JP2017034939A - 電力制御ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本明細書は、低電圧電源の電力で充電されるバックアップ電源を備えた電力制御ユニットに関し、通常時にダイオードの短絡異常を検知する技術を提供する。【解決手段】PCU10は、コントローラ18と電源30を備えている。電源30は、コントローラ18に電力を供給するサブバッテリ90によって充電される。サブバッテリ90とコントローラ18の間には第1ダイオード23が挿入されている。第1ダイオード23のアノードと電源30の電力入力端の間には第2ダイオード24が挿入されている。電源30の電力出力端は第1ダイオード23のカソードに接続されている。コントローラ18は、車両衝突時以外でサブバッテリ90と第1ダイオード23の間が遮断された後に第1ダイオード23のアノード側電圧を計測し、アノード側電圧が予め定められた閾値電圧よりも大きい場合に、ダイオードで短絡異常が生じていることを示す信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、走行用のモータを駆動する電力制御ユニットに関する。
電動車両は走行用のモータと、そのモータを駆動する電力制御ユニットを備える。電力制御ユニットの典型は、インバータである。電力制御ユニットは、インバータ回路の前段に、直流電源の電圧を昇圧する昇圧コンバータ回路を備える場合もある。インバータ回路の入力側には、直流電流の脈動を平滑化する平滑コンデンサが接続される。走行用のモータの定格出力は数十キロワットであり、平滑コンデンサにも大電力が蓄積される。車両が衝突したときの安全を確保するため、車両衝突時には平滑コンデンサは速やかに放電されることが望ましい。そのため、電力制御ユニットは平滑コンデンサを放電する放電回路を有する。
一方、電動車両はモータ用の電力を蓄える高電圧電源のほか、高電圧電源よりも出力電圧が低く、様々な電子デバイスに電力を供給する低電圧電源を備える。高電圧電源も低電圧電源も直流電源である。高電圧電源の出力は例えば100ボルト以上であり、低電圧電源の出力は例えば12〜24ボルトである。電力制御ユニットにおいてインバータ回路や放電回路を制御するコントローラも、低電圧電源から電力が供給される。電力制御ユニットにおいてインバータ回路や放電回路を制御するコントローラを以下ではユニットコントローラと称する。
車両衝突時には、低電圧電源からユニットコントローラへの電力供給が途絶える虞がある。低電圧電源からの電力供給が途絶えたときであっても平滑コンデンサを放電できるように、電力制御ユニットはバックアップ電源を備える。その一例が、特許文献1、2に開示されている。特許文献1、2に開示された車両用の電力制御ユニットでは、バックアップ電源は通常時(車両衝突が検知されていない間)には低電圧電源で充電される。
特開2015−073353号公報 特開2014−204627号公報
バックアップ電源は、通常時は使われることがなく、低電圧電源が利用不能という希な状況が生じたときに使用される。バックアップ電源は、その希な状況が生じたときに確実に動作しなければならない。それゆえ、通常時にバックアップ電源(及びその周辺回路)の機能チェック(異常診断)を行うことが重要である。一方、車載の電気回路には、どこかで短絡(あるいは地絡)が生じた場合でもその短絡(あるいは地絡)が他のデバイスに及ぼす影響を抑えるべく、様々な箇所にダイオードが挿入される。低電圧電源とバックアップ電源とユニットコントローラの間にもいくつかのダイオードが挿入される。そのようなダイオードはどこかで短絡(あるいは地絡)した場合に備えて挿入されるものであるため、ダイオード以外が正常である場合には、ダイオード自体に短絡異常が生じていてもユニットコントローラの動作には支障がない。ところがダイオードが短絡異常を生じたまま走行している間に車両が衝突してバックアップ電源を利用する状況になると、ダイオードの短絡異常がバックアップ電源の利用を阻害する虞がある。すなわち、平滑コンデンサの放電が適切に行われないことが生じ得る。本明細書は、低電圧電源の電力で充電されるバックアップ電源を備えた電力制御ユニットに関し、通常時にダイオードの短絡異常を検知する技術を提供する。以下では、高電圧電源と低電圧電源をより一般的に、前者を「第1直流電源」と表記し、後者を「第2直流電源」と表記することがある。
