JP7186510B2 - 格子固定構造 - Google Patents

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本発明は、格子を固定する構造に関する。
従来、戸建て住宅や高層住宅の窓に取付ける面格子に用いられる長尺部材が知られている。長尺部材は、室内側に設けられる金属製部材と室外側に設けられる化粧部材とを備える。金属製部材の一側面に、その長手方向に連続して開口する取付用溝を設け、化粧部材の表面部の裏面に凸形状の取付部を設け、取付部が取付用溝に嵌め込まれることにより、化粧部材が金属製部材に長手方向に相対的にスライド可能に取付けられる(特許文献1参照)。
特開2007-204950号公報
しかし、化粧部材や金属製部材に取付用溝を設けることは加工費用を要する場合があり、また、これらの部材は加工が困難な素材から成る場合もある。このような場合には、化粧部材を金属製部材に長手方向にスライド可能に取付けることが困難である。
本発明はこれらの課題に鑑みてなされたものであり、格子を他の部材に対してスライド可能となるように容易に取り付けることができる格子固定構造を得ることを目的とする。
本願発明による格子固定構造は、支持部材と、支持部材に支持される受け部材と、受け部材に沿って延びるように、支持部材に固定される金具と、受け部材と対向するように金具に設けられる押圧部材と、受け部材に沿って延びる格子部材とを備え、格子部材は、押圧部材と受け部材との間に挟まれ、これにより支持部材に取り付けられることを特徴とする。
格子部材は、中空の内部と、内部を外部に接続する開口とを有し、金具は固定部と挿入部とを備え、固定部は支持部材に固定され、挿入部は開口から内部に挿入され、押圧部材は挿入部に設けられ、格子部材の内面と係合して、格子部材を受け部材に対して押圧ることが好ましい。
押圧部材は、金具から突出する突起、又は金具に取り付けられる第1の弾性部材であることが好ましい。
格子部材は、中空の内部と、内部を外部に接続する開口とを有し、所定の方向に沿って延びるリブを内部に備え、リブは、所定の方向と交差する方向へ金具が移動することを規制することが好ましい。
格子部材は、中空の内部と、内部を外部に接続する開口とを有し、金具は平面板状であって、固定部と挿入部とを備え、支持部材は、固定部は、支持部材において受け部材よりも格子部材側に固定され、挿入部は開口から内部に挿入されることが好ましい。
格子部材は、中空の内部と、内部を外部に接続する開口とを有し、金具は固定部と挿入部とを備え、固定部は支持部材において受け部材よりも格子部材側に固定され、挿入部は開口から内部に挿入され、挿入部は、固定部よりも受け部材に近接して設けられることが好ましい。
格子部材において受け部材と対向する面に取り付けられ、格子部材の長手方向に延びる第2の弾性部材をさらに備えることが好ましい。
本発明によれば、格子を他の部材に対してスライド可能となるように容易に取り付けることができる格子固定構造が提供される。
建具の正面図である。 図1のII-II線における第1の実施形態による建具の断面図である。 図1のIII-III線における第1の実施形態による建具の断面図である。 第1の実施形態による金具の正面図である。 図1のII-II線における第2の実施形態による建具の断面図である。 図1のIII-III線における第2の実施形態による建具の断面図である。 第2の実施形態による金具の正面図である。 図1のII-II線における第3の実施形態による建具の断面図である。 図1のIII-III線における第3の実施形態による建具の断面図である。 第3の実施形態による金具の正面図である。
本発明の第1の実施形態による第1の格子固定構造100について、図1から図4を用いて説明する。図1を参照すると、第1の格子固定構造100は建築物の玄関引戸10に取り付けられる。以下、本明細書において、建築物に取り付けられている状態において鉛直方向に沿う長さを高さ、建築物の外壁面と平行かつ水平方向に沿う長さを幅又は見付方向、建築物の外壁面と直角かつ水平方向に沿う長さを厚さ又は見込方向という。玄関引戸10は、戸枠11と、内側引戸12と、外側引戸13とを主に備える。戸枠11は、上枠11a、下枠11b、右枠11c、及び左枠11dを主に備える。
図1に示されるII―II断面には、外側引戸13のみが実際には含まれるが、図2では、説明のため、内側引戸12と外側引戸13の鉛直断面を示す。以下、第1の格子固定構造100を備える外側引戸13について説明し、内側引戸12については、外側引戸13と同様の第1の格子固定構造100を有するため、説明を省略する。第1の格子固定構造100は、支持部材である上框110と、受け部材である複層ガラス130と、第1の金具140と、格子部材160とを主に備える。
