JP7192484B2 - 活性エネルギー線硬化型印刷インキおよびその印刷物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化型印刷インキおよびその印刷物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7192484B2 JP7192484B2 JP2018240219A JP2018240219A JP7192484B2 JP 7192484 B2 JP7192484 B2 JP 7192484B2 JP 2018240219 A JP2018240219 A JP 2018240219A JP 2018240219 A JP2018240219 A JP 2018240219A JP 7192484 B2 JP7192484 B2 JP 7192484B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- derivatives
- acid
- energy ray
- printing ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
なお、本明細書では、「(メタ)アクリロイル」、「(メタ)アクリル酸」、「(メタ)アクリレート」、及び「(メタ)アクリロイルオキシ」とは、特に説明がない限り、それぞれ、「アクリロイル及び/又はメタクリロイル」、「アクリル酸及び/又はメタクリル酸」、「アクリレート及び/又はメタクリレート」、並びに「アクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイルオキシ」を表すものとする。
本発明において、光増感剤(A)とは、活性エネルギー線を吸収して励起し、励起エネルギーを酸素に与え得るものを指す。詳細には、活性エネルギー線を吸収することにより励起し、その励起三重項エネルギーが酸素分子へエネルギー移動することにより、一重項酸素を発生させ得るものを指す。光増感剤(A)は、紫外(200nm)~近赤外(900nm)領域に光吸収性を有するものが好ましく、三重項エネルギーレベルが100kJ/mol以上あるものが好ましく、励起一重項から励起三重項への項間交差効率が0.01以上であるものが好ましい。
2’,4’,5’,7’-テトラブロモ‐フルオロセイン(Solvent Red43)、2’,4’,5’,7’-テトラブロモ-フルオロセイン-ナトリウム塩(エオシンY、Acid Red87)、4’,5’-ジブロモ-2’,7’-ジニトロ-フルオロセイン-ナトリウム塩(エオシンB、Acid Red91)、2’,7’-ジクロロ-フルオロセイン、2’,7’-ジクロロ-フルオロセイン-ナトリウム塩、4’,5’-ジブロモ-フルオロセイン(Solvent Red72)、4’,5’-ジブロモ-フルオロセイン-ナトリウム塩、2’,7’-ジブロモ-フルオロセイン、2’,7’-ジブロモ-フルオロセイン-ナトリウム塩、4’,5’-ジクロロ-フルオロセイン、4’,5’-ジクロロ-フルオロセイン-ナトリウム塩、4’,5’-ジヨード-フルオロセイン(Solvent Red73)、4’,5’-ジヨード-フルオロセイン-ナトリウム塩、2’,7’-ジヨード-フルオロセイン、2’,7’-ジヨード-フルオロセイン-ナトリウム塩、トリブロモ-フルオロセイン、トリブロモ-フルオロセイン-ナトリウム塩、2’,4’,5’,7’-テトラクロロ-フルオロセイン、2’,4’,5’,7’-テトラクロロ-フルオロセイン-ナトリウム塩、2’,4’,5’,7’-テトラヨード-フルオロセイン、2’,4’,5’,7’-テトラヨード-フルオロセイン‐ナトリウム塩(エリスロシンB、Acid Red51)、フルオロセイン(Solvent Yellow94)、フルオロセイン-ナトリウム塩、4-アミノフルオロセイン、5-アミノフルオロセイン、3,4,5,6-テトラクロロ-フルオロセイン、3,4,5,6-テトラクロロ-フルオロセイン-ナトリウム塩、エオシン-1-ヘキサデシルピリジニウム塩、2’,4’,5’,7’-テトラブロモ-3,4,5,6-テトラクロロ-フルオロセイン-ナトリウム塩(フロキシンB、Acid Red92)、2’,4’,5’,7’-テトラヨード-3,4,5,6-テトラクロロ-フルオロセイン-ナトリウム塩(ローズベンガル、Acid Red94)、2’,4’,5’,7’-テトラヨード-3,4,5,6-テトラクロロ-フルオロセイン-ビス(トリエチルアンモニウム)塩。
本発明において、二重結合を有する化合物(B)(以下「化合物(B)」と略記することがある)は、分子内に少なくとも1個の炭素-炭素二重結合を有する化合物である。化合物(B)は、そのものが重合性組成物に活性エネルギー線を照射した際に発生した活性種によって重合・架橋する。尚、化合物(B)は後述する樹脂(E)を除くものである。