本明細書が開示する電力制御ユニットは、インバータ回路と、平滑コンデンサと、ユニットコントローラと、バックアップ電源を備えている。インバータ回路は、第1直流電源の出力電力を交流に変換してモータに出力する。平滑コンデンサは、インバータ回路の入力側に接続されており、インバータ回路に入力される電流を平滑化する。ユニットコントローラは、インバータ回路を制御するとともに、車両が衝突したときに平滑コンデンサを放電させる。バックアップ電源は、ユニットコントローラに電力を供給する第2直流電源によって充電され、第2直流電源からユニットコントローラへの電力供給が途絶えたときにユニットコントローラへ電力を供給する。第2直流電源とユニットコントローラとバックアップ電源は、第1ダイオードと第2ダイオードで以下の通り接続されている。第1ダイオードは、第2直流電源とユニットコントローラの間の電力線に挿入されている。第1ダイオードのアノードが第2直流電源側に接続されており、カソードがユニットコントローラの電力入力端に接続されている。第2ダイオードは、アノードが第1ダイオードのアノードに接続されており、カソードがバックアップ電源の電力入力端に接続されている。バックアップ電源の電力出力端は第1ダイオードのカソードに接続されている。さらに、この電力制御ユニットは、異常診断コントローラを備える。異常診断コントローラは、車両衝突時以外で第2直流電源と第1ダイオードの間が電気的に遮断された後に第1ダイオードのアノード側電圧を計測する。そして、異常診断コントローラは、アノード側電圧が予め定められた閾値電圧よりも大きい場合に、第1ダイオードと第2ダイオードの少なくとも一方で短絡異常が生じていることを示す信号を出力する。
上記の電力制御ユニットでは、第1ダイオードあるいは第2ダイオードが短絡異常を生じていても、通常の走行時には第2直流電源からユニットコントローラへ電力が供給され、ユニットコントローラの動作に支障はない。しかし、第1ダイオード、あるいは、第2ダイオードが短絡した状態で車両が衝突し、そのときに第1直流電源とユニットコントローラの間の電力線が地絡してしまうと、バックアップ電源まで地絡してしまい、ユニットコントローラが平滑コンデンサを放電できなくなってしまう。上記の電力制御ユニットは、上記した事態が生じる前に、第1ダイオードと第2ダイオードのいずれかで短絡異常が生じたことを車両のユーザあるいはサービススタッフに知らせることができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は実施例にて説明する。なお、実施例では、第1ダイオード又は第2ダイオードの短絡異常以外の異常の検知についても言及する。
実施例の電力制御ユニット(PCU)のブロック図である。 バックアップ電源の異常診断処理のフローチャート図である。 一例のバックアップ電源のブロック図である。
図面を参照して実施例の電力制御ユニットを説明する。実施例の電力制御ユニットは、電気自動車に搭載されている。図1に、電力制御ユニット10を含む電気自動車2の電力系のブロック図を示す。図1においてデバイス間(電気部品間)を接続する実線は電力線を表し、破線は信号線を表している。以下では、説明を簡単にするため、電力制御ユニット10を単純にPCU10と表記する。PCUは、Power Control Unitの略である。
電気自動車2は、メインバッテリ3の電力を使ってモータ4で走行する。メインバッテリ3は直流電源であり、モータ4は三相交流モータである。また、メインバッテリ3の定格電圧は300ボルトであり、モータ4の定格電圧は600ボルトである。メインバッテリ3とモータ4の間にPCU10が接続されている。PCU10は、メインバッテリ3の出力電圧を昇圧する昇圧コンバータ回路12と、昇圧された直流電力を交流に変換するインバータ回路14を備えている。インバータ回路14によって交流に変換された電力がモータ4に供給される。即ち、昇圧コンバータ回路12とインバータ回路14によって、モータ4は目標の回転数と目標の出力に調整される。すなわち、PCU10はモータ4を駆動する。昇圧コンバータ回路12とインバータ回路14の詳細な説明は省略する。
昇圧コンバータ回路12の入力側には、第1コンデンサ13aが並列に接続されており、昇圧コンバータ回路12の出力側には、第2コンデンサ13bが並列に接続されている。第1コンデンサ13aは、昇圧コンバータ回路12への入力電流を平滑化する。第2コンデンサ13bは、昇圧コンバータ回路12の出力電流を平滑化する。別言すれば、第1コンデンサ13aと第2コンデンサ13bは、いずれも、インバータ回路14の入力側に接続されている。メインバッテリ3の定格電圧は300ボルトであるため、通常の走行中において、第1コンデンサ13aには最大で300ボルト程度の電圧が印加される。また、昇圧コンバータ回路12の定格電圧は600ボルトであるため、通常の走行中において、第2コンデンサ13bには最大で600ボルト程度の電圧が印加される。PCU10は、車両衝突時にそれらのコンデンサを速やかに放電する放電回路15を備えている。
