JP7156152B2 - 危険予知方法及び危険予知装置 - Google Patents
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Description
本開示は、工事現場における危険箇所を作業員に認識させる危険予知方法及び危険予知装置に関する。
危険予知活動(非特許文献1を参照。)は、作業員が、工事現場に行き、工事対象物の目の前に立つところから開始される。図1は、危険予知活動を説明するフローチャートである。例えば、工事対象が電柱である場合で説明する。作業員は、電柱の目の前に立ち、工事作業を考える中で、その作業の中に含まれる危険を考える。それは、事故やけがを回避するためである。例えば、はしごで電柱に上る場合、電柱から落下すればけがを伴う。このため、作業員は、けがをしない対策、例えば、はしごが傾かないようにはしごを電柱に固定する対策などを考える。そのような安全対策をしてから作業を開始する。
(財)中小建設特別教育協会WEBサイト、職長・安全衛生責任者教育 教育課程、第6章 職長・安全衛生責任者が行う安全施工サイクル、6-5 危険予知活動(現地KY)、(https://www.tokubetu.or.jp/text_shokuan/part6/text_shokuan6-5.html)2019年3月29日検索
株式会社システムインテグレータ、ディープラーニング異常検知システム(AISIA-AD)、正常と異常データを学習する異常検知(Vol.4)(https://products.sint.co.jp/aisia-ad/blog/deep-learning-vol.4)2019年4月9日検索
産総研、TODAY、2014-12、コンクリート構造物のひび割れ自動検知(https://www.aist.go.jp/Portals/0/resource_images/aist_j/aistinfo/aist_today/vol14_12/vol14_12_p08_p09.pdf)2019年4月9日検索
株式会社エーエヌラボ、画像マッチング技術の基本原理(http://anlab.jp/development/imagematchingbasics/)2019年4月9日検索
アイマガジン株式会社、ディープラーニングによる画像解析、その仕組みと学習方法(https://www.imagazine.co.jp/?s=%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%94%BB%E5%83%8F%E8%A7%A3%E6%9E%90)2019年4月9日検索
しかし、工事の経験している年数や工事の種類により作業員の経験値が異なるため、誰もが同じ危険予知活動をできるわけではない。経験値が低いと事故になりやすいが、経験値が高くても事故が防げるわけでない。例えば、慎重な性格の作業員、スピードを重視する性格(せっかち)の作業員など、作業員の性格の違いにより、危険予知も異なる。そして、当日の作業員の体調によっても危険予知が変化する。体調が悪ければ、集中力を欠き、ミスが発生しやすくなる。このため、危険予知活動を行っていても、上記の理由で事故が発生してしまうという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、作業員のスキルや性格に関わらず、事故防止可能な程度の危険予知活動ができる危険予知方法及び危険予知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る危険予知方法及び危険予知装置は、工事現場の画像から工事現場の認識を行い、過去の事故データ等と照合を行って危険情報を検出し、作業員が考える危険予知が正しいか否かを判定することとした。
具体的には、本発明に係る危険予知方法は、
環境とともに屋外設備を撮影して画像を取り込む画像取得手順と、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合手順と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出手順と、
抽出した前記危険箇所を表示する危険箇所表示手順と、
表示した前記危険箇所に対して、作業員が考える安全対策である入力情報が入力される入力手順と、
前記入力情報と前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認手順と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に工具使用可とし、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に工具使用不可とする工具使用制御手順と
を行う。
環境とともに屋外設備を撮影して画像を取り込む画像取得手順と、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合手順と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出手順と、
抽出した前記危険箇所を表示する危険箇所表示手順と、
表示した前記危険箇所に対して、作業員が考える安全対策である入力情報が入力される入力手順と、
前記入力情報と前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認手順と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に工具使用可とし、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に工具使用不可とする工具使用制御手順と
を行う。
また、本発明に係る危険予知装置は、環境とともに屋外設備を撮影して画像を取り込む画像取得部と、作業員の音声が入力される音声取得部と、作業員へ情報を表示する表示部と、工具の使用を制限する工具使用制御部と、前記画像取得部、前記音声取得部、前記表示部及び前記工具使用制御部と接続する情報処理部と、を備える危険予知装置であって、
前記情報処理部は、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像取得部が取り込んだ前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合回路と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、前記照合回路が検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出回路と、
前記抽出回路が抽出した前記危険箇所を前記表示部に表示させる危険箇所表示回路と、
前記表示部に表示させた前記危険箇所に対して、作業員が発声した安全対策である入力情報が前記音声取得部から入力される入力回路と、
前記入力回路からの前記入力情報と前記抽出回路からの前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認回路と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に前記工具使用制御部に対して工具使用可の信号を出力し、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に前記工具使用制御部に対して工具使用不可の信号を出力する制御信号出力回路と
を有することを特徴とする。
前記情報処理部は、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像取得部が取り込んだ前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合回路と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、前記照合回路が検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出回路と、
前記抽出回路が抽出した前記危険箇所を前記表示部に表示させる危険箇所表示回路と、
前記表示部に表示させた前記危険箇所に対して、作業員が発声した安全対策である入力情報が前記音声取得部から入力される入力回路と、
前記入力回路からの前記入力情報と前記抽出回路からの前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認回路と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に前記工具使用制御部に対して工具使用可の信号を出力し、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に前記工具使用制御部に対して工具使用不可の信号を出力する制御信号出力回路と
を有することを特徴とする。
本発明に係る危険予知方法及び危険予知装置は、工事について事故を防止できる安全対策の正解を持っており、工事作業前に危険予知活動として作業員に安全対策を発言させ、その安全対策が正解に至るまで工事作業をさせない。従って、本発明は、作業員のスキルや性格に関わらず、事故防止可能な程度の危険予知活動ができる危険予知方法及び危険予知装置を提供することができる。
本発明に係る危険予知方法において、前記環境には、前記屋外設備の位置情報が含まれることを特徴とする。
また、本発明に係る危険予知装置は、前記屋外設備の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、前記環境には、前記屋外設備の位置情報が含まれることを特徴とする。
工事対象物の周辺の状況をも考慮した危険予知活動ができる。
本発明に係る危険予知方法は、前記画像から前記屋外設備の正常性を判断し、前記屋外設備に異常があるときは作業員に通知する正常判断手順をさらに行うことを特徴とする。
また、本発明に係る危険予知装置の前記情報処理部は、前記画像から前記屋外設備の正常性を判断し、前記屋外設備に異常があるときは前記表示部を介して作業員に通知する正常判断回路をさらに有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る危険予知方法は、作業員の心拍数を取得し、前記心拍数が閾値より大きい場合に前記作業員に通知する健康判断手順をさらに行うことを特徴とする。
また、本発明に係る危険予知装置の前記情報処理部は、作業員の心拍数を取得し、前記心拍数が閾値より大きい場合に前記表示部を介して前記作業員に通知する健康判断回路をさらに有することを特徴とする。
工事対象物の異常時や健康状態の異常時には工事を中止させることができる。
本発明は、作業員のスキルや性格に関わらず、事故防止可能な程度の危険予知活動ができる危険予知方法及び危険予知装置を提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(発明概要)
本発明に係る危険予知装置は、次の機能を備える。
(1)工事前の作業場所の画像とGPS情報から周辺環境、設備を危険箇所通知端末で認識し、事故データから事故が発生した環境要因から過去の事故から抽出した危険ポイントと一致する箇所がないか比較を行う。
(2)事故データをもとにした危険場所と安全対策を表記する。
(3)認識した情報から作業工程、使用工具、重機及び工法を推測する。
(4)傾斜情報から使用工具及び重機が使用可能か判断する。
(5)認識した情報から作業工程、使用可能工具、重機及び工法を表記する。
(6)誤った危険対策を実施した場合、使用工具を使用できないよう制御(ロック)す る。
(7)適切な危険対策を実施した場合、使用工具制御(ロック)を解除する。
(8)作業する屋外設備の正常性を確認する。
(9)作業員の健康面の正常性を確認する。
本発明に係る危険予知装置は、次の機能を備える。
(1)工事前の作業場所の画像とGPS情報から周辺環境、設備を危険箇所通知端末で認識し、事故データから事故が発生した環境要因から過去の事故から抽出した危険ポイントと一致する箇所がないか比較を行う。
(2)事故データをもとにした危険場所と安全対策を表記する。
(3)認識した情報から作業工程、使用工具、重機及び工法を推測する。
(4)傾斜情報から使用工具及び重機が使用可能か判断する。
(5)認識した情報から作業工程、使用可能工具、重機及び工法を表記する。
(6)誤った危険対策を実施した場合、使用工具を使用できないよう制御(ロック)す る。
(7)適切な危険対策を実施した場合、使用工具制御(ロック)を解除する。
(8)作業する屋外設備の正常性を確認する。
(9)作業員の健康面の正常性を確認する。
(発明による効果)
上記機能を有する危険予知装置を使用することで次のような効果が得られる。
(A)事故データに基づく安全対策を通知できる。
例えば、図2のように作業員55が屋外設備50である電柱に端末(タブレット100)を向けて写真を取る。図2の「認識」とは写真を撮ることを指す。その後、類似した環境に設置された電柱で今までに発生した事故がタブレット100に表示される。図2の「通知」とはタブレット100に表示し作業員に知らせることである。タブレット100からの通知により、現場作業の経験が少ない作業員でも、その場で過去の事故事例を知ることができる。従って、この端末を使用することで事故の発生確率を低減することができる。
上記機能を有する危険予知装置を使用することで次のような効果が得られる。
(A)事故データに基づく安全対策を通知できる。
例えば、図2のように作業員55が屋外設備50である電柱に端末(タブレット100)を向けて写真を取る。図2の「認識」とは写真を撮ることを指す。その後、類似した環境に設置された電柱で今までに発生した事故がタブレット100に表示される。図2の「通知」とはタブレット100に表示し作業員に知らせることである。タブレット100からの通知により、現場作業の経験が少ない作業員でも、その場で過去の事故事例を知ることができる。従って、この端末を使用することで事故の発生確率を低減することができる。
(B)周辺情報に対応した安全対策を通知できる。
タブレット100にGPS機能を持たせることで、作業位置の周辺の情報も考慮できるため、さらに安全性が高まる。例えば、作業位置の周辺に小学校があれば、登下校時間に子供が道路を歩くことが考えられる。登下校時間に作業を行う場合、子供への注意が特段必要になる。GPS機能をつけることで、そのような周辺情報をタブレット100に表示でき、作業員への注意を促すことができる。
タブレット100にGPS機能を持たせることで、作業位置の周辺の情報も考慮できるため、さらに安全性が高まる。例えば、作業位置の周辺に小学校があれば、登下校時間に子供が道路を歩くことが考えられる。登下校時間に作業を行う場合、子供への注意が特段必要になる。GPS機能をつけることで、そのような周辺情報をタブレット100に表示でき、作業員への注意を促すことができる。
(C)天候情報に対応した安全対策を通知できる。
さらに、タブレット100にGPS機能を持たせることで、作業位置の天候も考慮できるため、さらに安全性が高まる。作業は外の環境(屋外)で行っている。つまり、天候により作業環境が大きく変わることが考えられる。例えば、大雨の中で工事をすれば作業効率が低減する。そこで、作業をする場所で大きく天候が崩れることが予想できれば、作業員も作業の予定が立てやすくなる。つまり、タブレット100にGPS機能をつけることで、位置情報の他に最新の天候情報(数時間後の天気予想、または、強風注意報のような突発的な注意報)を表示できる。作業員は当該情報を確認することで、効率的な作業を組むこととどまらず、安全な作業もできる。
さらに、タブレット100にGPS機能を持たせることで、作業位置の天候も考慮できるため、さらに安全性が高まる。作業は外の環境(屋外)で行っている。つまり、天候により作業環境が大きく変わることが考えられる。例えば、大雨の中で工事をすれば作業効率が低減する。そこで、作業をする場所で大きく天候が崩れることが予想できれば、作業員も作業の予定が立てやすくなる。つまり、タブレット100にGPS機能をつけることで、位置情報の他に最新の天候情報(数時間後の天気予想、または、強風注意報のような突発的な注意報)を表示できる。作業員は当該情報を確認することで、効率的な作業を組むこととどまらず、安全な作業もできる。
(D)作業する屋外設備の状態に基づく工事の継続/中止の適切な判断ができる。
電柱は設置したときには垂直(90度)であるが、設置年が過ぎると電柱に載せるケーブル等の設備で電柱に加わる荷重が変わるため、電柱が傾くことがある。電柱の設置角度が86度より小さくなると、バランスが悪くなり危険な状態となるので電柱を交換する必要がある。
電柱は定期的に傾きなどを確認しているが、電柱の数は多く、電柱すべてについて最新の傾き情報を取得することは困難である。
作業員は作業対象となる電柱に登り工事をしている。傾きが大きくなった電柱を登ると、作業中に電柱が折損し、作業員が落下してけがをする可能性もある。そこで、タブレット100で電柱の写真を撮り、電柱の傾きを計算して作業員に通知することで、作業員は作業を開始してよいか否かを判断することができる。つまり、タブレット100は、設置角度が小さくなった電柱には上ることが危ないことを作業員に知らせ、安全性を高めることができる。また、タブレット100は、設置角度が小さくなった電柱について関係者あるいは関係各社に知らせることもできる。
電柱は設置したときには垂直(90度)であるが、設置年が過ぎると電柱に載せるケーブル等の設備で電柱に加わる荷重が変わるため、電柱が傾くことがある。電柱の設置角度が86度より小さくなると、バランスが悪くなり危険な状態となるので電柱を交換する必要がある。
電柱は定期的に傾きなどを確認しているが、電柱の数は多く、電柱すべてについて最新の傾き情報を取得することは困難である。
作業員は作業対象となる電柱に登り工事をしている。傾きが大きくなった電柱を登ると、作業中に電柱が折損し、作業員が落下してけがをする可能性もある。そこで、タブレット100で電柱の写真を撮り、電柱の傾きを計算して作業員に通知することで、作業員は作業を開始してよいか否かを判断することができる。つまり、タブレット100は、設置角度が小さくなった電柱には上ることが危ないことを作業員に知らせ、安全性を高めることができる。また、タブレット100は、設置角度が小さくなった電柱について関係者あるいは関係各社に知らせることもできる。
(E)作業開始の許可ができる。
例えば、工具箱にタブレット100と連携するロック機構が備わっており、作業員がタブレット100で写真を取らないとそのロックが解除できないようになっている。また、作業員が考えた安全対策に誤りがある場合や電柱の設置角度が小さくなっている場合もロックが解除できないようになっている。
さらに、作業員にタブレット100と連携する心拍計を付けてもらい、作業員の健康状態を把握すれば、作業員の健康状態が悪い場合、関係者あるいは関係各社に知らせ、作業を中止させることもできる。
例えば、工具箱にタブレット100と連携するロック機構が備わっており、作業員がタブレット100で写真を取らないとそのロックが解除できないようになっている。また、作業員が考えた安全対策に誤りがある場合や電柱の設置角度が小さくなっている場合もロックが解除できないようになっている。
さらに、作業員にタブレット100と連携する心拍計を付けてもらい、作業員の健康状態を把握すれば、作業員の健康状態が悪い場合、関係者あるいは関係各社に知らせ、作業を中止させることもできる。
(実施形態1)
図3は、本実施形態のタブレット100が行う危険予知方法を説明するフローチャートである。本危険予知方法は、
環境とともに屋外設備を撮影して画像を取り込む画像取得手順T01と、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合手順T02と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出手順T03と、
検出した前記危険箇所を表示する危険箇所表示手順T04と、
表示した前記危険箇所に対して、作業員が考える安全対策である入力情報が入力される入力手順T05と、
前記入力情報と前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認手順T06と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に工具使用可とし、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に工具使用不可とする工具使用制御手順T07と
を行う。
図3は、本実施形態のタブレット100が行う危険予知方法を説明するフローチャートである。本危険予知方法は、
環境とともに屋外設備を撮影して画像を取り込む画像取得手順T01と、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合手順T02と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出手順T03と、
検出した前記危険箇所を表示する危険箇所表示手順T04と、
表示した前記危険箇所に対して、作業員が考える安全対策である入力情報が入力される入力手順T05と、
前記入力情報と前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認手順T06と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に工具使用可とし、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に工具使用不可とする工具使用制御手順T07と
を行う。
図4は、作業員の作業も含めた危険予知方法を説明するフローチャートである。ステップS01~ステップS08が作業員の作業工程であり、ステップS21からステップS32がタブレット100の動作工程である。
図5は、タブレット100を説明する図である。タブレット100は、
環境とともに屋外設備50を撮影して画像を取り込む画像取得部11と、
作業員55の音声が入力される音声取得部12と、
作業員55へ情報を表示する表示部13と、
工具の使用を制限する工具使用制御部14と、
画像取得部11、音声取得部12、表示部13及び工具使用制御部14と接続する情報処理部15と、
を備える。
また、タブレット100は、前記屋外設備の位置情報を取得する位置情報取得部18をさらに備える。なお、前記環境には、屋外設備を含む作業場所、その周囲、あるいは前記屋外設備の位置情報が含まれる。
さらに、タブレット100は、環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る屋外設備で発生した事故との事故データを記憶するデータベース16と、事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リスト17を備えていてもよい。なお、データベース16とリスト17は、タブレット100の外部にあり、タブレット100は通信でデータベース16とリスト17の情報を取得してもよい。
環境とともに屋外設備50を撮影して画像を取り込む画像取得部11と、
作業員55の音声が入力される音声取得部12と、
作業員55へ情報を表示する表示部13と、
工具の使用を制限する工具使用制御部14と、
画像取得部11、音声取得部12、表示部13及び工具使用制御部14と接続する情報処理部15と、
を備える。
また、タブレット100は、前記屋外設備の位置情報を取得する位置情報取得部18をさらに備える。なお、前記環境には、屋外設備を含む作業場所、その周囲、あるいは前記屋外設備の位置情報が含まれる。
さらに、タブレット100は、環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る屋外設備で発生した事故との事故データを記憶するデータベース16と、事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リスト17を備えていてもよい。なお、データベース16とリスト17は、タブレット100の外部にあり、タブレット100は通信でデータベース16とリスト17の情報を取得してもよい。
図6は、情報処理部15を説明する図である。情報処理部15は、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る屋外設備で発生した事故との事故データ31に画像取得部11が取り込んだ画像32を照合し、事故データ31の中に画像32に類似する写真がある場合に、当該写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合回路21と、
安全対策リスト17から、照合回路21が検出した前記事故に対応する危険箇所及び安全対策の危険情報33を抽出する抽出回路22と、
抽出回路22が抽出した危険箇所を表示部13に表示させる危険箇所表示回路23と、
表示部13に表示させた危険箇所に対して、作業員が発声した安全対策である入力情報が音声取得部12から入力される入力回路24と、
入力回路24からの入力情報と抽出回路22からの危険情報33とを比較して一致していることを確認する確認回路25と、
入力情報と危険情報とが一致している場合に工具使用制御部14に対して工具使用可の信号を出力し、入力情報と危険情報とが不一致である場合に工具使用制御部14に対して工具使用不可の信号を出力する制御信号出力回路26と
を有する。
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る屋外設備で発生した事故との事故データ31に画像取得部11が取り込んだ画像32を照合し、事故データ31の中に画像32に類似する写真がある場合に、当該写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合回路21と、
安全対策リスト17から、照合回路21が検出した前記事故に対応する危険箇所及び安全対策の危険情報33を抽出する抽出回路22と、
抽出回路22が抽出した危険箇所を表示部13に表示させる危険箇所表示回路23と、
表示部13に表示させた危険箇所に対して、作業員が発声した安全対策である入力情報が音声取得部12から入力される入力回路24と、
入力回路24からの入力情報と抽出回路22からの危険情報33とを比較して一致していることを確認する確認回路25と、
入力情報と危険情報とが一致している場合に工具使用制御部14に対して工具使用可の信号を出力し、入力情報と危険情報とが不一致である場合に工具使用制御部14に対して工具使用不可の信号を出力する制御信号出力回路26と
を有する。
図4のフローチャートに沿ってタブレット100の動作を説明する。
ステップS01で、作業員55が作業対象である屋外設備50の工事場所に行く。
ステップS02で、作業員55がタブレット100を屋外設備50へ向ける。
ステップS21で、タブレット100は画像取得部11で屋外設備50を周囲の風景とともに撮影する(画像取得手順T01)。タブレット100は、作業場所から認識した周辺環境と屋外設備50を表示部13に表示する。なお、タブレット100は、位置情報取得部18(例えば、GPS)を備えており、位置情報取得18で前記作業場所を認識する。
ステップS01で、作業員55が作業対象である屋外設備50の工事場所に行く。
ステップS02で、作業員55がタブレット100を屋外設備50へ向ける。
ステップS21で、タブレット100は画像取得部11で屋外設備50を周囲の風景とともに撮影する(画像取得手順T01)。タブレット100は、作業場所から認識した周辺環境と屋外設備50を表示部13に表示する。なお、タブレット100は、位置情報取得部18(例えば、GPS)を備えており、位置情報取得18で前記作業場所を認識する。
ステップS22及びS23で、タブレット100は作業場所の屋外設備50について正常性(例えば、電柱の傾き、破損、ひび等)を確認する。図7は、ステップS22及びS23を説明する図である。電柱の傾きは、例えば特許文献1に記載される方法で取得することができる(図8参照)。電柱の破損やひびは、例えば、破損やひびの不良設備写真を予め機械学習させておき、照合回路21が作業現場で撮影した写真とマッチングする方法で判断できる(例えば、非特許文献2、3、特許文献2を参照。)。電柱の傾きが規定に達している、あるいは破損やひびが存在する等、屋外設備50が異常である場合、タブレット100は画面等にその旨を表示する。そして、作業者は工事中止又は異なる工法で対応する(ステップS03)。
一方、屋外設備50が正常である場合、タブレット100は、健康判断回路28で作業員55の心拍データ34を取得し、作業員55の健康をチェックする(ステップS24及びS25)。図9は、ステップS24及びS25を説明する図である。つまり、タブレット100は、作業員55の心拍数を取得し、心拍数が閾値より大きい場合(異常な場合)に作業員55に通知する。この場合、作業員55は、工事中止、又は上長からの指示を仰ぐ(ステップS04)。
一方、作業員55の心拍が正常である場合、作業員55は、ステップS05で屋外設備50及び周辺環境について危険箇所とその安全対策について考え、考えがまとまったらステップS06でタブレット100の表示部13に表示されているの確定ボタンを押す。タブレット100は、ステップS28で、照合手順T02と抽出手順T03を行い、表示部13に危険箇所を表示する(危険箇所表示手順T04)。照合手順T02と抽出手順T03については後述する。また、タブレット100は、ステップS27で使用可能な工具を表示部13に表示する。
図10は、照合手順T02と抽出手順T03について説明する図である。データベース16には、過去に発生した屋外設備の工事での事故とその写真である事故データ31が保存されている。画像取得部11が屋外設備50の画像32を取得した時に、情報処理部15は、データベース16から画像32に類似する写真を検索する(照合手順T02)。画像32と写真の類似判定は、例えば、画像マッチングにより判定する(例えば、特許文献3、非特許文献4、5を参照。)。情報処理部15は、画像32に類似する写真が発見した時、屋外設備50には危険箇所があると判断する。この場合、情報処理部15は、危険箇所とその安全対策が記載された危険情報33を保管するリスト17から当該危険箇所とその安全対策を取得する(抽出手順T03)。
ステップS07で、作業者は、ステップS05において考えた危険箇所に対する安全対策を発言する。ステップS29及びS30で、タブレット100は、作業者の発言をマイクで取り込み(入力情報)、抽出手順T03で抽出した危険箇所及び安全対策(危険情報)と比較し、両情報の一致、不一致及び漏れを確認する。図10は、ステップS29及びS30についても説明している。情報処理部15は、入力情報をテキスト化する。情報処理部15は、テキスト化したデータと安全対策とを比較する。タブレット100は、入力情報(作業員55が発言した安全対策)に漏れが無く、危険情報と入力情報が一致していれば、作業員55が安全対策を把握できていると判断し、使用工具のロックを解除する(ステップS31)。図11は、ステップS31とS32について説明する図である。そして、作業員55は屋外設備50の工事を開始する(ステップS08)。
一方、入力情報に漏れがある、あるいは危険情報と入力情報が不一致である場合、ステップS32で使用工具のロックを継続する(作業員55は工具を使えない)。そして、作業員55は、ステップS05から再度屋外設備50及び周辺環境について危険箇所とその安全対策について考える。
なお、使用工具のロックの制御は、危険箇所における安全対策の確認だけでなく、ステップS23やS25の設備や健康の正常性も考慮される。設備が正常、健康が正常、及び危険箇所の安全対策が正しいときに、使用工具のロックが解除される。一方、設備が不良、健康が不良、又は安全対策が正しくない場合、使用工具のロックは継続される。
11:画像取得部
12:音声取得部
13:表示部
14:工具使用制御部
15:情報処理部
16:データベース
17:リスト
18:位置情報取得部
21:照合回路
22:抽出回路
23:危険箇所表示回路
24:入力回路
25:確認回路
26:制御信号出力回路
27:正常判断回路
28:健康判断回路
31:事故データ
33:危険情報
34:心拍データ
50:屋外設備
55:作業員
56:心拍計測器
57:工具
12:音声取得部
13:表示部
14:工具使用制御部
15:情報処理部
16:データベース
17:リスト
18:位置情報取得部
21:照合回路
22:抽出回路
23:危険箇所表示回路
24:入力回路
25:確認回路
26:制御信号出力回路
27:正常判断回路
28:健康判断回路
31:事故データ
33:危険情報
34:心拍データ
50:屋外設備
55:作業員
56:心拍計測器
57:工具
Claims (8)
- 環境とともに屋外設備を撮影して画像を取り込む画像取得手順と、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合手順と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出手順と、
抽出した前記危険箇所を表示する危険箇所表示手順と、
表示した前記危険箇所に対して、作業員が考える安全対策である入力情報が入力される入力手順と、
前記入力情報と前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認手順と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に工具使用可とし、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に工具使用不可とする工具使用制御手順と
を行う危険予知方法。 - 前記環境には、前記屋外設備の位置情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の危険予知方法。
- 前記画像から前記屋外設備の正常性を判断し、前記屋外設備に異常があるときは作業員に通知する正常判断手順をさらに行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の危険予知方法。
- 作業員の心拍数を取得し、前記心拍数が閾値より大きい場合に前記作業員に通知する健康判断手順をさらに行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の危険予知方法。
- 環境とともに屋外設備を撮影して画像を取り込む画像取得部と、
作業員の音声が入力される音声取得部と、
作業員へ情報を表示する表示部と、
工具の使用を制限する工具使用制御部と、
前記画像取得部、前記音声取得部、前記表示部及び前記工具使用制御部と接続する情報処理部と、
を備える危険予知装置であって、
前記情報処理部は、
環境を含む屋外設備の写真と前記写真に写る野外設備で発生した事故との事故データに前記画像取得部が取り込んだ前記画像を照合し、前記画像に類似する前記写真がある場合に、前記事故データから前記写真に写る野外設備で発生した事故を検出する照合回路と、
事故と該事故に関する危険箇所と該事故を防止する安全対策とが記載された安全対策リストから、前記照合回路が検出した前記事故に対応する前記危険箇所及び前記安全対策の危険情報を抽出する抽出回路と、
前記抽出回路が抽出した前記危険箇所を前記表示部に表示させる危険箇所表示回路と、
前記表示部に表示させた前記危険箇所に対して、作業員が発声した安全対策である入力情報が前記音声取得部から入力される入力回路と、
前記入力回路からの前記入力情報と前記抽出回路からの前記危険情報とを比較して一致していることを確認する確認回路と、
前記入力情報と前記危険情報とが一致している場合に前記工具使用制御部に対して工具使用可の信号を出力し、前記入力情報と前記危険情報とが不一致である場合に前記工具使用制御部に対して工具使用不可の信号を出力する制御信号出力回路と
を有すること
を特徴とする危険予知装置。 - 前記屋外設備の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
前記環境には、前記屋外設備の位置情報が含まれることを特徴とする請求項5に記載の危険予知装置。 - 前記情報処理部は、
前記画像から前記屋外設備の正常性を判断し、前記屋外設備に異常があるときは前記表示部を介して作業員に通知する正常判断回路をさらに有することを特徴とする請求項5又は6に記載の危険予知装置。 - 前記情報処理部は、
作業員の心拍数を取得し、前記心拍数が閾値より大きい場合に前記表示部を介して前記作業員に通知する健康判断回路をさらに有することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の危険予知装置。
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