JP2020104736A - 自動運転車両用バックアップ電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補機動作が必要な状況において補機動作の停止を防止することができる自動運転車両用バックアップ電源装置を提供する。【解決手段】自動運転車両用バックアップ電源装置10は、第1イグニッション信号IG1及び車速信号及びシフトレバーの位置検出信号を受信し、車両補機30に対して第2イグニッション信号IG2を出力する。コントローラ46は、車速信号及びシフトレバーの位置検出信号に基づき車両の停車を判定し、車両の停車と第1イグニッション信号IG1を受信しない状況とが成立した場合に、第2イグニッション信号IG2の出力を停止する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動運転車両用バックアップ電源装置に関するものである。
特許文献1に開示の車載電源装置においては、主電源にバックアップ対象外の第1電気負荷が接続されるとともに副電源にバックアップ対象の第2電気負荷が接続され、リレーが主電源と副電源とを接続する電力ライン上に設けられている。第2電気負荷が通常時は主電源の電力を用いて生成した起動信号が供給されることにより起動される。車両起動に伴ってリレーがオンし、主電源に故障が発生した場合にはリレーがオフして副電源の電力を用いて生成した起動信号を第2電気負荷に対して供給することにより第2電気負荷を起動させる。
特開2016−37064号公報
ところで、自動運転車両用バックアップ電源装置において、異常時に車両補機と車両電源とを切断するとともに車両補機に対して電力供給する場合において、起動信号としてのイグニッション信号の失陥後に、副電源を有する副電源ユニットから再起動できるように起動信号を出力すると、再起動時間内において車両補機は動作停止してしまう懸念がある。
本発明の目的は、補機動作が必要な状況において補機動作の停止を防止することができる自動運転車両用バックアップ電源装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための自動運転車両用バックアップ電源装置は、車両補機と前記車両補機に電力供給する車両電源との間に接続され、異常時に前記車両補機と前記車両電源とを切断するとともに、前記車両補機に対して電力供給する自動運転車両用バックアップ電源装置であって、前記自動運転車両用バックアップ電源装置は、車両の第1起動信号及び走行状態に関する信号を受信し、前記車両補機に対して第2起動信号を出力し、前記走行状態に関する信号に基づき車両の停車を判定し、車両の停車と前記第1起動信号を受信しない状況とが成立した場合に前記第2起動信号の出力を停止する制御部を備えることを要旨とする。
これによれば、走行状態に関する信号に基づき車両の停車を判定し、車両の停車と第1起動信号を受信しない状況とが成立した場合に第2起動信号の出力を停止するので、補機動作が必要な状況において補機動作の停止を防止することができる。
また、自動運転車両用バックアップ電源装置において、前記車両の停車は前記車両の速度がゼロとなるときであるとよい。
また、自動運転車両用バックアップ電源装置において、前記車両の停車は前記車両のシフト操作部がドライブレンジからパーキングレンジに変わるときであるとよい。
本発明によれば、補機動作が必要な状況において補機動作の停止を防止することができる。
実施形態における自動運転車両用バックアップ電源装置の電気的構成図。 車速、イグニッションスイッチ(第1イグニッション信号)、ギア位置、第2イグニッション信号を示すタイムチャート。 別例を説明するための車速、イグニッションスイッチ(第1イグニッション信号)、ギア位置、第2イグニッション信号を示すタイムチャート。 比較のための車速、イグニッションスイッチ(第1イグニッション信号)、ギア位置、第2イグニッション信号を示すタイムチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、自動運転車両において車載機器として、自動運転車両用バックアップ電源装置10と、車両電源としてのDC/DCコンバータ20及び鉛蓄電池21と、車両補機30を有する。DC/DCコンバータ20は、例えば200V出力の高圧バッテリと接続されており、高圧を低圧に変換して出力する。DC/DCコンバータ20と鉛蓄電池21とは並列接続されている。DC/DCコンバータ20と鉛蓄電池21は12Vを出力する。
