JP7186960B2 - 作物収穫機 - Google Patents
作物収穫機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7186960B2 JP7186960B2 JP2018122220A JP2018122220A JP7186960B2 JP 7186960 B2 JP7186960 B2 JP 7186960B2 JP 2018122220 A JP2018122220 A JP 2018122220A JP 2018122220 A JP2018122220 A JP 2018122220A JP 7186960 B2 JP7186960 B2 JP 7186960B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crop
- conveying
- harvesting
- posture
- transport
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
第1搬送体の搬送終端部において、作物は横倒れ姿勢となっており、横倒れ姿勢の作物が、第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部に受け渡される。第2搬送体により作物が横倒れ姿勢で後側に搬送されるのであり、第2搬送体により作物が搬送されながら、分離部により作物から実が分離されて、分離された実が回収される。
走行装置により支持された機体と、
斜め向きの上下方向に沿った軸芯周りに回転駆動されて、圃場の作物を右側及び左側から挟持して圃場から持ち上げ、持ち上げた作物を起立姿勢に維持しながら斜め上側の後側に搬送する右及び左の第1搬送体を有する収穫部と、
左右方向の軸芯周りに回転駆動されて、横倒れ姿勢の作物の株元を保持して後側に搬送する第2搬送体と、
前記第2搬送体の右又は左側に配置されて、前記第2搬送体により搬送される作物から実を分離する分離部と、
前記収穫部の後部の上部に連結されて上側に延出された揺動支点部と、
前記揺動支点部の上部に連結されて、前記第1搬送体の搬送終端部からの作物を、作物の実が付いている部分が作物の株元に対して前記分離部に近い側となる横倒れ姿勢に姿勢変更して、横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されるようにする姿勢変更部とが備えられて、
前記第1搬送体の搬送終端部から前記姿勢変更部によって横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されて、前記第2搬送体により後側に搬送され、
前記機体に連結されて左右方向の支持軸芯周りに前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する揺動支持部と、
前記収穫部と前記機体とに亘って接続されて前記収穫部を昇降操作する昇降機構とが備えられ、
前記収穫部の後部の右部の上部に連結されて上側に延出された右の前記揺動支点部と、前記支持軸芯周りに右の前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する右の前記揺動支持部とが備えられ、
前記収穫部の後部の左部の上部に連結されて上側に延出された左の前記揺動支点部と、前記支持軸芯周りに左の前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する左の前記揺動支持部とが備えられて、
右の前記揺動支点部及び右の前記揺動支持部と、左の前記揺動支点部及び左の前記揺動支持部との間に、作物が通過する通路が備えられている。
起立姿勢の作物が第1搬送体の搬送終端部に達すると、第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部への受け渡し部分において、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に姿勢変更されて、第2搬送体の搬送始端部に受け渡される。
横倒れ姿勢に姿勢変更された作物が第2搬送体により搬送され、分離部において、第2搬送体により搬送される作物から実が分離され、分離された実が回収される。
これにより、収穫部を下降操作した状態において、第1搬送体の搬送終端部と第2搬送体の搬送始端部との位置関係を、適正なものに設定しておけばよい。
収穫部を下降操作すると、収穫部の後部から上側に離れた支持軸芯周りに、収穫部が下側に揺動することにより、収穫部の後部(第1搬送体の搬送終端部)が、後側に移動して第2搬送体の搬送始端部に接近し、第1搬送体の搬送終端部と第2搬送体の搬送始端部とが、前述の適正な位置関係に戻る。
以上のように、揺動支点部及び揺動支持部により乱されることなく、作物が無理なく第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部に搬送されるようになる。
第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部への受け渡し部分において、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に姿勢変更されて、第2搬送体の搬送始端部に受け渡されるようにする場合、本発明によると、姿勢変更部により、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に無理なく姿勢変更されて、第2搬送体の搬送始端部に受け渡されるようになるのであり、第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部への作物の受け渡しが円滑に行われるようになって、作物収穫機の収穫性能を向上させることができる。
