JP7166806B2 - 光警報器制御システム、光警報器制御方法及び光警報器 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、光警報器用の専用配線や専用装置を用いることなく光警報器を地区音響回線に地区音響装置と混在させて接続することが可能な光警報器制御システム及び光警報器制御方法、並びに光警報器用の専用配線や専用装置を用いることなく地区音響回線に地区音響装置と混在させて接続することが可能な光警報器を提供することである。
光警報器制御システムであって、
地区音響回線に接続され、当該地区音響回線を介して電源供給を受けた場合に鳴動する地区音響装置と、
前記地区音響回線に接続され、当該地区音響回線の電圧変化が所定パターンの電圧変化である場合に同期発光する複数の光警報器と、
火災感知器を接続する感知器回線と前記地区音響回線とに接続され、前記感知器回線を介して前記火災感知器から火災検出信号を受信した場合に、前記地区音響装置の鳴動と前記光警報器の発光とによって警報を実行する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記地区音響装置の鳴動による警報の実行中に前記所定パターンの電圧変化と前記電源供給の再開を交互に繰り返し、
前記所定パターンの電圧変化が生じる期間の長さは、前記地区音響装置の鳴動が継続可能な長さ、あるいは前記地区音響装置の鳴動が継続しているように聞こえる長さに設定されており、
前記所定パターンの電圧変化によって、発光させるグループを指定する情報が含まれる所定のバイナリコードを前記光警報器に供給し、
前記光警報器は、
複数のグループのうちのいずれかに属し、
当該光警報器が属するグループを発光させるグループとして指定する情報を含む前記所定のバイナリコードの供給を受けた場合に発光するように構成したものである。
また、地区音響装置に電源供給を行うための地区音響回線を介して、複数の光警報器に所定のバイナリコードを供給することができるため、地区音響回線に接続する地区音響装置の鳴動に影響を与えることなく、当該地区音響回線に接続する複数の光警報器を同期発光させることができる。
また、一の地区音響回線に接続されている複数の光警報器の発光タイミングをグループ毎にずらすことができるため、発光時に消費される消費電流を分散することが可能となる。よって、電源回路や制御回路や回線などの電気的な最大容量を下げることができるため、小回路化、低コスト化を実現することが可能となる。
前記所定パターンの電圧変化は、所定時間の電源断制御によるように構成する。
かかる構成によれば、電源のON/OFFだけで複数の光警報器に発光タイミングを知らせることができる。
火災感知器から火災検出信号を受信した場合に複数の光警報器を制御する光警報器制御方法において、
地区音響回線に接続された地区音響装置を鳴動させるために当該地区音響回線を介して電源供給を行う電源供給ステップと、
前記地区音響回線に接続された前記複数の光警報器を同期発光させるために前記地区音響回線の電圧を所定パターンで変化させる電圧変化ステップと、を有し、
前記電源供給ステップと前記電圧変化ステップとを交互に行い、
前記電源供給ステップの終了から次の電源供給ステップの開始までの期間の長さが、前記地区音響装置の鳴動が継続可能な長さ、あるいは前記地区音響装置の鳴動が継続しているように聞こえる長さに設定されており、
前記地区音響回線の電圧を前記所定パターンで変化させることによって、発光させるグループを指定する情報が含まれる所定のバイナリコードを前記光警報器に供給し、
前記光警報器は、
複数のグループのうちのいずれかに属し、
当該光警報器が属するグループを発光させるグループとして指定する情報を含む前記所定のバイナリコードの供給を受けた場合に発光するように構成したものである。
また、地区音響装置に電源供給を行うための地区音響回線を介して、複数の光警報器に所定のバイナリコードを供給することができるため、地区音響回線に接続する地区音響装置の鳴動に影響を与えることなく、当該地区音響回線に接続する複数の光警報器を同期発光させることができる。
また、一の地区音響回線に接続されている複数の光警報器の発光タイミングをグループ毎にずらすことができるため、発光時に消費される消費電流を分散することが可能となる。よって、電源回路や制御回路や回線などの電気的な最大容量を下げることができるため、小回路化、低コスト化を実現することが可能となる。
前記地区音響回線の電圧の前記所定パターンでの変化は、所定時間の電源断制御によるように構成する。
かかる構成によれば、電源のON/OFFだけで複数の光警報器に発光タイミングを知らせることができる。
地区音響装置に電源電圧を供給するための地区音響回線に接続され、当該地区音響回線の電圧変化が所定パターンの電圧変化である場合に発光する光警報器であって、
前記地区音響回線の電圧変化のうち前記所定パターンの電圧変化を抽出するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段を介して前記地区音響回線に接続され、駆動電力を生成する電力生成手段と、
前記電力生成手段によって生成された駆動電力を充電する充電手段と、
前記充電手段に充電された駆動電力を受けて、前記フィルタ手段によって抽出された所定パターンの電圧変化に基づき発光する発光手段と、を備え、
複数のグループのうちのいずれかに属し、
前記所定パターンの電圧変化によって、発光させるグループを指定する情報が含まれる所定のバイナリコードが当該光警報器に供給され、
当該光警報器が属するグループを発光させるグループとして指定する情報を含む前記所定のバイナリコードの供給を受けた場合に発光するように構成したものである。
また、地区音響装置に電源供給を行うための地区音響回線を介して、光警報器に所定のバイナリコードを供給することで、光警報器に発光タイミングを知らせることができる。
また、一の地区音響回線に接続されている複数の光警報器の発光タイミングをグループ毎にずらすことができるため、発光時に消費される消費電流を分散することが可能となる。よって、電源回路や制御回路や回線などの電気的な最大容量を下げることができるため、小回路化、低コスト化を実現することが可能となる。
前記所定パターンの電圧変化は、所定時間の電源断制御によるように構成する。
かかる構成によれば、電源のON/OFFだけで光警報器に発光タイミングを知らせることができる。
<第1実施形態>
本実施形態の光警報器制御システム1は、火災警報システムであり、例えば図1に示すように、火災受信機10と、火災受信機10に接続された感知器回線20及び地区ベル回線30と、感知器回線20に接続された複数の火災感知器40と、地区ベル回線30に接続された複数の地区ベル50及び複数の光警報器60とを備えて構成される。
火災受信機10は、例えば、光警報器制御システム1が設備されている建物の管理室等に設置され、当該建物に設置された火災感知器40からの火災検出信号を受信して、当該建物に設置された地区ベル50及び光警報器60によって火災の発生を報知する。
地区感知回路12は、感知器回線20を介して当該感知器回線20に接続する各火災感知器40に電源電圧を供給するとともに、感知器回線20を介して火災感知器40からの火災検出信号を受信して制御回路11に出力する。
地区警報回路13は、地区ベル回線30を介して当該地区ベル回線30に接続する各地区ベル50及び各光警報器60に電源電圧を供給するとともに、地区ベル回線30を介して光警報器60に発光するよう指示する発光コマンドを送信する。なお、地区ベル50は、地区ベル回線30を介して電源電圧(例えば24Vの直流電圧)が供給されると鳴動し、電源電圧の供給が停止すると鳴動が停止するよう構成されているため、地区ベル50には鳴動するよう指示するコマンドは送信されない。
地区警報回路13は、例えば図2(a)に示すように、地区ベル光警報制御回路13aと、電源回路15からの電力を受けて地区ベル50及び光警報器60の電源を生成する地区ベル光警報電源回路13bと、発光コマンドの送信を制御するコマンド送信回路13cと、地区ベル光警報電源回路13bからの電源に発光タイミングを指定する情報を重畳する重畳回路13dとを備える。
地区ベル光警報制御回路13aは、例えば、制御回路11からの警報コマンドに基づいて、地区ベル光警報電源回路13bとコマンド送信回路13cとを制御する。
また、電源回路62が、フィルタ手段を介して地区音響回線に接続され、駆動電力を生成する電力生成手段をなす。
また、充電回路63が、電力生成手段によって生成された駆動電力を充電する充電手段をなす。
また、発光回路66及び発光素子67が、充電手段に充電された駆動電力を受けて、フィルタ手段によって抽出された所定パターンの電圧変化(発光コマンド)に基づき発光する発光手段をなす。
図2(b)に示すように、地区警報回路13の地区ベル光警報制御回路13aは、制御回路11からの警報コマンドの入力が開始すると(t11)、地区ベル光警報電源回路13bを制御して各地区ベル50への電源供給を開始する。すなわち、地区ベル光警報電源回路13bによる電源電圧(例えば24Vの直流電圧)の生成を開始する。これにより、地区ベル光警報電源回路13bによって生成された電源電圧が重畳回路13dを介して地区ベル回線30に出力されることとなるため、各地区ベル50の鳴動が開始する。また、光警報器60も地区ベル回線30に接続されているため、光警報器60にも電源電圧(例えば24Vの直流電圧)が供給される。したがって、各地区ベル50の鳴動の開始とともに、各光警報器60の充電が開始する。
そして、制御回路11からの警報コマンドの入力が停止すると(t16)、各地区ベル50への電源供給を終了する。これにより、各地区ベル50の鳴動が停止するとともに、各光警報器60の充電が停止する。
また、地区ベル50も地区ベル回線30に接続されているため、地区ベル50にも発光コマンド(同期パルス)は送信される。しかし、前述したように、本実施形態の地区ベル50には、DCモータで鳴動させているため、発光コマンドには反応しない。
図4に示すように、火災受信機10の電源が投入されて制御が開始されると、地区ベル光警報制御回路13aは、まず、制御回路11からの入力状態に基づいて警報を開始するかを判定し(ステップS11)、警報を開始しないと判定した場合(ステップS11;No)、すなわち火災が発生していない場合には、ステップS11の処理を繰り返し行う。
一方、警報を開始すると判定した場合(ステップS11;Yes)、すなわち火災が発生している場合には、地区ベル光警報電源回路13bに電源供給の開始を指示する(ステップS12)。これにより、地区ベル光警報電源回路13bがON状態となって、各地区ベル50では鳴動が開始され、各光警報器60では充電が開始される。
一方、供給時間タイマがタイムアップしたと判定した場合(ステップS14;Yes)には、供給時間タイマをクリアして(ステップS15)、コマンド送信回路13cに発光コマンドの送信を指示する(ステップS16)。これにより、地区ベル光警報電源回路13bからの電源電圧がコマンド送信回路13c及び重畳回路13dによってパルス化されて、各光警報器60が同期発光する。
一方、中断時間タイマがタイムアップしたと判定した場合(ステップS18;Yes)には、中断時間タイマをクリアして(ステップS19)、制御回路11からの入力状態に基づいて警報を終了するかを判定する(ステップS20)。
一方、警報を終了すると判定した場合(ステップS20;Yes)、すなわち火災が収まった場合には、地区ベル光警報電源回路13bに電源供給の終了を指示する(ステップS21)。これにより、地区ベル光警報電源回路13bがOFF状態となって、各地区ベル50では鳴動が終了し、各光警報器60では充電が終了する。
さらに、本実施形態の光警報器制御システム1及び光警報器制御方法は、地区音響回線(地区ベル回線30)の電圧を所定パターンで変化させることによって、光警報器60にバイナリコード(発光コマンド)を供給するよう構成されている。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、ここでは、第1実施形態と共通する構成についての説明は省略する。第2実施形態では、一の地区ベル回線30に接続されている各光警報器60がグループ分けされている。
光警報器60の発光タイミングを同期させる理由は、複数の光警報器60の点滅による光感受性発作の発生を抑制するためである。したがって、例えば、第1の光警報器60と第2の光警報器60とが異なる部屋や異なるフロア(階)に設置されている場合には、第1の光警報器60の点滅と第2の光警報器60の点滅とは同時に視認されることがないため、第1の光警報器60の発光タイミングと第2の光警報器60の発光タイミングとを同期させる必要がない。すなわち、同一エリアに設置されている光警報器60、すなわち点滅を同時に視認可能な光警報器60のみを同期発光させれば良い。
具体的には、例えば図5(a)に示す例において、当該所定フロアに設置されている各光警報器60を、部屋Aに設置されている第1グループと、部屋Bに設置されている第2グループと、部屋Cに設置されている第3グループと、共用部Dに設置されている第4グループとにグループ分けする。
なお、グループ設定回路68は、属するグループを識別するグループ識別情報(例えばグループ番号)を記憶した不揮発性メモリ等であっても良い。
図6に示すように、地区警報回路13の地区ベル光警報制御回路13aは、制御回路11からの警報コマンドの入力が開始すると(t21)、地区ベル光警報電源回路13bを制御して各地区ベル50への電源供給を開始する。これにより、各地区ベル50の鳴動が開始するとともに、各光警報器60の充電が開始する。
光警報器60の制御回路65は、グループ設定回路68の設定状態を読み込んで当該光警報器60の属するグループが第1グループであると判定し、かつ、コマンド受信回路64が受信したパルス信号が第1グループ用の発光コマンドとして機能するパルス信号であると判定した場合に、発光回路66を制御して発光素子67を発光させる。これにより、第1グループに属する各光警報器60、すなわち部屋Aに設置されている各光警報器60が同期発光する。
光警報器60の制御回路65は、グループ設定回路68の設定状態を読み込んで当該光警報器60の属するグループが第2グループであると判定し、かつ、コマンド受信回路64が受信したパルス信号が第2グループ用の発光コマンドとして機能するパルス信号であると判定した場合に、発光回路66を制御して発光素子67を発光させる。これにより、第2グループに属する各光警報器60、すなわち部屋Bに設置されている各光警報器60が同期発光する。
光警報器60の制御回路65は、グループ設定回路68の設定状態を読み込んで当該光警報器60の属するグループが第3グループであると判定し、かつ、コマンド受信回路64が受信したパルス信号が第3グループ用の発光コマンドとして機能するパルス信号であると判定した場合に、発光回路66を制御して発光素子67を発光させる。これにより、第3グループに属する各光警報器60、すなわち部屋Cに設置されている各光警報器60が同期発光する。
光警報器60の制御回路65は、グループ設定回路68の設定状態を読み込んで当該光警報器60の属するグループが第4グループであると判定し、かつ、コマンド受信回路64が受信したパルス信号が第4グループ用の発光コマンドとして機能するパルス信号であると判定した場合に、発光回路66を制御して発光素子67を発光させる。これにより、第4グループに属する各光警報器60、すなわち共用部Dに設置されている各光警報器60が同期発光する。
次いで、所定の中断期間が経過すると(t29)、電源供給を再開し、以降、制御回路11からの警報コマンドの入力が停止するまで、電源供給の中断と再会を繰り返し行い、中断期間になる度に、第1~第4グループ用の発光コマンドのうちのいずれか一つを送信する。
図7に示すように、地区ベル光警報制御回路13aは、供給時間タイマをクリアする処理(ステップS15)を行った後、番号N(番号記憶領域に記憶している値)が4であるかを判定する(ステップS16a)。そして、番号Nが4でない場合(ステップS16a;No)、すなわち番号Nが1、2又は3である場合には、番号Nを+1更新して(ステップS16c)、コマンド送信回路13cに第N(更新後のN)グループ用の発光コマンドの送信を指示する(ステップS16d)。これにより、地区ベル光警報電源回路13bからの電源電圧がコマンド送信回路13c及び重畳回路13dによってパルス化されて、第Nグループ(この場合、第2グループ、第3グループ、又は第4グループ)に属する各光警報器60が同期発光する。
なお、本実施形態では、例えば図5(a)に示すように、光警報器60が4つのグループのうちのいずれかに属するため、番号Nの上限を4としているが、番号Nの上限は、グループの数に応じて適宜変更可能である。
したがって、一の地区音響回線(地区ベル回線30)に接続されている複数の光警報器60の発光タイミングをグループ毎にずらすことができるため、発光時に消費される消費電流を分散することが可能となる。よって、電源回路や制御回路や回線などの電気的な最大容量を下げることができるため、小回路化、低コスト化を実現することが可能となる。
次に、上述した実施形態の光警報器制御システム1の変形例について説明する。なお、基本的には、上述の実施形態の光警報器制御システム1と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。本変形例の光警報器制御システム1では、火災受信機10と地区ベル回線30とが地区ベル光警報制御中継器80(以下、単に「中継器80」という)を介して接続されている。
具体的には、本変形例の光警報器制御システム1は、例えば図8に示すように、火災受信機10と、火災受信機10に接続された感知器回線(伝送回線)20及び地区ベル・光警報電力線70と、感知器回線20に接続された複数の火災感知器40と、感知器回線20及び地区ベル・光警報電力線70に接続された中継器80と、中継器80に接続された地区ベル回線30と、地区ベル回線30に接続された複数の地区ベル50及び複数の光警報器60とを備えて構成される。
さらに、伝送回路16は、地区ベル・光警報電力線70を介して電源回路15により生成された動作電力を中継器80に供給するとともに、地区ベル・光警報電力線70を介して制御回路11からの警報コマンドを中継器80に送信する。
中継器80は、地区ベル回線30を介して当該地区ベル回線30に接続する各地区ベル50及び各光警報器60に電源電圧を供給するとともに、地区ベル回線30を介して光警報器60に発光するよう指示する発光コマンドを送信する。すなわち、中継器80は、地区警報回路13と同等の機能を有する。
具体的には、中継器80は、例えば図9に示すように、地区ベル光警報制御回路13aと、地区ベル・光警報電力線70を介して供給された電源回路15からの電力を受けて地区ベル50及び光警報器60の電源を生成する地区ベル光警報電源回路13bと、発光コマンドの送信を制御するコマンド送信回路13cと、地区ベル光警報電源回路13bからの電源に発光タイミングを指定する情報を重畳する重畳回路13dとを備える。
地区ベル光警報制御回路13aは、例えば、地区ベル・光警報電力線70を介して送信された制御回路11からの警報コマンドに基づいて、地区ベル光警報電源回路13bとコマンド送信回路13cとを制御する。
例えば、地区音響装置は、地区ベル50に限定されず、例えば非常放送装置であっても良い。
また、所定のバイナリコード(発光コマンド)は、発光タイミングを指定する情報を含まないものであっても良い。この場合、第2実施形態において、所定のバイナリコード(発光コマンド)は、発光させるグループを指定する情報のみを含むものとなる。
また、図2(b)及び図6のタイミングチャートでは、電源供給の再開と同時に光警報器60が発光(瞬間発光)しているが、光警報器60の発光タイミングは、電源供給の再開と同時に限定されず、適宜変更可能である。
10 火災受信機(制御手段)
20 感知器回線
30 地区ベル回線(地区音響回線)
40 火災感知器
50 地区ベル(地区音響装置)
60 光警報器
61 フィルタ回路(フィルタ手段)
62 電源回路(電力生成手段)
63 充電回路(充電手段)
66 発光回路(発光手段)
67 発光素子(発光手段)
80 地区ベル光警報制御中継器(制御手段)
Claims (6)
- 地区音響回線に接続され、当該地区音響回線を介して電源供給を受けた場合に鳴動する地区音響装置と、
前記地区音響回線に接続され、当該地区音響回線の電圧変化が所定パターンの電圧変化である場合に同期発光する複数の光警報器と、
火災感知器を接続する感知器回線と前記地区音響回線とに接続され、前記感知器回線を介して前記火災感知器から火災検出信号を受信した場合に、前記地区音響装置の鳴動と前記光警報器の発光とによって警報を実行する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記地区音響装置の鳴動による警報の実行中に前記所定パターンの電圧変化と前記電源供給の再開を交互に繰り返し、
前記所定パターンの電圧変化が生じる期間の長さは、前記地区音響装置の鳴動が継続可能な長さ、あるいは前記地区音響装置の鳴動が継続しているように聞こえる長さに設定されており、
前記所定パターンの電圧変化によって、発光させるグループを指定する情報が含まれる所定のバイナリコードを前記光警報器に供給し、
前記光警報器は、
複数のグループのうちのいずれかに属し、
当該光警報器が属するグループを発光させるグループとして指定する情報を含む前記所定のバイナリコードの供給を受けた場合に発光することを特徴とする光警報器制御システム。 - 前記所定パターンの電圧変化は、所定時間の電源断制御によることを特徴とする請求項1に記載の光警報器制御システム。
- 火災感知器から火災検出信号を受信した場合に複数の光警報器を制御する光警報器制御方法において、
地区音響回線に接続された地区音響装置を鳴動させるために当該地区音響回線を介して電源供給を行う電源供給ステップと、
前記地区音響回線に接続された前記複数の光警報器を同期発光させるために前記地区音響回線の電圧を所定パターンで変化させる電圧変化ステップと、を有し、
前記電源供給ステップと前記電圧変化ステップとを交互に行い、
前記電源供給ステップの終了から次の電源供給ステップの開始までの期間の長さが、前記地区音響装置の鳴動が継続可能な長さ、あるいは前記地区音響装置の鳴動が継続しているように聞こえる長さに設定されており、
前記地区音響回線の電圧を前記所定パターンで変化させることによって、発光させるグループを指定する情報が含まれる所定のバイナリコードを前記光警報器に供給し、
前記光警報器は、
複数のグループのうちのいずれかに属し、
当該光警報器が属するグループを発光させるグループとして指定する情報を含む前記所定のバイナリコードの供給を受けた場合に発光することを特徴とする光警報器制御方法。 - 前記地区音響回線の電圧の前記所定パターンでの変化は、所定時間の電源断制御によることを特徴とする請求項3に記載の光警報器制御方法。
- 地区音響装置に電源電圧を供給するための地区音響回線に接続され、当該地区音響回線の電圧変化が所定パターンの電圧変化である場合に発光する光警報器であって、
前記地区音響回線の電圧変化のうち前記所定パターンの電圧変化を抽出するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段を介して前記地区音響回線に接続され、駆動電力を生成する電力生成手段と、
前記電力生成手段によって生成された駆動電力を充電する充電手段と、
前記充電手段に充電された駆動電力を受けて、前記フィルタ手段によって抽出された所定パターンの電圧変化に基づき発光する発光手段と、を備え、
複数のグループのうちのいずれかに属し、
前記所定パターンの電圧変化によって、発光させるグループを指定する情報が含まれる所定のバイナリコードが当該光警報器に供給され、
当該光警報器が属するグループを発光させるグループとして指定する情報を含む前記所定のバイナリコードの供給を受けた場合に発光することを特徴とする光警報器。 - 前記所定パターンの電圧変化は、所定時間の電源断制御によることを特徴とする請求項5に記載の光警報器。
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