スチレン、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、N-メチルピロリドン、アクリロイルモルホリン等の単官能ビニル化合物、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(n=2~20)、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート(n=2~20)、アルカン(炭素数4~12)グリコールエチレンオキサイド付加物(2~20モル)ジ(メタ)アクリレート、アルカン(炭素数4~12)グリコールプロピレンオキサイド付加物(2~20モル)ジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレートジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物(2~20モル)ジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物(2~20モル)ジ(メタ)アクリレート等の2官能ビニル化合物、グリセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンエチレンオキサイド付加物(3~30モル)トリ(メタ)アクリレート、グリセリンプロピレンオキサイド付加物(3~30モル)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド付加物(3~30モル)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンプロピレンオキサイド付加物(3~30モル)トリ(メタ)アクリレート等の3官能ビニル化合物、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールエチレンオキサイド付加物(4~40モル)テトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールプロピレンオキサイド付加物(4~40モル)テトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンエチレンオキサイド付加物(4~40モル)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンプロピレンオキサイド付加物(4~40モル)テトラ(メタ)アクリレート等の4官能ビニル化合物、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド付加物(6~60モル)ヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールプロピレンオキサイド付加物(6~60モル)ヘキサ(メタ)アクリレート等の多官能ビニル化合物。
本発明において、酸化還元触媒(C)は、原子価状態が2以上の状態で存在する事の出来る金属塩又は錯体である。酸化還元触媒(C)は、後述する有機還元剤(D)によって変換された過酸化水素を酸化還元反応により分解し、活性ラジカルを発生させる役割を果たしている。
本発明において、有機還元剤(D)は、ヒドリド移動による還元、つまりは水素供与体となり得るものである。有機還元剤(D)は、光増感剤(A)に活性エネルギー線を照射する事で発生した一重項酸素に水素を供与して過酸化水素を発生させる役割を果たす。
樹脂(E)としては、ラジカル重合性を有する樹脂と有しない樹脂とがある。ラジカル重合性を有する樹脂としては、ポリオール、多塩基酸および(メタ)アクリル酸のエステル化物、さらにはエポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明において、上記必須成分に加えて、顔料(F)を含んでも良い。顔料(F)を使用することによって、意匠性を付与することが可能となる。
有機顔料の具体例としては、β-ナフトール系、β-オキシナフトエ酸系、β-オキシナフトエ酸系アリリド系、アセト酢酸アリリド系、及びピラゾロン系等の溶性アゾ顔料、
β-ナフトール系、β-オキシナフトエ酸系アリリド系、アセト酢酸アリリド系モノアゾ、アセト酢酸アリリド系ジスアゾ、及びピラゾロン系等の不溶性アゾ顔料、
銅フタロシアニンブルー、ハロゲン化(塩素または臭素化)銅フタロシアニンブルー、及びスルホン化銅フタロシアニンブルー、金属フリーフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、
キナクリドン系、ジオキサジン系、スレン系(ピラントロン、アントアントロン、インダントロン、アントラピリミジン、フラバントロン、チオインジゴ系、アントラキノン系、ペリノン系、ペリレン系等)、イソインドリノン系、金属錯体系、キノフタロン系等の多環式顔料及び複素環式顔料等が挙げられる。公知公用の各種顔料が使用可能である。
本発明の活性エネルギー線硬化型印刷インキは、重合禁止剤、耐摩擦剤、ブロッキング防止剤、スベリ剤等の各種添加剤を目的に応じて常法により添加し、使用することもできる。
本発明の活性エネルギー線硬化型印刷インキは、必要に応じて、上記、光増感剤(A)、化合物(B)、酸化還元触媒(C)、有機還元剤(D)、樹脂(E)、色材(F)、およびその他成分(G)を配合後、均一に混合することによって製造することができる。
《分子量》
数平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)の測定は、東ソー株式会社製GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)「HLC-8320GPC」を用いた。カラムは、「TSKgel SuperHZ 1000」、「TSKgel SuperHZ 2000」、「TSKgel SuperHZM-N」、「TSKgel MultiporeHXL-M」から選択して用い、溶媒としてはテトロヒドロフラン、測定温度40℃で行った。分子量は、分子量既知のポリスチレンの換算により決定した。
