JP7092150B2 - 水性インクジェットインク、水性インクジェットインクの製造方法、印刷物及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
また、ポリオレフィン構造を有するポリエステル樹脂を含有して、オレフィン基材への密着性を向上させる水性インクジェットインクが開示されている(例えば、特許文献2参照。)、しかしながら、当該水性インクジェットインクにおいても、内包する樹脂がポリエステル樹脂であると、ポリウレタン樹脂と比較してオレフィン基材に対する接着面に対する部分構造の作用が弱く、密着性が十分ではない。
さらに、水性インクジェットインクにおいて、保存安定性に優れ、かつ、ブロンジングを抑制することが要求されている。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
1.水不溶性樹脂微粒子、有機溶媒、色材及び水を含有する水性インクジェットインクであって、
前記有機溶媒が、グリコール類、又はジオール類から選ばれる有機溶媒を含有し、かつ、
前記水不溶性樹脂微粒子が、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を含有することを特徴とする水性インクジェットインク。
ポリオレフィン系樹脂とポリウレタン系樹脂とを乳化分散して複合樹脂粒子を形成する工程と、当該複合樹脂粒子、有機溶媒、色材及び水を混合する工程と、を備えることを特徴とする水性インクジェットインクの製造方法。
本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
ポリウレタン系樹脂及びポリオレフィン系樹脂は、それぞれ非極性基材への密着性に優れており、さらに、近年より強固な密着性を持たせるために、これら樹脂を併用することなど考えられる。しかしながら、これらをインクに含有させると、溶媒、顔料分散剤及び界面活性剤などが共存するため、保存安定性が乏しくなる。例えば、ポリウレタン系樹脂のような極性樹脂とポリオレフィン系樹脂それぞれ単独の混合では安定性に乏しい。
そこで、本発明では、水不溶性樹脂微粒子として、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を用いることにより、複合樹脂では、一つの粒子に二つの樹脂部分が存在するため、安定性が向上すると推察される。
また、このような複合樹脂を含有するインクジェットインクを塗膜化した際には、単にポリオレフィン系樹脂とポリウレタン系樹脂を有機溶媒中に混合して用いるよりも、海島構造のような層構造を形成するため、密着性が優れると推察される。以上より、基材への密着性と保存安定性を両立することができる。
また、塗膜化した際のインク表面のブロンジングを抑制することができる。これは、両末端にヒドロキシ基を持つ有機溶媒が、顔料分散剤の粒子と複合樹脂の間に入ることで、粒子間に水素結合が生じ、この水素結合によって、インク乾燥過程で粒子が規則的に配向したまま乾燥することで、最終的な塗膜は各粒子が隙間なく均一に整列した状態となり、塗膜表面の光に対する乱反射が一定になったことで、ブロンジング抑制効果が生まれたものと推察される。
本発明の水性インクジェットインク(以下、「インクジェットインク」又は「インク」ともいう。)は、水不溶性樹脂微粒子、有機溶媒、色材及び水を含有する水性インクジェットインクであって、前記有機溶媒が、グリコール類、又はジオール類から選ばれる有機溶媒を含有し、かつ、前記水不溶性樹脂微粒子が、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を含有することを特徴とする。
本発明に係る水不溶性樹脂微粒子は、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を含有する。
本発明において、「オレフィン系樹脂が、ポリウレタン系樹脂に含有された状態」とは、種々の態様をとり得るが、オレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂中に複数の粒子として分散されていてもよく、また、オレフィン系樹脂がコアを形成し、ポリウレタン系樹脂をシェルとするコア・シェル構造を形成してもよい。なお、オレフィン系樹脂が一部表面に表出するように含有されていてもよい。
また、本願において、当該複合樹脂を含有する水不溶性樹脂微粒子を、複合樹脂粒子ともいう。
ポリオレフィン系樹脂としては、不飽和カルボン酸及び/又は酸無水物で変性されたポリオレフィン等の変性ポリオレフィンでもよい。
ポリウレタン系樹脂としては、親水基を有するものが用いられる。親水基を導入することで、上記ポリオレフィン系樹脂に対する乳化剤としての機能を、ポリウレタン系樹脂に付与することができ、ポリオレフィン系樹脂の乳化分散体である複合樹脂粒子を得ることができる。
本発明に係る複合樹脂粒子は、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を含有する。
好ましくは、本発明に係る複合樹脂粒子は、ポリオレフィン系樹脂が、上記親水基を有するポリウレタン系樹脂により乳化されて複合樹脂化したものである。
