JP7162864B2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は,種々の物品を収納するとともに折り畳みが可能な折り畳みコンテナに関する。さらに詳細には,より小サイズのコンテナを並置した上に段積みして使用することができる折り畳みコンテナに関するものである。
従来から,長方形状で上方が開口しているとともに,四辺の壁部を内向きに倒すことでコンパクトに折り畳むことができる折り畳みコンテナが使用されている。このような折り畳みコンテナの一例として,特許文献1に記載のものを挙げることができる。同文献の折り畳みコンテナでは,折り畳み時に先に倒す対辺の壁部(側板)の上端縁同士が,折り畳んだ状態では重なり合うようになっている。それとともに,底板の上面の中央には凹窪部を設けている。これにより,折り畳んだ状態では,先に倒した壁部同士の重なり部分が凹窪部中に沈下するようにしている(同文献の[請求項2])。これにより,折り畳みによる高さの縮小率を向上させている(同文献の[要約]の[課題])。
一方,折り畳みコンテナの別の一例として,特許文献2に記載のものを挙げることができる。同文献の折り畳みコンテナは,小形のコンテナを並置した上に段積みするように構成されている。そのため,底部の裏面に凹溝を設けている(同文献の[図4]の「1e」)。この凹溝は,段積み状態にて下方の小形のコンテナの側壁の上端部が挿入される部位である(同文献の[0006])。
特開2004-168374号公報 特開2002-46737号公報
しかしながら前記した従来の技術には,次のような問題点があった。特許文献2に記載のように異種サイズのコンテナの上への混載による段積みを行う場合,上下段のコンテナのサイズの組み合わせは種々考えられる。上段の折り畳みコンテナにおいて特許文献1のように先に倒される壁部の上端縁同士が重なり合う位置の真裏に,下段のコンテナの側壁が位置する,という組み合わせもありうる。その場合に特許文献1,2の技術内容を組み合わせようとすると,上段の折り畳みコンテナの底板における当該位置には,上面の凹窪部と裏面の凹溝とをいずれも形成しなければならないことになる。これは著しく困難である。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,先に倒す壁部の上端縁同士が重なり合うサイズでありながら小サイズのコンテナを並置した上に段積みでき,かつ折り畳み姿態での厚さ方向寸法が小さい折り畳みコンテナを提供することにある。
本発明の一態様における折り畳みコンテナは,2組の対辺を有する底面板の四辺に壁部を設けてなり,各壁部をそれぞれの底面板に沿った辺を軸とする折り畳み動作により内向きに倒れ込ませて折り畳むことができるとともに,折り畳んだ姿態では,第1対辺の各壁部がいずれも,第2対辺の両方の壁部と底面板との間に位置するものであって,底面板の裏面における,第1対辺同士の中間位置に,第1対辺と平行な溝が形成されており,底面板の上面に,平坦な平坦領域と,裏面が溝となっている部分を含み平坦領域よりも高い盛り上げ領域と,平坦領域と盛り上げ領域との間の傾斜面とが設けられているものである。
上記態様における折り畳みコンテナでは,底面板の裏面に前述の溝が形成されている。このため,より小寸なコンテナを並置した上に本態様の折り畳みコンテナを安定して段積みすることができる。また,折り畳みコンテナを折り畳んだ折り畳み姿態にて,第1対辺の一方の壁部の大部分は,底面板の上面のうち,高い盛り上げ領域ではない低い領域上に位置する。このため,盛り上げ領域が形成されていても,折り畳み姿態の折り畳みコンテナの厚さはそれほど増大していない。
上記態様の折り畳みコンテナではさらに,第1対辺の各壁部が,折り畳み姿態では先端部分同士が重なり合う高さのものであり,折り畳み姿態にて重なり合う範囲内に,他の部分よりも薄い薄肉領域が設けられている。より,折り畳み姿態で第1対辺の壁部の薄肉領域同士が重なり合うことになる。このため,第1対辺の壁部同士が一部重なり合うにもかかわらず,折り畳み姿態の折り畳みコンテナの厚さはそれほど増大していない。折り畳み姿態ではさらに,第1対辺の壁部の薄肉領域の下に底面板の盛り上げ領域が位置する。この点でも,折り畳みコンテナの折り畳み姿態での厚さが削減されている。上記態様の折り畳みコンテナではさらに,第1対辺の各壁部は,折り畳んだ姿態では上端が盛り上げ領域を越える高さのものであり,薄肉領域には,他の部分より凹んでいる凹状部が,折り畳んだ姿態で底面板を向く面に,盛り上げ領域を跨ぐこととなる範囲にわたって形成されている。このようになっていることで,折り畳み姿態では底面板の盛り上げ領域が凹状部に入り込んだ状態となる。この点でも,折り畳みコンテナの折り畳み姿態での厚さが削減されている。
上記態様の折り畳みコンテナではさらに,第1対辺の各壁部に,折り畳んでいない伸開姿態にて凹状部の上端となる位置の凸状部と下端となる位置の肩部とが設けられており,盛り上げ領域は,折り畳んだ姿態では凸状部と肩部との間に位置して凹状部に入り込むものであることが望ましい
本構成によれば,先に倒す壁部の上端縁同士が重なり合うサイズでありながら小サイズのコンテナを並置した上に段積みでき,かつ折り畳み姿態での厚さ方向寸法が小さい折り畳みコンテナが提供されている。
実施の形態に係る折り畳みコンテナの斜視図である。 図1の折り畳みコンテナにおける底面板の斜視図である。 図1の折り畳みコンテナを折り畳み姿態にして示す斜視図である。 図1の折り畳みコンテナを折り畳んでいる途中の状態を,一方の長辺の壁部を除去して示す斜視図(その1)である。 図1の折り畳みコンテナを折り畳んでいる途中の状態を,一方の長辺の壁部を除去して示す斜視図(その2)である。 図1の折り畳みコンテナを折り畳んでいる途中の状態を示す斜視図である。 図3の折り畳みコンテナを裏返しにして示す斜視図である。 図2の底面板を一部切開して示す斜視図である。 図2の底面板の部分拡大断面図である。 図1の折り畳みコンテナにおける短辺の壁部の斜視図である。 図10の壁部の断面図である。 図3の折り畳み姿態での折り畳みコンテナの断面図である。 図12の一部を拡大して示す拡大断面図である。 図3の折り畳み姿態での折り畳みコンテナを複数個段積みした状態を示す斜視図である。 図3の折り畳み姿態での折り畳みコンテナを別の方位から見た斜視図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,図1に示す折り畳みコンテナ1として本発明を具体化したものである。図1に示される本形態の折り畳みコンテナ1は,直方体状の外形であるとともに上面が開口しているものである。本形態の折り畳みコンテナ1は,底面板2とその四辺に設けられた壁部3~6とを有している。
底面板2は,図1中では手前側の縁辺部分しか見えていないが,図2に示されるように2組の対辺を有する長方形状のものである。底面板2は,四辺に堰堤部9,10を有している。このうち,短辺(第1対辺)の堰堤部9よりも長辺(第2対辺)の堰堤部10の方が高く形成されている。また,底面板2の上面,すなわち折り畳みコンテナ1において収納物が載置される面には,平坦な平坦領域11と,盛り上げ領域12とが形成されている。平坦領域11が,底面板2の上面のうち大部分を占めている。盛り上げ領域12は,平坦領域11より高くなっている領域である。盛り上げ領域12は,底面板2の短辺と短辺との間の中間位置に,短辺と平行に形成されている。盛り上げ領域12と平坦領域11との間には傾斜面13が設けられている。底面板2に盛り上げ領域12が設けられている理由については後述する。
図1の折り畳みコンテナ1において,底面板2の両短辺の堰堤部9の上にあるのが壁部3,4で,両長辺の堰堤部10の上にあるのが壁部5,6である。図1の折り畳みコンテナ1はさらに,上面の開口部における両長辺に沿って天井板7,8を有している。天井板7と天井板8との間の部分が実質的な開口部分である。
折り畳みコンテナ1における壁部3~6は,可倒式のものである。したがって,壁部3~6を内向きに倒すことで,折り畳みコンテナ1を図3に示す折り畳み姿態とすることができる。図3に示す折り畳み姿態の折り畳みコンテナ1では,最上に壁部5が位置している。壁部5の直下には,図3では分かりにくいが壁部6が位置している。壁部3,4は,図3ではほとんど見えていないが,壁部6のさらに下にある。むろん,底面板2が一番下である。なお,図3の折り畳み姿態に対して図1の状態を以下,伸開姿態という。
本形態の折り畳みコンテナ1では,図1の伸開姿態から図3の折り畳み姿態に折り畳むときに壁部3~6を倒す順序について,まず短辺の壁部3,4を先に倒して,その後に長辺の壁部5,6を倒す,という手順とする必要がある。このことを図4,図5により説明する。図4,図5においては,理解の便宜のため,長辺の壁部5,6のうち手前側の1枚である壁部6および天井板8を省略して描いている。
図4は,伸開姿態からまず,短辺の壁部3,4のうちの1枚である壁部3を倒した状態を示している。この状態では,倒されている壁部3により,底面板2の盛り上げ領域12が覆われている。つまり,壁部3の高さは,折り畳み姿態においては上端が盛り上げ領域12を越える程度である。しかし,平坦領域11のうち壁部4寄りの部分は,壁部3に覆われずに露出している。
図5は,図4の状態からさらに,短辺の壁部3,4のうちのもう1枚である壁部4を倒した状態を示している。この状態では,底面板2の盛り上げ領域12ばかりでなく平坦領域11も完全に覆われている。この状態ではまた,倒されている壁部3,4の先端部分同士が重なり合っている。すなわち,壁部3の先端部分に壁部4の先端部分が覆い被さっている。このことは,図1の伸開姿態での壁部3,4の高さ方向の寸法が,底面板2の長辺長の半分よりやや大きいことを示している。
図6は,図5の状態からさらに,長辺の壁部5,6のうちの1枚である壁部6を倒した状態を示している。図6では,図4,図5と異なり,壁部6および天井板8を省略せずに描いている。図6の状態からさらに,長辺の壁部5,6のうちのもう1枚である壁部5を倒すと図3に示した状態となる。なお,短辺の壁部3,4のうちどちらを先に倒すかは任意である。また,長辺の壁部5,6のうちどちらを先に倒すかも任意である。
上記の折り畳みコンテナ1の折り畳み動作において,壁部3~6を倒す動作のヒンジ軸は,底面板2の堰堤部9,10の上端付近に位置する。この位置が,底面板2への壁部3~6の取り付け位置だからである。すなわち,長辺の壁部5,6のヒンジ軸位置は長辺の堰堤部10の上端付近であり,短辺の壁部3,4のヒンジ軸位置は短辺の堰堤部9の上端付近である。つまり,長辺の壁部5,6のヒンジ軸の方が短辺の壁部3,4のヒンジ軸より高い位置にある。このため,先に短辺の壁部3,4を倒してからその後に長辺の壁部5,6を倒す動作をするのに特段の支障はない。また,図3~図6から分かるように,天井板7,8は,長辺の壁部5,6の上端に可動に取り付けられている。壁部5,6を倒した状態では,天井板7,8も寝かされる。
本形態の折り畳みコンテナ1は,より小さいサイズのコンテナを並置した上に混載段積みして使用することを想定しているものである。すなわち,特許文献2の図5における「C1」のコンテナを本形態の折り畳みコンテナ1で置き替えるような使用状況を想定しているものである。このため,本形態の折り畳みコンテナ1の底面板2の裏面には,図7に示されるように,溝14が形成されている。溝14は,底面板2における短辺同士の中間位置に,短辺と平行に設けられている。溝14は,混載段積み状態の上段にて,下段のコンテナの壁部(2枚分)の頂部が嵌合するための形状である。底面板2の裏面における溝14以外の領域には,縦横にリブ15が形成されている。
底面板2の溝14について,図8,図9によりさらに述べる。これらの図に示されているように,溝14が形成されている位置は,図2に示した盛り上げ領域12の位置の真裏の位置である。すなわち盛り上げ領域12が設けられている理由は,底面板2の強度を,裏面が溝14となっている位置においても確保することである。さらにいえば,底面板2の上面全体が溝14に対応して高い位置にされている訳ではない。溝14から離れた箇所は低い平坦領域11とされている。
盛り上げ領域12は,図3の折り畳み姿態における折り畳みコンテナ1の厚さ方向の寸法を増大させる要因となりうるものである。そこで本形態の折り畳みコンテナ1では,短辺の壁部3,4の形状により,折り畳み姿態における厚さの増大を抑えている。以下,その点について説明する。
図10に,短辺の壁部3,4を単独の状態で示す。壁部3と壁部4とは,単独の状態で見れば同じ物である。図10中で正面を向いているのは,壁部3,4における,伸開姿態の折り畳みコンテナ1にて内向きとなる面である。言い替えると,折り畳み姿態の折り畳みコンテナ1にて下向きとなり底面板2と対面する面である。また,図10中における壁部3,4の上端16は,伸開姿態にて上端となる部位である。一方,図10中における下端には,底面板2の堰堤部9(図2参照)への取付形状部17が設けられている。
図10の壁部3,4を高さ方向に見ると,上端16付近に,薄肉領域18が設けられている。薄肉領域18ではそれ以外の領域19よりも,壁部3,4の肉厚が薄い。壁部3,4の断面構造を図11に示す。図11に示すのは,壁部3,4の縦方向断面のうちおおむね上半分の部分である。壁部3,4の薄肉領域18における内向き側の面(図11で右側の面)には,薄肉領域以外の領域19の表面よりも凹んだ凹状部20が形成されている。凹状部20の図11中で上端の位置には,凸状部21が設けられている。凸状部21は,薄肉領域18が形成されていても壁部3,4の強度を確保する意味があるものである。また,凹状部20の下端における領域19との境目は,肩部22とされている。
図12に,折り畳みコンテナ1の折り畳み姿態(図3参照)での断面図を示す。図12は折り畳みコンテナ1の,底面板2における長辺と平行な方向の断面図である。図12の断面図中では,折り畳みコンテナ1の各部材が下から,底面板2,短辺の壁部3,短辺の壁部4,長辺の壁部6,長辺の壁部5の順に積層されている。なお図12中では,長辺の壁部5の上にも底面板2の一部分が突出して見えている。
図12の一部を拡大して図13に示す。図13に示されるのは,図12のうち左右方向の中央付近の領域である。この領域の底面板2には,前述の盛り上げ領域12(およびその裏面の溝14)が形成されている。底面板2の直上の短辺の壁部3は,底面板2に対して前述の凹状部20を向けている。そして,底面板2の盛り上げ領域12が壁部3の凹状部20(薄肉領域18)に覆われる状態となっている。すなわち図13中では,盛り上げ領域12が壁部3の凸状部21と肩部22との間に位置している。
このため,凹状部20が盛り上げ領域12を跨いでおり,盛り上げ領域12が凹状部20に入り込んだ形となっている。また,壁部3のうち薄肉領域18以外の領域19(図10,図11参照)は,底面板2の上面の中でも低い平坦領域11の上にある。したがって図13では,盛り上げ領域12の存在にも関わらず,壁部3の最高高さが,盛り上げ領域12が形成されていない場合と同等となっている。
そして,壁部3の直上の壁部4においても,盛り上げ領域12の上方の位置には薄肉領域18(凹状部20)が位置している。すなわち,壁部3と壁部4とで,薄肉領域18同士が重なり合っている。このため,盛り上げ領域12の存在にも関わらず,また壁部3,4同士が一部重なり合っているにも関わらず,図13中における壁部4の最高高さはさして高くない。これにより,図13中における長辺の壁部5,6の最高高さも,盛り上げ領域12が形成されていない場合と比較して,また,壁部3,4同士が重なり合わない場合と比較して,あまり高くなっていない。このため,図13(および図12)に示される折り畳み姿態の折り畳みコンテナ1の厚さが,あまり厚くならずに済んでいる。このことは,特に図14のように折り畳み姿態の複数の折り畳みコンテナ1を段積みした場合の全高Hに対して小さからぬ縮小効果を奏する。
折り畳みコンテナ1には,上記の他にも,折り畳み姿態での厚さを縮小するための工夫が凝らされている。図5および図15によりその点について述べる。図5に示されるように,長辺の壁部5の側辺23には,内向きの凸部24が形成されている。凸部24は,伸開姿態(図1)にて短辺の壁部3,4の側辺と係合して姿態を安定させる部位である。一方,壁部5の側辺23の外向き側には,凹部25が形成されている。この凸部24および凹部25は,壁部5の両方の側辺23に形成されている。また,図5には現れていないがもう1つの長辺の壁部6の両側辺にも同様に形成されている。また,底面板2の短辺の堰堤部9には,上方から見て凹んだ形状の凹部26が形成されている。
折り畳み姿態の折り畳みコンテナ1においては図15に示されるように,底面板2の凹部26に,壁部5,6のうち下側となっている壁部6の凸部24が嵌り込んでいる。また,壁部6の凹部25に,上側となっている壁部5の凸部24が嵌り込んでいる。これにより,壁部5,6における係合のための凸部24の存在が,折り畳み姿態の折り畳みコンテナ1の厚さを増加させないようにしている。このことは,壁部5,6の倒し順序を逆にしても同様に成り立つ。
また,図15の折り畳み姿態において,上側となっている壁部5の凹部25は空いている状態にある。このことは,図14の段積み状態でも同様である。したがって,ユーザーが段積み状態の複数の折り畳みコンテナ1を手で持ち上げようとするときに,凹部25のこの空き空間を取っ手として利用することができる。これにより,図14の段積み状態にある複数の折り畳みコンテナ1を,一番下の1枚を除いて容易に持ち上げることができる。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,折り畳み動作時に先に倒す短辺の壁部3,4に,薄肉領域18や凹状部20を設けている。これにより,底面板2における盛り上げ領域12の存在や,折り畳み姿態における壁部3,4同士の重なり合いにもかかわらず,折り畳みコンテナ1の折り畳み姿態での厚さを最小限に抑えている。かくして,伸開姿態で混載段積みの上段として使用でき,かつ折り畳み姿態での占有スペースを最小限に抑えた折り畳みコンテナ1が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,図13中における凹状部20と盛り上げ領域12との関係についてある程度のバリエーションが考えられる。凹状部20は最低限,図9中の傾斜面13,盛り上げ領域12,傾斜面13のうちの盛り上げ領域12の範囲を包含している必要がある。さらにそれに加えて傾斜面13の範囲の一部または全部を包含していてもよい。その他各部材の具体的デザインは任意である。
また,前記形態では,短辺の壁部を長辺の壁部より先に倒すとともに,短辺の壁部同士が盛り上げ領域12の上で重なり合うような折り畳みコンテナ1を対象とした。しかしこれに限らず,長辺の壁部を短辺の壁部より先に倒すとともに,長辺の壁部の先端同士が重なり合う構成の折り畳みコンテナを対象として本発明を適用することも可能である。その場合,盛り上げ領域12やその裏の溝14に相当する形状は,底面板の長辺と平行に形成されることとなる。このような態様では,混載段積みの下段には,小サイズのコンテナを4個並置しその上に本態様の折り畳みコンテナを載置するのが現実的であるが,このような態様でもよい。
1 折り畳みコンテナ
2 底面板
3,4 壁部(短辺)
5,6 壁部(長辺)
11 平坦領域
12 盛り上げ領域
14 溝
18 薄肉領域
20 凹状部

Claims (2)

  1. 2組の対辺を有する底面板の四辺に壁部を設けてなり,
    各壁部をそれぞれの前記底面板に沿った辺を軸とする折り畳み動作により内向きに倒れ込ませて折り畳むことができるとともに,
    折り畳んだ姿態では,第1対辺の各壁部がいずれも,第2対辺の両方の壁部と前記底面板との間に位置する折り畳みコンテナであって,
    前記底面板の裏面における,前記第1対辺同士の中間位置に,前記第1対辺と平行な溝が形成されており,
    前記底面板の上面に,
    平坦な平坦領域と,
    裏面が前記溝となっている部分を含み前記平坦領域よりも高い盛り上げ領域と,
    前記平坦領域と前記盛り上げ領域との間の傾斜面とが設けられており,
    前記第1対辺の各壁部は,
    折り畳んだ姿態では先端部分同士が重なり合う高さのものであり,
    折り畳んだ姿態にて重なり合う範囲内に,他の部分よりも薄い薄肉領域が設けられているものであり,
    前記第1対辺の各壁部は,折り畳んだ姿態では上端が前記盛り上げ領域を越える高さのものであり,
    前記薄肉領域には,他の部分より凹んでいる凹状部が,折り畳んだ姿態で前記底面板を向く面に,前記盛り上げ領域を跨ぐこととなる範囲にわたって形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 請求項に記載の折り畳みコンテナであって,
    前記第1対辺の各壁部に,折り畳んでいない伸開姿態にて前記凹状部の上端となる位置の凸状部と下端となる位置の肩部とが設けられており,
    前記盛り上げ領域は,折り畳んだ姿態では前記凸状部と前記肩部との間に位置して前記凹状部に入り込むものであ ることを特徴とする折り畳みコンテナ。
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