JP7162597B2 - ガラスシートを分離する方法および装置 - Google Patents

ガラスシートを分離する方法および装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年1月27日に出願された米国仮出願第62/451,374号の合衆国法典第35巻第119条の下に優先権の利益を主張するものであり、当該米国仮出願の内容を信頼し、そのまま参照によって本願に援用する。
本開示は、ガラスシートを分離する方法および装置に関する。
薄厚のガラスシートは、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、太陽電池、半導体デバイス基板、カラーフィルタ基板、携帯電話およびタブレットなどの電子デバイス用カバーシートなどの多くの光学デバイス、電子デバイスまたは光電子デバイスで使用されている。この薄厚のガラスシートは、数マイクロメートルから数ミリメートルまでの厚さを有するが、フロート法、フュージョンダウンドロー法(米国ニューヨーク州コーニングのCorning社が最初に開発した方法)、スロットダウンドロー法などのいくつかの方法によって製造することができる。
薄厚のガラスシートの具体例では、ディスプレイパネルに均等に光を分配するためにエッジライト式LCDディスプレイのバックライトに導光板(LGP)が使用されており、くっきりとした鮮やかな画像を提供する。かかるデバイス用のサイドライト式バックライトユニットは、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などの高透過性プラスチック材から大抵作られているLGPを含む。より薄厚のディスプレイへと向かう傾向は、ポリマー導光板(LGP)を使用することに伴う課題によって制限されてきた。かかるプラスチック材料は、光透過性などの良好な性質を示すが、これらの材料は、剛性などの機械特性、熱膨張係数(CTE)および吸湿性は比較的不十分である。特に、ポリマーLGPは、超薄型のディスプレイのために必要な寸法安定性が不足している。ポリマーLGPが熱および湿気にさらされると、LGPはそって膨張する場合があり、光学機械的性能が損なわれる。ポリマーLGPの不安定さにより、設計者には、この動きを補償するために空隙とともにより大きなベゼルとより厚いバックライトを加えることが求められる。
ディスプレイ用のLGP代替策としてガラスシートが提案されているが、ガラスシートは、透過性、散乱性および光結合性の観点から十分な光学性能を達成するために相応の特質を有していなければならない。導光板用のガラスシートは、直角度、真直度および平面度などのエッジ仕様を満たしていなければならない。ガラスシートは、機械的スコアリングによってLGPを作るサイズに切断されるが、機械的スコアリングは「ベント」を形成し、これは、ガラス表面内に部分的に延在する凹み線である。ベントは、ベント線でガラスに機械力を加えることによって二つの別体にするガラスシートの制御された亀裂伝播のための分離線として機能する。0.5mmから2.5mmの範囲内の厚みを有するディスプレイでの使用には、対角線が最大で178cmのガラスLGPが現在利用可能である。ガラスシートのエッジの直角度は、割断後のガラスシートの長さに沿って+/-8度も変わる場合のある特質であり、エッジが長さの一端から長さの他端までに主表面に対して90度の角度を有さず、ガラスシートのエッジと主表面の間の角度が82度と98度の間で変化している場合があることを意味する。直角度は、エッジ研削工程およびエッジ研磨工程によって改善することができるが、かかる工程はさらなる労力、時間および処理設備を要する。したがって、改善したエッジ直角度を有する薄厚のガラスシートを分離することができる装置および方法を提供することが望ましいだろう。
本開示の第一の態様は、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有するガラスシートであって、当該第二の主表面上で当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有する当該ガラスシートを分離するように構成された装置に関し、当該装置は、支点であって、前記ガラスシートが当該支点上に載置されるときに前記第一の主表面に接してかつ当該ガラスシートの長さに沿って当該ガラスシートを支持するように構成された支点、第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部、および当該ベントバー長さに沿って延在する接触表面を含むベントバーであって、当該ベントバー接触表面が、前記ガラスシートを前記ベント線に沿って二つに分離させるために当該ベント線の第一の側でかつ当該ベント線の長さに沿って当該ベント線から離間した前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を加えるように構成され、当該ベントバーが、前記ガラスシートが前記ベント線に沿って二つに分離されるときに前記ベントバー接触表面に隣接する前記ベントバー長さに沿うベントバークッションを含む、ベントバー、および、クランプバー長さ、および前記ベントバー接触表面が前記ガラスシートに接触するときに反力を加えるために前記ベント線の前記第一の側とは反対側の当該ベント線の第二の側で当該ガラスシートに接触するように構成されたクランプバークッションを含む細長いクランプバーを含む。
本開示の第二の態様は、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有するガラスシートであって、かつ当該第二の主表面上で当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するガラスシートを分離するように構成された装置に関し、当該装置は、前記第一の主表面に接して前記ガラスシートを支持するように構成された支点、第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有し、前記支点の第一の側に配置され、当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるように構成されたベントバーであって、当該ベントバーが前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させて前記ガラスシートを二つに分離するときに当該ベントバーが曲がるようなスティフネスを有するベントバー、および、前記支点の第二の側に配置され、前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるように構成されたクランプバーであって、前記ベントバーがベントバークッションを有し、当該クランプバーがクランプバークッションを含む、クランプバー、を含む。
別の態様は、ガラスシートを割断する方法に関し、当該方法は、支点上にガラスシートを載置するステップであって、当該ガラスシートが、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有し、かつ当該第二の主表面上に当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するステップ、前記ベント線で前記ガラスシートを二つに分離するために第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有するベントバー接触表面によって前記支点の第一の側で当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップ、および、前記支点の第二の側に配置されたクランプバー接触表面によって前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップであって、前記ベントバー接触表面が、前記ベントバーが前記第二の主表面に押圧されて前記ガラスシートを二つに分離するときに、当該ベントバー上にクッション材がないときの前記ベント線に沿う応力変化と比べて当該ベント線に沿う応力変化を減少させる距離をベントバークッション材が圧縮されるような厚みおよび硬さを有する当該ベントバークッション材を含むステップを含む方法。
別の態様は、ガラスシートを割断する方法に関し、支点上にガラスシートを載置するステップであって、当該ガラスシートが、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有し、かつ当該第二の主表面上に当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するステップ、前記ガラスシートを二つに分離するために前記支点の第一の側に配置されたベントバー接触表面によって当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップであって、前記ベントバーが、第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有するステップ、および、前記ベントバーが前記第二の主表面に押圧されて前記ガラスシートを二つに分離するように前記支点の第二の側に配置されたクランプバー接触表面によって当該ガラスシートの当該第二の主表面に力を作用させるステップであって、前記ベントバーの前記第一の端部に隣接する前記ガラスシートの前記第二の主表面上の力が、当該ベントバーの前記第二の端部に隣接する当該ガラスシートの当該第二の主表面上の力と異なるように当該ベントバーが曲がり、当該第一の端部と当該第二の端部の間の力の変化を生じるステップを含む方法において、当該方法が、さらに、前記ベントバー接触表面上にクッション材を使用しない工程と比べて前記第一の端部と前記第二の端部の間の前記力の変化が減少するような距離をクッション材が圧縮されるような厚みおよび硬さを有する当該クッション材で前記ベントバー接触表面を緩衝するステップを含む。
