JP7187268B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板処理装置及び基板処理方法に関する。
特許文献1に記載されている基板処理装置は、基板に対して薬液処理を行う。基板処理装置は液受け部を備える。液受け部はカップ部を備える。基板に対して薬液処理を行うときには、カップ部が上昇し、スピンチャックに保持された基板の周囲がカップ部の案内部によって取り囲まれる。そして、基板がスピンチャックとともに回転され、吐出ヘッドから基板の上面に薬液が供給される。薬液は基板の回転による遠心力によって基板の上面に沿って流れ、基板の端縁部から側方に向けて飛散される。基板の端縁部から飛散した薬液は、カップ部の案内部の内壁面を伝って流下し、廃棄溝から排出される。
特に、液受け部は集液部をさらに備える。集液部は、カップ部の案内部の内側に配置される。集液部の内周面は複数の溝を有する。各溝は鉛直方向に沿って延在する。従って、基板の端縁部から飛散した処理液の液滴は、まず集液部の内周面に付着する。内周面に付着した液滴の大部分は、各溝における半円状の曲面に沿って流動し、他の付着した液滴と合流する。合流後の液滴は、合流前の液滴に比べて相対的に大きな自重により溝の延在方向に沿って流下する。
従って、カップ部の内壁面に液滴が滞留することを抑制できる。その結果、カップ部の内壁面に液滴が滞留した状態を放置することに起因する基板の汚染を低減できる。
特開2018-56151号公報
しかしながら、近年、カップ部の内壁面に液滴が滞留することを更に抑制することが要望されている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、カップ部の内壁面に液滴が滞留することを効果的に抑制できる基板処理装置及び基板処理方法を提供することにある。
本発明の一局面によれば、基板処理装置は、基板保持部と、基板回転部と、遮蔽部と、遮蔽部動作機構と、処理液供給部と、カップ部とを有する。基板保持部は、基板を水平に保持する。基板回転部は、上下方向に延びる中心軸を中心として前記基板と前記基板保持部とを一体に回転させる。遮蔽部は、前記基板の上面に対向する。遮蔽部動作機構は、前記遮蔽部を動作させる。処理液供給部は、前記基板に処理液を供給する。カップ部は、前記基板保持部の周囲に配置されて、前記処理液を受ける。前記遮蔽部は、前記基板の上面と対向する遮蔽板と、前記遮蔽板と前記基板保持部との間の空間を経由することなく、前記カップ部の内壁面に向けて気体が流出する気体流出口を有する。
本発明の基板処理装置において、前記気体流出口は、前記遮蔽部の周縁部に位置していることが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記カップ部は、前記基板よりも上方に位置するカップ上端部を有することが好ましい。前記気体流出口は、前記カップ上端部と近接していることが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽部は、前記基板の上面全体を覆って、前記基板の上方を遮蔽することが好ましい。前記気体流出口は、前記カップ部の内壁面に向いていることが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽板は、前記カップ部の内壁面と対向する対向壁面を有することが好ましい。前記気体流出口は、前記対向壁面に設けられることが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽板は、前記気体流出口と、前記気体が流入する気体流入口と、気体流路とを有することが好ましい。気体流路は、前記気体流入口と前記気体流出口とを連通させることが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記カップ部の内壁面は、前記中心軸から径方向の外方へ向かうにつれて下方に向けて傾斜するカップ傾斜面を有することが好ましい。前記気体流路を構成する内面は、前記径方向の外方に向かうにつれて下方に向けて傾斜する流路傾斜面を有することが好ましい。前記流路傾斜面の水平方向に対する傾斜角度は、前記カップ傾斜面の水平方向に対する傾斜角度以下であることが好ましい。
本発明の基板処理装置は、前記気体を供給するガス供給部を更に有することが好ましい。前記ガス供給部から供給される前記気体が前記気体流入口に流入することが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記気体流入口は、前記遮蔽板の上面部に位置することが好ましい。前記気体流路は、前記気体流入口と前記気体流出口とを連通することが好ましい。前記ガス供給部は、前記気体を前記気体流入口に送り出すファンを有することが好ましい。前記ファンは、前記遮蔽板の上面部に配置されていることが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽部は、前記遮蔽板に固定される軸部をさらに有することが好ましい。前記軸部は、前記中心軸を中心として前記遮蔽板と共に回転することが好ましい。前記ファンは、前記軸部に挿通されて、前記遮蔽板の上方から吸入した前記気体を、前記中心軸に対する径方向に噴き出すことが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記ガス供給部は、前記ファンに対向するノズルを更に有することが好ましい。前記ノズルは、前記遮蔽板の上面側から前記ファンに向けて前記気体を噴き出すことが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽部は、前記遮蔽板に固定される軸部をさらに有することが好ましい。前記軸部は、前記中心軸を中心として前記遮蔽板と共に回転することが好ましい。前記遮蔽部は、前記軸部及び前記遮蔽板を貫通して前記中心軸に沿って延びる穴部を有することが好ましい。前記処理液供給部は、前記処理液が流通する流通部を有することが好ましい。前記流通部は、前記穴部に配置されていることが好ましい。前記ガス供給部は、前記流通部の外面と前記穴部を構成する壁面との間の隙間に前記気体を供給することが好ましい。前記気体流入口は、前記穴部を構成する前記壁面に設けられることが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記ガス供給部は、ファンフィルタユニットを有することが好ましい。ファンフィルタユニットは、前記基板処理装置の天板部に配置されることが好ましい。前記ファンフィルタユニットは、前記遮蔽板の上方から前記基板保持部に向かうダウンフローを発生させることが好ましい。
