JP7172670B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

貯湯式給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7172670B2
JP7172670B2 JP2019017248A JP2019017248A JP7172670B2 JP 7172670 B2 JP7172670 B2 JP 7172670B2 JP 2019017248 A JP2019017248 A JP 2019017248A JP 2019017248 A JP2019017248 A JP 2019017248A JP 7172670 B2 JP7172670 B2 JP 7172670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
amount
water storage
external server
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019017248A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020125862A (ja
Inventor
明宏 戸田
健 ▲高▼橋
一樹 池田
洋真 黒柳
友香 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2019017248A priority Critical patent/JP7172670B2/ja
Publication of JP2020125862A publication Critical patent/JP2020125862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7172670B2 publication Critical patent/JP7172670B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
例えばヒートポンプなどの加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに貯え、貯湯タンクから取り出した湯を用いて、例えば浴槽、シャワー、台所及び洗面所の蛇口のような給湯先に給湯する貯湯式給湯装置が広く用いられている。
特許文献1には、グローバルIPアドレスを付与され、かつ通信網を介して管理用のサーバーと通信可能で、各運転毎に通信網を介してサーバーから制御プログラムをダウンロードし、その制御プログラムに基づいて運転動作を実行する制御手段を備えた給湯装置が開示されている。
特開2004-028459号公報
貯湯式給湯装置では、家庭ごとに異なる湯の使い方に対応できるように、過去の使用湯量を学習した情報に基づいて、貯湯タンクに蓄える熱量を自動で調整している。しかしながら、貯湯式給湯装置を新しいものに買い替えた直後の期間では、学習データがないため、貯湯タンクに蓄える熱量を適切に調整できないという課題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯式給湯装置を買い替えた直後の期間においても、貯湯タンクに蓄える熱量を適切に調整することのできる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、家庭で用いられ、貯湯タンクを有する貯湯式給湯装置であって、貯湯タンクに蓄える熱量である蓄熱量を制御する制御手段と、外部サーバーと通信する通信手段と、を備え、通信手段は、貯湯式給湯装置が設置された家庭である特定家庭の過去の使用湯量の情報である過去使用湯量情報を外部サーバーから受信可能であり、通信手段が過去使用湯量情報を外部サーバーから受信した場合には、制御手段は、過去使用湯量情報に基づいて蓄熱量を制御可能であるものである。
そして、制御手段は、貯湯式給湯装置の効率値を第一効率として記憶しており、通信手段は、特定家庭における効率値を第二効率として外部サーバーから受信可能であり、制御手段は、第一効率が第二効率よりも高い場合には、第一効率が第二効率に等しい場合に比べて蓄熱量が少なくなるように制御するものである。
或いは、制御手段は、特定家庭の現在の居住人数を記憶しており、通信手段は、特定家庭の人数の情報を外部サーバーから受信可能であり、制御手段は、居住人数が、外部サーバーから受信した特定家庭の人数の値である受信人数よりも多い場合には、居住人数が受信人数に等しい場合に比べて蓄熱量が多くなるように制御し、居住人数が受信人数よりも少ない場合には、居住人数が受信人数に等しい場合に比べて蓄熱量が少なくなるように制御するものである。
或いは、制御手段は、貯湯式給湯装置の効率値を第一効率として記憶しており、通信手段は、特定家庭における効率値を第二効率として外部サーバーから受信可能であり、制御手段は、第一効率が第二効率よりも高い場合には、第一効率が第二効率に等しい場合に比べて蓄熱量が少なくなるように制御するものである。
或いは、通信手段は、過去使用湯量情報の更新年月日を外部サーバーから受信可能であり、更新年月日から現在の年月日までの期間が所定期間よりも長い場合には、制御手段は、過去使用湯量情報を使用することなく、予め記憶された初期設定値に基づいて蓄熱量を制御するものである。
或いは、貯湯式給湯装置に異常が発生している場合には、制御手段は、過去使用湯量情報を使用することなく、予め記憶された初期設定値に基づいて蓄熱量を制御するものである。
