JP7174564B2 - 磁壁移動型デバイスのデータ記録方法および記録装置 - Google Patents
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Description
非特許文献1に記載されたレーストラックメモリは、磁性細線を基板に対して垂直方向にも延伸させたU字型の3次元構造を持つメモリである。レーストラックメモリでは、磁性細線に直交するように配置された書き込みヘッドで磁性細線中に磁区を形成し、磁性細線にパルス電流を印加してその位置を動かしてデータを記録する。この書き込みヘッドは、書き込み電流が通電される配線からの漏れ磁場により、磁性細線に所定磁化方向のデータの書き込みを行っている。なお、レーストラックメモリでは、再生時には、読み出したいデータ(磁区)が、磁性細線に直交するように配置された読出しヘッドの直下に来るまで磁性細線にパルス電流を印加して磁区を移動させている。
磁壁移動型デバイスによれば、磁性細線において第1導体配線と第2導体配線との間の導入領域に磁区を形成できる。したがって、第1導体配線と第2導体配線とを近接させて配置することで容易にサブミクロンオーダーの微小な磁区を形成することができる。
また、磁壁移動型デバイスは、磁性細線において一方の導体配線の直下に一方の磁壁を形成することができ、また、他方の導体配線の直下に他方の磁壁を形成することができる。したがって、記録装置およびデータ記録方法は、磁壁移動型デバイスに微小な磁区を形成しようとしたときに、各導体配線の直下に配置された磁壁の形状をそれぞれ乱れのない安定な形状にすることができる。
また、記録装置およびデータ記録方法は、磁壁移動型デバイスの第1導体配線および第2導体配線に異なる向きの電流を流すことができる。したがって、第1導体配線と第2導体配線との間で、第1導体配線から漏れる磁場と第2導体配線から漏れる磁場とが強め合うので、所定の磁化方向を書き込むために導体配線に流す電流の値を低減できる。
[磁壁移動型デバイスの構造]
まず、磁壁移動型デバイスの構造について図1(a)および図2(a)を参照して説明する。磁壁移動型デバイス1は、図示しない基板上に、磁性細線10と、第1導体配線21と、第2導体配線22と、を備えている。磁性細線10は、第1導体配線21および第2導体配線22の上(z方向の正の向き)に設けられている。第1導体配線21および第2導体配線22は、磁性細線10に直交するように配置された直線状の配線である。第1導体配線21および第2導体配線22は、通電によって発生する磁場により磁性細線10に磁区を形成する。
磁性細線10としては、磁化方向が膜厚方向(z方向)に向き易い垂直磁化膜を採用することができる。垂直磁化膜は、垂直磁気異方性の磁気材料で形成される。このような材料としては、公知の強磁性材料を適用できる。具体的には、Co等の遷移金属とPd,Pt,Cuとを繰り返し積層したCo/Pd多層膜のような多層膜、またTb-Fe-Co,Gd-Fe等の希土類金属と遷移金属との合金(RE-TM合金)、Tb/Coなどの希土類多層膜が挙げられる。
図2(a)に示す例では、磁性細線10の長さ方向がx方向である。この磁性細線10において図中左側の一部の領域が導入領域11として利用され、その右側の大部分の領域がデータ領域12として利用される。導入領域11とデータ領域12は、磁性細線10を形式的に区分するものであり、磁性細線10は物理的には連続的に形成されている。なお、導入領域11における図中左側の一端を端部13、図中右側の他端を端部14と呼ぶ。導入領域11は、データとして上向きまたは下向きの所望の磁化方向を書き込む領域である。データ領域12は、データを記録するための記録領域である。磁性細線10は、上向きまたは下向きの磁化方向の磁区を導入領域11に形成され、この磁区が細線の長さ方向に移動してデータ領域12に到達する。なお、磁性細線10は、両端に電極を接続するための領域を備えている。これらの電極は、Cu,Al,Au,Pt,Ag等の金属やその合金のような一般的な電極用金属材料からなる。