すなわち、前記複合樹脂粒子において、ポリウレタン系樹脂は、水不溶性樹脂としてのポリオレフィン系樹脂と連続相である水との界面に存在して、前記水不溶性樹脂を保護する前記樹脂と異なる水不溶性樹脂層として機能している。このようにポリオレフィン系樹脂をポリウレタン系樹脂により乳化させてなる複合樹脂粒子とすることで、ポリウレタン系樹脂、有機溶媒、顔料分散剤及び界面活性剤等との相溶性の低下を抑制することができ、又、ポリオレフィン系樹脂とポリウレタン系樹脂をそれぞれ乳化させて単に混合する場合に比べて、塗膜物性を向上することができ、基材との密着性及び保存安定性に優れる点で好ましい。
なお、当該複合樹脂粒子は、後述する(1)の製造方法により得られたものでもよく、また(2)の製造方法により得られたものであってもよい。
ポリウレタン系樹脂の存在割合が上記範囲内であると、分散剤との相溶性が向上する傾向が見られ、また、耐溶剤性についても優れる。また、ポリオレフィン系樹脂の存在割合が上記範囲であると、ポリオレフィン系フィルム基材に対する密着性に優れる。また、オレフィン系樹脂は、非極性部位を有するため、オレフィン系樹脂の存在割合が上位範囲内であると、保存安定性にも優れる。
前記存在割合のより好ましい範囲は、(U/O)=40/60~80/20である。
本発明のインクジェットインクに用いられる有機溶媒は、グリコール類、ジオール類から選ばれる有機溶媒の少なくとも1種を含有する。
ジオール類としては、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール等が挙げられる。
他の有機溶媒としては、水溶性の有機溶剤が好適であり、例えば、アルコール類、アミン類、アミド類、グリコールエーテル類、炭素数が4以上である1,2-アルカンジオール類などが好ましく例示できる。
アミン類としては、例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミン、N-エチルジエタノールアミン、モルフォリン、N-エチルモルフォリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等を好ましく例示できる。
本発明の水性インクジェットインクに含まれる色材としては、顔料又は染料でありうる。得られる画像の耐擦性を高める点などから、顔料が好ましい。
顔料としては、アニオン性の分散顔料、例えば、アニオン性の自己分散性顔料や、アニオン性の高分子分散剤により顔料を分散したものを用いることができ、特に、アニオン性の高分子分散剤により顔料を分散したものが好適である。
顔料を分散させるために用いる分散剤は、格別限定されないがアニオン性基を有する高分子分散剤が好ましく、分子量が5000~200000の範囲内のものを好適に用いることができる。
本発明の水性インクジェットインクに含まれる水については、特に限定されるものではなく、イオン交換水、蒸留水、又は純水であり得る。
本発明のインクジェットインクには、界面活性剤を含有させることもできる。これにより、インク出射安定性の向上や、記録媒体に着弾した液滴の広がり(ドット径)を制御することができる。
本発明のインクジェットインクの粘度としては、25℃で1~40mPa・sの範囲内であることが好ましく、より好ましくは2~10mPa・sの範囲内である。
本発明の水性インクジェットインクの製造方法は、ポリオレフィン系樹脂とポリウレタン系樹脂とを乳化分散して複合樹脂粒子を形成する工程と、当該複合樹脂粒子、有機溶媒、色材及び水を混合する工程と、を備えることを特徴とする。
この工程では、上述した複合樹脂粒子の製造方法で説明したとおり、下記(I)又は(II)の製造方法により調製する。
この工程では、上記工程で得られた複合樹脂粒子、有機溶媒、色材(顔料)及び水と、任意の各成分とを、常温下、又は必要に応じて加熱下において混合する。
その後、得られた混合液を所定のフィルターで濾過することが好ましい。このとき、顔料及び分散剤を含む分散体をあらかじめ調製しておき、これに残りの成分を添加して混合してもよい。
本発明の印刷物は、非吸収性のフィルム基材上に、前記水性インクジェットインクを用いて形成された印刷層を有することを特徴とする。
前記基材としては、特に限定されず、吸水性の高い紙基材でもよいし、グラビア又はオフセット印刷用のコート紙など吸水性の低い基材でもよいし、フィルム、プラスチックボード(軟質塩化ビニル、硬質塩化ビニル、アクリル板、ポリオレフィン系など)、ガラス、タイル及びゴムなどの非吸水性の基材であってもよい。
本発明のインクジェット記録方法は、前記水性インクジェットインクを用いて、非吸収性のフィルム基材に画像の記録を行うことを特徴とする。
次いで、当該前処理層(P)上に、インクジェットヘッド(6)から吐出されるインク液滴(7)が印刷されて、インク印刷層(R)が形成されて、第2乾燥部(8)によって乾燥後巻取りローラー(9)によって、巻き取られる。
<ウレタンプレポリマー溶液A-1の合成>
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリカーボネートポリオール(分子量1000、商品名ニッポラン981、日本ポリウレタン工業(株))を182質量部と、ポリエチレングリコール(PEG、分子量600、商品名PEG600、第一工業製薬(株))を22.0質量部と、トリメチロールプロパンを5.6重量部と、N-メチル-N,N-ジエタノールアミンを43.8質量部と、4,4’-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを204質量部と、メチルエチルケトン(MEK)216質量部を反応容器にとり(三級アミンの添加量9.6質量%、PEGの添加量4.8質量%)、75℃に保ちながら反応を行い、ウレタンプレポリマーを得た。
このウレタンプレポリマーにジメチル硫酸を46.4質量部添加し、50~60℃で30~60分間反応させて、NCO含有率が2.2%であり、不揮発分約50質量%であるカチオン性ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液A-1を得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリオレフィン系樹脂(商品名:アウローレン150S、日本製紙(株)製(表Iでは「150S」と表記。))80.0質量部、メチルシクロヘキサン240.0質量部及びメチルエチルケトン48.0質量部を投入し、80℃に昇温して加熱溶解させた。溶解後、内温を40℃に保ち、ウレタンポリマー溶液A-1(不揮発分約50質量%)を40.0質量部を添加し、混合した。この溶液に58.0質量部の水を加え、ホモジナイザーを使用して乳化した後、570質量部の水を徐々に加え希釈し、これにエチレンジアミン1.0質量部と水12質量部を混合した水溶液を徐々に添加し、1時間撹拌してポリマー化を行った。これを50℃減圧下、脱溶剤を行い、不揮発分(粒子としての固形分)約30質量%の複合樹脂粒子分散体B-1を得た。
顔料(ピグメントブルー15:3)を18質量%に、顔料分散剤(水酸化ナトリウム中和されたカルボキシ基を有するアクリル系分散剤(BASF社製「ジョンクリル819」、酸価75mgKOH/g、固形分20質量%)を31.5質量%と、エチレングリコール20質量%と、イオン交換水(残量;全量が100質量%となる量)を加えた混合液をプレミックスした後、0.5mmのジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、顔料の含有量が18質量%の顔料分散液を調製した。
この顔料分散液に含まれる顔料粒子の平均粒子径は109nmであった。なお、平均粒子径の測定はマルバルーン社製「ゼータサイザ1000HS」により行った。
上記顔料分散液10.0質量部に、複合樹脂粒子分散体B-1を3.3質量部、有機溶媒(トリエチレングリコール)5.0質量部、界面活性剤(日信化学工業株式会社、オルフィンE1010、「オルフィン」は同社の登録商標)1.0質量部及びイオン交換水(残量;80.7質量部)を撹拌しながら添加し、得られた混合液を1μmのフィルターにより濾過して水性インクジェットインク1を得た。濾過前後で実質的な組成変化はなかった。
上記複合樹脂粒子分散体B-1調製において、ポリオレフィン系樹脂及びウレタンプレポリマー溶液A-1の質量比を表Iに示すとおりに変更して各複合樹脂粒子分散体を得た。
上記水性インクジェットインク1の調製において、複合樹脂粒子分散体及び有機溶媒の種類、各インク成分(複合樹脂粒子分散体、有機溶媒、顔料分散液、界面活性剤及び水)の質量部を下記表I及び表IIに示すとおりに変更した以外は、同様にして水性インクジェットインク2~20及び25~27を得た。
特開2017-75291号公報の合成例1に記載の方法(明細書段落[0067]参照。)と同様の方法で合成し、ポリオレフィン構造を有するポリエステルウレタン樹脂エマルジョン(樹脂粒子分散体C-1)を得た。
上記水性インクジェットインク1の調製において、複合樹脂粒子分散体A-1の代わりに樹脂粒子分散体C-1を用い、その他のインク成分の種類及び質量部については下記表IIに示すとおりに変更した以外は、同様にして水性インクジェットインク21を得た。
特開2016-196619号公報の製造例5に記載の方法(明細書段落[0110]参照。)と同様の方法で合成し、ポリオレフィン構造を有するポリエステル樹脂粒子(複合樹脂粒子分散体C-2)を得た。
上記水性インクジェットインク1の調製において、複合樹脂粒子分散体A-1の代わりに複合樹脂粒子分散体C-2を用い、その他のインク成分については下記表IIに示すとおりに変更した以外は、同様にして水性インクジェットインク22を得た。
上記水性インクジェットインク1の調製において、複合樹脂粒子分散体A-1の代わりに、WBR-016U(大成ファインケミカル社製)8.35質量部及びハードレン EH-801(東洋紡社製)8.35質量部を混合した混合樹脂粒子を用い、その他のインク成分については下記表IIに示すとおりに変更した以外は、同様にして水性インクジェットインク23を得た。
上記水性インクジェットインク1の調製において、複合樹脂粒子分散体A-1の代わりに、WBR-2101(大成ファインケミカル社製)8.35質量部及びハードレン NZ-1004(東洋紡社製)8.35質量部を混合した混合樹脂粒子を用い、その他のインク成分については下記表IIに示すとおりに変更した以外は、同様にして水性インクジェットインク24を得た。
(インクジェット記録方法)
コニカミノルタ社製ピエゾ型インクジェットヘッド(360dpi、吐出量14pL)の独立駆動ヘッド二つをノズルが互い違いになるように配置し、720dpi×720dpiのヘッドモジュールを作成し、ステージ搬送機上に、搬送方向にノズル列が直交するように設置した。
ヘッドモジュールのインクジェットに、上記により得られた水性インクジェットインクを充填し、ステージ搬送機によって搬送されるフィルム基材の被膜上にシングルパス方式でベタ画像を記録できるようにインクジェット記録装置を構成した。
基材としてポリエチレンフィルム(PEフィルム)太閤FE#50-FE2001(フタムラ化学株式会社製)を用いた。上記基材のコロナ処理面上に、プレコート液を#3のワイヤーバーで塗布して乾燥したのち、コニカミノルタ社製ピエゾ型インクジェットヘッド(360dpi、吐出量14pL)の独立駆動ヘッドを用いて、インク付量が11.2cc/m2である720dpi×720dpiのベタ画像が形成されるように、水性インクジェットインク1の液滴を吐出した。
上記形成した画像のベタ画像にて、画像に1mm間隔で5×5の碁盤目状にカッターで切れ込みを入れたクロスカット法によるテープ剥離試験を行い、下記の基準で評価した。
◎:テープによるはがれなく良好
○:碁盤目状の切れ込み1マス以上3マス以下剥がれるが、良好なレベル
△:碁盤目状の切れ込み4マス以上6マス以下剥がれるが、実用状許容できるレベル
×:碁盤目状の切れ込み7マス以上が剥がれ実用上許容できないレベル
上記調製したインクジェットインクを60℃、1週間の条件でサーモ保存した後に、マルバルーン社製「ゼータサイザ1000HS」を用いて平均粒子径を測定した。得られた平均粒子径と保存前の平均粒子径から粒径増加率を算出し、下記の基準に基づいて評価した。
◎:平均粒子径の増加率が120%未満
○:平均粒子径の増加率が120%以上140%未満
△:平均粒子径の増加率が140%以上160%未満
×:平均粒子径の増加率が160%以上
上記形成した画像のベタ画像にて、印字乾燥後、蛍光灯下で目視観察を行い、以下の基準でブロンジングを評価した。
◎:反射した蛍光灯の光が白色を再現している。
○:反射した蛍光灯の光がわずかに着色を帯びているが認識が難しいレベル。
△:反射した蛍光灯の光が赤味を帯びており、すぐに認識できるレベル。
×:反射した蛍光灯の光が赤味を大きく帯びている。
なお、インク1~21では、全て固形分が約30質量%である。
上記調製したインクを用いて、実施例1と同様にして、実施例1の非吸収性基材であるPEフィルムに代えて、OPP-1:二軸延伸ポリプロピレンフィルム(AF-642、20μm厚、両面コロナ処理、両面防曇性、フタムラ化学株式会社製、防曇加工あり)、OPP-2:二軸延伸ポリプロピレンフィルム(FOS-BT、30μm厚、両面コロナ処理、フタムラ化学株式会社製、防曇加工なし)、PET:二軸延伸ポリエステルフィルム(E-5200、25μm厚、両面コロナ処理、東洋紡株式会社製、防曇加工なし)、及び印刷コート紙:キャストコート紙(ミラーコート・プラチナ、坪量157g/m2、王子製紙株式会社製)を用いて、実施例1と同様にして、基材への密着性及びブロンジングの評価を実施したところ、本発明のインクを用いた場合、比較例のインクに比べて、密着性及びブロンジング抑制の効果の点でいずれも優れていることが確認された。
実施例1で調製したインク1~20及び25~27で用いたポリオレフィン系樹脂:アウローレン150S、日本製紙(株)製)に代えて、ポリオレフィン系樹脂:ハードレンNa-1001(東洋化成(株)製)、又はスーパークロンE-415(日本製紙(株)製)を用いて、インク1~20及び25~27と同様に、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に乳化させてなる複合樹脂粒子分散体をそれぞれ調製した。
得られた前述のインク1~20に対応するインクは、インク25~27に対応するインクに比べて、保存安定性に優れていた。また、得られたインク1~20に対応するインクを非吸収性基材(PEフィルム)に塗布して形成した画像は、得られたインク25~27に対応するインクを用いた場合に比べて、基材への密着性が良好で、ブロンジング抑制効果に優れていることが確認された。
実施例1で調製したインク1~20及び25~27で用いたウレタンポリマー溶液A-1に代えて、下記のウレタンポリマー溶液A-2又はA-3を用いて、インク1~20及び25~27と同様に、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に乳化させてなる複合樹脂粒子分散体をそれぞれ調製した。
得られた前述のインク1~20に対応するインクは、インク25~27に対応するインクに比べて、保存安定性に優れていた。また、得られたインク1~20に対応するインクを非吸収性基材(PEフィルム)に塗布して形成した画像は、得られたインク25~27に対応するインクを用いた場合に比べて、基材への密着性が良好で、ブロンジング抑制効果に優れていることが確認された。
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリエステルポリオール(商品名テスラック 2461、日立化成(株)製)を182質量部と、ポリエチレングリコール(PEG、分子量600、商品名PEG600、第一工業製薬(株))を22.0質量部と、トリメチロールプロパンを5.6質量部と、N-メチル-N,N-ジエタノールアミンを43.8質量部と、4,4’-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを204質量部と、メチルエチルケトン(MEK)216質量部を反応容器にとり(三級アミンの添加量9.6質量%、PEGの添加量4.8質量%)、75℃に保ちながら反応を行い、ウレタンプレポリマーを得た。
このウレタンプレポリマーにジメチル硫酸を46.4質量部添加し、50~60℃で30~60分間反応させて、NCO含有率が2.2%であり、不揮発分約50質量%であるカチオン性ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液A-2を得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリエーテルポリオール(PolyTHF2000、BASF(株))を182質量部と、ポリエチレングリコール(PEG、分子量600、商品名PEG600、第一工業製薬(株))を22.0質量部と、トリメチロールプロパンを5.6質量部と、N-メチル-N,N-ジエタノールアミンを43.8質量部と、4,4’-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを204質量部と、メチルエチルケトン(MEK)216質量部を反応容器にとり(三級アミンの添加量9.6質量%、PEGの添加量4.8質量%)、75℃に保ちながら反応を行い、ウレタンプレポリマーを得た。
このウレタンプレポリマーにジメチル硫酸を46.4質量部添加し、50~60℃で30~60分間反応させて、NCO含有率が2.2%であり、不揮発分約50質量%であるカチオン性ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液A-3を得た。
P 前処理層
R 印刷層
1 送り出しローラー
2 ロールコーター
3 ノズル
4 前処理液滴
5 第1乾燥部
6 インクジェットヘッド
7 インク液滴
8 第2乾燥部
9 巻取りローラー
10 インクジェット記録装置
Claims (9)
- 水不溶性樹脂微粒子、有機溶媒、色材及び水を含有する水性インクジェットインクであって、
前記有機溶媒が、グリコール類、又はジオール類から選ばれる有機溶媒を含有し、かつ、
前記水不溶性樹脂微粒子が、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に含有された複合樹脂を含有することを特徴とする水性インクジェットインク。 - 前記水不溶性樹脂微粒子が、ポリオレフィン系樹脂がポリウレタン系樹脂に乳化されてなる複合樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載の水性インクジェットインク。
- 前記水不溶性樹脂微粒子の含有量が、2~10質量%の範囲内であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水性インクジェットインク。
- 前記複合樹脂のポリウレタン系樹脂(U)とポリオレフィン系樹脂(O)の質量比率(U/O)の値が、40/60~95/5の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。
- 前記有機溶媒の含有量が、10~50質量%の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク
- 前記有機溶媒が、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、又は1,6-ヘキサンジオールのいずれかを含有することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインク。
- 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインクを製造する水性インクジェットインクの製造方法であって、
ポリオレフィン系樹脂とポリウレタン系樹脂とを乳化分散して複合樹脂粒子を形成する工程と、当該複合樹脂粒子、有機溶媒、色材及び水を混合する工程と、を備えることを特徴とする水性インクジェットインクの製造方法。 - 非吸収性のフィルム基材上に、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインクを用いて形成された印刷層を有することを特徴とする印刷物。
- 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の水性インクジェットインクを用いて、非吸収性のフィルム基材に画像の記録を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
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