本発明によれば、貯湯式給湯装置を買い替えた直後の期間においても、貯湯タンクに蓄える熱量を適切に調整することのできる貯湯式給湯装置を提供することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態1における制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。なお、本開示では、湯が持っている熱量を、所定温度の湯に換算した湯量として扱う場合がある。すなわち、本開示において、「湯量」との記載は実質的には熱量を意味する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図1に示すように、貯湯式給湯装置35は、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、貯湯タンク8を有するタンクユニット33と、リモコン44とを備える。貯湯式給湯装置35は、家庭の住居に設置される。以下の説明では、貯湯式給湯装置35が設置された一つの家庭を「特定家庭」と称する。
図示の構成では、貯湯式給湯装置35の制御手段に相当する制御部36がタンクユニット33に内蔵されている。制御部36は、少なくとも一つのプロセッサと、少なくとも一つのメモリとを備える。また、制御部36は、年月日と、時刻とを管理するタイマー機能を有している。
リモコン44は、制御部36に対し、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン44は、ユーザーインターフェースに相当する。制御部36とリモコン44との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。リモコン44は、浴室に設置されてもよい。リモコン44は、台所に設置されてもよい。異なる場所に複数のリモコン44が設置されてもよい。リモコン44のほかに、例えばスマートフォンのような携帯端末が貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースとして使用可能でもよい。
リモコン44は、表示部44a及び操作部44bを備える。表示部44aは、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部44aは、例えば、貯湯式給湯装置35の状態に関する情報、貯湯式給湯装置35の設定内容に関する情報などを表示できる。操作部44bは、ユーザーが操作するためのボタン、ダイヤル、キーなどを含んでもよい。表示部44aは、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。リモコン44は、スピーカ、マイク等をさらに備えてもよい。
貯湯式給湯装置35は、制御部36と双方向にデータ通信可能に接続された通信アダプタ46を備えている。制御部36と通信アダプタ46との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。通信アダプタ46と外部サーバー47とは、例えばインターネットのような外部ネットワーク48を経由して、相互に通信可能である。本実施の形態における通信アダプタ46は、外部サーバー47と通信する通信手段に相当する。外部サーバー47は、貯湯式給湯装置35の管理サービスを提供する会社のサーバーでもよい。また、外部サーバー47は、複数のサーバーからなるクラウドサーバーでもよい。
HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き管14とHP戻り管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える弁類、ポンプ類のような各種のアクチュエータの作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
HPユニット7は、水を加熱する加熱手段の例である。HPユニット7は、圧縮機2、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、圧縮機2により圧縮された冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱を交換させる。HPユニット7は、電力により駆動される。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。温度による水の密度の違いにより、貯湯タンク8内には、上側が高温で下側が低温の温度成層を形成できる。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を貯湯式給湯装置35の外部へ供給するための給湯管21と、送湯管13とが接続されている。
以下の説明では、HPユニット7により加熱された湯を貯湯タンク8に蓄積する運転を沸上運転と称する。沸上運転では、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入し、貯湯タンク8内で上から下に向かって徐々に高温湯が蓄積されていく。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。制御部36は、これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を測定することにより、貯湯タンク8内の貯湯量及び蓄熱量を検出できる。制御部36は、検出された貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量に応じて、沸上運転の開始及び停止などを制御してもよい。
タンクユニット33内には、循環ポンプ12及びふろ用熱交換器20が内蔵されている。循環ポンプ12は、各種の配管に湯水を循環させるためのポンプであり、HP往き管14上に設けられている。ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8またはHPユニット7から供給される高温湯を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽水または暖房用水など)を加熱するための熱交換器である。本実施の形態では、ふろ用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させるふろ往き管27とふろ戻り管28を例示し説明する。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き管27とふろ戻り管28の途中に設置されている。