上框110は、例えばアルミニウム合金等の軽金属合金から成る押出材であって、上主枠111と、頂側レール係合部112と、面材外側係合部113及び面材内側係合部114とを主に備える。上主枠111は、矩形の鉛直断面を有する。頂側レール係合部112は、上主枠111の頂部から鉛直方向上方に突出する。面材外側係合部113及び面材内側係合部114は、上主枠111の底部から鉛直方向下方に突出する。
頂側レール係合部112は、室外側係合部112aと、室内側係合部112bとを備える。室外側係合部112aは、上主枠111の室外側の側面と面一となるように上主枠111から突出する。室内側係合部112bは、上主枠111の室内側の側面と面一となるように上主枠111から突出する。室外側係合部112aの頂部には、室外側に向けて突出する頂側格子枠112cが設けられる。
面材外側係合部113は、上主枠111の室外側の側面と面一となるように上主枠111から延びる平板である。面材外側係合部113の先端には、弾力性を有する面材固定部材115が、室内側に向けて、つまり面材内側係合部114に対向するように取り付けられる。
面材内側係合部114は、上主枠111の底面に設けられた凹部に嵌合するように設けられる板状部材であって、上主枠111の室内側の側面と面一となるように上主枠111に取り付けられる。面材内側係合部114の先端には、弾力性を有する面材固定部材116が、室外側に向けて、つまり面材外側係合部113に対向するように取り付けられる。
面材外側係合部113には、見込方向に貫通する2つの穴117が、幅方向に所定の間隔を空けて開口する。
下框120は、下主枠121と、底側レール係合部122と、面材外側係合部123及び面材内側係合部124と、戸車125とを主に備える。下主枠121、底側レール係合部122、面材外側係合部123と、面材内側係合部124は、例えばアルミニウム合金等の軽金属合金から成る押出材である。下主枠121は、矩形の鉛直断面を有する。底側レール係合部122は、下主枠121の底部から鉛直方向下方に突出する。面材外側係合部123及び面材内側係合部124は、主枠の頂部から鉛直方向上方に突出する。
底側レール係合部122は、室外側係合部122aと、室内側係合部122bとを備える。室外側係合部122aは、下主枠121の室外側の側面と面一となるように突出し、室内側係合部122bは、下主枠121の室内側の側面と面一となるように突出する。室外側係合部112aの底部には、室外側に向けて突出する底側格子枠122cが設けられる。
戸車125は、その車輪が底側レール係合部122の鉛直方向下端から突出しないように、下主枠121内に挿入されて取り付けられる。面材外側係合部123及び面材内側係合部124は、面材外側係合部113及び面材内側係合部114と水平断面に対して対称の構成を有する。
複層ガラス130の鉛直方向上端部は、面材外側係合部113と面材内側係合部114との間に挟まれて支持され、複層ガラス130の鉛直方向下端部は、面材外側係合部123と面材内側係合部124との間に挟まれて支持される。
第1の金具140は、鉄等の金属から成る平面板状部材であって、2つの穴141と、押圧部材である4つの第1の突起150とを主に備える(図4参照)。図4において、平板状の上半分が第1の固定部142を成し、下半分が第1の挿入部143を成す。2つの穴141は、2つの穴117と対応する位置に2つの穴117と同じ芯々間隔を空けて第1の固定部142に開口する。4つの第1の突起150は、第1の金具140にプレス加工することによって第1の挿入部143に形成された略半球状を有し、2行2列を成すように第1の金具140の厚さ方向に突出する。
面材外側係合部113の室内側から2つの穴117に各々挿入された2本のネジ118が、2つの穴141と螺合し、これにより、第1の金具140が面材外側係合部113に、言い換えると上框110に固定される。この状態において、第1の固定部142は、上框110において複層ガラス130よりも格子部材160側に固定され、第1の突起150は、複層ガラス130と対向するように、第1の金具140から突出する。
格子部材160は、例えばアルミニウム合金等の軽金属合金から成る中空棒状の押出材であって、略矩形の鉛直断面と、略台形の水平断面とを有し、外側引戸13に取り付けられた状態において、室外側に位置する室外側板161と、室内側に位置する室内側板162とを有する。室外側板161と室内側板162とが互いの幅方向の端部で接続されて、略台形の水平断面を有する中空棒状を成す。