本発明によると、姿勢変更部が、揺動支点部の上部に連結されて、収穫部の後部(第1搬送体の搬送終端部)の上側に配置されているので、姿勢変更部が作物の上部に作用する状態となっており、姿勢変更部により起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に円滑に姿勢変更されるようになる。
走行装置により支持された機体と、
斜め向きの上下方向に沿った軸芯周りに回転駆動されて、圃場の作物を右側及び左側から挟持して圃場から持ち上げ、持ち上げた作物を起立姿勢に維持しながら斜め上側の後側に搬送する右及び左の第1搬送体を有する収穫部と、
左右方向の軸芯周りに回転駆動されて、横倒れ姿勢の作物の株元を保持して後側に搬送する第2搬送体と、
前記第2搬送体の右又は左側に配置されて、前記第2搬送体により搬送される作物から実を分離する分離部と、
前記収穫部の後部の上部に連結されて上側に延出された揺動支点部と、
前記揺動支点部の上部に連結されて、前記第1搬送体の搬送終端部からの作物を、作物の実が付いている部分が作物の株元に対して前記分離部に近い側となる横倒れ姿勢に姿勢変更して、横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されるようにする姿勢変更部とが備えられて、
前記第1搬送体の搬送終端部から前記姿勢変更部によって横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されて、前記第2搬送体により後側に搬送され、
前記機体に連結されて左右方向の支持軸芯周りに前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する揺動支持部と、
前記収穫部と前記機体とに亘って接続されて前記収穫部を昇降操作する昇降機構とが備えられ、
前記揺動支点部に、
上下方向に沿って配置されて前記第1搬送体を回転駆動する駆動軸と、
前記第1搬送体により作物を挟持する部分に対して外側の位置から、前記駆動軸に動力を伝達する伝動軸とが設けられている。
起立姿勢の作物が第1搬送体の搬送終端部に達すると、第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部への受け渡し部分において、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に姿勢変更されて、第2搬送体の搬送始端部に受け渡される。
横倒れ姿勢に姿勢変更された作物が第2搬送体により搬送され、分離部において、第2搬送体により搬送される作物から実が分離され、分離された実が回収される。
以上のように本発明によると、収穫部において、第1搬送体により圃場の起立姿勢の作物が圃場から持ち上げられた後に、作物は起立姿勢に維持されながら後側に搬送されるので、第1搬送体による作物の挟持及び搬送が安定して行われる。これにより、作物収穫機の収穫性能を向上させることができる。
本発明によると、収穫部において、第1搬送体が搬送始端部から搬送終端部に亘って捩じられるような状態ではないので、第1搬送体の作物の挟持部分を作物の反対側から支持するローラーやガイド等を、無理なく設けることができる。この点においても、第1搬送体による作物の挟持及び搬送が安定して行われるようにする為に、有利なものとなる。
作物収穫機では、収穫部を機体に昇降自在に支持し、収穫部を昇降操作する昇降機構を備えて、収穫部を上昇操作することにより、圃場での旋回走行や路上走行を無理なく行えるようにすることがある。
本発明によると、収穫部の後部から上側に離れた支持軸芯周りに、収穫部が上下に揺動する状態となり、収穫部が昇降機構によって昇降操作される状態となる。第1搬送体により作物が斜め上側の後側に搬送されることにより、収穫部を下降操作した状態において、収穫部は側面視で前部が低く後部が高い斜めの姿勢に配置される。
これにより、収穫部を下降操作した状態において、第1搬送体の搬送終端部と第2搬送体の搬送始端部との位置関係を、適正なものに設定しておけばよい。
本発明によれば、前述の状態において、収穫部を上昇操作すると、収穫部の後部から上側に離れた支持軸芯周りに、収穫部が上側に揺動することにより、収穫部の後部(第1搬送体の搬送終端部)が、第2搬送体の搬送始端部から前側に離れる状態となる。
収穫部を下降操作すると、収穫部の後部から上側に離れた支持軸芯周りに、収穫部が下側に揺動することにより、収穫部の後部(第1搬送体の搬送終端部)が、後側に移動して第2搬送体の搬送始端部に接近し、第1搬送体の搬送終端部と第2搬送体の搬送始端部とが、前述の適正な位置関係に戻る。
以上のように本発明によると、収穫部の後部(第1搬送体の搬送終端部)と第2搬送体の搬送始端部との接触を避け、且つ、第1搬送体の搬送終端部と第2搬送体の搬送始端部との適正な位置関係を確保しながら、収穫部の昇降操作を行うことができるようになり、作物収穫機の収穫性能を向上させることができる。
本発明によると、収穫部の後部の上側の空間及び揺動支点部を有効に利用して、第1搬送体への伝動系をコンパクトに配置することができて、第1搬送体への伝動系の構造の簡素化の面で有利なものとなる。
これにより、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に姿勢変更される個所において、作物の株元の付近に第1搬送体への伝動系が配置されないことになるので、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に無理なく姿勢変更されるようになる。