本発明の他の局面によれば、基板処理装置基板保持部と、基板回転部と、遮蔽部と、遮蔽部動作機構と、処理液供給部と、カップ部とを有する。基板保持部は、基板を水平に保持する。基板回転部は、上下方向に延びる中心軸を中心として前記基板と前記基板保持部とを一体に回転させる。遮蔽部は、前記基板の上面に対向する。遮蔽部動作機構は、前記遮蔽部を動作させる。処理液供給部は、前記基板に処理液を供給する。カップ部は、前記基板保持部の周囲に配置されて、前記処理液を受ける。前記遮蔽部は、前記カップ部の内壁面に向かう気体が流出する気体流出口を有する。前記遮蔽部は、遮蔽板と、ノズルとを有する。遮蔽板は、前記基板の上面と対向する。ノズルは、前記遮蔽板の上面部に配置される。前記ノズルの開口が、前記気体流出口であり、前記カップ部の内壁面と対向する。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽部動作機構は、前記遮蔽部を上昇又は下降させる遮蔽部移動機構を含むことが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽部動作機構は、前記遮蔽部を回転させる遮蔽部回転機構を含むことが好ましい。
本発明の基板処理装置において、前記遮蔽部は、前記基板保持部と係合する複数の係合部を有することが好ましい。前記遮蔽部は、前記複数の係合部が前記基板保持部と係合することにより前記基板保持部と一体となって回転することが好ましい。
本発明の更に他の局面に係る基板処理方法は、基板を基板保持部によって保持する保持工程と、前記基板保持部と遮蔽部とを接近させる遮蔽部接近工程と、前記基板を前記基板保持部と共に回転させる回転工程と、前記遮蔽部の気体流出口から気体を流出させて、カップ部の内壁面に向かう気流を発生させる気流発生工程と、前記基板を処理液で処理する処理工程とを含む。前記遮蔽部は、前記基板の上面と対向する遮蔽板を有する。前記気流発生工程では、前記遮蔽板と前記基板保持部との間の空間を経由することなく、前記気体流出口から前記気体を前記カップ部の内壁面に向けて流出する。
本発明の基板処理方法において、前記気流発生工程では、前記気体は、前記遮蔽部の周縁部に位置している前記気体流出口から流出して、前記カップ部の内壁面に沿って流れることが好ましい。
本発明の基板処理方法において、前記カップ部は、前記基板よりも上方に位置するカップ上端部を有することが好ましい。前記気流発生工程では、前記気体は、前記カップ上端部と近接している前記気体流出口から、前記カップ上端部に向けて流出することが好ましい。
本発明によれば、カップ部の内壁面に液滴が滞留することを効果的に抑制できる基板処理装置及び基板処理方法を提供できる。
本発明の実施形態1に係る基板処理システムを示す模式的平面図である。 実施形態1に係る基板処理装置を示す模式的断面図である。 (a)は、実施形態1に係る基板処理装置の遮蔽部及びカップ部を示す模式的断面図である。(b)は、実施形態1に係る基板処理装置の遮蔽部を示す模式的平面図である。 図3(a)に示す遮蔽部とカップ部の一部とを拡大して示す模式的断面図である。 実施形態1に係る基板処理方法を示すフローチャートである。 (a)は、実施形態1の第1変形例に係る基板処理装置の遮蔽部、カップ部、及びファンを示す模式的断面図である。(b)は、第1変形例に係る基板処理装置の遮蔽部及びファンを示す模式的平面図である。 実施形態1の第2変形例に係る基板処理装置の遮蔽部、カップ部、及びガス供給機構を示す模式的断面図である。 実施形態1の第3変形例に係る基板処理装置の遮蔽部、カップ部、及びガス供給機構を示す模式的断面図である。 実施形態1の第4変形例に係る基板処理装置の遮蔽部及びカップ部を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態2に係る基板処理装置を示す模式的断面図である。 実施形態2に係る基板処理装置の処理液供給部を示す模式的側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本発明の実施形態において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、X軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
(実施形態1)
図1~図5を参照して、本発明の実施形態1に係る基板処理システム100を説明する。基板処理システム100は基板Wを処理する。基板Wは、例えば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、電界放出ディスプレイ(Field Emission Display:FED)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、又は、太陽電池用基板である。基板Wは、例えば、略円板状である。
まず、図1を参照して基板処理システム100を説明する。図1は、基板処理システム100を示す模式的平面図である。図1に示すように、基板処理システム100は、インデクサーユニットU1と、処理ユニットU2とを有する。インデクサーユニットU1は、複数の基板収容器Cと、インデクサーロボットIRとを含む。処理ユニットU2は、複数の基板処理装置1と、搬送ロボットCRと、受渡部PSとを含む。
基板収容器Cの各々は、複数枚の基板Wを積層して収容する。インデクサーロボットIRは、複数の基板収容器Cのうちのいずれかの基板収容器Cから未処理の基板Wを取り出して、基板Wを受渡部PSに渡す。そして、受渡部PSには、基板収容器Cから取り出された基板Wが載置される。搬送ロボットCRは、受渡部PSから未処理の基板Wを受け取って、複数の基板処理装置1のうちのいずれかの基板処理装置1に基板Wを搬入する。
そして、基板処理装置1は、未処理の基板Wを処理する。基板処理装置1は、基板Wを1枚ずつ処理する枚葉型である。実施形態1では、基板処理装置1は、処理液によって基板Wを処理する。
基板処理装置1による処理後に、搬送ロボットCRは、処理済みの基板Wを基板処理装置1から取り出して、基板Wを受渡部PSに渡す。そして、受渡部PSには、基板処理装置1で処理された基板Wが載置される。インデクサーロボットIRは、受渡部PSから処理済みの基板Wを受け取って、複数の基板収容器Cのうちのいずれかの基板収容器Cに基板Wを収容する。
次に、図2を参照して基板処理装置1を説明する。図2は、基板処理装置1を示す模式的断面である。図2に示すように、基板処理装置1は、チャンバー3と、基板保持部5と、基板回転部7と、処理液供給部9と、複数のカップ部11と、複数のカップ移動機構15と、排出ポート17と、遮蔽部19と、遮蔽部動作機構21とを有する。
チャンバー3は略箱形状を有する。チャンバー3は天板部3aを有する。チャンバー3は、基板保持部5、基板回転部7、処理液供給部9、複数のカップ部11、遮蔽部19、及び遮蔽部動作機構21を収容する。
