JP7158883B2 - パウチパック用ホルダ及びパウチパック - Google Patents

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Description

本発明は、パウチパックを付け替え可能に収容するパウチパック用ホルダ、及び、そのようなパウチパック用ホルダに設置されるパウチパックに関する。
従来、シャンプー、液体洗剤、化粧品など(以下、これらを内容物と総称する)を収容したパウチパックが知られている。パウチパックは、安価に製造できるため、使い捨て用の容器として利便性が良く、本体容器に対する詰め替え用として用いられている。すなわち、ユーザは、プラスチック製のボトル等の本体容器の中身を使い切った後、詰め替え用の内容物を収容したパウチパックを購入し、内容物の詰め替え作業を行っている。
上記したパウチパックは、詰め替え作業することなく、そのまま本体容器として使用することも可能である。この場合、パウチパックは柔軟性を有しており、内容物を注出するに従って萎んで自立状態が維持できなくなることから、安定した状態で設置できるように、パウチパック専用のホルダ(以下、パウチパック用ホルダと称する)があることが望ましい。
パウチパック用ホルダとしては、例えば、特許文献1及び2に開示されているような、パウチパックを付け替え可能にするフレーム構造のものが知られている。これらのフレーム構造は、パウチパックを挟み込んだ状態で自立性があるため、内容物を注出してパウチパックが萎んでも自立状態を維持することができ、パウチパックが倒れることなく注出作業を行なうことが可能である。
特開2005-263244号 特開2013-32172号
ところで、内容物を収容したパウチパックを、そのまま本体容器として使用するのであれば、注出作業が容易に行えるように、パウチパックに各種の注出ポンプが装着できる構造になっていることが好ましい。
しかし、上記したパウチパック用ホルダは、パウチパックを収容し、そのままホルダを傾けて注出口(スパウト)から内容物を注出することを意図した構造となっており、本体容器として使用する上では、取扱性が悪い。
また、パウチパックを保持する部分は、フレーム構造となっているため、製造が容易ではなく、パウチパックを設置する作業も面倒であり、コストが高いという問題がある。さらに、パウチパックを設置し、かつ、注出ポンプを装着する作業を考慮すると、パウチパックが設置し易く、注出ポンプも容易に装着できる構造であることが望ましい。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、簡易な構造でパウチパックを容易かつ安定して保持でき、注出ポンプの装着が容易に行えるパウチパック用ホルダ、及び、そのようなパウチパック用ホルダに適したパウチパックを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係るパウチパック用ホルダは、注出口部が形成されたスパウトを取着したパウチパックを内部に装着する開口領域を備え、前記パウチパックを自立状態に収容、保持するケーシングを有しており、前記ケーシングは、前記開口領域が形成された側壁部と、前記注出口部を突出させる上壁部と、を有しており、前記上壁部には、前記開口領域から切り込まれた凹所が形成され、前記凹所には、前記パウチパックを、前記開口領域を介してケーシング内に装着する際、前記注出口部の外周に形成された段部を案内しながら係合して前記パウチパックを自立状態に保持する係合部が形成されていることを特徴とする。
上記した構造のパウチパック用ホルダは、ケーシングの開口領域を通じてパウチパックを収容、保持する構造であるため、簡易な構造となり、装着作業が容易に行えるようになる。また、装着されるパウチパックは、ケーシングの上壁部に形成された凹所の係合部が、パウチパックの注出口部の外周に形成された段部に係合するため、パウチパックは自立状態で安定して保持されるようになる。
なお、前記上壁部には、前記装着されたパウチパックの注出口部の外周面に形成された雄ネジ部に注出ポンプの雌ネジ部を螺合した際、前記注出ポンプの雌ネジ部が形成されている円筒部が外嵌してパウチパックの移動を規制する突起部が形成されていることが好ましい。
このような突起部を形成しておくことで、注出ポンプを確実に固定することが可能となる。
また、本発明は、上記したパウチパック用ホルダに対して装着され、内容物を注出するスパウトが設けられたパウチパック構造において、前記スパウトに着脱可能に装着されるキャップと、前記スパウトの流路内に設置され、注出ポンプが挿入された際に開口する薄膜部が形成された中栓と、を有し、前記中栓は、前記キャップをスパウトから取り外した状態で前記流路内に残ることを特徴とする。
上記したパウチパックは、ユーザがパウチパック用ホルダに装着するに際して、スパウトのキャップ部分を開放しても薄膜部が形成された中栓が流路内に残っており、この状態でパウチパック用ホルダの所定の位置に装着し、スパウト部分に注出ポンプを差し込むことで使用される。注出ポンプを差し込むことで前記薄膜部は破れ、内容物が注出可能状態となる。このように、パウチパックをパウチパック用ホルダに装着する際、流路は中栓によって閉塞された状態にあることから、内容物がこぼれるようなことは無い。また、このようなパウチパックによれば、中栓によってパウチパック内に空気が入り込むことが防止することが可能になるため、エアレスフロー用の注出ポンプを用いることができ、嫌気性の内容物を収容したパウチパックに対応することが可能となる。さらに、内容物は、スパウト部分を介して充填することが可能であり、充填後に中栓を設置できるため、内容物の充填作業が容易になる。
本発明によれば、簡易な構造でパウチパックを容易かつ安定して保持でき、注出ポンプの装着が容易に行えるパウチパック用ホルダが得られる。また、本発明によれば、そのようなパウチパック用ホルダに適したパウチパックが得られる。
パウチパック用ホルダの第1の実施形態を示す斜視図。 (a)は、図1に示すパウチパック用ホルダの平面図、(b)は、側面図。 図1に示すパウチパック用ホルダに装着されるパウチパックの一構成例を示す斜視図。 図3に示すパウチパックに取着されるスパウトを示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は裏面図、(d)は図(c)のA-A線に沿った断面図。 スパウトの流路内に設置される中栓を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図。 内容物を注出する注出ポンプの一構成例を示す斜視図。 図1に示すパウチパック用ホルダに、図3に示すパウチパックを装着する状態を示す図。 図6に示した注出ポンプをパウチパックの注出口部に装着する状態を示す断面図。 注出ポンプをパウチパックの注出口部に固定した状態を示す断面図。 注出口部とホルダの突起部の嵌合部分を示す図。 パウチパック用ホルダの第2の実施形態を示す斜視図。 図11に示すパウチパック用ホルダの側面図。 パウチパック及び注出ポンプの変形例を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明に係るパウチパック用ホルダ(以下、ホルダと称する)の第1の実施形態を示す図である。
ホルダ1は、後述するように、注出口部が形成されたスパウトを取着したパウチパックを自立状態に収容、保持するケーシング2を備えている。
ケーシング2は、通常のパウチパックを内部に装着できるように、全体として略直方体形状に構成されている。具体的に、本実施形態のケーシングは、側壁部(一対のサイド壁2Aと、両サイド壁の下側に設けられる一対の前後壁2B)、及び、側壁部の上側に設けられる上壁部2Cを備えた構成となっている。
この内、一対の前後壁2Bは、下端部のみに設けられており、一対のサイド壁2Aとの間にパウチパックを内部に装着する開口領域3を形成している。開口領域3は、いずれか片側のみに形成しても良いが、本実施形態では、両側に形成している。また、ケーシング2を床面等に対して設置させる部分については、底部を設けることなく、内部を空洞化して側壁部2A,2Bの下縁を設置面としている。
このような形状によれば、ケーシングを容易に一体成形することができるとともに、極力軽量化を図ることが可能となり、更には、底部を設けないことから、水場で使用する場合、水抜きとしての機能を発揮することが可能である。
なお、一対の前後壁2Bは、図2(a)に示すように、それぞれ前後側に膨出する形状にすることが好ましく、これにより、ケーシングを安定して設置することが可能となる。
前記ケーシング2を形成する材料は特に限定されることはないが、例えば、プラスチック成形品とすることで、低コストで製造できると共に、図に示すような外観形状を容易に成形することが可能である。具体的には、全体的に丸みを帯びた形状にしたり、湾曲面を形成することで、デザイン性を向上することが可能である。また、例えば、化粧品としてのパウチパックを収納するなど、高級感を持たせたい場合には、金属や木材などによって成形しても良いし、部分的にフレーム構造となっていても良い。
前記ケーシング2には、パウチパックを、開口領域3を介してケーシング内に装着した際、パウチパックの注出口部が上壁部から露出(突出)するように係合してパウチパックを自立状態に保持する係合部が形成されている。
以下、ケーシング2に設けられる係合部の構成を説明する前に、パウチパックの構成、及び、内容物を注出する注出ポンプについて、図3から図6を参照して説明する。
図3は、図1及び図2に示すホルダに装着可能なパウチパックの一構成例を示す斜視図であり、図4は、図3に示すパウチパックに取着されるスパウトの一構成例を示す図である。
本発明におけるパウチパック100は、詰め替えタイプではなく、ホルダ1に対する付け替えタイプとして構成されるのであり、本実施形態では、重ね合わせた矩形形状の合成樹脂製のシート状部材102a,102bの周囲を溶着することで形成されており、その内部には、用途に応じて様々な内容物が収容可能となっている。このため、パウチパック100は、内容物が注出されるにしたがって萎むように柔軟性を有する構造となっており、使い切った後は、そのまま廃棄できるものとなっている。
本実施形態のパウチパック100は、底部103を備えた自立袋構造となっており、その上端縁には、内容物を注出可能とする合成樹脂で形成されたスパウト200が取着されている。前記スパウト200は、シート状部材102a,102b間に介在されて溶着されるように、断面が略舟形形状に形成された溶着部201と、溶着部201と一体化され、内容物が通過する流路203が形成された円筒状の注出口部204とを備えている。なお、パウチパック100は、左右側面部にマチを有する、いわゆるガゼット体構造としても良い。その場合、内容物が注出され収容部が萎んだ場合であっても、左右側面部のマチによって前記シート状部材102a,102bが密着し難くなり内容物の流路が確保されやすくなる。
前記注出口部204の外周面には、雄ネジ部205が形成されており、この部分に雌ネジ部が形成されたキャップ210が螺合して装着される。また、注出口部204の外周には、後述するホルダ1の係合部5aと係合するように、段部(凹所)215が形成されている。本実施形態の段部215は、注出口部204の外周面に形成される環状溝によって構成されている。
なお、段部215は、後述する係合部に係合して案内しながらパウチパックを移動させる構成になっていれば良く、その形状や配設位置等、特に限定されることはない。
また、前記注出口部204の段部215の上側には、後述するホルダ1に形成される突起部7が入り込めるように、径方向内側に窪んだ係合凹所204aが形成されている。また、この係合凹所204aには、突起部7の中間部に形成されたスリット7bが嵌合するように、180°間隔で縦フランジ204bが形成されている。そして、突起部7に係合凹所204aが位置すると、突起部7の外面とスパウトの注出口部204の外面は、略面一状になる。
前記パウチパック100が嫌気性の内容物を収容し、エアレスフロータイプの注出ポンプを使用する形態の場合、前記スパウトの流路203内には、図5に示すような円筒状の中栓220が装着される。この中栓220には、図6に示す注出ポンプ50の筒部53を差し込んだ際に開口可能な薄膜部221が設けられている。この薄膜部221は、例えば、開口部分にフィルム状のシートを被着することで構成しても良いし、中栓と共に一体形成しても良い。
前記中栓220は、前記キャップ210をスパウトから取り外した状態で、流路203内に残るように構成される。このため、中栓220は、流路203の径と略同一の外径を備えて流路内に圧入され、上端部には、注出口部204の上端縁206に当て付くフランジ223が一体形成されている。すなわち、中栓220を流路203に対してフランジ223が上端縁206に当て付くまで圧入し、その後、キャップ210を装着することで、キャップ210を取り外すときは、そのまま中栓220が流路203内に残ることから、パウチパックをホルダに装着する際に、内容物がこぼれることが防止される。
上記したような中栓220を設けることで、流路203内に予め漏れ防止用の薄膜部を形成しておく必要が無くなり、内容物の充填をスパウト部分から行なうことができる。この場合、キャップ210と中栓220は、スパウトに装着する際に一体化されていることが好ましく、一体化しておくことで取扱い性の向上が図れるようになる。例えば、キャップ210と中栓220は、容易に分離できるように接続しておくと共に、中栓220の外面と流路203の内面に、キャップ210の締め付け方向には中栓の回転を可能とし、キャップの開放方向には中栓の回転を阻止する凹凸の係合関係を設けておけば良い。このような構成では、内容物を充填した後、中栓220を流路203に挿入しながらキャップ210を締め付けて装着することができ、ユーザの使用時にキャップを外しても、中栓220は流路203内に残るようになる。
図6は、パウチパック100のスパウト200の円筒状の注出口部204に装着、固定される注出ポンプの一例を示す図である。
上記したように、注出ポンプ50は、注出時において内部に空気を導入することのないエアレスフロータイプのものが用いられる。このようなエアレスフロータイプの注出ポンプは、一般的に公知であるため、詳細な構造についての説明は省略するが、付勢力に抗して押圧操作される押圧部51と、パウチパック100のスパウトの注出口部204の外周面に形成された雄ネジ部205に対して固定される円筒部52と、パウチパックのスパウトの流路を介して収容部内に延出する筒部53とを備え、押圧部51を押圧することで、パウチパック内の内容物は、押圧部51に形成された吐出部55から吐出される。
本実施形態では、注出ポンプ50と注出口部204との固定は、螺合によって成されるようになっている。このため、円筒部52の内部には、注出口部204の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部52aが形成されている(図8参照)。
なお、両者の固定方式については、螺合以外にも、圧入等によって行っても良い。
次に、図1,図2を参照しながら、ケーシング2に設けられる係合部の構成について説明する。
係合部は、パウチパック100を、開口領域3を介して内部に装着する際、前記スパウト200の段部215を係止できる構成であれば良い。本実施形態では、上記したように、上壁部2Cに、開口領域3から切り込まれた凹所5を形成しており、この凹所5の両サイドの平行に延出する部分5aを係合部としている(係合部5a又はガイド5aとも称する)。この平行に延出するガイド5aは、パウチパックのスパウト200の外周に形成された段部215と係合するようになっており、パウチパックを、開口領域3を介して内部に装着し、かつ、スパウト200を凹所5内に挿入する際、そのままガイド5aに沿って段部215を案内する機能を備えている。すなわち、パウチパック100をケーシングの開口領域3を介して、一方向に出し入れ操作することで、両者は係合、取り外し可能となる。
また、本実施形態では、装着されたパウチパック100の注出口部204の外周面に形成された雄ネジ部205に、注出ポンプ50の雌ネジ部52aを螺合した際、前記注出ポンプの雌ネジ部が形成されている円筒部52が外嵌してパウチパックの移動を規制する突起部7が形成されている。
具体的には、前記凹所5の奥側には、スパウト200の注出口部204の外周が当接する半円状の湾曲面5bが形成されており、突起部7は、前記湾曲面5bに沿って半円状で上方に突出するように形成されている。また、この突起部7の略中央には、縦方向に延出するスリット7bが形成されている。
次に、上記したホルダ1の使用方法について、図7から図10を参照して説明する。なお、図8、図9では、パウチパックのスパウト部分のみを示し、シート状部材については省略してある。
図7に示すように、内容物が収容されているパウチパック100のキャップ210を開封する。この際、キャップ210を開封しても、上記したように、中栓220がスパウトの流路内に嵌入されているため、内容物がこぼれることが防止される。
キャップ210を開封したパウチパック100は、開口領域3を介して内部に装着され、この際、注出口部204の外周に形成されている段部215を、上壁部2Cに形成された凹所5の両サイドのガイド5aに係合させながら、奥の半円形状の湾曲面5bに当て付ける。このとき、上壁部2Cから注出口部204が突出すると共に、スパウトの注出口部204の係合凹所204a内に突起部7が入り込んで、突起部7の外面とスパウトの注出口部204の外面は、略面一状になる(図8~図10参照)。また、係合凹所204aの中間部分に形成された縦フランジ204bは、突起部7の中間部分に形成されたスリット7bに嵌合し、パウチパック100は、回転することなく、確実にホルダに対して固定される。そして、この状態で注出ポンプ50の円筒部52を注出口部204の雄ネジ部205に螺合する。この螺合に伴い、その円筒部52は、半円形状の突起部7に外嵌されるようになることから、内部に装着したパウチパック100の移動が規制され、ケーシングに対して変動したり、凹所5から外れるようなことはない。そして、円筒部52を締め付けて固定状態になることで、注出ポンプ50の筒部53の先端部53aは、中栓220の薄膜部221を破り、これにより、筒部53を介して内容物が注出可能となる。
本実施形態では、係合部5aにパウチパックのスパウト200の外周に形成された段部215が係合することに加え、突起部7に対して円筒部52が外嵌されることから、パウチパックを安定して装着、保持することができる。また、パウチパック100は、内容物の注出に伴い萎むことから、注出ポンプ50に空気を内部に導入する構造を設ける必要はなく、したがって、嫌気性の内容物を収容して使用することが可能となる。すなわち、内容物は空気と触れないことから酸化を防止することが可能となる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において、上記した実施形態と同一の構成要素については同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11及び図12は、ホルダの第2の実施形態を示す図である。
本実施形態のホルダ1のケーシング2には、パウチパックが装着されて注出口部が露出する部分のサイドに、指を掛けることが可能な指掛け片9を形成している。指掛け片9は、凹所5の両サイドに一対形成されており、人差し指と中指を上壁部2Cとの間に差し込むことができるように、湾曲状の内面9aを備えている。
このような構成によれば、指掛け片9に指を掛けてケーシングを持ち上げながら注出ポンプ50の押圧部51を押圧することができる等、注出操作性の向上が図れるようになる。この場合、指掛け片の形状、配設箇所、形状等、図に示す構成に限定されることはなく、種々、変形することが可能である。すなわち、片手でケーシングを持ちながら、注出ポンプの押圧操作がし易ければ、指掛け片の構成については、図に示す構成に限定されることはない。
図13は、パウチパック及び注出ポンプの別の実施形態を示す図である。
上記したパウチパック100は、注出ポンプ50として、エアレスフロータイプのものを用いることを前提としていたが、エアレスでないタイプ(注出時に内部に空気を導入するタイプ)の注出ポンプ60を使用することも可能である。
図13に示す空気を導入するタイプの注出ポンプ60は、図6に示した注出ポンプ50同様に、付勢力に抗して押圧操作される押圧部51と、スパウト200の注出口部204に対して固定される円筒部52と、パウチパックのスパウトの流路を介して収容部内に延出する筒部53とを備え、さらに、筒部53の側面に空気導入口である開口53bを有する。この種の注出ポンプは、ボトル状容器に広く使用されており、注出時にボトル状容器の収容部内に空気を導入することによって容器の内圧を高め内容物を注出するため、このような空気導入口を有することが一般的である。
また、本実施形態において、注出ポンプ60の筒部53の先端部53aには、先端先細である棒状の補助部53dを設けている。この補助部53dは、ボトル状容器等に広く使用されている空気を導入するタイプの注出ポンプの汎用品には設けられていないが、補助部53dを装着することで、エアー導入タイプの注出ポンプ60を容易に製造することができる。
図13に示すようなエアー導入タイプの注出ポンプ60を使用する場合、パウチパック300のスパウトの注出口部205には、ボウル型の中栓320が装着される。
中栓320の底部には、注出ポンプ60の筒部53を差し込んだ際に、開口可能な薄膜部321が設けられている。この薄膜部321は、前記中栓220の薄膜部221と同様、例えば、開口部分にフィルム状のシートを被着することで構成しても良いし、中栓と共に一体形成しても良い。
前記中栓320の側壁は、注出ポンプ60を装着した際に、注出ポンプ60の開口53bを塞ぐように形成されている。このため、中栓320は、例えば、柔軟性のある材料を用いて形成するのが良く、その側壁が筒部53の外表面に密着し開口53bを塞ぐように設計されていれば良い。
これによって、パウチパック300は、開口53bを備えたエアー導入タイプの注出ポンプ60と組み合わせて利用することができ、空気の導入を遮断することによって、内容物の酸化を防止することも可能となる。
勿論、エアー導入タイプの注出ポンプ60は、一般的に知られているように、筒部53の部分に長いチューブを備えたものを使用しても良い。このような注出ポンプの使用を前提とする場合、パウチパックのスパウト部分に、上記したような中栓を配設する必要はなく、嫌気性でない内容物を収容し、これを付け替えすることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
例えば、パウチパックの形態や大きさ、スパウトの装着位置などは適宜変形することができ、それに応じてホルダの形状、大きさ等も適宜変形することが可能である。また、上記した構成では、スパウトの注出口部を案内する係合部(ガイド)は、注出口部が挿入される凹所5a部分に対向して一対設けられていたが、その数、設置位置、係合方法については特に限定されることはない。また、スパウトの注出口部を圧入して保持するような構造であっても良い。さらに、設置が容易となるように、パウチパックのスパウト部分が係合できるような構造になっていることが好ましいが、スパウト部分以外で保持するような構造であっても良い。
また、注出口部に固定される注出ポンプの構成については特に限定されることはなく、1回の押圧で所定量の内容物を吐出するもの、或いは、内容物を霧状に吐出するタイプであっても良い。
1 パウチパックホルダ
2 ケーシング
3 開口領域
5 凹所
5a 係合部
7 突起部
50 注出ポンプ
100,300 パウチパック
200 スパウト
204 注出口部
210 キャップ
215 段部
220,320 中栓

Claims (6)

  1. 注出口部が形成されたスパウトを取着したパウチパックを内部に装着する開口領域を備え、前記パウチパックを自立状態に収容、保持するケーシングを有するパウチパック用ホルダであって、
    前記ケーシングは、前記開口領域が形成された側壁部と、前記注出口部を突出させる上壁部と、を有しており、
    前記上壁部には、前記開口領域から切り込まれた凹所が形成され、
    前記凹所の両サイドは、前記パウチパックを、前記開口領域を介してケーシング内に装着する際、前記注出口部の外周に形成された段部を案内させながら係合して前記パウチパックを自立状態に保持するように、平行に延出する係合部を構成しており、
    前記上壁部には、前記装着されたパウチパックの注出口部の外周面に形成された雄ネジ部に注出ポンプの雌ネジ部を螺合した際、前記注出ポンプの雌ネジ部が形成されている円筒部が外嵌してパウチパックの移動を規制する突起部が形成されており、
    前記凹所の奥側には、スパウトの外周が当接する半円状の湾曲面が形成されており、
    前記突起部は、前記湾曲面に沿って半円状に上方に突出して、前記注出ポンプの円筒部が外嵌するように形成されていることを特徴とする、
    パウチパック用ホルダ。
  2. 前記ケーシングには、前記パウチパックが装着されて前記注出口部が露出する部分のサイドに、指を掛けることが可能な指掛け片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパウチパック用ホルダ。
  3. 請求項1又は2に記載のパウチパック用ホルダに対して装着され、前記スパウトが設けられたパウチパックであり、
    前記スパウトに着脱可能に装着されるキャップと、前記スパウトの流路内に設置され、注出ポンプが挿入された際に開口する薄膜部が形成された中栓と、を有し、
    前記中栓は、前記キャップを前記スパウトから取り外した状態で前記流路内に残ることを特徴とするパウチパック。
  4. 前記キャップと中栓は、前記スパウトに装着する際に一体化されていることを特徴とする請求項3に記載のパウチパック。
  5. 前記中栓は、前記注出ポンプが空気導入用の開口を有している場合であってその使用時には、前記中栓の側壁が前記開口を塞ぐことが可能な柔軟性を有している、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のパウチパック
  6. 請求項1又は2に記載のパウチパック用ホルダに対して装着され、前記スパウトが設けられたパウチパックであり、
    前記スパウトの注出口部には、前記係合部と係合するように段部が形成されると共に、前記突起部が入り込んで突起部の外面と注出口部の外面が略面一状になるように、径方向内側に窪んだ係合凹所が形成されていることを特徴とするパウチパック。
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