JP7153350B2 - 自走式作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、自走式作業機に係る。詳細には、作業者により操作されて草刈等の作業が可能な自走式作業機に係る。
本体部と、走行部と、これら本体部及び走行部の側方に位置させることができる作業部を有する作業機は、特許文献1の草刈機として開示されている。この草刈機は、刈刃を回転させるとともに走行部によって走行することで、刈刃を有する草刈部で作業面の草を刈りする。さらに草刈部が障害物等に当接した場合、この草刈部が作業機側に回動する作業機である。また、草刈部の前方には車輪が備えられていて、草刈部を支持している。
特開2007-037489号公報
特許文献1に記載の草刈機は、草刈部が障害物に当接して水平方向に回動した場合、車輪も草刈部の回動とともに一体となって移動する。地面上を転がる車輪は、この地面が有する凹凸を乗り越えたり、路面抵抗等にも打ち勝ったりする必要がある。この点において不都合が生じると、草刈部がスムーズに回動できず、適正な位置に草刈部を位置させることができなかったり、草刈部の回動がスムーズに行われなかったりする問題がある。
したがって、本発明は上記課題に着眼してなされたものであり、作業部を安定して回動させることができる自走式作業機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、本体部と、この本体部の進行方向の左右両側のそれぞれに設けられた走行部と、本体部及び走行部の進行方向前方に位置した鉛直回動軸によって水平方向に回動自在の作業部と、鉛直回動軸の下方に設けたアーム接地体と、を備え、アーム接地体は鉛直回動軸と同軸で水平方向に回動自在に設け、且つ、作業部の水平方向への回動動作とは関連がない回動軸を有したキャスタアームと、キャスタアームの下部に取り付けて接地することで回転する車輪と、を備え、アーム接地体は車輪の接地によってキャスタアームが回動軸を軸にして回動することで進行方向に沿った向きに受動的に向く自走式作業機であることを要旨とする。
本発明によれば、作業部を安定して回動させることができる自走式作業機を提供できる。
本発明の一実施形態の自走式作業機の平面図である。 本発明の一実施形態の自走式作業機の正面図である。 本発明の一実施形態の自走式作業機の図1におけるAから見た矢視図である。 本発明の一実施形態の自走式作業機の図2におけるBで断面した平面断面図である。 本発明の一実施形態の自走式作業機の第2アームの鉛直回動軸に沿って断面した要部断面図である。 本発明の一実施形態の自走式作業機の要部背面図である。 本発明の一実施形態の自走式作業機の第1変形例の要部を示す説明図であり、(a)は平面図であり、(b)は背面図である。 本発明の一実施形態の自走式作業機の第2変形例の要部を示す説明図であり、(a)は平面図であり、(b)は背面図である。
次に、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付すことがある。ただし、図面は模式的なものであり、各部の寸法との関係等は現実のものとは異なることがある。
また、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
図1乃至図6は、本発明の一実施形態である自走式作業機1を示している。説明においては、図1の左側を自走式作業機1の進行方向に対する前方、図1の右側を進行方向に対する後方、図1の上側を進行方向に対する右方向、図1の下側を進行方向に対する左方向として説明する。
また、図7及び図8は、本発明の一実施形態である自走式作業機1の変形例を示している。図7及び図8においては、図の右側を自走式作業機1の進行方向に対する前方、左側を進行方向に対する後方として示している。
また、図1及び図3及び図5に二点鎖線で示された部分は、回動によって作業部あるいはアームが回動した状態の位置を示している。
自走式作業機1は、本体部2と、この本体部の進行方向の左右両側のそれぞれに設けられた走行部3を備えている。走行部3によって、前後進及び左右方向への旋回が可能である。本体部2及び走行部3の側方には、鉛直回動軸423を位置させていて、この鉛直回動軸423によって水平方向に回動自在の作業部5を備える。この実施形態の場合、鉛直回動軸423は進行方向の前方に配置している。鉛直回動軸423の下方には、アーム接地体60が位置していて、作業部5と地面との高さを保っている。
作業部5は、昇降アーム411と、第1アーム422と、第2アーム441と、第3アーム451からなるアーム群4を介して連結されている。昇降アーム411は本体部2に連結されて、上下方向に回動自在にされている。第1アーム422は、昇降アーム411の先端部に設けられた水平方向の回動軸である第1の水平軸421に連結することで、上下方向に回動自在である。第2アーム441は、第1アーム422の先端部に設けられた鉛直回動軸423に連結することで水平方向に回動自在である。第3アーム451は、第2アーム441の先端部に設けられた第2の水平軸444で第2アーム441に連結することで上下方向に回動自在にされている。作業部5は、第3アーム451の先端部に取り付けられていて、作業を行う。この実施形態で説明する作業は、草刈作業として説明する。
また、本体部2の後方側には、走行部3に備えた走行モータ31及び作業部4に備えられた刈刃モータ51の駆動源であるバッテリ7と、本体部2の上部で前方側には走行部3及び作業部4の駆動や操舵等の制御を行う制御部8が設置されている。さらに、制御部8に制御信号を発信する送信機(図示せず)を作業者が操作することによって、自走式作業機1は操作され、走行すると共に地面の雑草等を刈る。
各部を詳細に説明する。
本体部2は、本体フレーム20と、本体フレーム20の上部を覆う本体カバー21を備えている。本体フレーム20は、複数の部材を水平方向に並べて配置されていて、機体の骨格を形成している。本体フレーム20の上部には、本体フレーム20の上部を覆うように本体カバー21が取り付けられている。本体カバー21は、本体フレーム20の上部に設置されたバッテリ7及び制御部8を覆っていて、本体フレーム20の上部への異物の侵入を防止している。
本体部2の側方で、進行方向の左右のそれぞれには走行部3を取り付ける。走行部3は、走行フレーム30、駆動輪32、転輪33、従動輪34、クローラベルト35を備える。走行部3の骨格であり前後方向に長い走行フレーム30は、本体フレーム20に取り付ける。走行フレーム30の後方側の上方部には、バッテリ7から電力の供給を受けて駆動可能な走行モータ31が取り付けられている。走行モータ31には駆動輪32が取り付けられていて、走行モータ31によって回転駆動する。走行フレーム30の下方部には複数の転輪33と、前方側に従動輪34が回転自在に設置されている。駆動輪32と転輪33と従動輪34には、クローラベルト35が巻きつけられている。駆動輪32の回転を受けてクローラベルト35が周転することで、自走式作業機1が走行可能になる。
本体部2及び走行部3の進行方向前方には作業部5が位置している。作業部5は、本体部2から複数のアームからなるアーム群4によって連結されている。作業部5の構成は後述する。アーム群4は、昇降アーム411、第1アーム42、第2アーム44、第3アーム45を備えていて、多関節構造となっている。
昇降アーム411は、図1に示すように平面視で開放側を後方に向けたコの字状の部材で、本体部2の中央部に設けた回動軸412に後端部を連結することで上下に回動自在である。昇降アーム411は、回動軸412から進行方向前方に向けて延ばされていて、前端部は、本体部2あるいは走行部3より前方に位置している。昇降可能にされている。昇降アーム411の昇降は、昇降アクチュエータ(図示せず)によって駆動されている。
昇降アーム411の前端部には、連結部414が設けられていて、これに第1アーム422が連結されている。第1アーム422は、第1の水平軸421と、第1の水平軸421から前方に延びる長手部422と、長手部422の前端部を機体の左右幅に対する中央線に向けて屈曲された屈曲部423を有していて、図1に示す平面視で、ほぼコの字状に形成されている。
第1アーム422に備えた第1の水平軸421は、左右方向に延びた水平軸であり、一方側を連結部414に挿入して回転自在に保持されている。第1の水平軸421の他方側は、連結部414の左右側方のいずれかに延ばされている。実施の形態では進行方向右側に延びている。
第1の水平軸421他方側の端部から前方に向かって長手部422を設ける。長手部422は走行部3の前方に位置していて、自走式作業機1の左右幅に対する中心線からオフセットしたように設けている。長手部422の前端部は、自走式作業機1の左右幅に対する中心線に向けて屈曲された屈曲部423を形成している。屈曲部423の前端は左右幅に対する中心線の近傍に位置している。
第1アーム422は第1の水平軸421に回動自在である一方、回動範囲に規制がかけられている。説明する実施形態の場合、第1アーム422は、長手部422が水平よりやや可能に位置した位置から、本体部2の上部に位置までの約170度の角度の範囲で回動することができる。回動範囲は、規制部分を調整することで、適宜任意の角度範囲に設定で設定できる。
さらに、第1アーム422には鉛直回動軸424が設けられている。鉛直回動軸424は屈曲部423の前端部から下方に向けて設けられる。鉛直回動軸424には、第2アーム44が連結される。
第2アーム44は、鉛直回動軸424によって水平方向に回動自在にされた部材である。第2アーム44は、鉛直回動軸424に嵌まり回動自在な筒部材441と、この筒部材441の外周面から平行に二対設けた板部材442を備える。板部材442は半径方向の外側に端部を向けて、筒部材441に固着させている。
第2アーム44は、鉛直回動軸424によって回動自在であるものの、第1アーム42と同様に、回動範囲に規制がかけられている。板部材442が、長手部422に対する左右の反対側に位置させ、板面を進行方向左右方向から後方に25度後方に傾斜させた位置から、さらに後方に50度傾斜させた位置の範囲内で回動が可能に設定されている。回動範囲は適宜調整が可能である。
板部材442の進行方向の後方側には、第2アーム44を前方側に付勢する弾性体443を取り付ける。弾性体443によって第2アーム44は、常時、前方側に付勢された状態となる。第2アーム44を鉛直回動軸424軸にして後方側に回動させても、後方側へ向かう負荷が取り除かれると前方に向けて回動し、元の位置に復帰する。
板部材442の鉛直回動軸424に対する回転半径の外側近傍には、第2の水平軸444を二対の板部材442を架け渡すように設ける。第2の水平軸444には第3アーム45の一端側を取り付けて回動自在に設ける。第3アーム45は二対の板部材442の間に位置している。
第3アーム45は棒状の部材であり、他端側は板部材442を延長する方向に延ばされている。すなわち、第3アーム45は長手部422に対し、機体の幅に対する中心線を軸にして反対側に位置している。第3アーム45は、第2アーム44及び第1アーム42と同様に回動に一定の規制を設けている。説明する実施形態の場合、第3アーム45は水平あるいは水平からやや下方に下がった位置から、上方に20度程度の回動が可能である。第3アーム45の回動範囲は、規制部分を適宜調整することで任意に変更が可能である。
上述したように、昇降アーム411、第1アーム42、第2アーム44、第3アーム45で構成されるアーム群4は、多関節構造となっている。このため、昇降アーム411の上昇角度と、第3アーム45の位置関係は必ずしも一致しない。第3アーム45の他端側である第3アームの先端部451は、昇降アーム411が上昇しても、第1アーム42、第2アーム44、第3アーム45のそれぞれが回動範囲内で自由に回動するため、対地角度を一定に保つことができる。第1アーム42、第2アーム44、第3アーム45のそれぞれが昇降アーム411と一体となっての上昇は、第1アーム42、第3アーム45の下方側への回動に規制がかかった後に行われる。
第3アームの先端部451の下方には、作業部5が取り付けられる。作業部5は草刈作業をするための部位で、刈刃モータ51、刈刃基部53、刈刃54、作業部接地体56、作業部カバー57を備える。
第3アームの先端部451の下方には作業部カバー57を取り付ける。作業部カバー57下方側が窪んだ器状の部材で、外周は刈った草が飛散しないようにカバー材で覆われている。作業部カバー57の内側には刈刃モータ51を取り付ける。刈刃モータ51は出力軸を下方に向けていて、バッテリ7からの電力供給を受けて回転駆動が可能に設ける。刈刃モータ51の下方には刈刃54を取り付けるための部材である刈刃基部53を取り付ける。刈刃基部53は、刈刃モータ51の回転動力を受けて水平方向に回転駆動する。刈刃基部53の回転外周には、複数の刈刃54を取り付ける。刈刃54は刈刃基部53と一体になって回転することで、草を刈ることができる。
刈刃基部53の下部には作業部接地体56を取り付ける。作業部接地体56は刈刃54と刈刃基部53を地面から保護するための部材で、地面と刈刃54及び刈刃基部53の距離を一定に保つことで、直接地面が刈刃54及び刈刃基部53に接触できないようになっている。
作業部接地体56は回転自在な部材であり、回転軸を刈刃モータ51は出力軸と同軸上に設けている。ただし、刈刃モータ51の駆動は伝達されず、独立して自由に回転をすることができる。したがって、作業部接地体56が地面に接触しても、刈刃モータ51の回転動力が地面に伝わることがない。作業部接地体56は、接触した地面に対して、回転が相対的に停止した状態となる。
