JP7196866B2 - リモート走行システム - Google Patents

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Description

本発明は、リモート情報に基づいて車両である自車両を走行させるリモート走行システムに関するものである。
特許文献1には、メイン電源の異常時にブレーキアクチュエータに電力を供給するバックアップ電源装置と、ブレーキアクチュエータを制御するブレーキECUとが記載されている。バックアップ電源装置は、キャパシタと、充電回路と、充電回路等を制御するマイコンとを含み、マイコンによる充電回路の制御によりキャパシタの充電状態が制御される。また、マイコンとブレーキECUとは信号線を介して接続されている。ブレーキECUは、信号線を介するマイコンとの通信により、設定時間毎に、キャパシタを強制的に作動させ、キャパシタの出力電圧を取得し、出力電圧に基づいて、キャパシタが正常であるか否かを監視する。このように、ブレーキECUにおいて、メイン電源が正常であっても、キャパシタが正常であるか否かを常時監視することができる。
特開2005―014754号公報
本発明の課題は、リモート走行システムの改良を図ることであり、例えば、安全性の向上を図ることである。
本発明に係るリモート走行システムにおいては、リモート走行の開始が許可された場合に、第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態にあるか否かが判定され、正常に供給される状態にあると判定された場合に、リモート走行の開始の準備指令が出力される。換言すると、リモート走行の開始の準備指令が出力される前に、第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態にあるか否かが判定される。その結果、リモート走行の安全性を向上させることができる。
例えば、リモート走行の開始が許可された場合に、第1制御装置は第1バックアップ電源装置に電力出力指令を出力する。しかし、リモート走行開始時に、第1制御装置は、第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給されたか否かを検出する役割を担っていない。また、準備指令を出力するのは第2制御装置であるが、第1バックアップ電源装置と第2制御装置とは信号線によって接続されていない。そのため、特許文献1に記載のように、直接的に、第2制御装置は第1バックアップ電源装置を作動させることができず、第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態にあるか否かを検出することができない。
一方、第1バックアップ電源装置と第2バックアップ電源装置とは電源線を介して接続され、第2バックアップ電源装置と第2制御装置とは信号線を介して接続されている。そのため、第1バックアップ電源装置からの出力(例えば、電圧)が第2バックアップ電源装置において検出され、第2バックアップ電源装置において、第1バックアップ電源装置の出力が正常であるか否かが判定され、その判定結果が第2制御装置に供給されるようにしたり、第2バックアップ電源装置において検出された出力を表す電圧が第2制御装置に供給され、第2制御装置において、第1バックアップ電源装置の電圧が正常な値であるか否かが判定されるようにしたりすること等ができる。そして、第2制御装置において、第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態である場合に、準備指令が出力されるようにすることができる。このように、準備作動が行われる前に、第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態であることを確認することができ、リモート走行の安全性の向上を図ることができる。
第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態とは、第1バックアップ電源装置に接続された電源線が断線していない状態であること、第1バックアップ電源装置が正常な状態であること等が該当する。
本発明の一実施例に係るリモート走行システムを概念的に示す図である。本リモート走行システムには本発明の一実施例に係る車両用電源装置が含まれる。 上記車両用電源装置を概念的に示す図である。 上記リモート走行システムのリモート走行ECUの記憶部に記憶されたリモート出庫プログラムを表すフローチャートである。 上記リモート走行システムのシフト切換ECUの記憶部に記憶されたリモート出庫時第1バックアップ電源装置制御プログラムを表すフローチャートである。 上記リモート走行システムのブレーキECUの記憶部に記憶された第2バックアップ電源検査プログラムを表すフローチャートである。 上記第2バックアップ電源装置のECUの記憶部に記憶された切換え回路制御プログラムを表すフローチャートである。
発明の実施形態
以下、本実施形態に係る車両用電源装置を含むリモート走行システムについて図面に基づいて説明する。