共栓三角フラスコ中に試料を、約1gを精密に量り採り、トルエン/エタノール(容積比:トルエン/エタノール=2/1)混合液100mlを加えて溶解した。これに、フェノールフタレイン試液を指示薬として加え、30秒間保持した後、溶液が淡紅色を呈するまで0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液で滴定した。
乾燥状態の試料の値として、酸価(mgKOH/g)を次式により求めた。
酸価(mgKOH/g)={(5.611×a×F)/S}/(不揮発分濃度/100)
ただし、S:試料の採取量(g)
a:0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液の消費量(ml)
F:0.1Nアルコール性水酸化カリウム溶液の力価
攪拌機、水分離器付き還流冷却器、および温度計を備えた4つ口フラスコに、ガムロジン(荒川化学工業社製)10部と無水マレイン酸5部とを仕込み、窒素ガスを吹き込みながら、180℃で1時間加熱撹拌する事により、反応混合物を得た。次に、上記反応混合物に、安息香酸16部と、1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸無水物41部と、ペンタエリスリトール28部と、触媒としてp-トルエンスルホン酸一水和物0.1部とを添加し、230℃で14時間にわたって脱水縮合反応を行い、ロジン変性樹脂(R1)を得た。樹脂(R1)の酸価は31(mgKOH/g)であり、重量平均分子量(Mw)は、2.8万であった。
次に、上記と同様のフラスコに、上記樹脂(R1)を38部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート61.9部、およびハイドロキノン0.1部を加えて混合し、これらを100℃で加熱溶解することでワニス(V1)を得た。
更に、ワニス(V1)480部、リオノールブルーFG7330(トーヨーカラー社製の藍顔料)73部、トリメチロールプロパンテトラアクリレート100部、2’,4’,5’,7’-テトラブロモ-フルオロセイン-ナトリウム塩0.4部、硫酸鉄(II)0.04部、D-イソアスコルビン酸4部、およびハイドロキノン0.8部を、40℃の三本ロールミルにて練肉し混合物を得た。次いで、インキのタックが9~10になるように、上記混合物にトリメチロールプロパンテトラアクリレートを加えて調整し、活性エネルギー線硬化型印刷インキ(C1)を得た。インキのタックは、東洋精機社製のインコメーターにてロール温度30℃、400rpm、1分後の値を測定した。
実施例1と同様の操作にて、表1に示す配合組成にてロジン変性樹脂(E)を得た。次いで、表2に示す配合組成で各ワニスを得た。更に、表3に示す配合組成で活性エネルギー線硬化型印刷インキを得た。尚、表1~3中の数値は、特に断りのない限り、部を表す。また、表3で使用した略号の説明を表4に示す。
攪拌機、水分離器付き還流冷却器、および温度計を備えた4つ口フラスコに、樹脂(E)としてジアリルフタレート樹脂(ダイソーダップA、株式会社大阪ソーダ社製)38部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート61.9部、およびハイドロキノン0.1部を加えて混合し、これらを100℃で加熱溶解することでワニス(V11)を得た。
更に、ワニス(V11)480部、リオノールブルーFG7330(トーヨーカラー社製の藍顔料)73部、トリメチロールプロパンテトラアクリレート100部、2’,4’,5’,7’-テトラブロモ-フルオロセイン-ナトリウム塩0.4部、硫酸鉄(II)0.04部、D-イソアスコルビン酸4部、およびハイドロキノン0.8部を、40℃の三本ロールミルにて練肉し混合物を得た。次いで、インキのタックが9~10になるように、上記混合物にトリメチロールプロパンテトラアクリレートを加えて調整し、活性エネルギー線硬化型印刷インキ(C11)を得た。インキのタックは、東洋精機社製のインコメーターにてロール温度30℃、400rpm、1分後の値を測定した。
実施例1~11、比較例1~3で得られた活性エネルギー線硬化型印刷インキを、RIテスター(明製作所簡易展色装置)を用いて、マリコート紙(北越製紙社製コートボール紙)に1g/m2の塗布量で印刷した後、160W/cmの空冷メタルハライドランプ(東芝社製)1灯を用いて20m/分で5回紫外線を照射して印刷物を得た。
硬化性は、印刷物の印刷面を綿布で擦った時の状態を目視にて観察し、以下の基準に従い4段階で評価した。使用可能なレベルは、「3」以上である。
4 :印刷面の変化なし。
3 :印刷面の一部にキズが認められるが、剥離は認められない。
2 :印刷物の一部(50%未満)に剥離が認められる。
1 :印刷物の一部(50%以上)、又は全部に剥離が認められる。
耐溶剤性は、MEK(メチルエチルケトン)を含侵した綿棒で印刷面を30回擦った後、印刷面の状態を目視にて観察し、以下の基準に従い4段階で評価した。使用可能なレベルは「3」以上である。
4 :印刷面の変化なし。
3 :印刷面の一部にキズが認められるが、剥離は認めらない。
2 :印刷物の一部(50%未満)に剥離が認められる。
1 :印刷物の一部(50%以上)、又は全部に剥離が認められる。