基板保持部5は、基板Wを水平に保持する。具体的には、基板保持部5は、スピンベース51と、複数のチャック部材53とを有する。複数のチャック部材53はスピンベース51に設けられる。複数のチャック部材53は基板Wを水平な姿勢で保持する。スピンベース51は、略円板状であり、水平な姿勢で複数のチャック部材53を支持する。
基板回転部7は、中心軸AXを中心として基板Wと基板保持部5とを一体に回転させる。中心軸AXは基板Wの上下方向に延びる。具体的には、基板回転部7は、モーター71と、シャフト73とを有する。シャフト73はスピンベース51に結合される。モーター71は、シャフト73を介して中心軸AXを中心としてスピンベース51を回転させる。その結果、複数のチャック部材53に保持された基板Wが中心軸AXを中心として回転する。
処理液供給部9は、基板Wに処理液を供給する。基板Wを処理できる限りにおいては、処理液の組成は特に限定されない。例えば、処理液は、薬液であってもよいし、リンス液であってもよい。薬液は、例えば、ポリマー除去液又はエッチング液である。リンス液は、例えば、純水又は炭酸水である。具体的には、処理液供給部9は、処理液ノズル91と、処理液供給機構93とを有する。処理液供給機構93は、処理液ノズル91に接続され、処理液ノズル91に処理液を供給する。処理液供給機構93は、例えば、バルブ及び配管を有する。処理液ノズル91には処理液が流通する。そして、処理液ノズル91は、基板Wの回転中に、基板Wの上面Waに向けて処理液を吐出する。処理液ノズル91は、「流通部」の一例に相当する。
複数のカップ部11の各々は、基板Wから飛散した処理液を受ける。複数のカップ部11は、基板保持部5の周囲に配置され、中心軸AXに対して回転対称となる形状を有している。例えば、複数のカップ部11の各々は略円筒形状を有する。
複数のカップ部11の各々は、受液位置と退避位置との間で上昇又は下降する。受液位置は、カップ部11が基板Wと径方向RDに対向する位置を示す。カップ部11は、受液位置に位置するときに、基板Wから飛散した処理液を受ける。径方向RDは中心軸AXに対する径方向を示し、中心軸AXに直交する。一方、退避位置は、受液位置よりも下方の位置を示す。
具体的には、基板Wを処理液で処理するときには、少なくとも1つのカップ部11が受液位置に位置する。そして、基板Wが基板保持部5と一体に回転され、処理液ノズル91から基板Wの上面Waに処理液が供給される。処理液は基板Wの回転による遠心力によって基板Wの上面Waに沿って流れ、基板Wの端縁部から径方向RD外方に向けて飛散される。カップ部11は、基板Wの端縁部から飛散した処理液を受ける。そして、処理液は、カップ部11の内壁面110を伝って流下し、排出ポート17から排出される。
複数のカップ移動機構15は、それぞれ、複数のカップ部11に対応して配置される。カップ移動機構15は、受液位置と退避位置との間で、対応するカップ部11を上昇又は下降させる。カップ移動機構15は、例えば、電動モーター及びボールねじを含む。
遮蔽部19は、基板Wの上面Waに対して軸方向ADに対向する。そして、遮蔽部19は、基板Wの上面Wa全体を覆って、基板Wの上方を遮蔽する。軸方向ADは中心軸AXに平行な方向を示す。
具体的には、遮蔽部19は、遮蔽板19aと、軸部19bと、穴部Sbとを有する。遮蔽板19aは、中心軸AXを中心として、径方向RD外方に拡がっている。遮蔽板19aは略円板状である。遮蔽板19aは、基板Wの上面Waに対して軸方向ADに対向する。そして、遮蔽板19aは、基板Wの上面Wa全体を覆って、基板Wの上方を遮蔽する。軸部19bは遮蔽板19aに固定される。軸部19bは、中心軸AXを中心として遮蔽板19aと共に回転する。軸部19bは、例えば、略円筒状である。穴部Sbは、軸部19b及び遮蔽板19aを貫通して中心軸AXに沿って延びる。処理液ノズル91は穴部Sbに配置されている。
遮蔽部動作機構21は遮蔽部19を動作させる。具体的には、遮蔽部動作機構21は、遮蔽部移動機構21aと、遮蔽部回転機構21bとを有する。
遮蔽部移動機構21aは、軸方向ADに沿って遮蔽部19を上昇又は下降させる。具体的には、遮蔽部移動機構21aは、近接位置と退避位置との間で、遮蔽部19を上昇又は下降させる。近接位置は、遮蔽部19が下降して基板Wの上面Waに所定間隔をあけて近接する位置を示す。図2では、遮蔽部19は近接位置に位置する。退避位置は、近接位置よりも上方であって、遮蔽部19が上昇して基板Wから離間している位置を示す。基板Wを処理液で処理するときには、遮蔽部移動機構21aは、遮蔽部19を近接位置に移動する。遮蔽部移動機構21aは、例えば、電動モーター及びボールねじを含む。
遮蔽部回転機構21bは、中心軸AXを中心として遮蔽部19を回転させる。具体的には、遮蔽部回転機構21bは、遮蔽部19を基板保持部5と同期回転させる。同期回転は、基板保持部5と同じ方向に同じ回転速度で回転することを示す。遮蔽部回転機構21bは、例えば、電動モーターを含む。
基板処理装置1は、ガス供給機構22と、ファンフィルタユニット24とをさらに有していてもよい。チャンバー3はガス供給機構22を収容する。
ガス供給機構22は気体を穴部Sbに供給する。気体は、例えば、窒素等の不活性ガスである。ガス供給機構22は、例えば、バルブ及び配管を含む。
ファンフィルタユニット24は、気体をチャンバー3の内部に供給する。具体的には、ファンフィルタユニット24は、基板処理装置1の天板部3aに配置される。そして、ファンフィルタユニット24は、遮蔽板19aの上方から基板保持部5に向かうダウンフローを発生させる。更に具体的には、ファンフィルタユニット24はファン及びフィルタを有する。そして、ファンフィルタユニット24は、ファンによって基板処理装置1の外部空気を取り込み、フィルタを介してチャンバー3の内部に外部空気を供給する。外部空気はクリーンエアーである。なお、基板処理装置1はクリーンルームに設置されている。ファンフィルタユニット24は、「ガス供給部」の一例に相当する。
次に、図3(a)及び図3(b)を参照して遮蔽部19を説明する。図3(a)は、遮蔽部19及びカップ部11を示す模式的断面図である。図3(a)では、遮蔽部19は近接位置に位置している。図3(b)は、遮蔽部19を示す模式的平面図である。図3(b)では、遮蔽部19を平面視している。本明細書において、平面視は、軸方向ADから対象物を見ることを示す。
図3(a)に示すように、遮蔽部19は気体流出口191を有する。そして、気体流出口191から、カップ部11の内壁面110に向かう気体ARが流出する。従って、カップ部11の内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる気流を発生できる。