本リモート走行システムは、リモート走行ECU(electric control unit)10、情報通信端末12、駆動システム14、操舵システム16、ブレーキシステム18、シフト切換システム20等を含む。リモート走行システムにおいて、オペレータ(一般的には、運転者であるが、運転者に限定されない。以下、本実施例においては、オペレータが運転者であるとする。)による情報通信端末12の操作により、車両である自車両(本リモート走行システムが搭載された車両をいう。)に運転者が乗車していなくても、自車両が制御され、自動で走行させられる。例えば、情報通信端末12からの情報に基づいて、自車両が、入庫(駐車)させられたり、出庫させられたりする。
リモート走行ECU10は、コンピュータを主体とするものであり、図示しない実行部、記憶部、入出力部等を含む。入出力部には、それぞれ複数個(n個)ずつのデジタルカメラ24、ソナー26等が接続され、これらデジタルカメラ24の撮像画像、ソナー26からの情報等に基づいて、自車両の周辺の環境が取得されるとともに、画像認識が行われ、リモート走行が行われる場合の自車両の経路が取得され、走行計画が作成される。そして、走行計画に基づいて自車両の制御指令が作成され、駆動システム14、操舵システム16、ブレーキシステム18、シフト切換システム20等に出力される。
情報通信端末12は、図示しない通信装置、コンピュータを主体とする制御装置等を含み、リモート走行ECU10との間で通信を行う。情報通信端末12からリモート走行ECU10へ、リモート入庫指示情報、リモート出庫指示情報、ID情報(識別情報)等のリモート情報が供給され、リモート走行ECU10から情報通信端末12へ、自車両の状態を表す情報等が供給される。
駆動システム14は、自車両を駆動させるとともに駆動力等を制御可能なものであり、本実施例においては、電動モータとエンジンとの少なくとも一方を備えた駆動アクチュエータ14act(駆動源)と、駆動アクチュエータ14actを制御する駆動ECU14cとを含む。駆動ECU14cによる駆動アクチュエータ14actの制御により、運転者がアクセル操作部材等の操作を行わなくても、自車両を走行させることができ、自車両の走行速度を制御すること等ができる。
操舵システム16は、自車両の操舵輪を転舵させるとともに、転舵の向き、転舵力等を制御可能なものであり、本実施例においては、電動パワーステアリング装置等を備えた操舵アクチュエータ16actと、操舵アクチュエータ16actを制御する操舵ECU16cとを含む。操舵アクチュエータ16actの制御により、運転者が操舵操作部材を操作しなくても、操舵輪を転舵させ、自車両を旋回させることができる。
シフト切換システム20は、駆動伝達機構のシフト位置(D,R,P等)の切換え、シフトロックとシフトロック解除との間の切換え等を行うものであり、シフト切換アクチュエータ20actと、第1制御装置としてのシフト切換ECU20cとを含む。シフト切換アクチュエータ20actの制御により、運転者がシフト操作部材を操作しなくても、シフト位置を切り換え、シフトロックを解除したり、シフトロックにしたりすること等ができる。
シフトロックとは、シフト位置の移動を禁止することをいい、例えば、図示しないメインスイッチがONの状態でブレーキ操作部材が操作されていない場合には、P位置またはN位置から他の位置への移動を禁止することをいう。
ブレーキシステム18は、自車両に制動力を付与するとともに、その制動力を制御可能なものである。ブレーキアクチュエータ18actとブレーキアクチュエータ18actを制御する第2制御装置としてのブレーキECU18cとを含む。ブレーキアクチュエータ18actは、液圧によりブレーキを作動させるものであっても、電磁駆動力により作動させるものであってもよい。ブレーキアクチュエータ18actの制御により、運転者がブレーキ操作部材の操作を行わなくても、自車両を停止させることができる。
これら駆動システム14、操舵システム16,ブレーキシステム18、シフト切換システム20等は、車両用電源装置40から供給された電力により作動可能とされる。
車両用電源装置40は、図2に示すように、メイン電源42、第1バックアップ電源装置44,第2バックアップ電源装置46等を含む。第1バックアップ電源装置44は、メイン電源42の異常時にシフト切換システム20、ブレーキシステム18に電力を供給可能なものであり、第2バックアップ電源装置46は、メイン電源42の異常時にブレーキシステム18に電力を供給可能なものである。このように、本リモート走行システムにおいて、メイン電源42が異常であっても、シフト切換システム20、ブレーキシステム18を作動させることが可能となり、車両を停止させることができる。
メイン電源42は、メインバッテリ50、DC/DCコンバータ52、12Vバッテリ54等を含む。メインバッテリ50には、駆動システム10の作動に基づいて電力が供給されて、蓄えられる。メインバッテリ50の電圧はDC/DCコンバータ52により降圧されて、12Vバッテリ54に蓄えられる。12Vバッテリ54の12Vの電力が駆動システム14等に供給されるとともに、第1バックアップ電源装置44、第2バックアップ電源装置46等に供給される。