第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部への受け渡し部分において、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に姿勢変更されて、第2搬送体の搬送始端部に受け渡されるようにする場合、本発明によると、姿勢変更部により、起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に無理なく姿勢変更されて、第2搬送体の搬送始端部に受け渡されるようになるのであり、第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部への作物の受け渡しが円滑に行われるようになって、作物収穫機の収穫性能を向上させることができる。
本発明によると、姿勢変更部が、揺動支点部の上部に連結されて、収穫部の後部(第1搬送体の搬送終端部)の上側に配置されているので、姿勢変更部が作物の上部に作用する状態となっており、姿勢変更部により起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に円滑に姿勢変更されるようになる。
前記姿勢変更部に、
前記第1搬送体の搬送終端部から前記第2搬送体の搬送始端部に向けて、平面視で斜めに傾斜して配置されたガイド部と、
上下方向に沿った軸芯周りに前記駆動軸の動力により回転駆動されて、前記ガイド部に沿って、前記第1搬送体の搬送終端部側から前記第2搬送体の搬送始端部側に移動する無端回動体と、
前記無端回動体の移動方向に沿って所定間隔を開けて前記無端回動体に取り付けられて、作物を前記無端回動体の回転に伴って前記第1搬送体の搬送終端部側から前記第2搬送体の搬送始端部側に押し操作する爪体とが設けられていると好適である。
これにより、作物が第1搬送体の搬送終端部から第2搬送体の搬送始端部に受け渡される際に、姿勢変更部において作物が滞留することはなく、姿勢変更部により起立姿勢の作物が横倒れ姿勢に無理なく姿勢変更されるようになる。
この場合、収穫部の後部と姿勢変更部との間に揺動支点部が配置されるので、収穫部の後部と姿勢変更部との間の空間を有効に利用して、揺動支点部、第1搬送体及び姿勢変更部の無端回動体への伝動系が、コンパクトに配置される。
前記機体における前記揺動支持部の下側の部分と前記収穫部とに亘って接続されて、前記収穫部の昇降を許容しながら、前記収穫部に左右方向に掛かる負荷を支持する負荷支持部が備えられていると好適である。
これにより、収穫部に左右方向に掛かる負荷が、揺動支点部及び揺動支持部に掛かることを避けることができて、揺動支点部及び揺動支持部の保護を図ることができる。
前記負荷支持部に、
前記機体の左右方向の軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて、前側に延出された第1支持部材と、
前記第1支持部材の前部の左右方向の軸芯周りに揺動自在に支持されて、前記収穫部の左右方向の軸芯周りに揺動自在に接続された第2支持部材とが設けられていると好適である。
図1~図13において、Fは機体1の「前方向」を示し、Bは機体1の「後方向」を示し、Uは機体1の「上方向」を示し、Dは機体1の「下方向」を示している。Rは機体1の「右方向」を示し、Lは機体1の「左方向」を示している。
図1及び図2に示すように、右及び左のクローラ型式の走行装置2により、機体1が支持されており、機体1の前部の左部に収穫部3が設けられ、機体1の前部の右部に運転部4が設けられている。機体1の後部に分離部5が設けられ、機体1の右部に支持台6及び作業デッキ7が設けられている。
図1及び図2に示すように、収穫部3に、斜め向きの上下方向に沿った軸芯P1,P2周りに回転駆動される右及び左の第1搬送体11が備えられている。
実A2及び屑が回収コンベア10の後部から落下する際に、実A2は唐箕16の搬送風に抗して搬送コンベア14に落下する。屑は唐箕16の搬送風により飛ばされて排出コンベア15に乗るのであり、排出コンベア15に乗った屑が、排出コンベア15により後側に搬送されて圃場に放出される。
図12及び図13に示すように、圃場において、作物Aが多数の列L1~L5なるように植え付けられている。
この場合も前述と同様に、機体1の右側が作物Aの収穫を終了した領域(作物Aが存在しない領域)となり、機体1の左側に収穫前の作物Aが存在する領域となる。
図4,5,7に示すように、収穫部3において、右及び左の直線状の支持フレーム43が設けられている。右及び左の支持フレーム43に、右及び左のフレーム28,29が下向きに連結されており、右及び左のフレーム28,29の下部に亘って、支持フレーム30,44が左右方向に沿って連結されている。
図3,7,8,10に示すように、機体1の前部の左部に、4本の支柱35が連結されている。支柱35の上部に亘って、前後方向の右及び左の支持フレーム36が連結され、支柱35の下部に亘って、左右方向の右及び左の支持フレーム37が連結されている。
右の揺動支点部50及び右の揺動支持部38と、左の揺動支点部51と左の揺動支持部38との間に、作物Aが通過する通路Cが設けられている。
図5,6,7に示すように、負荷支持部72が、機体1における収穫部3の後部(揺動支点部50,51)の下側の部分と、収穫部3とに亘って接続されている。負荷支持部72において、第1支持部材73と第2支持部材74とが備えられている。
図2及び図11に示すように、運転部4の下部に、エンジン18が支持されている。エンジン18の動力が、伝動ベルト27から、第2搬送体12の駆動機構32、分離部5の回転体8,9、回収コンベア10、搬送コンベア14、排出コンベア15及び唐箕16に伝達されている。
図7,8,10に示すように、支柱35の下部に、右及び左の支持フレーム42が前後方向に沿って連結されており、伝動軸26が右及び左の支持フレーム42に左右方向に沿って支持されている。
図1,2,5,7に示すように、入り込み防止部材78が収穫部3に取り付けられている。入り込み防止部材78は、丸棒状に形成されて、前後向き部分78aと上下向き部分78bとが備えられている。
