JP7177843B2 - 磁気閉鎖部材を有する実験室試料を保管するための実験室キャビネット装置 - Google Patents

磁気閉鎖部材を有する実験室試料を保管するための実験室キャビネット装置 Download PDF

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Description

本発明は、ドア用の磁気閉鎖部材を有する実験室試料を保管するための実験室キャビネット装置に関する。本発明は特に、実験室試料を温度調節するための温度調節キャビネット、特に培養細胞を育成するためのインキュベータに関する。
この種のインキュベータにより、生物学的及び医学的な実験室内で細胞培養内の細胞が管理された周囲条件のもとに維持され、かつそのようにして試験管内で生きている細胞の発育が可能になる。そのために、周囲から絶縁されたインキュベータチャンバ内の雰囲気の温度とガス組成もしくは空気湿度がインキュベータの器械的装置によって所望の値に維持される。真核生物の細胞は、CO2インキュベータ内で培養されなければならない。雰囲気は、所定のCO2及びO2含有量と所定の空気湿度を有する空気によって形成され、適切な温度は、大体において37℃である。この種の温度調節キャビネットは、インキュベータチャンバを包囲する、ハウジング開口部を備えたハウジング、たとえばアウターハウジングを有しており、そのハウジング開口部を通してユーザーが試料をハウジング内部、たとえばインキュベータチャンバ内に保管し、かつそこから再び取り出す。ハウジングドアは、インキュベータチャンバが設けられているハウジング内部を確実に閉鎖しなければならない。この目的のために、従来技術においては種々の技術的解決が知られている。機械的に作用する閉鎖部材は、たとえばロック閉鎖部材、締めつけ又は係止閉鎖部材を有しており、それらは開放するためにアンロックされなければならない。この種の機械的解決は煩雑であり、かつハウジングに機械的振動を発生させ、その振動は、試料(真核生物の細胞)が保管されているチャンバ内へ伝わる。特に冷蔵庫閉鎖部材から知られるような、磁気的に作用する閉鎖部材は、ドアを閉鎖する場合、もしくは開放する場合に高い磁気的な保持力によって機械的振動を発生させ、その振動はチャンバ内へ伝わることがあり得る。実験室試料は、大体において敏感であり、高価であるので、ハウジングドアの開放と閉鎖がハウジングの機械的揺れ又は振動を回避することが、望まれる。というのは、その揺れ又は振動は敏感な試料を有するインキュベータチャンバ内へ伝わることがあり得るからである。
したがって本発明の課題は、改良された実験室キャビネット装置を提供することである。
この課題は、請求項1に記載の実験室キャビネット装置によって解決される。好ましい形態が、特に下位請求項の対象である。
ハウジングドアを閉鎖位置に保持するための、本発明に基づいて磁気的に作用する保持装置は、第1と第2の保持部材の非接触の配置に基づいてその付着が回避され、したがってハウジングドアを開放する場合に揺れが発生せず、発生してもわずかであり、もしくは急激な動きが発生せず、発生してもわずかである、という利点を提供する。それによって、ハウジング内部に、特にインキュベータチャンバ内にある実験室試料へ揺れが伝わらず、それが試料を障害なしに保管しながら実験室キャビネット装置を利用することを可能にする。同時に実験室キャビネット装置の操作性は、磁場の特性によって利益を得る。磁力は、互いに作用する磁気的なパートナーの逆の間隔二乗にほぼ比例する。ハウジングもしくは第1と第2の保持部材に対するハウジングドアの所定の相対位置において、磁力がハウジングドアを自動的に閉鎖し、かつ確実に閉鎖位置へ移動させ、ユーザーがこの運動を保証する必要はなく、かつユーザー-又は機構-が場合によっては別体のロックプロセスをもたらす必要はない。磁気部材は接触しないので、互いに付着する磁石の唐突な開放が回避され、この唐突な開放は従来技術のいくつかの磁気閉鎖部材においてはみられるものである。この保持装置は、特に機械的閉鎖装置もしくはロックの代わりをする。非接触の作用によって、保持装置の接触に基づく摩耗が回避される。この特性によって、ハウジングドア及びそれに伴って実験室キャビネット装置の操作性は、特に確実かつ快適である。保持装置は、しばしば実験室キャビネット装置内へ統合することができる。といのは、実験室キャビネット装置において保持装置が必要とするスペースは、比較的小さいからである。
実験室試料を保管するための実験室キャビネット装置は、特に実験室試料を温度調節するための温度調節キャビネット、特にCO2インキュベータである。この種の装置は、電気的に駆動され、電圧接続端を有している。保持装置は、好ましくは1つ又は複数の永久磁石によって作動するので、保持装置は電圧供給に依存しない。したがってハウジングドアの閉鎖は、電圧供給が断たれた場合でも、保証されている。
温度調節キャビネットは、実験室試料を温度調節し、すなわちハウジング内部とそれに伴ってそこに保管する実験室資料を許容誤差の枠内で温度閉ループ制御によって、特にユーザーにより調節可能な目標温度に維持する。この目標温度は、ヒートキャビネット又はインキュベータの場合がそうであるように、室温(周囲温度)を上回ることができ、あるいは冷蔵庫又は冷凍庫の場合がそうであるように、室温を下回ることができる。実験室キャビネット装置が空調キャビネットとして形成されている場合には、好ましくはハウジング内部を支配する空調パラメータも、許容誤差の枠内で閉ループ制御される。この空調パラメータは、空気湿度及び/又はガス濃度、たとえばCO2、O2及び/又はN2の濃度とすることができる。この種の空調キャビネットは、たとえば生きている培養細胞からなる実験室試料用のインキュベータである。
実験室キャビネット装置のハウジングは、好ましくは外側のハウジングであって、そのハウジング壁が周囲と接触する。しかしハウジングは、外側ハウジングの内部に位置する内側のハウジングであってもよい。たとえばインキュベータは、内側のハウジングとして用いられる少なくとも1つのチャンバを有することができ、そのチャンバは少なくとも1つのハウジングドアもしくはチャンバドアによって閉鎖可能である。したがってハウジングドアは、閉鎖位置において周囲に隣接する、外側のハウジングドアとすることができ、あるいは内側のハウジングドアとすることができ、その内側のハウジングドアに対して特に付加的な外側のハウジングドアを設けることができ、その場合に後者のみが閉鎖位置において周囲に接し、かつ内側のハウジングドアは外側のハウジングドアの閉鎖位置において、内側のハウジング、外側のハウジング及び外側のハウジングドアの間の中空室内に位置する。
ハウジングドアは、特に継ぎ手装置を有しており、それがハウジングドアをハウジングと揺動可能に結合する。この種の揺動ドアは、開放された位置と閉鎖位置との間で回転によって移動される。継ぎ手装置は、特に-実験室キャビネット装置の規定どおりの使用において-直方体形状のハウジングの、ハウジング開口部に隣接する垂直に方位づけされた外側エッジに配置することができる。直方体形状のハウジングの底プレートは、実験室キャビネット装置の規定どおりの使用において、水平に配置されており、ハウジングの側壁は特に垂直に配置されており、かつハウジングの天井プレートは、特に底プレートに対向して水平に配置されている。保持装置は、好ましくはハウジングの、継ぎ手装置が配置されていない外側エッジに配置されており、好ましくは閉鎖位置において継ぎ手装置に対向し、したがって特にその外側エッジにおいてハウジング開口部に隣接する。しかしまた保持装置は、代替的又は付加的に、ハウジングの他の外側エッジに、特に水平に延びる外側エッジに、配置することもできる。
しかしハウジングドアは、スライドドアとすることもでき、そのスライドドアは開放された位置と閉鎖位置の間で並進運動によって移動される。ハウジングドアの揺動/並進運動の混合も可能である。
実験室キャビネット装置は、1つより多い保持装置を有することができ、それらはそれぞれ定められたように、ハウジングドアの閉鎖位置において磁気的に互いに相互作用する保持部材を有している。保持装置が複数である場合に、これらは好ましくは閉鎖位置において互いに離隔して配置されている。それらは、特にハウジングの同じ外側エッジに、あるいはハウジングの異なる外側エッジに配置することができる。複数の保持装置を準備することによって、ハウジングドアの均一な閉鎖及びドアとハウジングの間に作用する閉鎖力の分配を最適化することができる。
好ましくは複数の保持装置は、等しいやり方で少なくとも第1と第2の保持部材からなるように形成されている。しかしまた、複数の保持装置を異なるやり方で少なくとも第1と第2の保持部材からなるように形成することもできる。それによってハウジングの閉鎖特性、したがって閉鎖位置からのハウジングドアの変位区間に抗してハウジングとハウジングドアの間に保持装置によってもたらされる力は、所望のよう調節することができる。
閉鎖位置において、ハウジングドアはハウジング内部を好ましくは密に閉鎖し、それは特にハウジングドアもしくはハウジング開口部のフレームの、少なくとも1つのシール装置によって行われる。シールによって、好ましくは、生きている培養細胞の育成の高い要請にとって充分なシール作用が得られる。インキュベータの内部の所定のガス濃度及び温度が閉ループ制御されているので、良好なシールはコスト的に効率のよい駆動をもたらす。しかし本発明は、原則的に、ハウジング内部を周囲に対して完全には密閉しないハウジングを有する実験室キャビネット装置にも関する。
磁気的に作用する保持部材のグループは、第1の保持部材と第2の保持部材を有し、第1の保持部材はハウジングに配置されており、特に別体の構成部品としてそこに固定され、あるいは統合されており、第2の保持部材はハウジングドアに配置され、特に別体の構成部品としてそこに固定され、あるいはそこに統合されている。
磁気的に作用する保持部材のグループは、好ましくは正確に2つの保持部材を有し、かつ好ましくは、後述するように、正確に3つの保持部材を有している。しかしまた同様に、磁気的に作用する保持部材のグループが、2つ又は3つよりも多い保持部材を有していることも、効果的である。保持部材の磁気的な作用は、少なくとも1つの保持部材が、少なくとも1つの磁石を有し、あるいは少なくとも1つの磁石からなることにより、磁気部材として形成されていることに基づいている。これは特に好ましい形態において、永久磁石である。しかしまた、電磁石であってもよい。
好ましくは磁気的に作用する保持部材のグループは、磁気部材及び特にそれと相補的な、特に強磁性によって、磁気的な引きつけ力を形成するための、磁気的部材を有している。保持装置は、所望の磁力を発生させる複数の磁気部材、特に2、3、4、5、6の、あるいは他の数の、磁気部材を有することができる。この種の形態によって、閉鎖機構を正確に調節し、かつ正確に定められた付着力によって再び解除することができる。
保持部材もしくは磁気部材は、好ましくは別体の構成部品であって、実験室キャビネット装置を組み立てる際にハウジング及び/又はハウジングドアと固定される。しかしまた、保持部材もしくは磁気部材は、ハウジング及び/又はハウジングドアの一体的な構成部品とすることもできる。
磁気部材は、好ましくは永久磁石であり、あるいは永久磁石を有する。好ましくは磁石は、機械的な損傷又は腐食から自らを保護するために、カバー部材を有している。
好ましくは永久磁石は、サマリウム-コバルト合金から形成されており、あるいはこれらの材料を有している。これらの材料は、湿潤な、もしくは化学薬品の存在する実験室環境においても、特に腐食に耐えることが証明されている。しかしまた、他の永久磁石、たとえばネオジム-鉄磁石を使用することも、可能である。
好ましくは実験室キャビネット装置は、少なくとも1つの弾性的な部材を有し、その部材は閉鎖位置においてハウジングとハウジングドアの間に配置され、かつ特に閉鎖位置においてハウジングとハウジングドアの間において付着装置の付着力によって圧縮されている。この弾性的な部材は、特にハウジングにおけるハウジングドアのためのストッパとして用いられ、そのストッパはハウジングにおけるハウジングドアの接触を機械的に弾性変位させて緩衝する。さらに弾性的な部材は、閉鎖位置において弾性的な部材を圧縮する、保持装置の保持力のためのカウンター部材として用いられる。本発明に係る実験室キャビネット装置の保持装置は、弾性的な部材と共に使用する場合に、磁力の到達距離によって弾性的な部材の寸法又は弾性の製造のばらつきを補償するという利点を提供するので、閉鎖部材の保持力及びそれに伴って信頼性は、弾性的な部材のこれらの特性に確実に依存しない。
弾性的な部材は、特にシールであって、そのシールは閉鎖位置においてハウジング内部を周囲から気密に分離する。このシールは、特にハウジングの、ハウジング開口部も有する外壁に配置されている。シールは、ハウジング開口部を好ましくはぐるっと一周して延びている。代替的又は付加的に、この種のシールは、ハウジングドアの内側に、閉鎖位置においてハウジング開口部をぐるっと一周するように、配置することもできる。シールは好ましくはシリコンを有し、もしくは好ましくはシリコンからなる。シリコンは、シリコン泡とすることができ、かつ/又は中空室及び/又は切り欠きを有することができる。この種の穴もしくは中空室によって、シールの所望の弾性もしくは熱的な絶縁性が得られる。
閉鎖位置は、特にハウジング内部がハウジングドアによって閉鎖され、特に密に閉鎖され、かつ特に生きている培養細胞を育成するためにシールを用いて閉鎖されることを、特徴としている。閉鎖位置において、弾性変形可能な部材もしくは弾性変形可能なシールは、保持装置の磁気的な保持力によって弾性変形される。
第1と第2の保持部材は、閉鎖位置においてハウジングドアを磁力によって非接触で保持するように、配置され、かつ整えられている。第1と第2の保持部材は、閉鎖位置において互いに接触せず、かつ/又は好ましくはハウジングドアの閉鎖運動の間互いに接触しない。特に保持装置の2つの磁気的なパートナー(磁気的なパートナー:永久磁石又は強磁性材料からなる構成部品)は、閉鎖位置において互いに接触せず、かつ/又は好ましくはハウジングドアの閉鎖運動の間は互いに接触せず、その場合に閉鎖位置において磁気的なパートナーの間に、閉鎖位置における磁気的なパートナーの接触を阻止し、かつ/又は第1と第2の保持部材を相互に支持する、スペース部材を設けることが、可能である。スペース部材は、ハウジングドア又はハウジングに配置することができる。
好ましくは、第1と第2の保持部材は閉鎖位置において互いに離隔しているので、閉鎖位置におけるそれらの最小間隔dminは、ゼロよりも大きい。この最小間隔dminは、第1と第2の保持部材を実験室キャビネット装置に取り付け又は組み込んだ位置において、ハウジングドアが閉鎖位置にある場合のそれらの最小間隔である。この最小間隔は、特に閉鎖位置において第1と第2の保持部材の間に形成される間隙によって定めることができる。この間隙は、閉鎖位置における第1と第2の保持部材の間の直方体形状もしくは層形状の自由空間によって形成することができ、あるいはこの自由空間からなることができる。間隔dminは、好ましくは0mm<dmin<10.0mm、好ましくは0mm<dmin<5.0mm、好ましくは0mm<dmin<3.0mm、好ましくは0mm<dmin<1.0mm、好ましくは0mm<dmin<0.5mmである。この種の最小間隔によって、充分な磁気的付着力を実現することができる。
好ましくは保持部材のこのグループの少なくとも1つの保持部材が永久磁石を有し、かつこのグループの少なくとも1つの他の保持部材が、この永久磁石と磁気的に相互作用する材料を有している。好ましくは第1の保持部材が永久磁石を有し、かつ第2の保持部材が、この永久磁石と磁気的に相互作用する材料を有している。好ましくは第2の保持部材が永久磁石を有し、かつ第1の保持部材が、この永久磁石と磁気的に相互作用する材料を有する。特にこの材料は、ハウジングドア又はハウジングのセクションとして形成することができる。永久磁石は、一定の磁場を有する。この種の永久磁石がもたらす磁力は、それぞれそれと相互作用する磁気的なパートナーに依存し、そのパートナーは永久磁石であってもよいし、あるいは強磁性材料でもよい。2つの永久磁石が互いに相互作用する場合には、磁力はそれぞれ永久磁石の互いに対する極性と方位に応じて引きつけ、あるいは突き放すことができる。磁気的パートナーの間の磁力は、それぞれの固体特性もしくは磁場に依存するだけでなく、磁気的なパートナーの幾何学的な位置にも依存する。本発明はこれを、特に閉鎖位置における、磁気的なパートナーの互いに対する位置決めと方向づけによって、所望の磁力を発生させるために利用している。ハウジングドアが閉鎖位置にある場合に、その時に作用する磁気的な力は、閉鎖力と称される。これがハウジングドアを閉鎖位置に所望のやり方で、したがって所望の力で、保持し、したがって開放に抗して作用する。
好ましくは保持部材のこのグループの少なくとも1つの保持部材が第1の永久磁石を有し、このグループの少なくとも1つの他の保持部材が、この第1の永久磁石と磁気的に相互作用する第2の永久磁石を有する。好ましくは第1の保持部材が第1の永久磁石を有し、第2の保持部材がこの第1の永久磁石と磁気的に相互作用する第2の永久磁石を有している。第1と第2の永久磁石は、閉鎖位置において、好ましくは等しく方向づけされた極性で配置されているので、第1と第2の永久磁石の間には引きつける作用が生じる。しかし第1と第2の永久磁石は、閉鎖位置において逆の方向づけの極性で配置することもできるので、第1と第2の永久磁石の間には突き放す作用が生じる。
好ましくは第1と第2の保持部材は互いに対して次のように、すなわちハウジングドアが閉鎖される場合にそれらが閉鎖運動によって閉鎖位置に達し、その閉鎖運動によって第1と第2の保持部材が互いに対して平行に移動されるように、配置されている。この平行の移動によって、接触が回避される。さらにこの種の平行又はほぼ平行な移動は、ハウジングドアが回転する場合も、スライドする場合にも達成される。
好ましくは第1及び/又は第2の保持部材は永久磁石を有し、その永久磁石が磁気的なN-S極方向に沿って延びる磁気軸Mを有しており、その場合に閉鎖運動は閉鎖位置に達する場合に好ましくは磁気軸に対して垂直に延びており、かつ他の好ましい実施形態においては、閉鎖運動は閉鎖位置に達する場合に磁気軸に対して角度αで延び、その場合に好ましくは70°<=α<90°、好ましくは80°<=α<90°、83°<=α<=87°であり、好ましくはα=90°...である。
特にこの磁気線は、磁気部材の表面に対して、特に最大の表面に対して垂直となることができる。この配置によって、磁力は比較的長い運動区間にわたって構築することができる。磁力の最大値は、磁気的なパートナー、特に第1と第2の保持部材が直接対向する場合、すなわち特にその中央の構成部品軸もしくは中央の磁気軸Mが一致する場合に、得られる。
好ましくは保持部材のグループは、少なくとも1つの直方体形状の永久磁石を有しており、そのN-S極方向(磁気軸)は直方体形状の永久磁石の最大の面に対して垂直に延びる。その場合に磁気軸は、好ましくは、ハウジングドアがハウジングにおけるその終端位置(閉鎖位置)に達する閉鎖運動に対して好ましくは垂直あるいは上述した角度αをなす。その場合に最大の面は、閉鎖が進むにつれて大きくなる磁力が構築される領域を定める。
好ましくは第1と第2の保持部材の第1の相対位置が設けられており、それにおいてそれらは互いに対して第1の引きつける磁力をもたらし、かつ好ましくは第1と第2の保持部材の第2の相対位置が設けられており、それにおいてそれらは互いに対して他の、第2の引きつける磁力をもたらし、それは特に第1の磁力よりも大きい。その場合に第1と第2の保持部材は、好ましくは互いに対して次のように、すなわちハウジングドアが開放された位置から閉鎖される場合に、まず、図1aと1bの例に示されるように、第1の相対位置に達し、その後閉鎖位置に達するように、配置されており、その閉鎖位置において、図1cの例に示されるように、第2の相対位置が存在する。それによってハウジングドアは、自動的に第1の相対位置から第2の相対位置へ引きつけられる。
好ましくは実験室キャビネット装置は、弾性的な部材を有しており、それは閉鎖位置において磁力によりハウジングドアによって圧縮される。その場合に好ましくは第1と第2の保持部材の第3の相対位置が設けられており、それにおいて弾性的な部材は第2の相対位置におけるよりも強く圧縮される。というのは、第1と第2の保持部材が第3の相対位置において、互いに対して第2の磁力よりも大きい第3の引きつける磁力をもたらすからである。それによって実験室キャビネット装置の構成部品の寸法設計における誤差許容が得られる。というのは、引きつける作用は、弾性的な部材もしくはシールが製造の際に、あるいは実験室キャビネット装置内へ組み込み、あるいは交換する際に目標設定よりも少し厚めに定められている場合にも、保証されるからである。すなわち弾性的な部材もしくはシールの経時に基づく変動も、補償される。
好ましくは第1と第2の保持部材は、それらの第2と第3の相対位置においてあらかじめ定められた間隔を有している。この間隔において、第3の相対位置において作用する第3の磁力は、好ましくは第1と第2の保持部材の間で最大得られる磁力である。磁力のこの最大値は、特に磁気的なパートナー、特に第1と第2の保持部材が直接対向する場合、すなわち特にそれらの中央の構成部品軸もしくは中央の磁気軸Mが一致する場合に、達成される。これが、図1dに例として示す第3の相対位置を用いて示されている。
好ましくは第1と第2の保持部材の第1の相対位置が設けられており、それにおいてこれらは互いに対して第1の突き放す磁力をもたらし、かつ好ましくは第1と第2の保持部材の第2の相対位置が設けられており、それにおいてそれらは互いに対して第2の突き放す磁力をもたらし、それは特に第1の磁力よりも大きく、かつ第1と第2の保持部材の第3の相対位置が設けられており、それにおいてそれらは互いに対して第3の突き放す磁力をもたらし、それは特に第2の磁力よりも小さい。好ましくは第1と第2の保持部材は互いに対して次のように、すなわちハウジングドアが閉鎖される場合にまず第1の相対位置に達し、その後閉鎖運動の進行において第2の相対位置に達し、その後に閉鎖位置に達するように、配置されており、その閉鎖位置内に第3の相対位置が存在する。この配置によってハウジングドアは、好ましくはハウジングドアとハウジングの間に弾性的な部材を介在させて、突き放す磁力によって閉鎖位置へ押しやられ、かつこのようにして閉鎖位置に保持される。突き放す磁力に基づく保持力を有する実施形態は、図1eから1hに例として示されている。
好ましくは保持部材のグループは、少なくとも1つのリング形状又は中空円筒形状の永久磁石を有しており、そのN-S極方向(第1の磁気軸)は、リング形状又は中空円筒形状の永久磁石の開口部を通って延びる中央の幾何学的な軸線に対して垂直に延びている。幾何学的な軸線は、特にリング形状又は中空円筒形状の永久磁石の対称軸である。このリング形状又は中空円筒形状の永久磁石の磁気的なパートナーは、好ましくは第2のリング形状又は中空円筒形状の永久磁石であって、それが第1のリング形状又は中空円筒形状の永久磁石の開口部内へ挿入可能である。その場合に第2の永久磁石のN-S極方向(第2の磁気軸)は、第1の磁気軸に対して平行に延びる。第1と第2の永久磁石の極が同じ方向を向いているか、あるいは逆方向を向いているかに従って、第1と第2の永久磁石が互いに完全に入れ子になる、それらの同軸かつセンタリングされた位置によって、非作動位置又は反転点が生じる。
第1と第2のリング形状又は中空円筒形状の永久磁石の磁気的な軸線が、図3aの例に示されるように、等しく方向づけされている場合に、第1と第2のリング形状又は中空円筒形状の永久磁石が幾何学的な軸線に沿って一緒にスライドする場合に、まず、突き放しがもたらされ、その後反転点が、そしてその後引きつけがもたらされ、ついには幾何学的にセンタリングされた位置が達成され-そこに非作動位置が存在する。その後この非作動位置からさらに幾何学的な軸線に沿って同じ方向へ変位することは、まず引きつける力に抗して行われ、その後他の反転点からは突き放しによって促進される。保持装置は、閉鎖位置が幾何学的にセンタリングされた位置に相当し、あるいは第2の永久磁石が軸方向のスライド方向において部分的に第1の永久磁石と重なり合って、永久磁石が引きつけ合う位置に相当するように、形成することができる。
第1と第2のリング形状又は中空円筒形状の永久磁石の磁気的な軸線が、図3bの例に示すように、逆に方向づけされている場合に、第1と第2のリング形状又は中空円筒状の永久磁石が幾何学的な軸線に沿って一緒にスライドする場合に、まずこの方向に突き放しが増大し、ついには幾何学的にセンタリングされた位置が達成され、-そこに反転点が存在する。その後、この反転点位置から幾何学的な軸線に沿ってさらに変位することは、まず、この方向に減少する突き放す力によって促進して行われる。保持装置は、閉鎖位置が次の位置に、すなわち第2の永久磁石が閉鎖方向に反転点を越え、かつ軸方向のスライド方向において部分的に第1の永久磁石と重なり合って、永久磁石が互いに突き放す位置に相当するように、形成することができる。
リング形状又中空円筒形状の永久磁石の磁気的なパートナーは、突き放し原理が使用される限りにおいて、それぞれ強磁性の構成部品であってもよい。
好ましくは少なくとも1つの永久磁石は、保持部材のグループの1つの保持部材の構成要素であり、特に磁気部材の構成要素である。この保持部材は、好ましくはカバー部材又はフレームを有しており、それによって少なくとも1つの永久磁石が部分的にあるいは完全に包囲され、その場合に好ましくはこのフレームは、ハウジングドアが閉鎖する場合に他の保持部材によって圧力を供給されない。しかしまた、カバー部材又はフレームがスペース部材として用いられ、それが閉鎖位置において他の保持部材によって圧力を供給されることも、可能である。
好ましくは保持部材のグループは、第3の磁気的に作用する保持部材を有しており、それがハウジング又はハウジングドアに配置されており、かつ第1と第2の保持部材と共に磁力を発生させ、その磁力によってハウジングドアが閉鎖位置においてハウジングに保持される。第3の保持部材によって、閉鎖特性を所望のやり方で調節することができる。
好ましくは第1と第3の保持部材は、それらの間に自由空間が形成されるように、互いに離隔し、かつ平行に配置されており、閉鎖位置においてその自由空間内へ第2の保持部材が嵌入する。開閉する際に保持部材の相互の負荷が小さい利点が生じる。好ましくは第2と第3の保持部材が、それらの間に自由空間が形成されるように、互いに離隔し、かつ平行に配置されており、閉鎖位置においてその自由空間内へ第1の保持部材が嵌入する、この構成は、閉鎖位置においてそれぞれ他の2つの保持部材の間に配置された保持部材が、磁気的な極の方向に受ける正味力がごくわずかである、という利点を有している。というのは、その保持部材が磁気的な極の方向に沿って2つの側から打ち消し合う力によって保持されるからである。
好ましい実施形態において、保持部材は閉鎖位置において互いに対して平行に配置されており、もしくは互いに対して平行に延びる外側面を有している。好ましい形態において、この保持部材の磁気部材は、その磁気線Mが互いに対して角度βを形成するように、配置されており、その場合に特にβ=90°-αである。角度αは、上で説明されている。このように1つの磁気部材を他の磁気部材に対して「よりかける」ことによって開閉時に閉鎖位置の近傍で作用する磁力もしくへ閉鎖力は、所望のように調節することができる。
本発明に係る実験室キャビネット装置の他の好ましい形態が、図に基づく実施例の説明から明らかにされる。
図1aは、保持装置の第1と第2の保持部材を相対位置で示しており、その保持力は引きつける磁力に基づいており、かつ実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図1bは、保持装置の第1と第2の保持部材を他の相対位置で示しており、その保持力は引きつける磁力に基づいており、かつ実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図1cは、保持装置の第1と第2の保持部材を他の相対位置で示しており、その保持力は引きつける磁力に基づいており、かつ実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図1dは、保持装置の第1と第2の保持部材を他の相対位置で示しており、その保持力は引きつける磁力に基づいており、かつ実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図1eは、保持装置の第1と第2の保持部材を相対位置で示しており、その保持力は突き放す磁力に基づいており、かつ他の実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図1fは、保持装置の第1と第2の保持部材を他の相対位置で示しており、その保持力は突き放す磁力に基づいており、かつ他の実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図1gは、保持装置の第1と第2の保持部材を他の相対位置で示しており、その保持力は引きつける磁力に基づいており、かつ実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図1hは、保持装置の第1と第2の保持部材を他の相対位置で示しており、その保持力は引きつける磁力に基づいており、かつ実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる。 図2aは、実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置を水平の横断面で示しており、それにおいて第1と第2の保持部材はすでに図1a、1b、1c及び1dにおいて相対位置で示されている。 図2bは、実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置を水平の横断面で示しており、それにおいて第1と第2の保持部材はすでに図1a、1b、1c及び1dにおいて相対位置で示されている。 図2cは、実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置を水平の横断面で示しており、それにおいて第1と第2の保持部材はすでに図1a、1b、1c及び1dにおいて相対位置で示されている。 図2dは、実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置を水平の横断面で示しており、それにおいて第1と第2の保持部材はすでに図1a、1b、1c及び1dにおいて相対位置で示されている。 図3aは、他の実施形態に基づいて本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる、2つの保持装置の第1と第2の保持部材を示している。 図3bは、他の実施形態に基づいて本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる、2つの保持装置の第1と第2の保持部材を示している。 図4は、実施例に基づいて本発明に係る実験室キャビネット装置における保持装置の外側を、ハウジングドアの閉鎖位置において示す斜視図である。 図5は、図4の保持装置をハウジング内部に位置する視点から示しており、ハウジング壁は示されていない。 図6aは、他の実施例に基づいて保持装置の外側を、ハウジングドアの開放された位置において示す斜視図である。 図6bは、図6aの保持装置を、ハウジングドアの開放された位置において示す横断面図である。 図6cは、図6bの保持装置を、閉鎖位置で示す横断面図である。 図6dは、図6aから6cの例において使用される磁気線M1、M2及びM3を有する永久磁石の相対位置を、ハウジングドアもしくは閉鎖部材を閉鎖する場合の移動方向Aに関して角度αとβを用いて示している。 図7aは、他の実施例に基づく保持装置の外側を、ハウジングドアの開放された位置において示す斜視図である。 図7bは、図7aの保持装置の外側を、ハウジングドアの開放された位置において示す第2の斜視図である。 図7cは、図7aと7bの保持装置を、ハウジングドアの開放された位置において示す横断面図である。 図8は、力-距離-ダイアグラムを示しており、それにおいて図6aから6cの実施例についての力-距離-ダイアグラムが「例1」として示されており、図7aから7cの実施例についての力-距離-ダイアグラムが「例2」として示され、かつ従来の付着磁石閉鎖部材との比較例が示されている。 図9aは、図8のカーブ「付着磁石」を説明するために、従来の付着磁石閉鎖部材を閉鎖された位置と開放された位置において横断面で示している。 図9bは、図8のカーブ「例1」を説明するために、図6aから6cの閉鎖部材を閉鎖された位置と開放された位置において横断面で示している。 図9cは、図8のカーブ「例2」を説明するために、図7aから7cに示す閉鎖部材を閉鎖された位置と開放された位置において横断面で示している。
図1aは、閉鎖位置において作用する磁力が第1の保持部材11と第2の保持部材12の引きつけをもたらす、好ましい場合について、本発明に係る実験室キャビネット装置の機能原理を示している。そのために第1と第2の永久磁石が、同一の分極方向M1=M2を有しており、それはN極とS極からの同一の相対位置から生じる。N極はプレート形状の永久磁石12の上側12aによって形成され、S極はその下側12bによって形成される。図2aから2dを用いて示されるように、第1の保持部材11は支持体部材10によって実験室キャビネット装置の、ここではインキュベータ1の、ハウジング2に固定的に取り付けられており、第2の保持部材12はハウジングドア4に固定されており、そのハウジングドアが継ぎ手5によって、ハウジングのハウジング開口部3に隣接する垂直の外側エッジに回転可能に支承されている。保持部材のグループ11、12、13は、図2aから2dにおいて第3の磁気的に作用する保持部材を有しており、その保持部材は図1aから1dには示されていない。これはハウジングに、第1の保持部材11に対して平行かつそれに対して距離をおいて固定して配置されているので、第1の保持部材11と第3の保持部材13の間には間隙が生じ、閉鎖位置P2においてその中へ第2の保持部材が嵌入する。3つの保持部材は磁力を発生させ、その磁力によってハウジングドア4が閉鎖位置においてハウジング2に保持される。その場合に閉鎖位置においてハウジングドア4が弾性的なシール6に対して押圧される。このシールはハウジング開口部3を回って延びており、閉鎖位置において圧縮される。それによってハウジング内部7は、閉鎖位置において気密に密閉される。閉鎖位置は、相対位置P2である。
図1aに示す第1の相対位置P0において、ハウジングドアは開放されている。この位置は、開放位置と称される。保持部材は互いに対して有効な磁力をもたらさない。
図1bに示す、第1の保持部材11と第2の保持部材12の第1の相対位置P1において、これらは互いに対して第1の引きつける磁力F1をもたらし、それがハウジングドアを自動的に、すなわちそれ以上のユーザーの作用なしで、閉鎖位置へ移動させる。第1と第2の保持部材を閉鎖位置P2へ移動させる閉鎖運動Aは、ハウジングフロントに対するハウジングドアの閉鎖角度αが小さいことにより(図2bを参照)、近似的に線形の運動Aである。
第1の保持部材11と第2の保持部材12の、図1cに示される第2の相対位置P2において、これらは互いに対して第2の引きつける磁力F2をもたらし、これは第1の磁力よりも大きい。この位置においてハウジングドアは閉鎖されており(閉鎖位置)、シール6が圧縮されるので、ハウジング内部7は周囲に対して気密に密閉されている。この相対位置P2においては、第1と第2の保持部材のセンタリングされた位置はまだ達成されておらず、その位置において第1と第2の保持部材は互いにセンタリングされて対向し、かつ最大の磁力F3が作用する。このセンタリングされた位置P3は、相対位置P2の後に、閉鎖運動Aが続行された場合に初めて達成される。しかし相対位置P2においては互いに相反する磁力と弾性的に変形されたシール部材6の復帰力が等しい大きさを有するので、位置P3は通常は達成されることはなく、場合によってドアが手動で、あるいはハウジング内部の真空によってシールに対して強く圧接された場合に達成される。閉鎖位置は、シールの弾性的な変形能力が経時に基づいて減少し、かつ磁力がシールをより強く圧縮することにより、シール6の寿命の経過とともに変位することがあり得る。これが、本発明の利点をもたらし、第1と第2の保持部材が接触なしで、もしくは平行に移動できることが、閉鎖位置の可変性を可能にし、したがって位置誤差の改良をもたらす。位置P0、P1。P2及びP3において作用する磁力は、図8の力-距離-カーブ「例1」を用いて評価することができる。
図2aに示される、第1、第2及び第3の保持部材を有する保持装置の配置は、図4と5の実施例においても、具現化される。第1の保持部材31と第3の保持部材33は、磁気部材であって、ここではそれぞれ等しい分極方向を有する永久磁石からなり、それらは互いに離隔して支持体部材30に固定されている。支持体部材30aは、インキュベータ21のハウジング22の外側に固定されている。閉鎖位置で見て、第1の保持部材31と第3の保持部材33の間に形成される間隙内へ第2の保持部材32、同様に第1と第3の永久磁石と同じ極性を有する永久磁石、が嵌入する。第2の永久磁石32は、支持体部材30bに固定されており、その支持体部材がハウジングドア24と結合されている。
突き放す磁力に基づいた保持力を有する保持装置の実施形態が、図1eから1hを用いて例で示されている。図1eから1hは、閉鎖位置において作用する磁力が第1の保持部材11と第2の保持部材12’の突き放しをもたらす、好ましい場合について、本発明の実験室キャビネット装置の機能原理を示している。そのために第1の永久磁石11と第2の永久磁石12’は、逆方向に向けられた分極方向M1<>M2を有しており、それは、図1aに基づく永久磁石12に比較して、N極とS極の相対位置の反転から生じる。ここではS極はプレート形状の永久磁石12’の上側12aによって形成され、N極はその下側12bによって形成される。ここでは第1の保持部材11と第2の保持部材12’の第1の相対位置P1’が設けられており、その位置においてこれらは互いに対して第1の突き放す磁力F1をもたらす。第1と第2の保持部材の第2の相対位置P2’において、これらは互いに対して第2の突き放す磁力F2をもたらし、それは特に第1の磁力F1よりも大きく、かつここに示す反転点において、直接対向する保持部材11、12’によって最大となる(反転点)。第1と第2の保持部材の第3の相対位置P3’において、これらは互いに対して第3の突き放す磁力F3をもたらし、それは第2の磁力F12よりも小さい。第1と第2の保持部材は互いに対して平行かつ非接触で次のように、すなわちハウジングドアが閉鎖する場合にまず第1の相対位置P1’に達し、閉鎖運動のその後の推移において第2の相対位置P2’に達し、その後第3の相対位置P3'が存在する閉鎖位置に達するように、配置されている。この配置によって、ハウジングドアは、好ましくはハウジングドアとハウジングの間に弾性的な部材を介在させて、突き放す磁力によって閉鎖位置P3'へ押しやられ、そのようにして閉鎖位置に保持される。
図6aは、他の実施例に基づく保持装置の外側を、ハウジングドアを開放した位置で示す斜視図である。この保持装置の構造及びハウジングドアとハウジングにそれを取り付けることは、図4と5に示す配置に相当する。図6aから6cの例の特殊性は、第1と第3の保持部材31、33の永久磁石31aと33a(ハウジング側に取り付けられている)が、それぞれの保持部材31、33の内部で、第2の保持部材32の永久磁石32a(ハウジングドアに取り付けられている)に対して、傾いて配置されていることにある。永久磁石31aと33aは、永久磁石32aに対して次のように、すなわち第1の永久磁石31aの磁気軸M1と第3の永久磁石33aの磁気軸M3が、第2の永久磁石32aの磁気軸M2に対して角度β=90°だけ傾くように、傾いており、その場合にαは、移動方向Aに対する磁気軸M1とM3の角度である。磁気軸はそれぞれ永久磁石の分極方向に沿って延びており、その分極方向は永久磁石のN極からS極へ延びている。
図6cにおいて閉鎖部材は横断面において、上面又は下面(同様に可能である)で見て、実験室キャビネット100にどのように取り付けられているかが示されている。すべての保持部材は、ここでは特に、その磁気軸M1、M2及びM3が実験室キャビネットの規定どおりの使用においてそれぞれ鉛直線に対して、したがって重力方向に対して垂直となるように、取り付けられている。しかし磁気軸M1、M2及びM3は、特にここに図示される永久磁石の傾いた配置において、他の軸方向に対して垂直となることもでき、あるいはそれぞれ他のように方向づけすることができる。傾けることによって、図8の「例1」のカーブにおいて示されるように、力-距離-カーブは所望のやり方で構成される。第1、第2及び第3の永久磁石31a、32a、33aは、ここではそれぞれ直方体形状の、プレート状の構成部品として形成されており、それにおいて分極方向は構成部品のメイン平面に対して垂直に延びており、そのメイン平面は2つの最大の外側面に対して平行に延びる。磁気軸M1、M2、M3はそれぞれ、それぞれの直方体形状の構成部品のメイン平面に対する法線である。
図6bには、第1の保持部材31が、フレーム31bからなる実質的に直方体形状の構成部品であり、そのフレームが直方体形状の中空室を画成し、その中に直方体形状の永久磁石31aが包み込まれ、かつ、たとえば接着によって、固定されていることが、示されている。第2の保持部材32は、同様に、フレーム32bからなる実質的に直方体形状の構成部品であり、そのフレームが直方体形状の中空室を画成し、その中に直方体形状の永久磁石32aが包み込まれて、たとえば接着によって、固定されている。第3の保持部材33は、同様に、フレーム33bからなる実質的に直方体形状の構成部品であり、そのフレームが直方体形状の中空室を画成し、その中に直方体形状の永久磁石が包み込まれて、たとえば接着によって、固定されている。図6cにおいてもっともよく見えるように、第1、第2及び第3の保持部材31、32、33の外側面は、図示される閉鎖位置において互いに対して平行であり、-簡単に言うと、直方体形状もしくはプレート形状の保持部材は、互いに対して平行であり、永久磁石M1とM3はM2に対して同じ角度βだけ傾いている。保持部材の平行な外側面によって、第1と第2-もしくは第2と第3-の保持部材が互いに対して次のように、すなわちハウジングドアを閉鎖する場合にそれらの保持部材が閉鎖運動によって閉鎖位置に達し、その閉鎖運動によって第1と第2の保持部材が互いに対して平行に移動されるように、配置されている、という特徴が、特に容易に具現化される。しかしこの特徴は、保持部材の外側面が互いに対して平行に延びていない場合にも、達成される。
図3aと3bはそれぞれ、他の実施例に基づく本発明に係る実験室キャビネット装置において使用することができる、2つの保持装置の第1と第2の保持部材を示している。
図7aは、他の実施例に基づく保持装置の外側を、ハウジングドアの開放された位置において、斜視図で示している。ここで「例2」(図8、9cを参照)と称される本発明の実施例は、閉鎖位置において互いに同心に入り組む円環形状の永久磁石131、132を有する、図3aに示す原理に従っている。示されるのはスライドドアの例であって、それにおいて第1の保持部材130aは実験室キャビネットのハウジング(ここには示されない)に取り付けられており、第2の保持部材130bはハウジングスライドドア(ここには示されない)に取り付けられている。スライドドアのスライド機構は、ここでは例として図示される線形のスライドガイドによって表されており、そのスライドガイドは実験において、図8の力-距離-カーブ「例2」を定めるために使用された。図8のP”0に従って、図7aから7cに示すように、開放された位置からこの閉鎖部材を閉鎖する場合に、まず突き放す磁力(図8のP”1)が測定された。この突き放す磁力は、最大値の反転点まで延びる。磁気リング131、132がさらに接近した場合に、磁気的な相互作用が支配しない(力=0)点を通過し、その後即座に引きつける相互作用が開始され、それが最大値(P”3)まで延びる。適切な閉鎖位置は、例1と同様に、位置P”2であり、それにおいて引きつける力はまだ最大ではない。これが、すでに説明したように、異なる厚みのドアシールに対する許容誤差のためのリザーブを与える。したがって位置P”3は、通常は達成されず、あるいは場合によってシールが限界に近く薄くなった場合に達成される。見てわかるように、突き放す力は、P”0とP”2の間でラッチのように作用するので、例2は磁気的なラッチと称することもできる。
図8には、同様に従来の付着閉鎖部材の力-距離-カーブが示されており、それにおいて引きつける力は接近する場合に逆の間隔二乗に実質的に比例して延びる。磁石に付着するまで接近する最後の数ミリメートルで(図9a)、磁力はほぼ衝撃的に高い最大値まで増大する。この種の配置は機械的な衝突と振動をもたらすが、それらは本発明に係るずっとソフトに操作可能な保持装置においては、回避することができる。

Claims (10)

  1. 実験室試料を保管するための実験室キャビネット装置(1;21)であって、
    ハウジング開口部(3)を備えたハウジング(2;22)を有し、前記ハウジング開口部を通してユーザーがハウジングのハウジング内部(7)へ接近することができ、
    閉鎖位置においてハウジング開口部を閉鎖するためのハウジングドア(4;24)を有し、
    閉鎖位置にハウジングドアを保持するための保持装置を有し、
    前記保持装置が磁気的に作用する保持部材のグループ(11、12、13;31、32、33)を有し、前記グループがハウジングに配置されている第1の保持部材(11;31)を含み、かつハウジングドア(4)に配置されている第2の保持部材(12、32)を含んでいる、ものにおいて、
    第1と第2の保持部材が非接触で配置されており、かつ、キャビネットドアを磁力によって閉鎖位置に保持するように、整えられており、
    第1と第2の保持部材が互いに対して次のように、すなわちハウジングドアを閉鎖する場合に、回転またはスライドするハウジングドアによって達成されるように、第1と第2の保持部材が閉鎖運動によって閉鎖位置へ達し、前記閉鎖運動によって第1と第2の保持部材が互いに対して平行移動されるように、配置されており、
    第1と第2の保持部材がそれぞれ永久磁石を有しており、前記永久磁石が磁気的なN-S極方向に沿って延びる磁気軸を有し、かつ閉鎖運動は閉鎖位置が達成される場合に磁気軸に対して垂直に延びているかまたは磁気軸に対して70°<=α<90°である角度αで延びており、かつ
    前記保持部材のグループが、磁気的に作用する第3の保持部材を有し、前記第3の保持部材が永久磁石を有し、かつハウジングに、あるいハウジングドアに配置されており、かつ第1と第2の保持部材と共に磁力を発生させ、前記磁力によってハウジングドアが閉鎖位置においてハウジングに保持され、第1と第3の保持部材が次のように、すなわちそれらの間に間隙が形成され、閉鎖位置において前記間隙内へ第2の保持部材が嵌入するように、互いから離隔し、かつ、互いに対して平行に延びて、閉鎖位置において対向する外側面をもって配置されており、あるいは第2と第3の保持部材が次のように、すなわちそれらの間に間隙が形成され、閉鎖位置において前記間隙内へ第1の保持部材が嵌入するように、互いから離隔し、かつ、互いに対して平行に延びて、閉鎖位置において対向する外側面をもって配置されている、
    ことを特徴とする実験室キャビネット装置。
  2. 第1と第2の保持部材が閉鎖位置において互いから離隔しているので、閉鎖位置においてそれらの最小間隔がゼロより大きい、請求項1に記載の実験室キャビネット装置。
  3. 第1と第2の保持部材が互いに対して次のように、すなわちハウジングドアが閉鎖される場合にまず第1の相対位置(P1)へ達し、その後閉鎖位置へ達して、前記閉鎖位置内に第2の相対位置(P2)が存在するように、配置されており、かつ
    第1と第2の保持部材が第1の相対位置(P1)において互いに対して第1の引きつける磁力(F1)をもたらし、かつ第2の相対位置(P2)においては引きつける第2の磁力(F2)をもたらし、前記第2の磁力が第1の磁力よりも大きい、
    請求項1と2のいずれか1項に記載の実験室キャビネット装置。
  4. 第2の保持部材が第3の相対位置(P3)において、引きつける第3の磁力(F3)をもたらし、前記第3の磁力が第2の磁力よりも大きく、かつ
    実験室キャビネット装置が弾性的部材を有し、前記弾性的部材が閉鎖位置においてハウジングドアによって磁力を用いて圧縮され、前記弾性的部材は第3の相対位置(P3)において第2の相対位置(P2)におけるよりも強く圧縮される、
    請求項3に記載の実験室キャビネット装置。
  5. 第1と第2の保持部材がそれらの第2と第3の相対位置においてあらかじめ定められた間隔を有しており、かつ第3の磁力が、この間隔において第1と第2の保持部材の間の最大の引きつけ可能な磁力である、請求項4に記載の実験室キャビネット装置。
  6. 第1と第2の保持部材が互いに対して次のように、すなわちハウジングドアを閉鎖する場合にまず第1の相対位置へ達し、その後閉鎖運動のさらなる推移において第2の相対位置へ達し、その後閉鎖位置へ達し、前記閉鎖位置内に第3の相対位置が存在するように、配置されており、
    第1と第2の保持部材が、第1と第2の保持部材の第1の相対位置において、互いに対して第1の突き放す磁力を、第1と第2の保持部材の第2の相対位置において、第1の磁力よりも大きい第2の突き放す磁力を、そして第1と第2の保持部材の第3の相対位置において、第2の磁力よりも小さい第3の突き放す磁力をもたらす、
    請求項1と2のいずれか1項に記載の実験室キャビネット装置。
  7. 前記保持部材のグループが、少なくとも1つの直方体形状の永久磁石を有し、前記永久磁石のN-S極方向が、直方体形状の永久磁石の最大の面に対して垂直に延びている、請求項1から6のいずれか1項に記載の実験室キャビネット装置。
  8. 前記保持部材のグループが、少なくとも1つのリング形状又は円筒形状の永久磁石を有し、前記永久磁石のN-S極方向が、リング形状又は円筒形状の永久磁石の開口部を通って延びる中央の軸線に対して垂直に延びている、請求項1から6のいずれか1項に記載の実験室キャビネット装置。
  9. 少なくとも1つの永久磁石が、前記保持部材のグループの1つの保持部材の構成要素であって、前記保持部材がフレームを有し、前記フレームによって少なくとも1つの永久磁石が包囲されており、前記フレームは、ハウジングドアが閉鎖する場合に他の保持部材によって圧力を供給されない、請求項7又は8に記載の実験室キャビネット装置。
  10. 胞培養のためのインキュベータである、請求項1から9のいずれか1項に記載の実験室キャビネット装置。
JP2020544492A 2018-03-16 2019-03-14 磁気閉鎖部材を有する実験室試料を保管するための実験室キャビネット装置 Active JP7177843B2 (ja)

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