JP7165879B2 - 金属粒子製造方法および金属粒子製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属粒子、例えばはんだ合金などの金属材料から成る金属粒子製造方法および製造装置に関する。
金属材料から成る金属粒子は種々の用途に使用されている。例えば、電子回路基板に電子部品を実装(はんだ付け)するために用いられているソルダーペーストは、はんだ合金から成る金属粒子をフラックスと混合して製造されている。
かかる金属粒子の製造方法として、遠心噴霧法、ガス噴霧を併用した遠心噴霧法、超音波分散法、超音波破砕法などが知られている。
遠心噴霧法は、チャンバー内に設けた高速回転するディスク上に、溶融した金属材料を滴下して、遠心力により金属材料を飛散させて金属粒子を製造するものである(特許文献1を参照のこと)。
ガス噴霧を併用した遠心噴霧法は、上記の遠心噴霧法をより微細な金属粒子を製造するために改変したものである。具体的には、チャンバー内に設けた高速回転するディスク上に、溶融した金属材料をガス噴霧により数10~数100μmの液滴の形態で吹きつけ、より薄い溶融金属膜をディスク上に生成させ、遠心力により金属材料を飛散させて金属粒子を製造するものである(特許文献2を参照のこと)。
超音波分散法は、金属材料の融点以上の温度に保持した加熱媒体中に金属材料を投入し、溶融した金属材料(融液)を加熱媒体と一緒に撹拌しながらこれらの混合物に超音波振動を直接負荷し、金属材料の融液を微細な液滴に分割して加熱媒体中で分散させ、次いでこの液滴を冷却凝固させて金属粒子を製造するものである(特許文献3を参照のこと)。
超音波破砕法は、溶媒中に配置した固体の金属塊(代表的には金属箔)に、溶媒を媒質として超音波を照射し、これによって生じる超音波キャビテーションにより金属塊を破砕して金属粒子を得るものである(特許文献4を参照のこと)。
特開平7-179912号公報 特許第3511082号公報 特開平9-49007号公報 特開2011-89156号公報
ソルダーペーストを用いた典型的な電子部品の実装工程において、ソルダーペーストは所定の開口パターンが設けられたメタルマスクを通じて電子回路基板の所定の領域に供給された後、その上にBGA(Ball Grid Array)、QFP(Quad Flat Package)、QFN(Quad Flat No-Leads)等の半導体パッケージや、コンデンサ、抵抗およびコイル等のチップ部品、ならびにその他の各種電子部品が配置され、リフロー炉にて加熱されて、ソルダーペースト中のはんだ合金から成る金属粒子(はんだ粒子)が溶融し、その後、凝固することにより、電子部品が電子回路基板に実装される。
近年、スマートフォン、タブレット等の電子機器の高機能化と小型軽量化に伴い、電子回路の微細化が一層進んでいる。半導体パッケージの端子間ピッチは、従来、0.5mm、0.4m、0.3mmであったが、0.2mmへと短縮されてきている。また、チップ部品のサイズは、従来、1608(1.6mm×0.8mm)、1005(1.0mm×0.5mm)、0402(0.4mm×0.2mm)であったが、0201(0.2mm×0.1mm)へと小型化してきている。更に、FPD(Flat Panel Display)のガラス基板にフィルム基板を接合するFOG(Film On Glass)の端子間ピッチは0.1mmであり、FPDのガラス基板にドライバーICを接合するCOG(Chip On Glass)の端子間ピッチは0.03mmである。
かかる状況下、これら電子部品を実装するためのソルダーペーストに含まれるはんだ合金から成る金属粒子(はんだ粒子)の粒径を小さくすることが望まれている。例えば、従来代表的な0.5mmピッチBGAの電極サイズは直径0.25mmであり、このBGAをはんだ付けするためのソルダーペーストでは、20~38μmの粒径分布を有するはんだ粒子が使用されている。これに対して、0.2mmピッチBGAの電極サイズは直径0.1mmであり、従来の20~38μmの粒径分布を有するはんだ粒子ではメタルマスクの開口部で目詰まりを起こしてしまい、安定したはんだ付けができないため、10~25μmの粒径分布を有するはんだ粒子を使用することが求められている。また、1608サイズのチップ部品の電極サイズは0.8mm×0.8mmであり、このチップ部品をはんだ付けするためのソルダーペーストでは、20~38μmの粒径分布を有するはんだ粒子が使用されている。これに対して、0201サイズのチップ部品の電極サイズは0.1mm×0.1mmであり、従来の20~38μmの粒径分布を有するはんだ粒子ではメタルマスクの開口部で目詰まりを起こしてしまい、安定したはんだ付けができないため、10~25μmの粒径分布を有するはんだ粒子を使用することが求められている。更に、端子間ピッチ0.1mmのFOGは、電極幅が0.05mmと狭いため、2~12μmの微細な粒径分布を有するはんだ粒子が求められ、端子間ピッチ0.03mmのCOGは、電極幅が0.015mmと更に狭いため、1~6μmの一層微細な粒径分布を有するはんだ粒子が求められている。また、目詰まりを起こし難くするには、はんだ粒子の形状は球形であることが好ましい。
しかしながら、特許文献1から4に開示された金属粒子の製造方法では、このように小さな粒径、例えば10μm以下の粒径を有する球形の金属粒子を効率的に得ることは困難である。
本開示は、小さな粒径、例えば10μm以下の粒径を有する球形の金属粒子を効率よく製造することができる金属粒子製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
本開示の金属粒子製造方法は、金属材料を、前記金属材料の融点以上に加熱された第1液状媒体中にて溶融させる第1工程と、前記第1液状媒体中で超音波振動子の振動により発生した超音波キャビテーションで生じる衝撃波を発生させ、前記衝撃波を溶融した前記金属材料の表面に当てて、前記金属材料から金属粒子を得る第2工程と、を含み、前記第2工程は、前記第1液状媒体中の溶存気体濃度が所定範囲内となるように調整する第3工程を含み、前記金属材料は、SnまたはBiを主成分とした金属または合金であり、前記第1液状媒体は、ブチルトリグリコールであり、前記所定範囲は1.5mg/L以上4.5mg/L以下である
本開示の金属粒子製造装置は、第1液状媒体および金属材料を収容する第1槽と、前記第1液状媒体に超音波を照射して前記第1液状媒体内で衝撃波を発生させる超音波振動子と、前記金属材料の融点以上まで前記第1液状媒体を加熱する加熱装置と、前記第1液状媒体中の溶存気体濃度を調整する溶存気体濃度調整装置と、を有し、溶融した前記金属材料に前記衝撃波を当て、前記金属材料の表面から金属粒子を得、前記金属材料は、SnまたはBiを主成分とした金属または合金であり、前記第1液状媒体は、ブチルトリグリコールであり、前記溶存気体濃度調整装置は前記第1液状媒体中の溶存気体濃度を1.5mg/L以上4.5mg/L以下に調整する。
本発明によれば、小さな粒径、例えば10μm以下の粒径を有する球形の金属粒子を効率よく製造することができる。
本実施の形態1に係る金属粒子製造装置の構成について説明するための図 本実施の形態1における金属粒子の製造方法を説明するための図 本実施の形態1に係る金属粒子製造装置における、溶存気体濃度と金属粒子の製造量との関係を示す図 実施の形態2における金属粒子製造装置の構成について説明するための図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、本開示の実施の形態1について説明する。
<金属粒子製造装置>
図1は、本実施の形態1に係る金属粒子製造装置200の構成について説明するための図である。図1に示すように、金属粒子製造装置200は、第1槽201と、第2槽203と、超音波振動子207と、溶存気体濃度調整装置208と、加熱装置209と、を有する。第1槽201には、第1液状媒体202が収容される。第2槽203内には第1槽201が配置されており、第1槽201の周囲に第2液状媒体204が収容される。超音波振動子207は、第1槽201の外側、かつ第2槽203の内側において、第2液状媒体204に覆われるように配置される。溶存気体濃度調整装置208は、第1液状媒体202中の溶存気体濃度を計測し、かつ第1液状媒体202中の溶存気体濃度を調整する装置である。
<製造方法>
図2は、本実施の形態1における金属粒子の製造方法を説明するための図である。図2に示すように、ステップS1において、金属材料205が第1液状媒体202に浸漬される。次に、ステップS2において、第1液状媒体202が金属材料205の融点以上に加熱される。ステップS3において、第1液状媒体202(および金属材料205)が収容された第1槽201が、第2液状媒体204が収容された第2槽203内に配置される。ステップS4において、超音波振動子207を動作させ、超音波キャビテーションを金属材料205の表面に作用させる。ステップS5において、溶融した金属材料205から球形の金属粒子206が形成される。
なお、ステップS4は、以下のステップS41を含む。すなわち、ステップS41では、溶存気体濃度調整装置208が、第1液状媒体202中の溶存気体濃度を常時計測し、所定の濃度範囲から逸脱している場合には、所定の濃度範囲となるように第1液状媒体202中の溶存気体濃度を調整する。これにより、ステップS4における超音波キャビテーションの強度が最大化され、金属粒子を効率よく製造することができる。以下、各ステップの詳細について説明する。
<ステップS1:金属材料を第1の液状媒体に浸漬>
まず、金属粒子206の原料となる金属材料205が準備される。金属材料205は、第1液状媒体202中で溶融させる(換言すれば、金属材料205の融点が第1液状媒体202の沸点よりも低い)ことができれば、特に限定されない。金属材料205としては、任意の金属材料(任意の単体金属または任意の金属組成を有する2つ以上の金属の合金または複合体)が使用され得る。
また、第1液状媒体202および第2液状媒体204が準備される。これらの液状媒体は、後述する超音波振動子207から発生する超音波の媒体として機能する。液状媒体は、超音波を効率的に伝播させることができる。
第1液状媒体202としては、金属材料205の融点より高い沸点を有し、熱的に安定な液体(換言すれば、金属材料205を溶融させるための加熱状態において分解しない、または分解し難い液体)が使用される。第1液状媒体202の沸点は、好ましくは金属材料205の融点より100℃高く、より好ましくは130℃高い。なお、本明細書における沸点は、常圧下での沸点である。
第2液状媒体204は、第1液状媒体202とは異なり、特に限定されない。第2液状媒体204の沸点は、第1液状媒体202の沸点より低くてよい。また、第2液状媒体204の沸点は、金属粒子206を製造している間に亘って第2液状媒体204を沸点以下に維持できる限り、金属材料205の融点より低くてもよくい。このため、第2液状媒体204は、種々の液体を採用できる。第2液状媒体204の例としては、水(沸点100℃)、エタノール(沸点78℃)、イソプロピルアルコール(沸点83℃)などが挙げられる。なお、第2液状媒体204としては、第1液状媒体202とは異なる媒体を用いてもよいし、第1液状媒体202と同じ媒体を用いてもよい。
これら第1液状媒体202および第2液状媒体204は、それぞれ第1槽201および第2槽203に入れられる。第2槽203内には、超音波振動子207が、その超音波振動表面が第2液状媒体204に覆われるように設置されている。
第1槽201の厚さおよび材質は、超音波振動子207から発生される超音波を第2液状媒体204から第1液状媒体202へ効率的に伝播し得るように選択される。第1槽201の厚さは、例えば1.0mm以下、より好適には0.3mm以上0.5mm以下である。第1槽201の材質は、例えば耐熱ガラス、セラミックなどである。第2槽203の厚さおよび材質は、特に限定されず、任意の適切な厚さおよび材質等が採用されうる。
本ステップS1では、上記のように準備された金属材料205が、図1および図2に示すように、第1槽201内の第1液状媒体202に浸漬される。
<ステップS2:第1液状媒体を金属材料の融点以上に加熱>
次に、加熱装置209により、第1液状媒体202が金属材料205の融点以上に加熱される。これにより、金属材料205が第1液状媒体202中で溶融する。
加熱装置209の加熱方法については特に限定されず、例えば、マイクロ波により加熱されてもよいし、ハロゲンヒーター、投込みヒーター、ホットエアー等により加熱されてもよい。
なお、上記説明した、ステップS1(金属材料205の第1液状媒体202への浸漬)およびステップS2(第1液状媒体202の加熱)は、必ずしもこの順序で実行される必要はなく、任意の適切なタイミングで実行されてもよい。例えば、第1液状媒体202が金属材料205の融点以上に予め加熱され、その中に金属材料205が浸漬されるようにしてもよい。
<ステップS3:第1槽を第2液状媒体に浸漬>
上記説明したステップS2における第1液状媒体204の加熱により、金属材料205が溶融する。金属材料205が少なくとも部分的に溶融し、好ましくはその全体が溶融した後、本ステップS3が実行される。ステップS3において、第1液状媒体202(および金属材料205)が収容された第1槽201が、超音波振動子207が浸漬されている第2槽203内の第2液状媒体204に浸漬される。
<ステップS4:超音波処理>
次に、第2液状媒体204中に浸漬されている超音波振動子207が作動する。超音波振動子207は、図示しない超音波発振器からの高周波電力を受けて振動し、超音波を発生する。本発明において、超音波振動子207には、任意のものを使用できる。超音波振動子207としては、例えば、投込み型やフランジ型等を含み得る市販の超音波振動子207が利用されうる。
超音波振動子207の振動により発生した超音波は、第2液状媒体204および第1槽201の隔壁などを通じて第1液状媒体202へと伝播される(図1参照)。これにより、第1液状媒体202中でキャビテーションが生じる。
キャビテーションについて説明する。超音波振動子207の振動により発生した縦波は、第1液状媒体202の内部に疎の部分と密の部分を短時間で交互に発生させる。疎の部分では圧力が低下し、圧力が飽和水蒸気圧より低くなると、第1液状媒体202の液中にミクロン単位の微小な気泡が多数発生する。密の部分では圧力が高くなり、周囲の液体が気泡の中心に向かって集まり、気泡が消滅する瞬間に数千気圧とも言われる強力な衝撃圧が発生する。このような超音波による気泡の生成と消滅が、キャビテーションと呼ばれる現象である。キャビテーションにより生じる衝撃波、より詳細には気泡が消滅する瞬間の衝撃圧が、溶融した金属材料の表面に作用すると、無数の微細な金属粒子206の液滴が生成される。
超音波振動子207の周波数は、例えば0.5kHz以上2000kHz以下、好ましくは20kHz以上100kHz以下である。超音波振動子207の周波数は、かかる範囲で、所望される粒径や生産効率などに基づいて選択されうる。
<ステップS41:第1液状媒体202中の溶存気体濃度の制御>
上記説明したステップS4において、換言すれば超音波振動子207が作動している間、溶存気体濃度調整装置208は、第1液状媒体202中の溶存気体濃度が所定の濃度範囲内となるように溶存気体濃度調整処理を行う(ステップS41)。
溶存気体濃度調整装置208は、例えば溶存ガスセンサ(図示せず)、脱気装置(図示せず)、および気体溶解装置(図示せず)を有する。溶存気体濃度調整装置208は、溶存ガスセンサにより第1液状媒体202中の溶存気体濃度を計測し、計測結果が所定の濃度範囲外であった場合には、脱気装置により溶存気体濃度を低下させる、または気体溶解装置により溶存気体濃度を上昇させる。
ここで、溶存気体とは、例えば酸素である。脱気装置および気体供給装置には既存の装置がそれぞれ用いられればよい。
なお、溶存気体濃度の所定範囲とは、詳細は後述の実施例において説明するが、第1液状媒体202にブチルトリグリコール(BTG:沸点271℃、粘度8.1mPa・s)を用い、金属材料205にSn-58mass%Bi(融点138℃、比重8.76g/cm)を用いた場合、例えば1.5mg/L以上4.5mg/L以下である。本実施の形態1に係る金属粒子製造装置200では、この濃度範囲内において、金属粒子206の製造量が所定量より大きくなることが経験的に分かっている。この濃度範囲の数値の根拠は、以下の通りである。
通常、第1液状媒体202中の溶存気体濃度は、約5mg/L以上である。なお、ここで言う通常とは、第1液状媒体202中の溶存気体濃度が変化する事態が発生していない場合を意味している。すなわち、具体的には図2に示すフローチャートにおいて、超音波が照射されるステップS4より前(ステップS1~S3)における第1液状媒体202中の溶存気体濃度が約5mg/Lである。
第1液状媒体202中の溶存気体濃度が5mg/L以上である場合、液中に気泡が多数存在している。このような状態で第1液状媒体202に超音波が照射されても、気泡によって超音波の伝播が阻害されるため、溶存気体濃度が上記所定範囲内(1.5mg/L以上4.5mg/L以下)である場合と比較して、発生した衝撃波による衝撃圧が低下してしまう。キャビテーションで発生する衝撃圧が低下すると、溶融した金属材料205から液滴の発生効率も低下する。ここで本実施の形態1に係る金属粒子製造装置200において、キャビテーションによる衝撃圧と、金属粒子206の製造量との間には、概ね比例関係があることが分かっている。このため、第1液状媒体202中の溶存気体濃度が5mg/L以上である場合、溶存気体濃度が上記所定範囲内(1.5mg/L以上4.5mg/L以下)である場合と比較して、金属粒子206の製造効率が低下してしまう。
超音波を第1液状媒体202に照射し続けると、衝撃波により気泡が潰れるため、第1液状媒体202中の溶存気体濃度は次第に低下する。これにより、超音波を第1液状媒体202に照射し続ければ金属粒子206の製造効率は徐々に上昇する。しかしながら、超音波の照射直後から効率よく金属粒子206を製造できた方がより好ましいため、溶存気体濃度調整装置208は、ステップS4において超音波の照射が開始される前に、ステップS41として第1液状媒体202の溶存気体濃度が4.5mg/L以下となるように脱気処理を行う。これにより、超音波の照射開始直後から効率よく金属粒子206を製造できるようになる。
また、上記したように超音波の照射により液中の溶存気体濃度は低下するため、ステップS4の超音波処理が継続するにつれて、第1液状媒体202中の溶存気体濃度は低下していく。低下した第1液状媒体202中の溶存気体濃度が約1.5mg/L未満となった場合、キャビテーションの発生に寄与する溶存気体が少なすぎるために、キャビテーションによる衝撃圧が好適に発生せず、金属粒子206の製造量が低下してしまう。このため、溶存気体濃度調整装置208は、ステップS4における超音波の照射中、第1液状媒体202の溶存気体濃度が1.5mg/L以上となるように気体溶解処理を行う。
図3は、本実施の形態1に係る金属粒子製造装置200における、溶存気体濃度と金属粒子206の製造量との関係を示す図である。図3は、第1液状媒体202にブチルトリグリコール(BTG:沸点271℃、粘度8.1mPa・s)を用い、金属材料205にSn-58mass%Bi(融点138℃、比重8.76g/cm)を用いた場合の例である。図3に示すように、第1液状媒体202の溶存気体濃度が1.5/Lmg以上4.5mg/L以下である場合には、時間あたりの製造量が500g/hを越えることが分かる。なお、図3に示す溶存気体濃度と金属粒子206の製造量との関係は一例であり、液状媒体が変われば金属粒子を効率よく製造できる溶存気体濃度の範囲も変わる。
<ステップS5:金属粒子の形成>
上記したように、ステップS4における超音波キャビテーションにより発生する衝撃波が溶融した金属材料205の表面に作用することで、溶融した金属材料(液塊)205から球形の金属粒子206が液滴の形態で分離形成される。形成された金属粒子206の液滴は、第1液状媒体202中で自らの表面張力により球形となる。これにより、粒径が小さく、かつ球形である金属粒子206が製造される。具体的には、金属粒子206の粒径は、例えば10μm以下、好ましくは6μm以下であり、代表的には1μm以上10μm以下、更に代表的には1μm以上6μm以下である。
以上説明したように、本実施の形態1に係る金属粒子製造装置200では、ステップS4において溶存気体濃度調整装置208が第1液状媒体202中の溶存気体濃度を所定範囲内に調整することにより、小さな粒径、例えば10μm以下の粒径を有する球形の金属粒子206を、効率よく製造することができる。
(実施の形態2)
次に、本開示の実施の形態2について説明する。
<製造装置>
図4は、実施の形態2における金属粒子製造装置900の構成について説明するための図である。図4に示すように、金属粒子製造装置900は、第1槽902と、第2槽904と、ホッパー908と、加熱装置909と、超音波振動子912と、冷却装置913と、溶存気体濃度調整装置917と、を有する。第1槽902には、第1液状媒体901が収容される。第2槽904内には第1槽902が配置されており、第1槽902の周囲に第2液状媒体903が収容される。超音波振動子912は、第1槽902の外側、かつ第2槽904の内側において、第2液状媒体903に覆われるように配置される。溶存気体濃度調整装置917は、第1液状媒体901中の溶存気体濃度を計測し、かつ第1液状媒体901中の溶存気体濃度を制御できる装置である。
第1槽902は、第1液状媒体901の入口部Xおよび出口部Yを有する。入口部Xにはと出口部Yには接続パイプ905が接続されている。これにより、出口部Yの下流側と入口部Xの上流側とが互いに接続されている。出口部Yの下流側には金属粒子回収部906が接続されており、第1液状媒体901中の金属粒子915が回収される。金属粒子回収部906の下流側はポンプ907に接続されており、金属粒子915が回収された第1液状媒体901は、接続パイプ905を通り、第1槽902へと戻る。これにより、第1液状媒体901は、第1槽902、金属粒子回収部906、接続パイプ905を通って循環する。
金属粒子回収部906は、例えば液体サイクロンなどである。接続パイプ905については、特に限定されないが、金属その他の適切な材料で構成される。
第1液状媒体901の循環経路における第1槽902の入口部Xの手前には、金属材料916を投入するためのホッパー908が設けられる。これにより、金属粒子915の生成で消費された金属材料915が第1槽902内に補填される。
また、接続パイプ905における第1槽902とポンプ907との間には、溶存気体濃度調整装置917および加熱装置911が設けられる。溶存気体濃度調整装置917は、溶存ガスセンサにより第1液状媒体901中の溶存気体濃度を計測し、計測結果が所定の濃度範囲外であった場合には、脱気装置により溶存気体濃度を低下させる、または気体溶解装置により溶存気体濃度を上昇させる。加熱装置911は、例えば電熱ヒーターなどである。
また、第1槽902の上部には、第1槽902内に収容される第1液状媒体901を加熱する非接触の加熱装置909が設けられる。加熱装置909は、例えばハロゲンスポットヒーターなどである。
第2槽904内の第2液状媒体903は、パイプ914を介して接続された冷却装置913によって冷却される。冷却装置913は、例えばチラーなどである。
<製造方法>
本実施の形態2における金属粒子915の製造方法について詳細に説明する。なお、金属材料916、第1液状媒体901および第2液状媒体903には、上記説明した実施の形態1の金属材料205、第1液状媒体202および第2液状媒体204と同様の物質が使用されうる。
金属材料916は、ダイスまたは粒状等に加工され、予めホッパー908に入れられている。第1液状媒体901は、ポンプ907により、溶存気体濃度調整装置917、第1槽902、金属粒子回収部906、接続パイプ905を通って循環する。第1液状媒体901は、加熱装置909により、金属材料の融点以上に加熱される。
一方、第2液状媒体903は、冷却装置913により沸点より低い所定の温度、例えば60℃以下になるように保たれ、第2槽904と冷却装置913とを循環する。
第1槽902内における第1液状媒体901の温度が金属材料916の融点以上になると、第1槽902内の金属最良916の量が所定量となるように、ホッパー908から金属材料916が第1液状媒体901中に供給される。金属材料916は、第1液状媒体901と共に第1槽902内に移動し、第1液状媒体901に浸漬された状態で第1槽902内に配置される。その状態で、金属材料916は、融点以上の第1液状媒体901によって溶融し、少なくとも表面が液状となって第1槽902の底部で広がって液塊を形成する。
次に、第2液状媒体903中で超音波振動子912が作動すると、超音波振動子912の振動により発生した超音波が、第2液状媒体903および第1槽902の隔壁等を通じて第1液状媒体901へと伝播される。これにより、第1液状媒体901中で超音波によるキャビテーションが生じる。キャビテーションにより発生した衝撃波が溶融した金属材料916の表面に作用すると、溶融した金属材料916(液塊)から球形の金属粒子915が液滴の形態で分離形成される。
その後、第1槽902の出口部Yから第1液状媒体901が金属粒子915と共に流出する。より詳細には、これら金属粒子915は液滴として第1液状媒体901中で浮遊しており、第1液状媒体901の流れに乗って金属粒子回収部906へ流れ出る。
第1槽902から金属粒子回収部906へ流れる間、第1液状媒体901の温度が徐々に低下し、第1槽902で形成された金属粒子915の液滴が次第に凝固して固体の金属粒子915となる。この固体の金属粒子915は、金属粒子回収部906にて第1液状媒体901から(例えば液体サイクロンである場合、比重差により)分離されて、図4のP点から抽出される。
金属粒子915が抽出された第1液状媒体901は、ポンプ907により、A点からB点に接続パイプ905により移送され、第1槽902の入口部Xに戻される。なお、第1液状媒体901は、第1槽902に戻されるまでに、溶存気体濃度調整装置917にて溶存気体濃度が所定の濃度範囲となるように調整され、更に加熱装置911にて加熱される。溶存気体濃度調整装置917が調整する第1液状媒体901中の溶存気体濃度の範囲については、上記実施の形態1と同様の範囲とすればよい。
このように、第1槽902内で金属粒子915を形成することで消費された金属材料916を補填するように、ホッパー908は、循環する第1液状媒体901中に、新たな金属材料916を、例えば所定時間毎に供給する。実施の形態2に係る金属粒子製造装置900では、このような操作が繰り返し行われることにより、金属粒子915が連続的に製造される。
なお、実施の形態2に係る金属粒子製造装置900においても、実施の形態1と同様に、溶存気体濃度調整装置917が第1槽902内に供給される第1液状媒体901の溶存気体濃度を常時調整するため、効率よく金属粒子915の製造を行うことができる。
以上、2つの実施の形態について説明したが、本開示はこれらの実施の形態には限定されず、種々の改変が可能である。例えば、上記した実施の形態では金属粒子製造装置200,900は常圧下において使用されていたが、例えば加圧または減圧下にて使用されてもよい。
<作用・効果>
以上説明したように、本開示の実施の形態に係る金属粒子製造方法は、金属材料205(916)を、金属材料205(916)の融点以上に加熱された第1液状媒体202(901)中にて溶融させる第1工程と、第1液状媒体202(901)中で衝撃波を発生させ、衝撃波を溶融した金属材料205(916)の表面に当てて、金属材料205(916)から金属粒子206(915)を得る第2工程と、を含み、第2工程は、第1液状媒体202(901)中の溶存気体濃度が所定範囲内となるように調整する第3工程を含む。
このような構成により、第1液状媒体202(901)内で超音波のキャビテーションにより生じる衝撃波が、溶存気体濃度が所定範囲外である場合と比較して大きくなる。このため、衝撃波が金属材料205(916)の表面に作用して生じる金属粒子206(915)を効率よく製造することができる。
なお、第3工程では、第2工程における超音波の照射前には第1液状媒体202(901)に対する脱気処理が行われ、超音波の照射中または照射後には第1液状媒体202(901)に対する気体溶解処理が行われる。
特に、金属材料205(916)としてSnまたはBiを主成分とした金属または合金を用い、第1液状媒体202(901)としてブチルトリグリコールを用いた場合に、所定範囲は1.5mg/L以上4.5mg/L以下である。このような範囲に第1液状媒体202(901)の溶存気体濃度を調整することで、金属粒子206(915)をより効率よく製造することができる。
[実施例1]
以下、上記実施の形態1にて説明した金属粒子製造装置200を用いた金属粒子の製造方法の実施例について説明する。本実施例1においては、金属材料205としてSn-58mass%Bi(融点138℃、比重8.76g/cm)を用い、第1液状媒体202としてブチルトリグリコール(BTG:沸点271℃、粘度8.1mPa・s)を用いた。
BTG(第1の液状媒体)を50ml計量して、容量100mlの耐熱ガラス製ビーカー(第1槽201)に入れた。次に、Sn-58mass%Bi(金属材料916)の金属塊40gを計量し、上記のビーカーに入れてBTGに浸漬した。μReactorEX(四国計測工業株式会社製)を用いて、マイクロ波により上記のBTGを170℃まで加熱してSn-58mass%Biを溶融させた。この間、脱気装置を用いて、BTGの溶存気体濃度が4.5mg/Lまで脱気した。
別途、底部に超音波振動子207(株式会社カイジョー製)が設置され、室温の水道水(沸点約100℃、第2液状媒体204)で満たされた冷却容器(第2槽203)を準備した。そして、この冷却容器の水中に、上記のビーカーを、ビーカー内の液面と冷却容器内の液面とが等しくなるまで浸漬させた。
この状態で、超音波振動子207に超音波発振器(株式会社エヌエフ回路設計ブロック製)より20kHzおよび200Wのエネルギーを印加して作動させた。超音波振動子207の作動中は溶存気体濃度調整装置208によりBTG中の溶存気体濃度を常時計測し、溶存気体濃度が1.5mg/L以下になった際には気体溶解装置を用いて、溶存気体濃度が常に1.5mg/L以上4.5mg/L以下となるように制御した。超音波を1時間照射した後、超音波振動子を停止した。
上記により得られた粒径1~6μmの範囲の金属粒子の製造量は508g/hであり、基準値である500g/hを上回った。なお、基準値とは、金属粒子の製造量と製造コストとの兼ね合い等から決まる目標値である。
[実施例2]
本実施例2では、BTG中の溶存気体濃度を超音波照射前に4mg/Lまで脱気した(実施例1では4.5mg/L)。また、超音波照射中はBTGの溶存気体濃度を2mg/L以上4mg/L以下の範囲に制御した(実施例1では1.5mg/L以上4.5mg/L以下)。それ以外の条件は実施例1と同様とした。本実施例2では、得られた粒径1~6μmの範囲の金属粒子の製造量は591g/hであった。
[実施例3]
第1液状媒体202中の溶存気体濃度を超音波照射前に3mg/Lまで脱気した(実施例1では4.5mg/L)。また、超音波照射中はBTGの溶存気体濃度を2mg/L以上3mg/L以下の範囲に制御した(実施例1では1.5mg/L以上4.5mg/L以下)。上記により得られた粒径1~6μmの範囲の金属粒子の製造量は630g/hであった。
以上の実施例により、第1液状媒体202にブチルトリグリコール(BTG)を用い、金属材料205にSn-58mass%Biを用いたとき、好ましくは溶存気体濃度が1.5mg/L以上4.5mg/L以下、より好ましくは溶存気体濃度が2mg/L以上3mg/L以下に調整した場合に、粒径が小さい金属粒子を効率よく製造できることが分かる。
本開示は、粒径が小さい金属粒子を製造する金属粒子装置に有用である。
200 金属粒子製造装置
201 第1槽
202 第1液状媒体
203 第2槽
204 第2液状媒体
205 金属材料
206 金属粒子
207 超音波振動子
208 溶存気体濃度調整装置
209 加熱装置
900 金属粒子製造装置
901 第1液状媒体
902 第1槽
903 第2液状媒体
904 第2槽
905 接続パイプ
906 金属粒子回収部
907 ポンプ
908 ホッパー
909 非接触加熱装置
911 加熱装置
912 超音波振動子
913 冷却装置
914 パイプ
915 金属粒子
916 金属材料
917 溶存気体濃度調整装置

Claims (5)

  1. 金属材料を、前記金属材料の融点以上に加熱された第1液状媒体中にて溶融させる第1工程と、
    前記第1液状媒体中で超音波振動子の振動により発生した超音波キャビテーションで生じる衝撃波を発生させ、前記衝撃波を溶融した前記金属材料の表面に当てて、前記金属材料から金属粒子を得る第2工程と、を含み、
    前記第2工程は、前記第1液状媒体中の溶存気体濃度が所定範囲内となるように調整する第3工程を含み、
    前記金属材料は、SnまたはBiを主成分とした金属または合金であり、前記第1液状媒体は、ブチルトリグリコールであり、前記所定範囲は1.5mg/L以上4.5mg/L以下である
    金属粒子製造方法。
  2. 前記第3工程は、前記衝撃波が前記金属材料に当てられるより前に行われる前記第1液状媒体の脱気処理と、前記衝撃波が前記金属材料に当てられ始めた後に行われる前記第1液状媒体の気体溶解処理と、を含む、
    請求項1に記載の金属粒子製造方法。
  3. 第1液状媒体および金属材料を収容する第1槽と、
    前記第1液状媒体に超音波を照射して前記第1液状媒体内で衝撃波を発生させる超音波振動子と、
    前記金属材料の融点以上まで前記第1液状媒体を加熱する加熱装置と、
    前記第1液状媒体中の溶存気体濃度を調整する溶存気体濃度調整装置と、
    を有し、
    溶融した前記金属材料に前記衝撃波を当て、前記金属材料の表面から金属粒子を得
    前記金属材料は、SnまたはBiを主成分とした金属または合金であり、前記第1液状媒体は、ブチルトリグリコールであり、
    前記溶存気体濃度調整装置は前記第1液状媒体中の溶存気体濃度を1.5mg/L以上4.5mg/L以下に調整する、
    金属粒子製造装置。
  4. 前記第1液状媒体中の前記金属粒子を回収する金属粒子回収部を更に有し、
    前記第1槽は、前記第1液状媒体が流れ込む入口部および前記第液状媒体が流れ出す出口部を有し、前記出口部と前記入口部とは接続パイプを介して互いに接続されており、
    前記金属粒子回収部は、前記出口部の下流側と前記入口部の上流側との間に配置されており、
    前記金属粒子が回収された後の前記第1液状媒体は、前記接続パイプを通って前記第1槽の入口部に戻る、
    請求項に記載の金属粒子製造装置。
  5. 前記溶存気体濃度調整装置は、前記第1液状媒体の溶存気体濃度が所定の濃度範囲より高い場合には前記第1液状媒体の脱気処理を行い、前記第1液状媒体の溶存気体濃度が前記所定の濃度範囲よりい場合には前記第1液状媒体の気体溶解処理を行う、
    請求項またはに記載の金属粒子製造装置。
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