JP7195300B2 - 伸縮性不織布及びその製造方法並びにその伸縮性不織布を用いたマスク及び吸収性物品 - Google Patents
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Description
なお、本明細書においては、不織布の適用対象箇所の凹凸形状に沿って追従変形しやすい性質を、形状追従性と称することがある。
搬送する不織布の少なくとも一部を、搬送方向及び前記搬送方向と直交する方向の2方向に延伸する工程を含むことを特徴とする、前記製造方法である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る伸縮性不織布1は、第1方向D1と、該第1方向D1に対して直交する第2方向D2とを有する、全体的にシート状の構造を有している。本実施形態では、第1方向D1を繊維配向方向とする。
エラストマーシート等の伸縮性シート、の少なくとも一方が挙げられる。なお、伸縮性部材(エラストマー部材)が伸縮性繊維の場合には、伸縮性不織布1において、伸縮性繊維と伸長性繊維とは混合(例えば、交絡)されている。
なお、本発明の伸縮性不織布においては、このような伸縮性を付与する手段は特に限定されないが、上記の伸縮性をより精度よく、より効率的に付与できる等の点から、本実施形態の伸縮性不織布1のように2方向にギア延伸加工を行う手段を採用することが好ましい。但し、1方向のみのギア延伸加工であっても、ギア延伸加工条件次第で上記の2方向の伸縮性が発現されるような場合は、1方向のみのギア延伸加工を行う手段を採用してもよい。伸縮性不織布の具体的な製造方法については後述する。
かかる応力値は、具体的には次のようにして測定することができる。
(1)室温20℃、湿度60%の環境下で、測定対象の伸縮性不織布から所定サイズ(例えば、長さ100mm×幅40mm)の試験片を切り出す。
なお、伸縮性不織布から所定サイズの試験片を切り出す際は、試験片の測定対象方向(すなわち、第1方向や第2方向等)が引張試験機による延伸方向に対応するように切り出す。
(2)切り出した試験片を引張試験機(島津製作所製オートグラフAG-50-NXplus H)に所定のチャック間距離(例えば、50mm)で取り付ける。
(3)引張試験機に取り付けた試験片を、所定の引張速度100mm/分で元の長さに対して100%延伸する(すなわち、元の長さ(チャック間距離)と同じ長さ延伸する)工程を2回繰り返した後(なお、100%延伸してから元の長さに戻るまでのインターバル時間は0秒とする。)、該試験片が元の長さに戻る時の力(単位:N)を収縮力として測定する。
なお、試験片の元の長さは、試験片を引張試験機に取り付けた時のチャック間距離と同義である。
(4)測定した収縮力を試験片の幅(例えば、40mm)で除することにより、単位幅当たりの収縮力(N/mm)を得ることができる。
なお、後述する100%延伸を2回繰り返した時の第3方向D3の単位幅当たりの収縮力(F3)についても同様であり、この場合は、試験片の測定対象方向(すなわち、第3方向)が引張試験機による延伸方向に対応するように、伸縮性不織布から所定サイズの試験片を切り出せばよい。また、測定値のばらつきを考慮して、予め設定された個数(例えば、10個)の試験片による平均値を最終的な収縮率としてもよい。
なお、上述の第1方向及び第2方向の伸縮性は、ギア延伸加工時の条件(例えば、ギア深さ、ギアピッチ等)を適宜調整することで得ることができる。
なお、このような第3方向の伸縮性は、上述の第1方向及び第2方向の伸縮性を調整することで得ることができる。
かかる歪み(%)は、具体的には次のようにして測定することができる。
(1)上述の100%延伸を2回繰り返した時の第1方向D1及び第2方向D2の単位幅当たりの収縮力(F1及びF2)の測定と同様にして試験片を延伸した後、試験片が収縮した後の応力が0Nになった時の試験片の長さ(DSmm)を計測する。
(2)この収縮後の試験片の長さDSmmから試験片の元の長さD0mmを差し引くことにより試験片が収縮する長さDRmmを求める。
なお、試験片の元の長さは、試験片を引張試験機に取り付けた時のチャック間距離と同義である。
(3)さらに、この試験片が収縮する長さDRmmを元の長さD0mmで除して、100を乗ずることにより、試験片の歪み(%)を得ることができる。
したがって、例えば、長さが50mmの試験片を長さが100mmになるまで延伸した後に、試験片が収縮して長さが65mmになった場合は、(65mm-50mm)/50mm×100=30%により、30%の歪みとなる。なお、測定値のばらつきを考慮して、予め設定された個数(例えば、10個)の試験片による平均値を最終的な歪みとしてもよい。
かかる幅入り度(%)は、具体的には次のようにして測定することができる。
(1)上述の第1方向D1及び第2方向D2の単位幅当たりの収縮力(F1及びF2)の測定と同様にして試験片を延伸し(なお、100%延伸は1回のみとする。)、その時の試験片の幅(mm)、すなわち延伸方向(引張試験機の引張方向)に直交する方向の試験片の長さ(mm)を測定する。
(2)測定した試験片の幅(mm)を、試験片の元の幅(mm)から差し引くことにより、幅の収縮量(mm)を得る。
(3)さらに、この幅の収縮量(mm)を、試験片の元の幅(mm)で除して100を乗ずることにより、試験片の幅の収縮率(%)、すなわち幅入り度(%)を得ることができる。
なお、測定値のばらつきを考慮して、予め設定された個数(例えば、10個)の試験片による平均値を最終的な幅入り度としてもよい。また、上述の「一定の力で延伸した時の延伸方向と同方向もしくは直交する方向に100%延伸した時の幅が、50%以上収縮しない」とは、この幅入り度が50%以上であることと同義である。
本発明の伸縮性不織布を適用した使い捨てマスクは、上下方向及び横方向を有し、マスク本体部と、マスク本体部における横方向の両端部に接合された一対の耳掛け部とを有する。図2は、上述の伸縮性不織布1を使い捨てマスク2に適用した実施形態の平面図である。図2に示すように、本実施形態の使い捨てマスク2は、着用時に着用者の鼻及び口元を覆うマスク本体部3と、該マスク本体部3の横方向DHの両側に連接し、着用時に着用者の耳に掛かる一対の耳掛け部4とによって構成されている。耳掛け部4には、耳を入れる耳掛け孔が形成されている。
すなわち、耳掛け部4の外方側先端部41は、上述の伸縮性不織布1によって形成され、当該伸縮性不織布1は、上述の第1方向D1及び第2方向D2が使い捨てマスク2の上下方向DV及び横方向DHに対応するように形成されている。なお、伸縮性不織布1は、その一部が該2方向に伸縮可能である場合を含むから、この場合でも、耳掛け部4の全体が伸縮性不織布1で形成され、2方向に伸縮可能である一部が外方側先端部41であってもよい。
(1)室温20℃、湿度60%の環境下で、測定対象の耳掛け部2から上側延出部42U及び下側延出部42Lの試験片を長方形(面積最大)に切り出す。したがって、試験片の幅及び長さは、試験片ごとに相違し得る。
(2)切り出した試験片を引張試験機(島津製作所製オートグラフAG-50-NXplus H)に取り付ける。そのとき、上側延出部42U及び下側延出部42Lの横方向Hの両端に対応する試験片の両端をチャックでつかむ。つかみ代のチャック間方向の長さはすべて同じとする(例示:5mm)。したがって、チャック間距離は試験片ごとに相違し得る。
(3)引張試験機に取り付けた試験片を、所定の引張速度100mm/分で、着用時伸長長さだけ延伸し、その延伸したときに元の長さに戻ろうとする力(単位:N)を収縮力として測定する。ただし、測定値のばらつきを考慮して、予め設定された個数(例えば、10個)の試験片による平均値を最終的な収縮力としてもよい。
伸縮性不織布1の製造方法は、不織布の少なくとも一部に上述の2方向の伸縮性を付与する工程、すなわち不織布の少なくとも一部に対して、上述の第1方向D1及び第2方向D2の各々に対応する不織布の搬送方向(すなわち、MD方向)及び該搬送方向と直交する方向(すなわち、CD方向)の2方向に延伸する工程を含む。
このように、本発明の伸縮性不織布の製造方法は、搬送する不織布の少なくとも一部を、搬送方向及び前記搬送方向と直交する方向の2方向に延伸する工程を含むものであり、かかる製造方法によれば、不織布の少なくとも一部が搬送方向(すなわち、繊維配向方向である第1方向)及び搬送方向と直交する方向(すなわち、第1方向と直交する第2方向)の2方向において延伸時の収縮力の差が小さく、低応力で伸縮可能な伸縮性不織布(すなわち、優れた形状追従性を有する伸縮性不織布)を製造することができる。
以下、伸縮性不織布1の製造方法の変形例として、上述の2方向に延伸する工程が不織布の一部のみを搬送方向DM及び搬送方向と直交する方向DCの2方向に延伸する工程である製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
ここで、図5は、伸縮性不織布1の製造方法の変形例における、搬送する不織布の一部を2方向に延伸する工程を示す斜視図である。
すなわち、この変形例の製造方法は、不織布原反ロールから加工前の不織布10を搬送方向DMに連続的に繰り出す繰出し工程と、繰り出された不織布10を搬送しながら加熱する加熱工程と、加熱された不織布10を図5に示すように上下一対のギアロール(上側のギアロール61及び下側のギアロール62)を備えた1次ギア延伸加工装置6によって搬送方向と直交する方向DCに延伸する1次ギア延伸工程と、搬送方向と直交する方向DCに延伸されて第1方向溝11が形成された1次延伸不織布10aの搬送方向と直交する方向DCの中央部を含む一部分を、図5に示すように上下一対のギアロール(上側のギアロール73及び下側のギアロール74)を備えた2次ギア延伸加工装置7’によって搬送方向DMに延伸する2次ギア延伸工程と、搬送方向DMに延伸されて第2方向溝12が搬送方向と直交する方向DCの中央部に形成された2次延伸不織布10c(すなわち、伸縮性不織布1の連続シート)を冷却する冷却工程と、冷却された伸縮性不織布1の連続シートをロール状に巻き取る巻取り工程と、を有する。
なお、搬送方向非延伸部13は、図5に示すように不織布の搬送方向と直交する方向DCの両端に形成される。
伸長性繊維であるポリプロピレン繊維と、伸縮性繊維であるポリウレタン繊維とからなり、坪量が80g/m2、ポリウレタン繊維の混率が50%となる、延伸加工前の不織布を作製した。
次に、この不織布に、下記の表1に示すギア延伸加工条件でMD方向(第1方向に対応)及びCD方向(第2方向に対応)にギア延伸加工を行うことにより伸縮性不織布を作製した。
ギア延伸加工条件を、それぞれ下記の表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2~9の伸縮性不織布を作製した。
上記の延伸加工前の不織布を比較例1の不織布とし、さらに、ギア延伸加工条件をそれぞれ下記の表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、比較例2~5の伸縮性不織布を作製した。
なお、これらの測定にあたっては、各種測定対象方向が長さ方向に対応するように長さ100mm×幅40mmのサイズの試験片を切り出した後、50mmのチャック間距離で引張試験機(島津製作所製オートグラフAG-50-NXplus H)に取り付けて実施した。
11 第1方向溝
12 第2方向溝
2 使い捨てマスク
3 マスク本体部
4 耳掛け部
41 外方側先端部
5 ギア延伸加工装置
6 1次ギア延伸加工装置
7 2次ギア延伸加工装置
10 加工前の不織布
10a 1次ギア延伸加工不織布
10b 2次ギア延伸加工不織布
13 搬送方向非延伸部
D1 第1方向
D2 第2方向
DM 搬送方向(MD方向)
DC 搬送方向と直交する方向(CD方向)
Claims (18)
- 繊維配向方向である第1方向と、前記第1方向に対して直交する第2方向とを有し、伸長性繊維及び伸縮性部材を含む伸縮性不織布であって、
前記伸縮性不織布の少なくとも一部は、
100%延伸を2回繰り返した時の第2方向の単位幅当たりの収縮力(F2)に対する第1方向の単位幅当たりの収縮力(F1)の比率(F1/F2)が20以下となり、且つ
前記第1方向の単位幅当たりの収縮力(F1)が0.90N/mm以下となるように加工されていて、
前記伸縮性不織布は、
前記第2方向の中央部が、前記第1方向に沿って延びる複数本の第1方向溝と、前記第2方向に沿って延びる複数本の第2方向溝と、を有し、
前記第2方向における前記中央部の両外側の部分が、前記第1方向に沿って延びる複数本の第1方向溝を有するが、前記第2方向に沿って延びる第2方向溝を有さないことを特徴とする、前記伸縮性不織布。 - 前記第2方向の単位幅当たりの収縮力(F2)に対する前記第1方向の単位幅当たりの収縮力(F1)の比率(F1/F2)が15以下であることを特徴とする、請求項1に記載の伸縮性不織布。
- 前記第1方向の単位幅当たりの収縮力(F1)が0.75N/mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の伸縮性不織布。
- 前記第2方向に対して90°未満の所定角度で傾斜する第3方向において、100%延伸を2回繰り返した時の第3の方向の単位幅当たりの収縮力(F3)が、前記第1方向の単位幅当たりの収縮力(F1)と前記第2方向の単位幅当たりの収縮力(F2)の間の大きさであることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の伸縮性不織布。
- 前記第1方向及び前記第2方向における歪みが35%未満であり、坪量が90g/m2以下であることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の伸縮性不織布。
- 一定の力で延伸した時の延伸方向と同方向もしくは直交する方向に100%延伸した時の幅が、50%以上収縮しないことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の伸縮性不織布。
- 前記伸縮性部材として、伸縮性繊維を含むことを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の伸縮性不織布。
- 前記伸縮性不織布は、
前記伸長性繊維を含み、互いに積層された第1不織布及び第2不織布と、
前記第1不織布と前記第2不織布との間に位置する、前記伸縮性部材としての前記伸縮性シートと、
を備えることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の伸縮性不織布。 - 上下方向及び横方向を有し、マスク本体部と、前記マスク本体部における前記横方向の両端部に接合された一対の耳掛け部とを有するマスクであって、
前記耳掛け部の一部又は全部が、請求項1~8のいずれか一項に記載の伸縮性不織布によって形成されていることを特徴とする、前記マスク。 - 前記一対の耳掛け部の各々は、
前記マスク本体部の前記横方向の端部に、前記上下方向に沿って接合される接合部と、
一方の端部を、前記接合部における前記上下方向の両端部にそれぞれ連接された上側延出部及び下側延出部と、
前記上下方向の上側の端部及び下側の端部を、前記上側延出部及び前記下側延出部の他方の端部に接合された外方側先端部と、
を含み、
前記外方側先端部が前記伸縮性不織布の少なくとも一部であることを特徴とする、請求項9に記載のマスク。 - 前記一対の耳掛け部の各々は、
前記マスク本体部の前記横方向の端部に、前記上下方向に沿って接合される接合部と、
一方の端部を、前記接合部における前記上下方向の両端部にそれぞれ連接された上側延出部及び下側延出部と、
前記上下方向の上側の端部及び下側の端部を、前記上側延出部及び前記下側延出部の他方の端部にそれぞれ接合された外方側先端部と、
を含み、
前記上側延出部及び前記下側延出部の少なくとも一方が前記伸縮性不織布の少なくとも一部であることを特徴とする、請求項9又は10に記載のマスク。 - 前記上側延出部及び前記下側延出部は、前記伸縮性不織布の少なくとも一部であり、
前記収縮力は、前記上側延出部及び前記下側延出部のいずれか一方が他方のよりも小さいことを特徴とする、請求項11に記載のマスク。 - 前記収縮力は、前記上側延出部の方が前記下側延出部よりも小さいことを特徴とする、請求項12に記載のマスク。
- 請求項1~8のいずれか一項に記載の伸縮性不織布を含むことを特徴とする、吸収性物品。
- 伸縮性不織布の製造方法であって、
搬送する不織布の少なくとも一部を、搬送方向及び前記搬送方向と直交する方向の2方向に延伸する工程を含み、
前記2方向に延伸する工程は、
前記不織布を、前記搬送方向と直交する方向に延伸して、前記不織布における前記搬送方向と直交する方向の中央部及び前記中央部の両外側の部分に、前記搬送方向に沿って延びる複数本の第1方向溝を形成する第1延伸工程と、
前記不織布を、前記搬送方向に延伸して、前記中央部に、前記搬送方向に直交する方向に沿って延びる複数本の第2方向溝を形成し、前記両外側の部分に前記搬送方向に直交する方向に沿って延びる第2方向溝を形成しない第2延伸工程と、
を含むことを特徴とする、前記製造方法。 - 前記2方向に延伸する工程は、前記第1延伸工程を実施した後に、前記第2延伸工程を実施することを特徴とする、請求項15に記載の製造方法。
- 前記2方向に延伸する工程は、前記不織布に前記搬送方向への延伸が行われず、前記第2方向溝が形成されない搬送方向非延伸部が前記不織布の前記直交する方向の両端に形成されるように、前記不織布を延伸することを特徴とする、請求項15又は16に記載の製造方法。
- 前記2方向に延伸する工程は、
前記不織布としての第1不織布の少なくとも一部を、前記搬送方向及び前記搬送方向と直交する方向の2方向に延伸する工程と、
前記不織布としての第2不織布の少なくとも一部を、前記搬送方向及び前記搬送方向と直交する方向の2方向に延伸する工程と、
前記第1不織布と伸縮性シートと前記第2不織布とをこの順に積層する工程と、
を含むことを特徴とする、請求項15~17のいずれか一項に記載の製造方法。
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