車両補機30は、例えば、ブレーキモータ、ステアリングモータ、カメラ・レーダーである。車両補機(ブレーキモータ、ステアリングモータ、カメラ・レーダー等)30は10.5Vで駆動する。車両電源としてのDC/DCコンバータ20及び鉛蓄電池21は、電力供給経路L10を通して車両補機30に電力供給することができる。
自動運転車両用バックアップ電源装置10は、フェールオペレーショナル電源である。つまり、人が乗る車両においては車両電源が消失しても人の操作で操舵等の動作可能であるが、自動運転車両においては車両電源が消失してしまっても操舵等が動作不能となるのを防止すべくバックアップ用の電源装置が必要となる。
自動運転車両用バックアップ電源装置10は、車両補機30と、車両補機30に電力供給する車両電源(20,21)との間に接続され、異常時に車両補機30と車両電源(20,21)とを切断するとともに車両補機30に対して電力供給することができる。
自動運転車両用バックアップ電源装置10は電力供給経路L10における車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)と車両補機30との間に配置されている。なお、車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)に対し、自動運転車両用バックアップ電源装置10を介すことなく、その他の車両補機(図示略)が接続され、その他の車両補機は車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)で駆動する。
車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)と自動運転車両用バックアップ電源装置10とは、並列接続されたコネクタC1,C2で接続されている。これによりコネクタ抜け対策として冗長性を確保する上で好ましいものとなっている。
自動運転車両用バックアップ電源装置10は、例えば7V仕様の蓄電部(バックアップ電源)41と、半導体スイッチング素子であるMOSトランジスタ42,43と、降圧回路44と、昇圧回路45と、コントローラ46と、電圧センサ47と、電流センサ48を有する。蓄電部41は、例えばリチウムイオン二次電池を複数個直列接続して使用している。蓄電部41は、車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)の出力の異常時に車両補機30に電力供給するためのものである。
MOSトランジスタ42,43は、nチャネル・デプレッション型(ノーマルオン型)MOSトランジスタであり、MOSトランジスタ42のソースとMOSトランジスタ43のソースとが接続された状態で、電力供給経路L10中に配置されている。MOSトランジスタ42,43のオンにより電力供給経路L10が導通状態にされる。MOSトランジスタ42,43のオフにより電力供給経路L10が遮断される。
降圧回路44は、スイッチング素子Q1,Q2とコイルL1を有する。昇圧回路45は、スイッチング素子Q3,Q4とコイルL2を有する。本実施形態では各スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4はMOSトランジスタよりなる。
降圧回路44のスイッチング素子Q1,Q2は、電力供給経路L10におけるMOSトランジスタ42,43よりも車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)側とグランド間において直列に接続されている。両スイッチング素子Q1,Q2間にコイルL1の一端が接続され、コイルL1の他端は蓄電部41が接続されている。スイッチング素子Q1,Q2が交互にオン・オフ動作されることにより車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)の電圧を調整(降圧)して蓄電部41を充電できる。このとき、蓄電部41のSOC(充電率)に応じて充電電圧が決まる。
また、スイッチング素子Q1と電力供給経路L10との間にはダイオード50が配置されている。ダイオード50は、カソードがスイッチング素子Q1側となるとともにアノードが電力供給経路L10側となっている。
このように、降圧回路44と電力供給経路L10との間に蓄電部41から降圧回路44を介した電力供給経路L10への電力供給を遮断するためのダイオード50を有する。
