JP6464943B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。
着座者によってシートバックに加えられる圧力を圧力センサで検知して、その信号に応じてランバーサポートを作動させて良好な座り心地を得ることができる乗物用シートが知られている。特許文献1に開示された発明では、圧力センサとして加えられる圧力に応じて接点の接触抵抗が変化するフィルムタイプのものが用いられ、ランバーサポートとして上下方向の定位置において前後に移動することによって腰部を支持する力を調整するタイプのものが用いられている。
特開平6−227297号公報
特許文献1に開示された発明においては、シートバックに加えられる圧力が所定値より低い場合にはランバーサポートを前方に移動させ、シートバックに加えられる圧力が所定値より高い場合にはランバーサポートを後方に移動させて腰部を支持する力を調整する。したがって、腰椎の曲がり具合を考慮した細かい調整は困難であり、体格の異なる着座者ごとに適合した良好な座り心地を達成することが困難であった。
このような問題に鑑み、本発明の課題は、センサからの信号によりランバーサポートの支持力を調整する機構を備えている乗物用シートにおいて、着座者の腰椎の形状を検出してそれを理想的な状態に近づけるべく作動するランバーサポートを備えた乗物用シートを提供することである。
本発明の第1発明は、乗物用シートであって、シートバックのクッション材であるバックパッドの着座者側の面において着座者の腰椎に沿って上下方向に延びて配設され腰椎に沿って変形可能な柔軟な帯状の基材部に対してひずみゲージが貼着された構造を有する形状センサと、前記バックパッドの着座者と反対側の面に当接して着座者の腰部を支持する支持位置を上下前後に移動可能に構成されたランバーサポートと、着座者が着座した時の前記ひずみゲージの抵抗値である着座抵抗値を検知して、該着座抵抗値を着座者の座り心地上前記基材部の理想的な湾曲状態における前記ひずみゲージの抵抗値である初期抵抗値に近づけるべく前記ランバーサポートの支持位置を上下前後に調整する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
第1発明によると、本発明にかかる乗物用シートは、着座者が着座した時の腰椎の湾曲状態を検知してそれを座り心地上理想的な腰椎の湾曲状態に近づけるようにランバーサポートの支持位置を上下前後に調整する。これによって、単に腰部に加えられた圧力を局部的に検知して、その値に基づいてランバーサポートの前後位置を調整するものに比べてきめ細かい調整が可能となり、体格の異なる着座者ごとに適合した良好な座り心地を達成することができる。
本発明の第2発明は、第1発明において、前記ひずみゲージは前記基材部に対して着座者の腰椎の各椎骨に対応した位置にそれぞれ配設されていることを特徴とする。
第2発明によれば、複数のひずみゲージが着座者の腰椎の各椎骨に対応して基材部に配設されているので、腰椎の湾曲状態をより正確に検知することができる。すなわち、腰椎の各椎骨に対応する位置は、着座者の腰部から基材部に印加される押圧力が最も大きくなる部分であるので基材部が湾曲されやすいとともに、ひずみゲージを複数配設することで検知洩れも少なくなるからである。
本発明の第3発明は、第1発明又は第2発明において、前記バックパッドの着座者側には、表皮材であるバックカバーが前記形状センサを覆って配設されており、前記基材部の上下方向の一端部が、前記バックカバーに対して固着されており、前記基材部の上下方向の端末部の他端部が、前記バックパッド及び前記バックカバーに対する上下方向への移動が自在な状態で保持されていることを特徴とする。
第3発明によれば、形状センサの一端部がバックカバーに対して相対移動可能に取付けられた状態でバックパッドに被せつけられて対して配設される。これによって、基材部の湾曲変形を阻害しない状態で形状センサをバックパッドの着座者側の面に沿って容易に配設することができる。
本発明の一実施形態である自動車用シートの斜視図である。 上記実施形態に係るシートバックの正面図である。 図2のIII−III矢視線断面図である。 図2のIV−IV矢視線断面図である。 上記実施形態に係る自動車用シートの形状センサの正面図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのランバーサポートの制御例を示すフローチャートである。
図1〜図6は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は、自動車用シートのシートバックに本発明を適用した例を示す。各図中、矢印により自動車用シートを自動車に取付けたときの自動車の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、自動車用シート1は、着座部であるシートクッション2と、背凭れ部であるシートバック10と、頭凭れ部であるヘッドレスト3と、を備えている。シートクッション2及びヘッドレスト3は周知の構成であるので説明を省略し、シートバック10について説明していく。