その結果、実施形態1によれば、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを、気流によって円滑に流下できる。つまり、カップ部11の内壁面110に液滴LQが滞留することを効果的に抑制できる。従って、気体流出口191を設けない場合と比較して、カップ部11の内壁面110にパーティクルが発生することと、スプラッシュバック現象によって基板Wが汚染させることとを効果的に抑制できる。パーティクルとは、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQが固化することによって発生する物質のことである。スプラッシュバック現象とは、基板Wからカップ部11に向けて飛散する新たな処理液とカップ部11の内壁面110に付着していた古い処理液からなる液滴LQとが衝突し、処理液が基板Wに向けて跳ね返る現象のことである。
特に、実施形態1では、気体流出口191は、遮蔽部19の周縁部19cに位置している。従って、気体流出口191から流出する気体ARは、カップ部11の内壁面110に向かい易い。その結果、内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる気流を効果的に発生できて、内壁面110に付着した液滴LQを気流によって更に円滑に流下できる。
加えて、実施形態1では、気体流出口191は、カップ部11の内壁面110に向いている。従って、内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる気流を更に効果的に発生できる。その結果、内壁面110に付着した液滴LQを気流によって更に円滑に流下できる。
特に、実施形態1では、遮蔽部移動機構21aによって気体流出口191がカップ部11の内壁面110に向くように、遮蔽部19を容易に配置できる。
また、実施形態1では、遮蔽部回転機構21bによって遮蔽部19が中心軸AXを中心として回転する。従って、遮蔽部19の回転によって、気体流出口191から流出する気体ARの気流を効果的に発生できる。その結果、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを、気体ARによって更に円滑に流下できる。
図3(a)及び図3(b)に示すように、遮蔽部19の遮蔽板19aは、ベース部材201と、上部部材203と、複数の支柱205とを有する。なお、図3(a)には、支柱205は表れていない。
ベース部材201と上部部材203とは、軸方向ADに間隔をあけて対向している。複数の支柱205の各々は、ベース部材201から上方に突出している。複数の支柱205は、中心軸AXに対する周方向CDに沿ってベース部材201に配置される。複数の支柱205は上部部材203を支持する。つまり、複数の支柱205は、ベース部材201と上部部材203とを結合している。実施形態1では、平面視において、ベース部材201は略円板状であり、上部部材203は略円帯状である。
遮蔽板19aは、気体流出口191と、気体流入口193と、気体流路195とを有する。実施形態1では、気体流出口191及び気体流入口193の各々は、平面視において、略円環状である。気体流入口193は、遮蔽板19aの上面部196に位置する。気体流入口193には、気体が流入する。例えば、遮蔽板19aの回転によって、気体流入口193から気体が流入する。
例えば、ファンフィルタユニット24(図2)は、気体を気体流入口193に供給する。従って、ファンフィルタユニット24から供給される気体が気体流入口193に流入する。つまり、ファンフィルタユニット24が発生するダウンフローによっても、気体流出口191から流出する気体ARの気流を発生できる。その結果、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを、気体ARによって更に円滑に流下できる。
気体流路195は、ベース部材201と上部部材203との間の空間によって形成される。気体流路195は、気体流入口193と気体流出口191とを連通させる。従って、実施形態1によれば、気体流入口193から気体を取り込んで、気体を気体流路195に流し、気体ARを気体流出口191からカップ部11の内壁面110に向けて流出させることができる。
特に、実施形態1では、気体流出口191は、径方向RDの全方位にわたって中心軸AXの外方に向かって開口している。従って、カップ部11の内壁面110に対して、周方向CDに均等に気体ARを吹き付けることができる。その結果、内壁面110に付着した液滴LQを、気体ARによって更に円滑に流下できる。
次に、図4を参照して遮蔽部19を詳細に説明する。図4は、図3(a)に示す遮蔽部19とカップ部11の一部とを拡大して示す模式的断面図である。図4に示すように、遮蔽部19の遮蔽板19aは対向壁面190を有する。対向壁面190はカップ部11の内壁面110と径方向RDに対向する。対向壁面190は周縁部19cの表面である。気体流出口191は対向壁面190に設けられる。従って、実施形態1によれば、気体流出口191から流出する気体ARは、カップ部11の内壁面110に向かい易く、気体ARによって液滴LQを更に円滑に流下できる。
また、遮蔽板19aの気体流路195を構成する内面1951は、流路傾斜面1951aを有する。流路傾斜面1951aは、径方向RDの外方に向かうにつれて下方に向けて傾斜する。
一方、カップ部11は、傾斜部11aと、側壁部11bとを有する。傾斜部11aは、側壁部11bに対して、中心軸AXの側に上方に向かって傾斜している。傾斜部11aは、上下が開口した中空の略円錐台形状を有する。側壁部11bは中心軸AXに沿って延びている。側壁部11bは略円筒形状を有している。
カップ部11はカップ上端部111を有している。カップ上端部111は傾斜部11aの上端部である。カップ上端部111は、基板Wよりも上方に位置する。そして、気体流出口191は、間隔をあけてカップ上端部111と近接している。従って、実施形態1によれば、内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる比較的強い気流を発生できる。その結果、気流によって液滴LQを更に円滑に流下できる。
また、カップ部11の内壁面110は、カップ傾斜面113を有する。カップ傾斜面113は、カップ部11の内壁面110うち、傾斜部11aの内壁面である。カップ傾斜面113は、中心軸AXから径方向RDの外方へ向かうにつれて下方に向けて傾斜する。
そして、遮蔽板19aの流路傾斜面1951aの水平方向に対する傾斜角度θ1は、カップ部11のカップ傾斜面113の水平方向に対する傾斜角度θ2以下である。従って、実施形態1によれば、流路傾斜面1951aに沿って流出する気体ARがカップ傾斜面113に効果的に吹き付けられて、カップ傾斜面113から下方に向かう気流を効果的に発生できる。その結果、気流によって液滴LQを更に円滑に流下できる。
次に、図2及び図5を参照して、実施形態1に係る基板処理方法を説明する。基板処理方法は基板処理装置1によって実行される。図5は、実施形態1に係る基板処理方法を示すフローチャートである。図5に示すように、基板処理方法は、工程S1~工程S5を含む。
