JP7158883B2 - パウチパック用ホルダ及びパウチパック - Google Patents
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Description
しかし、上記したパウチパック用ホルダは、パウチパックを収容し、そのままホルダを傾けて注出口(スパウト)から内容物を注出することを意図した構造となっており、本体容器として使用する上では、取扱性が悪い。
このような突起部を形成しておくことで、注出ポンプを確実に固定することが可能となる。
図1及び図2は、本発明に係るパウチパック用ホルダ(以下、ホルダと称する)の第1の実施形態を示す図である。
ケーシング2は、通常のパウチパックを内部に装着できるように、全体として略直方体形状に構成されている。具体的に、本実施形態のケーシングは、側壁部(一対のサイド壁2Aと、両サイド壁の下側に設けられる一対の前後壁2B)、及び、側壁部の上側に設けられる上壁部2Cを備えた構成となっている。
なお、一対の前後壁2Bは、図2(a)に示すように、それぞれ前後側に膨出する形状にすることが好ましく、これにより、ケーシングを安定して設置することが可能となる。
以下、ケーシング2に設けられる係合部の構成を説明する前に、パウチパックの構成、及び、内容物を注出する注出ポンプについて、図3から図6を参照して説明する。
なお、段部215は、後述する係合部に係合して案内しながらパウチパックを移動させる構成になっていれば良く、その形状や配設位置等、特に限定されることはない。
上記したように、注出ポンプ50は、注出時において内部に空気を導入することのないエアレスフロータイプのものが用いられる。このようなエアレスフロータイプの注出ポンプは、一般的に公知であるため、詳細な構造についての説明は省略するが、付勢力に抗して押圧操作される押圧部51と、パウチパック100のスパウトの注出口部204の外周面に形成された雄ネジ部205に対して固定される円筒部52と、パウチパックのスパウトの流路を介して収容部内に延出する筒部53とを備え、押圧部51を押圧することで、パウチパック内の内容物は、押圧部51に形成された吐出部55から吐出される。
なお、両者の固定方式については、螺合以外にも、圧入等によって行っても良い。
係合部は、パウチパック100を、開口領域3を介して内部に装着する際、前記スパウト200の段部215を係止できる構成であれば良い。本実施形態では、上記したように、上壁部2Cに、開口領域3から切り込まれた凹所5を形成しており、この凹所5の両サイドの平行に延出する部分5aを係合部としている(係合部5a又はガイド5aとも称する)。この平行に延出するガイド5aは、パウチパックのスパウト200の外周に形成された段部215と係合するようになっており、パウチパックを、開口領域3を介して内部に装着し、かつ、スパウト200を凹所5内に挿入する際、そのままガイド5aに沿って段部215を案内する機能を備えている。すなわち、パウチパック100をケーシングの開口領域3を介して、一方向に出し入れ操作することで、両者は係合、取り外し可能となる。
具体的には、前記凹所5の奥側には、スパウト200の注出口部204の外周が当接する半円状の湾曲面5bが形成されており、突起部7は、前記湾曲面5bに沿って半円状で上方に突出するように形成されている。また、この突起部7の略中央には、縦方向に延出するスリット7bが形成されている。
図7に示すように、内容物が収容されているパウチパック100のキャップ210を開封する。この際、キャップ210を開封しても、上記したように、中栓220がスパウトの流路内に嵌入されているため、内容物がこぼれることが防止される。
図11及び図12は、ホルダの第2の実施形態を示す図である。
上記したパウチパック100は、注出ポンプ50として、エアレスフロータイプのものを用いることを前提としていたが、エアレスでないタイプ(注出時に内部に空気を導入するタイプ)の注出ポンプ60を使用することも可能である。
中栓320の底部には、注出ポンプ60の筒部53を差し込んだ際に、開口可能な薄膜部321が設けられている。この薄膜部321は、前記中栓220の薄膜部221と同様、例えば、開口部分にフィルム状のシートを被着することで構成しても良いし、中栓と共に一体形成しても良い。
勿論、エアー導入タイプの注出ポンプ60は、一般的に知られているように、筒部53の部分に長いチューブを備えたものを使用しても良い。このような注出ポンプの使用を前提とする場合、パウチパックのスパウト部分に、上記したような中栓を配設する必要はなく、嫌気性でない内容物を収容し、これを付け替えすることが可能となる。
2 ケーシング
3 開口領域
5 凹所
5a 係合部
7 突起部
50 注出ポンプ
100,300 パウチパック
200 スパウト
204 注出口部
210 キャップ
215 段部
220,320 中栓
Claims (6)
- 注出口部が形成されたスパウトを取着したパウチパックを内部に装着する開口領域を備え、前記パウチパックを自立状態に収容、保持するケーシングを有するパウチパック用ホルダであって、
前記ケーシングは、前記開口領域が形成された側壁部と、前記注出口部を突出させる上壁部と、を有しており、
前記上壁部には、前記開口領域から切り込まれた凹所が形成され、
前記凹所の両サイドは、前記パウチパックを、前記開口領域を介してケーシング内に装着する際、前記注出口部の外周に形成された段部を案内させながら係合して前記パウチパックを自立状態に保持するように、平行に延出する係合部を構成しており、
前記上壁部には、前記装着されたパウチパックの注出口部の外周面に形成された雄ネジ部に注出ポンプの雌ネジ部を螺合した際、前記注出ポンプの雌ネジ部が形成されている円筒部が外嵌してパウチパックの移動を規制する突起部が形成されており、
前記凹所の奥側には、スパウトの外周が当接する半円状の湾曲面が形成されており、
前記突起部は、前記湾曲面に沿って半円状に上方に突出して、前記注出ポンプの円筒部が外嵌するように形成されていることを特徴とする、
パウチパック用ホルダ。 - 前記ケーシングには、前記パウチパックが装着されて前記注出口部が露出する部分のサイドに、指を掛けることが可能な指掛け片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパウチパック用ホルダ。
- 請求項1又は2に記載のパウチパック用ホルダに対して装着され、前記スパウトが設けられたパウチパックであり、
前記スパウトに着脱可能に装着されるキャップと、前記スパウトの流路内に設置され、注出ポンプが挿入された際に開口する薄膜部が形成された中栓と、を有し、
前記中栓は、前記キャップを前記スパウトから取り外した状態で前記流路内に残ることを特徴とするパウチパック。 - 前記キャップと中栓は、前記スパウトに装着する際に一体化されていることを特徴とする請求項3に記載のパウチパック。
- 前記中栓は、前記注出ポンプが空気導入用の開口を有している場合であってその使用時には、前記中栓の側壁が前記開口を塞ぐことが可能な柔軟性を有している、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のパウチパック。
- 請求項1又は2に記載のパウチパック用ホルダに対して装着され、前記スパウトが設けられたパウチパックであり、
前記スパウトの注出口部には、前記係合部と係合するように段部が形成されると共に、前記突起部が入り込んで突起部の外面と注出口部の外面が略面一状になるように、径方向内側に窪んだ係合凹所が形成されていることを特徴とするパウチパック。
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- 2018-04-19 JP JP2018080316A patent/JP7158883B2/ja active Active
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