添付の図面は、本明細書に援用され、その一部を構成するが、下記のいくつかの態様を示している。
一実施形態に係るガラスシートを分離する装置の斜視図である。 図1に示す装置の側面図である。 クッションのないベントバーを示す図1および図2Aの装置の端面図である。 一実施形態に係るガラスシートを分離する装置の側面の斜視図である。 図3に示す装置の一部の斜視図である。 一実施形態に係る使用可能なベントバーの斜視図である。 ベントバーまたはクランプバー上にクッションがない状態でベントバーおよびクランプバーからの力を受けるガラスシート上の応力プロファイルの描写である。 ベントバーまたはクランプバー上にクッションがない状態でベントバーおよびクランプバーからの力を受けるガラスシート上の応力プロファイルの描写である。 一つ以上の実施形態に係る様々なモデル化のシナリオ事例に関するベント線に沿う応力を表すデータを示すグラフである。 一つ以上の実施形態に係る様々なシナリオに関するベンドバーの曲げを表すデータを示すグラフである。 導光板の例示的な実施形態を示す。 ガラスLGPの二つの隣接するエッジにおける光の全内反射を示す。
これから様々な実施形態を詳細に参照するが、それらの例は、添付の例および図面に示されている。
下記の説明において、同様の参照記号は、図面に示すいくつかの図を通して同様または対応する部分を指示している。また、別段の定めのない限り、「頂」、「底」、「外方」、「内方」などの用語は便宜上の言葉であり、制限的な用語と解釈されないものとすることを了解する。さらに、ある群が、要素および要素の組み合わせの群のうちの少なくとも一つを含むと説明されているときは常に、その群が、個々にか互いに組み合わせてかを問わず、任意の数の記載されたそれらの要素を含んでもよいし、任意の数の記載されたそれらの要素から実質的になってもよいし、または任意の数の記載されたそれらの要素からなってもよいことを了解する。同様に、ある群が、要素および要素の組み合わせの群のうちの少なくとも一つからなると説明されているときは常に、その群が、個々にか互いに組み合わせてかを問わず、任意の数の記載されたそれらの要素からなってもよいことを了解する。別段の定めのない限り、値の範囲は、記載されるときは、その範囲の上限値と下限値を両方、ならびに、それらの間の任意の範囲を含む。本願で使用する場合、不定冠詞「a」、「an」、および対応する定冠詞「the」は、別段の定めのない限り、「少なくとも一つの」または「一つ以上の」を意味する。また、本明細書および図面にて開示される様々な特徴は、ありとあらゆる組み合わせで使用することができることを了解する。
本願に記載されるのは、ガラスシートを分離する方法および装置である。具体的な実施形態において、ガラスシートは、エッジを研削または研磨することなく、分離されたガラスシートのエッジの全長に沿って90°+/-3°、90°+/-2.5°、90°+/-2°、90°+/-1.5°、90°+/-1°、90°+/-0.9°、90°+/-0.8°、90°+/-0.7°、90°+/-0.7°、90°+/-0.6°、90°+/-0.5°、90°+/-0.9°、90°+/-0.3°、または90°+/-0.2°のガラスシートの主表面に対する分離後のエッジの良好な直角度「エッジ直角度」を有する。一つ以上の実施形態において、エッジを研削または研磨することなく、分離されたガラスシートのエッジの全長に沿って90°+/-3°、90°+/-2.5°、90°+/-2°、90°+/-1.5°、90°+/-1°、90°+/-0.9°、90°+/-0.8°、90°+/-0.7°、90°+/-0.7°、90°+/-0.6°、90°+/-0.5°、90°+/-0.9°、90°+/-0.3°、または90°+/-0.2°の上記のような良好な直角度は、ベント線に沿って生じる分離されたエッジにおいて0.5m、0.6m、0.7m、0.8m、0.9m、1m、1.5m、2m、2.1m、2.3m、2.4m、および2.5mの長さを有するガラスシートに関する。一つ以上の実施形態において、当該方法および装置は、直角度変化がエッジの全長に沿って絶対値2度未満またはエッジの全長に沿って絶対値0.5度未満の垂直なエッジになるようにガラスシートを割断するように構成される。具体的な実施形態では、PMMAから作られた導光板と同様またはより優れた光学特性を有し、かつPMMA導光板と比べて剛性などの機械特性、熱膨張係数(CTE)および高湿度条件における寸法安定性がはるかに良好である導光板が提供される。本願で使用する場合、「分離する」および「分離」は、ベント線に沿ってガラスシートを二つに割断することを指す。
ガラス分離工程の試験およびモデル化により、改善したエッジ直角度は、エッジ直角度に悪影響を及ぼす一つ以上の要因を補償することによって一つ以上の実施形態に従って得ることができることが分かった。エッジ直角度に悪影響を及ぼす一つの要因は、分離時のガラスシートに接触する装置の位置ずれである。位置ずれは、ガラスの主要面に対して分離時にガラスシートに接触する要素、例えば、ベントバー、クランプバー、支点の相対的位置の原因となり得るいくつかの問題点のうちの一つ以上に起因する場合がある。一つ以上の実施形態によれば、ベントバーは、ベント線でガラスに対して、ベント線に沿うガラスシートの分離を生じる機械力を加える要素である。試験およびモデル化により、ベントバーの位置ずれが僅かであっても、ベント線の長さに沿う応力の不均等な分布が生じ、エッジ直角度に悪影響を及ぼすことが示唆された。位置ずれは、ガラスを分離するのに使用される装置の許容限界の結果、例えば、ベントバーなどの、分離時にガラスシートに接触する装置の部品の平面度変化の結果である場合がある。これらの許容限界は、同じようにその他の分離要素、例えば、クランプバーまたは支点にも影響する場合がある。エッジ直角度に悪影響を及ぼす二つ目の要因は、ベントバーなどの分離要素の曲げであり、ベントバーによる力の不均等な分布およびベント線の長さに沿う不均等な応力分布を生じる。例えば、比較的低いスティフネスを有するベントバーまたはクランプバーまたは支点は、分離工程時により多く曲がり、ガラスシートの長さに沿うガラス上の力の不均等な分布、および分離時のベント線に沿う不均等な応力分布を生じる。ベントバーのスティフネスおよび/または高さを増すと曲げは減少し、分離時のガラスシート上の力の変化が減少し、ベント線の長さに沿う応力の可変性が減少する。分離要素の不十分なスティフネスによる曲げは、同様に支点および/またはクランプバーに影響を及ぼす場合がある。分離工程時にベント線に沿う応力の不均等な分布を生じ得る三つ目の要因は、ガラスシートの表面の固有の可変性である。この要因はガラス形状誤差と呼ぶことができる。分離時のガラスシート上の力の不均等な分布および分離工程時のベント線に沿う応力の不均等な分布を生じ得る四つ目の要因は、汚染、例えば、分離時の分離要素、例えば、ベントバー、クランプバー、支点とガラスシートの間の粒子状物質である。例えば、分離要素とガラスシートの間には埃の粒子またはガラス片が存在する場合があり、ベント線の長さに沿う不均等な応力分布を生じる場合がある。これらの要因のうちの一つ以上の要因の影響、すなわち、ベント線の長さに沿う不均等な力の分布および応力は、本開示の実施形態に従って対処される。一つ以上の実施形態によれば、ベントバー、または分離時にガラスシートに接触するその他の分離要素、例えば、クランプバーまたは支点のスティフネスを増すことにより、よりスティフネスの低い分離要素を使用する装置または工程と比べて、ベント線の長さに沿うより均一な応力が生じる。一つ以上の実施形態において、分離要素、例えば、ベントバーまたはクランプバーの接触面に緩衝材の形でコンプライアンスを提供することによって、機械の位置ずれ、分離要素の曲げおよび/または汚染を補償することができる。一つ以上の実施形態によれば、コンプライアンスは、分離要素とガラスシートの接触面にクッションを設けることによって提供される。一つ以上の実施形態において、ベントバー、クランプおよび曲げ支点を含む分離要素の相対的配置により、ベント線に沿うガラスシートの分離時にベント線に沿うより均一な応力分布が生じ、それによりガラスシートのエッジ直角度が改善する。
ここで図1から図4を参照するが、装置100は、互いの間に厚み「t」を画定する第一の主表面12と第二の主表面14、および第二の主表面14上にガラスシート10の長さ「L」に沿って延在し、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間に延在するベント線16を有するガラスシートを分離するように構成されている。このように、ベント線16の長さLは、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間で少なくとも約0.5m、0.6m、0.7m、0.8m、0.9m、1m、1.5m、2m、2.1m、2.3m、2.4m、または2.5mであり、ベント線の幅は専ら説明の目的で誇張されている。一つ以上の実施形態によれば、ガラスシートの厚みtは、約0.3mmから3mmまでの範囲内、例えば、約0.5mmから2.5mmまでの範囲内であり、特に厚みtは、約0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.2mm、1.3mm、1.4mm、1.5mm、1.6mm、1.7mm、1.8mm、1.9mm、または2mmである。一つ以上の実施形態において、ガラスシートは、さらに下記で述べる導光板を提供するように処理される。一つ以上の実施形態において、ベント線は、深さがガラスシートの厚みの約1%から15%までの範囲内、例えば、ガラスシートの厚みの約2%から12%までの範囲内、例えば、ガラスシートの厚みの約3%から10%までの範囲内、例えば、ガラスシートの厚みの約4%から8%までの範囲内、特にガラスシートの厚みの約4%から6%までの範囲内、具体的な実施形態においてはガラスシートの厚みの約5%である。
装置100は、第一の主表面12に接してガラスシート10を支持するように構成された支点102を含む。この支点は、約0.1cmから5cmまでの範囲内の幅を有する細長い支持バーの形、または、図1および図2に示すように、支点102の先に延在する割断部17を有するガラスシート10の第一の主表面12の表面積の大部分を支持することができる台90の形とすることができる。一つ以上の実施形態によれば、第一の主表面の「大部分」とは、第一の表面の表面積の50%よりも多く、60%よりも多く、70%よりも多く、80%よりも多く、または90%よりも多くを指す。ガラスシート10は長さLを有し、長さLに沿ってベント線16がガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間に延在している。装置100は、さらに、互いの間にベントバーの長さを画定する第一の端部106および第二の端部108を有し、支点102の第一の側103に配置され、ガラスシート10の第二の主表面14上に矢印110で示す力を作用させるように構成されたベントバー104を含む。特に図2Aを参照すると、当技術分野で了解されているように、ベント線16に沿ってガラスシートを二つに分離することを実現するためには、ガラスシート10の第二の主表面14に接触している間にベントバー104に力が加えられて、ベント線に沿う応力をもたらす。一つ以上の実施形態において、ベントバー104に力を加えると、ベントバー104に接触しているガラスシート10の部分が、「撓み距離」151と呼ぶ距離だけベントバー104によって加えられた力の方向に変位する。撓み距離151は、ベントバー104がガラスシート10の第二の主表面14に最初に接触するときの初期位置から、ベント線16における目標応力が達成されてガラスシートを二つに分離する最終位置までのガラスシートの第一の主表面12の移動範囲である。ガラスシート10の第一の主表面12の撓み距離151を画定する移動範囲は、ガラスシート10の第一の主表面12上のベントバー104のベントバー接触表面113の下で決定する。前記目標応力は、ベント線16に沿って亀裂を開始および伝播させてガラスシート10を二つに分離させるベント線における応力値である。
図2Bを参照すると、一つ以上の実施形態に従って分離すべきガラスシートを保持する台90の端面図が示されており、前記装置の位置ずれおよび/またはベントバーの曲げを示している。図2Bは、互いに間にベントバーの長さを画定する第一の端部206と第二の端部208を有するベントバー204を示している。ガラスシート10は、図1および図2Aに示すように、支点102を越えて延在する割断部17を有する。一つ以上の実施形態において、ベントバー204は、ガラスシートの長さ「L」以上の長さを有する。図2Bに示すように、ベントバー204が当該バーに加えられる力(矢印110で表す力)を有し、かつガラスシートの第二の主表面14に力が加えられるとき、前記装置における位置ずれおよび/またはベントバーの曲げにより、ベントバー204は、第一の端部206と第二の端部208の間でベントバー204の長さに沿って位置ずれする場合があり、その結果、ベントバーの長さに沿って、矢印で表す不均一性111を生じる場合がある。同じ原理はクランプバーおよび/または支点に当てはめることができる。不均一性111は、ベントバーの一部または一端、例えば、ベントバーの第一の端部206/ガラスシートの第一の端部21、および、ベントバーの別の部分または別の端部、例えば、ベントバーの第二の端部208/ガラスシートの第二の端部23におけるベントバーとガラスシートの第二の主表面の間の間隔の差を指す。下記にてさらに説明するように、この不均一性111は、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23におけるベントバーと第二の主表面14の間の間隔の差から生じるものであるが、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間でガラスシートのベント線に沿う応力の不均等な分布を生じる。ベント線の長さに沿う応力のこの不均等な分布により、ガラスシートが割断されたときにベント線16に形成されるエッジの直角度に変化が生じるだろう。直角度における変化は、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間に存在することになるだろう。図2Bは、不均一性111がベントバー204の第一の端部206上で最も大きい事例を示しているが、この事例は、ガラスシートが二つに割断される分離工程時に生じ得る可変性の一例を示しているにすぎないと了解する。不均一性111は、ベントバーのいずれかの端部において他端と比較してより大きい可能性がある。あるいは、不均一性111は、例えば、ベントバー204が不十分なスティフネスにより中央で上方にしなっている場合では、ベントバーの第一の端部206と第二の端部208の間の方がバーの両端よりも大きい可能性がある。一つ以上の実施形態によれば、ベントバーは、ベントバーの曲げ、およびガラスシートがベント線に沿って二つに分離されるときのガラスシートのベント線の長さに沿う応力変化を最小限にするのに十分なスティフネスを有することで、不均一性111を減少するだろう。一つ以上の実施形態において、ベントバーは、分離時のベント線に沿う応力における変化がほとんどないまたは全くないように、ベントバーの曲げを実質的に取り除き、ガラスシートがベント線に沿って二つに分離されるときのベント線の長さに沿う応力変化を最小限にするのに十分なスティフネスを有する。一つ以上の実施形態によれば、「応力変化を最小限にする」とは、ベント線の長さに沿う応力変化が、25%未満の応力変化、20%未満の応力変化、15%未満の応力変化、10%未満の応力変化、または5%未満の応力変化であることを指す。
直角度とは、ガラスシートの第一の主表面12と分離後のガラスシートのエッジの間の角度を指す。ベントバー204によって加えられる力がベントバーの第一の端部206と第二の端部208の間で均一であり、ガラスシートの第一の端部21からガラスシートの第二の端部23までの均一な力の分布を生じる場合、ベント線でガラスシート10を割断した後のエッジと第一の主表面の間の角度は、ほとんどまたは全く変化がなくなり、例えば、90°+/-2°、90°+/-1°、または90°+/-0.5°以下である。しかし、下記にてさらに記述するモデル化データは、ベントバー204とガラスシートの第二の主表面14の間にクッションがなかった場合、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間の長さLに沿って直角度変化がより大きくなり、場合によっては、ガラスシートの長さに沿って90°+/-8°になることを示唆している。
本開示の一つ以上の実施形態によれば、図1、図2A、図3および図4に示す装置100は、さらに、支点102の第二の側105に配置され、ガラスシート10の第二の主表面14上に矢印130で示す力を作用させるように構成されたクランプバー120を含む。図1および図2Aに示すように、ベントバー104はベントバークッション材107を有し、クランプバー120はクランプバークッション121を有する。ベントバークッション材107およびクランプバークッション121は、ベントバー104がガラスシート10の第二の主表面14に力を作用させてガラスシートを二つに分離するときに、矢印で表され、図2Bに示す不均一性111の一倍から三倍までの範囲内の結合変位があるように構成される。本願で使用する場合、クランプバークッション121およびベントバークッション材107の変位とは、矢印130によって示す力をクランプバー120に作用させかつ矢印110で示す力をベントバー104に作用させるときにクランプバークッション121およびベントバークッション材107の各々が圧縮される距離を指す。これは下記でさらに記述する。
一つ以上の実施形態において、ベントバー104は「細長いベントバー」と呼ぶことができ、上述のようにガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間のガラスシートの長さLに少なくとも等しい長さを有することを示唆している。ベントバー104は、ベントバー104の長さに沿って延在するベントバー接触表面113を有する。一つ以上の実施形態において、ベントバークッション材107は、ベントバー接触表面113を提供し、図示のように、ベントバークッション材107はガラスシートにタッチする。一つ以上の実施形態において、ベントバー接触表面113は、ベント線の第一の側103でかつベント線の長さに沿ってベント線16から離間したガラスシート10の第二の主表面14に力を加えるように構成されて、ガラスシートをベント線に沿って二つに分離させる。クランプバー120は、本願では「細長いクランプバー」と呼ぶことができ、このクランプバーはクランプバークッション121を有する。クランプバー120は、ベントバーがガラスシートに接触するときに反力を加えるために、ベント線16の第一の側103とは反対側のベント線16の第二の側105で第二の主表面14でガラスシート10に接触すなわち直接タッチするように構成されたクランプバー接触表面123を有する。この反力は、ガラスシート10がベント線16に沿って割断されるときに、ベントバー104によって加えられる力とは反対に作用し、ガラス分離動作時に支点102上にしっかりとクランプバー120を保持する。クランプバー接触表面123は、クランプバークッション121の一部とすることができ、あるいは、図示しない一実施形態において、クランプバークッション121は中間部材としてもよく、クランプバークッションは、ガラスシート10の第二の主表面14にタッチするクランプバー接触表面123を提供してもよい。
一つ以上の実施形態において、ベントバー104すなわち細長いベントバーは、ベントバー104の曲げを減少するように構成されたスティフネスを有し、ガラスシート10がベント線16に沿って二つに分離されるときにベント線の長さLに沿う応力変化が減少するだろう。一つ以上の実施形態において、スティフネスが増大したベントバー104は、スティフネスがより低いベントバーを有する装置と比較して、ベントバー104の曲げを減少させ、不均一性を減少させ、かつベント線の長さLに沿う応力変化を減少させるだろう。スティフネスは、より高い弾性係数を有する材料を使用してベントバーを形成することによって増大させることができる。スティフネスは、ベントバーの高さを増加することによって増大させることもできる。
一つ以上の実施形態において、ベントバークッション材107およびクランプバークッション121は、各々、クッションのないベントバーおよび/またはクランプバーを利用する工程および装置によって得られるベント線に沿う応力変化と比べてガラスシートを二つに分離する間のガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間のベント線16の長さLに沿う応力変化を減少させる厚みおよびショアA硬さの値(ASTM D2240で規定されるデュロメータで測定される)を有する。さらに下記に示すように、ベントバークッションが設けられていない場合、クッションのない細長いベントバーおよびクランプバークッションのないクランプバーを使用してガラスシートを二つに分離する間のガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間のベント線に沿う応力変化がかなり大きくなる。図2Aでは、クランプバークッション121の厚みは150として指示され、ベントバークッション材107の厚みは152として指示されている。一つ以上の実施形態において、ベントバークッション材の厚み152は、特に、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間のベント線に沿う応力変化が、クッションのないベントバーを使用する工程または装置によって得られるベント線に沿う応力変化と比べて実質的に減少するように設計される。一つ以上の実施形態においては、クランプバークッション121の厚み150も、特に、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間のベント線に沿う応力変化が、クッションのないクランプバーを使用する工程または装置によって得られるベント線に沿う応力変化と比べて実質的に減少するように設計される。
一つ以上の実施形態において、ベントバークッション材107およびクランプバークッション121は、各々、ショアA硬さが10から65までの範囲内、例えば、10から65までの範囲内、例えば、10から55まで、10から50まで、10から40まで、10から35まで、10から30まで、10から25まで、20から65まで、20から55まで、20から50まで、20から45まで、20から40まで、20から35まで、20から30まで、30から65まで、30から60まで、30から55まで、30から50まで、30から45まで、または30から40までの範囲内である。一つ以上の実施形態において、ベントバークッション材107とクランプバークッション121は、それぞれ、厚み152と厚み150が、1mmから10mmまでの範囲内、例えば、5mmから10mmまでの範囲内である。クッションの厚みは、1mmから10mmまで、1mmから9mmまで、1mmから8mmまで、1mmから7mmまで、1mmから6mmまで、1mmから5mmまで、1mmから4mmまで、1mmから3mmまで、1mmから2mmまで、2mmから10mmまで、2mmから9mmまで、2mmから8mmまで、2mmから7mmまで、2mmから6mmまで、2mmから5mmまで、2mmから4mmまで、2mmから3mmまで、3mmから10mmまで、3mmから9mmまで、3mmから8mmまで、3mmから7mmまで、3mmから6mmまで、3mmから5mmまで、3mmから4mmまで、4mmから10mmまで、4mmから9mmまで、4mmから8mmまで、4mmから7mmまで、4mmから6mmまで、4mmから5mmまで、5mmから9mmまで、5mmから8mmまで、5mmから7mmまで、5mmから6mmまで、6mmから10mmまで、6mmから9mmまで、6mmから8mmまで、7mmから10mmまで、または7mmから9mmまでの範囲内とすることができる。ガラス分離動作時のベント線16に沿う応力をより均等に分配するために、有限要素解析モデル化データおよび経験データを使用して、最適化したベントバークッション材の厚み152の値およびショアA硬さの値、並びに、クランプバークッション121の厚み150の値およびショアA硬さの値を決定することができる。
一つ以上の実施形態において、ベントバークッションは、ベントバークッション材107が、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間のベント線の両端間のガラスシートの変位以上の範囲における距離変位するように選択したショアA硬さを有する。一つ以上の実施形態において、クランプバークッション121は、ベント線に沿う応力がより均等に分配され、かつ、ガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間の応力変化が、クッションのないクランプバーを使用する工程または装置によって得られるガラスシートの第一の端部21とガラスシートの第二の端部23の間のベント線に沿う応力変化と比べて減少するように変位する。
ここで図3および図4を参照すると、図示しないガラスシートを支持する台の形の支点102、ベントバークッション材107を有するベントバー104、およびクランプバークッション121を有するクランプバー120を含む装置100の例示的な実施形態が示されている。この装置はクランプバー位置調整器160およびベントバー位置調整器162を含むことができ、クランプバー位置調整器160およびベントバー位置調整器162は、ベントバー104およびクランプバー120の各々の位置を調整することができる。図4に示すように、この装置は、フレーム170上に取り付けることができ、制御器180、ベントバー104およびクランプバー120の動き。制御器180は、結線接続または無線接続を介して図示しないアクチュエータと通信状態にあり、このアクチュエータは、一つ以上の実施形態に従ってガラス分離工程を開始するようにベントバー104およびクランプバー120を始動させることができる。ベントバー104およびクランプバーは、一つ以上の実施形態に従って油圧力、空気力、モータ、またはサーボモータによって動かすことができる。制御器180は、ベントバー104およびクランプバー120の移動を制御することができる任意の適切な構成要素とすることができる。例えば、制御器180は、中央処理装置、メモリ、適切な回路およびストレージを含むコンピュータとすることができる。制御器180は、一つ以上の実施形態に従って分離対象のガラス基板の積み降ろしなどのその他の機能を制御することができる。
図5は、長さL、高さHおよび幅Wを有するベントバー104の一実施形態を示しており、ベントバーの高さ寸法Hを増加することによってスティフネスを増大させた。ベントバー104は、複数の切り抜き109および補強部117を含み、それらのサイズ調整および間隔を利用して、所望のベントバースティフネスおよび重量を提供することができる。このバーのスティフネスは、高さHを増加することによって、またはより高いスティフネスまたは弾性係数を有する材料を使用することによって増大することができる。
本開示の別の態様は、ガラスシートを割断する方法に関し、当該方法は、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有し、かつ当該第二の主表面上でガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有する当該ガラスシートを支点上に載置するステップ、次に、前記ガラスシートを二つに分離するために前記支点の第一の側に配置されたベントバー接触表面によって当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップを含む。前記ベントバーは、第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有する。当該方法は、さらに、前記支点の第二の側に配置されたクランプバー接触表面によって前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップを含み、前記ベントバー接触表面は、前記ベントバーが前記第二の主表面に押圧されて前記ガラスシートを二つに分離するときに、クッション材がベント線に沿う応力変化を減少させる距離圧縮されるような厚みおよび硬さを有する当該クッション材から作られるまたは当該クッション材を含む。本願でさらに述べるように、クッションのないベントバーは、前記ベント線の長さに沿う応力変化が大きい。特定の方法の実施形態において、前記クランプバーはクランプバークッションを有する。一つ以上の実施形態において、前記ベントバークッション材および前記クランプバークッションは、各々、ショアA硬さが、10から65までの範囲内、例えば、10から55まで、10から50まで、10から40まで、10から35まで、10から30まで、10から25まで、20から65まで、20から55まで、20から50まで、20から45まで、20から40まで、20から35まで、20から30まで、30から65まで、30から60まで、30から55まで、30から50まで、30から45まで、または30から40までの範囲内である。当該方法の一つ以上の実施形態において、前記ベントバークッションおよびクランプバークッションは、各々、厚みが1mmから10mmまでの範囲内、例えば、5mmから10mmまでの範囲内である。クッションの厚みは、1mmから10mmまで、1mmから9mmまで、1mmから8mmまで、1mmから7mmまで、1mmから6mmまで、1mmから5mmまで、1mmから4mmまで、1mmから3mmまで、1mmから2mmまで、2mmから10mmまで、2mmから9mmまで、2mmから8mmまで、2mmから7mmまで、2mmから6mmまで、2mmから5mmまで、2mmから4mmまで、2mmから3mmまで、3mmから10mmまで、3mmから9mmまで、3mmから8mmまで、3mmから7mmまで、3mmから6mmまで、3mmから5mmまで、3mmから4mmまで、4mmから10mmまで、4mmから9mmまで、4mmから8mmまで、4mmから7mmまで、4mmから6mmまで、4mmから5mmまで、5mmから9mmまで、5mmから8mmまで、5mmから7mmまで、5mmから6mmまで、6mmから10mmまで、6mmから9mm、6mmから8mmまで、7mmから10mmまで、または7mmから9mmまでの範囲内とすることができる。
本開示の別の態様は、ガラスシートを割断する方法に関し、当該方法は、支点上にガラスシートを載置するステップを含み、当該ガラスシートは、0.5mmから2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有し、かつ当該第二の主表面上で当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有する。当該方法は、前記ベント線で前記ガラスシートを二つに分離するためにベントバー接触表面を有するベントバーによって前記支点の第一の側で当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップを含む。前記ベントバーは、第一の端部および第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有する。当該方法は、さらに、前記ベントバーが前記第二の主表面に押圧されて前記ガラスシートを二つに分離するときに、当該ベントバーの前記第一の端部に隣接する当該ガラスシートの前記第二の主表面上の力が、当該ベントバーの前記第二の端部に隣接する当該ガラスシートの当該第二の主表面上の力とは異なるように当該ベントバーが曲がり、当該第一の端部と当該第二の端部の間で力の変化を生じるように、前記支点の第二の側に配置されたクランプバー接触表面によって当該ガラスシートの当該第二の主表面に力を作用させるステップを含む。当該方法は、さらに、クッションのないベントバーを使用する工程または装置によって得られる前記第一の端部と前記第二の端部の間の応力変化と比べて当該第一の端部と当該第二の端部の間の応力変化が減少するような距離クッション材が圧縮されるような厚みおよび硬さを有する当該クッション材で前記ベントバー接触表面を緩衝するステップを含む。一つ以上の実施形態において、前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材は、各々、ショアA硬さが、10から65までの範囲内、例えば、10から55まで、10から50まで、10から40まで、10から35まで、10から30まで、10から25まで、20から65まで、20から55まで、20から50まで、20から45まで、20から40まで、20から35まで、20から30まで、30から65まで、30から60まで、30から55まで、30から50まで、30から45まで、または30から40までの範囲内である。当該方法の一つ以上の実施形態において、前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションは、各々、厚みが1mmから10mmまでの範囲内、例えば、5mmから10mmまでの範囲内である。クッションの厚みは、1mmから10mmまで、1mmから9mmまで、1mmから8mmまで、1mmから7mmまで、1mmから6mmまで、1mmから5mmまで、1mmから4mmまで、1mmから3mmまで、1mmから2mmまで、2mmから10mmまで、2mmから9mmまで、2mmから8mmまで、2mmから7mmまで、2mmから6mmまで、2mmから5mmまで、2mmから4mmまで、2mmから3mmまで、3mmから10mmまで、3mmから9mmまで、3mmから8mmまで、3mmから7mmまで、3mmから6mmまで、3mmから5mmまで、3mmから4mmまで、4mmから10mmまで、4mmから9mmまで、4mmから8mmまで、4mmから7mmまで、4mmから6mmまで、4mmから5mmまで、5mmから9mmまで、5mmから8mmまで、5mmから7mmまで、5mmから6mmまで、6mmから10mmまで、6mmから9mm、6mmから8mmまで、7mmから10mmまで、または7mmから9mmまでの範囲内とすることができる。
本開示の一つ以上の実施形態に係る原理を説明するために、有限要素解析によって得られたモデル化データを利用した。モデル化を通して、ベントバーおよび/またはクランプバーのスティフネスの調整、および一部の実施形態においてはベントバーにベントバークッションを追加することおよび/またはクランプバークッションを追加することにより、スティフネスのより低いベントバーまたはクランプバーおよび/またはクッションのないベントバーおよび/またはクランプバーを備える工程または装置によって得られるベント線の長さに沿う応力変化と比べて、ベント線の長さに沿う応力変化が減少し、ベント線に生成されるエッジの直角度が改善したことが分かった。一つ以上の実施形態において、直角度は、エッジを研削または研磨することなく、分離されたままのベント線で分離されたガラスシートのエッジの全長に沿って90°+/-3°、90°+/-2.5°、90°+/-2°、90°+/-1.5°、90°+/-1°、90°+/-0.9°、90°+/-0.8°、90°+/-0.7°、90°+/-0.7°、90°+/-0.6°、90°+/-0.5°、90°+/-0.9°、90°+/-0.3°、または90°+/-0.2°であることが分かった。ベントバークッションおよび一部の実施形態ではクランプバークッションを設けることにより、装置の位置ずれが補償されて、ベント線に沿って亀裂が始まる前に均一な予荷重応力が創出されることが分かった。モデル化データは、一つ以上の実施形態に従って、ベントバースティフネスおよびクランプバースティフネスを増大すること、ならびに、ベントバークッションおよびクランプバークッションを設けることにより、エッジ直角度が改善し、ベント線に沿う応力が変化するときに生じるエッジ品質欠陥による歩留まり損失が減少することも示唆した。モデル化は、また、スティフネスが不十分なベントバーおよび/またはクランプバーにクッションを追加しても、ベント線に沿う均一な応力をもたらすという有意な改善にはほとんどまたは全くつながらなかったことを示唆した。モデル化は、また、より高いベントバースティフネス、および、クッション、例えば、10mmのショアA硬さ(ASTM D2240で規定されるデュロメータで測定される)が30のクッション材によってもたらされる適度な量のコンプライアンスにより、スティフネスがより低くクッションのないベントバーと比べてベントバーおよび/またはクランプバーの位置ずれおよび不十分なスティフネスによって生じるベントバーの長さに沿う応力変化が有意に減少することを示唆した。
このように、本開示の一つ以上の実施形態によれば、ベントバースティフネスおよびクランプバースティフネスのうちの少なくとも一方を増大することにより、ベントバーがベントバーの長さにわたって0.1mmを超えて変形することなくベント線の全長Lに沿ってより均一な応力が加えられることが確実になる。一つ以上の実施形態において、ガラスシートとの接触面におけるベントバー上のクッション材および/またはガラスシートとの接触面におけるクランプバー上のクッション材により、曲げ、機械位置合わせ誤差およびガラス形状誤差のうちの一つ以上が補償される。クッション材の適した非制限的な例としては、シリコーン、ポリウレタン、および天然ゴム材が挙げられる。
モデル化により、本願に示すショアA硬さの値の範囲を有するクッション材が、ガラスに接触する機械要素における僅かな位置ずれを吸収し、かつより均一な予荷重応力を生成することによって、精密機械の許容差に対する要件を軽減するコンプライアント材を提供することが示唆された。モデル化実験および図6から図9に示すデータに関して、約20MPaの目標引張応力が亀裂の開始および伝播の目標として選択された。亀裂開始の目標の実際の引張応力は、実験によって決定することができ、ベント深さおよびガラス組成によって変わり得る。一つ以上の実施形態において、亀裂は、シートの一端で開始し、他端まで伝播すべきである。図2Aを参照すると、支点102までのベント線16の距離d3、支点102までのクランプバー120の距離d1およびベントバー104から支点までの距離d2は、下記の範囲内、すなわち、