第1、第2バックアップ電源装置44,46の各々は、キャパシタを含む。キャパシタにおいては、寿命を長くするために、通常、メインスイッチがOFFにされると放電され、メインスイッチがONに切り換わった後に、メイン電源42の電力による充電が開始される。本実施例において、第1バックアップ電源装置44は、第2バックアップ電源装置46より、充電速度が早いものである。
第2バックアップ電源装置46は、メイン電源42とブレーキシステム18との間に設けられたものであり、複数のキャパシタセル(複数のキャパシタセルをキャパシタと称したり、キャパシタセルをキャパシタと称したりすることができる。本実施例においては、以下、複数のキャパシタセルをキャパシタと称する場合がある)60、チャージ回路62、第2電源制御部64、第1切換回路66、第2切換回路68等を含む。キャパシタ60は、メイン電源42とブレーキシステム18とを接続する第1電源線72に、チャージ回路62を介して接続される。第1切換回路66は、第1電源線72のチャージ回路62との接続部よりブレーキシステム18側の部分に設けられる。また、第1バックアップ電源装置44は、第2アックアップ電源装置46に、電源線としての第2電源線74を介して接続され、その第2電源線74に第2切換回路68が設けられる。第2電源線74は、詳細には、第1電源線72の第1切換回路66よりブレーキシステム18側の部分に接続される。
キャパシタ(複数のキャパシタセル)60はメイン電源42から供給された電力(電荷)を蓄えるものであり、チャージ回路62は、複数のキャパシタセル60に電荷をチャージしたり、放電させたりする回路である。第1切換回路66は、第1電源線72を連通させる状態と遮断する状態とに切り換える回路であり、第2切換回路68は、第2電源線74を連通させる状態と遮断する状態とに切り換える回路である。
第2電源制御部64は、マイコンを主体とするものであり、第1切換回路66、第2切換回路68、ブレーキECU18c、チャージ回路62に、それぞれ信号線L1,L2,L3、L4を介して接続される。第2電源制御部64は、第1切換回路66、第2切換回路68を制御することにより、ブレーキシステム18に第2バックアップ電源装置46のキャパシタ60から電力が供給される状態と、第1バックアップ電源装置44から電力が供給される状態と、メイン電源42から電力が供給される状態とに切り換える。例えば、メイン電源42が異常であり、かつ、第1電源線72の電圧に基づいて取得されたキャパシタ60の充電量が不十分であると判定された場合には、第1切換回路66、第2切換回路68の制御により、第1バックアップ電源装置44の電力がブレーキシステム18に供給される状態に切り換えられる。
第2電源制御部64には、第1電源線72が第3電源線76を介して接続されるとともに、第2電源線74が第4電源線78を介して接続される。第2電源制御部64は、第1電源線72、第3電源線76を介してキャパシタ60およびメイン電源42に接続され、第2電源線74、第4電源線78を介して第2バックアップ電源装置46に接続される。第2電源制御部64は、これらキャパシタ60、メイン電源42、第2バックアップ電源装置46のいずれかによって作動させられる。
また、第2電源制御部64は、電圧検出部64vを有し、第4電源線78を介して接続される第2電源線74の電圧V等を検出する。第2電源線74の電圧Vが設定圧Vth以上である場合には、第2電源線74は断線していない、すなわち、第1バックアップ電源装置44から第2バックアップ電源装置46(ブレーキシステム18)に正常に電力が供給される状態であると判定される。
第1バックアップ電源装置44は、メイン電源42、シフト切換システム20、第2バックアップ電源装置46の間に設けられ、キャパシタ80を含むものである。第1バックアップ電源装置44の構造についての詳細な説明は省略する。第1バックアップ電源装置44は、リモート走行制御において、メイン電源42が異常である場合に、シフト切換システム20に電力を供給するが、第2バックアップ電源装置46の充電量が不足している場合には、ブレーキシステム18にも電力を供給する。
第1バックアップ電源装置44は第2バックアップ電源装置46より充電速度が早いものであるため、例えば、リモート走行開始直後に、メイン電源42が異常になった場合には、ブレーキシステム18に電力を供給する場合がある。なお、第1バックアップ電源装置44はシフト切換ECU20cに信号線L5を介して接続されている。
以上のように構成されたリモート走行システムにおいて、情報通信端末12からリモート走行ECU10に、ID情報、リモート出庫指令情報等を含むリモート情報が供給された場合には、リモート走行ECU10において、ID情報の照合が行われる。IDが一致する場合等には、メインスイッチがONに切り換えられ、駆動ECU14c、操舵ECU16c等が起動させられる。また、例えば、メイン電源42が正常であること等の予め定められたリモート走行開始許可条件が成立した場合には、リモート走行開始(出庫)許可フラグ(以下、単にフラグと称する)がONとされ、フラグONを表す情報が、駆動ECU14c、操舵ECU16c、ブレーキECU18c、シフト切換ECU20c等に供給される。
