JP7170934B2 - 乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸及びステップリンク連結体のステップリンクを分離する方法 - Google Patents

乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸及びステップリンク連結体のステップリンクを分離する方法 Download PDF

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Description

本発明は、エスカレーター、動く歩道等の乗客を移動させる乗客コンベアのステップリンクの分離作業を行う際に、ステップ軸の代わりに2つのステップリンクを回動可能に支持するために用いられるステップリンク結合用ダミー軸と、ステップリンク連結体のステップリンクを分離する方法に関する。
従来から、上記の乗客コンベアにおいて、複数の踏み面部材であるステップのそれぞれにステップ軸が連結され、複数のステップ軸の両端部のそれぞれは、無端ループ状のステップリンク連結体で連結される構造が考えられる。この構造では、ステップ軸においてステップリンク連結体のそれぞれより軸方向両端寄りには、ステップリンク連結体の移動を案内するために案内レールに案内されるローラが回転可能に支持されている。
特許文献1には、エスカレーターにおいて、ステップリンクの交換方法が記載されている。この交換方法では、機械室でステップリンク連結体の1つの連結部を外して、無限軌道を壊して両端があるステップリンクの一本の連鎖を形成する。この連鎖の両端部には、ステップ軸と同様の長さのダミー軸が取り付けられる。その後、エスカレーターを運転して、その連鎖の一端を、引き出しレール装置を利用して機械室から乗り場に引き出し、引き出したステップリンクの一端を、新ステップリンクに交換した後、エスカレーターを運転して、一端を元の位置に戻し、無端ループを形成するように連鎖の他端と連結する。
特開平11-165973号公報
上記の乗客コンベアにおいて、案内レールでローラの軸方向外側が覆われて保護される位置の2つのステップリンクを分離するために、2つのステップリンクを回動可能に支持するステップ軸の代わりに、予め、ステップ軸より短いダミー軸を2つのステップリンクに貫通させて、2つのステップリンクを連結する場合がある。ダミー軸の一端部にはローラが回転可能に支持される。ステップ軸からダミー軸への交換作業は、ローラが案内レールの側板部がない位置に対向した状態で行う。ダミー軸においてローラの外側には、後でダミー軸をローラから軸方向内側(ステップ配置側)に抜き取れるようにローラの外れ防止用の止め輪(外側ストッパ)を結合しない。その後、案内レールの長手方向中間部でローラの軸方向外側が案内レールの側板部で覆われて保護される位置に移動するように、ステップリンク連結体を循環移動させる。この場合、止め輪がない状態でもローラがダミー軸に対し軸方向外側に大きくずれ動かないように、人力により低速度で慎重に状況を確認しながらステップリンク連結体を循環移動させる。その後、ローラ及び2つのステップリンクからダミー軸を軸方向内側に抜き取ることで2つのステップリンクを分離する。この作業では、ステップリンク連結体を人力で循環移動させる、かなり労力を必要とする作業があるため、作業者の負担の軽減が望まれる。特許文献1には、上記の不都合を解消できる手段は開示されていない。
本発明は、案内レールでローラの軸方向外側が覆われて保護される位置のステップリンクの分離作業を行う場合における作業者の負担を軽減できる、乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸及びそのダミー軸を用いてステップ連結体のステップリンクを分離する方法を提供することを目的とする。
本発明に係る乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸は、複数の踏み面部材であるステップのそれぞれにステップ軸が連結され、複数の前記ステップ軸の両端部のそれぞれは無端ループ状のステップリンク連結体で連結され、前記ステップ軸の前記ステップリンク連結体のそれぞれより軸方向両端寄りには、前記ステップリンク連結体の移動を案内するために案内レールに案内されるローラが回転可能に支持される乗客コンベアにおいて、移動方向に連結する2つのステップリンクを回動可能に支持する前記ステップ軸の少なくとも一方側端部の代わりに使用されるステップリンク結合用ダミー軸であって、前記2つのステップリンクの軸孔、及び前記ローラの内径側に結合された軸受の中心孔を貫通する第1軸と、前記第1軸にネジ結合するように軸方向に挿入され、回転によって前記第1軸の前記軸受側に向かって軸方向に進退可能である第2軸と、前記第2軸の、前記軸受側の先端に結合され、前記第2軸の軸方向移動によって開閉可能であり、開の場合に前記軸受の外側面と対向するストッパと、を備え、前記第1軸の外周面には前記軸受の内側面と対向する段差面が形成され、前記ストッパは、前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合に開または閉となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合に閉または開となる。
本発明に係るステップリンク連結体のステップリンクを分離する方法は、本発明に係る乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸を用いてステップリンク連結体のステップリンクを分離する方法であって、一部の前記ステップ軸から前記ステップを取り外した状態で、ステップ軸方向両側の前記ステップリンク連結体のそれぞれにおいて、前記ローラが前記案内レールの側板部がない位置に対向した状態で、前記2つのステップリンクの軸孔から前記ステップ軸を抜き取るステップと、前記ステップ軸を抜き取った前記2つのステップリンクの軸孔に、第1ダミー軸を貫通させ、前記2つのステップリンクを回動可能に支持すると共に、前記ステップ軸を抜き取った前記2つのステップリンクの軸孔に、第2ダミー軸を貫通させ、前記2つのステップリンクを回動可能に支持するステップと、前記ステップリンク連結体をモータで循環移動させて、前記第1ダミー軸を、前記案内レールの長手方向中間部で前記ローラの軸方向外側が前記案内レールの側板部で覆われて保護される位置に移動させるステップと、前記第2軸を前記第1軸に対し引き込み方向または突出方向に移動させることにより、前記ストッパを閉として前記軸受の外側面に非対向とした後、前記軸受と、前記2つのステップリンクの軸孔とから前記第1ダミー軸を軸方向内側に抜き取って、前記2つのステップリンクを分離するステップと、を含む。