図1〜図4に示すように、シートバック10は、骨格部材である金属製のバックフレーム(図示しない)の上に、クッション材であるバックパッド20を載置して、その上から表皮材であるバックカバー30で覆った構造をしている。
バックパッド20は、シートバック10の左右方向中央部の上側に位置するメイン上部21と、メイン上部21の下部に位置するメイン下部22と、メイン上部21及びメイン下部22の左右両側に配設される2つのサイド部23と、を備えている。メイン上部21とサイド部23との境界部分、及び、メイン下部22とサイド部23との境界部分には、縦溝部26が設けられている。また、メイン上部21とメイン下部22との境界部分には、左右方向に延びる横溝部27が設けられている。
図4に示すように、バックパッド20のメイン下部22の上下方向中央部分の後面には、ランバーサポート28が配設されている。ランバーサポート28は、バックパッド20のメイン下部22の裏面(着座面と反対側の面)に平行に上下方向に延びるスクリュー28aと、スクリュー28aに対して垂直に前後方向に延びるスクリュー28bと、複合ナット28cと、垂直断面が前方に凸のR形状をした樹脂製の面状部材28dと、を備える。スクリュー28aは、バックフレームに対して回動可能に支持されている。複合ナット28cは、スクリュー28aに螺合するとともにスクリュー28bとも螺合している。面状部材28dは、スクリュー28bの前端部に上下方向に回動可能に取付けられている。バックフレームに取付けられた上下モータ(図示しない)によってスクリュー28aが回転させられると複合ナット28cが上下に移動する。複合ナット28cに取付けられた前後モータ(図示しない)によってスクリュー28bが回転させられるとスクリュー28bが前後に移動する。これによって、スクリュー28bの前端部に取付けられた面状部材28dが上下前後に移動し、バックパッド20のメイン下部22の裏面を押圧したり押圧を解除したりしてランバーサポートとしての機能を果たす。上下モータと前後モータとは、後述する制御手段60に対して電気的に接続されている。ランバーサポート28は、特開2000−62506号公報に開示された発明と同等なものである。ランバーサポート28の面状部材28dは、標準体型の着座者の腰椎Lの第1椎骨L1よりもやや上方から第5椎骨L5よりもやや下方までの間において前後に移動してランバーサポート機能を発揮できるように形成されている。
図1〜図4に示すように、バックカバー30はファブリック、本革等のピースを縫い合わせて立体形状に形成したものであり、バックパッド20の上に被せられた状態で、その周囲やバックパッド20の縦溝部26や横溝部27に対応する部分をバックパッド20に固定して取付けられている。即ち、バックカバー30は、バックパッド20のメイン上部21を覆うメイン上部カバー31と、バックパッド20のメイン下部22を覆うメイン下部カバー32と、バックパッド20のサイド部23を覆うサイド部カバー33と、を備えている。図5に示すように、メイン下部カバー32において後述する形状センサ40の基材部41の下端末部41Dよりも若干上側に対応する部分には、左右方向に延びる帯状部材35の左右方向の両端末部が縫着されている。
図5に示すように、形状センサ40は、基材部41の片面に複数のひずみゲージ42を貼り付けた形態をしている。基材部41は、撓み易くかつ弾性復元力に富んだ厚さ1ミリメートル程度の矩形状の樹脂製シート材であり、その上下方向の長さが約150ミリメートルであり、左右方向の長さが約10ミリメートルである。ひずみゲージ42は、絶縁性フィルムに金属箔が貼着された一般的なもので、被測定物に貼り付けることにより被測定物の伸縮によって金属箔が伸縮される。これによって、金属箔の電気抵抗が変化しそれを検知することでひずみを測定するものである。基材部41の片面には、標準体型の人間の
第1椎骨L1から第5椎骨L5までの5つの椎骨に対応する間隔でひずみゲージ42が取付けられている。形状センサ40は、ひずみゲージ42が取付けられた面をバックカバー30の裏面に対向させて、基材部41の上端末部41Uがバックカバー30のメイン下部カバー32に対して縫着されるとともに、その下端末部41Dのやや上側がメイン下部カバー32に対して帯状部材35で押えられることで保持されている。これによって、基材部41の下端末部41Dは、バックカバー30に対して上下方向への移動が自由な状態にあり、バックカバー30に沿ってスムーズに湾曲変形することができるようになっている。図2及び図4に示すように、形状センサ40は、バックカバー30をバックパッド20に被せつけた際に、バックパッド20のメイン下部22の左右方向中央部で上下方向に延びるように配置される。自動車用シート1に標準体型の着座者が着座した際に、形状センサ40の基材部41の上端末部41Uが着座者の腰椎Lの第1椎骨L1よりも上方に位置しており、基材部41の下端末部41Dが腰椎Lの第5椎骨L5よりも下方に位置するように配置される。すなわち、基材部41上において、第1ひずみゲージ42A1は腰椎Lの第1椎骨L1に対応する位置に、第2ひずみゲージ42A2は第2椎骨L2に対応するする位置に、第3ひずみゲージ42A3は第3椎骨L3に対応する位置に、第4ひずみゲージ42A4は第4椎骨L4に対応する位置に、第5ひずみゲージ42A5は第5椎骨L5に対応する位置に、配設されている。各ひずみゲージ42は、それぞれ、後述する制御手段60に対して電気的に接続されている。基材部41の上端末部41Uが特許請求の範囲の「一端部」に相当し、下端末部41Dが特許請求の範囲の「他端部」に相当する。
