JP7025919B2 - 伸縮性シート及びそれを備えた吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は伸縮性シートに関する。また本発明は伸縮性シートを備えた吸収性物品に関する。
2枚のシート間に糸ゴム等の弾性部材を伸長状態で接合してなる伸縮性シートが種々知られている。この種の伸縮性シートは、2枚のシートの接合の仕方や、弾性部材の該シートへの固定の仕方によっては、その弛緩状態において、2枚のシートが互いに離れるように厚み方向に沿って突出して襞を形成する。
例えば特許文献1には、2枚のシート材と、その間に配された複数本の弾性部材とからなる伸縮性複合シートが記載されている。2枚のシート材は複数の接合領域にて接合されている。接合領域は、弾性部材の伸縮方向Xに間欠的に、その直交方向Yに間欠的又は連続的に配されている。弾性部材は接合領域と重なるように配されてシート材間に固定されている。
特許文献2には、伸縮方向に沿って且つ互いに間隔を空けて設けられた複数本の弾性伸縮部材と、この弾性伸縮部材の一方側及び他方側にそれぞれ面する第1層及び第2層とを備え、第1層及び第2層が、伸縮方向に間欠的となる縞状パターンで塗布された接着剤により接合されて、シート接合部が形成されている吸収性物品の伸縮構造が記載されている。弾性伸縮部材は、シート接合部と交差する位置で接着剤によって第1層及び第2層に固定されている。この伸縮構造においては、弾性伸縮部材の収縮に伴い第1層及び第2層が収縮することにより、第1層及び第2層におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成される。
特開2009-148447号公報 国際公開第2015/151871号パンフレット
特許文献1及び2に記載の技術においては、弾性部材は間欠的にシートに接合されているだけなので、伸縮性シートを伸長させた場合に、弾性部材がシートから外れてしまうおそれがある。これを防止するために、弾性部材にその全長にわたり接着剤を塗布してシートと接合し、弾性部材とシートとの接合強度を上げることが考えられる。しかしその場合には連続した接着部の存在に起因して、見た目に美しい襞が形成されづらくなり、また伸縮性シートの風合いが低下するおそれがある。
したがって本発明の課題は、伸縮性シートの改良にあり、更に詳しくは良好な風合いを有し、且つ外観に優れた襞の形成が可能な伸縮性シートを提供することにある。
本発明は、対向する一対のシートと、該シート間に配され且つ一方向に延びる複数本の弾性部材とを有し、該弾性部材の延びる方向に沿って伸縮性を有する伸縮性シートであって、
前記弾性部材は、伸長状態で一対の前記シートに接着されており、
隣り合う前記弾性部材間において一対の前記シートが接合されて接合部が形成されているとともに、該接合部が、該弾性部材の延びる方向と交差する方向に沿って複数形成されて接合部列をなしており
前記接合部列が、前記弾性部材の延びる方向に間隔を置いて複数列形成されており、
前記接合部は、前記弾性部材に最も近い位置から、隣り合う該弾性部材間の中央部に向かうに連れて、該弾性部材の延びる方向に沿う長さが漸次短くなる括れた形状をしている、伸縮性シートを提供するものである。
本発明によれば、良好な風合いを有し、且つ外観に優れた襞の形成が可能な伸縮性シートが提供される。
図1は、本発明の伸縮性シートの一実施形態を示す一部破断平面図である。 図2は、図1における要部拡大図である。 図3は、図1に示す伸縮性シートが弛緩した状態を示す斜視図である。 図4(a)は、図3に示す伸縮性シートのY方向に沿う厚み方向断面図であり、図4(b)、図3に示す伸縮性シートのX方向に沿う厚み方向断面図である。 図5は、本発明の伸縮性シートの別の実施形態を示す一部破断平面図(図1相当図)である。 図6は、本発明の伸縮性シートの製造に好適に用いられる装置を示す模式図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の伸縮性シートの一実施形態が示されている。同図は、伸縮性シート10を引き伸ばしたときの一部破断平面図である。伸縮性シート10は、対向する一対のシートである第1シート11及び第2シート12を有する。2枚のシート11,12の間には糸ゴム等の線状の弾性部材13が複数本配置されている。各弾性部材13は、それらが延びる方向と直交する方向に間隔を置いて配されている。弾性部材13は複数本が互いに交差せずに一方向に延びている。図1には、各弾性部材13が互いに平行に延びている状態が示されている。各弾性部材13は、2枚のシート11,12の間に伸長状態で固定されている。それによって伸縮性シート10は、弾性部材の延びる方向に沿って伸縮性を有する。以下の説明において、弾性部材13の延びる方向をX方向ともいう。また、弾性部材13の延びる方向と直交する方向をY方向ともいう。
