JP7160322B2 - 排水構造及びサイホン排水システム - Google Patents
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図1において、本実施形態に係るサイホン排水システム10は、排水立て管14と、排水構造16とを有している。
排水構造16は、第1の水廻り器具の一例たる浴槽11と、第2の水廻り器具の一例たる洗い場12と、第1排水トラップ21と、第2排水トラップ22と、第1バイパス管18と、第1サイホン排水管31と、第2サイホン排水管32とを有している。
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図3において、本実施形態に係る排水構造16では、浴槽11からの排水は、貯水後に排水される溜め流し排水となるため、洗い場12からの排水と比較して、多くの排水が一度に排水される。浴槽11からの排水は、第1排水トラップ21を通って排水管51の上横管部51A、縦管部51B、下横管部51Cを通じて、第1サイホン排水管31へ流れて行く(矢印A方向)。第1サイホン排水管31においてサイホン力が発生するまで、余剰の排水は第1バイパス管18に流入する(矢印B方向)。第1バイパス管18内の空気は、排水の流入に伴い第2排水トラップ22側へ押し出される(矢印C方向)。
図6において、本実施形態に係る排水構造26では、第1バイパス管18が、浴室34の外の一例としての床下、壁38の内部及び天井39の裏に設けられている。
具体的には、第1バイパス管18は、下横管部18J,18Kと、縦管部18A,18Bと、上横管部18L,18Mとを有している。下横管部18J,18Kは、浴室34の床下に配置されている。縦管部18A,18Bは、浴室34の壁38の内部に配置されている。そして、上横管部18L,18Mは、浴室34の天井39の裏に配置されている。
図7において、本実施形態に係る排水構造36は、第1排水トラップ21の下流側部位及び第2排水トラップ22の下流側部位の少なくとも一方、例えば双方に、補助チャンバ71,72を有している。補助チャンバ71は、第1排水トラップ21の下流側部位に設けられている。補助チャンバ72は、第2排水トラップ22の下流側部位に設けられている。
図8において、本実施形態に係る排水構造46では、第1バイパス管18に、吸気弁30(図2)の代わりとなる通気管74が接続されている。通気管74は、例えば建物の屋外まで延び、末端74Aが大気に開放されている。
図9において、本実施形態に係る排水構造56は、他の排水トラップ83,84と、サイホン排水管93,94と、個別通気管103,104と、ヘッダ80と、合流通気管90とを有している。
図10において、本参考例に係る排水構造66では、第1排水トラップ21から延びる排水管51の下流側に、第1サイホン排水管31が接続されている。また、第2排水トラップ22から延びる排水管52の下流側に、第2サイホン排水管32が接続されている。つまり、第1排水トラップ21からの排水経路と、第2排水トラップ22からの排水経路とが、互いに独立している。
図11において、本参考例に係る排水構造76は、参考例1において、吸気弁111,112が更に設けられている。排水管51には、上方に延びる分岐管121が接続されている。吸気弁111は、該分岐管121の上端に設けられている。また、排水管52には、上方に延びる分岐管122が接続されている。また、吸気弁112は、該分岐管122の上端に設けられている。吸気弁111,112の構成は、第1実施形態の吸気弁30と同様である。
図12において、本実施形態に係る排水構造86は、第2バイパス管218を有している。この第2バイパス管218は、第1バイパス管18の最上部より低い位置において第1バイパス管18における第1排水トラップ21側と第2排水トラップ22側とを接続している。第2バイパス管218における管路の底面は、第2排水トラップ22の上面22Aよりも低く配置されている。また、第2バイパス管218における管路の底面は、排水管52の上横管部52Aの底面52Dよりも高く配置されている。
図13において、本実施形態に係る排水構造96は、第6実施形態における第1バイパス管18の第1逆止弁19を省略した構成とされている。第1バイパス管18では、第1実施形態で述べたように、最上部18Hの高さの設定を適切に行うことにより、第1バイパス管18における縦管部18A,18B間で越流が生じないようにできる。したがって、本実施形態のように第1逆止弁19を省略することで、構成を簡素化し、低コスト化が可能となる。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
Claims (9)
- 排水が、貯水後に排水される溜め流し排水となる第1の水廻り器具と、
排水が、貯水のない連続排水となる第2の水廻り器具と、
前記第1の水廻り器具の排水部に設けられた第1排水トラップと、
前記第2の水廻り器具の排水部に設けられた第2排水トラップと、
前記第1排水トラップの下流側部位と前記第2排水トラップの下流側部位とを接続し、管路が前記第1の水廻り器具及び前記第2の水廻り器具が設置される部屋の外に配置された第1バイパス管と、
前記第1排水トラップ及び前記第1バイパス管の下流側に接続された第1サイホン排水管と、
前記第2排水トラップ及び前記第1バイパス管の下流側に接続された第2サイホン排水管と、
を有し、
前記第1バイパス管に吸気弁が設けられ、
前記吸気弁は、前記部屋の壁の内部に設けられている排水構造。 - 排水が、貯水後に排水される溜め流し排水となる第1の水廻り器具と、
排水が、貯水のない連続排水となる第2の水廻り器具と、
前記第1の水廻り器具の排水部に設けられた第1排水トラップと、
前記第2の水廻り器具の排水部に設けられた第2排水トラップと、
前記第1排水トラップの下流側部位と前記第2排水トラップの下流側部位とを接続し、管路が前記第1の水廻り器具及び前記第2の水廻り器具が設置される部屋の外に配置された第1バイパス管と、
前記第1排水トラップ及び前記第1バイパス管の下流側に接続された第1サイホン排水管と、
前記第2排水トラップ及び前記第1バイパス管の下流側に接続された第2サイホン排水管と、
を有し、
前記第1バイパス管の前記管路の少なくとも一部が前記第1排水トラップ及び前記第2排水トラップの双方よりも上方に位置する排水構造。 - 前記第1バイパス管の最上部より低い位置において前記第1バイパス管における前記第1排水トラップ側と前記第2排水トラップ側とを接続し、管路の底面が前記第2排水トラップの上面よりも低く配置された第2バイパス管を有する請求項2に記載の排水構造。
- 排水が、貯水後に排水される溜め流し排水となる第1の水廻り器具と、
排水が、貯水のない連続排水となる第2の水廻り器具と、
前記第1の水廻り器具の排水部に設けられた第1排水トラップと、
前記第2の水廻り器具の排水部に設けられた第2排水トラップと、
前記第1排水トラップの下流側部位と前記第2排水トラップの下流側部位とを接続し、管路が前記第1の水廻り器具及び前記第2の水廻り器具が設置される部屋の外に配置された第1バイパス管と、
前記第1排水トラップ及び前記第1バイパス管の下流側に接続された第1サイホン排水管と、
前記第2排水トラップ及び前記第1バイパス管の下流側に接続された第2サイホン排水管と、
を有し、
前記第1バイパス管の最上部より低い位置において前記第1バイパス管における前記第1排水トラップ側と前記第2排水トラップ側とを接続し、管路の底面が前記第2排水トラップの上面よりも低く配置された第2バイパス管を有する排水構造。 - 前記第1バイパス管に吸気弁が設けられた請求項2から請求項4の何れか1項に記載の排水構造。
- 前記吸気弁は、前記部屋の壁の内部に設けられている請求項5に記載の排水構造。
- 前記吸気弁は、前記部屋の天井の裏に設けられている請求項5に記載の排水構造。
- 前記部屋の壁又は天井には、点検口が設けられ、
前記吸気弁は、前記点検口に対応する位置に設けられている請求項1、請求項6、又は請求項7の何れか1項に記載の排水構造。 - 建物の上下方向に配設される排水立て管と、
請求項1~請求項8の何れか1項に記載の排水構造と、を有し、
前記第1サイホン排水管及び前記第2サイホン排水管は、排水を横方向へ流す横引き管と、前記排水立て管に接続され前記横引き管からの排水を下方へ流す竪管とをそれぞれ有するサイホン排水システム。
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