放電回路15は、放電抵抗16とスイッチ17を備えている。放電抵抗16は、第2コンデンサ13bに並列に接続されている。スイッチ17は、放電抵抗16に直列に接続されており、通常走行時は、放電抵抗16を第2コンデンサ13bから遮断している。ユニットコントローラ18は、上位のコントローラ(車両全体を統括制御する統括コントローラ5)からの指令を受けて、スイッチ17を閉じ(すなわち、放電抵抗16を第2コンデンサ13bと接続し)、第2コンデンサ13bを放電する。第2コンデンサ13bと第1コンデンサ13aは昇圧コンバータ回路12を介して電気的に接続している。それゆえ、第2コンデンサ13bを放電すると、同時に第1コンデンサ13aも放電される。第1コンデンサ13aと第2コンデンサ13bの放電は、約5秒で完了する。以下では、説明の便宜のため、第1コンデンサ13aと第2コンデンサ13bを合わせて平滑コンデンサ13と総称する。
ユニットコントローラ18は、放電回路15のスイッチ17の制御だけでなく、昇圧コンバータ回路12とインバータ回路14も制御する。すなわち、ユニットコントローラ18は、通常走行時は昇圧コンバータ回路12とインバータ回路14を制御し、モータ4に適切な電力を供給する。そして、車両衝突時には、放電回路15を制御し、平滑コンデンサ13を放電する。
統括コントローラ5は、エアバック6から車両衝突を示す信号を受信すると、ユニットコントローラ18へ、平滑コンデンサ13の放電を指令する。ユニットコントローラ18は、統括コントローラ5の指令を受け、放電回路15を制御し、平滑コンデンサ13を放電する。統括コントローラ5とユニットコントローラ18には、警告灯7と不揮発性メモリ8が接続されている。詳しくは後述するが、ユニットコントローラ18は、通常時にバックアップ電源30(及びその周辺のダイオード)の機能をチェックする。バックアップ電源30とその周辺のダイオードについては後に説明する。ユニットコントローラ18は、バックアップ電源30(あるいはその周辺のダイオード)の異常を検知すると、異常が生じたことを統括コントローラ5へ通知する。その通知を受けた統括コントローラ5は、警告灯7を点灯させる。また、ユニットコントローラ18は、バックアップ電源30(あるいはその周辺のダイオード)の異常を検知すると、その異常を示すエラーコードを不揮発性メモリ8に記憶する。不揮発性メモリ8には、車両のコンディションに関わる情報が蓄えられている。不揮発性メモリ8に蓄えられた情報は、車両のメンテナンス時にサービススタッフが利用する。このようにユニットコントローラ18は、バックアップ電源30(あるいはその周辺のダイオード)の異常を検知すると、異常を示す信号(異常を通知する信号)を外部に出力する。
ユニットコントローラ18は、TTLレベルの電圧で動作する素子を多数含む電子回路であり、サブバッテリ90から電力の供給を受けて動作する。サブバッテリ90の電力線92は、車両内部に張り巡らされており、様々な電気デバイスが接続されている。電力線92には、PCU10(ユニットコントローラ18)ほか、例えば、ワイパモータ93やオーディオ94が接続されている。ユニットコントローラ18、ワイパモータ93、オーディオ94など、サブバッテリ90の電力で動作するデバイスは、補機と総称される。サブバッテリ90の出力電圧は、メインバッテリ3の出力電圧よりはるかに低く、例えば12〜24ボルトである。メインバッテリ3がモータ4を駆動する電力を蓄えているのに対して、サブバッテリ90は、補機を駆動する電力を蓄えている。
複数の補機に電力を供給する電力線92とサブバッテリ90は、スイッチ91によって接続されている。スイッチ91は、統括コントローラ5により制御される。車両のメインスイッチ(イグニッションスイッチ)がONされると、統括コントローラ5は、スイッチ91を閉じる。そうすると、ユニットコントローラ18を含む補機にサブバッテリ90の電力が供給される。車両のメインスイッチ(イグニッションスイッチ)がOFFされると、統括コントローラ5は、スイッチ91を開く。そうすると、ユニットコントローラ18を含む補機への電力供給が止まる。
車両が衝突すると、サブバッテリ90が使用不能になる虞がある。あるいは車両が衝突すると、車両内部に張り巡らされた電力線92が切断したり、地絡する虞がある。いずれにしても、衝突時には、サブバッテリ90からPCU10(ユニットコントローラ18)への電力供給が途絶える虞がある。衝突時にユニットコントローラ18への電力供給が途絶えると、平滑コンデンサ13を放電することができなくなる。そこで、PCU10は、サブバッテリ90の電力に頼らずにユニットコントローラ18が動作できるように、バックアップ電源30を備える。