図1に示すとおり、第1シート11及び第2シート12は接合部14によって接合されている。Y方向に沿って間隔を置いて配されて隣り合う2本の弾性部材13,13間の第1シート11及び第2シート12は接合部14において直接に接合されており、他の部材は接合されていない。接合部14は、弾性部材13の延びる方向であるX方向と交差する方向、すなわちY方向に沿って不連続に形成された小接合部の集合体からなる。図1では、大きさの異なる3種類の小接合部14a,14b,14cの集合体から接合部14が構成されている状態が示されている。また図1では、これら3種類の小接合部14a,14b,14cが、弾性部材13の延びる方向と直交する方向であるY方向に沿って配されている状態が示されている。接合部14は、1個の小接合部14aと、2個の小接合部14bと、2個の小接合部14cの合計5個の小接合部の集合体から構成されている。
伸縮性シート10をY方向に沿って見たとき、複数個の接合部14がY方向に列をなして接合部列15を形成している。接合部列15は弾性部材13と略直交している。接合部列15は、弾性部材13の延びる方向であるX方向に間隔を置いて複数列形成されている。
弾性部材13は、第1シート11と第2シート12との間に位置している部位が、伸長状態で両シート11,12の間に接着されている。詳細には、弾性部材13のうち、第1シート11と第2シート12との間に位置している部位が、その全長にわたって、伸長状態で両シート11,12の間に接着されている。「その全長にわたって」とは、以下の2つの態様を包含する。1つ目の態様として、弾性部材13のうち、第1シート11と第2シート12との間に位置している部位の全長にわたって接着剤が実質的に隙間なく塗布されて、弾性部材13が、両シート11,12の間に実質的に連続して接着されている態様が挙げられる。この態様の場合には、弾性部材13のうち、第1シート11と第2シート12との間に位置している部位に、シート11,12と非接着状態なっている部位は存在しない。2つ目の態様として、弾性部材13のうち、第1シート11と第2シート12との間に位置している部位に接着剤が断続的に塗布されて、弾性部材13が、両シート11,12の間に断続的に接着されている態様が挙げられる。この態様の場合には、弾性部材13のうち、両シート11,12の間に接着されている部位の長さ、及び両シート11,12の間に接着されていない部位の長さは、それぞれ独立に数mmから数cmの範囲で設定可能である。いずれの態様の場合にも、弾性部材13の2つの端部のうち、少なくとも一方の端部は、第1シート11及び/又は第2シート12に接着されていなくてもよい。この場合も、上述した「その全長にわたって」の態様に包含される。
弾性部材13に、その全長にわたり接着剤を施して第1シート11及び第2シート12と接合すると、両者間の接着強度が向上し、上述のとおり弾性部材13が第1シート11及び/又は第2シート12から外れることが効果的に防止されるが、その反面、見た目に美しい襞が伸縮性シート10に形成されづらくなる傾向にある。そこで本発明においては、隣り合う2本の弾性部材13,13の間に形成する接合部14の形状を工夫することで、見た目に美しい襞の形成を可能としている。詳細には、図2に示すとおり、接合部14は、弾性部材13に最も近い位置から、隣り合う2本の弾性部材13,13間の中央部に向かうに連れて、弾性部材13の延びる方向であるX方向に沿う長さが漸次短くなる括れた形状をしている。
接合部14は、図2に示すとおり、複数の小接合部14a,14b,14cの集合体からなるものであるか、又は、後述する図5に示すとおり、単一の領域からなるものである。図2に示す態様の接合部14においては、3種類の小接合部14a,14b,14cの長さを比較すると、弾性部材13に最も近い位置に配置されている小接合部14cの長さが最も長く、Y方向に中央部に配置されている小接合部14aの長さが最も短くなっている。そして、小接合部14aと小接合部14cとの間に配置されている小接合部14bの長さは、両者の中間の長さになっている。また、各小接合部14a,14b,14cは、それらの長さ方向の中央部が、Y方向に沿う仮想直線L上に位置している。したがって、各小接合部14a,14b,14cにおける長手方向の端部に位置する側縁の中央部どうしを滑らかに結ぶ仮想曲線Cは、仮想直線Lに対して対称形となり且つ仮想直線Lに向けて凹状に湾曲した形状となる。その結果、小接合部14a,14b,14cの集合体からなる接合部14は、その全体として、Y方向に沿う側縁が括れた形状となる。特に一対の仮想曲線Cは、Y方向を対称軸とする線対称形の括れた形状をしていることが、見た目に美しい襞が伸縮性シート10に形成されやすくなる点から好ましい。