昇圧回路45のスイッチング素子Q3,Q4は、電力供給経路L10におけるMOSトランジスタ42,43よりも車両補機30側とグランド間において直列に接続されている。両スイッチング素子Q3,Q4間にコイルL2の一端が接続され、コイルL2の他端は蓄電部41が接続されている。スイッチング素子Q3,Q4が交互にオン・オフ動作されることにより蓄電部41の電圧を昇圧して車両補機30に供給できる。
このように、車両電源(20,21)から車両補機30へ電力供給する電力供給経路L10と、電力供給経路L10に配置された遮断スイッチ(MOSトランジスタ42,43)と、車両電源(20,21)と遮断スイッチ(MOSトランジスタ42,43)との間の電力供給経路L10に接続され、車両電源(20,21)から蓄電部41へ充電する降圧回路44を有する。さらに、遮断スイッチ(MOSトランジスタ42,43)と車両補機30との間の電力供給経路L10に接続され、蓄電部41から車両補機30へ放電する昇圧回路45を有する。
つまり、自動運転車両用バックアップ電源装置10は、車両電源(20,21)から蓄電部41への充電及び蓄電部41の車両補機30への出力を行うための充放電回路部(44,45)と、車両電源(20,21)から車両補機30への電力供給経路L10を遮断するための遮断スイッチ(42,43)と、制御部としてのコントローラ46と、を有する。
電流センサ48は、降圧回路44から蓄電部41への充電電流、及び、蓄電部41から昇圧回路45への放電電流を検出する。
電圧センサ47は、自動運転車両用バックアップ電源装置10の入力電圧を検出する。つまり、電力供給経路L10におけるMOSトランジスタ42,43よりも車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)側の電圧を検出する。
本実施形態では、コントローラ46と電圧センサ47により検知部が構成され、検知部により、車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)の出力の異常を検知することができるようになっている。
検知部(46,47)により車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)の出力の異常を検知した時に、遮断スイッチとしてのMOSトランジスタ42,43をオフすることにより、車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)から車両補機30への電力供給経路L10が遮断される。即ち、異常時に車両補機30と車両電源(20,21)とを切断する。また、異常時に車両補機30に対して電力供給する。
コントローラ46は、5V電源の供給により駆動する。コントローラ46には、MOSトランジスタ42,43と、降圧回路44のスイッチング素子Q1,Q2と、昇圧回路45のスイッチング素子Q3,Q4と、電圧センサ47と、電流センサ48が接続されている。コントローラ46は、MOSトランジスタ42,43をスイッチングさせる。コントローラ46は、降圧回路44のスイッチング素子Q1,Q2をスイッチングさせる。コントローラ46は、昇圧回路45のスイッチング素子Q3,Q4をスイッチングさせる。コントローラ46は電圧センサ47からの信号により自動運転車両用バックアップ電源装置10の入力電圧を検知する。コントローラ46は、電流センサ48からの信号により降圧回路44から蓄電部41への充電電流、及び、蓄電部41から昇圧回路45への放電電流を検知する。
制御部としてのコントローラ46は、車両電源(DC/DCコンバータ20、鉛蓄電池21)から蓄電部41への充電及び蓄電部41の車両補機30への出力を行わせるとともに遮断スイッチとしてのMOSトランジスタ42,43のオン・オフ動作(開閉動作)を制御する。
コントローラ46は、電流センサ48による蓄電部41への充電電流及び放電電流から、蓄電部41のSOC(充電率)を検知して、所望のSOCとなるように降圧回路44のスイッチング素子Q1,Q2を制御する。
自動運転車両用バックアップ電源装置10は、イグニッションスイッチSWを介したイグニッションライン60で鉛蓄電池21と接続されている。詳しくは、イグニッションライン60により鉛蓄電池21の正極と接続されている。イグニッションライン60にはイグニッションスイッチSWが配置されている。イグニッションスイッチSWのオンにより自動運転車両用バックアップ電源装置10に対し鉛蓄電池21から電力供給可能となる。