また、ふろ往き管27とふろ戻り管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するためのふろ戻り温度センサ38と、ふろ用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するためのふろ往き温度センサ37とが設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するaポート及びbポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するbポート及びcポートと、湯水が流出するaポート及びdポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a-b、a-c、b-d、c-dの間で流路切替可能に構成されている。また、タンクユニット33は、水導出口管10、温水導入管20a、第1バイパス管16、温水導出管20b、及び第2バイパス管17を有している。水導出口管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続する。第1バイパス管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入管20aは、送湯管13の途中から分岐し、ふろ用熱交換器20の1次側入口に接続される。温水導出管20bは、ふろ用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第2バイパス管17は、HP往き管14における循環ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
更に、タンクユニット33は、第1給水管9a、第2給水管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第1給湯管24、及び第2給湯管25を有している。第1給水管9aの一端は水道等の水源に接続され、第1給水管9aの他端には減圧弁31を介して第2給水管9b及び第3給水管9cが接続されている。第2給水管9bは、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22とふろ用混合弁23とに接続されている。また、給湯管21は、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22及びふろ用混合弁23に接続されている。第2給湯管25の途中には、第2給湯管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第2給湯管25を通る湯の流量を検出するふろ用流量センサ45とが設けられている。
給湯用混合弁22及びふろ用混合弁23は、給湯管21から供給される高温湯と、第2給水管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成し、第1給湯管24及び第2給湯管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、第1給湯管24から給湯栓34を経由して、ユーザーが使用するシャワー及びカラン等の蛇口(図示しない)に供給される。一方、ふろ用混合弁23で設定温度に調整された湯は、第2給湯管25からふろ用電磁弁26、ふろ用流量センサ45、ふろ往き管27、ふろ戻り管28を経て浴槽30に供給される。
三方弁11は、水導出口管10とHP往き管14とが連通する形態と、温水導出管20bとHP往き管14とが連通する形態、の2つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り管15と送湯管13とが連通する形態、HP戻り管15と第1バイパス管16とが連通する形態、第1バイパス管16と第2バイパス管17とが連通する形態、送湯管13と第2バイパス管17とが連通する形態、の4つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。
制御部36は、特定家庭の使用湯量を学習する機能を有している。使用湯量は、使用された湯の熱量に相当する。制御部36は、例えば、給湯管21に設けられた流量センサ及び給湯温度センサ(図示省略)の情報を用いて、給湯管21へ供給された湯の熱量を検出することにより、特定家庭の使用湯量を算出することができる。制御部36は、そのようにして算出された毎日の使用湯量の情報を記憶することにより、特定家庭の使用湯量を学習することができる。また、制御部36は、一日のうちの時間ごとの使用湯量を記憶及び学習してもよい。
制御部36は、学習された使用湯量の情報に基づいて、沸上運転によって貯湯タンク8に蓄える熱量(以下、単に「蓄熱量」という場合がある)を制御することができる。これにより、特定家庭の使用湯量に応じて、過不足のない蓄熱量となるように、蓄熱量を増減させることができる。それゆえ、湯切れが発生したり、必要以上の熱量をHPユニット7で生成したりすることを抑制できる。例えば、制御部36は、過去所定期間(例えば過去2週間)の毎日の使用湯量を統計的に処理した値(例えば平均値)に基づいて、夜間時間帯の沸上運転によって貯湯タンク8に蓄える熱量を制御してもよい。
通信アダプタ46は、制御部36により算出された特定家庭の過去の使用湯量の情報(以下、「過去使用湯量情報」と称する)を、外部ネットワーク48を介して、定期的に外部サーバー47へアップロードする。その際、通信アダプタ46は、家庭を識別する家庭識別情報と関連付けて、過去使用湯量情報を外部サーバー47へアップロードする。家庭識別情報は、例えば、家庭ごとに固有のID情報である。本実施の形態における通信アダプタ46は、アップロード手段に相当する。外部サーバー47は、通信アダプタ46からアップロードされた過去使用湯量情報を、家庭識別情報と関連付けて記憶する。通信アダプタ46は、例えば、毎日の使用湯量のデータを外部サーバー47へアップロードしてもよいし、過去所定期間の使用湯量を統計的に処理したデータを外部サーバー47へアップロードしてもよい。
通信アダプタ46は、外部サーバー47に記憶された過去使用湯量情報を、外部ネットワーク48を介して、外部サーバー47から受信することができる。その際、通信アダプタ46及び外部サーバー47は、家庭識別情報を用いて、特定家庭と同一家庭の過去使用湯量情報が外部サーバー47から通信アダプタ46へ送信されるようにする。これにより、他の家庭の過去使用湯量情報が外部サーバー47から通信アダプタ46へ送信されることを確実に防止できる。
新品時の貯湯式給湯装置35、すなわち工場出荷時の貯湯式給湯装置35の制御部36には、沸上運転によって貯湯タンク8に蓄える熱量を制御するための初期設定値(以下、「沸上初期設定値」と称する)が予め記憶されている。制御部36は、使用湯量がまだ学習されていないときには、沸上初期設定値に基づいて、蓄熱量を制御することができる。湯切れが発生することを防止するために、沸上初期設定値は、蓄熱量が十二分に大きくなるような値に設定されている。このため、制御部36が沸上初期設定値に基づいて蓄熱量を制御した場合には、蓄熱量が必要以上に多くなりやすく、電力消費が増大しやすい。
特定家庭が貯湯式給湯装置35を新しいものに買い替えた直後のときには、使用湯量を学習したデータが制御部36に記憶されていない。このようなときに、本実施の形態であれば、買い替え前の貯湯式給湯装置35の通信アダプタ46がアップロードした、特定家庭の過去使用湯量情報が外部サーバー47に記憶されている。買い替え後の貯湯式給湯装置35の通信アダプタ46は、その過去使用湯量情報を外部サーバー47から受信する。制御部36は、沸上初期設定値を用いることに代えて、その受信された過去使用湯量情報に基づいて、蓄熱量を制御することができる。これにより、特定家庭が貯湯式給湯装置35を新しいものに買い替えた直後の期間においても、蓄熱量を過不足なく調整することができる。すなわち、沸上初期設定値が用いられた場合よりも蓄熱量を少なくして電力消費を低減でき、かつ、湯切れを確実に防止できる。
制御部36の故障などの理由によって制御部36を構成する回路基板が交換される可能性がある。制御部36の回路基板が交換されると、制御部36に記憶された使用湯量の学習データが失われてしまう。そのような場合にも、本実施の形態であれば、交換後の制御部36は、通信アダプタ46が外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報に基づいて、蓄熱量を制御することができる。これにより、制御部36の回路基板が交換された直後の期間においても、蓄熱量を過不足なく調整することができる。以下の説明では、貯湯式給湯装置35を新しいものに買い替えられたものとして効果を説明するが、制御部36の回路基板が交換された場合においても、類似の効果が得られる。
制御部36は、貯湯タンク8の容量の値を予め記憶していてもよい。あるいは、ユーザーがリモコン44を操作することで、貯湯タンク8の容量の値を入力してもよい。貯湯タンク8の容量は、特定家庭の最大貯湯量に相当する。通信アダプタ46は、特定家庭の最大貯湯量の情報を、家庭識別情報と共に、外部サーバー47へアップロードしてもよい。そのようにすることで、貯湯式給湯装置35が新しいものに買い替えられた場合に、通信アダプタ46が特定家庭の最大貯湯量の情報を外部サーバー47から受信することができる。
一般に、家庭の居住人数が多いほど、使用湯量が多くなるので、容量の大きい貯湯タンク8が必要となる。それゆえ、貯湯式給湯装置35を購入する場合には、家庭の居住人数に応じて、適した容量の貯湯タンク8を有する貯湯式給湯装置35を選択することが普通である。家庭の居住人数に変化があったような場合には、買い替え前の貯湯式給湯装置35の最大貯湯量と、買い替え後の貯湯式給湯装置35の最大貯湯量とが異なる可能性がある。
以下の説明では、通信アダプタ46が外部サーバー47から受信した、特定家庭の最大貯湯量の値を「旧最大貯湯量」と称する。また、制御部36に記憶された貯湯タンク8の容量の値を「新最大貯湯量」と称する。制御部36は、外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報に基づいて蓄熱量を制御する場合において、以下のようにしてもよい。制御部36は、新最大貯湯量が旧最大貯湯量よりも大きい場合には、新最大貯湯量が旧最大貯湯量に等しい場合に比べて蓄熱量が多くなるように制御する。新最大貯湯量が旧最大貯湯量よりも大きい場合、すなわち買い替え前よりも貯湯タンク8の容量が大きい貯湯式給湯装置35に買い替えられた場合には、居住人数が増えたなどの理由が考えられるので、使用湯量が増加すると予想できる。そこで、この場合には、新最大貯湯量が旧最大貯湯量に等しい場合よりも蓄熱量が多くなるように制御することで、湯切れの発生をより確実に防止できる。例として、新最大貯湯量が500L、旧最大貯湯量が400Lの場合には、最大貯湯量の増加割合に応じて、蓄熱量が1.25倍となるように制御してもよい。一方、制御部36は、新最大貯湯量が旧最大貯湯量よりも小さい場合には、新最大貯湯量が旧最大貯湯量に等しい場合に比べて蓄熱量が少なくなるように制御する。新最大貯湯量が旧最大貯湯量よりも小さい場合、すなわち買い替え前よりも貯湯タンク8の容量が小さい貯湯式給湯装置35に買い替えられた場合には、例えば居住人数が減ったなどの理由が考えられるので、使用湯量が減少すると予想できる。そこで、この場合には、新最大貯湯量が旧最大貯湯量に等しい場合よりも蓄熱量が少なくなるように制御することで、必要以上の蓄熱量が確保されることをより確実に防止できる。
制御部36は、特定家庭の現在の居住人数を記憶していてもよい。現在の居住人数の情報は、ユーザーがリモコン44に入力してもよい。または、例えば水位センサ(図示省略)により浴槽30の水位の変動を検出することにより、一日に浴槽30に入浴する入浴者の人数を制御部36が学習し、その学習された入浴者の人数を現在の居住人数として制御部36が記憶してもよい。通信アダプタ46は、特定家庭の現在の居住人数の情報を、家庭識別情報と共に、外部サーバー47へアップロードしてもよい。上記のようにすることで、貯湯式給湯装置35が新しいものに買い替えられた場合に、通信アダプタ46が特定家庭の人数の情報を外部サーバー47から受信することができる。
以下の説明では、通信アダプタ46が外部サーバー47から受信した、特定家庭の人数を「受信人数」と称する。また、制御部36に記憶された現在の居住人数を「現在居住人数」と称する。制御部36は、外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報に基づいて蓄熱量を制御する場合において、以下のようにしてもよい。制御部36は、現在居住人数が受信人数よりも多い場合には、現在居住人数が受信人数に等しい場合に比べて蓄熱量が多くなるように制御する。現在居住人数が受信人数よりも多い場合は、居住人数が増えたと考えられるので、使用湯量が増加すると予想できる。そこで、この場合には、蓄熱量が多くなるように制御することで、湯切れの発生をより確実に防止できる。例として、現在居住人数が5人、受信人数が4人の場合には、人数の増加割合に応じて、蓄熱量が1.25倍となるように制御してもよい。一方、制御部36は、現在居住人数が受信人数よりも少ない場合には、現在居住人数が受信人数に等しい場合に比べて蓄熱量が少なくなるように制御する。現在居住人数が受信人数よりも少ない場合は、居住人数が減ったと考えられるので、使用湯量が減少すると予想できる。そこで、この場合には、蓄熱量が少なくなるように制御することで、必要以上の蓄熱量が確保されることをより確実に防止できる。
制御部36は、貯湯式給湯装置35の効率値を記憶していてもよい。この効率値は、貯湯式給湯装置35の仕様に応じた固有の値である。例えば、効率値は、日本工業規格JIS C9220に基づいて定められた年間給湯効率または年間給湯保温効率の値でもよい。または、効率値は、HPユニット7のCOP(Coefficient Of Performance)の値でもよい。通信アダプタ46は、貯湯式給湯装置35の効率値の情報を、家庭識別情報と共に、外部サーバー47へアップロードしてもよい。上記のようにすることで、貯湯式給湯装置35が新しいものに買い替えられた場合に、通信アダプタ46が特定家庭における従前の貯湯式給湯装置35の効率値の情報を外部サーバー47から受信することができる。
以下の説明では、制御部36に記憶された貯湯式給湯装置35の効率値を「第一効率」と称する。また、通信アダプタ46が外部サーバー47から受信した、貯湯式給湯装置35の効率値を「第二効率」と称する。制御部36は、外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報に基づいて蓄熱量を制御する場合において、以下のようにしてもよい。制御部36は、第一効率が第二効率よりも高い場合には、第一効率が第二効率に等しい場合に比べて蓄熱量が少なくなるように制御する。第一効率が第二効率よりも高い場合は、買い替え前よりも貯湯式給湯装置35の効率が向上しているので、蓄熱量を少なくしても、湯切れが発生する可能性が低いと考えられる。そこで、この場合には、蓄熱量が少なくなるように制御することで、電力消費をさらに低減できる。例として、第一効率としての年間給湯効率が5.0、第二効率としての年間給湯効率が4.0の場合には、年間給湯効率の変化に応じて、蓄熱量が0.8倍となるように制御してもよい。
これまでの説明では、特定家庭の使用湯量の情報、特定家庭の最大貯湯量の情報、特定家庭の現在の居住人数の情報、及び貯湯式給湯装置35の効率値の情報(以下、総称して「家庭情報」という)を、通信アダプタ46により自動的に外部サーバー47へアップロードする構成とした。このような構成に代えて、本開示では、家庭情報のうちの少なくとも一つの情報を、ユーザー等が、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどの通信機器(図示省略)を操作して、家庭識別情報と共に外部サーバー47へ送信するようにしてもよい。
通信アダプタ46は、過去使用湯量情報の更新年月日を外部サーバー47から受信可能である。通信アダプタ46が過去使用湯量情報を外部サーバー47から受信した場合において、その更新年月日から現在の年月日までの経過期間が所定期間(例えば1ヶ月)よりも長い場合には、制御部36は、過去使用湯量情報を使用することなく、沸上初期設定値に基づいて蓄熱量を制御するようにしてもよい。上記経過期間が上記所定期間よりも長い場合には、例えば季節の変化などの環境変化により、過去使用湯量情報と、現在の使用湯量の実態との乖離が大きい可能性がある。このため、上記経過期間が上記所定期間よりも長い場合には、過去使用湯量情報を使用しないようにすることで、蓄熱量が不適切に制御されることを確実に防止できる。
また、通信アダプタ46が過去使用湯量情報を外部サーバー47から受信した場合において、貯湯式給湯装置35に異常が発生している場合には、制御部36は、過去使用湯量情報を使用することなく、沸上初期設定値に基づいて蓄熱量を制御するようにしてもよい。貯湯式給湯装置35に異常が発生している場合には、制御部36が過去使用湯量情報を正しく使用できない可能性があるので、過去使用湯量情報を使用しないようにすることで、蓄熱量が不適切に制御されることを確実に防止できる。
通信アダプタ46は、特定家庭の過去使用湯量情報を外部サーバー47から受信できない場合には、特定家庭の過去使用湯量情報を外部サーバー47から受信するための処理を、後の時間に再び実施する。これにより、通信アダプタ46と外部サーバー47との間で一時的な通信障害が発生した場合でも、通信障害が解消された後に、過去使用湯量情報を正常に受信することができる。
例えば、上記通信障害が解消されない場合、あるいは特定家庭の過去使用湯量情報が外部サーバー47に保存されていない場合のように、特定家庭の過去使用湯量情報を通信アダプタ46が外部サーバー47から受信できない場合には、制御部36は、沸上初期設定値に基づいて蓄熱量を制御する。これにより、過去使用湯量情報を受信できない場合であっても、蓄熱量の制御が不能になることを確実に防止できる。
通信アダプタ46が外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報を用いて蓄熱量を制御することを許可するかどうかをユーザーが設定可能としてもよい。ユーザーは、例えば、リモコン44を操作したり、上記通信機器から外部サーバー47にアクセスすることで、この設定を行ってもよい。
図2は、実施の形態1における制御処理を示すフローチャートである。制御部36は、例えば、貯湯式給湯装置35の使用が開始されてから経過した期間が所定期間(例えば2週間)にまだ達しておらず、当該所定期間の使用湯量の学習データがまだ得られていない場合に、図2のフローチャートの処理により、蓄熱量を制御する。
図2のステップS1において、制御部36は、外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報を用いて蓄熱量を制御することを許可する設定がオンになっているかどうかを判断する。当該設定がオンになっている場合には、ステップS2へ移行する。これに対し、当該設定がオフになっている場合、すなわち過去使用湯量情報を用いて蓄熱量を制御することをユーザーが許可していない場合には、ステップS6へ移行する。ステップS6で、制御部36は、沸上初期設定値に基づいて蓄熱量を制御する。
ステップS2に移行した場合には、制御部36は、特定家庭の過去使用湯量情報及び家庭情報を通信アダプタ46が外部サーバー47から受信したかどうかを判断する。通信アダプタ46または外部サーバー47は、ユーザーがリモコン44に入力した家庭識別情報(例えば、特定家庭のID)に基づいて、外部サーバー47に保存された過去使用湯量情報及び家庭情報が、特定家庭と同一家庭のものであるかどうかを識別することができる。外部サーバー47に保存された過去使用湯量情報及び家庭情報が、特定家庭と同一家庭のものであることが確認されると、その過去使用湯量情報及び家庭情報が外部サーバー47から通信アダプタ46へ送信される。特定家庭の過去使用湯量情報及び家庭情報を通信アダプタ46が外部サーバー47から受信した場合には、ステップS3へ移行する。これに対し、特定家庭の過去使用湯量情報を通信アダプタ46が外部サーバー47から受信できない場合には、ステップS6へ移行する。
なお、特定家庭の過去使用湯量情報を通信アダプタ46が外部サーバー47から受信した場合であっても、その更新年月日から現在の年月日までの経過期間が所定期間よりも長い場合には、前述した理由により、ステップS6へ移行してもよい。
ステップS3に移行した場合には、制御部36は、メモリに記憶された貯湯タンク8の容量すなわち新最大貯湯量の値と、外部サーバー47から受信した旧最大貯湯量の値とが一致しているかどうかを判断する。新最大貯湯量と旧最大貯湯量とが等しい場合には、ステップS4に移行し、制御部36は、外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報に基づいて、蓄熱量を制御する。
これに対し、新最大貯湯量と旧最大貯湯量とが異なる場合には、ステップS5に移行する。前述した理由により、ステップS5では、制御部36は、外部サーバー47から受信した過去使用湯量情報を補正したデータに基づいて蓄熱量を制御することにより、ステップS4の場合よりも蓄熱量が多くあるいは少なくなるように制御する。
また、前述した理由から、制御部36は、ステップS3において、現在居住人数が受信人数に一致しているかどうかと、第一効率が第二効率に一致しているかどうかとを判断し、それらが一致している場合にはステップS4へ移行し、不一致がある場合にはステップS5へ移行するようにしてもよい。
2 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 9a 第1給水管、 9b 第2給水管、 9c 第3給水管、 10 水導出口管、 11 三方弁、 12 循環ポンプ、 13 送湯管、 14 HP往き管、 15 HP戻り管、 18 四方弁、 20 ふろ用熱交換器、 21 給湯管、 22 給湯用混合弁、 23 ふろ用混合弁、 24 第1給湯管、 25 第2給湯管、 26 ふろ用電磁弁、 27 ふろ往き管、 28 ふろ戻り管、 29 ふろ循環ポンプ、 30 浴槽、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御部、 37 ふろ往き温度センサ、 38 ふろ戻り温度センサ、 42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 44a 表示部、 44b 操作部、 45 ふろ用流量センサ、 46 通信アダプタ、 47 外部サーバー

Claims (8)

  1. 家庭で用いられ、貯湯タンクを有する貯湯式給湯装置であって、
    前記貯湯タンクに蓄える熱量である蓄熱量を制御する制御手段と、
    外部サーバーと通信する通信手段と、
    を備え、
    前記通信手段は、前記貯湯式給湯装置が設置された家庭である特定家庭の過去の使用湯量の情報である過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記通信手段が前記過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信した場合には、前記制御手段は、前記過去使用湯量情報に基づいて前記蓄熱量を制御可能であり、
    前記通信手段は、前記特定家庭の最大貯湯量の情報を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記制御手段は、前記貯湯タンクの容量が前記最大貯湯量よりも大きい場合には、前記貯湯タンクの容量が前記最大貯湯量に等しい場合に比べて前記蓄熱量が多くなるように制御し、前記貯湯タンクの容量が前記最大貯湯量よりも小さい場合には、前記貯湯タンクの容量が前記最大貯湯量に等しい場合に比べて前記蓄熱量が少なくなるように制御する貯湯式給湯装置。
  2. 家庭で用いられ、貯湯タンクを有する貯湯式給湯装置であって、
    前記貯湯タンクに蓄える熱量である蓄熱量を制御する制御手段と、