バックアップ電源30は、サブバッテリ90によって充電され、サブバッテリ90からユニットコントローラ18への電力供給が途絶えたときにユニットコントローラ18に電力を供給する。PCU10は、第1ダイオード23、第2ダイオード24、第3ダイオード25を備えており、それらのデバイスを介してサブバッテリ90とバックアップ電源30とユニットコントローラ18が相互に接続されている。第1ダイオード23は、サブバッテリ90からユニットコントローラ18へ電力を供給する電力線26(PCU10の内部の電力線)に挿入されている。なお、説明の便宜上、サブバッテリ90とユニットコントローラ18を接続する電力線のうち、PCU10の外部の部分を電力線92と称し、PCU10の内部の部分を電力線26と称する。別言すれば、電力線92は、サブバッテリ90とPCU10を接続する電力線であり、電力線26は、PCU10の内部でサブバッテリ90の電力をユニットコントローラ18の電力入力端18aへ供給する電力線である。
第1ダイオード23のアノードはサブバッテリ90の側に接続されており、カソードはユニットコントローラ18の電力入力端18aに接続されている。第2ダイオード24は第1ダイオード23のアノードとバックアップ電源30の間に接続されている。第2ダイオード24のアノードは第1ダイオード23のアノードに接続されており、第2ダイオード24のカソードはバックアップ電源30の電力入力端30aに接続されている。バックアップ電源30の電力出力端30bは、第1ダイオード23のカソードに接続されている。なお、バックアップ電源30の電力出力端30bと第1ダイオード23のカソードを接続する電力線には、第3ダイオード25が挿入されている。第3ダイオード25はバックアップ電源30と第1ダイオード23のカソードの間に接続されている。第3ダイオード25のアノードはバックアップ電源30の電力出力端30bに接続されており、カソードは第1ダイオード23のカソードに接続されている。ユニットコントローラ18は、電圧モニタ用の端子18bを備えており、その端子18bは、第1ダイオード23のアノードに接続されている。なお、端子18bは、電圧モニタ用だけでなく、PCU10内の他のデバイスへサブバッテリ90の電力を供給するための中継端子として利用されてもよい。
なお、上記で説明した結線は、サブバッテリ90とバックアップ電源30の正極についての結線である。サブバッテリ90の負極とバックアップ電源30の負極はグランドに接続している。バックアップ電源30の負極については、図3を参照されたい。図示は省略しているが、ユニットコントローラ18の負極もグランドに接続している。別言すれば、サブバッテリ90とバックアップ電源30とユニットコントローラ18は、共通の線(グランド線)に接続されている。
通常時(正常走行時)は、ユニットコントローラ18は第1ダイオード23を介してサブバッテリ90から電力供給を受け、昇圧コンバータ回路12とインバータ回路14を制御する。同時に、第2ダイオード24を介してバックアップ電源30にもサブバッテリ90の電力が供給され、バックアップ電源30が充電される。詳しくは図3を参照して説明するが、バックアップ電源30は電気二重層キャパシタを備えており、その電気二重層キャパシタが電力を蓄える。
車両が衝突すると、サブバッテリ90が使用不能となる虞がある。あるいは、車両が衝突すると、補機に共通の電力線92が切断したり地絡する可能性もある。いずれにしても、車両が衝突すると、サブバッテリ90からユニットコントローラ18への電力供給が途絶える虞がある。図1に示した回路では、サブバッテリ90から電力供給が途絶えても、バックアップ電源30がユニットコントローラ18へ電力を供給することができる。それゆえ、車両衝突後でも、しばらくの間は、ユニットコントローラ18は動作を続けることができる。車両衝突が検知されたとき、ユニットコントローラ18は、バックアップ電源30から電力供給を受けて、放電回路15を制御し、平滑コンデンサ13を放電する。
次に、第1−第3ダイオード23、24、25の役割を説明する。自動車に搭載されるデバイス、特に、走行に関わるデバイスには、異常が生じてもできるだけ走行不能に陥らないように様々な安全対策が施される。PCU10は、走行に関わるデバイスの典型であり、様々な安全対策が講じられる。第1―第3ダイオード23、24、25も、安全対策の一つである。第1ダイオード23と第2ダイオード24は、電力線92(PCU10とサブバッテリ90を接続する電力線)が地絡したときにバックアップ電源30の電力がPCU10の外に放出されないようにするために備えられている。第3ダイオード25は、バックアップ電源30の内部で地絡した場合に、ユニットコントローラ18の電力入力端18aの電位がゼロになってしまうことを防止するために備えられている。すなわち、第3ダイオード25は、通常走行時の安全対策であり、走行中にバックアップ電源30が地絡したときにユニットコントローラ18への電力供給が途絶えないように備えられている。
