JP7166608B2 - 観賞魚用水質浄化剤 - Google Patents
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Description
(1)籾殻灰ゼオライト10~30質量部と籾殻燻炭90~70質量部との合計100質量部を含む、観賞魚用水質浄化剤である。
(2)上記籾殻灰ゼオライトの含有量が、15~25質量部であり、かつ、上記籾殻燻炭の含有量が、85~75質量部である、上記(1)記載の観賞魚用水質浄化剤、
(3)上記籾殻灰ゼオライトの含有量が、18~22質量部であり、かつ、上記籾殻燻炭の含有量が、82~73質量部である、上記(1)記載の観賞魚用水質浄化剤、
(4)上記籾殻灰ゼオライトの平均粒径が、5~100μmであり、かつ、その比表面積が、50~500m2/gである、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(5)上記籾殻灰ゼオライトの平均粒径が、5~50μmであり、かつ、その比表面積が、100~450m2/gである、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(6)上記籾殻灰ゼオライトの平均粒径が、5~30μmであり、かつ、その比表面積が、200~400m2/gである、上記(1)~(3)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(7)上記籾殻燻炭が、長さ0.3~5mm、幅0.2~1mm、厚さ0.1~0.6mmの薄片状粒子を40質量%以上含む、上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(8)上記籾殻燻炭が、長さ0.3~5mm、幅0.2~1mm、厚さ0.1~0.6mmの薄片状粒子を50質量%以上含む、上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(9)上記籾殻燻炭が、長さ0.3~5mm、幅0.2~1mm、厚さ0.1~0.6mmの薄片状粒子を60質量%以上含む、上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(10)上記籾殻燻炭が、長さ0.4~4mm、幅0.2~1mm、厚さ0.2~0.5mmの薄片状粒子を40質量%以上含む、上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(11)上記籾殻燻炭が、長さ0.4~4mm、幅0.2~1mm、厚さ0.2~0.5mmの薄片状粒子を50質量%以上含む、上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(12)上記籾殻燻炭が、長さ0.4~4mm、幅0.2~1mm、厚さ0.2~0.5mmの薄片状粒子を60質量%以上含む、上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(13)上記籾殻燻炭の比表面積が、50~350m2/gである、上記(1)~(12)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(14)上記籾殻燻炭の比表面積が、100~350m2/gである、上記(1)~(12)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(15)上記籾殻燻炭の比表面積が、200~350m2/gである、上記(1)~(12)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤、
(16)多孔質の不織布から成る袋状物に内包された、上記(1)~(15)のいずれか一つに記載の観賞魚用水質浄化剤
を挙げることができる。
観賞魚用水質浄化剤として、籾殻灰ゼオライト10グラム(20質量部)と籾殻燻炭40グラム(80質量部)とをよく混合して、ポリエステル製不織布の袋(縦10cm×横11cm、不織布孔径約5~30μm)に入れ、次いで、溶着用ヒーターを使用して密封した。籾殻灰ゼオライトしては、太盟實業コフン・コンス製ICOM(商標)を使用した。該籾殻灰ゼオライトの平均粒径は約30μmであり、比表面積は約400m2/gであった。また、籾殻燻炭としては、株式会社コメリから販売されている土壌改良材としての籾殻燻炭を、すり潰し器(宝田工業株式会社製手回し粉ひきハンディII、寸法:高さ325mm×幅240mm×奥行240mm)を使用して、すり潰すことにより粗粉砕し、次いで、1.0mm目の振動篩を用いて、篩い面を水平から10~15度程度の傾斜を付けながら手動で篩って、その篩下を使用した。該籾殻燻炭は、長さ(l)0.4~4mm、幅(w)0.2~1mm、厚さ(t)0.2~0.5mmの薄片状粒子を全体の約55質量%含むものであり、比表面積は約320m2/gであった。観賞魚用水槽としては、図1に示したものを使用した。該水槽の各寸法は、縦30cm×横60cm×深さ35cm(体積:63,000cm3)であった。該水槽内に、予めカルキ抜きをした水道水55,000cm3を飼育水として装入し、その中に観賞用魚として、体長約50mmの和金5尾を入れた。図1に示すように、観賞魚用水槽(1)上部の観賞魚用水質浄化剤設置部(3)に、上記の不織布入り観賞魚用水質浄化剤を5袋(合計250グラム)並べて設置し、ポンプで飼育水を循環して飼育水の浄化を開始した。和金に与える餌としては、日本ペットフード株式会社製エンゼル色揚げを使用した。該餌は浮上性であり、直径約2mmのおよそ球状の粒であった。給餌は、1日3回、午前8時、午後1時、午後7時頃に、和金1匹あたり1回につき約5粒を目安に給餌した。最初の給餌から定期的に水槽内の飼育水を目視観察したところ、1ヶ月経過後においても、飼育水が汚れることは全くなかった。また、飼育水が悪臭を放つこともなかった。該水槽については、そのまま同一条件下で5ヶ月経過後まで飼育水を観察したが、同様に飼育水が汚れることはなかった。また、飼育水が悪臭を放つこともなかった。
観賞魚用水質浄化剤として、1袋中に籾殻灰ゼオライト5グラム(10質量部)と籾殻燻炭45グラム(90質量部)とを入れた以外は、実施例1と同一に実施した。実施例1と同じく1ヶ月後に目視観察したところ、飼育水の汚れは観察されなかった。また、飼育水が悪臭を放つこともなかった。そのまま同一条件下で飼育水の観察を続けたところ、約2ヶ月経過した時点から飼育水の汚れが観察され始めた。
観賞魚用水質浄化剤として、1袋中に籾殻灰ゼオライト15グラム(30質量部)と籾殻燻炭35グラム(70質量部)とを入れた以外は、実施例1と同一に実施した。実施例1と同じく1ヶ月後に目視観察したところ、飼育水は全く汚れていなかった。また、飼育水が悪臭を放つこともなかった。そのまま同一条件下で飼育水の観察を続けたところ、約2.5ヶ月経過した時点から飼育水の汚れが観察され始めた。
観賞魚用水質浄化剤として、1袋中に籾殻灰ゼオライト2.5グラム(5質量部)と籾殻燻炭47.5グラム(95質量部)とを入れた以外は、実施例1と同一に実施した。実施例1と同様に飼育水を目視観察したところ、15日間を過ぎるころから飼育水の汚れが観察され始め、1ヶ月経過した時点では飼育水の汚れが目立ち始めていた。
観賞魚用水質浄化剤として、1袋中に籾殻灰ゼオライト17.5グラム(35質量部)と籾殻燻炭32.5グラム(65質量部)とを入れた以外は、実施例1と同一に実施した。実施例1と同様に飼育水を目視観察したところ、20日間を過ぎるころから飼育水の汚れが観察され始め、1ヶ月経過した時点では飼育水の汚れは目立ち、悪臭を放ち始めていた。
観賞魚用水質浄化剤として、2~3mm程度の粒径の天然ゼオライトを不織布に封入したA社製の市販品を使用した。他の実施例及び比較例と条件を合わせるために、該観賞魚用水質浄化剤50グラム(1袋中の量)を、実施例1で使用した不織布の袋に封入して使用し、他の条件は実施例1と同一にして実施した。飼育水を目視観察したところ、1週間を過ぎるころから飼育水の汚れが目立ち、悪臭を放ち始めていた。
観賞魚用水質浄化剤として、B社製の市販品である活性炭水質浄化剤(粒径:8~10mm程度)を使用した。他の実施例及び比較例を合わせるために、該観賞用水質浄化剤50グラム(1袋中の量)を、実施例1で使用した不織布の袋に封入して使用し、他の条件は実施例1と同一にして実施した。飼育水を目視観察したところ、10日を過ぎるころから飼育水の汚れが目立ち始めた。その時点で悪臭はなかった。
観賞魚用水質浄化剤として、C社製の市販品である天然ゼオライト(粒径:5~10mm程度)を使用し、この250グラムを水槽底面の底砂利(4)の上に一様に敷き詰めた。水槽上部に、実施例1で使用した不織布入り観賞魚用水質浄化剤の5袋に代えて、同じくC社製の市販品であるポリエステル製フィルター式濾過材(縦11.4cm×横39cm×厚さ1.5cmの直方体)を、観賞魚用水質浄化剤設置部(3)に丁度収まるようにして設置した以外、他の条件は実施例1と同一にして実施した。飼育水を目視で観察したところ1週間を過ぎるころから飼育水の汚れが目立ち始め、悪臭を放ち始め水換えが必要となった。
2 飼育水
3 観賞魚用水質浄化剤設置部
4 底砂利
5 飼育水循環方向
l 籾殻燻炭の長さ
w 籾殻燻炭の幅
t 籾殻燻炭の厚さ
Claims (3)
- 籾殻灰ゼオライト10~30質量部と籾殻燻炭90~70質量部との合計100質量部を含み、上記籾殻灰ゼオライトの平均粒径が、5~100μmであり、かつ、その比表面積が、50~500m 2 /gである、観賞魚用水質浄化剤。
- 上記籾殻燻炭が、長さ0.3~5mm、幅0.2~1mm、厚さ0.1~0.6mmの薄片状粒子を40質量%以上含み、かつ、その比表面積が、50~350m2/gである、請求項1記載の観賞魚用水質浄化剤。
- 多孔質の不織布から成る袋状物に内包された、請求項1又は2に記載の観賞魚用水質浄化剤。
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