図1,2,5,7に示すように、機体1の左の横部の前部及び後部(機体1における収穫部3側の走行装置2の上側の部分に相当)に、接触防止部材79,80が取り付けられている。
後の接触防止部材80は、平面視で入り込み防止部材78の上下向き部分78bよりも外側(左側)に出ており、前の接触防止部材79の後部が、後の接触防止部材80の前部に接続されている。
前述の(圃場での収穫作業の形態)、図12及び図13に示すように、作物Aの列L1~L5に沿って機体1を前進させて、収穫部3により列L1~L5の作物Aを収穫する場合、機体1の右側が作物Aの収穫を終了した領域(作物Aが存在しない領域)となり、機体1の左側に収穫前の作物Aが存在する領域となる。
図1,2,3に示すように、機体1の左部に駆動機構32が支持されて、駆動機構32に、左右方向の軸芯周りに回転駆動される駆動スプロケット32aが備えられている。機体1の左部の前部に、回転輪55,56が左右方向の軸芯周りに回転自在に支持され、機体1の左部の後部に、回転輪57が左右方向の軸芯周りに回転自在に支持されている。
第2搬送体12の搬送始端部12aの後部分(回転輪56の部分)から搬送終端部12bに亘る部分が、側面視で略水平姿勢に配置されている。
図1及び図8に示すように、機体1の左部の上部に、前後方向に沿って支持フレーム58が支持されており、支持フレーム58に、多数の支持ロッド59が上下動自在に支持されている。
図1に示すように、収穫部3の前部が圃場に接する位置まで、収穫部3を下降操作した状態において、収穫部3は側面視で前部(第1搬送体11の搬送始端部11a)が低く、後部(第1搬送体11の搬送終端部11b)が高い斜めの姿勢に配置される。
図1及び図2に示すように、第1搬送体11の搬送終端部11b(揺動支点部51)の上部に、姿勢変更部62が連結されている。
ガイド部63は、上側及び下側の2組備えられており、第1搬送体11の搬送終端部11b(揺動支点部51)から第2搬送体12の搬送始端部12aに向けて、平面視で分離部5に近い側(右側)に斜めに傾斜して配置されている。ガイド部63において、分離部5に近い側(右側)の辺部が、案内部63aとなる。
爪体65は、従動スプロケット70を少し過ぎて作用姿勢に操作されると、作用姿勢に維持されながら従動スプロケット71から駆動スプロケット68に移動し、駆動スプロケット68に達すると非作用姿勢に操作される。
図1に示すように、収穫部3の前部が圃場に接する位置まで、収穫部3を下降操作した状態において、図8及び図9に示すように、姿勢変更部62は、側面視で第1搬送体11の搬送終端部11b(揺動支点部51)の上側の位置と、第1搬送体11の搬送終端部11b(揺動支点部51)から後側に離れた位置とに亘って配置されている。
図3及び図8に示すように、第2搬送体12の搬送始端部12aに対して、平面視で分離部5から遠い側(左側)の位置に、作物Aの株元A1を下側から受け止めて後側に案内する平板状の株元支持部76が配置されている。株元支持部76は、第2搬送体12の搬送始端部12aの後部分(回転輪56の部分)から、第2搬送体12の搬送始端部12aに沿って斜め下向きの前側に延出されている。
第1搬送体11の搬送終端部11bから第2搬送体12の搬送始端部12aへの受け渡し部分において、起立姿勢の作物Aが横倒れ姿勢に姿勢変更されるのであり、第1搬送体11の搬送終端部11bから横倒れ姿勢に姿勢変更された作物Aの株元A1が、第2搬送体12とガイドレール13との間に挟持される。
前述の状態での作物Aの流れについて、以下のように説明する。
姿勢変更部62の爪体65(無端回動体64)の回転により、作物Aの上部が爪体65の間に入り込むのであり、上部ガイド部82が作物Aの上部に接触する。
第1搬送体11の搬送終端部11bにおいて、右の揺動支点部50及び右の揺動支持部38と左の揺動支点部51と左の揺動支持部38との間の通路C(図7及び図10参照)を、作物Aが通過する。
機体1の前部の右部に収穫部3(第1搬送体11)、第2搬送体12及びガイドレール13を設けてもよい。
この構成によると、第2搬送体12及びガイドレール13の左側に分離部5が設けられる。機体1の前部の右部に、油圧シリンダ41及び負荷支持部72が設けられる。
収穫部3の右部に、入り込み防止部材78が取り付けられ、機体1の右の横部の前部及び後部に、接触防止部材79,80が取り付けられる。
2 走行装置
3 収穫部
5 分離部
11 第1搬送体
11b 第1搬送体の搬送終端部
12 第2搬送体
12a 第2搬送体の搬送始端部
38 揺動支持部
41 油圧シリンダ(昇降機構)
50 揺動支点部
51 揺動支点部
52 駆動軸
53 伝動軸
62 姿勢変更部
63 ガイド部
64 無端回動体
65 爪体
72 負荷支持部
73 第1支持部材
74 第2支持部材
A 作物
A1 作物の株元
A2 作物の実
C 通路
P1 軸芯
P2 軸芯
P3 軸芯
P4 軸芯
P5 軸芯
P11 支持軸芯
Claims (5)
- 走行装置により支持された機体と、
斜め向きの上下方向に沿った軸芯周りに回転駆動されて、圃場の作物を右側及び左側から挟持して圃場から持ち上げ、持ち上げた作物を起立姿勢に維持しながら斜め上側の後側に搬送する右及び左の第1搬送体を有する収穫部と、
左右方向の軸芯周りに回転駆動されて、横倒れ姿勢の作物の株元を保持して後側に搬送する第2搬送体と、
前記第2搬送体の右又は左側に配置されて、前記第2搬送体により搬送される作物から実を分離する分離部と、
前記収穫部の後部の上部に連結されて上側に延出された揺動支点部と、
前記揺動支点部の上部に連結されて、前記第1搬送体の搬送終端部からの作物を、作物の実が付いている部分が作物の株元に対して前記分離部に近い側となる横倒れ姿勢に姿勢変更して、横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されるようにする姿勢変更部とが備えられて、
前記第1搬送体の搬送終端部から前記姿勢変更部によって横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されて、前記第2搬送体により後側に搬送され、
前記機体に連結されて左右方向の支持軸芯周りに前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する揺動支持部と、
前記収穫部と前記機体とに亘って接続されて前記収穫部を昇降操作する昇降機構とが備えられ、
前記収穫部の後部の右部の上部に連結されて上側に延出された右の前記揺動支点部と、前記支持軸芯周りに右の前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する右の前記揺動支持部とが備えられ、
前記収穫部の後部の左部の上部に連結されて上側に延出された左の前記揺動支点部と、前記支持軸芯周りに左の前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する左の前記揺動支持部とが備えられて、
右の前記揺動支点部及び右の前記揺動支持部と、左の前記揺動支点部及び左の前記揺動支持部との間に、作物が通過する通路が備えられている作物収穫機。 - 走行装置により支持された機体と、
斜め向きの上下方向に沿った軸芯周りに回転駆動されて、圃場の作物を右側及び左側から挟持して圃場から持ち上げ、持ち上げた作物を起立姿勢に維持しながら斜め上側の後側に搬送する右及び左の第1搬送体を有する収穫部と、
左右方向の軸芯周りに回転駆動されて、横倒れ姿勢の作物の株元を保持して後側に搬送する第2搬送体と、
前記第2搬送体の右又は左側に配置されて、前記第2搬送体により搬送される作物から実を分離する分離部と、
前記収穫部の後部の上部に連結されて上側に延出された揺動支点部と、
前記揺動支点部の上部に連結されて、前記第1搬送体の搬送終端部からの作物を、作物の実が付いている部分が作物の株元に対して前記分離部に近い側となる横倒れ姿勢に姿勢変更して、横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されるようにする姿勢変更部とが備えられて、
前記第1搬送体の搬送終端部から前記姿勢変更部によって横倒れ姿勢に姿勢変更された作物の株元が、前記第2搬送体に保持されて、前記第2搬送体により後側に搬送され、
前 記機体に連結されて左右方向の支持軸芯周りに前記揺動支点部を上下に揺動自在に支持する揺動支持部と、
前記収穫部と前記機体とに亘って接続されて前記収穫部を昇降操作する昇降機構とが備えられ、
前記揺動支点部に、
上下方向に沿って配置されて前記第1搬送体を回転駆動する駆動軸と、
前記第1搬送体により作物を挟持する部分に対して外側の位置から、前記駆動軸に動力を伝達する伝動軸とが設けられている作物収穫機。 - 前記姿勢変更部に、
前記第1搬送体の搬送終端部から前記第2搬送体の搬送始端部に向けて、平面視で斜めに傾斜して配置されたガイド部と、
上下方向に沿った軸芯周りに前記駆動軸の動力により回転駆動されて、前記ガイド部に沿って、前記第1搬送体の搬送終端部側から前記第2搬送体の搬送始端部側に移動する無端回動体と、
前記無端回動体の移動方向に沿って所定間隔を開けて前記無端回動体に取り付けられて、作物を前記無端回動体の回転に伴って前記第1搬送体の搬送終端部側から前記第2搬送体の搬送始端部側に押し操作する爪体とが設けられている請求項2に記載の作物収穫機。 - 前記機体における前記揺動支持部の下側の部分と前記収穫部とに亘って接続されて、前記収穫部の昇降を許容しながら、前記収穫部に左右方向に掛かる負荷を支持する負荷支持部が備えられている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の作物収穫機。
- 前記負荷支持部に、
前記機体の左右方向の軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて、前側に延出された第1支持部材と、
前記第1支持部材の前部の左右方向の軸芯周りに揺動自在に支持されて、前記収穫部の左右方向の軸芯周りに揺動自在に接続された第2支持部材とが設けられている請求項4に記載の作物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018122220A JP7186960B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 作物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018122220A JP7186960B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 作物収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020000082A JP2020000082A (ja) | 2020-01-09 |
JP7186960B2 true JP7186960B2 (ja) | 2022-12-12 |
Family
ID=69097421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018122220A Active JP7186960B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 作物収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7186960B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000060250A (ja) | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Hiroyoshi Hiyama | 根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラーとダイコン収穫装置 |
JP2000201519A (ja) | 1999-01-19 | 2000-07-25 | Mitsuwa:Kk | 枝豆収穫機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4185696A (en) * | 1977-04-25 | 1980-01-29 | Dixon "Y" Machine, Incorporated | Row crop harvester with adjustable picking heads |
JP3053498B2 (ja) * | 1992-08-31 | 2000-06-19 | 株式会社ミツワ | 枝豆収穫機用搬送装置並びに枝豆収穫機用引抜き装置を備えた枝豆収穫機 |
JP3431974B2 (ja) * | 1993-12-08 | 2003-07-28 | ヤンマー農機株式会社 | 普通形コンバインの刈刃装置 |
-
2018
- 2018-06-27 JP JP2018122220A patent/JP7186960B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000060250A (ja) | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Hiroyoshi Hiyama | 根菜類の収穫装置における根菜類浮上用ソイラーとダイコン収穫装置 |
JP2000201519A (ja) | 1999-01-19 | 2000-07-25 | Mitsuwa:Kk | 枝豆収穫機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020000082A (ja) | 2020-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3589117A (en) | Harvesting apparatus | |
US3070944A (en) | Harvesting apparatus | |
JP7186967B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP7186960B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP7157403B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP7127774B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP6408384B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP7103594B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP7103593B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP7290253B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP7270933B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP7334907B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JPH11243741A (ja) | 根菜作物の収穫機 | |
JP7229484B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP7302792B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP2020000084A (ja) | 作物収穫機 | |
JP7283666B2 (ja) | 作物収穫機 | |
CN112640653A (zh) | 作物收割机 | |
JP7127772B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP2695344B2 (ja) | 根菜類用収穫機 | |
JP2566965Y2 (ja) | 人参用葉切り機 | |
JP4847225B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP5406873B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP2020000085A (ja) | 作物収穫機 | |
JPH11243743A (ja) | 根菜作物の収穫機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220719 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220914 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221025 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7186960 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |