JP7176271B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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本発明は、コージェネレーションシステムに関する。
従来、湯水を貯湯する貯湯タンクと、貯湯タンクから外部の蛇口に出湯する給湯管と、貯湯水に給水する給水管と、給湯管および給水管の湯水を出湯する不凍水抜き栓とを備える貯湯式給湯装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この貯湯式給湯装置では、外気温が給水管および給湯管の凍結を防止するために不凍水抜き栓を開放する開放動作温度以下になったときに、給水管の止水栓等を閉じてから不凍水抜き栓を開放し、その後に外気温が開放動作温度よりも高くなると、不凍水抜き栓を閉塞してから給水管の止水栓等を開く。こうした制御により、給水管や給湯管の凍結を防止している。また、貯湯式給湯装置では、水抜き栓の開放中は、リモコンに水抜き栓が自動開放中である旨を表示する。これにより、水抜き栓が開放されていて給湯運転や風呂運転ができなくなっていることをユーザが認識できるようにしている。
特開2011-17450号公報
上述の貯湯式給湯装置では、外気温が開放動作温度以下の状態が継続すると、給湯管や給水管、貯湯タンクの湯水がなくなっても、水抜きの完了判定が行なわれない。このため、水抜き栓が開放され続け、リモコンに水抜き栓が自動開放中である旨が表示され続け、ユーザが貯湯式給湯装置に故障が生じているのではないかと誤認識してしまう可能性がある。貯湯タンク内の湯水の水位を検出するための専用のセンサを設けることも考えられるが、コスト面で不利となる。
本発明のコージェネレーションシステムは、貯湯タンクの水抜きの完了判定を専用のセンサを用いることなく適切に可能にすることを主目的とする。
本発明のコージェネレーションシステムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のコージェネレーションシステムは、
発電に伴って熱を発生させる熱源装置と、
貯湯水を貯蔵する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの水抜きを行なうための水抜き栓と、
前記熱源装置と前記貯湯タンクとの接続により形成される前記貯湯水の循環路、前記循環路に設けられると共に羽根車の回転により前記貯湯水を圧送する循環ポンプを有する排熱回収装置と、
制御装置と、
を備えるコージェネレーションシステムであって、
前記制御装置は、前記水抜き栓を開いてまたは手動により開かれて前記貯湯タンクの水抜きを行なう際には、前記循環ポンプを所定デューティで駆動し、前記循環ポンプの回転数が閾値以上に至ったときに、前記貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なう、
ことを要旨とする。
この本発明のコージェネレーションシステムでは、水抜き栓を開いてまたは手動により開かれて貯湯タンクの水抜きを行なう際には、循環ポンプを所定デューティで駆動し、循環ポンプの回転数が閾値以上に至ったときに、貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なう。貯湯タンク内の貯湯水の水位が低くなる(水量が少なくなる)と、循環ポンプの内部に水がある状態と水がない状態とが交互に繰り返され、循環ポンプの羽根車に対する回転抵抗が変動し、循環ポンプの回転数が変動して閾値以上に至りやすくなる。したがって、循環ポンプの回転数と閾値との比較により、貯湯タンクの水抜きの完了判定を適切に行なうことができる。即ち、貯湯タンクの水抜きの完了判定を専用のセンサを用いることなく適切に行なうことができるのである。
こうした本発明のコージェネレーションシステムにおいて、前記制御装置は、前記貯湯タンクの水抜き中に、前記循環ポンプの回転数が前記閾値以上に至り且つ前記循環ポンプの回転数のバラツキ程度が所定程度以上に至ったときに、前記貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なうものとしてもよい。こうすれば、貯湯タンクの水抜きの完了判定をより適切に(より精度よく)行なうことができる。
また、本発明のコージェネレーションシステムにおいて、前記制御装置は、前記貯湯タンクの水抜き中にその旨を報知する、および/または、前記貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なうと前記水抜き栓を閉じるように促す旨を報知するものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、貯湯タンクの水抜き中であることや水抜き栓を閉じるように要請されていることを認識することができる。
さらに、本発明のコージェネレーションシステムにおいて、前記制御装置は、前記貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なうと、前記循環ポンプの駆動を終了するものとしてもよい。
本発明のコージェネレーションシステムの一実施形態としての燃料電池システム10の構成の概略を示す構成図である。 制御装置80により実行される水抜き指示時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 貯湯タンク101内の貯湯水の水位が十分に低くなったときの様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明のコージェネレーションシステムの一実施形態としての燃料電池システム10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態の燃料電池システム10は、図1に示すように、水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガス(エア)との供給を受けて発電する燃料電池スタック36を有する発電ユニット20と、発電ユニット20の発電に伴って発生する熱を回収して給湯する貯湯タンク101を有する給湯ユニット100と、システム全体を制御する制御装置80と、を備える。これらは、筐体12に収容されている。
貯湯タンク101の下部には、貯湯タンク101内の貯湯水の排出(水抜き)を行なうための水抜き栓102が設けられている。この水抜き栓102は、ユーザにより手動で開閉される。
発電ユニット20は、燃料電池スタック36の他に改質水を蒸発させて水蒸気を生成すると共に原料ガス(例えば天然ガスやLPガス)を予熱する気化器32と原料ガスおよび水蒸気から水素を含む燃料ガス(改質ガス)を生成する改質器33とを含む発電モジュール30と、気化器32に原料ガスを供給する原料ガス供給装置40と、燃料電池スタック36にエアを供給するエア供給装置50と、改質水タンク57内の改質水を気化器32に供給する改質水供給装置55と、発電モジュール30で発生した排熱を回収する排熱回収装置60と、を備える。
発電モジュール30(気化器32、改質器33、燃料電池スタック36)は、断熱性材料により形成された箱型のモジュールケース31内に収容されている。モジュールケース31内には、燃料電池スタック36の起動や、気化器32における水蒸気の生成、改質器33における水蒸気改質反応に必要な熱を供給するための燃焼部34が設けられている。燃焼部34には、燃料電池スタック36を通過した燃料オフガス(アノードオフガス)と酸化剤オフガス(カソードオフガス)とが供給され、これらの混合ガスを点火ヒータ35により点火して燃焼させることにより、燃料電池スタック36や気化器32、改質器33を加熱する。燃料オフガスおよび酸化剤オフガスの燃焼により生成される燃焼排ガスは、燃焼触媒37を介して熱交換器62に供給される。燃焼触媒37は、燃焼部34で燃え残った燃料ガスを触媒によって再燃焼させる酸化触媒である。
排熱回収装置60は、発電モジュール30から燃焼排ガスが供給される熱交換器62と貯湯水を貯蔵する貯湯タンク101とを接続して貯湯水の循環路を形成する循環配管61を有する。循環配管61には、羽根車63aの回転によって貯湯水を圧送する循環ポンプ63が設けられており、循環ポンプ63を駆動して貯湯水を循環させることにより、熱交換器62による貯湯水と燃焼排ガスとの熱交換により貯湯水を加温すると共に加温した貯湯水を貯湯タンク101に貯湯する。熱交換器62は、凝縮水供給管65を介して改質水タンク57に接続されると共に排気ガス排出管67を介して外気と接続されている。熱交換器62に供給された燃焼排ガスは、貯湯水との熱交換によって冷却され、水蒸気成分が凝縮されて凝縮水供給管65および水精製器66を介して改質水タンク57に回収される。また、残りの排気ガスは、排気ガス排出管67を介して外気に排出される。更に、循環配管61の貯湯タンク101の出口(下流)と熱交換器62の入口(上流)との間には、通過する貯湯水を冷却するためのラジエータ64が設けられており、このラジエータ64には、ラジエータファン64aにより筐体12内の空気が送風される。また、循環配管61の熱交換器62の出口と貯湯タンク101の入口との間には、通過する貯湯水(熱交換器62を通過後の貯湯水)の温度を検出する温度センサ61aが設けられており、循環配管61のラジエータ64の出口と熱交換器62の入口との間には、通過する貯湯水(ラジエータ64を通過して熱交換器62に供給される貯湯水)の温度を検出する温度センサ61bが設けられている。
原料ガス供給装置40は、ガス供給源1と気化器32とを接続する原料ガス供給管41を有する。原料ガス供給管41には、ガス供給源1側から順に、原料ガス供給弁42、原料ガスポンプ43、脱硫器44などが設けられており、原料ガス供給弁42を開弁した状態で原料ガスポンプ43を駆動することにより、ガス供給源1からの原料ガスを脱硫器44を通過させて気化器32に供給する。気化器32に供給された原料ガスは、気化器32を経て改質器33に供給され、燃料ガスに改質される。
エア供給装置50は、外気と連通するフィルタ52と燃料電池スタック36とを接続するエア供給管51を有する。エア供給管51には、エアブロワ53が設けられており、エアブロワ53を駆動することにより、フィルタ52を介して吸入したエアを燃料電池スタック36に供給する。
改質水供給装置55は、改質水を貯蔵する改質水タンク57と気化器32とを接続する改質水供給管56を有する。改質水供給管56には、改質水ポンプ58が設けられており、改質水ポンプ58を駆動することにより、改質水タンク57内の改質水を気化器32に供給する。気化器32に供給された改質水は、気化器32で水蒸気とされ、改質器33における水蒸気改質反応に利用される。
燃料電池スタック36は、酸素イオン伝導体からなる固体電解質と、固体電解質の一方の面に設けられたアノードと、固体電解質の他方の面に設けられたカソードと、を備える固体酸化物燃料電池セルが積層されたものとして構成されており、アノードに供給される燃料ガス中の水素とカソードに供給されるエア中の酸素とによる電気化学反応によって発電する。燃料電池スタック36の出力端子には、パワーコンディショナ70を介して商用電源2から負荷4への電力ライン3が接続されている。
制御装置80は、図示しないが、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、計時を行なうタイマ、入出力ポートを備える。制御装置80には、水抜き栓102に取り付けられた開閉状態検出センサ103からの水抜き栓102の開閉状態や、循環配管61に設けられた温度センサ61a,61bからの貯湯水の温度Twa,Twb、循環ポンプ63に取り付けられた回転数センサ63bからの循環ポンプ63の回転数Np、原料ガス供給管41に設けられたガス流量センサからのガス流量Qg、エア供給管51に設けられたエア流量センサからのエア流量Qa、改質水供給管56に設けられた改質水流量センサからの改質水流量Qwr、各種情報を表示すると共にユーザが各種操作(例えば、貯湯タンク101の水抜きの指示など)を実行可能なリモートコントロール装置(以下「リモコン」という)90からの信号などが入力ポートを介して入力される。制御装置80からは、点火ヒータ35や原料ガス供給弁42、原料ガスポンプ43、エアブロワ53、改質水ポンプ58、循環ポンプ63、ラジエータファン64aなどへの駆動制御信号や、筐体12外(例えば、筐体12の外側面など)に設けられて各種情報を表示する表示装置82への表示制御信号などが出力ポートを介して出力される。
こうして構成された燃料電池システム10では、制御装置80は、負荷4が要求する要求出力に基づくシステム要求出力Ps*に基づいて原料ガス供給装置40とエア供給装置50と改質水ポンプ58とを制御する発電出力制御を実行する。
発電出力制御において、原料ガスポンプ43の制御は、システム要求出力Ps*に基づく燃料電池スタック36の目標スタック電流Iout*に基づいて目標ガス流量Qg*を設定し、設定した目標ガス流量Qg*とガス流量センサにより検出されるガス流量Qgとの差分が小さくなるように原料ガスポンプ43を駆動制御することにより行なわれる。エア供給装置50の制御は、原料ガスの目標ガス流量Fg*に対して所定の比率(空燃比)となるように目標エア流量Fa*を設定し、設定した目標エア流量Fa*とエア流量センサにより検出されるエア流量Qaとの差分が小さくなるようにエアブロワ53を駆動制御することにより行なわれる。改質水ポンプ58の制御は、目標スタック電流Iout*に基づいて目標改質水流量Qwr*を設定し、設定した目標改質水流量Qwr*と改質水流量センサにより検出される改質水流量Qwrとの差分が小さくなるように改質水ポンプ58を駆動制御することにより行なわれる。
また、燃料電池システム10では、制御装置80は、排熱回収装置60の循環ポンプ63およびラジエータファン64aを制御する排熱回収制御も実行する。排熱回収制御において、循環ポンプ63の制御は、温度センサ61aにより検出される貯湯水(熱交換器62を通過後の貯湯水)の温度Twaと目標設定温度Twa*との差分が小さくなるように循環ポンプ63を駆動制御することにより行なわれる。また、ラジエータファン64aの制御は、温度センサ61bにより検出される貯湯水(ラジエータ64を通過後の貯湯水)の温度Twbと目標設定温度Twb*との差分が小さくなるようにラジエータファン64aを駆動制御することにより行なわれる。
次に、こうして構成された実施形態の燃料電池システム10の動作、特に、燃料電池システム10の運転停止中(発電出力制御や排熱回収制御の停止中)にリモコン90から貯湯タンク101内の貯湯水の排出(貯湯タンク101の水抜き)が指示されたときの動作について説明する。図2は、制御装置80により実行される水抜き指示時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、リモコン90から貯湯タンク101の水抜きが指示されたときに実行される。
図2の水抜き指示時制御ルーチンが実行されると、制御装置80は、ユーザによりユーザにより水抜き栓102が開かれる(開閉状態検出センサ103により水抜き栓102の開状態が検知される)のを待ち(ステップS100)、水抜き栓102が開かれると、循環ポンプ63の所定デューティDsetでの駆動を開始すると共に(ステップS110)、貯湯タンク101の水抜き中である旨のリモコン90への通知を開始する(ステップS120)。水抜き栓102が開かれることにより、貯湯タンク101の水抜きが開始される。また、所定デューティDsetは、貯湯タンク101の水抜き開始直後、即ち、貯湯タンク101内に貯湯水が十分にあって循環配管61や循環ポンプ63が貯湯水で満たされているとき(羽根車63aに対する回転抵抗が比較的大きいとき)に循環ポンプ63が比較的低回転数で略一定回転する値として定められる。更に、貯湯タンク101の水抜き中である旨のリモコン90への通知を開始することにより、ユーザが、貯湯タンク101の水抜き中であることを認識することができる。
続いて、循環ポンプ63の回転数Npやその標準偏差Spを入力する(ステップS130)。循環ポンプ63の回転数Npは、回転数センサ63bにより検出される値が入力される。循環ポンプ63の回転数Npの標準偏差Spは、現在からその所定時間前までの循環ポンプ63の回転数Npの履歴に基づいて演算された値が入力される。
こうしてデータを入力すると、入力した循環ポンプ63の回転数Npを所定回転数Nprefと比較すると共に(ステップS140)、循環ポンプ63の回転数Npの標準偏差Spを所定偏差Sprefと比較する(ステップS150)。ここで、所定回転数Npおよび所定偏差Sprefは、貯湯タンク101内の貯湯水の水位が十分に低くなった(水量が十分に少なくなった)か否かを判定するのに用いられる閾値である。図3は、貯湯タンク101内の貯湯水の水位が十分に低くなったときの様子の一例を示す説明図である。貯湯タンク101内の貯湯水の水位が十分に低くなる(水量が十分に少なくなる)と、循環ポンプ63の内部に水がある状態(図3の上図)と水がない状態(図3の下図)とが交互に繰り返され、羽根車63aに対する回転抵抗が変動し、循環ポンプ63の回転数Npが変動し、回転数Npが閾値Npref以上に至りやすくなると共に回転数Npのバラツキが大きくなってその標準偏差Spが閾値Spref以上に至りやすくなる。したがって、ステップS140,S150の処理により、貯湯タンク101内の貯湯水の水位が十分に低くなった(水量が十分に少なくなった)か否かを精度よく判定することができるのである。ステップS140で循環ポンプ63の回転数Npが所定回転数Npref未満のときや、ステップS150で循環ポンプ63の回転数Npの標準偏差Spが所定偏差Spref未満のときには、ステップS130に戻る。
こうしてステップS130~S150の処理を繰り返し実行して、ステップS140で循環ポンプ63の回転数Npが所定回転数Npref以上で且つステップS150で循環ポンプ63の回転数Npの標準偏差Spが所定偏差Spref以上に至ると、貯湯タンク101内の貯湯水の水位が十分に低くなった(水量が十分に少なくなった)と判断し、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なって、水抜き栓102を閉じるように促す旨をリモコン90に通知する(ステップS160)。これにより、ユーザが、水抜き栓102を閉じるように要請されていることを認識することができる。
そして、ユーザにより水抜き栓102が閉じられる(開閉状態検出センサ103により水抜き栓102の閉状態が検知される)のを待ち(ステップS170)、水抜き栓102が閉じられると、循環ポンプ63の駆動を停止すると共に(ステップS180)、貯湯タンク101の水抜き中である旨のリモコン90への通知を停止して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。水抜き栓102を閉じることにより、貯湯タンク101の水抜きが終了される。また、貯湯タンク101の水抜き中である旨のリモコン90への通知を停止することにより、ユーザが、貯湯タンク101の水抜きが完了したことを認識することができる。
以上説明した本実施形態の燃料電池システム10では、ユーザにより水抜き栓102が開かれて貯湯タンク101の水抜きを行なう際には、循環ポンプ63の所定デューティDsetで駆動し、循環ポンプ63の回転数Npが所定回転数Npref以上で且つ循環ポンプ63の回転数Npの標準偏差Spが所定偏差Spref以上に至ったときに、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なう。このようにして、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を精度よく行なうことができる。即ち、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を専用のセンサを用いることなく適切に行なうことができるのである。
また、本実施形態の燃料電池システム10では、貯湯タンク101の水抜き中にその旨をリモコン90に通知する(水抜き栓102が開かれると水抜き中である旨の通知を開始し、その後に水抜き栓102が閉じれらると水抜き中である旨の通知を停止する)と共に、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なうと、水抜き栓102を閉じるように促す旨をリモコン90に通知する。これにより、ユーザが、貯湯タンク101の水抜き中であることや水抜き栓102を閉じるように要請されていることを認識することができる。
上述の実施形態の燃料電池システム10では、貯湯タンク101の水抜き中に、循環ポンプ63の回転数Npが所定回転数Npref以上で且つ循環ポンプ63の回転数Npの標準偏差Spが所定偏差Spref以上に至ったときに、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なうものとした。しかし、貯湯タンク101の水抜き中に、循環ポンプ63の回転数Npが所定回転数Npref以上に至ったときに、循環ポンプ63の回転数Npの標準偏差Spを考慮せずに、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なうものとしてもよい。
上述の実施形態の燃料電池システム10では、貯湯タンク101の水抜き中にその旨をリモコン90に通知する(水抜き栓102が開かれると水抜き中である旨の通知を開始し、その後に水抜き栓102が閉じれらると水抜き中である旨の通知を停止する)ものとしたが、これを行なわないものとしてもよい。
上述の実施形態の燃料電池システム10では、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なうと、水抜き栓102を閉じるように促す旨をリモコン90に通知するものとしたが、これに代えてまたは加えて、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なった旨をリモコン90に通知するものとしてもよい。
上述の実施形態の燃料電池システム10では、水抜き栓102は、ユーザにより手動で開閉されるものとしたが、制御装置80により開閉制御されるものとしてもよい。この場合、図2の水抜き指示時制御ルーチンのステップS100の処理に代えて、制御装置80が水抜き栓102を開き、ステップS170の処理に代えて、制御装置80が水抜き栓102を閉じるものとしてもよい。また、この場合、ステップS160の処理において、貯湯タンク101の水抜きの完了判定を行なったときに、水抜き栓102を閉じるように促す旨をリモコン90に通知する必要がない。
上述の実施形態の燃料電池システム10では、水抜きの完了判定を行なうと、水抜き栓102が閉じられてから循環ポンプ63を駆動停止するものとしたが、水抜きの完了判定を行なった直後に循環ポンプ63を駆動停止するものとしてもよい。
上述の実施形態では、本発明のコージェネレーションシステムを、燃料電池システム10に適用して説明したが、燃料ガスの燃焼により動力を出力する原動機と、原動機からの動力により発電する発電機と、原動機の排熱との熱交換により貯湯する排熱回収装置と、を備えるシステムに適用するものとしてもよい。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、発電モジュール30が「熱源装置」に相当し、貯湯タンク101が「貯湯タンク」に相当し、水抜き栓102が「水抜き栓」に相当し、排熱回収装置60が「排熱回収装置」に相当し、制御装置80が「制御装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、コージェネレーションシステムの製造産業などに利用可能である。
1 ガス供給源、2 商用電源、3 電力ライン、4 負荷、10 燃料電池システム、12 筐体、20 発電ユニット、30 発電モジュール、31 モジュールケース、32 気化器、33 改質器、34 燃焼部、35 点火ヒータ、36 燃料電池スタック、37 燃焼触媒、40 原料ガス供給装置、41 原料ガス供給管、42 原料ガス供給弁、43 原料ガスポンプ、43 原料ガスポンプ、44 脱硫器、50 エア供給装置、51 エア供給管、52 フィルタ、53 エアブロワ、55 改質水供給装置、56 改質水供給管、57 改質水タンク、58 改質水ポンプ、60 排熱回収装置、61 循環配管、61a,61b 温度センサ、62 熱交換器、63 循環ポンプ、63a 羽根車、63b 回転数センサ、64 ラジエータ、64a ラジエータファン、65 凝縮水供給管、66 水精製器、67 排気ガス排出管、67o 排気口、70 パワーコンディショナ、80 制御装置、82 表示装置、90 リモコン、100 給湯ユニット、101 貯湯タンク、102 水抜き栓、103 開閉状態検出センサ。

Claims (3)

  1. 発電に伴って熱を発生させる熱源装置と、
    貯湯水を貯蔵する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの水抜きを行なうための水抜き栓と、
    前記熱源装置と前記貯湯タンクとの接続により形成される前記貯湯水の循環路、前記循環路に設けられると共に羽根車の回転により前記貯湯水を圧送する循環ポンプを有する排熱回収装置と、
    制御装置と、
    を備えるコージェネレーションシステムであって、
    前記制御装置は、前記水抜き栓を開いてまたは手動により開かれて前記貯湯タンクの水抜きを行なう際には、前記循環ポンプを所定デューティで駆動し、前記循環ポンプの回転数が閾値以上に至り且つ前記循環ポンプの回転数のバラツキ程度が所定程度以上に至ったときに、前記貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なう、
    コージェネレーションシステム。
  2. 請求項記載のコージェネレーションシステムであって、
    前記制御装置は、前記貯湯タンクの水抜き中にその旨を報知する、および/または、前記貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なうと前記水抜き栓を閉じるように促す旨を報知する、
    コージェネレーションシステム。
  3. 請求項1または2記載のコージェネレーションシステムであって、
    前記制御装置は、前記貯湯タンクの水抜きの完了判定を行なうと、前記循環ポンプの駆動を終了する、
    コージェネレーションシステム。
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