室外側板161は、頂側格子枠112cと底側格子枠122cとの間に設けられ、室内側板162は、面材外側係合部113と面材外側係合部123と面材内側係合部124との間に設けられる。つまり、室内側板162は、室外側板161よりも高さ方向に対して短く、室内側から水平方向に沿って見たとき、室内側板162の頂端から室外側板161の頂端まで、及び室内側板162の底端から室外側板161の底端まで開口166が空く。この開口166は、格子部材160の中空棒状の内部を外部に接続する。なお、室外側板161と、頂側格子枠112c及び底側格子枠122cとの間、並びに室内側板162と、面材外側係合部113及び面材外側係合部123との間には、わずかな隙間が設けられる。
図3を参照すると、格子部材160は、中空棒状の内部に、室外側板161と室内側板162とを接続する2枚のリブ163a、163bを有する。リブ163a、163bは、見付方向に並べられる板状部材であって、所定の方向、すなわち中空棒状が延びる方向全長に渡って互いに平行に延びる。中空棒状が延びる方向は、室内側板162の高さ方向である。リブ163aとリブ163bとの見付方向に対する間隔は、第1の金具140の見付方向に対する長さよりもわずかに長い。言い換えると、この間隔は、リブ163aとリブ163bとの間で第1の金具140ががたつくことなく保持されうる程度の長さである。
前述のように、室内側板162の頂端から室外側板161の頂端まで開口166が空いているため、第1の金具140は、この開口166から格子部材160の内側に、かつリブ163aとリブ163bとの間に挿入される。このとき、リブ163aとリブ163bは、室内側板162の高さ方向と交差する方向へ、特に見付方向へ第1の金具140が移動することを規制する。また、格子部材160は、上框110と同様に、第1の金具140を用いて下框120に固定される。すなわち、前述のように、室内側板162の底端から室外側板161の底端まで開口166が空いているため、第1の金具140は、この開口166から格子部材160の内側に、かつリブ163aとリブ163bとの間に挿入される。このとき、リブ163aとリブ163bは、室内側板162の高さ方向と交差する方向へ、特に見付方向、つまりリブ163aとリブ163bが並べられる方向へ第1の金具140が移動することを規制する。
室内側板162の室内側面、すなわち複層ガラス130と対向する面の見付方向両端部に、第2の弾性部材であるスポンジ164a、164bが各々取り付けられる。スポンジ164a、164bは、発泡樹脂から成り、室内側板162の長手方向全長に渡って延びる。第1の金具140の第1の挿入部143が格子部材160内に挿入された状態では、第1の突起150の頂部が、格子部材160の内面、すなわち室内側板162の室外側面に点接触し、格子部材160を室内側に押圧する。いいかえると、第1の突起150が格子部材160を複層ガラス130に対して押圧する。これにより、格子部材160が複層ガラス130に押圧されて、見込方向に対して固定される。そして、前述のように、室内側板162の室内側面にスポンジ164a、164bが各々取り付けられているため、格子部材160が複層ガラス130に直接接触することなく、スポンジ164a、164bを介して複層ガラス130に押圧され、格子部材160のがたつきを防ぐことができる。
第1の突起150は、室内側板162の室外側面と点接触することにより、小さい摩擦力で格子部材160と接触する。そのため、格子部材160は、見込方向に固定される一方で、鉛直方向には移動可能である。また、第1の金具140がリブ163aとリブ163bとの間で見付方向に対して固定されるため、格子部材160は、見付方向に固定される。そして、室外側板161と頂側格子枠112c及び底側格子枠122cとの間、並びに室内側板162と面材外側係合部113及び面材外側係合部123との間には、わずかな隙間が設けられるため、格子部材160は鉛直方向にのみ移動可能である。
玄関引戸10は、室外に面して設置され、自然光が当たりやすい環境に置かれることが多く、気温や自然光に曝される。そのため、気温や自然光により、格子部材160が熱膨張して、室外側に凸となるように湾曲する可能性がある。そこで、室外側板161と頂側格子枠112c及び底側格子枠122cとの隙間、並びに室内側板162と面材外側係合部113及び面材外側係合部123との隙間を、格子部材160が熱膨張しても湾曲しない程度の長さとする。この長さは、試験や経験により決定される。これにより、本実施形態によれば、格子部材160が熱膨張して鉛直方向に伸びても、鉛直方向に移動して、室外側板161と頂側格子枠112c及び底側格子枠122cとの隙間、並びに室内側板162と面材外側係合部113及び面材外側係合部123との隙間で伸びが吸収され、格子部材160が湾曲する可能性が低減される。また、格子部材160が見付方向に固定されるため、使用者が格子部材160を掴んで内側引戸12又は外側引戸13を移動させうる。
右框170は、例えばアルミニウム合金等の軽金属合金から成る押出材であって、矩形の水平断面を有する右主枠171と、図3において右主枠171の左側面から水平方向左側に突出する面材外側係合部173及び面材内側係合部174とを主に備える。面材外側係合部173は、右主枠171の室外側の側面と面一となるように右主枠171から延びる平板である。面材外側係合部173の先端には、弾力性を有する面材固定部材175が、室内側に向けて、つまり面材内側係合部174に対向するように取り付けられる。面材内側係合部174は、右主枠171の左側面に設けられた凹部に嵌合するように設けられる板状部材であって、右主枠171の室内側の側面と面一となるように右主枠171に取り付けられる。面材内側係合部174の先端には、弾力性を有する面材固定部材176が、室外側に向けて、つまり面材外側係合部173に対向するように取り付けられる。
左框180は、例えばアルミニウム合金等の軽金属合金から成る押出材であって、矩形の水平断面を有する左主枠181と、図3において左主枠181の右側面から水平方向右側に突出する面材外側係合部183及び面材内側係合部184とを主に備える。面材外側係合部183は、左主枠181の室外側の側面と面一となるように左主枠181から延びる平板である。面材外側係合部183の先端には、弾力性を有する面材固定部材185が、室内側に向けて、つまり面材内側係合部184に対向するように取り付けられる。面材内側係合部184は、左主枠181の右側面に設けられた凹部に嵌合するように設けられる板状部材であって、左主枠181の室内側の側面と面一となるように左主枠181に取り付けられる。面材内側係合部184の先端には、弾力性を有する面材固定部材186が、室外側に向けて、つまり面材外側係合部183に対向するように取り付けられる。
右框170と左框180との室外側面は同一面191上にある一方で、室外側板161の室外側面165は、同一面191よりも室外側に位置する。つまり、格子部材160は、右框170と左框180よりも室内側に位置、すなわちセットバックする。前述のように、格子部材160は、熱膨張によって室外側に凸となるように変形する可能性がある。そこで、室外側面165と同一面191との見込方向距離は、内側引戸12の格子部材160が熱膨張して湾曲しても、外側引戸13にぶつかることがない程度の距離とする。この距離は、試験や経験により決定される。そのため、本実施形態によれば、格子部材160が右框170と左框180よりも室内側に位置するため、内側引戸12の格子部材160が熱膨張して湾曲しても、外側引戸13にぶつかることがない。
従来、格子部材の室内側板にバーリング加工したねじ穴を設け、ねじ穴にネジ118を螺合させることによって、格子部材を上框及び下框に取り付ける引戸がある。このような引戸では、格子部材の室内側板を上框及び下框と水平方向において重なるように設けなければならず、また、格子部材において押出加工で製造可能な見込方向長さには限界があることから、格子部材の見込方向長さを短くできず、格子部材をセットバックさせることができない。しかしながら、本実施形態によれば、格子部材160の室内側板162を上框110及び下框120と水平方向において重なるように設ける必要がないため、押出加工で製造可能な見込方向長さを維持しながら、格子部材160をセットバックさせることが可能となる。
本実施形態によれば、格子部材160を鉛直方向に対してスライド可能となるように容易に上框110又は下框120に取り付けることができる。
次に、図5から7を用いて、第2の実施形態による第2の格子固定構造200について説明する。第2の格子固定構造200では、第2の金具240の構成が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図5及び6を参照すると、第2の格子固定構造200は、支持部材である上框110と、受け部材である複層ガラス130と、第2の金具240と、格子部材160とを主に備える。
第2の金具240は、鉄等の金属から成る平板状部材であって、2つの穴141と、押圧部材(第1の弾性部材)である弾性体250とを主に備える(図7参照)。第2の金具240の鉛直方向長さ、見付方向長さ、見込方向長さは、第1の金具140と同じである。図7において、平板状の上半分が第1の固定部142を成し、下半分が第1の挿入部143を成す。弾性体250は、発泡樹脂から成る直方体形状のスポンジであって、第2の金具240に例えば接着剤を用いて取り付けられ、第2の金具240の厚さ方向に突出する。