    外部サーバーと通信する通信手段と、
    を備え、
    前記通信手段は、前記貯湯式給湯装置が設置された家庭である特定家庭の過去の使用湯量の情報である過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記通信手段が前記過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信した場合には、前記制御手段は、前記過去使用湯量情報に基づいて前記蓄熱量を制御可能であり、
    前記制御手段は、前記特定家庭の現在の居住人数を記憶しており、
    前記通信手段は、前記特定家庭の人数の情報を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記制御手段は、前記居住人数が、前記外部サーバーから受信した前記特定家庭の人数の値である受信人数よりも多い場合には、前記居住人数が前記受信人数に等しい場合に比べて前記蓄熱量が多くなるように制御し、前記居住人数が前記受信人数よりも少ない場合には、前記居住人数が前記受信人数に等しい場合に比べて前記蓄熱量が少なくなるように制御する貯湯式給湯装置。
  3. 家庭で用いられ、貯湯タンクを有する貯湯式給湯装置であって、
    前記貯湯タンクに蓄える熱量である蓄熱量を制御する制御手段と、
    外部サーバーと通信する通信手段と、
    を備え、
    前記通信手段は、前記貯湯式給湯装置が設置された家庭である特定家庭の過去の使用湯量の情報である過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記通信手段が前記過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信した場合には、前記制御手段は、前記過去使用湯量情報に基づいて前記蓄熱量を制御可能であり、
    前記制御手段は、前記貯湯式給湯装置の効率値を第一効率として記憶しており、
    前記通信手段は、前記特定家庭における前記効率値を第二効率として前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記制御手段は、前記第一効率が前記第二効率よりも高い場合には、前記第一効率が前記第二効率に等しい場合に比べて前記蓄熱量が少なくなるように制御する貯湯式給湯装置。
  4. 家庭で用いられ、貯湯タンクを有する貯湯式給湯装置であって、
    前記貯湯タンクに蓄える熱量である蓄熱量を制御する制御手段と、
    外部サーバーと通信する通信手段と、
    を備え、
    前記通信手段は、前記貯湯式給湯装置が設置された家庭である特定家庭の過去の使用湯量の情報である過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記通信手段が前記過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信した場合には、前記制御手段は、前記過去使用湯量情報に基づいて前記蓄熱量を制御可能であり、
    前記通信手段は、前記過去使用湯量情報の更新年月日を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記更新年月日から現在の年月日までの期間が所定期間よりも長い場合には、前記制御手段は、前記過去使用湯量情報を使用することなく、予め記憶された初期設定値に基づいて前記蓄熱量を制御する貯湯式給湯装置。
  5. 家庭で用いられ、貯湯タンクを有する貯湯式給湯装置であって、
    前記貯湯タンクに蓄える熱量である蓄熱量を制御する制御手段と、
    外部サーバーと通信する通信手段と、
    を備え、
    前記通信手段は、前記貯湯式給湯装置が設置された家庭である特定家庭の過去の使用湯量の情報である過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信可能であり、
    前記通信手段が前記過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信した場合には、前記制御手段は、前記過去使用湯量情報に基づいて前記蓄熱量を制御可能であり、
    前記貯湯式給湯装置に異常が発生している場合には、前記制御手段は、前記過去使用湯量情報を使用することなく、予め記憶された初期設定値に基づいて前記蓄熱量を制御する貯湯式給湯装置。
  6. 前記特定家庭の使用湯量の情報、前記特定家庭の最大貯湯量の情報、前記特定家庭の現在の居住人数の情報、及び前記貯湯式給湯装置の効率値の情報のうちの少なくとも一つの情報と、家庭を識別する家庭識別情報とを前記外部サーバーへアップロードするアップロード手段を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記特定家庭の前記過去使用湯量情報を前記通信手段が前記外部サーバーから受信できない場合には、前記制御手段は、予め記憶された初期設定値に基づいて前記蓄熱量を制御する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記通信手段は、前記特定家庭の前記過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信できない場合には、前記特定家庭の前記過去使用湯量情報を前記外部サーバーから受信するための処理を再び実施する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
JP2019017248A 2019-02-01 2019-02-01 貯湯式給湯装置 Active JP7172670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019017248A JP7172670B2 (ja) 2019-02-01 2019-02-01 貯湯式給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019017248A JP7172670B2 (ja) 2019-02-01 2019-02-01 貯湯式給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020125862A JP2020125862A (ja) 2020-08-20
JP7172670B2 true JP7172670B2 (ja) 2022-11-16

Family

ID=72084847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019017248A Active JP7172670B2 (ja) 2019-02-01 2019-02-01 貯湯式給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7172670B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003162A (ja) 2005-06-27 2007-01-11 Denso Corp 貯湯式ヒートポンプ給湯装置
JP2007139213A (ja) 2005-11-15 2007-06-07 Daikin Ind Ltd 給湯機制御装置
JP2013174408A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Daikin Industries Ltd ヒートポンプ式給湯装置
JP2014149094A (ja) 2013-01-30 2014-08-21 Noritz Corp 給湯装置
JP2017172936A (ja) 2016-03-25 2017-09-28 三菱電機株式会社 給湯システム
WO2018154727A1 (ja) 2017-02-24 2018-08-30 三菱電機株式会社 給湯機、制御装置、給湯システム及び沸上げ運転方法
JP2018204819A (ja) 2017-05-31 2018-12-27 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003162A (ja) 2005-06-27 2007-01-11 Denso Corp 貯湯式ヒートポンプ給湯装置
JP2007139213A (ja) 2005-11-15 2007-06-07 Daikin Ind Ltd 給湯機制御装置
JP2013174408A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Daikin Industries Ltd ヒートポンプ式給湯装置
JP2014149094A (ja) 2013-01-30 2014-08-21 Noritz Corp 給湯装置
JP2017172936A (ja) 2016-03-25 2017-09-28 三菱電機株式会社 給湯システム
WO2018154727A1 (ja) 2017-02-24 2018-08-30 三菱電機株式会社 給湯機、制御装置、給湯システム及び沸上げ運転方法
JP2018204819A (ja) 2017-05-31 2018-12-27 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020125862A (ja) 2020-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8498527B2 (en) Water heating control and storage system
JP6044326B2 (ja) 貯湯式給湯機及びソーラーシステム
US11156371B2 (en) Networked boilers and control method
CN104797890A (zh) 供热水系统
JP5934041B2 (ja) 電力システム、装置及び方法
JP7172670B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP6020362B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP6520700B2 (ja) 貯湯式給湯機
KR101866799B1 (ko) 집단 열공급 시설의 각 세대 내의 실별 온도 조절기와 기계실의 디지털 다이렉트 컨트롤러가 연동되는 난방 제어 방법
JP6907979B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP5220082B2 (ja) 給湯機の制御装置、制御システム、制御プログラム、及び制御方法
JP2005273958A (ja) 給湯暖房装置
JP2014240711A (ja) 貯湯式給湯機
JP5428876B2 (ja) 給湯機
KR20110051737A (ko) 병렬 보일러의 온수운전 제어장치 및 그 방법
JP6672950B2 (ja) 給湯システム
JP2019152353A (ja) 給湯装置
US9353507B2 (en) Water line control system and method
JP6747424B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2015094557A (ja) 給湯装置およびその給湯装置の基板交換方法
JP2018132231A (ja) 給湯装置
JP2020003102A (ja) 温水システム及び温水装置
JP6036560B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2022146669A (ja) 給湯装置
JP7251507B2 (ja) 貯湯式給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7172670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150