JP7167979B2 - 水性インクジェットインク、印刷物及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
また、シリコーン系界面活性剤の安定性に起因して、一つの活性剤を多量に添加できないために、特定のシリコーン系界面活性剤を併用して、基材への濡れ性とインクの保存安定性を両立することが開示されている(特許文献3参照。)
しかしながら、意図している濡れ性及び安定性を満足できない。さらに、塗膜自身の耐水性を向上させることも要求されている。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
前記顔料分散剤として、塩基で中和されたカルボキシ基を有するアクリル系分散剤を含有し、
前記有機溶媒として、モノアルコール、ジオール又はトリオールを含有し、
前記樹脂が、ポリエステル骨格、ポリオレフィン骨格又はポリウレタン骨格の少なくともいずれかを含む水不溶性樹脂であり、かつ、
前記界面活性剤として、下記一般式(1)で表される構造を有するシリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする水性インクジェットインク。
[式中、Xは、炭素数2~6のアルキレン基であり、分岐構造を有していてもよい。EOは、ポリエチレンオキシドの繰り返し単位構造を表す。POは、ポリプロピレンオキシドの繰り返し単位構造を表す。なお、[EO]mと[PO]nの順序はどちらでもよい。n
及びmは、繰り返し単位構造の数を表し、Rが水素原子で、かつ、nが0のとき、mは33であり、Rがメチル基で、かつ、nが0のとき、mは9であり、Rが水素原子又はブチル基で、かつ、nが3~16の整数のとき、mは12~25の整数である。]
4.前記樹脂が、ポリエステル樹脂又はポリウレタン樹脂であることを特徴とする第1項から第3項までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。
7.非吸収性のフィルム基材上の画像記録に用いられることを特徴とする第1項から第6項までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。
本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
(シリコーン系界面活性剤の作用効果)
シリコーン系界面活性剤は、ポリシロキサン骨格を有する界面活性剤であり、その特性はポリシロキサンの構造に由来する。一般的に、シロキサンユニット(-Si-O-)で形成される主鎖の長さにより、表面張力の低下能を制御することが知られている。すなわち、シロキサン主鎖が短くなるほど、インク中の相溶性が向上し、表面張力を低下させることが可能となる。本発明における前記一般式(1)で表される構造を有するポリシロキサン構造を備えたシリコーン系界面活性剤は、これらを両立するための最短鎖のユニットを有しており、非吸収性基材への効果的なインク濡れ性付与が可能となる。
また、用途に合わせてシリコーン系界面活性剤の相溶性を制御する際に、シロキサンユニット(-Si-O-)に対し、側鎖又は末端に相当する部位を有機変性させることが可能である。水性インクに使用する場合には、シリコーン系界面活性剤自体を高極性にする必要があり、一般的には、ポリエチレンオキサイド又はポリプロピレンオキサイドを用いたポリエーテル変性が用いられる。シリコーン部分は疎水性なのでポリエーテル部分が水や含有させる有機溶媒に配向することになり、相溶性が向上するため、保存安定性と濡れ性の付与が両立できる。
また、上記保存安定性及び濡れ性の付与に加えて、特定有機溶媒であるジオール系溶媒(グリコール系溶媒を含む。)、モノアルコール系溶媒等のアルコール類を共存させることによって、より保存安定性が向上することが分かった。これは、ヒドロキシ基を持ち、適度な分子量の構造が顔料分散体と樹脂微粒子の間の凝集を抑えることで安定化したことが考えられる。
さらに、本来、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂及びポリウレタン樹脂等の水不溶性樹脂は、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)などの非吸収性基材に対して優れた密着性を有することが知られている。しかしながら、水性インクのような親水性媒体に含有された水不溶性樹脂では、特にポリプロピレン基材に対して塗膜上に均一に濡れ広がることが難しく、塗布ムラが発生するため密着性が低下する。そこで、本発明における前記一般式(1)で表される構造を有するシリコーン系界面活性剤と組み合わせることにより、上記水不溶性樹脂が好適に濡れ広がることが可能となり、非吸収性基材に対する密着性を確保することが可能となる。