図2及び図5に示すように、工程S1において、基板処理装置1は、基板Wを基板保持部5によって保持する。工程S1は、「保持工程」の一例に相当する。
工程S2において、基板処理装置1は、基板保持部5と遮蔽部19とを接近させる。工程S2は、「遮蔽部接近工程」の一例に相当する。
工程S3において、基板処理装置1は、基板Wを基板保持部5と共に回転させる。工程S3は、「回転工程」の一例に相当する。
工程S4において、基板処理装置1は、遮蔽部19の気体流出口191から気体を流出させて、カップ部11の内壁面110に向かう気流を発生させる。工程S5は、「気流発生工程」の一例に相当する。
工程S5において、基板処理装置1は、基板Wを処理液で処理する。工程S5は、「処理工程」の一例に相当する。
以上、図2及び図5を参照して説明したように、実施形態1に係る基板処理方法によれば、工程S4において気体流出口191からの気体ARに基づく気流が、内壁面110の上部から下部に向かって内壁面110に沿って流れる。従って、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを円滑に流下できる。つまり、カップ部11の内壁面110に液滴LQが滞留することを効果的に抑制できる。
特に、実施形態1においては、工程S4では、気体ARは、遮蔽部19の周縁部19cに位置している気体流出口191から流出して、カップ部11の内壁面110に沿って流れる。具体的には、工程S4では、気体ARは、カップ上端部111と近接している気体流出口191から、カップ上端部111に向けて流出する。従って、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを、気体ARに基づく気流によって更に円滑に流下できる。
また、実施形態1では、工程S5において処理液を基板Wに供給することと並行して、気体流出口191から気体ARが流出される。従って、基板Wの処理中に飛散する処理液に起因する液滴LQを、気体ARに基づく気流によって、カップ部11の内壁面110に沿って効果的に流下できる。
なお、工程S4が工程S5の前段で実行される限りにおいては、工程S2~工程S4の実行順序は適宜変更されてよいし、工程S2~工程S4のうちの一部又は全部の工程は並行して実行されてよい。
(第1変形例)
図6(a)及び図6(b)を参照して、実施形態1の第1変形例に係る基板処理装置1を説明する。基板処理装置1が気流発生のためのファン31を有している点で、第1変形例は図1~図5を参照して説明した実施形態1と主に異なる。以下、第1変形例が実施形態1と異なる点を主に説明する。
図6(a)は、第1変形例に係る基板処理装置1の遮蔽部19、カップ部11、及びファン31を示す模式的断面図である。図6(a)では、遮蔽部19は近接位置に位置している。図6(b)は、第1変形例に係る基板処理装置1の遮蔽部19及びファン31を示す模式的平面図である。図6(b)では、遮蔽部19及びファン31を平面視している。
図6(a)及び図6(b)に示すように、基板処理装置1は、図2に示す基板処理装置1の構成に加えて、ファン31をさらに有する。ファン31は、遮蔽部19の遮蔽板19aの上面部196に配置されている。ファン31は、気体を気体流入口193に供給する。従って、ファン31から供給される気体が気体流入口193に流入する。その結果、第1変形例によれば、ファン31を設けない場合と比較して、気体流出口191から流出する気体ARによって強い気流を発生できて、気流によってカップ部11の内壁面110の液滴LQを更に円滑に流下できる。ファン31は、「ガス供給部」の一例に相当する。
特に、第1変形例では、遮蔽板19aは凹部192をさらに有する。凹部192は遮蔽板19aの上面部196に形成される。ファン31は凹部192に配置される。そして、ファン31は、遮蔽板19aの上面部196に位置する気体流入口193に気体を送り出す。具体的には、ファン31は、遮蔽板19aの凹部192に位置する気体流入口193に気体を送り出す。
更に具体的には、ファン31は、軸部19bに挿通されて、遮蔽板19aの上方から吸入した気体を、中心軸AXに対する径方向RDに噴き出す。従って、第1変形例によれば、気体流入口193に比較的強い気流の気体を流入できて、比較的強い気流の気体ARを気体流出口191から噴き出すことができる。その結果、内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる比較的強い気流を発生できて、内壁面110の液滴LQを更に円滑に流下できる。ファン31は、例えば、シロッコファンである。
(第2変形例)
図7を参照して、実施形態1の第2変形例に係る基板処理装置1を説明する。基板処理装置1が気流を発生するためのノズル33を有している点で、第2変形例は第1変形例と主に異なる。以下、第2変形例が第1変形例と異なる点を主に説明する。
図7は、第2変形例に係る基板処理装置1の遮蔽部19、カップ部11、及びガス供給機構35を示す模式的断面図である。図7では、遮蔽部19は近接位置に位置している。図7に示すように、基板処理装置1は、図2に示す基板処理装置1の構成に加えて、ガス供給機構35をさらに有する。ガス供給機構35は、気体を気体流入口193に供給する。そして、ガス供給機構35から供給される気体が気体流入口193に流入する。ガス供給機構35は、「ガス供給部」の一例に相当する。
具体的には、ガス供給機構35は、ファン31と、ノズル33とを有する。ファン31は、第1変形例に係るファン31と同様である。ノズル33は、ファン31に対して軸方向ADに対向する。ノズル33は、遮蔽板19aの上面側からファン31に向けて気体を噴き出す。さらに、ファン31は、ノズル33からの気体を気体流入口193に送り出す。従って、ノズル33を設けない場合と比較して、気体流入口193に強い気流の気体を流入できて、強い気流の気体ARを気体流出口191から噴き出すことができる。その結果、内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる強い気流を発生できて、内壁面110の液滴LQを更に円滑に流下できる。なお、第2変形例では、ノズル33は、窒素等の不活性ガスをファン31に向けて噴き出す。
(第3変形例)
図8を参照して、実施形態1の第3変形例に係る基板処理装置1を説明する。基板処理装置1では、遮蔽部19の穴部Sbに気体流入口193が位置している点で、第3変形例は、図1~図5を参照して説明した実施形態1と主に異なる。以下、第3変形例が実施形態1と異なる点を主に説明する。
図8は、第3変形例に係る基板処理装置1の遮蔽部19、カップ部11、及びガス供給機構22を示す模式的断面図である。図8では、遮蔽部19は近接位置に位置している。図8に示すように、ガス供給機構22は、気体を気体流入口193に供給する。そして、ガス供給機構22から供給される気体が気体流入口193に流入する。ガス供給機構22は、「ガス供給部」の一例に相当する。
具体的には、ガス供給機構22は、処理液ノズル91の外面91aと穴部Sbを構成する壁面WLとの間の隙間GPに気体を供給する。気体は、基板Wを処理液で処理する前に、基板Wに向けて供給されて、基板Wの上方空間を所定の雰囲気にする。また、基板Wの上方空間が所定の雰囲気となった後、気体は隙間GPに充填される。第3変形例において、気体流入口193は、穴部Sbを構成する壁面WLに設けられる。従って、ガス供給機構22が供給した気体は、気体流入口193にも流入する。そして、気体流入口193は、気体流路195によって気体流出口191と連通されている。従って、隙間GPに供給された気体を気体流入口193から取り込んで、気体を気体流路195に流し、気体ARを気体流出口191からカップ部11の内壁面110に向けて流出させることができる。その結果、内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる気流を発生できて、内壁面110に付着した液滴LQを気流によって円滑に流下できる。
特に、第3変形例では、ガス供給機構22によって気体流入口193に気体を供給している。つまり、基板Wに供給する気体又は隙間GPに充填される気体を流用して、気体流入口193に気体を取り込んでいる。従って、気体流入口193に気体を供給するための専用のガス供給機構を設けなくてもよく、基板処理装置1の製造コストを低減できる。
(第4変形例)
図9を参照して、実施形態1の第4変形例に係る基板処理装置1を説明する。基板処理装置1では、ノズル39の開口が気体流出口191である点で、第4変形例は図1~図5を参照して説明した実施形態1と主に異なる。以下、第4変形例が実施形態1と異なる点を主に説明する。
図9は、第4変形例に係る基板処理装置1の遮蔽部19A及びカップ部11を示す模式的断面図である。図9では、遮蔽部19Aは近接位置に位置している。図9に示すように、基板処理装置1は、図2に示す基板処理装置1の遮蔽部19に代えて、遮蔽部19Aを有する。遮蔽部19Aは、遮蔽板19xと、軸部19bと、ノズル39とを有する。遮蔽板19xは、図4に示す遮蔽板19aと同様の構成を有する。ただし、遮蔽板19xは、図4に示す気体流出口191、気体流入口193、及び気体流路195を有していない。遮蔽板19xは、略円板状である。
ノズル39は、遮蔽板19xの上面部196に配置される。そして、ノズル39の開口390が、気体流出口191であり、カップ部11の内壁面110と対向する。従って、ノズル39は、内壁面110に向けて気体ARを噴き出す。第4変形例では、ノズル39は、窒素等の不活性ガスを内壁面110に向けて噴き出す。
第4変形例によれば、ノズル39によって、強い気流の気体ARを内壁面110に向けて噴き出すことができる。従って、内壁面110において、気体ARによって上部から下部へ流れる強い気流を発生できる。その結果、内壁面110の液滴LQを円滑に流下できる。また、第4変形例の図9に関しては、上面部196の遮蔽板19xが回転することでノズル39も回転した方がより効果的である。上面部196およびノズル39は同一構造体の方がより好ましい。
(実施形態2)
図10及び図11を参照して、本発明の実施形態2に係る基板処理装置1Aを説明する。基板処理装置1Aが基板回転部7によって遮蔽部19Bを回転させる点で、実施形態2は実施形態1と主に異なる。以下、実施形態2が実施形態1と異なる点を主に説明する。
図10は、実施形態2に係る基板処理装置1Aを示す模式的断面図である。図10に示すように、基板処理装置1Aは、図2に示す基板処理装置1のガス供給機構22に代えて、ガス供給機構37を備える。ガス供給機構37については後述する。
基板処理装置1Aの基板保持部5Aは、図2に示す基板保持部5の構成に加えて、複数の係合部41Bをさらに有する。複数の係合部41Bは、中心軸AXを中心として略等角度間隔にて、スピンベース51の上面の外周部に周方向CDに配置される。複数の係合部41Bは、複数のチャック部材53よりも径方向RDの外方に配置される。複数の係合部41Bの各々は、スピンベース51の上面から上方に向かって略垂直に突出する。
基板処理装置1Aの遮蔽部19Bは、実施形態1に係る遮蔽部19(図4)と同様の気体流出口191を有する。従って、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを、気流によって円滑に流下できる。つまり、カップ部11の内壁面110に液滴LQが滞留することを効果的に抑制できる。その他、実施形態2では、実施形態1と同様の効果を有する。
また、遮蔽部19Bは、図2に示す遮蔽部19の構成に加えて、複数の係合部41Aと、フランジ部19dとをさらに有する。
複数の係合部41Aは、中心軸AXを中心として略等角度間隔にて、遮蔽板19aの下面の外周部に周方向CDに配置される。複数の係合部41Aは、それぞれ、複数の係合部41Bと軸方向ADに対向している。複数の係合部41Aの各々は、遮蔽板19aの下面から下方に向かって略垂直に突出する。複数の係合部41Aの各々は、上方に向かって凹む凹部(不図示)を有している。
具体的には、遮蔽部19Bの複数の係合部41Aは、基板保持部5Aと係合する。遮蔽部19Bは、複数の係合部41Aが基板保持部5Aと係合することにより基板保持部5Aと一体となって回転する。従って、遮蔽部19Bの回転によって、気体流出口191から流出する気体ARの気流を効果的に発生できる。その結果、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを、気体ARによって更に円滑に流下できる。
更に具体的には、遮蔽部19Bの複数の係合部41Aの凹部に、それぞれ、基板保持部5Aの複数の係合部41Bが嵌合する。その結果、遮蔽部19Bは、基板保持部5の回転にともなって基板保持部5と同期回転する。
フランジ部19dは、軸部19bの上端部から径方向RD外方に環状に広がる。フランジ部19dは、例えば、中心軸AXを中心とする略円環板状である。
基板処理装置1Aの遮蔽部動作機構21は、図2に示す遮蔽部移動機構21aに代えて、遮蔽部移動機構21Xを有する。また、基板処理装置1Aの遮蔽部動作機構21は、図2に示す遮蔽部回転機構21bを有していない。
遮蔽部移動機構21Xは、軸方向ADに沿って遮蔽部19Bを上昇又は下降させる。具体的には、遮蔽部移動機構21Xは、近接位置と退避位置との間で、遮蔽部19Bを上昇又は下降させる。近接位置及び退避位置は、それぞれ、実施形態1の近接位置及び退避位置と同様である。図10では、遮蔽部19Bは近接位置に位置する。遮蔽部19Bが近接位置に位置する場合には、複数の係合部41Aは、それぞれ、複数の係合部41Bに係合している。一方、遮蔽部19Bが退避位置に位置する場合には、複数の係合部41Aは、それぞれ、複数の係合部41Bから離間している。基板Wを処理液で処理するときには、遮蔽部移動機構21Xは、遮蔽部19Bを近接位置に移動する。
具体的には、遮蔽部移動機構21Xは、保持部61と、昇降機構62とを有する。昇降機構62は、遮蔽部19Bを保持部61と共に、上昇又は下降させる。昇降機構62は、例えば、電動モーター及びボールねじを含む。
保持部61は遮蔽部19Bを保持する。保持部61は、保持部本体611と、本体支持部612と、フランジ支持部613と、支持部接続部614とを有する。保持部本体611は、遮蔽部19Bのフランジ部19dの上方を覆う。本体支持部612は、略水平に延びる棒状のアームである。本体支持部612の一方の端部は保持部本体611に接続され、他方の端部は昇降機構62に接続される。支持部接続部614は、フランジ支持部613と保持部本体611とをフランジ部19dの周囲にて接続する。フランジ支持部613は、遮蔽部19Bが退避位置に位置するときに、遮蔽部19Bのフランジ部19dに下側から接して支持する。一方、図10に示すように、フランジ支持部613は、遮蔽部19Bが近接位置に位置するときに、遮蔽部19Bのフランジ部19dから離間する。その結果、遮蔽部19Bが回転可能になる。
次に、図11を参照して処理液供給部9を説明する。図11は、処理液供給部9を示す模式的側面図である。図11に示すように、実施形態2では、処理液供給部9の処理液ノズル91は、処理液流路931と、2つのガス流路371とを有する。処理液流路931は、処理液供給機構93に接続される。2つのガス流路371は、ガス供給機構37に接続される。
処理液供給機構93は処理液を処理液ノズル91に供給する。具体的には、処理液供給機構93は処理液を処理液流路931に供給する。処理液流路931に供給された処理液は、処理液ノズル91の下端面に設けられた吐出口931aから下方へと吐出される。
ガス供給機構37は気体を処理液ノズル91に供給する。具体的には、ガス供給機構37は、2つのガス流路371に気体を供給する。ガス供給機構37は、例えば、2つのガス流路371に、窒素等の不活性ガスを供給する。ガス供給機構37は、例えば、バルブ及び配管を含む。
処理液ノズル91の中央部のガス流路371に供給された気体は、処理液ノズル91の下端面に設けられた下面噴射口371aから下方に向けて噴射される。一方、処理液ノズル91の外周部のガス流路371に供給された気体は、処理液ノズル91の側面に設けられた複数の側面噴射口371bから周囲に噴射される。従って、実施形態2によれば、気体を基板Wに効果的に供給できる。また、処理液ノズル91の外面91aと穴部Sbを構成する壁面WLとの間の隙間GPに気体を効果的に充填できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、または、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
(1)図2~図10を参照して説明した実施形態1(第1変形例~第4変形例を含む。)及び実施形態2において、気体流出口191からカップ部11の内壁面110に向かう気体ARが流出する限りにおいては、気体流出口191、気体流入口193、及び気体流路195の形状、数、及び配置は特に限定されない。例えば、平面視において、複数の気体流路195が径方向RD外方に放射状に延びるように、気体流入口193及び気体流路195を形成してもよい。例えば、平面視において、1つの気体流路195が径方向RD外方に延びるように、気体流入口193及び気体流路195を形成してもよい。気体流出口191、気体流入口193、及び気体流路195の各々の数は、1つでもよいし、複数でもよい。また、遮蔽部19は、複数のカップ部11の形状に対応して、噴射角度の異なる複数の気体流出口191を有していてもよい。さらに、カップ部11の数に応じて、気体流出口191の数を変更してもよい。
(2)図7を参照して説明した実施形態1の第2変形例において、気体流出口191からカップ部11の内壁面110に向かう気体ARが流出する限りにおいては、ガス供給機構35はファン31を有していなくてもよい。
(3)図10を参照して説明した実施形態2において、遮蔽部19Bは、図8を参照して説明した遮蔽部19の遮蔽板19a及び軸部19bを有していてもよい。この場合は、図11に示す処理液ノズル91の複数の側面噴射口371bから噴射される気体が、図8に示す気体流入口193に流入する。この場合、ガス供給機構37が「ガス供給部」の一例に相当する。
(4)図2~図10を参照して説明した実施形態1(第1変形例~第4変形例を含む。)及び実施形態2において、遮蔽板19aは、カップ部11の形状に応じて気体流出口191の向きが可変するように構成されていてもよい。また、カップ移動機構15は、カップ部11を上下に揺動させてもよい。この場合、カップ部11の内壁面110に付着した液滴LQを更に効果的に流下させることができる。
本発明は、基板処理装置及び基板処理方法に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1、1A 基板処理装置
5、5A 基板保持部
7 基板回転部
9 処理液供給部
11 カップ部
19、19A、19B 遮蔽部
19a、19x 遮蔽板
19b 軸部
21 遮蔽部動作機構
21a、21X 遮蔽部移動機構
21b 遮蔽部回転機構
22 ガス供給機構(ガス供給部)
24 ファンフィルタユニット(ガス供給部)
31 ファン(ガス供給部)
33 ノズル
35 ガス供給機構(ガス供給部)
39 ノズル
41A 係合部
91 処理液ノズル(流通部)
111 カップ上端部
113 カップ傾斜面
190 対向壁面
191 気体流出口
193 気体流入口
195 気体流路
1951a 流路傾斜面
W 基板

Claims (20)

  1. 基板を水平に保持する基板保持部と、
    上下方向に延びる中心軸を中心として前記基板と前記基板保持部とを一体に回転させる基板回転部と、
    前記基板の上面に対向する遮蔽部と、
    前記遮蔽部を動作させる遮蔽部動作機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲に配置されて、前記処理液を受けるカップ部と
    を有し、
    前記遮蔽部は、
    前記基板の上面と対向する遮蔽板と、
    前記遮蔽板と前記基板保持部との間の空間を経由することなく、前記カップ部の内壁面に向けて気体が流出する気体流出口
    を有する、基板処理装置。
  2. 前記気体流出口は、前記遮蔽部の周縁部に位置している、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記カップ部は、前記基板よりも上方に位置するカップ上端部を有し、