フラグON情報に応じて、シフト切換ECU20cは、第1バックアップ電源装置44に信号線L5を介して「電力を第2バックアップ電源装置46に出力させる指令」を出力する。また、ブレーキECU18cは、信号線L3を介して第2電源制御部64に、判定結果を要求する。この判定結果の要求に応じて、第2電源制御部64において、第4電源線78を介して第2電源線74の電圧が検出され、電圧Vが設定電圧Vth高いか否かが判定され、判定結果が、信号線L3を介してブレーキECU18cに供給される。ブレーキECU18cにおいて、その判定結果が、電圧が設定電圧Vthより高く、第1バックアップ電源装置44から電力が正常に第2バックアップ電源装置46に供給される状態である(第2電源線74が断線していない状態である)ことを表す場合に、準備指令としてのシフトロック解除指令をリモート走行ECU10に出力する。リモート走行ECU10は、シフトロック解除指令を受信すると、シフト切換ECU20cに、シフトロック解除指令を出力し、リモート出庫制御を開始する。
以上の実行をフローチャートに基づいて説明する。
リモート走行ECU10cにおいて、図3のフローチャートで表されるリモート出庫プログラムが実行される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、情報通信端末12から送信されたリモート出庫指示情報が受信されたか否か(リモート情報にリモート出庫指示情報が含まれるか否か)が判定され、S2において、リモート出庫許可条件が成立するか否かが判定される。S1,2の少なくとも一方の判定がNOである場合には、S3以降は実行されないが、S1,2の判定がYESである場合には、S3において、フラグがONに切り換えられ、そのフラグON情報が送信される。S4において、シフトロック解除指令を受信したか否かが判定される。判定がYESである場合には、S5,6において、シフトロック解除指令がシフト切換ECU20cに出力され、リモート出庫制御が開始される。それに対して、S4の判定がNOである場合には、S5,6は実行されない。シフトロック解除禁止指令が受信された場合には、シフトロックは解除されず、リモート出庫制御が開始されることはない。
シフト切換ECU20cにおいては、図4のフローチャートで表されるリモート出庫時第1バックアップ電源装置制御プログラムが実行される。S11において、フラグON情報が受信されたか否かが判定され、判定がNOである場合には、S12が実行されることはない。判定がYESである場合には、S12において、信号線L5を介して第1バックアップ電源装置44に電力出力指令を出力する。それにより、第1バックアップ電源装置44は第2電源線74を介して電力を出力する。
ブレーキECU18cにおいては、図5のフローチャートで表されるシフトロック解除指令出力プログラムが実行される。
S21において、フラグON情報が受信されたか否かが判定される。判定がYESである場合には、S22において、信号線L3を介して第2電源制御部64に判定結果の要求が出力され、S23において、受信した判定結果が「第2電源線74に断線なし」を表すか否かが判定される。S23の判定がYESである場合には、S24において、リモート走行ECU10へシフトロック解除指令が出力されるが、判定がNOである場合には、S25において、シフトロック解除禁止情報が出力される。
第2電源制御部64においては、図6のフローチャートで表される第2電源線断線判定プログラムが実行される。
S31において、信号線L3を介して判定結果要求を受信したか否かが判定される。判定結果要求を受信した場合には、S32において、第2電源線74の電圧Vが検出され、S33において、設定電圧Vthより高いか否かが判定される。判定がYESである場合には、S34において、第2電源線74に断線なしと判定され、S35において、判定結果が信号線L3を介してブレーキECU18cに出力される。それに対して、電圧Vが設定電圧Vth以下である場合には、S36において、第2電源線74に断線有りと判定され、S35において、判定結果がブレーキECU18cに出力される。
以上のように、本実施例においては、シフト切換ECU20cは、リモート出庫時に第1バックアップ電源装置44の出力電圧を検出する役割を担っていない。また、第1バックアップ電源装置44とブレーキECU18c、第2バックアップ電源装置46とは信号線を介して接続されていない。しかし、第1バックアップ電源装置44の出力が第2バックアップ電源装置46において電源線を介して検出され、判定結果が信号線L3を介してブレーキECU18cへ供給される。そして、ブレーキECU18cにおいて、判定結果が断線なしである場合にシフトロック解除指令が出力されるようにされている。その結果、信号線を増やすことなく、シフトロック解除指令が出力される前に、第2電源線の断線確認を行うことができるのであり、安全性を向上させることができる。