本発明に係る乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸及びステップリンクを分離する方法によれば、案内レールでローラの軸方向外側が覆われて保護される位置でステップリンクを分離する作業を行う場合における作業者の負担を軽減できる。具体的には、ステップリンクの分離作業を次のように行える。まず、一部のステップ軸からステップを取り外した状態で、ステップ軸方向両側のステップリンク連結体のそれぞれにおいて、ローラが案内レールの側板部がない位置に対向した状態で、2つのステップリンクの軸孔からステップ軸を抜き取る。次いで、ステップ軸を抜き取った2つのステップリンクの軸孔に、ステップリンク結合用ダミー軸としての第1ダミー軸を貫通させ、2つのステップリンクを回動可能に支持する。このとき、第1ダミー軸の一端部には、外周側にローラが結合された軸受が嵌合されて、ストッパ部材により第1ダミー軸からの軸受の脱落が防止される。さらに、ステップ軸を抜き取った2つのステップリンクの軸孔に第2ダミー軸を貫通させ、2つのステップリンクを回動可能に支持する。次いで、ステップリンク連結体をモータで循環移動させて、第1ダミー軸を、案内レールの長手方向中間部でローラの軸方向外側が案内レールの側板部で覆われて保護される位置に移動させる。このとき、第1ダミー軸のストッパと段差面とにより第1ダミー軸に対しローラが軸方向に大きくずれ動くことが防止される。このため、案内レールでローラの軸方向外側が覆われて保護される位置に第1ダミー軸を移動させるために、ステップリンク連結体を人力により低速度で循環移動させる必要がない。案内レールでローラの軸方向外側が覆われて保護される位置に第1ダミー軸を移動させた後には、第1軸に対し第2軸を引き込み方向または突出方向に移動させることによりストッパを閉として軸受の外側面に非対向とした後、軸受と2つのステップリンクの軸孔とから第1ダミー軸を軸方向内側に抜き取ることにより2つのステップリンクを分離できる。したがって、案内レールでローラの軸方向外側が覆われて保護される位置でステップリンクを分離する作業を行う場合に、ステップリンク連結体を人力により低速度で循環移動させる必要がないので、作業者の負担を軽減できる。
本発明に係る乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸において、好ましくは、前記ストッパは、中心部が前記第2軸の先端に結合された断面が前記軸受側が凹となる円弧形の弾性部材であり、前記第2軸との結合部と第1軸の一端とで前記ストッパが軸方向に圧縮される量に応じて開閉し、前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合には、前記ストッパの軸方向の圧縮量が大きくなることで、前記ストッパが開となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合には、前記ストッパの軸方向の圧縮量が小さくなることで、前記ストッパが閉となる。
上記構成によれば、ストッパが比較的単純な構造となるので、ダミー軸の部品点数を削減できる。
本発明に係る乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸において、好ましくは、前記ストッパは、中心部が前記第2軸の先端に固定され、山形部と前記山形部の両端に連結された2つの軸受対向部とを有する弾性片であり、前記第2軸との結合部である前記山形部の頂部の、前記第1軸内への引き込み量の変化に応じて開閉し、前記第2軸は、前記山形部の頂部に固定され、前記第2軸と前記ストッパとの相対回転を許容する軸受を含んでおり、前記ストッパは、前記第1軸に対し回転が規制され、前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合には、前記ストッパが閉となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合には、前記ストッパが開となる。
上記構成によれば、ストッパが比較的単純な構造となるので、ダミー軸の部品点数を削減できる。
本発明に係る乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸において、好ましくは、前記ストッパは、前記第2軸の先端に固定された第1リンク素子と、前記第1軸の前記軸受側の先端に相対移動可能に支持されると共に、前記第1リンク素子の両端に揺動可能に連結された2つの第2リンク素子とを含む複数のリンク素子により形成され、前記第1軸と前記第2軸との相対回転による前記複数のリンク素子の向きの変化に応じて開閉するリンク部材であり、前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合には、前記ストッパが開または閉となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合には、前記ストッパが閉または開となる。
上記構成によれば、ストッパを複数の剛体のリンク要素から構成できるので、ステップリンク連結体をモータで循環移動させる際に、ローラがダミー軸に対し軸方向外側にずれ動くことをより抑制しやすい。これにより、ステップリンク連結体をより高速で循環移動しやすくなるので作業の効率化を図れる。
本発明に係る乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸及びステップリンクを分離する方法によれば、案内レールでローラの軸方向外側が覆われて保護される位置でステップリンクを分離する作業を行う場合における作業者の負担を軽減できる。
本発明の実施形態のステップリンク結合用ダミー軸を適用する乗客コンベアであるエスカレーターの1例において、一部のステップを取り外して示す斜視図である。 エスカレーターの概略断面図である。 図1のA部において、一部を取り外した状態での拡大斜視図である。 ステップ及びステップ軸の結合構造を示す斜視図である。 図3のB部において、ステップ軸及びステップリンクの結合構造と、ローラ配置部分を示す斜視図である。 ステップ軸及びステップリンクの結合構造において、一部のステップリンク及びローラを取り外して示す斜視図である。 実施形態のステップリンク結合用ダミー軸(第1ダミー軸)にローラが結合された状態の斜視図である。 図6Aの矢印C方向に見た図である。 図6Aの断面図である。 図6Aからストッパピンが結合された第1軸を取り出して示す図である。 図6Aにおいて、ストッパピンに結合するための抜け止め部材を取り出して示す図である。 図6Cにおいて、第2軸を第1軸に対し突出方向に移動させて第1軸及び第2軸を軸受及びローラから抜き取り可能とした状態を示す図である。 本発明の実施形態のステップリンクを分離する方法を示すフローチャートである。 図1の状態からステップリンク連結体を移動して、ステップが取り外された部分を機械室に移動させた状態を、一部の乗り場部品を取り外して上側から見た斜視図である。 図8の状態からステップ軸を抜き取った左右両側の2つのステップリンクを、左側の第1ダミー軸と右側の第2ダミー軸とで回動可能に支持させた状態を示す図である。 図9のD部の拡大断面図である。 図9の状態の後に、ステップリンク連結体をモータで循環移動して、第1ダミー軸を案内レールの側板部がある長手方向中間部に移動させた状態を示す図5Aに対応する図である。 図11のE-E断面図である。 図12Aにおいて、第1ダミー軸をローラ及び軸受から抜き取る状態を示す図である。 実施形態の別例のステップリンク結合用ダミー軸(第1ダミー軸)を示す図6Aに対応する図である。 図13の矢印F方向に見た拡大図である。 図13において、第2軸を第1軸に対し引き込み方向に移動させて第1軸及び第2軸を軸受及びローラから抜き取り可能とした状態を示す図である。 実施形態の別例のステップリンク結合用ダミー軸(第1ダミー軸)を示す図6Aに対応する図である。 図15の矢印G方向に見た拡大図である。 図17において、第2軸を第1軸に対し引き込み方向または突出方向に移動させて第1軸及び第2軸を軸受及びローラから抜き取り可能とした状態を示す図である。
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下で説明する形状、材料、個数などは説明のための例示であって、ダミー軸または乗客コンベアの仕様により変更が可能である。以下では同様の構成には同一の符号を付して説明する。また、以下では乗客コンベアがエスカレーターである場合を説明するが、乗客コンベアが、乗客の足下で複数のステップの踏み面が段差なく連続して移動する動く歩道である場合にも本発明は適用可能である。
図1から図5を用いて一般的なエスカレーターにおける基本構造を説明する。エスカレーター10は、トラス12(図2)と、移送手段20と、複数のステップ30とを含んで構成される。ステップ30は、踏み面部材に相当する。トラス12は、エスカレーター10の移動部分及び動力発生装置を支持する構造部分であり、エスカレーター10の基礎部分を構成する。移送手段20はトラス12の内部に設けられ、複数のステップ30を一方向に循環移動させる。複数のステップ30の左右方向(図1の左右方向、図2の紙面の表裏方向)両側には、スカートガード17を含む欄干14が配置される。ここで、「左右方向」は、エスカレーター10を下側の乗り場から進行方向に見た場合における左右方向を意味し、後述のステップ軸方向に相当する。
移送手段20は、モータ25と、動力伝達機構21(図3)とを含んで構成される。モータ25の駆動は、制御装置(図示せず)により制御される。図3に示すように、動力伝達機構21は、モータ25の回転軸の動力を伝動するベルト26及びプーリ27や、プーリ27に伝達された動力を減速して出力する減速機構28、減速機構28の出力側に連結された左右方向(図3の上下方向)両側の回転軸29等により形成される。モータ25の動力は、動力伝達機構21を介して、回転軸29の出力側に連結されたスプロケット(図示せず)に伝達される。スプロケットには長円形の無端ループ状のチェーン24がかけられており、スプロケットの回転によりチェーン24が一方向(図3の矢印α方向)に循環移動する。図3では、スカートガード17の一部を取り外して示している。チェーン24の上側には、チェーン24よりかなり大きい無端ループ状のステップリンク連結体40が噛み合っている。ステップリンク連結体40は、複数のステップリンク41a、41bを無端ループ状に連結して形成される。図3では、ステップリンク連結体40のうち、エスカレーター10の移動方向に長い略長円形の環状部分の上側の長手方向一部のみを示している。図4に示すように、ステップリンク41a、41bは、ステップ30の左右方向両側で、ステップ軸31の両端部によって貫通されて回動可能に支持される。
図4に示すように、ステップ30は、乗客が乗る踏み面を有する踏板33の進行方向後端にライザー34が連結され、踏板33及びライザー34の左右方向両端に略三角形の側板35が連結される。
各ステップ30には、左右方向に延びるステップ軸31が、左右方向両端の側板35を貫通して連結されている。各ステップ30について、ステップ軸31の両端部のそれぞれがステップリンク連結体40に支持される。このとき、ステップ軸31の両端部のそれぞれは、2つのステップリンク41a、41bの長手方向端部の重ね合わせ部を左右方向に貫通する。
図5A、図5Bに示すように、各ステップリンク41a、41bは、複数の鋼板の積層体により形成される長尺な剛体である。2つのステップリンク41a、41bが、対向する両端部でステップ軸31に回動可能に支持される。
図3に示すように、チェーン24は、エスカレーター10の中間部で、ステップリンク連結体40のうち、環状部分の上側部分のループ内周側端と噛み合っている。具体的には、各ステップリンク41a、41bのループ内周側端には、長手方向に並んで断面が略半円形の複数の凹部43が形成される。そして、チェーン24の循環方向複数位置の厚み方向中間部に配置される複数の円筒部24aに、ステップリンク41a、41bの複数の凹部43が係合する。これにより、チェーン24は、エスカレーター10の中間部で、ステップリンク連結体40のうち、環状部分の上側部分のループ内周側端と移動方向の一部で噛み合う。図3では、左側(図3の上側)のチェーン24のみを示しているが、右側(図3の下側)にも同様にチェーンが配置される。これにより、左右方向の両側のチェーン24が、動力伝達機構21を介して、モータ25によって駆動されることにより、チェーン24からステップリンク連結体40に動力が伝達され、ステップリンク連結体40が一方向(図3の矢印β方向)に循環移動する。
さらに、図4、図5Bに示すように、各ステップ軸31の、ステップリンク連結体40のそれぞれより軸方向両端寄りには、ローラ32が回転可能に支持される。ローラ32は、トラス12(図2)において、複数のステップ30の左右両側で上下に離れて配置された案内レール13a、13b(図2)に沿って移動する。これによって、ローラ32は、ステップリンク連結体40の移動を案内するために、案内レール13a、13bに案内される。ステップ軸31において、ローラ32は軸受72により支持され(図6A~図6C)軸方向外側には略C字形の止め輪(図示せず)が係止され、その止め輪によってステップ軸31に対しローラ32が軸方向外側にずれ動くことが防止される。さらに、後述の図12Aに示すように、上側の案内レール13aは、エスカレーターの移動方向に長い上下2つの平行な底板部13d及び天板部13eとそれらの外端を連結する側板部13cとを含んで構成される。この上側の案内レール13aでは、側板部13cが、長手方向中間部においてローラ32の外側への移動を規制し、ローラ32の軸方向外側に対向するように形成される。一方、案内レール13aのうち、下部及び上部の機械室18,19に配置される長手方向両端部の少なくとも一部では、側板部が省略されている。これにより、機械室18,19内では側板部に邪魔されずに、ステップ軸31の交換が可能である。
運転スイッチ(図示せず)がオンされると、モータ25が駆動され、それによってステップリンク連結体40が循環移動する。これによって、エスカレーター10が運転される。また、ローラ32が案内レール13a、13bによって案内されることで、ステップ30の移動が案内される。このとき、エスカレーター10が下の階から上の階に、進行方向として図2の矢印γ方向に乗客を上昇させる場合には、上側の案内レール13a側でステップ30は上昇し、下側の案内レール13b側でステップ30は下降する。
上記のエスカレーター10において、図5Aに示すように案内レール13aの長手方向中間部でローラ32の軸方向外側が側板部13cで覆われて保護される位置の2つのステップリンク41a、41bを分離する作業を行う場合がある。この場合に、実施形態では、2つのステップリンク41a、41bを回動可能に支持するステップ軸31の代わりに、予め、ステップ軸31より短いダミー軸を2つのステップリンク41a、41bに貫通させて、2つのステップリンク41a、41bを連結する。例えば、上記のように案内レール13aの長手方向中間部の近くで、ステップリンク連結体40のループ内周側端にはチェーン24(図3)が噛み合っているので、チェーン24やチェーン24を駆動する駆動機構を修理、交換する際には、チェーン24の上側で邪魔となる2つ以上のステップリンク41a、41bを分離する必要がある。このように案内レール13aでローラ32の軸方向外側が覆われるステップ軸31に対応する位置のステップリンク41a、41bの分離作業における作業者の負担を軽減するために、実施形態では、ステップ軸31の代わりに、後述の図6A~図6C、図9に示すように、ローラ32及びその内側でローラ32に結合された軸受72に対し、軸方向に分離可能な第1ダミー軸50及び第2ダミー軸81(図9)を使用する。
図6Aから図6Fを用いて、本発明の実施形態である第1ダミー軸50を説明する。第1ダミー軸50は、後述の図10、図11に示すように、連結される2つのステップリンク41a、41bの端部における重ね合わせ部を貫通して2つのステップリンク41a、41bを回動可能に支持する。
図6A、図6B、図6Cに示すように、第1ダミー軸50の軸方向外端部にはローラ32が軸受72により回転可能に支持されており、第1ダミー軸50の軸方向中間部には2つのステップリンク41a、41b(図5B)が貫通されて支持される。具体的には、第1ダミー軸50は、2つのステップリンク41a、41bを貫通する第1軸51と、第1軸51にネジ結合するように軸方向に挿入された第2軸71と、第2軸71の先端に結合されたストッパ76とを含む。
図6A、図6Cに示すように、第1軸51は、大径円柱部53と、大径円柱部53の軸方向外側の端部に、中間円柱部54を介して連結された小径円柱部55とを含む。大径円柱部53、中間円柱部54、及び小径円柱部55は、中心軸が一致する同軸上に配置される。大径円柱部53、中間円柱部54、小径円柱部55の順に、直径が小さくなっている。これにより中間円柱部54と小径円柱部55との間には、軸方向に対し直角な平面の段差面54aが形成される。後述の軸受72は、小径円柱部55に貫通されるように小径円柱部55に結合され、その軸受72の軸方向内側面が段差面54aに接触または近接対向する。図6Cでは軸受72を、斜格子で簡略化して示している。軸受72は、内輪及び外輪と、内輪及び外輪の間の複数の玉またはニードル等の転動体を有する。軸受72の中心部である内輪の中心部には中心孔73が形成される。
ローラ32は第1軸51の軸方向外側の端部に軸受72を介して取り付けられ、2つのステップリンク41a、41b(図5B)は第1軸51の大径円柱部53に貫通されて支持される。これにより、第1軸51は、2つのステップリンク41a、41bの軸孔、及び軸受72の中心孔73を貫通する。
さらに、第1軸51は、軸方向に貫通する断面が円形の軸孔56を有し、軸孔56の軸方向内側端部には雌ネジ57が形成される。この軸孔56には後述の第2軸71がネジ結合された状態で挿通される。さらに、第1軸51の大径円柱部53の軸方向に離れた2つの位置には、軸孔56から離れた位置を直径方向と平行な方向に貫通する貫通孔58が形成される。各貫通孔58には後述のストッパピン61(図6A)が貫通する。
第2軸71は、円柱状の軸本体71aと、軸本体71aの軸方向内側端部に一体に結合されたネジ軸71bと、ネジ軸71bの軸方向内側端部に形成された操作部71cとを有する。軸本体71aの先端部(軸方向外側端部)外周面には、円環溝71dが形成され、この円環溝71dに後述のストッパ76の中心孔周縁部が嵌め込まれて固定される。操作部71cは、例えば、ネジ軸71bにネジ結合されて固定された蝶ネジにより形成され、作業者が掴んで回転させることができる。なお、第2軸71にボルトを用いて、そのボルトの頭部を操作部としてもよい。第2軸71は、第1軸51の軸孔56に挿入され、かつそのネジ軸71bが第1軸52の雌ネジ57と結合され、回転によって第1軸51の軸受72側(図6Cの左側)に向かって軸方向に進退可能である。第2軸71が第1軸51に挿入された状態で、第2軸71の先端は第1軸51の軸方向外側端面から突出し、第2軸71の軸方向内側端部で操作部71cを含む部分は、第1軸51の軸方向内側端面から突出する。このため、作業者が操作部71cを図6Cのように、第1方向に回転させれば雌ネジ57とネジ軸71bとのネジ結合によって、第2軸71が第1軸51に対し引き込み方向(図6Cの矢印P1方向)に移動する。
さらに、第2軸71の先端(軸方向外端)にはストッパ76が結合され、そのストッパ76の外周側が第1軸51の軸方向外側端に押し付けられることで、ストッパ76が開となる、すなわち軸受72の直径方向における長さが大きくなるように変形する。
具体的には、図6A~図6C、図6Fに示すように、ストッパ76は、中心部が第2軸71の先端に結合された、断面が軸受72側が凹となる円弧形で全体が皿状の弾性部材である。ストッパ76は、樹脂または金属等により薄肉に形成される。ストッパ76は、第2軸71との結合部と第1軸51の一端である軸方向外端とで軸方向に圧縮される量に応じて開閉する。図6Cのように、第2軸71が第1軸51に引き込まれる方向に移動する場合には、ストッパ76の軸方向の圧縮量が大きくなることで、ストッパ76が外側に延びるように変形して開となる。そして、ストッパ76が開の状態で、ストッパ76の外周側端部は軸受72の軸方向外側面に対向するので、軸受72が第1軸51に対し軸方向外側に大きく移動することが防止される。
一方、作業者が操作部71cを図6Fのように、第2方向に回転させれば雌ネジ57とネジ軸71bとのネジ結合によって、第2軸71が第1軸51に対し、第1軸51の軸方向外端から突出する方向(図6Fの矢印P2方向)に移動する。この場合には、ストッパ76の軸方向の圧縮量が小さくなることで、ストッパ76が自身の弾性力にしたがって閉となる、すなわち軸受72の直径方向における長さが小さくなるように変形する。このため、ストッパ76は、第2軸71の軸方向移動によって閉となる。ストッパ76が閉の状態で、ストッパ76は軸受72の軸方向外側面に非対向となるので、ローラ32及び軸受72の内側から第1軸51及び第2軸71をストッパ76と共に軸方向内側に抜き取ることが可能となる。
さらに図6Dに示すように、第1軸51の大径円柱部53の軸孔56から離れた2つの位置に形成された貫通孔58のそれぞれには棒状のストッパピン61が貫通し、大径円柱部53の外周面の軸方向の位置が異なる2つの位置からストッパピン61の両端部が突出する。図6A及び後述の図10に示すように、ストッパピン61の両端部には、図6Eに拡大図で示す抜け止め部材62の脚部62aが貫通する。ストッパピン61は、第1軸51が貫通するステップリンク41a、41bの固定ピンとなる。抜け止め部材62は、金属線により略U字形に形成される。抜け止め部材62の一方の脚部62aがストッパピン61の端部に貫通し、他方の脚部62bの中間部に形成された半円部62cが、ストッパピン61の外周面の一方側半部に嵌合することによりストッパピン61からの抜け止め部材62の抜け防止を図っている。これによって、ストッパピン61が大径円柱部53の貫通孔58から抜け出ることも防止される。ストッパピン61から抜け止め部材62を引き抜いた後では、大径円柱部53の貫通孔58からストッパピン61を抜き取ることが可能である。このため、ストッパピン61は、第1軸51に対し取り外し可能に結合される。
後述の図10に示すように、大径円柱部53が2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bに貫通されて、大径円柱部53の外径側に2つのステップリンク41a、41bが配置される場合に、2つのストッパピン61の両端部はステップリンク41bの軸方向の両側面に対向する。
上記のように第1ダミー軸50では、操作部71cの操作により第2軸71を第1軸51に対し軸方向に移動させることでストッパ76を開閉し、ストッパ76の閉によりローラ32及び軸受72の内側から第1軸51及び第2軸71をストッパ76と共に軸方向内側に抜き取ることが可能となる。後述するように、第1ダミー軸50は、案内レール13aの長手方向中間部でローラ32の軸方向外側が案内レール13aの側板部13c(図12A)で覆われて保護される位置に移動させる。その後に、第2軸71を第1軸51に対し軸方向に移動させることによりストッパ76を閉とした状態で、第1軸51及び第2軸71をストッパ76と共に、ローラ32及び軸受72の内側から軸方向内側に抜き取り、さらに2つのステップリンク41a、41bの軸孔からも抜き取ることにより2つのステップリンク41a、41bを分離できる。
次に、上記の第1ダミー軸50を用いて、ステップリンク連結体40のステップリンク41a、41bを分離する方法を説明する。図7は、実施形態のステップリンク41a、41bを分離する方法を示すフローチャートである。
ステップリンク41a、41bの分離を行う場合、まず、図7のステップS10において、図1に示すように、エスカレーター10の中間部で一部のステップ軸31からステップ30を取り外す。この作業では、エスカレーター10を停止させ作業者が取り外し対象のステップに隣接するステップ30に乗った状態で、取り外し対象のステップの上側から工具を使って取り外す。
次に、モータ25を駆動してステップ軸方向両側のステップリンク連結体40を循環移動して、図8に示すように、ステップ軸31からステップ30が取り外された部分を下部の機械室18に移動させる。図8は、図1の状態からステップリンク連結体40を移動して、ステップ30が取り外された部分を機械室18に移動させた状態を、一部の乗り場部品を取り外して上側から見た斜視図である。機械室18では、ステップ軸方向両側のステップリンク連結体40のそれぞれにおいて、案内レール13aの長手方向一端部の側板部がない位置に、ステップ軸31に結合されたローラ32が対向する。
次いで、図7のステップS11において、図8の状態で、作業者が機械室18に入り込み、2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44b(図10)からステップ軸31を抜き取る。このとき、作業者は、ステップが取り外されたステップ軸31の両端からローラ32を取り外した後、ステップ軸31からステップ取付位置にあるブッシュ(図示せず)と各ステップリンク連結体40の両端に対向する分割止め輪(図示せず)とを取り外す。そして、ステップ軸31を左から右へ移動させ、一方側(図8の左側)のステップリンク連結体40の2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bからステップ軸31を抜き取る。その後、ステップ軸31の軸方向の延長線上から、ステップ軸31が抜き取られた2つのステップリンク41a、41bを移動させた後、ステップ軸31を右から左へ移動させ、他方側(図8の右側)のステップリンク連結体40の2つのステップリンク41a、41bの軸孔からステップ軸31を抜き取る。このとき、両側のステップリンク連結体40のそれぞれで2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bには共通の円筒状のスリーブ80(図10)が貫通されている。このため、軸孔44a、44bからステップ軸31を抜き取っただけでは、2つのステップリンク41a、41bはスリーブ80により連結が維持される。
次に、図7のステップS12において、作業者が、機械室18内で、ステップ軸31を抜き取った一方側(図8の左側)のステップリンク連結体40における2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bに第1ダミー軸50を貫通させる。そして、第1ダミー軸50で2つのステップリンク41a、41bを回動可能に支持する。
図9は、図8の状態からステップ軸31を抜き取った左右両側の2つのステップリンク41a、41bを、左側の第1ダミー軸50と右側の第2ダミー軸81とで回動可能に支持させた状態を示す図である。図10は、図9のD部の拡大断面図である。第1ダミー軸50で2つのステップリンク41a、41bを支持する場合、図10に示すように、第1ダミー軸50の軸方向外側端部にローラ32及び軸受72を取り付けて、ストッパ76を開とした状態で、2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bに、第1ダミー軸50を軸方向外側から内側に貫通させる。これにより2つのステップリンク41a、41bが第1ダミー軸50により回動可能に支持される。このとき、第1ダミー軸50において、第2軸71を第1軸51に対し回転させて第1軸51に対し引き込み方向に移動させることによりストッパ76を開として、ローラ32及び軸受72の第1ダミー軸50からの外れを防止する。
次に、図7のステップS13において、図9に示すように、他方側(図9の右側)のステップリンク連結体40において、2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bに第2ダミー軸81を貫通させ、第2ダミー軸81で2つのステップリンク41a、41bを回動可能に支持する。このとき、第2ダミー軸81は、第1ダミー軸50と同様の構造である。なお、第2ダミー軸は、第1ダミー軸50において第2軸71を設けず、第1軸51の軸方向外側端部外周面の環状溝に止め輪が係止された構成としてもよい。この場合には、案内レール13aの側板部13cによってローラ32の外側面が覆われて保護される位置で第2ダミー軸をステップリンク41a、41bの軸孔から軸方向内側に抜き取ることは、ローラ32及び軸受72で邪魔されるのでできない。このため、その場合の第2ダミー軸は、左右両側のステップリンク連結体40のうち、ステップリンク41a、41bを分離しない側でのみ使用する。一方、第2ダミー軸81を第1ダミー軸50と同様の構造とした場合には、一方側のステップリンク連結体40で2つのステップリンク41a、41bを分離する場合と同様に、他方側のステップリンク連結体40でも2つのステップリンクを分離することが可能となる。なお、図7のステップS12と、ステップS13とは順序を逆にしてもよい。
その後、図7のステップS14において、ステップ軸方向両側のステップリンク連結体40をモータ25の駆動によって循環移動させる。この循環移動によって、第1ダミー軸50を、エスカレーター10の中間部の、ローラ32の外側面が案内レール13aの長手方向中間部の側板部13cに対向する位置に移動させる。このとき、第2ダミー軸81も、ステップ軸方向反対側で第1ダミー軸50と同様の位置に移動する。
図11は、図9の状態の後に、ステップリンク連結体をモータで循環移動して、第1ダミー軸を案内レールの側板部がある長手方向中間部に移動させた状態を示す図5Aに対応する図である。図12Aは、図11のE-E断面図である。図11、図12Aのように第1ダミー軸50及び第2ダミー軸81を移動させた後の状態で、第1ダミー軸50で支持されたステップリンク41a、41bは、チェーン24(図3)の上側に対向する位置にある。
この状態では、ローラ32の軸方向外側が側板部13cで覆われて保護される。そして、図7のステップS15において、作業者が、第1ダミー軸50において、第2軸71を第1軸51に対し回転させて第1軸51に対し軸受72側への突出方向に移動させることによりストッパ76を閉として、軸受72からの第1ダミー軸50の抜き取りを可能とする。この状態で、第1ダミー軸50を、軸受72と、2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bとから抜き取った後、2つのステップリンク41a、41bを分離する。具体的には、作業者が、図12Aの状態から2つのストッパピン61を第1ダミー軸50の外側に取り外す。その後で、図12Bに示すように、第1軸51に対し第2軸71を第2方向に回転させることにより、第2軸71を軸受72側に突出する方向に移動させる。この状態で、ストッパ76が閉となり、軸受72の軸方向外側面と非対向となる。この状態で、軸受72から第1ダミー軸50を軸方向内側(図12Bの矢印Q方向)に引き抜いた後、2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bからも第1ダミー軸50を軸方向内側に引き抜く。その後に、軸孔44a、44bからスリーブ80を抜き取ることにより、2つのステップリンク41a、41bを分離できる。
上記ではステップリンク連結体40の2つのステップリンク41a、41bを分離する場合を説明した。一方、ステップリンク連結体40の移動方向に並ぶ3つのステップリンクを連結する2つのステップ軸31の少なくとも一方側端部を2つの第1ダミー軸50に交換することもできる。その交換後、モータ25でステップリンク連結体40を循環移動させることにより、移動方向に並んだ2つの第1ダミー軸50を、エスカレーターの中間部の、ローラ32の外側面が案内レール13aで保護される位置に移動させる。そして、2つの第1ダミー軸50のそれぞれで、上記と同様に第1軸51を2つのステップリンクの軸孔から抜き取った後、軸孔からスリーブ80を抜き取ることにより、3つのステップリンクを分離することができる。この際、3つのステップリンクのうち、両端2つのステップリンクにおけるそれぞれの長手方向一端は、ステップリンク連結体40の残りの部分に連結されるが、中間の1つのステップリンクの両端は、両端2つのステップリンクから分離される。これにより、中間のステップリンクをステップリンク連結体40から取り外すことができる。このため、チェーン等の部品の上側に、ステップリンクを取り外した後の比較的大きい空間を形成できることにより、部品を取り外しやすくなる。
上記の第1ダミー軸50及び第1ダミー軸50を用いたステップリンク41a、41bの分離方法によれば、ステップ軸31の一方側端部を第1ダミー軸50に交換した後、ステップリンク連結体40をモータ25で循環移動させて、第1ダミー軸50を、案内レール13aの長手方向中間部でローラ32の軸方向外側が側板部13cで覆われて保護される位置に移動させる。このとき、第1ダミー軸50の第2軸71に結合したストッパ76と第1ダミー軸50の段差面77とにより第1ダミー軸50に対しローラ32が軸方向に大きくずれ動くことが防止される。そして、案内レール13aでローラ32の軸方向外側が覆われて保護される位置に第1ダミー軸50を移動させた後には、第1軸51に対し第2軸を突出方向に移動させることによりストッパ76を閉とした後、第1軸51を軸受72及び2つのステップリンク41a、41bの軸孔44a、44bから抜き取る。これにより2つのステップリンク41a、41bを分離できる。したがって、案内レール13aでローラ32の軸方向外側が覆われて保護される位置でステップリンク41a、41bを分離する作業を行う場合に、ステップリンク連結体40を人力により低速度で循環移動させる必要がないので、作業者の負担を軽減できる。
さらに、本例の構成によれば、ストッパ76が比較的単純な構造となるので、第1ダミー軸50の部品点数を削減できる。なお、上記の構成では、ストッパ76が皿状である場合を説明したが、ストッパとして、断面が軸受側が凹となる円弧形で、弓形に湾曲した板状の弾性部材を用いてもよい。
図13から図15を用いて、実施形態の別例のステップリンク結合用ダミー軸である第1ダミー軸50aを説明する。本例の場合、第1軸51の軸方向外端面の中心部に断面矩形の凹部59が形成され、その凹部59の矩形状の底部の中心部に軸孔56の一端(図13の左端)が開口している。さらに、第2軸71は、軸本体71aの先端に回転可能に支持された有底円筒状の軸受82を含んでおり、その軸受82の軸方向外端(図13の左端)の底部にストッパ83が結合されている。軸受82は、軸本体71aの先端に嵌合されると共に、軸受82の先端等に形成された環状突部が軸本体71aの先端外周面に形成された環状溝に摺動可能に嵌められる等により、軸本体71aに対し回転可能に結合される。
ストッパ83は、例えば鋼等の薄肉の金属板を曲げ形成してなるもので、断面が逆V字形の板状の山形部84と、山形部84の両端に連結された2つの板状の軸受対向部85とを有する弾性片である。軸受対向部85は、山形部84のうち、軸受対向部85が連結される傾斜板部とは逆方向(軸受72に近づく側)に、第1ダミー軸50aの軸方向に対し傾斜している。このため、ストッパ83は、全体の断面形状がジグザグ状となっている。ストッパ83は、中心部である山形部84の頂部が第2軸71の先端である軸受82の底面に固定される。この状態で、軸受82は、第2軸71とストッパ83との相対回転を許容する。さらに、ストッパ83の山形部84の頂部が第1軸51の軸方向外端面の凹部59内に嵌りこむことで、第1軸51に対しストッパ83の回転が規制される。
ストッパ83の第2軸71との結合部である山形部84の頂部の、第1軸51の凹部59内への引き込み量の変化に応じて、ストッパ83は開閉する、すなわち、ストッパ83における軸受72の直径方向の長さが変化する。図13のように、第2軸71の第1軸51に対する回転により第2軸71が第1軸51から軸受72側に突出する方向(図13の矢印P2方向)に移動する場合には、ストッパ83が開となる、すなわち軸受72の直径方向の長さが大きくなるように山形部84が外側に広がる。ストッパ83が開の状態で、ストッパ83の軸受対向部85の先端が軸受72の軸方向外側面に対向する。
一方、図15のように、第2軸71の第1軸51に対する回転により第2軸71が第1軸51に引き込まれる方向(図15の矢印P1方向)に移動する場合には、ストッパ83が閉となる、すなわち軸受72の直径方向の長さが小さくなるように山形部84がしぼむ。ストッパ83が閉の状態で、ストッパ83は軸受72の軸方向外側面に非対向となる。
本例の場合、このような第1ダミー軸50aを用いて第2軸71を第1軸51に対して軸方向に移動させることによりストッパ83が開閉可能であり、ストッパ83が開の状態で第1ダミー軸50aに対し軸受72及びローラ32が大きく軸方向にずれ動くことを防止できる。これにより、ステップリンク連結体40(図8)をモータで循環移動させて、2つのステップリンク41a、41b(図12A)の軸孔に貫通させた第1ダミー軸50aを、案内レール13a(図12A)の長手方向中間部でローラ32の軸方向外側が案内レール13aの側板部13c(図12A)で覆われて保護される位置に移動させるときに、第1ダミー軸50aのストッパ83と段差面54aとにより、第1ダミー軸50aに対しローラ32が軸方向に大きくずれ動くことを防止できる。これにより、ステップリンク連結体40を人力により低速度で循環移動させる必要がないので、作業者の負担を軽減できる。
案内レール13aでローラ32の軸方向外側が覆われて保護される位置に第1ダミー軸50aを移動させた後には、第1軸51に対し第2軸71を引き込み方向に移動させることによりストッパ83を閉として軸受72の外側面に非対向とする。その後、軸受72と2つのステップリンク41a、41bの軸孔とから第1ダミー軸50aを軸方向内側に抜き取ることにより2つのステップリンク41a、41bを分離できる。
さらに、ストッパ83が比較的単純な構造となるので、ダミー軸50aの部品点数を削減できる。本例において、その他の構成及び作用は、図1~図12Bの構成と同様である。なお、本例では、ストッパ83の両端の軸受対向部85を第1ダミー軸50aの軸方向に対し傾斜させて、ストッパ83の全体を断面ジグザグ形とした場合を説明したが、ストッパの両端の軸受対向部は、第1ダミー軸50aの軸方向に対し略直角な平板状としてもよい。
図16から図18を用いて、実施形態の別例のステップリンク結合用ダミー軸である第1ダミー軸50bを説明する。本例の場合、第2軸71の先端が第1軸51の軸方向外端面から突出しており、その第2軸71の先端にストッパ86が固定されている。ストッパ86は、第2軸71の先端に固定された第1リンク素子87と、第1リンク素子87の両端に揺動可能に連結された2つの第2リンク素子88とを含む複数のリンク素子により形成されるリンク部材である。具体的には、第1リンク素子87は、長細の板状であり、中心部の片面に第2軸71の先端が固定される。2つの第2リンク素子88のそれぞれは、長細の板状であり、一端に揺動軸89が結合され、その揺動軸89が第1リンク素子87の端部に形成された孔に貫通されることにより、第2リンク素子88が第1リンク素子87に揺動可能に連結される。各リンク素子87,88は、例えば厚肉の金属板製または樹脂板製である。2つの第2リンク素子88の他端には、長手方向に沿った長孔90が形成され、第1軸51の軸方向外端面から軸方向に突出するように固定された2つの突出軸60が、第2リンク素子88の長孔90に貫通支持される。図17に示すように、2つの突出軸60と第2軸71とは1つの直線L上に配置される。これにより、2つの第2リンク素子88のそれぞれは、第1軸51の軸受72側の先端に、第1軸51の一端面(図17、図18の紙面の表側面)の面方向に相対移動可能に支持されると共に、第1リンク素子87の両端に揺動可能に連結される。
さらに、ストッパ86は、第1軸51と第2軸71との相対回転による複数のリンク素子87,88の向きの変化に応じて開閉する。具体的には、第1軸51と第2軸71との相対回転により、第2軸71が第1軸51に引き込まれる方向に移動する場合には、ストッパ86が開または閉となり、第2軸71が第1軸51から軸受72側に突出する方向に移動する場合には、ストッパ86が閉または開となる。ストッパ86が開の状態で、図18のように、ストッパ86における軸受72の直径方向の長さが大きくなるようにストッパ86が外側に広がって、ストッパ86の両端である第2リンク素子88が軸受72の軸方向外側面(図18の紙面の表側面)に対向する。一方、ストッパ86が閉の状態では、図17のように、ストッパ86における軸受72の直径方向の長さが小さくなるようにストッパ86が折り畳み側に変形して、ストッパ86が軸受72の軸方向外側面に非対向となる。
本例の場合、このような第1ダミー軸50bを用いて第2軸71を第1軸51に対して軸方向に移動させることによりストッパ86が開閉可能であり、ストッパ86が開の状態で第1ダミー軸50bに対し軸受72及びローラ32が大きく軸方向にずれ動くことを防止できる。これによっても、上記の各例と同様に、ステップリンク連結体40(図8)をモータで循環移動させて、2つのステップリンク41a、41b(図12A)の軸孔に貫通させた第1ダミー軸50bを、案内レール13a(図12A)の長手方向中間部でローラ32の軸方向外側が案内レール13aの側板部13c(図12A)で覆われて保護される位置に移動させるときに、第1ダミー軸50bのストッパ86と段差面54aとにより、第1ダミー軸50bに対しローラ32が軸方向に大きくずれ動くことを防止できる。これにより、ステップリンク連結体40を人力により低速度で循環移動させる必要がないので、作業者の負担を軽減できる。
さらに、案内レール13aでローラ32の軸方向外側が覆われて保護される位置に第1ダミー軸50bを移動させた後には、第1軸51に対し第2軸71を引き込み方向または突出方向に移動させることによりストッパ86を閉として軸受72の外側面に非対向とする。その後、軸受72と2つのステップリンク41a、41bの軸孔とから第1ダミー軸50bを軸方向内側に抜き取ることにより2つのステップリンク41a、41bを分離できる。
さらに、ストッパ86を複数の剛体のリンク要素87,88から構成できるので、ステップリンク連結体40をモータで循環移動させる際に、ローラ32がダミー軸50bに対し軸方向外側にずれ動くことをより抑制しやすい。これにより、ステップリンク連結体40をより高速で循環移動しやすくなるので作業の効率化を図れる。本例において、その他の構成及び作用は、図1~図12Bの構成と同様である。
10 エスカレーター、12 トラス、13a,13b 案内レール、13c 側板部、14 欄干、17 スカートガード、18,19 機械室、20 移送手段、21 動力伝達機構、24 チェーン、25 モータ、26 ベルト、27 プーリ、28 減速機構、29 回転軸、30 ステップ、31 ステップ軸、32 ローラ、33 踏板、34 ライザー、40 ステップリンク連結体、41a,41b ステップリンク、43 凹部、44a,44b 軸孔、50,50a,50b 第1ダミー軸、51 第1軸、53 大径円柱部、54 中間円柱部、55 小径円柱部、56 軸孔、57 雌ネジ、58 貫通孔、59 凹部、60 突出軸、61 ストッパピン、62 抜け止め部材、71 第2軸、72 軸受、73 中心孔、76 ストッパ、80 スリーブ、81 第2ダミー軸、82 軸受、83 ストッパ、84 山形部、85 軸受対向部、86 ストッパ、87 第1リンク素子、88 第2リンク素子。

Claims (5)

  1. 複数の踏み面部材であるステップのそれぞれにステップ軸が連結され、複数の前記ステップ軸の両端部のそれぞれは無端ループ状のステップリンク連結体で連結され、前記ステップ軸の前記ステップリンク連結体のそれぞれより軸方向両端寄りには、前記ステップリンク連結体の移動を案内するために案内レールに案内されるローラが回転可能に支持される乗客コンベアにおいて、移動方向に連結する2つのステップリンクを回動可能に支持する前記ステップ軸の少なくとも一方側端部の代わりに使用されるステップリンク結合用ダミー軸であって、
    前記2つのステップリンクの軸孔、及び前記ローラの内径側に結合された軸受の中心孔を貫通する第1軸と、
    前記第1軸にネジ結合するように軸方向に挿入され、回転によって前記第1軸の前記軸受側に向かって軸方向に進退可能である第2軸と、
    前記第2軸の、前記軸受側の先端に結合され、前記第2軸の軸方向移動によって開閉可能であり、開の場合に前記軸受の外側面と対向するストッパと、を備え、
    前記第1軸の外周面には前記軸受の内側面と対向する段差面が形成され、
    前記ストッパは、前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合に開または閉となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合に閉または開となる、
    乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸において、
    前記ストッパは、中心部が前記第2軸の先端に結合された断面が前記軸受側が凹となる円弧形の弾性部材であり、前記第2軸との結合部と前記第1軸の一端とで前記ストッパが軸方向に圧縮される量に応じて開閉し、
    前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合には、前記ストッパの軸方向の圧縮量が大きくなることで、前記ストッパが開となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合には、前記ストッパの軸方向の圧縮量が小さくなることで、前記ストッパが閉となる、
    乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸。
  3. 請求項1に記載の乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸において、
    前記ストッパは、中心部が前記第2軸の先端に固定され、山形部と前記山形部の両端に連結された2つの軸受対向部とを有する弾性片であり、前記第2軸との結合部である前記山形部の頂部の、前記第1軸内への引き込み量の変化に応じて開閉し、
    前記第2軸は、前記山形部の頂部に固定され、前記第2軸と前記ストッパとの相対回転を許容する軸受を含んでおり、
    前記ストッパは、前記第1軸に対し回転が規制され、
    前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合には、前記ストッパが閉となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合には、前記ストッパが開となる、
    乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸。
  4. 請求項1に記載の乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸において、
    前記ストッパは、前記第2軸の先端に固定された第1リンク素子と、前記第1軸の前記軸受側の先端に相対移動可能に支持されると共に、前記第1リンク素子の両端に揺動可能に連結された2つの第2リンク素子とを含む複数のリンク素子により形成され、前記第1軸と前記第2軸との相対回転による前記複数のリンク素子の向きの変化に応じて開閉するリンク部材であり、
    前記第2軸が前記第1軸に引き込まれる方向に移動する場合には、前記ストッパが開または閉となり、前記第2軸が前記第1軸から突出する方向に移動する場合には、前記ストッパが閉または開となる、
    乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸。
  5. 請求項1に記載の乗客コンベアのステップリンク結合用ダミー軸を用いてステップリンク連結体のステップリンクを分離する方法であって、
    一部の前記ステップ軸から前記ステップを取り外した状態で、ステップ軸方向両側の前記ステップリンク連結体のそれぞれにおいて、前記ローラが前記案内レールの側板部がない位置に対向した状態で、前記2つのステップリンクの軸孔から前記ステップ軸を抜き取るステップと、
    前記ステップ軸を抜き取った前記2つのステップリンクの軸孔に、第1ダミー軸を貫通させ、前記2つのステップリンクを回動可能に支持すると共に、前記ステップ軸を抜き取った前記2つのステップリンクの軸孔に、第2ダミー軸を貫通させ、前記2つのステップリンクを回動可能に支持するステップと、
    前記ステップリンク連結体をモータで循環移動させて、前記第1ダミー軸を、前記案内レールの長手方向中間部で前記ローラの軸方向外側が前記案内レールの側板部で覆われて保護される位置に移動させるステップと、
    前記第2軸を前記第1軸に対し引き込み方向または突出方向に移動させることにより、前記ストッパを閉として前記軸受の外側面に非対向とした後、前記軸受と、前記2つのステップリンクの軸孔とから前記第1ダミー軸を軸方向内側に抜き取って、前記2つのステップリンクを分離するステップと、
    を含む、
    ステップリンク連結体のステップリンクを分離する方法。
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