上記したように、第1−第3ダイオード23、24、25は、安全対策のために備えられている。それゆえ、他に異常がない場合には、第1−第3ダイオード23、24、25のいずれかで短絡異常が生じていても、走行に影響はない。一方、例えば第1ダイオード23と第2ダイオード24の一方が短絡異常を生じた状態で車両が衝突し、電力線92が地絡すると、バックアップ電源30の電力がPCU10の外に放電されてしまう。その結果、平滑コンデンサ13を放電できなくなる可能性が生じる。それゆえ、通常走行時に定期的に第1、第2ダイオード23、24の状態をチェックする必要がある。また、バックアップ電源30が十分な電力を蓄積し得るか否かもチェックする必要がある。実施例のPCU10は、不図示のメインスイッチ(イグニッションスイッチ)がオフされたときに、バックアップ電源30と第1、第2ダイオード23、24の異常診断を行う。異常診断では、バックアップ電源30が十分な電力を蓄えられ得るか否かをチェックする。PCU20は、第1ダイオード23のアノード側電圧を計測することで、さらに第1ダイオード23又は第2ダイオード24の短絡異常を検知することができる。なお、第3ダイオード25は、通常走行時にバックアップ電源30が地絡したときのために備えられている。通常走行中にバックアップ電源30が地絡すると、ユニットコントローラ18の電力入力端18aの電位がゼロとなり、ユニットコントローラ18は電力供給を受けられなくなる。第3ダイオード25は、そのような事態を回避するために備えられている。
次に、ユニットコントローラ18が行うバックアップ電源30とその周辺のダイオードの異常診断処理を説明する。図2に、異常診断処理のフローチャートを示す。図2のフローチャートの処理を実行するとき、ユニットコントローラ18は、バックアップ電源30とその周辺のダイオードの異常診断コントローラとして機能する。
図2のフローチャートの処理は、車両のメインスイッチ(イグニッションスイッチ)がオフされ、統括コントローラ5がスイッチ91を開放し、サブバッテリ90とユニットコントローラ18の間が電気的に遮断された後に開始される。すなわち、ユニットコントローラ18は、車両衝突時以外でサブバッテリ90とユニットコントローラ18の間が電気的に遮断された後に図2の異常診断処理を実行する。
先に述べたように、ユニットコントローラ18は、サブバッテリ90からの電力供給が途絶えてもしばらくはバックアップ電源30からの電力供給によって動作することができる。ユニットコントローラ18は、バックアップ電源30からの電力供給を受けて図2のフローチャートの処理を実行する。なお、ユニットコントローラ18にはバックアップ電源30よりもさらに容量の小さいサブバックアップ電源(キャパシタ)が内蔵されている。ユニットコントローラ18は、バックアップ電源30からの電力供給が受けられない場合でも、サブバックアップ電源により即時に動作停止しないように構成される。
異常診断において、ユニットコントローラ18は、まず、自身の電力入力端18aの電圧(入力端電圧)が予め定められた入力端閾値電圧Vth_iよりも大きいか否かを確認する(S2)。すなわち、ユニットコントローラ18は、放電回路15を作動させるのに十分な電力がバックアップ電源30から供給されているか否かを確認する。ステップS2の判断がNOの場合、バックアップ電源30の供給電力が十分でないか、あるいは、第2ダイオード24又は第3ダイオード25が開放異常である可能性が高い。なお、「開放異常」とは、ダイオードの内部で断線が生じる異常を意味する。第2ダイオード24が開放異常を生じていると、バックアップ電源30が充電されない。また、第3ダイオード25が開放異常を生じていると、バックアップ電源30からユニットコントローラ18へ電力が供給されない。ユニットコントローラ18は、そのことを示すエラーコード「101」をプログラム内での変数であるエラーフラグ「ErrFlag」に代入する(S3)。プログラム内での変数であるエラーフラグ「ErrFlag」は、物理的には、不揮発性メモリ8の所定のメモリ領域に割り当てられている。「ErrFlag」に所定のエラーコードを代入することは、バックアップ電源30あるいはその周辺のダイオードにおける異常発生を示す信号をユニットコントローラ18が出力することを意味する。電力入力端18aの電圧が予め定められた入力端閾値電圧Vth_iよりも大きい場合(S2:YES)、ユニットコントローラ18はステップS4の処理に移る。