図2に示すとおり、Y方向に沿って隣り合う2つの小接合部、つまり小接合部14aと小接合部14b、及び小接合部14bと小接合部14cは互いに離間している。また、弾性部材13に最も近い位置に配置されている小接合部14cと、弾性部材13も離間している。隣り合う2つの小接合部間の距離D1は同じであってもよく、あるいは異なっていてもよい。同様に、小接合部14cと、弾性部材13との間の距離D2も同じであってもよく、あるいは異なっていてもよい。
伸縮性シート10の弛緩状態においては、弾性部材13が収縮して、伸縮性シート10はX方向の幅が狭くなる。幅が狭くなることで行き場を失った第1及び第2シート11,12は、接合部14が上述の形状を有していることによって、接合部14の両側縁、すなわち図2に示す仮想曲線Cを折曲の起点にして、厚み方向に沿って互いに離れるように突出する。すると、図3に示すとおり、伸縮性シート10の各面に複数の襞17が形成される。すなわち、伸縮性シート10はその弛緩状態において、一対のシート11,12のうち、X方向に沿って隣り合う2つの接合部14の間に位置する領域が、互いに離れるように突出して、伸縮性シート10の各面に襞17を形成する。図3に示すとおり、各襞17はY方向に長手方向を有する細長い形状をしている。各襞17は、Y方向に関して、隣り合う2本の弾性部材13,13間に1個形成されている。一方、X方向に関しては、複数の襞17がそれらの長手方向をY方向に一致させて並列配置されている。そして、Y方向に沿う複数の襞17が直線状に連なって、Y方向に延びる襞列18をなしている。襞列18はX方向に間隔を置いて複数列形成されている。
各襞17は、伸縮性シート10の平面視において、Y方向に沿う中央部の幅が最も大きくなっており、且つY方向に沿う各端部に向かうに連れてその幅が漸次減少する略紡錘形状をしている。Y方向に沿う厚み方向での断面視では、図4(a)に示すとおり、Y方向に沿う中央部が最も高くなっているか(第1シート11の場合)、あるいは最も低くなっている(第2シート12の場合)。そして、この最も高い位置及び最も低い位置から各弾性部材13の配置位置に向かうに連れて、高さが漸次低くなっているか(第1シート11の場合)、あるいは高さが漸次高くなっている(第2シート12の場合)。伸縮性シート10のX方向に関しては、図4(b)に示すとおり、X方向に沿って隣り合う2つの襞17の間に接合部14が位置している。先に述べたとおり、第1シート11によって形成される襞17と、第2シート12によって形成される襞17とは、伸縮性シート10の厚み方向に沿って互いに離れるように形成されるので、対向する2つの襞17の間には空間Sが形成される。この空間SはX方向に関しては、図4(b)に示すとおり隣り合う2つの接合部14,14が境界部になっており、Y方向に関しては、図4(a)に示すとおり弾性部材13が境界部になっている。
接合部14における、弾性部材13の延びる方向であるX方向に沿う最小長さをL1と定義すると、L1の値は、接合部14のうち、X方向に沿う長さ、すなわち幅が最小の位置における当該接合部14の長さのことであるから、図1に示す実施形態においては、小接合部14aのX方向に沿う長さのことである。一方、接合部14におけるX方向に沿う最大長さをL2と定義すると、L2の値は、接合部14のうち、X方向に沿う長さが最大の位置における当該接合部14の長さのことであるから、図1に示す実施形態においては、小接合部14cのX方向に沿う長さのことである。
L1の値は、一層良好な風合いを有し、且つ外観に一層優れた襞17の形成を可能とする観点から、0.1mm以上であることが好ましく、0.2mm以上であることが更に好ましく、0.4mm以上であることが一層好ましい。また、L1の値は2mm以下であることが好ましく、1mm以下であることが更に好ましく、0.8mm以下であることが一層好ましい。特にL1の値は0.1mm以上2mm以下であることが好ましく、0.2mm以上1mm以下であることが更に好ましく、0.4mm以上0.8mm以下であることが一層好ましい。
一方、L2の値は、一層良好な風合いを有し、且つ外観に一層優れた襞17の形成を可能とする観点から、L1よりも大きいことを条件として、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることが更に好ましく、1.5mm以上であることが一層好ましい。また、L2の値は5mm以下であることが好ましく、4mm以下であることが更に好ましく、3mm以下であることが一層好ましい。特にL2の値は0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、1mm以上4mm以下であることが更に好ましく、1.5mm以上3mm以下であることが一層好ましい。