作業部5の最下部に位置する作業部接地体56によって、機体を進行させながらの草刈作業中に地面上に存在する凹凸部に遭遇しても、作業部5全体を押し上げる働きをして、刈刃54が直接地面に触れずにスムーズに草刈り作業ができる。作業部5を連結するアーム群4は多関節構造であるので、地面と刈刃54の回転面との相対角度を大幅に変化させることがない。地面と刈刃54の回転面をほぼ平行に保つように地面に追従するので、刈り跡を平らにすることができる。
また、作業部5の進行方向の前方から障害物が衝突しても、左右水平方向に回動する第3アーム45に接続しているので、障害物に押されながら、図1の二点鎖線で示したように、進行方向後方側に回動する。すると、作業部5は左右の走行部3の間に位置して、障害物を回避することが可能である。障害物を通過すると、作業部5は、弾性体443によって元の位置に復帰する。作業部5の回避動作時及び復帰動作時にも、作業部接地体56によって地面と刈刃54の回転面を平行且つ一定距離を保つことができる。
上述した作業部5の地面追従動作及び回避動作及び復帰動作をさらに向上させるために、第3アーム45の回動支点である鉛直回動軸424の下方にアーム接地体60を設ける。アーム接地体60は、車輪61と、キャスタアーム62を備えている。
鉛直回動軸424の下部に、鉛直回動軸424と同軸上で回転自在なキャスタアーム62を取り付ける。キャスタアーム62は第3アーム45とは独立して回転自在に設けている。キャスタアーム62は、板をコの字状に折り曲げた門形の部材で、開放された側を下方に向けて配置している。キャスタアーム62は、鉛直回動軸424と同軸上で水平方向に回転自在である。
キャスタアーム62の下部に車輪61を回転自在に取り付ける。車輪61は地面に接地することで回転する。車輪61の回転軸611は、鉛直回動軸424の軸線より半径方向の外周側にオフセットしている。このため、車輪61の接地による鉛直回動軸424周りの水平方向に回動が、安定して行われる。アーム接地体60は、アーム群4の中間部に位置する鉛直回動軸424を支えることができる。
車輪61の最下端は、作業部接地体56の最下端と同じ高さか、これよりも下方に位置させる。こうすることで、アーム接地体60を地面に接地させた際に、アーム群4と作業部5の自重を、本体部を除いたアーム接地体60と作業部接地体56に分散させる、あるいは、本体部を除いたアーム接地体60に集中させることができる。アーム接地体60の高さは、作業する地面の状態や草の抵抗度合いを考慮して自由に調整できる。
上述のようにアーム接地体60を構成することで、作業部5の鉛直回動軸424周りの水平方向への回動による回避動作及び復帰動作や、第1アーム42や第3アームの上下動による地面追従動作が行われる場合、作業部接地体56への地面への摩擦が低減できる。したがって、作業部5の地面追従動作及び回避動作及び復帰動作を、作業部接地体56が接地する場合と比較して、より滑らかに行うことができる。
また、アーム接地体60の最下端を作業部接地体56の最下端よりも下方に位置させることで、作業部接地体56よりもいち早く、アーム接地体60が地面の凹凸部を感知できる。作業部5の地面の凹凸部への追従時に、前方への進行とともに作業部接地体56の下部を地面の凸部によって押されて、意図しない回避動作に移行することを防ぐことが可能である。
アーム接地体60の回動軸は、鉛直回動軸424と同軸に設けるが、作業部5の水平回動動作とは関連がない。このため、アーム接地体60は第1アーム42の上下回動によって、常時地面に接地して地面に追従することができる。また、アーム接地体60は、第1アーム42と共に上下動するが左右方向には移動しないので、機体が不用意に振られることがなく機体の進行が安定する。さらに、この実施形態の場合、アーム接地体60はキャスタアーム62と車輪61によって回転自在であるので、機体の進行方向に沿った向きに車輪61が受動的に向けられる。したがって、左右方向に旋回動作をした場合でも、スムーズに地面に追従でき、機体の進行が安定する。
アーム接地体60は作業部5の近傍に位置させているため、作業部5の作業部接地体56の下部と地面との隙間を大きく変化させずに保つことができる。作業部5は、進行方向の周囲に存在する地面の凹凸等に容易に追従することが可能である。また、作業部5の刈刃54が地面に対する相対高さが安定するので、刈り跡がきれいで安定した草刈作業を実現できる。
作業部5は、多関節構造体であるアーム群4の中間部の関節部である鉛直回動軸424の下方に位置している。アーム接地体60に近接して位置する作業部5の回転駆動する刈刃54の回転面が、地面に対して、平行を保とうとする機能を阻害することを防ぐ。