さらに驚くべきことに、本発明における前記一般式(1)で表される構造を有する特定のシリコーン系界面活性剤と、前記特定の水不溶性樹脂とを併用することで塗膜化した際のインク膜の耐水性が向上することが分かった。これは、前記シリコーン系界面活性剤で基材への濡れ性を担保し、さらにインク乾燥過程においてヒドロキシ基を持つ前記有機溶媒が、顔料分散体粒子と樹脂微粒子の間に入ることで、これら粒子間に水素結合が生じ、この水素結合によって粒子が規則的に配向したまま乾燥することで、最終的な塗膜は各粒子が隙間なく均一に整列した状態となり、耐水性が向上したものと推定している。
この特徴は、下記各実施形態に共通又は対応する技術的特徴である。
本発明の水性インクジェットインク(以下、「インクジェットインク」又は「インク」ともいう。)は、少なくとも水、顔料、有機溶媒、樹脂及び界面活性剤を含有する水性インクジェットインクであって、前記有機溶媒として、アルコール(類)を含有し、
前記樹脂が、ポリエステル骨格、ポリオレフィン骨格又はポリウレタン骨格の少なくともいずれかを含む水不溶性樹脂であり、かつ、前記界面活性剤として、下記一般式(1)で表される構造を有するシリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする。
本願において、「EO」は、ポリエチレンオキシドの繰り返し単位構造、すなわち、三員環の環状エーテルであるエチレンオキシドが開環した構造を表す。また、「PO」は、ポリプロピレンオキシドの繰返し単位構造、すなわち、三員環の環状エーテルであるプロピレンオキシドが開環した構造を表す。
ここで、「[EO]mと[PO]nの順序はどちらでもよい」とは、一般式(1)で表される化合物分子において、母体となるシロキサン骨格に対する結合位置の順序は適宜変えて良いことをいう。
前記一般式(1)において、Rは、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基又はブチル基であることが好ましく、水素原子又はメチル基であることがより好ましい。
また、前記一般式(1)において、Xは、炭素数3のアルキレン基(すなわち、プロピレン基)であることが好ましい。
また、前記一般式(1)において、mが5から20の整数であり、nが0から6の整数であることが好ましい。
(S-1):前記一般式(1)において、R=メチル基、X=炭素数3のアルキレン基、m=9、n=0
(S-2):前記一般式(1)において、R=ブチル基、X=炭素数3のアルキレン基、m=25、n=6
(S-3):前記一般式(1)において、R=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=3、n=0
(S-4):前記一般式(1)において、R=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=33、n=0
(S-5):前記一般式(1)において、R=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=22、n=16
(S-6):前記一般式(1)において、R=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=9、n=0
(S-7):前記一般式(1)において、R=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=12、n=3
(S-8):前記一般式(1)において、R=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=1、n=0
本発明に係る有機溶媒として、アルコール類を含有する。好ましくは、ヒドロキシ基を1~3個有するアルコール(類)を含有する。
前記ヒドロキシ基を2個有するジオール類としては、1,2-エタンジオール(エチレングリコール)、3-オキサペンタン-1,5-ジオール(ジエチレングリコール)、1,2-プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール等が挙げられる。
前記ヒドロキシ基を3個有するトリオール類としては、1,2,3-プロパントリオール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン等が挙げられる。
前記他の有機溶媒としては、水溶性の有機溶媒が好適であり、例えば、アミン類、アミド類、グリコールエーテル類などが好ましく例示できる。
本発明に係る樹脂は、ポリエステル骨格、ポリオレフィン骨格又はポリウレタン骨格の少なくともいずれかを含む水不溶性樹脂である。
本発明において、水不溶性樹脂とは、弱酸性又は弱塩基性の範囲の水に対して不溶な樹脂であり、好ましくは、pH4~10(25℃)の水溶液に対する溶解度が0.5%以下の樹脂をいう。