L1及びL2との関連において、Y方向に沿って隣り合う2本の弾性部材13間の距離Le(図2参照)は、一層良好な風合いを有し、且つ外観に一層優れた襞17の形成を可能とする観点から、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることが更に好ましく、3mm以上であることが一層好ましい。また、距離Leは、10mm以下であることが好ましく、9mm以下であることが更に好ましく、8mm以下であることが一層好ましい。特に、距離Leは、1mm以上10mm以下であることが好ましく、2mm以上9mm以下であることが更に好ましく、3mm以上8mm以下であることが一層好ましい。
距離Leとの関係で、Y方向に沿って隣り合う任意の2つの小接合部間の距離D1(図2参照)は、それぞれ独立に0.1mm以上であることが好ましく、0.25mm以上であることが更に好ましく、0.5mm以上であることが一層好ましい。また、距離D1は、それぞれ独立に1.5mm以下であることが好ましく、1.25mm以下であることが更に好ましく、1mm以下であることが一層好ましい。特に、距離D1は、それぞれ独立に0.1mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.25mm以上1.25mm以下であることが更に好ましく、0.5mm以上1mm以下であることが一層好ましい。
一方、小接合部14cと、弾性部材13との間の距離D2(図2参照)は、それぞれ独立に0.1mm以上であることが好ましく、0.25mm以上であることが更に好ましく、0.5mm以上であることが一層好ましい。また、距離D2は、それぞれ独立に1.5mm以下であることが好ましく、1.25mm以下であることが更に好ましく、1mm以下であることが一層好ましい。特に、距離D2は、それぞれ独立に0.1mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.25mm以上1.25mm以下であることが更に好ましく、0.5mm以上1mm以下であることが一層好ましい。
Xに沿って隣り合う2つの接合部14間の距離W(図1参照)に関しては、一層良好な風合いを有し、且つ外観に一層優れた襞17の形成を可能とする観点から、最小長さL1の存する位置において0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることが更に好ましく、2mm以上であることが一層好ましい。また、距離Wは6mm以下であることが好ましく、5mm以下であることが更に好ましく、4mm以下であることが一層好ましい。特に、距離Wは、0.5mm以上6mm以下であることが好ましく、1mm以上5mm以下であることが更に好ましく、2mm以上4mm以下であることが一層好ましい。
各接合部14は、2枚のシート11,12を接合し得る限りにおいてその具体的な手段に特に制限はない。例えば、接合部14を、接着剤を用いた接着、融着、又は超音波による接合等で形成することができる。どのような接合手段を用いた場合であっても、接合部14の接合強度が、第1及び第2シート11,12と弾性部材13との接着強度よりも低くなっていることが好ましい。接合部14は襞17の形成を安定的に行う接合強度を備えていれば十分であり、その観点で、伸長状態の弾性部材13を固定するほどの接合強度は不要である。また、伸縮性シート10の風合い向上の観点からも接合部14の接合強度は低い方が好ましい。なお、接合部14の接合強度は、2枚のシート11、12の各種物性や弾性部材13の伸張の程度等に応じて適宜設定すればよい。この観点から、接合部14は超音波による接合で形成されていることが好ましい。ここでいう接合強度とは、1つの接合部における第1シート11と第2シート12との180度剥離強度のことである。剥離方向は、弾性部材13の延びる方向とする。接着強度とは、弾性部材13が接着された部位における、第1シート11と第2シート12との180度剥離強度のことである。剥離方向は、弾性部材13の延びる方向とする。いずれの剥離強度の測定も、チャック間距離10mm、引張速度300mm/minで行い、最大の荷重を測定する。
図5には、図1に示す伸縮性シート10の変形例が示されている。同図に示す伸縮性シート10は、図1に示す伸縮性シート10に対して接合部14の形状が相違している。詳細には、図5に示す伸縮性シート10においては、Y方向に沿って隣り合う2本の弾性部材13の間に単一の接合部14が、X方向に間隔を置いて形成されている。そして、Y方向に沿って見たとき、複数の接合部14がY方向に列をなして接合部列15を形成している。接合部列15は、弾性部材13の延びる方向であるX方向に間隔を置いて複数列形成されている。