d1=10mmから150mmまで
d2=10mmから300mmまで
d3=-2mmから5mmまで
とするべきである。一つ以上の実施形態において、クランプバーからベント線までの距離は、d2がd1の二倍になることによってこれを収容するように、ベント線とベントバーの間の距離にほぼ等しくするべきである。
図6から図9に関して下記に述べるモデル化データでは、曲げおよび位置合わせから生じる合計の不均一性は、ベント線で20MPaの目標応力を達成するときのガラスの撓み距離未満である。1mmから10mmまでの範囲内のクッション厚みにおける約10ショアAから65ショアAまでのベントバーおよびクランプバーのクッションの硬さの範囲が、ベントバーとガラスシートの第二の主表面の間の曲げ/表面仕上げ/位置合わせの変化の距離の二倍から三倍である圧縮を達成することが分かった。本願における有限要素モデル化は、計算によって想到する目標、および制約条件d1およびd2によって得られるベントバースティフネス、クランプバースティフネス、クッション厚みおよびクッション硬さおよびガラス撓みに基づいた。
図6から図9では、衝撃は、ベントバーが0.090mmの位置ずれを有する場合に、ベントバー上では5mm厚および10mm厚である、クランプバーおよびベントバー上の30ショアAクッションに加えられた。モデル化データの一般原理として、ベントバーの曲げおよび装置の位置合わせの変化による不均一性の組み合わせは、ベント線が約20MPaの適用目標応力を有するときのガラスの撓み未満であるべきである。図6から図8では、モデル化データは、装置の位置ずれによる0.090mmの不均一性、およびベント線が約20MPaの力を受けるときの約0.1mmのガラス撓みに基づく。モデル化により、クッション変位は、クッションの圧縮をベントバー表面に沿う力の可変性に吸収して、ベントバー上でクッションを使用しない工程または装置と比べてベント線に沿う応力変化を減少するように、図2B示すようなベントバーの曲げおよび/または位置ずれの両方による不均一性の約一倍から三倍までの範囲内にすべきであることが示唆された。図6から図9のモデル化の例では、クッションは、0.1mmのガラス変位と比べてクッション厚みに応じて平均0.120から0.230変位する。図6は、ベントバー104またはクランプバー120上にクッションがない場合の、傾きによる不均一性が0.090mmのベントバーのモデルを示す。凡例を参照して応力分布によって分かるように、応力はガラスシート10の長さLに沿って不均等である。図7は、ベントバークッション材107を備えるベントバー104およびクランプバークッション121を備えるクランプバー120を示し、両方とも10mm厚かつ30ショアA硬さである。ガラスシート10の長さLに沿う応力プロファイルは、図6と比べて長さLに沿ってより均一である。
図8は、様々な場合に関するモデル化データを示す。基準線は、分離時のベント線におけるガラスの長さに沿う20MPaの目標応力の理想的な条件を示す。0.15シータzは、0.15mmの傾きによるベントバーの不均一性を示し、0.09mmの傾きを表す0.09mmシータzに関するプロットと同様に、ベント線に沿う応力は不均等であり、両方ともガラスシートの長さに沿う応力可変性が高いことを示している。図8に示すように、5mmの30ショアAクッションを伴う0.09mmの傾きは、ベント線に沿う応力可変性が改善し、5mmの30ショアAクッションを伴う0.03mmの傾きは、ガラスシートの長さに沿う応力可変性が改善し、10mm厚の30ショアAクッションを伴う0.09mmの傾きに関してはより良好な結果となり、30ショアA硬さを有する10mm厚のクッションを伴う0.03mmの傾きに関しては可変性が最も低かった。このように、ベントバー上のクッション、および一部の実施形態においてはクランプバー上のクッションにより、ベント線を有し、支点によって反対側で支持された基板の一つの側に力を加えることによって分離されるガラスシートのベント線に沿う応力における可変性を大幅に改善することができることが分かる。
図9を参照すると、様々なクランプバー位置およびベントバー位置を使用して850N荷重および2500N荷重下のベントバーの撓みまたは曲げを予測するために様々な構成をモデル化した。図9のモデル化データは、傾きのないバーに基づいており、そのデータは、バーの曲げのみを考慮している。図9では、事例1は、低スティフネスのバーに関し、バーは幅/高さ/長さの寸法が40mm×40mm×2030mmであり、事例2は、幅/高さ/長さの寸法が40mm×40mm×1860mmである低スティフネスのバーに関し、事例3は、幅/高さ/長さの寸法が40mm×80mm×1860mmの低スティフネスのバーに関し、事例4は、長さが1860mmの図5に示すものと同様の高スティフネスのバーに関し、事例5は、長さが2330mmの図5に示すものと同様の高スティフネスのバーに関する。事例1から事例3は、低スティフネスのバーであり、その低スティフネスの結果として曲げによるベントバー撓みが最も大きかった。事例1は、事例2と比べて同様の高さ寸法および幅寸法を有していたが、バーがより長いために曲げによる撓みがより大きかった。事例3は、事例2と比べてベントバーの高さを増したものだが、スティフネスが改善し、曲げによる撓みがより小さくなった。事例4および事例5は、高スティフネスのベントバーを使用したものだが、曲げによる撓みがより小さくなり、事例5は、事例5のベントバーの長さがより長いために事例4よりも撓みが大きかった。
本願に記載の方法および装置の一つ以上の実施形態では、ガラスシートは導光板であり、仕上げエッジは、透過において12.8度未満の半値全幅(FWHM)の角度内で光を散乱させる光入射エッジである。ガラスシートが導光板である当該方法の一つ以上の実施形態では、仕上げエッジは、450nmの波長において少なくとも95%の光透過率を有する。
当該方法の一つ以上の実施形態において、ガラスシートは導光板であり、この導光板は、50mol%から80mol%までの範囲内のSiO、0mol%から20mol%までの範囲内のAl、および0mol%から25mol%までの範囲内のBおよび50重量ppm未満の鉄(Fe)濃度を含む。
図10は、正面とすることができる第一の面610および背面とすることができる第一の面とは反対側の第二の面を有するガラスシートを含む典型的な導光板の形状および構造を備える、本開示の方法および装置によって作ることができる導光板の例示的な実施形態を示す。第一の面および第二の面は高さHおよび幅Wを有する。一つ以上の実施形態において、第一の面および/または第二の面は、0.6nm未満である平均粗さ(R)を有する。
ガラスシート600は、正面と背面の間に厚みTを有し、この厚みは四つのエッジを形成する。ガラスシートの厚みは、典型的には、正面と背面の高さおよび幅未満である。様々な実施形態において、導光板の厚みは、正面および/または背面の高さの1.5%未満である。一つ以上の実施形態において、厚みTは、約3mm、約2.5mm、約2mm、約1.9mm、約1.8mm、約1.7mm、約1.6mm、約1.5mm、約1.4mm、約1.3mm、約1.2mm、約1.1mm、約1mm、約0.9mm、約0.8mm、約0.7mm、約0.6mm、約0.5mm、約0.4mmまたは約0.3mmとすることができる。導光板の高さ、幅および厚みは、上記のように、LCDバックライト用途におけるLGPとして使用するように構成および寸法設計されている。
図11を参照すると、第一のエッジ630は、例えば発光ダイオード(LED)によって提供される光を受光する光入射エッジである。一部の実施形態では、この光入射エッジは、透過において12.8度未満の半値全幅(FWHM)の角度内で光を散乱させる。光入射エッジは、第一のエッジ630を研削および研磨することによって得ることができる。
ガラスシートは、さらに、第一のエッジ630に隣接する第二のエッジ640、および第二のエッジ640の反対側であって第一のエッジ630に隣接する第三のエッジ660を含み、第二のエッジ640および/または第三のエッジ660は、反射において12.8度未満のFWHMの角度内で光を散乱させる。第二のエッジ640および/または第三のエッジ660は、6.4度未満である反射における拡散角度を有し得る。ガラスシートは第一のエッジ630とは反対側に第四のエッジ650を含む。
一つ以上の実施形態によれば、LGPの四つのエッジのうちの三つは、二つの理由、すなわち、二つのエッジにおけるLED結合と全内反射(TIR)という理由から鏡面仕上げ表面を有する。一つ以上の実施形態によれば、かつ図11に示すように、第一のエッジ630に注入された光は、その注入エッジに隣接する第二のエッジ640および当該注入エッジに隣接する第三のエッジ660に入射することができ、第二のエッジ640は、第三のエッジ600の反対側にある。第二のエッジおよび第三のエッジは、入射光が第一のエッジに隣接する二つのエッジからの全内反射(TIR)を受けるように、エッジのフッ化水素酸によるエッチングおよび/またはスラリー研磨を行うことなく0.5μm未満、0.4μm未満、0.3μm未満または0.2μm未満のエッジにおける低い平均粗さも有し得る。
本願に記載の材料、方法、および物品に対しては、様々な修正および変形を行うことができる。本願に記載の材料、方法、および物品のその他の態様は、本明細書の検討および本願に記載の材料、方法、および物品の実施から明らかになるだろう。本明細書および例は、例示とみなされることを意図している。当業者には、本開示の精神または範囲から逸脱することなく様々な修正および変形を行うことができることが明らかになるだろう。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有するガラスシートであって、当該第二の主表面上で当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するガラスシートを分離するように構成された装置において、
支点であって、前記ガラスシートが当該支点上に載置されるときに前記第一の主表面に接してかつ当該ガラスシートの長さに沿って当該ガラスシートを支持するように構成された当該支点、
第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部、および当該ベントバー長さに沿って延在する接触表面を含むベントバーであって、当該ベントバー接触表面が、前記ガラスシートを前記ベント線に沿って二つに分離させるために当該ベント線の第一の側でかつ当該ベント線の長さに沿って当該ベント線から離間した前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を加えるように構成され、当該ベントバーが、前記ガラスシートが前記ベント線に沿って二つに分離されるときに前記ベントバー接触表面に隣接する前記ベントバー長さに沿うベントバークッションを含む、ベントバー、および
クランプバー長さ、および前記ベントバー接触表面が前記ガラスシートに接触するときに反力を加えるために前記ベント線の前記第一の側とは反対側の当該ベント線の第二の側で当該ガラスシートに接触するように構成されたクランプバークッションを含む細長いクランプバー
を含む装置。
実施形態2
前記ベントバーが、前記ガラスシートが前記ベント線に沿って二つに分離されるときに、当該ベントバーの曲げを最小化し、かつ当該ガラスシートの当該ベント線の長さに沿う応力変化を最小化するのに十分なスティフネスを有する、実施形態1記載の装置。
実施形態3
前記ベントバークッションおよびクランプバークッションが、各々、クッションのないベントバーおよびクランプバークッションのないクランプバーを使用して前記ガラスシートを二つに分離する間の前記ベント線に沿う応力変化と比べて、当該ガラスシートを二つに分離する間の当該ベント線に沿う応力変化を減少させる厚みおよびショアA硬さを有する、実施形態1記載の装置。
実施形態4
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、10から65までの範囲内のショアA硬さ値を有する、実施形態1記載の装置。
実施形態5
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、1mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態4記載の装置。
実施形態6
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、5mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態5記載の装置。
実施形態7
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、20から35までの範囲内のショアA硬さを有する、実施形態6記載の装置。
実施形態8
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、当該ベントバークッションが前記ベント線の両端間の前記ガラスシートの変位以上の範囲内の距離変位するような硬さ値を有する、実施形態1記載の装置。
実施形態9
前記装置はガラスシートを割断するように構成され、直角度変化が前記エッジの全長に沿って2度の絶対値未満である垂直なエッジを生じる、実施形態1記載の装置。
実施形態10
前記装置はガラスシートを割断するように構成され、直角度変化が前記エッジの全長に沿って0.5度の絶対値未満である垂直なエッジを生じる、実施形態1記載の装置。
実施形態11
0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有するガラスシートであって、かつ当該第二の主表面上で当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するガラスシートを分離するように構成された装置において、
前記第一の主表面に接して前記ガラスシートを支持するように構成された支点、
第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有し、前記支点の第一の側に配置され、前記ガラスシートを二つに分離するために当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるように構成されたベントバー、および
前記支点の第二の側に配置され、前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるように構成されたクランプバーであって、前記ベントバーがベントバークッションを有し、当該クランプバーがクランプバークッションを含む、クランプバー
を含む装置。
実施形態12
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、10から65までの範囲内のショアA硬さを有する、実施形態11記載の装置。
実施形態13
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、1mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態12記載の装置。
実施形態14
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、5mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態13記載の装置。
実施形態15
前記ベントバークッションおよび前記クランプバークッションが、各々、20から35までの範囲内のショアA硬さを有する、実施形態14記載の装置。
実施形態16
ガラスシートを割断する方法において、
支点上にガラスシートを載置するステップであって、当該ガラスシートが、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有し、かつ当該第二の主表面上に当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するステップ、
前記ベント線で前記ガラスシートを二つに分離するために第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有するベントバー接触表面によって前記支点の第一の側で当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップ、および
前記支点の第二の側に配置されたクランプバー接触表面によって前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップであって、前記ベントバー接触表面が、前記ベントバーが前記第二の主表面に押圧されて前記ガラスシートを二つに分離するときに、当該ベントバー上にクッション材がないときの前記ベント線に沿う応力変化と比べて当該ベント線に沿う応力変化を減少させる距離ベントバークッション材が圧縮されるような厚みおよび硬さを有する当該ベントバークッション材を含むステップ
を含む方法。
実施形態17
前記クランプバーが前記クランプバー接触表面を提供するクランプバークッションを含む、実施形態16の方法。
実施形態18
前記ベントバークッション材および前記クランプバークッションが、各々、10から65までの範囲内のショアA硬さを有する、実施形態17記載の方法。
実施形態19
前記ベントバークッション材および前記クランプバークッションが、各々、1mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態18記載の方法。
実施形態20
前記ベントバークッション材および前記クランプバークッションが、各々、5mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態19記載の方法。
実施形態21
前記ベントバークッション材および前記クランプバークッションが、各々、20から35までの範囲内のショアA硬さを有する、実施形態19記載の方法。
実施形態22
ガラスシートを割断する方法において、
支点上にガラスシートを載置するステップであって、当該ガラスシートが、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する当該第一の主表面および当該第二の主表面を有し、かつ当該第二の主表面上に当該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するステップ、
前記ガラスシートを二つに分離するために前記支点の第一の側に配置されたベントバー接触表面によって当該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップであって、前記ベントバーが、第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する当該第一の端部および当該第二の端部を有するステップ、および
前記ベントバーが前記第二の主表面に押圧されて前記ガラスシートを二つに分離するように前記支点の第二の側に配置されたクランプバー接触表面によって当該ガラスシートの当該第二の主表面に力を作用させるステップであって、前記ベントバーの前記第一の端部に隣接する前記ガラスシートの前記第二の主表面上の力が、当該ベントバーの前記第二の端部に隣接する当該ガラスシートの当該第二の主表面上の力と異なるように当該ベントバーが曲がり、当該第一の端部と当該第二の端部の間の力の変化を生じるステップを含む方法において、当該方法が、さらに、前記ベントバー接触表面上にクッション材を使用しない工程と比べて前記第一の端部と前記第二の端部の間の前記力の変化が減少するような距離クッション材が圧縮されるような厚みおよび硬さを有する当該クッション材で前記ベントバー接触表面を緩衝するステップを含む、方法。
実施形態23
前記クランプバーがクランプバークッションを含む、実施形態22の方法。
実施形態24
前記クッション材および前記クランプバークッションが、各々、10から65までの範囲内のショアA硬さを有する、実施形態23記載の方法。
実施形態25
前記クッション材および前記クランプバークッションが、各々、1mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態24記載の方法。
実施形態26
前記クッション材および前記クランプバークッションが、各々、5mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、実施形態25記載の方法。
実施形態27
前記クッション材および前記クランプバークッションが、各々、20から35までの範囲内のショアA硬さを有する、実施形態26記載の方法。
10、600 ガラスシート
12 第一の主表面
14 第二の主表面
16 ベント線
17 割断部
21 ガラスシートの第一の端部
23 ガラスシートの第二の端部
90 台
100 装置
102 支点
103 支点(ベント線)の第一の側
104、204 ベントバー
105 支点(ベント線)の第二の側
106、206 ベントバーの第一の端部
107 ベントバークッション材
108、208 ベントバーの第二の端部
109 切り抜き
110、130 力
111 不均一性
113 ベントバー接触表面
117 補強部
120 クランプバー
121 クランプバークッション
123 クランプバー接触表面
150 クランプバークッションの厚み
151 撓み距離
152 ベントバークッション材の厚み
160 クランプバー位置調整器
162 ベントバー位置調整器
170 フレーム
180 制御器
610 ガラスシートの第一の面
630 ガラスシートの第一のエッジ
640 ガラスシートの第二のエッジ
650 ガラスシートの第四のエッジ
660 ガラスシートの第三のエッジ
支点までのクランプバーの距離
ベントバーから支点までの距離
支点までのベント線の距離
ベントバーの高さ
L ガラスシートおよびベント線の長さ
ベントバーの長さ
ベントバーの幅

Claims (13)

  1. 0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する該第一の主表面および該第二の主表面を有するガラスシートであって、該第二の主表面上で該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するガラスシートを分離するように構成された装置において、
    支点であって、前記ガラスシートが該支点上に載置されるときに前記第一の主表面に接してかつ該ガラスシートの長さに沿って該ガラスシートを支持するように構成された支点、
    第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する該第一の端部および該第二の端部、および該ベントバー長さに沿って延在する接触表面を含むベントバーであって、該ベントバー接触表面が、前記ガラスシートを前記ベント線に沿って二つに分離させるために該ベント線の第一の側でかつ該ベント線の長さに沿って該ベント線から離間した前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を加えるように構成され、該ベントバーが、前記ベントバー接触表面に隣接する前記ベントバー長さに沿うベントバークッション材を含む、ベントバー、および
    クランプバー長さ、および前記ベントバー接触表面が前記ガラスシートに接触するときに反力を加えるために前記ベント線の前記第一の側とは反対側の該ベント線の第二の側で該ガラスシートに接触するように構成されたクランプバークッション材を含む細長いクランプバーを含み、前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材のショアA硬さの値が、各々30から65までの範囲内である装置。
  2. 前記ベントバーが、前記ガラスシートが前記ベント線に沿って二つに分離されるときに、前記ベント線の長さに沿う応力変化が分離中に25パーセント未満であるように前記ベントバーの曲げを最小化し、かつ前記ガラスシートの前記ベント線の長さに沿う前記応力変化を最小化するのに十分なスティフネスを有する、請求項1記載の装置。
  3. 前記ベントバークッション材およびクランプバークッション材が、各々、ベントバークッション材のないベントバーおよびクランプバークッション材のないクランプバーを使用して前記ガラスシートを二つに分離する間の前記ベント線に沿う応力変化と比べて、該ガラスシートを二つに分離する間の該ベント線に沿う応力変化を減少させる厚みおよびショアA硬さの値を有する、請求項1記載の装置。
  4. 前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材が、各々、1mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、請求項1~3いずれか1項記載の装置。
  5. 前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材が、各々、5mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、請求項4記載の装置。
  6. 前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材が、各々、30から35までの範囲内のショアA硬さの値を有する、請求項5記載の装置。
  7. 前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材が、該ベントバークッション材が前記ベント線の両端間の前記ガラスシートの変位以上の範囲内の距離変位するような硬さ値を有する、請求項1記載の装置。
  8. 前記装置はガラスシートを割断するように構成され、前記ガラスシートの前記第一の主表面と分離後の前記ガラスシートのエッジの間の角度である直角度変化が前記エッジの全長に沿って2度の絶対値未満である請求項1~7いずれか1項記載の装置。
  9. 前記装置はガラスシートを割断するように構成され、前記ガラスシートの前記第一の主表面と分離後の前記ガラスシートのエッジの間の角度である直角度変化が前記エッジの全長に沿って0.5度の絶対値未満である請求項1~7いずれか1項記載の装置。
  10. ガラスシートを割断する方法において、
    支点上にガラスシートを載置するステップであって、該ガラスシートが、0.5から2.5mmまでの範囲内の第一の主表面と第二の主表面の間の厚みを画定する該第一の主表面および該第二の主表面を有し、かつ該第二の主表面上に該ガラスシートの長さに沿って延在するベント線を有するステップ、
    前記ベント線で前記ガラスシートを二つに分離するために第一の端部と第二の端部の間にベントバー長さを画定する該第一の端部および該第二の端部を有するベントバー接触表面のベントバークッション材によって前記支点の第一の側で該ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップ、および
    前記支点の第二の側にクランプバー接触表面のクランプバークッション材によって前記ガラスシートの前記第二の主表面に力を作用させるステップであって、前記ベントバークッション材が前記第二の主表面に押圧されて前記ガラスシートを二つに分離するときに、前記ベントバー接触表面上に前記ベントバークッション材がないときの前記ベント線に沿う応力変化と比べて該ベント線に沿う応力変化を減少させる距離ベントバークッション材が圧縮されるような厚みおよび硬さを有する該ベントバークッション材を含むステップを含むみ、前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材のショアA硬さの値が、各々30から65までの範囲内である方法。
  11. 前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材が、各々、1mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、請求項10記載の方法。
  12. 前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材が、各々、5mmから10mmまでの範囲内の厚みを有する、請求項11記載の方法。
  13. 前記ベントバークッション材および前記クランプバークッション材が、各々、30から35までの範囲内のショアA硬さを有する、請求項12記載の方法。
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