また、運転者が乗車している場合には、メインスイッチがONとされ、ブレーキ操作部材が操作された状態で、(シフトロックが解除された状態で)シフト位置が切り換えられて、車両が発進させられるのが普通である。そのため、リモート走行においても、シフトロックが解除される前に、バックアップ電源装置が正常であるか否かの確認が行われるようにすることが望ましいのである。
なお、上記実施例においては、第2電源制御部64において第2電源線74の断線の有無が判定され、その判定結果がブレーキECU18cに供給されるようにされていたが、第2電源制御部64において検出された電圧値を、ブレーキECU18cに供給し、ブレーキECU18cにおいて、第2電源線74の断線の有無が判定されるようにすることもできる。
また、第2電源制御部64において検出された電圧が設定電圧以下である場合には、第1バックアップ電源装置44の異常であると推定することもできる。
その他、本発明は、上記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
12:情報通信端末 10:リモート走行ECU 18:ブレーキシステム 20:シフト切換システム 40:車両用電源装置 44:第1バックアップ電源装置 46:第2バックアップ電源装置 74:第2電源線 L1~4:信号線 64:第2電源制御部
特許請求可能な発明
(1)情報携帯端末からの情報に基づいて、車両である自車両を制御して、前記自車両を走行させるリモート走行制御装置を含むリモート走行システムであって、
第1バックアップ電源装置を制御する第1制御装置と、
第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態である場合に、前記リモート走行の開始の準備を行わせる指令である準備指令を出力する第2制御装置と、
前記第1バックアップ電源装置に電源線を介して接続された第2バックアップ電源装置に設けられ、前記第2制御装置と信号線を介して接続された第2電源制御部と
を含むリモート走行システム。
「第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態」とは、第1バックアップ電源装置が正常である場合、第1バックアップ電源装置に接続された電力線に断線がない場合等が該当する。
(2)前記リモート走行制御装置が、予め定められたリモート走行開始許可条件が成立した場合に、リモート走行開始許可情報を前記第1制御装置と前記第2制御装置とに出力するものであり、
前記第1制御装置が、前記リモート走行開始許可情報に応じて前記第1バックアップ電源装置に電力出力指令を出力するものであり、
前記第2制御装置が、前記リモート走行開始許可情報に応じて前記第2電源制御部に要求情報を出力するものであり、
前記第2電源制御部が、前記要求情報に応じて、前記電源線の電圧を検出するものであり、
前記第2制御装置が、前記第2電源制御部から前記信号線を介して供給された情報に基づいて、前記第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態であることを取得した場合に、前記準備指令を出力するものであり、
前記第2電源制御部と前記第2制御装置とのいずれか一方が、前記電源線の電圧に基づいて、前記第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態であるか否かを判定する判定部を含む(1)項に記載のリモート走行システム。
第2電源制御部が、検出した電圧に基づいて、第1バックアップ電源装置から正常に電力が供給される状態であるか否かを判定し、その判定結果を信号線を介して第2制御装置に出力するようにしても、第2電源制御部が検出した電圧を信号線を介して第2制御装置に出力し、第2制御装置が、その電圧に基づいて第1バックアップ電源装置から正常に電力が供給される状態であるか否かを判定するようにしてもよい。
また、リモート走行の開始がリモート出庫に対応し、リモート走行開始許可情報がリモート出庫許可情報に対応する。
(3)前記第1バックアップ電源装置、前記第2バックアップ電源装置が、それぞれ、キャパシタを含む(1)項または(2)項に記載のリモート走行システム。
(4)前記第1制御装置が、シフト切換アクチュエータを制御するシフト切換ECUであり、
前記第2制御装置が、ブレーキアクチュエータを制御するブレーキECUであり、
前記第2バックアップ電源装置が、メイン電源の異常時に、前記ブレーキアクチュエータに電力を供給可能なものであり、
前記第1バックアップ電源装置が、前記メイン電源の異常時に、前記シフト切換アクチュエータと前記ブレーキアクチュエータとの少なくとも一方に電力を供給可能なものであり、
前記第2制御装置が、前記準備指令としてシフトロック解除指令を前記リモート走行制御装置に出力するものであり、
前記リモート走行制御装置が、前記シフトロック解除指令を受信した場合に、前記シフト切換用ECUにシフトロック解除指令を出力するものである(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載のリモート走行システム。