図5及び6を参照すると、第2の金具240は、2本のネジ118を用いて上框110に固定される。この状態において、弾性体250は、複層ガラス130と対向するように、第2の金具240から突出する。
第2の金具240の第1の挿入部143が格子部材160内に挿入された状態では、弾性体250が、格子部材160の内面、すなわち室内側板162の室外側面に接触し、格子部材160を室内側に押圧する。いいかえると、弾性体250が格子部材160を複層ガラス130に対して押圧する。これにより、格子部材160が複層ガラス130に押圧されて、見込方向に対して固定される。そして、前述のように、室内側板162の室内側面にスポンジ164a、164bが各々取り付けられているため、格子部材160が複層ガラス130に直接接触することなく、スポンジ164a、164bを介して複層ガラス130に押圧され、格子部材160のがたつきを防ぐことができる。
弾性体250の室内側面の摩擦係数は低く抑えられている。そのため、格子部材160は、見込方向に固定される一方で、鉛直方向には移動可能である。また、第2の金具240がリブ163aとリブ163bとの間で見付方向に対して固定されるため、格子部材160は、見付方向に固定される。そして、室外側板161と頂側格子枠112c及び底側格子枠122cとの間、並びに室内側板162と面材外側係合部113及び面材外側係合部123との間には、わずかな隙間が設けられるため、格子部材160は鉛直方向にのみ移動可能である。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。
次に、図8から10を用いて、第3の実施形態による第3の格子固定構造300について説明する。第3の格子固定構造300では、第3の金具340の構成が第1及び第2の実施形態と異なる。以下、第1及び第2の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図8及びを参照すると、第3の格子固定構造300は、支持部材である上框110と、受け部材である複層ガラス130と、第3の金具340と、格子部材160とを主に備える。
第3の金具340は、鉄等の金属から成る平板をクランク状に折り曲げた形状を有する。図10において、平板状の上半分が第3の固定部342を成し、下半分が第3の挿入部343を成す。第3の固定部342には、2つの穴141が設けられ、第3の挿入部343には、押圧部材である4つの第3の突起350が設けられる。4つの第3の突起350は、第3の金具340にプレス加工することによって第3の挿入部343に形成された略半球状を有し、2行2列を成すように第3の金具340の厚さ方向に突出する。第3の突起350の大きさ、特に突出長さは、第1の突起150よりも小さい。そのため、第1の突起150と比較して、第3の突起350を容易にプレス加工できる。
図8及びを参照すると、第3の金具340は、2本のネジ118を用いて上框110に固定される。この状態において、第3の挿入部343は、第3の固定部342よりも室内側にセットバックし、4つの第3の突起350は、複層ガラス130と対向するように、第3の挿入部343から突出する。つまり、第3の固定部342は、上框110において複層ガラス130よりも格子部材160側に固定され、第3の挿入部343は、第3の固定部342よりも複層ガラス130に近接して設けられる。
第3の金具340の第3の挿入部343が格子部材160内に挿入された状態では、4つの第3の突起350が、格子部材160の内面、すなわち室内側板162の室外側面に接触し、格子部材160を室内側に押圧する。これにより、格子部材160が複層ガラス130に押圧されて、見込方向に対して固定される。第3の突起350は、室内側板162の室外側面と点接触することにより、小さい摩擦力で格子部材160と接触する。そのため、格子部材160は、見込方向に固定される一方で、鉛直方向には移動可能である。また、第3の金具340がリブ163aとリブ163bとの間で見付方向に対して固定されるため、格子部材160は、見付方向に固定される。そして、室外側板161と頂側格子枠112c及び底側格子枠122cとの間、並びに室内側板162と面材外側係合部113及び面材外側係合部123との間には、わずかな隙間が設けられるため、格子部材160は鉛直方向にのみ移動可能である。
本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の効果を得る。
なお、第1~3の格子固定構造100、200、300は、玄関引戸10だけでなく、開戸、内装用の引戸及び開戸、窓、並びにカーテンウォール及びサイディング等の外壁材など、格子が取り付けられる建材に用いられてもよい。