水不溶性樹脂の数分子量としては、3000~500000の範囲内のものを用いることができ、好ましくは、7000~200000の範囲内のものを用いることができる。
水不溶性樹脂に含有されるポリエステル骨格を有するポリエステル樹脂は、多価アルコール成分と多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物、多価カルボン酸エステル等の多価カルボン酸成分とを用いて得ることができる。
前記多価アルコール成分としては、2価のアルコール(ジオール)、具体的には炭素数2~36の範囲内のアルキレングリコール(エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレングリコール、1,4-ブチレングリコール、1,6-ヘキサンジオール等)、炭素数4~36の範囲内のアルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール等)、炭素数6~36の範囲内の脂環式ジオール(1,4-シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールA等)、前記脂環式ジオールの炭素数2~4の範囲内のアルキレンオキシド(エチレンオキシド(以下、EOと略記する。)、プロピレンオキシド(以下、POと略記する。)、ブチレンオキシド(以下、BOと略記する。))付加物(付加モル数1~30の範囲)又はビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等)の炭素数2~4の範囲内のアルキレンオキシド(EO、PO、BO等)付加物(付加モル数2~30の範囲)等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
水不溶性樹脂に含有されるポリオレフィン骨格を有するポリオレフィン樹脂としては、不飽和カルボン酸及び/又は酸無水物で変性されたポリオレフィン等の変性ポリオレフィンでもよい。
水不溶性樹脂に含有されるポリウレタン骨格を有するポリウレタン樹脂としては、親水基を有するものが用いられる。
かかる親水基としては、カルボキシ基(-COOH)及びその塩、スルホン酸基(-SO3H)及びその塩などが挙げられる。上記塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、アミン塩などが挙げられる。これらの中でも、親水基としては、カルボキシ基又はその塩が好ましい。
本発明に係る顔料としては、アニオン性の分散顔料、例えば、アニオン性の自己分散性顔料や、アニオン性の高分子分散剤により顔料を分散したものを用いることができ、特に、アニオン性の高分子分散剤により顔料を分散したものが好適である。
顔料を分散させるために用いる分散剤は、格別限定されないがアニオン性基を有する高分子分散剤が好ましく、分子量が5000~200000の範囲内のものを好適に用いることができる。
本発明の水性インクジェットインクに含まれる水については、特に限定されるものではなく、イオン交換水、蒸留水、又は純水であり得る。
本発明に用いられるインクジェットインクでは、必要に応じて、出射安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、公知の各種添加剤、例えば、多糖類、粘度調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を適宜選択して用いることができ、例えば、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、シリコーンオイル等の油滴微粒子、特開昭57-74193号公報、同57-87988号公報及び同62-261476号公報に記載の紫外線吸収剤、特開昭57-74192号公報、同57-87989号公報、同60-72785号公報、同61-146591号公報、特開平1-95091号公報及び同3-13376号公報等に記載されている退色防止剤、特開昭59-42993号公報、同59-52689号公報、同62-280069号公報、同61-242871号公報及び特開平4-219266号公報等に記載されている蛍光増白剤等を挙げることができる。
本発明のインクジェットインクの粘度としては、25℃で1~40mPa・sの範囲内であることが好ましく、より好ましくは2~10mPa・sの範囲内である。
本発明に係る水性インクジェットインクの製造方法は、少なくとも水、顔料、有機溶媒、樹脂及び界面活性剤を混合する工程を備えることが好ましい。
この工程では、少なくとも水、顔料、上述した特定の有機溶媒、前記水不溶性樹脂及び一般式(1)で表される構造を有するシリコーン系界面活性剤と、任意の各成分とを、常温下、又は必要に応じて加熱下において混合する。
