JP7159845B2 - 移載装置 - Google Patents

移載装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7159845B2
JP7159845B2 JP2018235241A JP2018235241A JP7159845B2 JP 7159845 B2 JP7159845 B2 JP 7159845B2 JP 2018235241 A JP2018235241 A JP 2018235241A JP 2018235241 A JP2018235241 A JP 2018235241A JP 7159845 B2 JP7159845 B2 JP 7159845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push
roller conveyor
same number
width direction
boosters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018235241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020097460A (ja
Inventor
尚宏 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2018235241A priority Critical patent/JP7159845B2/ja
Publication of JP2020097460A publication Critical patent/JP2020097460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7159845B2 publication Critical patent/JP7159845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

本発明は、移載装置に関する。
タイヤの製造では、例えばトレッドやサイドウォールを成形するために、これらそれぞれの部材のためのゴム組成物を帯状に加工して得られる帯状体が準備される。この準備された帯状体は、例えば形状を安定させるために保管装置に搬送される。その際に帯状体を複数列で搬送するシステムとして、並列に配置された複数のローラコンベアと、これら複数のローラコンベア間で帯状体を移し替える移載装置とを備えた搬送システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された搬送システムの移載装置は、各ローラコンベアのローラ間を上下方向に通過可能なキャリアと、そのキャリアを複数列のローラコンベア間で横方向(幅方向)にスライドさせるスライド機構とを有している。キャリアは、前記ローラよりも上方に突出することで、一のローラコンベア上に載置された帯状体を押し上げた状態で支持するようになっている。そして、帯状体を押し上げて支持している複数のキャリアをスライド機構により他のローラコンベアまで横方向にスライドさせ、複数のキャリアを下降させることで、前記他のローラコンベア上に帯状体を移し替えることができる。
特開平6-263257号公報(図1及び図5参照)
一のローラコンベア上で幅方向に複数列に載置された1組の帯状体を、前記移載装置により他のローラコンベアへ移し替える際に、例えば両ローラコンベアの幅が互いに異なる場合には、隣接する帯状体同士の載置間隔を、前記一のローラコンベアと前記他のローラコンベアとで変更できるようにするのが望ましい。
本発明は、このような実情に鑑み、一のローラコンベア上の幅方向に複数列に載置された1組の帯状体を他のローラコンベア上に移し替えるときに、隣接する帯状体同士の載置間隔を変更することができる移載装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の移載装置は、並列に配置された複数のローラコンベアにおいて、一のローラコンベア上の幅方向に複数列に載置された1組の帯状体を他のローラコンベア上に移し替える移載装置であって、前記各ローラコンベアのローラ間から上方に突出することで、前記1組の帯状体それぞれを押し上げた状態で支持することができる、前記帯状体の列数と同数の押上部と、前記同数の押上部を、前記各ローラコンベア上に載置された前記1組の帯状体よりも下方の下位置と、当該1組の帯状体それぞれを押し上げた状態で支持する上位置との間で昇降させる昇降機構と、前記同数の押上部を、前記一のローラコンベアと前記他のローラコンベアとの間で前記幅方向に移動させる移動機構と、前記同数の押上部同士の前記幅方向の間隔を変更可能な間隔変更機構と、を備える。
本発明によれば、一のローラコンベア上の幅方向に複数列に載置された1組の帯状体は、当該帯状体の列数と同数の押上部を昇降機構により上位置まで上昇させることで、各押上部によって上方に押し上げられた状態で支持される。この状態から前記同数の押上部を、移動機構により他のローラコンベアまで移動させた後、昇降機構により下位置まで下降させることで、前記他のローラコンベア上に1組の帯状体を移し替えることができる。そして、このように1組の帯状体を移し替える途中において、前記1組の帯状体を前記同数の押上部により押し上げた状態で、間隔変更機構により押上部同士の幅方向の間隔を変更することで、隣接する帯状体同士の載置間隔を変更することができる。
(2)前記移載装置は、前記移動機構により前記同数の押上部を前記幅方向に移動させている間に、前記同数の押上部同士の前記幅方向の間隔を変更させるように前記間隔変更機構を制御する制御部をさらに備えるのが好ましい。
この場合、移動機構により前記同数の押上部を幅方向に移動させている間に、隣接する帯状体同士の載置間隔を変更することができるので、当該載置間隔を変更しない場合と同じ時間内に帯状体の移し替え作業を行うことができる。
(3)前記同数の押上部それぞれは、前記ローラコンベアの搬送方向に所定間隔をあけて配置されるとともに、前記帯状体を押し上げた状態で支持する複数の押上体を有し、前記間隔変更機構は、前記同数の押上部のうち、少なくとも一の押上部における前記複数の押上体を一体的に前記幅方向に移動させるように構成されているのが好ましい。
この場合、間隔変更機構により複数の押上体を一体的に幅方向に移動させることができるため、複数の押上体を有する押上部同士の幅方向の間隔を容易に変更することができる。
本発明によれば、一のローラコンベア上の幅方向に複数列に載置された1組の帯状体を他のローラコンベア上に移し替えるときに、隣接する帯状体同士の載置間隔を変更することができる。
本発明の一実施形態に係る移載装置を備えた搬送システムの平面図である。 搬送システムの側面図である。 図2のA-A矢視断面図である。 移動機構を示す図3のB-B矢視断面図である。 第1ローラコンベアにおいて押上部が下位置にある状態を示す動作説明図である。 第1ローラコンベアにおいて押上部が上位置にある状態を示す動作説明図である。 第2ローラコンベアにおいて押上部が上位置にある状態を示す動作説明図である。 第2ローラコンベアにおいて押上部が下位置にある状態を示す動作説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る移載装置を備えた搬送システムの平面図である。図2は、その搬送システムの側面図である。本実施形態の搬送システム1は、例えばタイヤの製造現場において、押出機で押出成形されて所定寸法に切断されたトレッドのための帯状体2を保管装置まで搬送するためのコンベア装置10を備えている。以下、本明細書において、図1の上側および下側をそれぞれ右側および左側とし、図1の左側および右側をそれぞれ前側および後側として説明する。
[コンベア装置]
図1及び図2において、コンベア装置10は、互いに近接して左右方向に並列に配置された複数のローラコンベア(第1ローラコンベア11及び第2ローラコンベア12)と、これらのローラコンベアを支持する架台13とを備えている。
架台13は、第1及び第2ローラコンベア11,12を挟んで左右に配置された一対の支持フレーム14と、各支持フレーム14を支持する複数の支柱15と、これらの支柱15の下部同士を連結する左右一対の取付フレーム16(図4も参照)とを有している。
右側の第1ローラコンベア11は、前後方向に所定の隙間S1をあけて配置された複数のローラ11aを有している。同様に、左側の第2ローラコンベア12は、前後方向に所定の隙間S2をあけて配置された複数のローラ12aを有している。ローラ12aの軸方向(左右方向)の長さは、ローラ11aの軸方向の長さよりも短く形成されている。これにより、第2ローラコンベア12は、第1ローラコンベア11よりも幅狭に形成されている。
左右に隣接するローラ11a及びローラ12aは、互いに同じ回転軸線X上に配置された状態で一対の支持フレーム14に対して、それぞれ回転可能に支持されている。これにより、ローラ11a間の隙間S1は、その左側に隣接するローラ12a間の隙間S2と連通している。
第1ローラコンベア11の全ローラ11aは、チェーン(図示省略)を介して第1駆動モータ17に連結されており、第1駆動モータ17を駆動することで各ローラ11aが回転するようになっている。同様に、第2ローラコンベア12の全ローラ12aは、チェーン(図示省略)を介して第2駆動モータ18に連結されており、第2駆動モータ18を駆動することで各ローラ12aが回転するようになっている。
第1ローラコンベア11は、ローラ11a上において帯状体2を左右方向(幅方向)に複数例(図例では2列)に載置し、これら複数列の帯状体2を1組として搬送するようになっている。同様に、第2ローラコンベア12は、ローラ12a上において帯状体2を左右方向に複数例(図例では2列)に載置し、これら複数列の帯状体2を1組として搬送するようになっている。これにより、コンベア装置10は、第1ローラコンベア11と第2ローラコンベア12とにより、複数組(図例では2組)の帯状体2を搬送するようになっている。なお、本実施形態では、第1ローラコンベア11の搬送方向および第2ローラコンベア12の搬送方向は、いずれも前側から後側に向かう方向である。
第2ローラコンベア12上に載置される1組の帯状体2同士の左右方向の間隔(ピッチ)P2は、第1ローラコンベア12上に載置される1組の帯状体2同士の左右方向の間隔P1よりも短い。その理由は、上記のように第2ローラコンベア12が第1ローラコンベア11よりも幅狭に形成されているためである。
本実施形態のコンベア装置10は、2つのローラコンベア11,12を備えているが、3つ以上のローラコンベアを備えていてもよい。
本実施形態の各ローラコンベア11,12は、2列の帯状体2を1組として搬送しているが、3列以上の帯状体2を1組として搬送してもよい。
[移載装置]
搬送システム1は、上記コンベア装置10に加えて、第1ローラコンベア11上に載置された1組の帯状体2を第2ローラコンベア12上に移し替える移載装置20を備えている。
図3は、図2のA-A矢視断面図である。図2及び図3において、移載装置20は、押上部21、昇降機構30、移動機構40、間隔変更機構50、および制御部25を備えている。
<押上部>
押上部21は、第1ローラコンベア11のローラ11a間の隙間S1(図1参照)から上方に突出することで、又は第2ローラコンベア12のローラ12a間の隙間S2(図1参照)から上方に突出することで、1組の帯状体2それぞれを押し上げた状態で支持するものである。このため、移載装置20は、1組の帯状体2の列数と同数(図例では2つ)の押上部21を備えている。各押上部21は、前後方向(搬送方向)に所定間隔をあけて配置された複数の押上体22を有している。
本実施形態では、前記複数の押上体22は、第1ローラコンベア11に形成された全ての隙間S1、及び第2ローラコンベア12の隙間S2にそれぞれ配置されるようになっている。つまり、各押上部21における押上体22の個数は、第1ローラコンベア11(第2ローラコンベア12)に形成された隙間S1(S2)の個数と同数である。各押上体22は、例えば略T字状に形成されており、その上面に帯状体2が載置された状態で支持されるようになっている。なお、各押上部21における押上体22の個数は、本実施形態に限定されるものではなく、帯状体2を押し上げた状態で支持することができる個数であればよい。
<間隔変更機構>
間隔変更機構50は、1組の帯状体2同士の左右方向(幅方向)の間隔を変更するために、押上部21同士の左右方向の間隔を変更する機構である。本実施形態の間隔変更機構50は、左側の押上部21を右側の押上部21に対して左右方向に移動させることで前記間隔を変更するようになっている。
間隔変更機構50は、各押上部21の下方において前後方向に延びる左右一対の接続フレーム51,52と、左側の接続フレーム51を左右方向にスライド可能に支持するガイド部53と、ガイド部53および右側の接続フレーム52が固定された上段ベースフレーム54と、上段ベースフレーム54に対して左側の接続フレーム51を左右方向にスライド駆動する駆動部55とを備えている。
右側の接続フレーム52上には、右側の押上部21の全ての押上体22の下端部が固定されている。また、接続フレーム52は、その下面の前後両側にそれぞれ固定された一対の取付部56を介して上段ベースフレーム54上に固定されている。
左側の接続フレーム51上には、左側の押上部21の全ての押上体22の下端部が固定されている。
ガイド部53は、左側の接続フレーム51における下面の前後両側にそれぞれ固定された一対のガイド体53aと、上段ベースフレーム54上に固定され、各ガイド体53aを左右方向にスライド可能に支持する一対のガイドレール53bとを有している。
駆動部55は、例えばエアシリンダからなる。エアシリンダ55の基端部(シリンダ部)は上段ベースフレーム54に接続され、エアシリンダ55の先端部(ロッド部)は接続フレーム51に接続されている。
エアシリンダ55を伸長作動させると、ガイド体53aがガイドレール53bに対して左側にスライドすることにより、接続フレーム51は上段ベースフレーム54に対して左側へ移動する(図6参照)。これにより、左側の押上部21における全ての押上体22は、上段ベースフレーム54に対して左側へ一体的に移動する。
一方、エアシリンダ55を収縮作動させると、ガイド体53aがガイドレール53bに対して右側にスライドすることにより、接続フレーム51は上段ベースフレーム54に対して右側へ移動する(図7参照)。これにより、左側の押上部21における全ての押上体22は、上段ベースフレーム54に対して右側へ一体的に移動する。
以上により、間隔変更機構50は、左右の押上部21同士の左右方向の間隔を変更することができる。
本実施形態の間隔変更機構50は、左側の押上部21の全ての押上体22を一体的に移動させているが、これら全ての押上体22を個別に移動させてもよいし、所定数単位で移動させてもよい。また、左側の押上部21を右側の押上部21に対して左右方向に移動させているが、右側の押上部21を左側の押上部21に対して左右方向に移動させてもよいし、左右の押上部21それぞれを上段ベースフレーム54に対して左右方向に移動させてもよい。また、駆動部55は、エアシリンダ以外に、油圧シリンダ等の他のアクチュエータを用いてもよい。
<昇降機構>
昇降機構30は、各押上部21を、第1ローラコンベア11上又は第2ローラコンベア12上に載置された1組の帯状体2よりも下方の下位置(図5,図8参照)と、当該1組の帯状体2を押し上げた状態で支持する上位置(図6,図7参照)との間で昇降させる機構である。本実施形態の昇降機構30は、前記上段ベースフレーム54の下方に所定間隔をあけて配置された中段ベースフレーム31と、中段ベースフレーム31に対して上段ベースフレーム54を昇降駆動する駆動部32と、上段ベースフレーム54の昇降を案内するガイド部33とを備えている。
中段ベースフレーム31は、平面視において例えば矩形枠状に形成されており(図4参照)、架台13の取付フレーム16よりも上方に配置されている。
駆動部32は、例えばエアシリンダからなる。エアシリンダ32は、中段ベースフレーム31の前後両側にそれぞれ配置されている。そして、各エアシリンダ32は、中段ベースフレーム31の左右方向の中央部に配置されている。各エアシリンダ32の基端部(シリンダ部)は中段ベースフレーム31に接続され、エアシリンダ32の先端部(ロッド部)は上段ベースフレーム54に接続されている。
ガイド部33は、前後の各エアシリンダ32の左右両側にそれぞれ配置されている。前側のエアシリンダ32の左右両側に配置された一対のガイド部33は、当該前側のエアシリンダ32よりも少し前側へずれた位置に配置されている。後側のエアシリンダ32の左右両側に配置された一対のガイド部33は、当該後側のエアシリンダ32よりも少し後側へずれた位置に配置されている。
各ガイド部33は、中段ベースフレーム31に軸方向一端部が固定されたガイド筒33aと、上段ベースフレーム54に軸方向一端部が固定されたガイド軸33bとを有している。ガイド軸33bは、ガイド筒33aに対して上下移動可能に挿通されている。
各エアシリンダ32を伸長作動させると、ガイド軸33bがガイド筒33aに対して上方へ移動することにより、上段ベースフレーム54は中段ベースフレーム31に対して上方へ移動する。これにより、左右の各押上部21における全ての押上体22は、前記上位置まで一体的に上昇する(図6参照)。
一方、各エアシリンダ32を収縮作動させると、ガイド軸33bがガイド筒33aに対して下方へ移動することにより、上段ベースフレーム54は中段ベースフレーム31に対して下方へ移動する。これにより、左右の各押上部21における全ての押上体22は、前記下位置まで一体的に下降する(図5参照)。
以上により、昇降機構30は、各押上部21を、前記上位置と前記下位置との間で昇降させることができる。
本実施形態の昇降機構30は、左右の押上部21を一体的に昇降させているが、各押上部21を個別に昇降させてもよい。また、昇降機構30は、各押上部21の複数の押上体22を個別に昇降させてもよいし、各押上部21又は両押上部21の複数の押上体22を2個以上の所定数単位で昇降させてもよい。
本実施形態の昇降機構30のガイド部33は、本実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば間隔変更機構50のガイド部53のように、ガイドレールに対してガイド体をスライドさせるようにしてもよい。また、昇降機構30の駆動部32は、エアシリンダ以外に、油圧シリンダ等の他のアクチュエータを用いてもよい。
<移動機構>
図4は、移動機構40を示す図3のB-B矢視断面図である。図3及び図4において、移動機構40は、左右の押上部21を第1ローラコンベア11と第2ローラコンベア12との間で左右方向に移動させる機構である。本実施形態の移動機構40は、架台13の下部に固定された下段ベースフレーム41と、下段ベースフレーム41に対して中段ベースフレーム31を左右方向に移動させる駆動部42と、中段ベースフレーム31の左右方向への移動を案内するガイド部43とを備えている。
下段ベースフレーム41は、架台13における左右一対の取付フレーム16の前後両側にそれぞれ配置されている。各下段ベースフレーム41の左右両端部は、左右の取付フレーム16にそれぞれ固定されている。
駆動部42は、例えばエアシリンダからなる。エアシリンダ42は、架台13における右側の取付フレーム16の前後両側に配置されている。前側のエアシリンダ42は、前側の下段ベースフレーム41よりも少し後側へずれた位置に配置されている。後側のエアシリンダ42は、後側の下段ベースフレーム41よりも少し前側へずれた位置に配置されている。
各エアシリンダ42の基端部(シリンダ部)は、その軸方向(長手方向)を左右方向に向けた状態で、右側の取付フレーム16上に固定されている。各エアシリンダ42の先端部(ロッド部)は、連結板44を介して、中段ベースフレーム31の左側の端面に接続されている。
ガイド部43は、前後の各下段ベースフレーム41の上方にそれぞれ配置されている。各ガイド部43は、各下段ベースフレーム41上に固定されたガイド軸43aと、中段ベースフレーム31の下面において左右両端部にそれぞれ固定された一対のガイド体43bとを有している。各ガイド体43bは、ガイド軸43aに対して左右方向にスライド自在に接続されている。
各エアシリンダ42を伸長作動させると、ガイド体43bがガイド軸43aに対して左側へスライドすることにより、上段ベースフレーム54は中段ベースフレーム31に対して左側へ移動する(図7参照)。これにより、左右の各押上部21における全ての押上体22は、第1ローラコンベア11のローラ11a間の隙間S1から、隣接する第2ローラコンベア12のローラ12a間の隙間S2まで一体的に移動する(図1も参照)。
一方、各エアシリンダ42を収縮作動させると、ガイド体43bがガイド軸43aに対して右側へスライドすることにより、上段ベースフレーム54は中段ベースフレーム31に対して右側へ移動する(図6参照)。これにより、左右の各押上部21における全ての押上体22は、第2ローラコンベア12のローラ12a間の隙間S2から、隣接する第1ローラコンベア11のローラ11a間の隙間S1まで一体的に移動する(図1も参照)。
以上により、移動機構40は、左右の押上部21を、第1ローラコンベア11と第2ローラコンベア12との間で左右方向に移動させることができる。
本実施形態の移動機構40は、左右の押上部21を一体的に左右方向へ移動させているが、各押上部21を個別に左右方向へ移動させてもよい。また、移動機構40は、各押上部21の複数の押上体22を個別に左右方向へ移動させてもよいし、各押上部21又は両押上部21の複数の押上体22を2個以上の所定数単位で左右方向へ移動させてもよい。
本実施形態の移動機構40のガイド部43は、本実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば間隔変更機構50のガイド部53のように、ガイドレールに対してガイド体をスライドさせるようにしてもよい。また、移動機構40の駆動部42は、エアシリンダ以外に、油圧シリンダ等の他のアクチュエータを用いてもよい。
<制御部>
制御部25は、第1ローラコンベア11上に載置された1組の帯状体2を第2ローラコンベア12上に移し替える際に、昇降機構30の各エアシリンダ32、移動機構40の各エアシリンダ42、及び間隔変更機構50の各エアシリンダ55の各駆動を制御するものである。以下、制御部25による具体的な制御について、図5~図8を参照しながら説明する。
まず、制御部25は、図5に示すように、第1ローラコンベア11において下位置にある左右の押上部21を上位置まで上昇させるために、昇降機構30の各エアシリンダ32を伸長させるように駆動制御する。これにより、第1ローラコンベア11上に載置されている1組の帯状体2は、図6に示すように、左右の押上部21により押し上げられた状態で支持される。
次に、制御部25は、図6に示す状態から、左右の押上部21を、第1ローラコンベア11の上位置から第2ローラコンベア12の上位置まで左側へ移動させるために、移動機構40の各エアシリンダ42を伸長させるように駆動制御する。これにより、左右の各押上部21は、図7に示すように、1組の帯状体2を支持しながら、第1ローラコンベア11のローラ11a間の隙間S1から、第2ローラコンベア12のローラ12a間の隙間S2へ移動する。
制御部25は、移動機構40の各エアシリンダ42により左右の押上部21を左側へ移動させている間(図6に示す状態から図7に示す状態までの間)に、左右の押上部21同士の左右方向の間隔を狭くするために、間隔変更機構50のエアシリンダ55を収縮させるように駆動制御する。これにより、移動機構40により左右の押上部21を左右方向に移動させている間に、左右の押上部21により支持されている1組の帯状体2の左右方向の間隔は、第1ローラコンベア12に対応した間隔P1(図6参照)から、第2ローラコンベア12に対応した間隔P2(図7参照)に変更される。
次に、制御部25は、図7に示す状態から、第2ローラコンベア12において上位置にある左右の押上部21を下位置まで下降させるために、昇降機構30の各エアシリンダ32を収縮させるように駆動制御する。これにより、左右の押上部21により押し上げられた状態で支持されている1組の帯状体2は、図8に示すように、第2ローラコンベア12上に載置された状態となる。
次に、制御部25は、図8に示す状態から、左右の押上部21を、第2ローラコンベア12の下位置から第1ローラコンベア11の下位置まで右側へ移動させるために、移動機構40の各エアシリンダ42を収縮させるように駆動制御する。そして、制御部25は、移動機構40の各エアシリンダ42により左右の押上部21を右側へ移動させている間に、間隔変更機構50のエアシリンダ55を伸長させるように駆動制御する。これにより、左右の押上部21は、図5に示す状態に戻るため、制御部25は、図5に示す状態から図8に示す状態までの制御を繰り返し行うことができる。
[作用効果]
以上、本実施形態の移載装置20によれば、第1ローラコンベア11上の幅方向に複数列に載置された1組の帯状体2は、当該帯状体2の列数と同数の押上部21を昇降機構30により上位置まで上昇させることで、各押上部21によって上方に押し上げられた状態で支持される。この状態から前記同数の押上部21を、移動機構40により第2ローラコンベア12まで移動させた後、昇降機構30により下位置まで下降させることで、第2ローラコンベア12上に1組の帯状体2を移し替えることができる。そして、このように1組の帯状体2を移し替える途中において、前記1組の帯状体2を前記同数の押上部21により押し上げた状態で、間隔変更機構50により押上部21同士の幅方向の間隔を変更することで、隣接する帯状体2同士の載置間隔を変更することができる。
また、移動機構40により前記同数の押上部21を幅方向に移動させている間に、制御部25は、前記同数の押上部21同士の幅方向の間隔を変更させるように間隔変更機構50を制御する。これにより、移動機構40により前記同数の押上部21を幅方向に移動させている間に、隣接する帯状体2同士の載置間隔を変更することができるので、当該載置間隔を変更しない場合と同じ時間内に帯状体2の移し替え作業を行うことができる。
また、間隔変更機構50により、各押上部21における複数の押上体22を一体的に幅方向に移動させることができるため、複数の押上体22を有する押上部21同士の幅方向の間隔を容易に変更することができる。
[その他]
本実施形態の移載装置20は、第1ローラコンベア11上に載置された1組の帯状体2を第2ローラコンベア12上に移し替える場合について説明したが、第2ローラコンベア12上に載置された1組の帯状体2を第1ローラコンベア11上に移し替える場合にも適用することができる。
本実施形態の制御部25は、移動機構40のエアシリンダ42を伸長駆動させている間に、間隔変更機構50により左右の押上部21同士の間隔を変更させているが、エアシリンダ42の伸長駆動前または伸長駆動後に、間隔変更機構50により左右の押上部21同士の間隔を変更させてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 トレッド(帯状体)
11 第1ローラコンベア
11a ローラ
12 第2ローラコンベア
12a ローラ
21 押上部
22 押上体
25 制御部
30 昇降機構
40 移動機構
50 間隔変更機構

Claims (3)

  1. 並列に配置された複数のローラコンベアにおいて、一のローラコンベア上の幅方向に複数列に載置された1組の帯状体を他のローラコンベア上に移し替える移載装置であって、
    前記各ローラコンベアのローラ間から上方に突出することで、前記1組の帯状体それぞれを押し上げた状態で支持することができる、前記帯状体の列数と同数の押上部と、
    前記同数の押上部を、前記各ローラコンベア上に載置された前記1組の帯状体よりも下方の下位置と、当該1組の帯状体それぞれを押し上げた状態で支持する上位置との間で昇降させる昇降機構と、
    前記同数の押上部を、前記一のローラコンベアと前記他のローラコンベアとの間で前記幅方向に移動させる移動機構と、
    前記同数の押上部同士の前記幅方向の間隔を変更可能な間隔変更機構と、
    を備える移載装置。
  2. 前記移動機構により前記同数の押上部を前記幅方向に移動させている間に、前記同数の押上部同士の前記幅方向の間隔を変更させるように前記間隔変更機構を制御する制御部をさらに備える請求項1に記載の移載装置。
  3. 前記同数の押上部それぞれは、前記ローラコンベアの搬送方向に所定間隔をあけて配置されるとともに、前記帯状体を押し上げた状態で支持する複数の押上体を有し、
    前記間隔変更機構は、前記同数の押上部のうち、少なくとも一の押上部における前記複数の押上体を一体的に前記幅方向に移動させるように構成されている、請求項1又は請求項2に記載の移載装置。
JP2018235241A 2018-12-17 2018-12-17 移載装置 Active JP7159845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018235241A JP7159845B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 移載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018235241A JP7159845B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 移載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020097460A JP2020097460A (ja) 2020-06-25
JP7159845B2 true JP7159845B2 (ja) 2022-10-25

Family

ID=71106061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018235241A Active JP7159845B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 移載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7159845B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110308918A1 (en) 2008-11-03 2011-12-22 Dematic Gmbh System and method for unloading trays

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011648B2 (ja) * 1977-08-26 1985-03-27 株式会社日立製作所 コンベア
JPS5771130U (ja) * 1980-10-17 1982-04-30
JPH07100527B2 (ja) * 1984-04-25 1995-11-01 横浜ゴム株式会社 帯状材料の整列搬送方法及びその装置
JPH06263257A (ja) * 1993-03-12 1994-09-20 Line Kogyo Kk 板状材料の移載装置及び搬送台車送り装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110308918A1 (en) 2008-11-03 2011-12-22 Dematic Gmbh System and method for unloading trays

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020097460A (ja) 2020-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090032181A1 (en) Tire Belt Manufacturing Method And Apparatus
TWI571421B (zh) Automatic stacking machine and automatic stacking method
JP7294045B2 (ja) リフタ装置
JP7159845B2 (ja) 移載装置
JP5150226B2 (ja) コード入りシート製造装置及び製造方法
JP5243367B2 (ja) スクリーン印刷機におけるバキュームベルト搬送方法とその搬送装置
CN103889779A (zh) 货物输送车辆
CN102490286B (zh) 将胎面装载于胎面压制机上的装置和设备
KR100567136B1 (ko) 멀티형 기판이송장치
JP3742804B2 (ja) 板曲げプレスの搬送装置
CN105966066A (zh) 一种循环送料数码喷印机
ITMI971640A1 (it) Apparecchiatura di taglio
JP5781604B2 (ja) 帯状ゴム部材の移送切断方法および装置
JP6218044B2 (ja) 台車式搬送装置
JP3490934B2 (ja) ゴムシートの折重ね装置
JP3947447B2 (ja) ワーク搬送装置およびトランスファ装置
JP2000142967A (ja) 物品移載装置
CN215853547U (zh) 一种微波设备上料装置
JPH07157039A (ja) コンベヤ装置
CN211970728U (zh) 重型钢板的抬起落下步伐式送料装置
JPH07215435A (ja) コンベヤ装置
JP4237120B2 (ja) 物品搬送用コンベア
JP2009179460A (ja) ワークの搬送装置
JP3700079B2 (ja) 瓦素地列設手段における瓦素地の位置決め装置
JP5227575B2 (ja) 整列移載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7159845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150