次にユニットコントローラ18は、電圧モニタ用の端子18bに加わっている電圧(第1ダイオード23のアノード側電圧)を計測し、そのアノード電圧が、予め定められたアノード側閾値電圧Vth_aより小さいか否かを確認する(S4)。第1ダイオード23のアノード側電圧がアノード側閾値電圧Vth_aより高いということは、バックアップ電源30の電力が第1ダイオード23のアノード側に届いていることを意味している。図1のブロック図から理解されるように、この場合、第1ダイオード23と第2ダイオード24の少なくとも一方が短絡異常を生じている可能性が高い。その場合、ユニットコントローラ18は、そのことを示すエラーコード「102」をエラーフラグ「ErrFlag」に代入する(S5)。すなわち、ユニットコントローラ18は、車両衝突時以外でサブバッテリ90とユニットコントローラ18の間が電気的に遮断された後に第1ダイオード23のアノード側電圧を計測し、アノード側電圧が予め定められた閾値電圧(アノード側閾値電圧Vth_a)よりも大きい場合に、第1ダイオード23と第2ダイオード24の少なくとも一方での短絡異常発生を示す信号を出力する。ここで、「短絡異常発生を示す信号を出力する」とは、所定のエラーコードを不揮発性メモリ8の所定のメモリ領域(変数「ErrFlag」に割り当てられたメモリ領域)に格納することを意味する。そのメモリ領域は、不揮発性メモリ8に割り当てられている。すなわち、ステップS5の処理は、ユニットコントローラ18が、第1ダイオード23又は第2ダイオード24で短絡異常が生じていることを示す信号を出力する。
アノード側電圧がアノード側閾値電圧Vth_aより小さい場合(S4:YES)、ユニットコントローラ18はステップS6の処理に移る。
次にユニットコントローラ18は、電力入力端18aの電圧の経時変化を計測し、バックアップ電源30の電圧降下率を求める。ステップS2で求めた電力入力端18aの初期電圧と、電圧降下率から、放電回路15を駆動するのに十分な電圧が持続する時間(予想持続時間)を求めることができる。ユニットコントローラ18は、予想持続時間が、平滑コンデンサ13を放電するのに最低必要な時間(閾値時間Tth)よりも大きいか否かをチェックする(S6)。予想持続時間が閾値時間Tthよりも小さい場合、ユニットコントローラ18は、そのことを示すエラーコード「103」をエラーフラグ「ErrFlag」に代入する(S7)。すなわち、ユニットコントローラ18は、所定の異常が生じていることを示す信号を出力する。予想持続時間が閾値時間Tthよりも大きい場合(S6:YES)、ユニットコントローラ18は、バックアップ電源30には異常が生じていないとして、処理を終了する。
上記の処理において、ステップS2とS6の処理は、バックアップ電源30の出力電圧を使った診断である。一方、ステップS4の処理は、第1ダイオード23のアノード側電圧を使った診断である。PCU10は、第1ダイオード23のアノード側電圧を計測することにより、バックアップ電源30の出力電圧のモニタリングだけでは検知できない第1ダイオード23又は第2ダイオード24の短絡異常を検知することができる。
先に述べたように、第1―第3ダイオード23、24、25も、安全対策の一つである。それゆえ、例えば、第1ダイオード23あるいは第2ダイオード24が短絡異常を生じていても、ユニットコントローラ18はサブバッテリ90から電力供給を受けることができ、走行に支障はない。しかし、第1ダイオード23又は第2ダイオード24が短絡異常を生じたままで車両が衝突し、電力線92が地絡すると、バックアップ電源30の電力がPCU30の外へ放出されてしまう。その結果、平滑コンデンサ13の放電が不十分となる虞がある。実施例のPCU10は、通常時の診断によってバックアップ電源30の周辺に挿入されている安全対策のダイオード(第1ダイオード23、第2ダイオード24)の短絡異常を検知することができる。
図2のフローチャートによって検知し得る異常モードをまとめると以下の通りである。ステップS2の判断がNOの場合、バックアップ電源30の異常と第2ダイオード24の開放異常と第3ダイオード25の開放異常のいずれかが発生している可能性が高い。ステップS4の判断のNOの場合、第1ダイオード23の短絡異常と第2ダイオード24の少なくとも一方で短絡異常が発生している可能性が高い。ステップS6の判断がNOの場合、バックアップ電源30の充電能力が低下している可能性が高い。