その後、得られた混合液を所定のフィルターで濾過することが好ましい。このとき、顔料及び分散剤を含む分散体をあらかじめ調製しておき、これに残りの成分を添加して混合してもよい。
本発明の印刷物は、非吸収性のフィルム基材上に、前記水性インクジェットインクを用いて形成された印刷層を有することを特徴とする。
前記基材としては、特に限定されず、吸水性の高い紙基材でもよいし、グラビア又はオフセット印刷用のコート紙など吸水性の低い基材でもよいし、フィルム、プラスチックボード(軟質塩化ビニル、硬質塩化ビニル、アクリル板、ポリオレフィン系など)、ガラス、タイル及びゴムなどの非吸水性の基材であってもよい。
本発明のインクジェット記録方法は、前記水性インクジェットインクを用いて、非吸収性のフィルム基材に画像の記録を行うことを特徴とする。
次いで、当該前処理層(P)上に、インクジェットヘッド(6)から吐出されるインク液滴(7)が印刷されて、インク印刷層(R)が形成されて、第2乾燥部(8)によって乾燥後巻取りローラー(9)によって、巻き取られる。
<樹脂>
下記表Iに記載の樹脂を用いた。
下記表IIに記載の有機溶媒を用いた。
シリコーン系界面活性剤として、下記合成例で合成した界面活性剤S-1~S-8、及び、市販品の界面活性剤S-9~S-11を用いた。
撹拌機、還流冷却管、滴下ロート、温度計及び窒素吹き込み管を備えた5つ口フラスコに、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)を450質量部と、H2Pt16・6H2Oヘキサクロロ白金(IV)酸六水和物(東京化成工業(株)製)を0.01質量部とを仕込み、窒素置換を行った。70℃に加熱し、ヘプタメチルトリシロキサン(アルドリッチ社製)220質量部を1時間かけて滴下したのち、反応容器を110℃まで昇温させて4時間反応させた。反応後に未反応材料を減圧留去することで、目的のシリコーン活性剤である、シリコーン系界面活性剤S-1を得た。得られたシリコーン活性剤S-1は、一般式(1)中のR=メチル基、X=炭素数3のアルキレン基、m=9、n=0に相当するシリコーン系界面活性剤である。
前記界面活性剤S-1の合成例において、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)450質量部の代わりに、アリル化ポリエーテル(ユニセーフPKA-5015 日油株式会社製)1600質量部を用いた以外は、前記界面活性剤S-1の合成例と同様の方法でシリコーン系界面活性剤S-2を得た。得られたシリコーン系界面活性剤S-2は、一般式(1)中のR=ブチル基、X=炭素数3のアルキレン基、m=25、n=6に相当するシリコーン系界面活性剤である。
前記界面活性剤S-1の合成例において、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)450質量部の代わりに、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5001 日油株式会社製)200質量部を用いた以外は、前記界面活性剤S-1の合成例と同様の方法でシリコーン系界面活性剤3を得た。得られたシリコーン系界面活性剤は、一般式(1)中のR=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=3、n=0に相当するシリコーン系界面活性剤である。
前記界面活性剤S-1の合成例において、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)450質量部の代わりに、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5005 日油株式会社製)1500質量部を用いた以外は、前記界面活性剤S-1の合成例と同様の方法でシリコーン系界面活性剤S-4を得た。得られたシリコーン系界面活性剤は、一般式(1)中のR=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=33、n=0に相当するシリコーン系界面活性剤である。
前記界面活性剤S-1の合成例において、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)450質量部の代わりに、アリル化ポリエーテル(ユニルーブPKA-5013 日油株式会社製)2000質量部を用いた以外は、前記界面活性剤S-1の合成例と同様の方法でシリコーン系界面活性剤5を得た。得られたシリコーン系界面活性剤は、一般式(1)中のR=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=22、n=16に相当するシリコーン系界面活性剤である。
前記界面活性剤S-1の合成例において、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)450質量部の代わりに、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5003 日油株式会社製)450質量部を用いた以外は、前記界面活性剤S-1の合成例と同様の方法でシリコーン系界面活性剤6を得た。得られたシリコーン系界面活性剤は、一般式(1)中のR=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=9、n=0に相当するシリコーン系界面活性剤である。
前記界面活性剤S-1の合成例において、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)450質量部の代わりに、アリル化ポリエーテル(ユニセーフPKA-5011 日油株式会社製)750質量部を用いた以外は、前記界面活性剤S-1の合成例と同様の方法でシリコーン系界面活性剤7を得た。得られたシリコーン系界面活性剤は、一般式(1)中のR=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=12、n=3に相当するシリコーン系界面活性剤である。
前記界面活性剤S-1の合成例において、アリル化ポリエーテル(ユニオックスPKA-5008 日油株式会社製)450質量部の代わりに、エチレングリコールモノアリルエーテル(東京化成工業株式会社製)105質量部を用いた以外は、前記界面活性剤S-1の合成例と同様の方法でシリコーン系界面活性剤8を得た。得られたシリコーン系界面活性剤は、一般式(1)中のR=水素原子、X=炭素数3のアルキレン基、m=1、n=0に相当するシリコーン系界面活性剤である。
シリコーン系界面活性剤S-9:BYK-333(BYK社製)
顔料(ピグメントブルー15:3)を18質量%に、顔料分散剤(水酸化ナトリウム中和されたカルボキシ基を有するアクリル系分散剤(BASF社製「ジョンクリル819」、酸価75mgKOH/g、固形分20質量%)を31.5質量%と、エチレングリコール20質量%と、イオン交換水(残量;全量が100質量%となる量)を加えた混合液をプレミックスした後、0.5mmのジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、顔料の含有量が18質量%の顔料分散液を調製した。この顔料分散液に含まれる顔料粒子の平均粒子径は109nmであった。なお、平均粒子径の測定はマルバルーン社製「ゼータサイザ1000HS」により行った。
上記顔料分散液17.0質量部に、樹脂(R-1)5.0質量部、有機溶媒(A-1)5.0質量部、界面活性剤(S-1)0.05質量部及びイオン交換水(残量;72.95質量部)を撹拌しながら添加し、得られた混合液を1μmのフィルターにより濾過して水性インクジェットインク1を得た。濾過前後で実質的な組成変化はなかった。
前記水性インクジェットインク1の調製において、樹脂、有機溶媒及び界面活性剤の種類と、各インク成分(樹脂、有機溶媒、顔料分散液、界面活性剤及び水)の質量部を下記表IIIに示すとおりに変更した以外は、同様にして水性インクジェットインク2~29を調製した。
<インクジェット記録方法>
コニカミノルタ社製ピエゾ型インクジェットヘッド(360dpi、吐出量14pL)の独立駆動ヘッド二つをノズルが互い違いになるように配置し、720dpi×720dpiのヘッドモジュールを作成し、ステージ搬送機上に、搬送方向にノズル列が直交するように設置した。
ヘッドモジュールのインクジェットに、上記により得られた水性インクジェットインクを充填し、ステージ搬送機によって搬送されるフィルム基材の被膜上にシングルパス方式でベタ画像を記録できるようにインクジェット記録装置を構成した。
基材としてOPPフィルム、FOS(フタムラ化学株式会社製)を用いた。上記ヘッドを用いて、インク付量が11.2mL/m2である720dpi×720dpiのベタ画像が形成されるように、水性インクジェットインク1の液滴を吐出した。
上記作成した画像のベタ画像にて、画像全体のベタ品質に関して目視にて評価を行った。
◎:インクの濡れ性が非常に良好で、濃度ムラがなく均一な画像で、インクの抜けが観察されない良好な画像
○:インクの濡れ性が良好で、濃淡が異なる箇所があるが、インクの抜けが観察されない実用上許容可能な画像
△:インクの濡れ性が僅かに足りず、インクの抜け落ちている箇所があり、僅かに白抜けが発生している画像
×:インクの濡れ性が十分でなく、画像中にインクが抜け落ちている箇所が多く存在し、白抜けが目立つ画像
上記形成した画像のベタ画像にて、画像に1mm間隔で5×5の碁盤目状にカッターで切れ込みを入れたクロスカット法によるテープ剥離試験を行い、下記の基準で評価した。
◎:テープによるはがれなく良好
○:碁盤目状の切れ込み1マス以上3マス以下剥がれるが、良好なレベル
△:碁盤目状の切れ込み4マス以上6マス以下剥がれるが、実用状許容できるレベル
×:碁盤目状の切れ込み7マス以上が剥がれ実用上許容できないレベル
上記調製したインクジェットインクを60℃、1週間の条件でサーモ保存した後に、マルバルーン社製「ゼータサイザ1000HS」を用いて平均粒子径を測定した。得られた平均粒子径と保存前の平均粒子径から粒径増加率を算出し、下記の基準に基づいて評価した。
◎:平均粒子径の増加率が120%未満
○:平均粒子径の増加率が120%以上140%未満
△:平均粒子径の増加率が140%以上160%未満
×:平均粒子径の増加率が160%以上
上記形成した画像を40℃で3日保管したのち、ベタ部分が切断端面となるようにして10cm×1cmの短冊状に切断して試験片とした。試験片を熱水30分処理し、処理後の試験片の様子を目視で確認し、各インクによる画像の耐水性を以下の基準で評価した。
◎:試験片に全く剥がれがない
○:試験片に一部剥がれが生じているが、大きな剥がれはない
△:試験片に大きな剥がれが生じている
×:試験片フィルムから画像部分が全て剥がれ落ちている
P 前処理層
R 印刷層
1 送り出しローラー
2 ロールコーター
3 ノズル
4 前処理液滴
5 第1乾燥部
6 インクジェットヘッド
7 インク液滴
8 第2乾燥部
9 巻取りローラー
10 インクジェット記録装置
Claims (9)
- 少なくとも水、顔料、顔料分散剤、有機溶媒、樹脂及び界面活性剤を含有する水性インクジェットインクであって、
前記顔料分散剤として、塩基で中和されたカルボキシ基を有するアクリル系分散剤を含有し、
前記有機溶媒として、モノアルコール、ジオール又はトリオールを含有し、
前記樹脂が、ポリエステル骨格、ポリオレフィン骨格又はポリウレタン骨格の少なくともいずれかを含む水不溶性樹脂であり、かつ、
前記界面活性剤として、下記一般式(1)で表される構造を有するシリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする水性インクジェットインク。
[式中、Xは、炭素数2~6のアルキレン基であり、分岐構造を有していてもよい。EOは、ポリエチレンオキシドの繰り返し単位構造を表す。POは、ポリプロピレンオキシドの繰り返し単位構造を表す。なお、[EO]mと[PO]nの順序はどちらでもよい。n及びmは、繰り返し単位構造の数を表し、Rが水素原子で、かつ、nが0のとき、mは33であり、Rがメチル基で、かつ、nが0のとき、mは9であり、Rが水素原子又はブチル基で、かつ、nが3~16の整数のとき、mは12~25の整数である。] - 前記シリコーン系界面活性剤の含有量が、インク全体に対して0.1~3質量%の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の水性インクジェットインク。
- 前記シリコーン系界面活性剤が、前記一般式(1)におけるRが、メチル基を表すシリコーン系界面活性剤であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水性インクジェットインク。
- 前記樹脂が、ポリエステル樹脂又はポリウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。
- 前記有機溶媒として、1,2-エタンジオール、3-オキサペンタン-1,5-ジオール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、又は1,6-ヘキサンジオールの少なくともいずれかを含有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。
- 前記有機溶媒の含有量が、インク全体に対して、10~50質量%の範囲内であること
を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。 - 非吸収性のフィルム基材上の画像記録に用いられることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。
- 非吸収性のフィルム基材上に、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインクを用いて形成された印刷層を有することを特徴とする印刷物。
- 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインクを用いて、非吸収性のフィルム基材に画像の記録を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
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