(5)情報携帯端末からの情報に基づいて、車両である自車両を制御して、前記自車両を走行させるリモート走行制御装置を含むリモート走行システムに設けられた車両用電源装置であって、
第1アクチュエータと、前記第1アクチュエータとは別の第2アクチュエータとに電力を供給可能な第1バックアップ電源装置と、
前記第1アクチュエータを制御するとともに前記第1バックアップ電源装置を制御する第1制御装置と、
前記第2アクチュエータに電力を供給可能であって、前記第1バックアップ電源装置に電源線を介して接続された第2バックアップ電源装置と、
前記第2アクチュエータを制御するとともに、前記第2バックアップ電源装置に設けられた第2電源制御部に信号線を介して接続された第2制御装置と
を含み、
前記リモート走行制御装置が、予め定められたリモート走行開始許可条件が成立した場合に、リモート走行開始許可情報を前記第1制御装置と前記第2制御装置とに出力するものであり、
前記第1制御装置が、前記リモート走行制御装置から供給されたリモート走行開始許可情報に応じて前記第1バックアップ電源装置を制御することにより、電力を出力させるものであり、
前記第2制御装置が、前記リモート走行開始許可情報に応じて前記第2電源制御部に要求情報を出力するものであり、
前記第2電源制御部が、前記要求情報に応じて、前記電源線の電圧を検出するものであり、
前記第2制御装置が、前記第2電源制御部から前記信号線を介して供給された情報に基づいて、前記第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態であることを取得した場合に、前記リモート走行の開始の準備を行わせる指令である準備指令を出力するものであり、
前記第2電源制御部と前記第2制御装置とのいずれか一方が、前記電源線の電圧に基づいて、前記第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態であるか否かを判定する判定部を含む車両用電源装置。

Claims (2)

  1. 情報携帯端末からの情報であるリモート情報に基づいて、車両である自車両を制御して、前記自車両をリモート走行させるリモート走行制御装置を含むリモート走行システムであって、
    第1バックアップ電源装置を制御する第1制御装置と、
    前記第1制御装置とは別個に設けられ、前記第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態である場合に、前記リモート走行の開始の準備を行わせる指令である準備指令を前記リモート走行制御装置に出力する第2制御装置と、
    第2バックアップ電源装置に設けられ、前記第1バックアップ電源装置に電源線を介して接続されるとともに、前記第2制御装置と信号線を介して接続された第2電源制御部と
    を含み、
    前記リモート走行制御装置が、予め定められたリモート走行開始許可条件が成立した場合に、リモート走行の開始が許可されたとして、リモート走行開始許可情報を前記第1制御装置と前記第2制御装置とにそれぞれ出力するものであり、
    前記第2電源制御部が、前記電源線の電圧を検出して、その検出した電圧に基づいて、前記第1バックアップ電源装置から正常に電力が供給される状態であるか否かを判定する判定部を含み、前記判定部による判定結果を前記信号線を介して前記第2制御装置に出力するものであり、
    前記第2制御装置ではなく前記第1制御装置が、前記リモート走行開始許可情報に応じて前記第1バックアップ電源装置に電力出力指令を出力するものであり、
    前記第2制御装置が、前記リモート走行開始許可情報に基づいて前記第2電源制御部に前記信号線を介して前記判定結果を要求する判定結果要求情報を出力するとともに、前記第2電源制御部から前記信号線を介して供給された判定結果が前記第1バックアップ電源装置から電力が正常に供給される状態であることを表す結果である場合に、前記準備指令を出力するものであるリモート走行システム。
  2. 前記第1制御装置が、シフト切換アクチュエータを制御するシフト切換制御装置であり、 前記第2制御装置が、ブレーキアクチュエータを制御するブレーキ制御装置であり、
    前記第2バックアップ電源装置が、メイン電源の異常時に、前記ブレーキアクチュエータに電力を供給可能なものであり、
    前記第1バックアップ電源装置が、前記メイン電源の異常時に、前記シフト切換アクチュエータと前記ブレーキアクチュエータとの少なくとも一方に電力を供給可能なものであり、
    前記第2制御装置が、前記準備指令としてシフトロック解除指令を前記リモート走行制御装置に出力するものであり、
    前記リモート走行制御装置が、前記シフトロック解除指令を受信した場合に、前記シフト切換制御装置にシフトロック解除指令を出力するものである請求項1に記載のリモート走行システム。
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