接合部14は、その各側縁14A,14Aが互いに近づくようにX方向の内方に向けて凹状に湾曲している。その結果、弾性部材に最も近い位置から、隣り合う2本の弾性部材13,13間の中央部に向かうに連れて、X方向に沿う長さが漸次短くなる括れた形状をしている。接合部14におけるY方向の前後の端縁は弾性部材13の存在する位置にまで達している。特に接合部14は、Y方向を対称軸とする線対称形の括れた形状をしていることが、見た目に美しい襞が伸縮性シート10に形成されやすくなる点から好ましい。このような形状を有する接合部を採用することによっても、図1に示す実施形態と同様に、良好な風合いを有し、且つ外観に優れた襞17の形成が可能な伸縮性シート10となる。なお、図5に示す実施形態に関し、特に説明しない点については、図1に示す実施形態に関する説明が適宜適用される。また、図5において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
次に、伸縮性シート10を構成する材料について説明する。第1及び第2シート11,12としては、それぞれ、例えばエアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の各種製法による不織布、織布、編布、樹脂フィルム等、及びこれら2以上を積層一体化させてなるシート材等を用いることができる。見た目に美しく、感触のよい柔軟な襞を形成させる観点から、両シート又は一方のシート(特に伸縮性シート10を肌に当接させる用途に用いる場合の肌側の面を形成するシート材)の形成材料は、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等であることが好ましい。
襞17は、弾性部材13の収縮により第1及び第2シート11,12を変形させて形成される。そのため、第1及び第2シート11,12の剛性が襞17の成形性及びクッション性を決める重要な要素となる。剛性はシートの座屈強度によって表すことができる。本発明に用いられる第1及び第2シート11,12の座屈強度は100cN以下、特に70cN以下であることが好ましい。ここで、座屈強度は、下記に示すように、テンシロン万能試験装置(オリエンテック社製)の圧縮試験モードにより測定することができる。
座屈強度試験法(CD):
機械流れ方向(MD)に150mm、機械流れ方向と直交する方向(CD)に30mmの長方形の試験片を取り、直径45mmの円筒を作り、重なり合った部分の上端と下端とをステープラ等で止め測定サンプルとする。これを、テンシロン万能試験装置の圧縮試験モードにより、測定環境20℃、65%RH、測定条件としては、圧縮速度10mm/min、測定距離20mmで測定を行う。サンプルを20mm圧縮したときの最大強度を各サンプルについて測定し、その平均値を求め、これを座屈強度とする。
前述したように、第1及び第2シート11,12としては好ましくは不織布が用いられる。不織布の坪量は、好ましくは5g/m2以上50g/m2以下、特に好ましくは8g/m2以上30g/m2以下である。そうした坪量の不織布の座屈強度は、好ましくはCD方向で50cN以下、特に好ましくは30cN以下、MD方向で好ましくは70cN以下、特に好ましくは50cN以下である。柔らかいシートを使用することで、襞17の形成性を高めることができる。
また、第1及び第2シート11,12は、接合を容易にする観点から、その形成素材(不織布の場合の繊維、樹脂フィルムのフィルム材料等)が熱融着性の樹脂からなることが好ましく、熱融着性の樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。不織布等を構成する繊維は、表面のみが熱融着性の樹脂からなる芯鞘型の複合繊維等であってもよい。なお、第1及び第2シート11,12のうちの一方のシートと他方のシートとでは、形成材料が同一でもよく、あるいは異なっていてもよい。
第1及び第2シート11,12は、別体の2枚のシートに限られるものではなく、一枚のシートを折り曲げて相対向する2面を形成し、一方の面を構成する部分を1枚のシート、他方の面を構成する部分をもう1枚のシートとすることもできる。
弾性部材13の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。例えば素材としては、スチレン-ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができ、形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状ないし紐状(平ゴム等)のもの、あるいはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
次に、図1ないし図5に示す伸縮性シート10の好適な製造方法を、図6を参照しながら説明する。同図には伸縮性シート10の製造に好適に用いられる装置が示されている。同図に示す装置20は、接合部30を備えている。接合部30は、周面に所定パターンの凸部が形成されているエンボスロール31及び該エンボスロール31の周面と対向する位置に配置されたアンビルロール32とを備えている。エンボスロール31とアンビルロール32とは、それらの軸線が平行になるように且つ両ロールの周面に所定のクリアランスが生じるように配置されている。エンボスロール31及びアンビルロール32の少なくとも一方は加熱可能な構造を有していてもよい。
第1シート11の原反11aから繰り出された第1シート11は、アンビルロール32の周面に巻きかけられながら搬送される。第1シート11がアンビルロール32の周面に巻きかけられた状態で、複数の弾性部材13が、その巻回体13aから繰り出され、伸長状態で第1シート11の表面に配置される。弾性部材13が第1シート11の表面に配置されるのに先立ち、アプリケータ33によって弾性部材13に接着剤が施される。アプリケータ33からは接着剤が連続的に供給されており、それによって弾性部材13にはその長手方向の全域にわたって接着剤が連続して施される。
弾性部材13が第1シート11の表面に配置された後、第2シート11の原反12aから繰り出された第2シート12がアンビルロール32の周面に供給される。これによって、第1シート11と第2シート12との間に、伸長した弾性部材13が配置された状態になる。上述したとおり弾性部材13には接着剤が施されているので、接着剤によって弾性部材13が第1シート11及び第2シート12に接着される。この状態下に、エンボスロール31とアンビルロール32とによる接合が行われる。
エンボスロールの周面には、図1に示す接合部14のパターン、又は図5に示す接合部14のパターンからなる凸部が形成されている。この凸部とアンビルロール32とによる挟圧で、第1シート11と第2シート12とが接合される。この挟圧は熱を伴うものであるか、又は熱を伴わないものである。第1シート11及び第2シート12に熱融着性樹脂が含まれており且つ熱を伴う挟圧が行われた場合には、接合部14は融着によって形成される。熱を伴わない挟圧が行われた場合には、接合部14は圧着によって形成される。エンボスロール31とアンビルロール32とによる挟圧を行う場合には、ロール幅方向における弾性部材13の通過位置を調整して、該弾性部材13がエンボスロール31の凸部を通過せず、且つロール幅方向に沿って隣接する2つの凸部間を通過するようにする。以上のとおりの接合によって図1に示す形態の伸縮性シート10が得られる。
接合部14の形成方法の別法として接着剤を用いる方法が挙げられる。この方法においては、接合部14の形状に対応する形状に接着剤をパターン塗工する工程を含む。接着剤は第1シート11及び/又は第2シート12にパターン塗工され、伸長状態且つ接着剤が塗工された弾性部材13を両シート11,12間に介在させた状態下に両シート11,12を貼り合わせることで、目的とする伸縮性シート10が得られる。接着剤のパターン塗工には当該技術分野において公知の種々の方法を用いることができる。
接合部14を形成する方法として、上述した方法のいずれを採用する場合であっても、接合部14の接合強度が、第1及び第2シート11,12と弾性部材13との接着強度よりも低くなるように、該接合部14を形成することが、得られる伸縮性シート10の風合い向上の観点から好ましい。
このようにして得られた伸縮性シート10は、例えば、使い捨ておむつ及び生理用ナプキン等の吸収性物品の構成材料として用いることができ、吸収性物品の伸縮部形成用に特に好ましく用いられる。例えば吸収体を備えた吸収性物品において、該吸収体の長手方向に沿う両側縁よりも幅方向の外方に位置するサイドパネル部に伸縮性シート10を配置することができる。その場合、伸縮性シート10の完成後に、それを吸収性物品に固定して伸縮部を形成してもよく、あるいは吸収性物品の製造工程に、伸縮性シート10の製造工程を組み込み、伸縮性シート10が組み込まれた状態の吸収性物品が製造されるようにすることもできる。