次に、図1(b)および図2(b)を参照して、磁壁移動型デバイス1の磁性細線10の導入領域11へのデータの書き込み方法について説明する。
本実施形態の磁壁移動型デバイス1の性能を確認するため、磁性細線10への磁区形成過程のマイクロマグネティックシミュレーションを行った。このとき、下記の第1計算条件でLLG(Landau-Lifshitz-Gilbert)方程式を用いて計算したものを実施例1とする。
磁壁移動型デバイス1のデータ記録方法では、予め磁性細線10の全体に第2磁化方向(上向き)の磁区を形成しておいた。その上で、図1(b)に示すように、第1導体配線21に電流Aを流すことで発生する磁場Aと、第2導体配線22に電流Bを流すことで発生する磁場Bと、により磁性細線10に第1磁化方向(下向き)の磁区を形成した。
(磁性細線の構造)
長さ(x方向):1.6[μm]
幅 (y方向):60[nm]
膜厚(z方向):12[nm]
(磁性細線の磁気特性)
飽和磁化Ms:0.25[T]
異方性磁界Hk :8.5[kOe]
交換結合係数A:1.2×10-11[J/m]
(第1導体配線、第2導体配線の構造)
長さ(y方向):1.4[μm]
幅 (x方向):40[nm]
膜厚(z方向):40[nm]
配線間距離(x方向)S:100[nm]
各導体配線と磁性細線との間の距離(z方向)h:5[nm]
各導体配線への印加電流:0.5[A]
磁性細線の初期磁化方向:z軸の正の方向(上向き)
なお、1[Oe]=103/(4π)[A/m]である。
図5(a)は、第1導体配線21に対して、y軸の正の方向へ電流(電流A)を印加した場合における磁性細線10の磁化状態を示す(比較例1)。
図5(b)は、第1導体配線21に対して、y軸の正の方向へ電流(電流A)を印加し、かつ、第2導体配線22に対して、y軸の負の方向へ電流(電流B)を印加した場合における磁性細線10の磁化状態を示す(実施例1)。
図6(b)に示すように、磁区の境界には、所定の厚みを有した磁壁が必要である。磁区の長さ(磁区長L)は、一方の磁壁の厚み中心から、他方の磁壁の厚み中心までの長さで定義される。つまり、磁区長Lは、配線間距離Sと、1つの磁壁の厚みとの和で示される。よって、磁区長Lの最小値は約15nmであると見積もることができる。
(磁性細線の構造)
長さ(x方向):1.6[μm]
幅 (y方向):60[nm]
膜厚(z方向):12[nm]
(磁性細線の磁気特性)
飽和磁化Ms:0.25[T]
異方性磁界Hk :8[kOe]
交換結合係数A:1.2×10-11[J/m]
(第1導体配線、第2導体配線の構造)
長さ(y方向):1.4[μm]
幅 (x方向):10[nm]
膜厚(z方向):10[nm]
配線間距離(x方向)S:10[nm]
各導体配線と磁性細線との間の距離(z方向)h:5[nm]
各導体配線への印加電流:0.01~0.03[A]
磁性細線の初期磁化方向:z軸の正の方向(上向き)
なお、1[Oe]=103/(4π)[A/m]である。
図7は、第1導体配線21に対して、y軸の正の方向の電流(電流A)を印加し、かつ、第2導体配線22に対して、y軸の負の方向の電流(電流B)を印加して1[ns]後に、z軸の正の方向から見た、磁性細線10の磁化状態を示す(実施例2)。
図7に示すように、配線間距離Sを短くした場合にも、第1導体配線21および第2導体配線22間に下向き磁区(濃色の領域)が安定に形成できることが分かった。これにより、第1導体配線21および第2導体配線22の間の距離Sと電流量を調整することで、磁性細線10中に、乱れの小さい磁区を形成できると考えられる。
図9(a)に示す磁壁移動型デバイス1Bは、図示しない基板上に、複数の磁性細線10と、第1導体配線21と、第2導体配線22と、絶縁層30と、を備える。磁壁移動型デバイス1Bは、複数の磁性細線10を備えている点が図1(a)に示す磁壁移動型デバイス1と相違している。磁壁移動型デバイス1Bにおいて、磁壁移動型デバイス1と同じ構成には、同じ符号を付して説明を省略する。図9(a)には、3個の磁性細線10を図示しているが、個数は特に限定されない。y方向に隣り合う磁性細線10は、微小距離だけ離間して配設されている。隣り合う磁性細線10の間には絶縁層を設けてもよい。
また、磁壁移動型デバイス1Bのデータ記録方法は、双方向第1磁区形成工程に続けて、前記した一方向第1磁区形成工程を行うこととしてもよい。
また、磁壁移動型デバイス1Bのデータ記録方法は、双方向第2磁区形成工程に続けて、前記した一方向第2磁区形成工程を行うこととしてもよい。
第2実施形態では、一方向第1磁区形成工程または一方向第2磁区形成工程は、一度に複数の磁性細線10に対して所定の磁化方向の磁区を形成する工程である。
(磁性細線メモリ)
磁壁移動型デバイス1,1Bは、例えば磁性細線メモリに適用することができる。図10に示す記録再生装置100は、図示しない基板上に設けられた磁性細線メモリ110と、パルス電流源120と、を備え、磁性細線メモリ110への情報の記録処理や磁性細線メモリ110から情報を読み出す再生処理を行う。磁性細線メモリ110は、データの記録トラックとしての複数の磁性細線10と、第1導体配線21および第2導体配線22と、再生用の磁気ヘッド(再生ヘッド)40と、を備えている。ここで、複数の磁性細線10と、第1導体配線21および第2導体配線22と、によって磁壁移動型デバイス1Bが構成されている。なお、図10では、絶縁層30を省略している。
なお、記録再生装置100は、再生系制御部140を除く構成の記録装置101を備えている。すなわち、記録装置101は、磁性細線メモリ110と、パルス電流源120と、記録系制御部130と、を備え、磁性細線メモリ110への情報の記録処理を行うことができる。
磁壁移動型デバイス1,1Bは、例えば空間光変調器に適用することができる。図11は、磁壁移動型デバイス1を用いた空間光変調器200の構成を示す説明図である。この空間光変調器200は、不図示の基板上に第1導体配線21および第2導体配線22と、絶縁層30と、磁性細線10と、偏光フィルタ201,202と、を備えている。なお、磁性細線10と、第1導体配線21および第2導体配線22と、絶縁層30と、によって磁壁移動型デバイス1が構成されている。
磁性細線10は、パルス電流源120に接続されている。磁性細線10には、図11において右から左にパルス電流が流される。パルス電流を流す方向とは逆向き(図11において左から右)に電子が移動することで、磁壁が電子の移動方向に駆動する。なお、磁性細線10の磁性膜を構成する材料によっては、電子の移動方向とは逆方向(電流方向)に磁壁が駆動する場合がある。
記録系制御部130は、空間光変調器200で所定の明暗像を表示するためのデータを磁性細線10に記録する処理を行う。なお、磁性細線10へデータを記録する手順は、図8を参照して説明した記録手順と同様なので、ここでは説明を省略する。
10 磁性細線
11 導入領域
12 データ領域
13,14 導入領域における端部
15 左端部
21 第1導体配線
22 第2導体配線
30 絶縁層
40 再生用の磁気ヘッド(再生ヘッド)
100 記録再生装置
101 記録装置
110 磁性細線メモリ
120 パルス電流源
130 記録系制御部
140 再生系制御部
200 空間光変調器
201 偏光フィルタ
202 偏光フィルタ
300 光源
301 入射光
302 偏光
303 反射光
Claims (5)
- 磁壁移動型デバイスに所定の磁化方向のデータを記録する磁壁移動型デバイスのデータ記録方法であって、
前記磁壁移動型デバイスは、
データを導入する導入領域と、前記導入領域の他端に隣接したデータ領域と、を長さ方向に有する少なくとも1つの磁性細線と、
前記導入領域の一端で前記磁性細線に直交するように配置され通電によって発生する磁場により前記磁性細線の前記導入領域に磁区を形成する直線状の第1導体配線と、
前記導入領域の前記他端で前記磁性細線に直交するように配置され通電によって発生する磁場により前記磁性細線の前記導入領域に磁区を形成する直線状の第2導体配線と、
を備えており、
前記第1導体配線に第1方向の電流を流すことで発生する磁場と、前記第2導体配線に前記第1方向とは逆方向である第2方向の電流を流すことで発生する磁場と、により前記磁性細線の前記導入領域に第1磁化方向の磁区を形成する双方向第1磁区形成工程と、
前記第1導体配線に前記第2方向の電流を流すことで発生する磁場と、前記第2導体配線に前記第1方向の電流を流すことで発生する磁場と、により前記磁性細線の前記導入領域に第2磁化方向の磁区を形成する双方向第2磁区形成工程と、
のうちの少なくとも一方の工程を行い、
前記双方向第1磁区形成工程に続けて、
前記磁性細線に流す磁壁を駆動するための電流に連動させて、前記第2導体配線に電流を流さずに前記第1導体配線に前記第1方向の電流を流すことで発生する磁場により前記磁性細線の前記導入領域に前記第1磁化方向の磁区を形成する一方向第1磁区形成工程をさらに行うか、または、前記双方向第2磁区形成工程に続けて、
前記磁性細線に流す前記磁壁を駆動するための電流に連動させて、前記第2導体配線に電流を流さずに前記第1導体配線に前記第2方向の電流を流すことで発生する磁場により前記磁性細線の前記導入領域に前記第2磁化方向の磁区を形成する一方向第2磁区形成工程をさらに行うデータ記録方法。 - データを導入する導入領域と、前記導入領域の他端に隣接したデータ領域と、を長さ方向に有する少なくとも1つの磁性細線と、
前記導入領域の一端で前記磁性細線に直交するように配置され通電によって発生する磁場により前記磁性細線の前記導入領域に磁区を形成する直線状の第1導体配線と、
前記導入領域の前記他端で前記磁性細線に直交するように配置され通電によって発生する磁場により前記磁性細線の前記導入領域に磁区を形成する直線状の第2導体配線と、
を備える磁壁移動型デバイスと、
前記磁性細線にパルス電流を印加するパルス電流源と、
入力された情報信号を分割し、前記第1導体配線および前記第2導体配線に前記パルス電流を供給すると共に、前記パルス電流源から前記磁性細線への前記パルス電流の供給タイミングを制御する記録系制御部と、を備え、
前記記録系制御部は、
前記第1導体配線に第1方向の電流を流すことで発生する磁場と、前記第2導体配線に前記第1方向とは逆方向である第2方向の電流を流すことで発生する磁場と、により前記磁性細線の前記導入領域に第1磁化方向の磁区を形成する双方向第1磁区形成処理と、
前記第1導体配線に前記第2方向の電流を流すことで発生する磁場と、前記第2導体配線に前記第1方向の電流を流すことで発生する磁場と、により前記磁性細線の前記導入領域に第2磁化方向の磁区を形成する双方向第2磁区形成処理と、
のうちの少なくとも一方を実行する記録装置。 - 前記磁壁移動型デバイスは、
前記磁性細線と、前記第1導体配線および前記第2導体配線と、の間に絶縁層を備え、
前記第1導体配線および前記第2導体配線は、前記絶縁層に対して同じ側に配置されている請求項2に記載の記録装置。 - 前記磁壁移動型デバイスは、
前記第1導体配線の幅および前記第2導体配線の幅が、40nm以下であり、
前記第1導体配線と前記第2導体配線との間の距離が、100nm以下である請求項2または請求項3に記載の記録装置。 - 前記磁壁移動型デバイスは、
前記第1導体配線の幅および前記第2導体配線の幅が、10nm以上40nm以下であり、
前記第1導体配線と前記第2導体配線との間の距離が、10nm以上40nm以下である請求項4に記載の記録装置。
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