バックアップ電源30の構成の一例を説明する。図3にバックアップ電源30の一例のブロック図を示す。バックアップ電源30は、電気二重層キャパシタ33を2個備えている。2個の電気二重層キャパシタ33は、直列に接続されている。バックアップ電源30の電力入力端30aと電気二重層キャパシタ33の間にはチョッパ型の降圧コンバータ回路31が接続されている。降圧コンバータ回路31は、スイッチング素子311、ダイオード312、リアクトル313により構成されている。バックアップ電源30の電力出力端30bと電気二重層キャパシタ33の間にはチョッパ型の昇圧コンバータ回路32が接続されている。昇圧コンバータ回路32は、スイッチング素子321、ダイオード322、リアクトル323により構成されている。スイッチング素子311、321は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。図2の降圧コンバータ回路31の構成、及び、昇圧コンバータ回路32の構成も良く知られているので詳しい説明は省略する。降圧コンバータ回路31のスイッチング素子311と昇圧コンバータ回路32のスイッチング素子321は、デューティコントローラ35で制御される。デューティコントローラ35は、昇圧コンバータ回路32の出力側から電力供給を受けて動作する。デューティコントローラ35は、サブバッテリ90からの電力供給が途絶えても、電気二重層キャパシタ33からの電力供給を受けて動作を継続することができる。
バックアップ電源30は、降圧コンバータ回路31によってサブバッテリ90の電圧を降圧し、電気二重層キャパシタ33に供給する。電気二重層キャパシタ33は、サブバッテリ90の出力電圧よりも低い電圧で充電される。また、電気二重層キャパシタ33に蓄積された電力は、昇圧コンバータ回路32によってユニットコントローラ18へ供給される。バックアップ電源30においてサブバッテリ90の出力電圧よりも低い電圧で電力を蓄えるのは、電圧が低い方が電気二重層キャパシタ33の経時劣化を抑制できるからである。
図3の回路構成のバックアップ電源30を用いたときの異常診断について捕捉する。図2のステップS4において、第1ダイオード23のアノード側電圧がアノード側閾値電圧Vth_aよりも高い場合、第1ダイオード23と第2ダイオード24の少なくとも一方が短絡異常を生じている可能性が高い、と説明した。図3に示すように、電気二重層キャパシタ33と第2ダイオード24の間にはスイッチング素子311が接続されている。スイッチング素子311はMOSFETであり、その寄生ダイオードにより逆電流が流れ得る。それゆえ、第2ダイオード24が短絡異常を生じている場合、電気二重層キャパシタ33から第1ダイオード23のアノード側に電流が流れる。即ち、第2ダイオード24が短絡異常を生じている場合、第1ダイオード23のアノード側の電圧が高くなる。
また、バックアップ電源30は、降圧コンバータ回路31と昇圧コンバータ回路32を備えている。このことを利用すると、ステップS4の判断がNOの場合、第1ダイオード23と第2ダイオード24のどちらが短絡異常を生じているか、次の処理により判定することができる。即ち、ステップS4の判断がNOの場合、昇圧コンバータ回路32を動作させる。そして、再度、第1ダイオード23のアノード側電圧を計測する。第1ダイオード23のカソード側電圧が、昇圧コンバータ回路32の昇圧後の電圧に等しければ、第1ダイオード23が短絡故障を生じていると判定できる。第1ダイオード23のカソード側電圧が、昇圧コンバータ回路32の昇圧前の電圧(すなわち、電気二重層キャパシタ33の電圧)に等しければ、第2ダイオード24が短絡異常を生じていると判定することができる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例のPCU10(電力制御ユニット)は、サブバッテリ90とユニットコントローラ18とバックアップ電源30が3個のダイオード(第1−第3ダイオード23、24、25)を介して相互に接続されている。本明細書が開示する技術の利点は、第3ダイオード25を備えなくとも得ることができる。すなわち、車両衝突時以外で第1ダイオード23のアノード電圧を計測することで、第1ダイオード23と第2ダイオード24の少なくとも一方で短絡異常を生じていることを検知することができる。本明細書が開示するPCU10は、第1、第2ダイオード23、24に加えて、第3ダイオード25を備えることが好ましい。第3ダイオード25は、バックアップ電源30の電力出力端30bと第1ダイオード23のカソードとの間の電力線に挿入されている。第3ダイオード25は、そのアノードがバックアップ電源30の電力出力端30bに接続され、カソードが第1ダイオード23のカソードに接続される。第3ダイオード25は、通常走行中にバックアップ電源30が地絡したときに、第1ダイオード23のカソード、すなわち、ユニットコントローラ18の電力入力端18aの電位がグランド電位まで低下し、サブバッテリ90の電力がユニットコントローラ18に供給されなくなることを回避する。
