 ルーフ、10 座席シート、11 シートクッション、12 シートバック、13 ヘッドレスト、60 車載カメラ、100 圧力検知部、110 クッション圧力センサ、120 バック圧力センサ、200 シート形状変更装置、210 クッション形状変更装置、220 バック形状変更装置、223 バック傾斜装置、224 バック傾倒部材、225 凸部形成ローラ、226 突起部材、300 制御部

Claims (3)

  1. 乗員の臀部を支持するシートクッションと、
    乗員の背中を支持するシートバックと、
    を備えた車両の座席シートにおいて、
    座席シートに着座している乗員の着座姿勢の態様を解析する着座姿勢解析手段と、
    前記シートバックの傾き、または、座席シートの上下方向に対する前記シートバックの縦断面形状を可変制御するシートバック制御手段と、
    を有し、
    前記着座姿勢解析手段は、
    前記乗員の臀部の位置が適切位置であることが検知され、前記乗員の重心が適切位置よりも前方にあると検知されると、適切な着座姿勢ではない第1特殊姿勢と判定し、
    前記乗員の臀部の位置が適切位置よりも前方であることが検知され、前記乗員の重心が適切位置または適切位置よりも前方にあると検知されると、適切な着座姿勢ではない第2特殊姿勢と判定し、
    前記シートバック制御手段は、
    前記着座姿勢解析手段により、前記乗員の着座姿勢が前記第1特殊姿勢であると判定されると、前記シートバックを後方に倒す、または、前記シートバックの縦断面形状を後方に傾斜させ、
    前記着座姿勢解析手段により、前記乗員の着座姿勢が前記第2特殊姿勢であると判定されると、前記シートバックを前方に立ち上げる、または、前記シートバックの縦断面形状を前記乗員の上体を起こすように変更する、
    ことを特徴とする座席シート。
  2. 前記シートバック制御手段は、
    前記着座姿勢解析手段により、前記乗員の着座姿勢が前記第1特殊姿勢であると判定されると、前記シートバックの下部を凸状とし、シートバックの上部を凹状とし、
    前記着座姿勢解析手段により、前記乗員の着座姿勢が前記第2特殊姿勢であると判定されると、前記シートバックの上部を凸状とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の座席シート。
  3. 前記シートバック制御手段は、
    前記シートバックの横断面形状を変える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された座席シート。
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