図4に示すように、制御手段60は、ハードウェアのみで構成されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとによって構成されてもよい。好適には、CPU、メモリ(ROM、RAM)、入出力回路等を備えるマイクロコンピュータ及び周辺回路によって構成することができる。制御手段60は、各ひずみゲージ42A1〜42A5と電気的に連結され
各ひずみゲージ42A1〜42A5の電気抵抗が個別に検知できるようになっている。また、制御手段60には、形状センサ40が取付けられた自動車用シート1に標準体型の着座者が着座した際に着座者の腰椎の湾曲状態が理想的なものとなった場合の各ひずみゲージ42A1〜42A5の抵抗値である初期抵抗値が記憶されている。初期抵抗値は、自動車用シート1に標準体型の着座者が着座した際に形状センサ40が湾曲することによって伸縮される各ひずみゲージ42A1〜42A5の電気抵抗であるが、大柄な体型の着座者であっても小柄な体型の着座者であっても大きく異なることはない。これは、体型が異なっても腰椎の理想的な湾曲状態はほぼ同一であるからである。これによって、後述するランバーサポート28の支持位置調整において着座者の体型によらず同一の初期抵抗値が使用される。さらに、制御手段60は、ランバーサポート28の上下モータ及び前後モータと電気的に連結され電流供給のON、OFFができるようになっている。
以下、自動車用シート1のランバーサポート28の制御方法の一例を示す。図6は、自動車用シート1のランバーサポート28の制御方法を示すフローチャートである。通常は、着座者が自動車用シート1に着座した状態で、ランバーサポート28の自動調整スイッチ(図示しない)はOFF状態にあり、そのときランバーサポート28の手動調整が可能である。手動調整スイッチ(図示しない)によって上下モータに正方向もしくは逆方向に電流を流すことによりスクリュー28aを正方向もしくは逆方向に回転させて複合ナット28cを上下動させ面状部材28dの上下位置を調整する。また、手動調整スイッチによって前後モータに正方向もしくは逆方向に電流を流すことによりスクリュー28bを正方向もしくは逆方向に回転させて複合ナット28cを前後動させ面状部材28dの前後位置を調整する。これによって、手動操作によってランバーサポート28による着座者の腰部の支持位置が調整できる。ステップS1で、着座者が自動車用シート1に着座した状態で、ランバーサポート自動調整スイッチがON状態に操作されると、ステップS2に移行して制御手段60は、形状センサ40の各ひずみゲージ42A1〜42A5の電気抵抗を計測して着座抵抗値とする。
次に、ステップS3において、制御手段60は、記憶されている各ひずみゲージ42A1〜42A5の初期抵抗値と各ひずみゲージ42A1〜42A5の着座抵抗値との差を各ひずみゲージ42A1〜42A5ごとに算出して最も差の絶対値が大きいひずみゲージを特定する。ステップS4に移行して、ステップS3で特定したひずみゲージの位置する自動車用シート1の上下位置にランバーサポート28の面状部材28dを移動させる。具体的には、制御手段60は、上下モータに正方向もしくは逆方向に電流を流すことによりスクリュー28aを正方向もしくは逆方向に回転させて面状部材28dの上下位置をステップS3で特定したひずみゲージの位置に一致させる。この状態で、制御手段60は、ステップS3で特定したひずみゲージにおいて、着座抵抗値を再度計測して再計測着座抵抗値を得る。
次に、ステップS5において、ステップS3で特定したひずみゲージにおいて、初期抵抗値と再計測着座抵抗値とを比較する。初期抵抗値と再計測着座抵抗値が等しい場合には、ステップS6に進んで、制御手段60は、前後モータへの電流供給を行わず処理を終了する。初期抵抗値の方が再計測着座抵抗値より大きい場合、すなわち腰椎の理想的な湾曲状態における形状センサ40の前方への凸の湾曲がステップS5における湾曲より大きい場合は、ステップS7に進む。ステップS7において、制御手段60は、前後モータに対して正方向に電流を供給してスクリュー28bを正方向に回転させ面状部材28dを前進させてバックパッド20のメイン下部22を押し出しながら再計測着座抵抗値を計測し続ける。そして、初期抵抗値と再計測着座抵抗値とが一致した時電流供給を停止して面状部材28dの位置決めをして処理を終了する。初期抵抗値の方が再計測着座抵抗値より小さい場合、すなわち腰椎の理想的な湾曲状態における形状センサ40の前方への凸の湾曲がステップS6における湾曲より小さい場合は、ステップS8に進む。ステップS8において、制御手段60は、前後モータに対して逆方向に電流を供給してスクリュー28bを逆方向に回転させ面状部材28dを後退させてバックパッド20のメイン下部22を押し出しを弱めながら再計測着座抵抗値を計測し続ける。そして、初期抵抗値と再計測着座抵抗値とが一致した時電流供給を停止して面状部材28dの位置決めをして処理を終了する。なお、初期抵抗値と再計測着座抵抗値との一致は完全に等しくなることとしてもよいし、初期抵抗値に所定の幅をもたせてその範囲内に再計測着座抵抗値が入ったときに一致しているとしてもよい。
以上のように構成される本実施形態は、次のような作用効果を奏する。自動車用シート1は、着座者が着座した時の腰椎の湾曲状態を形状センサ40によって検知してそれを座り心地上理想的な状態に近づけるようにランバーサポート28の面状部材28dによる支持位置を上下前後に調整する。これによって、単に腰部に加えられた圧力を局部的に検知して、その値に基づいてランバーサポートの前後位置を調整するものに比べてきめ細かい調整が可能となり、体格の異なる着座者ごとに適合した良好な座り心地を達成することができる。また、形状センサ40には複数のひずみゲージ42A1〜42A5が着座者の腰椎の各椎骨に対応して基材部41に配設されているので、腰椎の湾曲状態をより正確に検知することができる。さらに、形状センサ40がバックカバー30に対して相対移動可能に取付けられた状態でバックパッド20に被せつけられて対して配設されているので、形状センサ40がバックカバー30に阻害されることなく湾曲変形できる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、本実施形態においては、基材部41の前面に対してのみひずみゲージ42A1〜42A5が貼着されている構造とした。しかし、これに限定されず、例えば、基材部41の後面に対してのみひずみゲージが貼着されている構造であってもよいし、基材部41の前後方向の両面に対してひずみゲージが貼着されている構造であってもよい。
また、本実施形態においては、形状センサ40の基材部41に、標準体型の人間の第1椎骨L1から第5椎骨L5までの5つの椎骨に対応する間隔でひずみゲージ42が取付けられている。しかし、これに限定されず、いずれかのひずみゲージ42を省略して4つのひずみゲージ42としてもよいし、第2椎骨L2と第4椎骨L4に対応する位置のひずみゲージ42A2とひずみゲージ42A4を無くして3つのひずみゲージ42としてもよい。さらには、精度の低下を許容できればひずみゲージ42の数を2つとすることもできる。
また、本実施形態においては、ランバーサポート28の制御方法として、各ひずみゲージ42A1〜42A5について、初期抵抗値と着座抵抗値との差を算出して最も差の絶対値が大きいひずみゲージを特定して、そのひずみゲージの着座抵抗値を初期抵抗値に一致させる制御方法を採用した。しかし、これに限らず、ステップS5において、ランバーサポート28の面状部材28dを前後に移動させながら各ひずみゲージ42A1〜42A5における初期抵抗値と着座抵抗値との差を計測し、その差を足した値が最小となる前後位置で面状部材28dを停止させる方法を採ってもよい。
また、本実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載されるシートに適用してもよい。
1 自動車用シート(乗物用シート)
10 シートバック
20 バックパッド
28 ランバーサポート
28d 面状部材
30 バックカバー
40 形状センサ
41 基材部
41U 上端末部(一端部)
41D 下端末部(他端部)
42 ひずみゲージ
60 制御手段

Claims (2)

  1. 乗物用シートであって、
    シートバックのクッション材であるバックパッドの着座者側の面において着座者の腰椎に沿って上下方向に延びて配設され腰椎に沿って変形可能な柔軟な帯状の基材部に対してひずみゲージが貼着された構造を有する形状センサと、
    前記バックパッドの着座者と反対側の面に当接して着座者の腰部を支持する支持位置を上下前後に移動可能に構成されたランバーサポートと、
    着座者が着座した時の前記ひずみゲージの抵抗値である着座抵抗値を検知して、該着座抵抗値を着座者の座り心地上前記基材部の理想的な湾曲状態における前記ひずみゲージの抵抗値である初期抵抗値に近づけるべく前記ランバーサポートの支持位置を上下前後に調整する制御手段と、を備えており、
    前記バックパッドの着座者側には、表皮材であるバックカバーが前記形状センサを覆って配設されており、前記基材部の上下方向の一端部が、前記バックカバーに対して固着されており、前記基材部の上下方向の端末部の他端部が、前記バックパッド及び前記バックカバーに対する上下方向への移動が自在な状態で保持されている乗物用シート。
  2. 請求項1において、
    前記ひずみゲージは前記基材部に対して着座者の腰椎の各椎骨に対応した位置にそれぞれ配設されている乗物用シート。





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