図3のバックアップ電源30の回路構成は一例である。バックアップ電源30は、より単純に、図2の降圧コンバータ回路31、昇圧コンバータ回路32、デューティコントローラ35を備えず、単に電気二重層キャパシタ33のみで構成されていてもよい。また、バックアップ電源30には、電気二重層キャパシタ33に代えて、鉛電池やリチウムリオン電池などの繰り返し充電可能な電池を採用してもよい。
実施例のメインバッテリ3が請求項の第1直流電源の一例に相当する。実施例のサブバッテリ90が請求項の第2直流電源の一例に相当する。第1直流電源は、燃料電池であってもよい。また、第2直流電源の典型は、リチウムイオン電池や鉛電池などの繰り返し充電可能なバッテリである。第2直流電源は、例えば、大出力の第1直流電源の出力電圧を利用して充電される。
実施例におけるユニットコントローラ18や統括コントローラ5は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)などのコンピュータとメモリ、及び、いくつかの入出力ポートで構成されている。実施例では、ユニットコントローラ18が、第1ダイオード23と第2ダイオード24の短絡異常を検知する異常診断コントローラを兼ねた。異常診断コントローラはユニットコントローラ以外の別のコントローラが担当してもよい。
近年は衝突直前を知らせるセンサも実用化されている。衝突が不可避となったことを通知する信号に基づいて平滑コンデンサを放電することも、本明細書が開示する技術の目的上、「車両が衝突したときに平滑コンデンサを放電する」ということと等価であり、そのようなセンサを利用した実施態様も、本明細書が開示する技術の範囲に含まれる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電気自動車
3:メインバッテリ
4:モータ
5:統括コントローラ
6:エアバック
7:警告灯
8:不揮発性メモリ
10:電力制御ユニット
12:昇圧コンバータ回路
13a、13b:平滑コンデンサ
14:インバータ回路
15:放電回路
18:ユニットコントローラ(異常診断コントローラ)
20:バックアップ電源
23:第1ダイオード
24:第2ダイオード
25:第3ダイオード
26:電力線
30:バックアップ電源
31:降圧コンバータ回路
32:昇圧コンバータ回路
33:電気二重層キャパシタ
35:デューティコントローラ
90:サブバッテリ
91:スイッチ
92:電力線

Claims (1)

  1. 走行用のモータを駆動する電力制御ユニットであり、
    第1直流電源の出力電力を交流に変換してモータに出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の入力側に接続されており、前記インバータ回路に入力される電流を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記インバータ回路を制御するとともに、車両が衝突したときに前記平滑コンデンサを放電させるユニットコントローラと、
    前記ユニットコントローラに電力を供給する第2直流電源によって充電され、前記第2直流電源から前記ユニットコントローラへの電力供給が途絶えたときに前記ユニットコントローラへ電力を供給するバックアップ電源と、
    前記第2直流電源と前記ユニットコントローラの間の電力線に挿入されており、アノードが前記第2直流電源側に接続されており、カソードが前記ユニットコントローラの電力入力端に接続されている第1ダイオードと、
    アノードが前記第1ダイオードのアノードに接続されており、カソードが前記バックアップ電源の電力入力端に接続されている第2ダイオードと、
    異常診断コントローラと、
    を備えており、
    前記バックアップ電源の電力出力端は前記第1ダイオードのカソードに接続されており、
    前記異常診断コントローラは、車両衝突時以外で前記第2直流電源と前記第1ダイオードの間が遮断された後に前記第1ダイオードのアノード側電圧を計測し、前記アノード側電圧が予め定められた閾値電圧よりも大きい場合に、前記第1ダイオードと前記第2ダイオードの少なくとも一方で短絡異常が生じていることを示す信号を出力する、
    ことを特徴とする電力制御ユニット。
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