    前記気体流出口は、前記カップ上端部と近接している、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記遮蔽部は、前記基板の上面全体を覆って、前記基板の上方を遮蔽し、
    前記気体流出口は、前記カップ部の内壁面に向いている、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 記遮蔽板は、前記カップ部の内壁面と対向する対向壁面を有し、
    前記気体流出口は、前記対向壁面に設けられる、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 前記遮蔽板は、
    前記気体流出口と、
    前記気体が流入する気体流入口と、
    前記気体流入口と前記気体流出口とを連通させる気体流路と
    を有する、請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記カップ部の内壁面は、前記中心軸から径方向の外方へ向かうにつれて下方に向けて傾斜するカップ傾斜面を有し、
    前記気体流路を構成する内面は、前記径方向の外方に向かうにつれて下方に向けて傾斜する流路傾斜面を有し、
    前記流路傾斜面の水平方向に対する傾斜角度は、前記カップ傾斜面の水平方向に対する傾斜角度以下である、請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記気体を供給するガス供給部を更に有し、
    前記ガス供給部から供給される前記気体が前記気体流入口に流入する、請求項6又は請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記気体流入口は、前記遮蔽板の上面部に位置し、
    前記気体流路は、前記気体流入口と前記気体流出口とを連通し、
    前記ガス供給部は、前記気体を前記気体流入口に送り出すファンを有し、
    前記ファンは、前記遮蔽板の上面部に配置されている、請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 前記遮蔽部は、前記遮蔽板に固定される軸部をさらに有し、
    前記軸部は、前記中心軸を中心として前記遮蔽板と共に回転し、
    前記ファンは、前記軸部に挿通されて、前記遮蔽板の上方から吸入した前記気体を、前記中心軸に対する径方向に噴き出す、請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記ガス供給部は、前記ファンに対向するノズルを更に有し、
    前記ノズルは、前記遮蔽板の上面側から前記ファンに向けて前記気体を噴き出す、請求項9又は請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記遮蔽部は、前記遮蔽板に固定される軸部をさらに有し、
    前記軸部は、前記中心軸を中心として前記遮蔽板と共に回転し、
    前記遮蔽部は、前記軸部及び前記遮蔽板を貫通して前記中心軸に沿って延びる穴部を有し、
    前記処理液供給部は、前記処理液が流通する流通部を有し、
    前記流通部は、前記穴部に配置されており、
    前記ガス供給部は、前記流通部の外面と前記穴部を構成する壁面との間の隙間に前記気体を供給し、
    前記気体流入口は、前記穴部を構成する前記壁面に設けられる、請求項8に記載の基板処理装置。
  13. 前記ガス供給部は、前記基板処理装置の天板部に配置されるファンフィルタユニットを有し、
    前記ファンフィルタユニットは、前記遮蔽板の上方から前記基板保持部に向かうダウンフローを発生させる、請求項8~請求項12のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  14. 基板を水平に保持する基板保持部と、
    上下方向に延びる中心軸を中心として前記基板と前記基板保持部とを一体に回転させる基板回転部と、
    前記基板の上面に対向する遮蔽部と、
    前記遮蔽部を動作させる遮蔽部動作機構と、
    前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲に配置されて、前記処理液を受けるカップ部と
    を有し、
    前記遮蔽部は、前記カップ部の内壁面に向かう気体が流出する気体流出口を有し、
    前記遮蔽部は、
    前記基板の上面と対向する遮蔽板と、
    前記遮蔽板の上面部に配置されるノズルと
    を有し、
    前記ノズルの開口が、前記気体流出口であり、前記カップ部の内壁面と対向する、基板処理装置。
  15. 前記遮蔽部動作機構は、前記遮蔽部を上昇又は下降させる遮蔽部移動機構を含む、請求項1~請求項14のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  16. 前記遮蔽部動作機構は、前記遮蔽部を回転させる遮蔽部回転機構を含む、請求項1~請求項15のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  17. 前記遮蔽部は、前記基板保持部と係合する複数の係合部を有し、
    前記遮蔽部は、前記複数の係合部が前記基板保持部と係合することにより前記基板保持部と一体となって回転する、請求項1~請求項15のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  18. 基板を基板保持部によって保持する保持工程と、
    前記基板保持部と遮蔽部とを接近させる遮蔽部接近工程と、
    前記基板を前記基板保持部と共に回転させる回転工程と、
    前記遮蔽部の気体流出口から気体を流出させて、カップ部の内壁面に向かう気流を発生させる気流発生工程と、
    前記基板を処理液で処理する処理工程と
    を含
    前記遮蔽部は、前記基板の上面と対向する遮蔽板を有し、
    前記気流発生工程では、前記遮蔽板と前記基板保持部との間の空間を経由することなく、前記気体流出口から前記気体を前記カップ部の内壁面に向けて流出する、基板処理方法。
  19. 前記気流発生工程では、前記気体は、前記遮蔽部の周縁部に位置している前記気体流出口から流出して、前記カップ部の内壁面に沿って流れる、請求項18に記載の基板処理方法。
  20. 前記カップ部は、前記基板よりも上方に位置するカップ上端部を有し、
    前記気流発生工程では、前記気体は、前記カップ上端部と近接している前記気体流出口から、前記カップ上端部に向けて流出する、請求項19に記載の基板処理方法。
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