本実施形態では、第1起動信号として第1イグニッション信号IG1を用いており、第1イグニッション信号IG1はイグニッションスイッチSWがオン状態のときに受信し、イグニッションスイッチSWがオフ状態になったときには受信しない。第1イグニッション信号IG1は車両電源である鉛蓄電池21により生成される。本実施形態においてはイグニッションライン60に車両スイッチとしてのイグニッションスイッチSWが設けられているが、イグニッションスイッチSWに代わりスタートボタン(スタートスイッチ)を備えた車両においてはスタートボタンのオンに伴い受信するスタート信号が第1起動信号となる。
自動運転車両用バックアップ電源装置10において、イグニッションライン60にはダイオード63及びMOSトランジスタ62を介して内部電源61が接続されている。内部電源61は、イグニッションスイッチSWのオンに伴い鉛蓄電池21からの電力の供給により所定電圧をコントローラ46に供給することができる。具体的には、12V電源を5V電源にして、コントローラ46に駆動電源として供給する。
また、スイッチング素子Q3のドレイン端子にはダイオード64及びMOSトランジスタ62を介して内部電源61が接続されている。内部電源61は、イグニッションライン60の故障時において昇圧回路45による蓄電部41からの電力の供給により所定電圧をコントローラ46に供給することができる。具体的には、12V電源を5V電源にして、コントローラ46に駆動電源として供給する。
MOSトランジスタ62のゲート端子は抵抗68とMOSトランジスタ65の直列回路を介して接地されている。MOSトランジスタ65のゲート端子は抵抗74を介してイグニッションライン60と接続されている。そして、イグニッションライン60がハイレベルになるとMOSトランジスタ65がオンすることによりMOSトランジスタ62がオンして内部電源61により鉛蓄電池21からの電力に基づいて所定電圧がコントローラ46に供給される。
抵抗68とMOSトランジスタ65との間と、グランドとの間において、MOSトランジスタ71が配置されている。MOSトランジスタ71のオンに伴いMOSトランジスタ62をオフすることができる。MOSトランジスタ71のゲート端子はコントローラ46と接続されており、イグニッションスイッチSWのオフに伴いコントローラ46はMOSトランジスタ71をオンしてMOSトランジスタ62をオフする。つまり、イグニッションスイッチSWのオフ時において、動作停止中の自動運転車両用バックアップ電源装置10の消費電力を低減すべく自動運転車両用バックアップ電源装置10の動作が停止される。
MOSトランジスタ62のゲート端子とドレイン端子との間には抵抗66及びツェナーダイオード67が接続されている。MOSトランジスタ71のゲート端子とソース端子との間には抵抗72及びツェナーダイオード73が接続されている。MOSトランジスタ65のゲート端子とソース端子との間には抵抗69及びツェナーダイオード70が接続されている。
コントローラ46は、イグニッションライン60と、ダイオード63、MOSトランジスタ62及び内部電源61を介して接続されており、これにより、車両の第1起動信号としての第1イグニッション信号IG1をダイオード63、MOSトランジスタ62、内部電源61を介して受信する。
車両補機30は起動端子31を有する。電力供給経路L10のうちのMOSトランジスタ43と車両補機30との間の接続点αと起動端子31とがスイッチング素子Q5を介して接続されている。スイッチング素子Q5としてMOSトランジスタを用いている。スイッチング素子Q5のゲート端子がコントローラ46と接続されている。コントローラ46はスイッチング素子Q5をオン/オフ制御する。
本実施形態では、第2起動信号として第2イグニッション信号IG2を用いており、第2イグニッション信号IG2は車両補機30を起動させるための信号である。自動運転車両用バックアップ電源装置10は、スイッチング素子Q5のオンに伴い車両補機30に対して第2起動信号としての第2イグニッション信号IG2を出力する。これにより車両補機30が起動する。第2イグニッション信号IG2は蓄電部41の電力を用いて生成される。
コントローラ46は車速信号を受信する。コントローラ46は車速信号に基づいて車両の速度がゼロであることを検知する。また、コントローラ46は、シフト操作部としてのシフトレバー(レバー位置検出部)80からシフトレバーの位置検出信号を受信する。コントローラ46は、車両のシフトレバーがドライブレンジからパーキングレンジに変わったことを検知する。
次に、自動運転車両用バックアップ電源装置10の作用について説明する。
イグニッションスイッチSWのオンに伴い第1イグニッション信号IG1を入力すると、コントローラ46は、スイッチング素子Q5をオンして車両補機30に第2イグニッション信号IG2を出力する。これにより車両補機30が駆動できる。
異常時として車両電源の出力側が過電圧故障した時または自動運転車両用バックアップ電源装置10の入力側がショート故障した時の動作について説明する。
自動運転車両用バックアップ電源装置10において、コントローラ46は、電圧センサ47による入力電圧を監視している。そして、コントローラ46は、電圧センサ47による入力電圧が閾値(例えば16V)を超えたか否か判定する。
コントローラ46は、入力電圧が閾値(例えば16V)に達すると、MOSトランジスタ42,43をオフする。つまり、入力側が過電圧故障した場合には、MOSトランジスタ42,43をオフすることにより、電流が車両補機30側に供給されないように遮断する。これにより、車両電源の出力側が過電圧故障した場合に、車両補機30に過電圧が印加されることが回避される。
さらに、コントローラ46は、昇圧回路45のスイッチング素子Q3,Q4をオン・オフ制御して蓄電部41の電圧を昇圧して、車両補機30に電力供給を行わせる。
また、自動運転車両用バックアップ電源装置10において、コントローラ46は、電圧センサ47による入力電圧を監視している。そして、コントローラ46は、電圧センサ47による入力電圧が閾値(例えば10V)を下回った否か判定する。
コントローラ46は、入力電圧が閾値(例えば10V)を下回ると、MOSトランジスタ42,43をオフする。
さらに、コントローラ46は、昇圧回路45のスイッチング素子Q3,Q4をオン・オフ制御して蓄電部41の電圧を昇圧して、車両補機30に電力供給を行わせる。これにより、車両補機30を駆動することができる。
このようにして、入力側が過電圧故障した場合には、車両補機30に供給できないように遮断し、入力側がショート故障した場合には遮断する。そして、遮断して、車両補機30に電力供給を行う。
また、コネクタC1の経路が接地してもダイオード50によりスイッチング素子Q1経由で電流が流れない。
図2に示すように、コントローラ46は車速信号及びシフトレバーの位置検出信号を通信等で受信し、走行中か停車中かの判定を行う。図2においては停車状態からt0のタイミングで車速が増加し始め、t1のタイミングで定速走行が開始され、t3のタイミングで減速が開始され、t4のタイミングで停車している。
図2に示すように、コントローラ46はギア位置検出信号を通信等で受信し、ギヤの位置を検知している。図2においては停車後のt5のタイミングでドライブレンジからパーキングレンジに切り替えられている。
図2に示すように、コントローラ46は第1イグニッション信号IG1を受信している。図2においては停車前のt2のタイミングでイグニッションスイッチSWがオフされ第1イグニッション信号IG1がなくなる。
そして、コントローラ46は、車速ゼロかつギア位置がパーキングレンジかつ第1イグニッション信号IG1を受信しない状況が成立した場合、t5のタイミングでスイッチング素子Q5をそれまでのオンからオフして第2イグニッション信号IG2の出力を停止する。
従来方式においては、以下の理由により例えば瞬間的に動作が停止してしまう。自動運転車は操作者が車両操作を行わないため、全て車両システムで操作する必要があり、メイン電源の例えば瞬断に伴う部品の瞬間的な動作停止を招く懸念がある。例えば図4に示すようにイグニッションスイッチSWのオフによる第1イグニッション信号IG1がなくなることに伴い第2イグニッション信号IG2の出力も停止すると車両補機30の動作が停止してしまう。
これに対し、本実施形態では第2イグニッション信号IG2の出力停止(例えば電源の瞬断に伴う出力停止)がないため、連続した車両補機30の動作が可能となる。このようにして、補機動作が必要な状況において途切れなく第2イグニッション信号IG2を出力し続け、車両補機の動作の停止(例えば瞬間的な動作の停止)を防止することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)自動運転車両用バックアップ電源装置10の構成として、車両の第1起動信号としての第1イグニッション信号IG1及び走行状態に関する信号としての車速信号及びシフトレバーの位置検出信号を受信し、車両補機30に対して第2起動信号としての第2イグニッション信号IG2を出力する。自動運転車両用バックアップ電源装置10は、制御部としてのコントローラ46を備える。コントローラ46は、走行状態に関する信号としての車速信号及びシフトレバーの位置検出信号に基づき車両の停車を判定し、車両の停車と第1イグニッション信号IG1を受信しない状況とが成立した場合に、第2イグニッション信号IG2の出力を停止する。よって、補機動作が必要な状況において補機動作の停止を防止することができる。
(2)車両の停車は車両の速度がゼロとなるときであるとともに車両のシフト操作部としてのシフトレバー80がドライブレンジからパーキングレンジに変わるときである。よって、確実に車両の停車が分かる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 走行状態に関する信号として車速信号及びシフトレバーの位置検出信号を受信し、車速信号及びシフトレバーの位置検出信号に基づき車両の停車を判定したが、これに代わり、次のようにしてもよい。
走行状態に関する信号として車速信号のみを受信し、車速信号に基づき車両の停車を判定してもよい。例えば、図2に代わり図3に示すように、ギア位置を監視することなく、車両の停車は車両の速度がゼロとなるときであり、図3のt4のタイミングで車速がゼロになったら第2イグニッション信号IG2の出力を停止してもよい。この場合、容易に車両の停車が分かる。
他にも、走行状態に関する信号としてシフトレバーの位置検出信号のみを受信し、シフトレバーの位置検出信号に基づき車両の停車を判定してもよい。つまり、車速信号を取り込むことなく、車両の停車は車両のシフト操作部としてのシフトレバー(レバー位置検出部)80がドライブレンジからパーキングレンジに変わるときであってもよい。この場合、容易に車両の停車が分かる。
○ シフト操作部としてシフトレバー80はボタン式のものでもよい。
○ 図1において仮想線で示すようにコントローラ46は上位ECU100と通信を行うことにより、車両の停車と第1イグニッション信号IG1を受信しない状況とが成立した場合に、第2イグニッション信号IG2の出力を停止するようにしてもよい。
○ 蓄電部41は、リチウムイオン電池に代わり、ニッケル水素電池、鉛電池、EDLC(電気二重層コンデンサ)等で実施してもよい。
○ 車両電源としてISG(integrated starter generator)を用いてもよい。
○ MOSトランジスタ42,43に代わり他の半導体素子を用いてもよい。MOSトランジスタ42,43を用いることによりスイッチング動作速度を速くできる。
○ 遮断部としてダイオード50を用いたが、これに代わり遮断部としてスイッチング素子(例えばMOSトランジスタ)を用いてもよい。
○ 車両はガソリン車でもハイブリッド車でも電気自動車でもよい。
10…自動運転車両用バックアップ電源装置、20…DC/DCコンバータ、21…鉛蓄電池、30…車両補機、41…蓄電部、42,43…MOSトランジスタ、46…コントローラ、80…シフトレバー(レバー位置検出部)、IG1…第1イグニッション信号、IG2…第2イグニッション信号。

Claims (3)

  1. 車両補機と前記車両補機に電力供給する車両電源との間に接続され、異常時に前記車両補機と前記車両電源とを切断するとともに、前記車両補機に対して電力供給する自動運転車両用バックアップ電源装置であって、
    前記自動運転車両用バックアップ電源装置は、車両の第1起動信号及び走行状態に関する信号を受信し、前記車両補機に対して第2起動信号を出力し、
    前記走行状態に関する信号に基づき車両の停車を判定し、車両の停車と前記第1起動信号を受信しない状況とが成立した場合に前記第2起動信号の出力を停止する制御部を備えることを特徴とする自動運転車両用バックアップ電源装置。
  2. 前記車両の停車は前記車両の速度がゼロとなるときであることを特徴とする請求項1に記載の自動運転車両用バックアップ電源装置。
  3. 前記車両の停車は前記車両のシフト操作部がドライブレンジからパーキングレンジに変わるときであることを特徴とする請求項1に記載の自動運転車両用バックアップ電源装置。
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