耐摩擦性は、印刷物の印刷面(塗膜)に対して、JIS-K5701-1に準じて、試験を行い評価した。具体的には、学振型摩擦堅牢度試験機(テスター産業社製)を用いて、摩擦用紙として上質紙を500g加重で塗膜表面を500回往復させた。次いで、摩擦面(塗膜表面)の変化を目視にて観察し、以下の基準に従い4段階で消化した。使用可能なレベルは「3」以上である。
4 :印刷面の変化なし。
3 :印刷面の一部にキズが見られるが、剥離は見られない。
2 :印刷物の一部(50%未満)に剥離が見られる。
1 :印刷物の一部(50%以上)、又は全部に剥離が見られる。
Claims (5)
- 光増感剤(A)と、二重結合を有する化合物(B)と、酸化還元触媒(C)と、有機還元剤(D)と、樹脂(E)とを含んでなる活性エネルギー線硬化型印刷インキであって、
前記光増感剤(A)が、ナフタセン誘導体、アントラキノン誘導体、アクリジン誘導体、ポルフィリン誘導体、キサンテン誘導体、テトラフェニルポルフィリン誘導体、フェノチアジン誘導体、ケトクマリン誘導体、及びC60フラーレンからなる群より選ばれる一種以上であり、
前記酸化還元触媒(C)が、オキシアセチルアセトンバナジウム、オキシ硫酸バナジウム、オキシナフテン酸バナジウム、オキシテトラフェニルポルフィリナトバナジル、オキシオクタエチルポルフィリナトバナジル、オキシテトラ-t-ブチルフタロシアニンバナジル、第1コバルトアセチルアセトナト、第2コバルトアセチルアセトナト、ナフテン酸第1コバルト、ナフテン酸第2コバルト、ステアリン酸第1コバルト、ステアリン酸第2コバルト、酢酸コバルト、テトラフェニルポルフィリナトコバルト、オクタエチルポルフィリナトコバルト、オキシテトラ-t-ブチルフタロシアニンコバルト、ステアリン酸第1マンガン、ステアリン酸第2マンガン、第1マンガンアセチルアセトナト、第2マンガンアセチルアセトナト、酢酸マンガン、ナフテン酸マンガン、テトラフェニルポルフィリナトマンガン、オクタエチルポルフィリナトマンガン、テトラ-t-ブチルフタロシアニンマンガン、鉄(III)アセチルアセトナト、鉄(III)ベンゾイルアセトナト、テトラフェニルポルフィリナト鉄(III)クロライド、テトラフェニルポルフィリナト鉄(III)クロライド、オクタエチルポルフィリナト鉄(III)クロライド、テトラ-t-ブチルフタロシアニン鉄(III)クロライド、ナフテン酸鉄(III)フェロセン、シクロペンタジエニル-クメン鉄ヘキサフルオロホスフェート、鉄(II)-o-フェナントロリン、硫酸鉄(II)、塩化鉄(II)、硝酸鉄(II)、水酸化鉄(II)ヘキシアノ鉄(II)酸塩(フェロシアン化物)、鉄(II)アセチルアセトナト、鉄(II)ベンゾイルアセトナト、テトラフェニルポルフィリナト鉄(II)、テトラフェニルポルフィリナト鉄(II)、オクタエチルポルフィリナト鉄(II)、テトラ-t-ブチルフタロシアニン鉄〈II〉クロライド、グルコン酸鉄、チタニルアセチルアセトナト、チタノセン、ジシクロペンタジエニルチタニウム(II)ジクロリド、オキシチタニウムアセチルアセトナト、硫酸銅(I)、塩化銅硫酸銅(I)、硝酸銅硫酸銅(I)、及び水酸化銅硫酸銅(I)グルコン酸銅からなる群より選ばれる一種以上であり、
前記有機還元剤(D)が、アスコルビン酸及びその誘導体、バルビツール酸及びその誘導体、リボフラビン及びその誘導体、カテコール及びその誘導体、レゾルシン及びその誘導体、ハイドロキノン及びその誘導体、亜ジチオン酸アニオン、亜硫酸アニオンの塩、スルフィン酸、並びにスルフィン酸塩からなる群より選ばれる一種以上である、活性エネルギー線硬化型印刷インキ。 - 光増感剤(A)が、200~900nm領域の光吸収性を有する請求項1記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ。
- 二重結合を有する化合物(B)が、アクリロイル基および/またはメタクリロイル基を有する化合物を含む請求項1又は2記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ。
- 樹脂(E)が、ロジン変性樹脂を含むことを特徴とする、請求項1~3いずれか記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキ。
- 請求項1~4いずれか記載の活性エネルギー線硬化型印刷インキによって印刷された印刷物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018240219A JP7192484B2 (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 活性エネルギー線硬化型印刷インキおよびその印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018240219A JP7192484B2 (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 活性エネルギー線硬化型印刷インキおよびその印刷物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020100742A JP2020100742A (ja) | 2020-07-02 |
JP7192484B2 true JP7192484B2 (ja) | 2022-12-20 |
Family
ID=71138940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018240219A Active JP7192484B2 (ja) | 2018-12-21 | 2018-12-21 | 活性エネルギー線硬化型印刷インキおよびその印刷物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7192484B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7255055B2 (ja) * | 2021-08-19 | 2023-04-11 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 電子線硬化型組成物、および積層体 |
JP7392225B2 (ja) | 2021-12-10 | 2023-12-06 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 電子線硬化型組成物、食品包装材料及びその製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001323037A (ja) | 2000-05-11 | 2001-11-20 | Inst Of Physical & Chemical Res | 光熱硬化性樹脂組成物 |
JP2002293832A (ja) | 2000-12-28 | 2002-10-09 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 硬化性組成物、硬化性インキ、その印刷方法およびその印刷物 |
JP2002327136A (ja) | 2001-05-07 | 2002-11-15 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 硬化性被覆組成物、硬化性インキ、その印刷方法およびその印刷物 |
JP2002363446A (ja) | 2001-06-04 | 2002-12-18 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 硬化性被覆組成物、印刷インキ、その印刷方法およびその印刷物 |
WO2009099253A1 (ja) | 2008-02-07 | 2009-08-13 | Riken | 可視光硬化型接着剤 |
US20160167018A1 (en) | 2014-12-16 | 2016-06-16 | Deepak Shukla | Non-aqueous metal catalytic composition with oxyazinium photoreducing agent |
WO2018117079A1 (ja) | 2016-12-21 | 2018-06-28 | Dicグラフィックス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型印刷インキ組成物及びそれを用いた印刷方法 |
-
2018
- 2018-12-21 JP JP2018240219A patent/JP7192484B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001323037A (ja) | 2000-05-11 | 2001-11-20 | Inst Of Physical & Chemical Res | 光熱硬化性樹脂組成物 |
JP2002293832A (ja) | 2000-12-28 | 2002-10-09 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 硬化性組成物、硬化性インキ、その印刷方法およびその印刷物 |
JP2002327136A (ja) | 2001-05-07 | 2002-11-15 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 硬化性被覆組成物、硬化性インキ、その印刷方法およびその印刷物 |
JP2002363446A (ja) | 2001-06-04 | 2002-12-18 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 硬化性被覆組成物、印刷インキ、その印刷方法およびその印刷物 |
WO2009099253A1 (ja) | 2008-02-07 | 2009-08-13 | Riken | 可視光硬化型接着剤 |
US20160167018A1 (en) | 2014-12-16 | 2016-06-16 | Deepak Shukla | Non-aqueous metal catalytic composition with oxyazinium photoreducing agent |
WO2018117079A1 (ja) | 2016-12-21 | 2018-06-28 | Dicグラフィックス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型印刷インキ組成物及びそれを用いた印刷方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020100742A (ja) | 2020-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2955712T3 (es) | Resina para tintas curables con rayos de energía activa, composición para tintas curables con rayos de energía activa, tinta curable con rayos de energía activa y película curada | |