なお、いずれの実施形態においても、鉛直方向に延びる格子部材160を取り付ける第1~3の格子固定構造100、200、300について説明したが、水平方向に延びる格子部材160を第1~3の格子固定構造100、200、300を用いて左右の框に取り付けてもよい。
受け部材は、複層ガラス130に限定されず、アルミニウム合金等の軽金属、石材、又は樹脂から成るパネル及びその他建築物の内装材や外装材として用いられる素材であってもよい。
なお、本明細書および図中に示した各部材の大きさは例示であって、これらの大きさに限定されない。また、各部材の素材は例示であって、これらの素材に限定されない。ここに付随する図面を参照して本発明の実施形態が説明されたが、記載された発明の範囲と精神から逸脱することなく、変形が各部の構造と関係に施されることは、当業者にとって自明である。
100 第1の格子固定構造
10 玄関引戸
11 戸枠
11a 上枠
11b 下枠
11c 右枠
11d 左枠
12 内側引戸
13 外側引戸
100 第1の格子固定構造
110 上框
112a 室外側係合部
112b 室内側係合部
112c 頂側格子枠
113 面材外側係合部
114 面材内側係合部
115 面材固定部材
116 面材固定部材
120 下框
122 底側レール係合部
122a 室外側係合部
122b 室内側係合部
122c 底側格子枠
123 面材外側係合部
124 面材内側係合部
130 複層ガラス
140 第1の金具
142 固定部
143 挿入部
150 第1の突起
160 格子部材
161 室外側板
162 室内側板
163a リブ
163b リブ
164a スポンジ
164b スポンジ
165 室外側面
200 第2の格子固定構造
240 第2の金具
250 弾性体
300 第3の格子固定構造
340 第3の金具
350 第3の突起

Claims (8)

  1. 支持部材と、
    前記支持部材に支持される受け部材と、
    前記受け部材に沿って延びるように、前記支持部材に固定される金具と、
    前記受け部材と対向するように前記金具に設けられる押圧部材と、
    前記受け部材に沿って延びる格子部材とを備え、
    前記格子部材は、前記押圧部材と前記受け部材とにより持され、これにより前記支持部材に取り付けられ、
    前記金具において前記押圧部材が設けられない部位が、前記支持部材において前記受け部材に沿って延びる面に固定される
    格子固定構造。
  2. 前記格子部材は、中空の内部と、前記内部を外部に接続する開口とを有し、
    前記金具は固定部と挿入部とを備え、
    前記固定部は前記支持部材に固定され、
    前記挿入部は前記開口から前記内部に挿入され、
    前記押圧部材は前記挿入部に設けられ、前記格子部材の内面と係合して、前記格子部材を前記受け部材に対して押圧する
    請求項1に記載の格子固定構造。
  3. 前記押圧部材は、前記金具から突出する突起である
    請求項1又は2に記載の格子固定構造。
  4. 前記押圧部材は、前記金具に取り付けられる第1の弾性部材である
    請求項1又は2に記載の格子固定構造。
  5. 前記格子部材は、中空の内部と、前記内部を外部に接続する開口とを有し、所定の方向に沿って延びるリブを前記内部に備え、
    前記リブは、前記所定の方向と交差する方向へ前記金具が移動することを規制する
    請求項1から4のいずれかに記載の格子固定構造。
  6. 前記格子部材は、中空の内部と、前記内部を外部に接続する開口とを有し、
    前記金具は平面板状であって、固定部と挿入部とを備え、
    前記固定部は、前記支持部材において前記受け部材よりも前記格子部材側に固定され、
    前記挿入部は前記開口から前記内部に挿入される
    請求項1から5のいずれかに記載の格子固定構造。
  7. 前記格子部材は、中空の内部と、前記内部を外部に接続する開口とを有し、
    前記金具は固定部と挿入部とを備え、
    前記固定部は前記支持部材において前記受け部材よりも前記格子部材側に固定され、
    前記挿入部は前記開口から前記内部に挿入され、
    前記挿入部は、前記固定部よりも前記受け部材に近接して設けられる
    請求項1から5のいずれかに記載の格子固定構造。
  8. 前記格子部材において前記受け部材と対向する面に取り付けられ、前記格子部材の長手方向に延びる第2の弾性部材をさらに備える
    請求項1から7のいずれかに記載の格子固定構造。
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