伸縮性シート10を吸収性物品、例えば使い捨ておむつに適用する場合には、該伸縮性シート10における一対のシート11,12のうちのいずれかに印刷を施すことができる。印刷には例えばフレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷又はインクジェット印刷などを用いることができる。特に、吸収性物品に組み込まれた伸縮性シートにおける、該吸収性物品の外面をなすシートのうち、身体側に近い方のシートにおける非肌対向面に印刷を施すと、外部から印刷を観察したときに視認性が高くなるので好ましい。また、吸収性物品の外側に衣類を着用した場合、着用者の動作によって該吸収性物品と該衣類とが擦れ合っても、印刷のインクが該衣類に色移りすることが効果的に防止されるので好ましい。更に、印刷面が着用者の肌に直接接触することがない点においても好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図1に示す実施形態における接合部14は、矩形の小接合部14a,14b,14cの集合体から構成されていたが、これに代えて例えば長円形、円形又は菱形等の形状を採用してもよい。各小接合部14a,14b,14cの形状は同じ(相似)であってもよく、あるいは異なっていてもよい。
また、図1に示す実施形態における接合部14は、3種類の大きさからなる小接合部14a,14b,14cから構成されていたが、小接合部の種類はこれに限られない。また、図1に示す実施形態における接合部14は、合計で5個の小接合部から構成されていたが、小接合部の合計の数はこれに限られない。
10 伸縮性シート
11 第1シート
12 第2シート
13 弾性部材
14 接合部
15 接合部列
17 襞
18 襞列

Claims (11)

  1. 対向する一対のシートと、該シート間に配され且つ一方向に延びる複数本の弾性部材とを有し、該弾性部材の延びる方向に沿って伸縮性を有する伸縮性シートであって、
    前記弾性部材は、伸長状態で一対の前記シートに接着されており、
    隣り合う前記弾性部材間において一対の前記シートが接合されて接合部が形成されているとともに、該接合部が、該弾性部材の延びる方向と交差する方向に沿って複数形成されて接合部列をなしており
    前記接合部列が、前記弾性部材の延びる方向に間隔を置いて複数列形成されており、
    前記接合部は、前記弾性部材に最も近い位置から、隣り合う該弾性部材間の中央部に向かうに連れて、該弾性部材の延びる方向に沿う長さが漸次短くなる括れた形状をしており
    前記接合部の接合強度が、前記シートと前記弾性部材との接着強度よりも低くなっている、伸縮性シート。
  2. 対向する一対のシートと、該シート間に配され且つ一方向に延びる複数本の弾性部材とを有し、該弾性部材の延びる方向に沿って伸縮性を有する伸縮性シートであって、
    前記弾性部材は、伸長状態で一対の前記シートに接着されており、
    隣り合う前記弾性部材間において一対の前記シートが接合されて接合部が形成されているとともに、該接合部が、該弾性部材の延びる方向と交差する方向に沿って複数形成されて接合部列をなしており
    前記接合部列が、前記弾性部材の延びる方向に間隔を置いて複数列形成されており、
    前記接合部は、前記弾性部材に最も近い位置から、隣り合う該弾性部材間の中央部に向かうに連れて、該弾性部材の延びる方向に沿う長さが漸次短くなる括れた形状をしており
    前記接合部が、前記弾性部材の延びる方向と交差する方向に沿って不連続に形成された小接合部の集合体からなる、伸縮性シート。
  3. 隣り合う前記弾性部材間の距離が1mm以上10mm以下である請求項1又は2に記載の伸縮性シート。
  4. 前記接合部は、前記弾性部材の延びる方向に沿う最小長さL1が0.1mm以上2mm以下である請求項1ないし3のいずれか一項に記載の伸縮性シート。
  5. 前記接合部は、前記弾性部材の延びる方向に沿う最大長さL2が、L1よりも大きいことを条件として、0.5mm以上5mm以下である請求項4に記載の伸縮性シート。
  6. 前記弾性部材の延びる方向に沿って隣り合う前記接合部間の距離が、前記最小長さL1の存する位置において0.5mm以上3mm以下である請求項4又は5に記載の伸縮性シート。
  7. 前記接合部が、超音波による接合で形成されている請求項1ないし6のいずれか一項に記載の伸縮性シート。
  8. 前記接合部が、前記弾性部材の延びる方向と交差する方向に沿って不連続に形成された小接合部の集合体からなる請求項1及び3ないし7のいずれか一項に記載の伸縮性シート。
  9. 前記伸縮性シートはその弛緩状態において、一対の前記シートのうち、前記弾性部材の延びる方向に沿って隣り合う前記接合部間に位置する領域が、互いに離れるように突出して、該伸縮性シートの各面に襞が形成される請求項1ないし8のいずれか一項に記載の伸縮性シート。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の伸縮性シートを備えた吸収性物品。
  11. 前記伸縮性シートにおける一対の前記シートのうち、身体側に近い方のシートにおける非肌対向面に印刷が施されている請求項10に記載の吸収性物品。
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