JP6829978B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型オフセット印刷用インキ組成物 | |
JP6420403B2 (ja) | 光活性樹脂、放射線硬化性組成物および放射線硬化性インク | |
US10450410B2 (en) | Process for preparing polyester resins from polyethylene terephthalate and energy curable coating compositions | |
JP7192484B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型印刷インキおよびその印刷物 | |
JP7099247B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ用ロジン変性樹脂とその製造方法、活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ用ワニス、活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ、及び印刷物 | |
JP6000456B2 (ja) | インクにおける光開始剤および光増感剤としてのケトクマリン | |
JP6665910B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ用ロジン変性樹脂とその製造方法、活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ用ワニス、活性エネルギー線硬化型平版印刷インキ、及び印刷物 | |
JP7118373B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型印刷インキ組成物及びそれを用いた印刷方法 | |
EP3822324B1 (en) | Active energy ray-curable ink composition for offset printing, and method for producing printed matter using same | |
JP5493424B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキおよびその印刷物 | |
JP2016199727A (ja) | ポリエステル樹脂、平版印刷インキおよび印刷物 | |
JP2010070743A (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキおよびその印刷物 | |
JP7292891B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキ組成物、及びそれを用いた印刷物の製造方法 | |
JP3273016B2 (ja) | 印刷可能なベースコート用光硬化型塗料組成物 | |
JP2010229298A (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキおよびその印刷物 | |
JP2021098827A (ja) | 活性エネルギー線硬化型平版印刷インキおよびその印刷物 | |
JP6933288B1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキ用ワニス、活性エネルギー線硬化型インキ、および印刷物 | |
JP6256212B2 (ja) | 平版印刷インキおよび印刷物 | |
JP7281317B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキ組成物及びその製造方法、並びにそれを用いた印刷物の製造方法 | |
JP7164782B1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型コーティングニス、および積層体 | |
JP7067662B1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型コーティングニス、および積層体 | |
JP3306902B2 (ja) | エネルギー線硬化型インキ組成物 | |
WO2022201840A1 (ja) | ポリエステル樹脂及びそれを含む活性エネルギー線硬化型インキ組成物、並びにそれらの製造方法 | |
JP2016199726A (ja) | ポリエステル樹脂、平版印刷インキおよび印刷物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210806 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221121 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7192484 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |