JP7166137B2 - シールド機の推力伝達構造及び推力伝達方法。 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネル施工に用いるシールド機を立坑内から発進させるための推力伝達構造及び推力伝達方法に関する。
円形シールドトンネル構築に用いられるシールド機の後方部には、油圧ジャッキが円周状に配置されており、リング状に組立てられたセグメントにこの油圧ジャッキを押し当て、ジャッキ推力を伝達させることで、シールド機全体は前進できる。すなわち、シールド工法とは、セグメントから反力を得たシールド機の先端部を切羽地盤に押し付けながらカッターヘッドを回転させて地山を掘削して前進し、前進して伸長した油圧ジャッキを縮長して生じたスペースにセグメントを組立てる一連のサイクルの繰り返しによってトンネルを構築する方法を言う。
セグメントに伝達されるシールド機のジャッキ推力は、トンネルがある程度の延長に達していれば、セグメントとセグメント周面地山との摩擦を介して当該周面地山に伝達されるが、シールド機の発進時点では、トンネルが形成されていないため、その推力は、一般にジャッキ背面に設置された仮組セグメントや反力鋼材、反力壁等を介して背面地山に伝達される。
例えば、特許文献1には、シールド機の後端に配備される仮組セグメント、鋼製反力(反力鋼材)、反力壁及び竪坑壁(立坑壁)を介して竪坑壁背面の地山にシールド機のジャッキ推力を伝達することで、所定の反力を確保しつつ、シールド機を発進する形態が開示されている。
シールド機の推力伝達は、シールド機後方に円周状に配置された全周の油圧ジャッキを使いながら、各ジャッキ間で極端な偏りが生じないように、理想的には均等に推力を伝達させることが望ましい。特許文献1に記載のジャッキ推力も、全周のジャッキを使いながら、最終的には竪坑壁背面に施された地盤改良を介して地山に伝達される。
特許文献2には、シールド機を用いて地盤を掘削しながら、掘進した部分に順次セグメントを敷設することにより、道路等をアンダーパスするトンネルを構築するトンネル構築工法のシールド機の発進方法であって、トンネルへのアプローチとなる部分に地上発進部を設け、その地盤上にシールド機発進時の反力をとる反力手段を設ける形態が開示されている。当該反力手段は、地上発進部の地盤上に設置される架台であって、架台はシールド機の発進時の反力をとる反力受台と、シールド機の発進時の自重を支持する発進受台とから構成される。反力受台及び発進受台は、地盤に打設した複数の杭によって支持され、シールド機の自重によって沈下するのが防止される。
すなわち、特許文献2に記載のシールド機は、地上からの発進を想定したものであるため、シールド機背面に竪坑壁や地山等が存在せず、地盤に打設した複数の杭にトラス型の反力受台を固定することによって、ジャッキ推力が杭周辺の地山に伝達される点で、特許文献1と異なる発進方法である。
特開2007-23770号公報 特開2006-16960号公報
しかしながら、昨今の既設構造物が輻輳した都市部におけるシールドトンネルの大深度化、大断面化施工に伴い、狭隘な施工用地に築造した立坑からのシールド機発進を余儀なくされ、特許文献1及び2のようにシールド機背面に反力設備を設けるための十分な空間を確保できないケースが多くなってきている。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、シールド機背面に反力設備を配置できる十分なスペースのない施工環境下であっても周辺の既設構造物等への影響を抑えながらシールド機を発進することができるシールド機の推力伝達構造及び推力伝達方法を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明のシールド機の推力伝達構造は、シールド機の推進ジャッキと既設躯体との間に仮組セグメントを備えるシールド機の推力伝達構造であって、前記仮組セグメントは複数のセグメントリングからなり、前記セグメントリングは複数のセグメントピースからなり、前記セグメントピースは高剛性ピース及び低剛性ピースとからなり、前記既設躯体側のセグメントリングを構成するセグメントピースのうち、該躯体に推力を伝達できる範囲に前記高剛性ピースが配置されていることを特徴とする。
また、前記仮組セグメントを構成する低剛性ピースが既設躯体に向けて拡張するように配置されていても良く、前記高剛性ピースがコンクリート系セグメント及び前記低剛性ピースが鋼製セグメントであっても良い。さらに、前記仮組セグメントと前記躯体との間に鋼製部材が配置されていても良い。
本発明のシールド機の推力伝達方法は、シールド機の推進ジャッキと既設躯体との間に仮組セグメントを備え、該シールド機の推力を該推進ジャッキから該仮組セグメントを介して該既設躯体に伝達させるシールド機の推力伝達方法であって、前記仮組セグメントは複数のセグメントリングからなり、前記セグメントリングは複数のセグメントピースからなり、前記セグメントピースは高剛性ピースと低剛性ピースとからなり、前記既設躯体側のセグメントリングを構成するセグメントピースのうち、該躯体に推力を伝達できる範囲に前記高剛性ピースが配置された状態で前記シールド機から推力を伝達させることを特徴とする。
本発明のシールド機の推力伝達構造及びその推力伝達方法によれば、既設躯体に推力を伝達できる範囲に高剛性のセグメントピースが配置されていれば、シールド機背面に推力を伝達するための反力鋼材(梁材)等を設置する十分なスペースが無くても、既設構造物等への影響を抑えながらシールド機を発進させることができる。
また、仮組セグメントを構成する低剛性ピースが既設躯体に向けて拡張するように配置されていれば、シールド機のジャッキ推力の大部分が、剛性の高い高剛性ピースに伝達されるので、伝達可能な既設躯体の範囲に推力を集中することができる。
高剛性ピースがコンクリート系セグメントであって、低剛性ピースが鋼製セグメントであれば、推力による軸剛性の違いをより明確にできる。詳細は後述するが、本実施形態で適用した鋼製セグメントに対するコンクリート系セグメント(合成セグメント)との軸剛性は約3倍と大きいので、より確実に集中的に推力をコンクリート系セグメントに伝達できる。
ここで、コンクリート系セグメントとは、RCセグメント(鉄筋コンクリート製セグメント)や合成セグメント(コンクリート中詰め鋼製セグメント)を言う。
本発明のシールド機の推力伝達構造の側面図である(図2のC-C矢視)。 本発明のシールド機の推力伝達構造の平面図である(図1のA-A矢視)。 本発明のシールド機の推力伝達構造の正面図である(図1のB-B矢視)。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<シールド機の推力伝達構造>
図1に、図2のC-C矢視である本発明のシールド機の推力伝達構造の側面図を示す
本実施形態では、上層に比較的柔らかい地盤からなる表層SGと、下層に第三紀の固結シルトからなる岩盤Rとの2層地盤内に、立坑躯体1及び立坑躯体1の背面に連結されるカルバート3がそれぞれ形成され、立坑躯体1内にシールド機6の発進のための設備を設けシールド機6を発進させる。
シールド機6のカッター62で切削可能なグラウンドアンカーGA,GA・・・を敷設しながら山留壁EWの内部を床付け面まで掘削し、掘削面DS上に基礎コンクリート11、底版12、側壁13、頂版14の順で立坑躯体1が構築されている。
なお、山留壁EWは、SMW工法(ソイルミキシングウォール工法)にて構築する。SMW工法とは、不図示の多軸混練オーガー機で原地盤を削孔し、その先端よりセメントスラリーを吐出して削孔した地山と混練することで、SMW壁体(ソイルセメント壁体)を造るものである。本実施形態では、各削孔ごとに芯材(H形鋼)が埋設された状態でSMW壁体を硬化させることで、芯材の周囲をSMW壁体が覆った状態で一体化されるので、止水性を兼ねた備えた剛性の高い山留壁EWが構築される。
カルバート3は、立坑躯体1の構築の進捗に合わせ、掘削面DS上に不図示の基礎コンクリートを敷設し、外防水5を施しながら構築されている。立坑躯体1とカルバート3との接続部下方の隅角部には、カルバート3の構築に先立って、充填材16が充填されている。カルバート3の直下には、岩盤Rが露頭しており、カルバート3の地耐力確保のために、充填材16には岩盤Rと同等程度以上の剛性を有する充填材が用いられている。本実施形態ではコンクリートが採用されているが、所定の剛性を有すれば、モルタルであっても流動化処理土であっても特に限定されない。
また、本実施形態では、耐震設計上の観点から、挙動の異なる立坑躯体1とカルバート3との間には可とう継手4が設けられている。これにより立坑躯体1とカルバート3は、構造上の縁が切れている状態である。
カルバート3の構築及び外防水5の施工完了後、カルバート3の側部及び上部を含む周囲には、埋戻土BSが被覆されている。埋戻土BSには掘削残土が使用され、薄層に撒き出し、転圧しながら造成されている。埋戻土BSには、掘削残土を利用した流動化処理土等を使用しても良く、掘削残土に限定されない。
底版12上には、シールド機6を組立て、発進させるための支持部材となる架台2が設置されている。複数に分割された部材が不図示のトレーラーによって場内に搬入され、クレーン等の楊重機を用いて頂版14に設けられた開口部15から立坑躯体1内に投入され、シールド機6が組み立てられている。シールド機6は、少なくとも円筒形の胴体61と、その前面に回転可能なカッター62と、胴体61の内部後方に配置されているセグメントに推力を伝達するための複数の油圧ジャッキ63,63・・・を具備している。
立坑躯体1の背面側の側壁13の内空側に沿って反力壁7が設置されており、シールド機6と反力壁7との間には、仮組セグメント8が設置されている。
仮組セグメント8は、6つのセグメントリングからなり、セグメントリングは、複数のセグメントピースから構成され、セグメントピースは、高剛性ピース81,81・・・と低剛性ピース82,82・・・とからなる。
高剛性ピース81はコンクリート系セグメント、低剛性ピース82が鋼製セグメントであれば、推力伝達方向である軸剛性の違いをより明確にできる。ここで、コンクリート系セグメントとは、RCセグメント(鉄筋コンクリート製セグメント)や合成セグメント(コンクリート中詰め鋼製セグメント)を言うが、軸剛性の違いを明確にできれば、これらのセグメントに限定されない。
ここで、可とう継手4の可とう性(特に、推力伝達方向の伸縮性)を一時的にブロックするための固定ピースを可とう継手4内に設置すれば、シールド機6の発進時の推力をカルバート3に伝達させることができる。しかしこの場合、カルバート3の変状によって、外防水5が損傷を受ける可能性があるため、本実施形態では、シールド機6の推力は、カルバート3に伝達させてはならないという制約が設けられている。
前述の通り、カルバート3の直下には、岩盤Rが露頭しており、立坑躯体1との接続部下方の隅角部についても、岩盤Rと同等程度以上の剛性を有する充填材16によって充填されているので、側壁13のうち、推力伝達範囲131にジャッキ推力を伝達できれば、シールド機6の発進に必要な反力は確保できる。
しかしながら、推力伝達範囲131は、仮組セグメント8のスプリングラインよりも下方に位置するため、全周の油圧ジャッキ63,63・・・を使って、仮組セグメント8に推力を伝達させようとする場合、仮組セグメントから推力伝達範囲131に向かって推力を集中的に伝達させるための反力鋼材(梁材)等が別途必要になるが、本実施形態では、そのような鋼材を配置するスペースが無い。それでは、推力伝達範囲131に相当する範囲の油圧ジャッキ63,63・・・にのみ推力を載荷するのでは、載荷しない範囲の仮組セグメント8の境界部に過大なせん断力が作用して損傷の原因を招いたり、シールド機6の姿勢制御上も望ましくない。
そこで、本実施形態では、仮組セグメント8のセグメントリングを構成するセグメントピースに、軸剛性の大きく異なる高剛性ピース81,81・・・と低剛性ピース82,82・・・とを適用し、その配置上の工夫をすることで、推力伝達範囲131に重点的に推力を伝達することを可能にしている。
具体的には、セグメントの千鳥配置の応力伝達機構を考慮して、油圧ジャッキ63,63・・・直背面の2列分のセグメントリングは、全周高剛性ピース81,81・・・のみで構成され、3列目以降のセグメントリングから高剛性ピース81,81を推力伝達範囲131に向かって段階的に漸減させる。本実施形態は、6列目のセグメントリングの高剛性ピース81の上端から鋼製の反力壁内の推力分散角α(=45度)を考慮して、推力が推力伝達範囲131に集中的に伝達できるよう高剛性ピース81が配置されている。
ここで、本実施形態で用いた鋼製セグメントと合成セグメントとの推力伝達方向の軸剛性の比較を行った。鋼製セグメントの主断面は不図示のスキンプレートの有効幅25t(中主桁位置では50t,t:腐食代1mmを考慮したスキンプレート厚さ)と主桁及び縦リブの断面積を考慮し、合成セグメントはこの鋼製セグメントの主断面に、中詰めしたコンクリートの剛性を考慮して計算を行った。その結果、鋼製セグメントに対する合成セグメントの軸剛性は2.88倍の約3倍となった。
この条件でFEMによる数値解析を行ったところ、カルバート3に影響を与えず、推力伝達範囲131に集中的に推力を伝達できることを確認している。
図2に、図1のA-A矢視である本発明のシールド機の推力伝達構造の平面図及び図3に、図1のB-B矢視である本発明のシールド機の推力伝達構造の正面図をそれぞれ示す。
図2より、前述の通り、油圧ジャッキ63,63・・・直背面の2列分のセグメントリングは、全周高剛性ピース81,81・・・のみで構成され、3列目以降の低剛性ピース82,82・・・がカルバート3に向けて拡張するように配置されている。
また、図3は、図1のB-B矢視である6列目のセグメントリングの断面であり、仮組セグメント8のスプリングラインより概ね上部が低剛性ピース82,82・・・、下部が高剛性ピース81,81・・・により構成されていることを示している。この最背面の6列目のセグメントリングに接続される反力壁7は、セグメントリングの全面接触できるように水平材、鉛直材及び斜材を組み合わせて構成されている。
<シールド機の推力伝達方法>
図1~3より、本実施形態のシールド機の推力伝達方法を以下に示す。
シールド機6の推力を油圧ジャッキ63,63・・・と既設躯体である立坑躯体1の側壁13との間に、仮力壁7と仮組セグメント8とを備えている。シールド機6の推力を油圧ジャッキ63,63・・・から仮組セグメント8を介して推力伝達範囲131に伝達させるために、仮組セグメント8のセグメントリングを構成するセグメントピースは、高剛性ピース81,81・・・と低剛性ピース82,82・・・とからなり、側壁13側のセグメントリングを構成するセグメントピースのうち、側壁13に推力を伝達できる範囲である推力伝達範囲131に高剛性ピース81,81・・・が配置された状態でシールド機6から推力を伝達させる。
本実施形態のシールド機の推力伝達構造及びその推力伝達方法によれば、既設躯体に推力を伝達できる範囲に高剛性のセグメントピースが配置されていれば、シールド機背面に推力を伝達するための反力鋼材(梁材)等を設置する十分なスペースが無くても、既設構造物等への影響を抑えながらシールド機を発進させることができる。
また、仮組セグメントを構成する低剛性ピースが既設躯体に向けて拡張するように配置されていれば、シールド機のジャッキ推力の大部分が、剛性の高い高剛性ピースに伝達されるので、伝達可能な既設躯体の範囲に推力を集中することができる。
高剛性ピースがコンクリート系セグメントであって、低剛性ピースが鋼製セグメントであれば、推力による軸剛性の違いをより明確にできる。詳細は後述するが、本実施形態で適用した鋼製セグメントに対するコンクリート系セグメント(合成セグメント)との軸剛性は約3倍と大きいので、より確実に集中的に推力をコンクリート系セグメントに伝達できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記の実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、推力伝達範囲131は、仮組セグメント8のスプリングラインより下方に位置しているが、推力を伝達できる範囲に集中的に推力を伝達できるように高剛性ピース81,81・・・を配置できれば良く、その伝達範囲は、下方に限定されず、側方であっても上方であって、そのいずれかの組合せであっても良い。
SG 表層
R 岩盤
EW 山留壁
DS 掘削面
BS 埋戻土
α 推力分散角
GA グランウンドアンカー
1 立坑躯体
11 基礎コンクリート
12 底版
13 側壁
131 推力伝達範囲
14 頂版
15 開口部
16 充填材
2 架台
3 カルバート
4 可とう継手
5 外防水
6 シールド機
61 胴体
62 カッター
63 油圧ジャッキ
7 反力壁
8 仮組セグメント
81 高剛性ピース
82 低剛性ピース

Claims (5)

  1. シールド機の推進ジャッキと既設躯体との間に仮組セグメントを備えるシールド機の推力伝達構造であって、
    前記仮組セグメントは複数のセグメントリングからなり、
    前記セグメントリングは複数のセグメントピースからなり、
    前記セグメントピースは高剛性ピース及び低剛性ピースとからなり、
    前記既設躯体側のセグメントリングを構成するセグメントピースのうち、該躯体に推力を伝達できる範囲に前記高剛性ピースが配置されていることを特徴とするシールド機の推力伝達構造。
  2. 前記仮組セグメントを構成する低剛性ピースが既設躯体に向けて拡張するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド機の推力伝達構造。
  3. 前記高剛性ピースがコンクリート系セグメント及び前記低剛性ピースが鋼製セグメントであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシールド機の推力伝達構造。
  4. 前記仮組セグメントと前記躯体との間に鋼製部材が配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のシールド機の推力伝達構造。
  5. シールド機の推進ジャッキと既設躯体との間に仮組セグメントを備え、該シールド機の推力を該推進ジャッキから該仮組セグメントを介して該既設躯体に伝達させるシールド機の推力伝達方法であって、
    前記仮組セグメントは複数のセグメントリングからなり、
    前記セグメントリングは複数のセグメントピースからなり、
    前記セグメントピースは高剛性ピースと低剛性ピースとからなり、
    前記既設躯体側のセグメントリングを構成するセグメントピースのうち、該躯体に推力を伝達できる範囲に前記高剛性ピースが配置された状態で前記シールド機から推力を伝達させることを特徴とするシールド機の推力伝達方法。
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