本体フレーム20の上部には、バッテリ7と制御部8が設置されている。バッテリ7と制御部8の周囲は、本体カバー21で覆われている。バッテリ7は、走行モータ31、刈刃モータ51、制御部8を作動させる電源である。バッテリ7の電源は電源ケーブル(図示せず)に接続した制御部8を経由して、走行モータ31と刈刃モータ51に分配される。制御部8は、送信機からの信号を制御部8に備えた受信部(図示せず)で受信する。受信した信号データに基づき制御部8によって走行モータ31及び刈刃モータ51の出力回転数を制御する。送信機は、自走式作業機1を遠隔操作するための装置である。作業者は送信機に設けられたレバーやスイッチを操作することによって、自走式作業機1を意図する方向や速度で走行させ草を刈取ることが可能である。
以上のように構成した自走式作業機1によって、作業部5を安定して回動させることができる。
第1の変形例を図7に基づいて説明をする。第1の変形例のアーム接地体60aは車輪を用いた構成とせずに、橇状部材を用いた構成としたもので、アーム接地体60aは、橇61aと、支持部材62aを備えている。
鉛直回動軸424の下部に、鉛直回動軸424と同軸上で回転自在な支持部材62aを取り付ける。支持部材62aの下端部に、前後方向に長い板の前端が上方に湾曲した橇61aを固定する。アーム接地体60aは鉛直回動軸424の下方で鉛直回動軸424と同軸上で水平方向に回動自在である。橇61aの下面は、作業部接地体56の最下端と同じ高さか、これよりも下方に位置させる。アーム接地体60aと作業部接地体56との設定高さによる効果は前述のとおりである。また、橇61aは、支持部材62aを橇61aの前方部で固定するとともに、地面に接地している。自走式作業機1が旋回すると、旋回方向に倣ってアーム接地体60aも支持部材62aを軸にして回動することができる。
アーム接地体60aは橇61aによって地面と接触しているので、アーム接地体60aでの地面追従時は接地圧を低減できる。このため、地面が軟弱な場合でもアーム接地体60aが沈みにくく、作業部5が地面に対して安定した高さで作業を実現できる。
第2の変形例を図8に基づいて説明をする。第2の変形例のアーム接地体60bは、下方に湾曲した凸面を向けた円形の皿状部材61bと、支持部材62bを備えている。
鉛直回動軸424の下部に、鉛直回動軸424と同軸上の下方に支持部材62bを取り付ける。この支持部材62bは鉛直回動軸424に固定され回転はできない。支持部材62bの下端部に皿状部材61bの中央部を固定する。皿状部材61bの下面である凸面は、作業部接地体56の最下端と同じ高さか、これよりも下方に位置させる。アーム接地体60bと作業部接地体56との設定高さによる効果は前述のとおりである。
アーム接地体60bは、皿状部材61bが鉛直回動軸424に対して固定した状態であるため、部材を省略するとともに接地圧を低減できる。このため、より安価に製造することができ、需要者に自走式作業機1を供給することが可能である。また、アーム接地体60bの皿状部材61bは、鉛直回動軸424の同軸の下方で水平方向に回転自在に設けることもできる。この場合、アーム接地体60bの進行方向に多数存在する地面の凹凸面を、皿状部材61bが水平回転することで凹凸部を往なしながら地面に追従するので、滑らかに機体を移動させることができる。
本発明は、上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示に基づく実施形態、実施例及び運用技術の改変は、特許請求の範囲に記載された範囲内で可能である。
地面上に位置する作業部を支えることが必要であり、作業部が地面上を移動可能な作業機に適用できる。
1 自走式作業機
2 本体部
3 走行部
4 アーム群
411 昇降アーム
42 第1アーム
421 第1の水平軸
424 鉛直回動軸
44 第2アーム
444 第2の水平軸
45 第3アーム
451 第3アームの先端部
5 作業部
60 アーム接地体
7 バッテリ
8 制御部
9 送信機

Claims (3)

  1. 本体部と、
    該本体部の進行方向の左右両側のそれぞれに設けられた走行部と、
    前記本体部及び前記走行部の進行方向前方に位置した鉛直回動軸によって水平方向に回動自在の作業部と、
    前記鉛直回動軸の下方に設けたアーム接地体と、を備え、
    前記アーム接地体は前記鉛直回動軸と同軸で水平方向に回動自在に設け、且つ、前記作業部の水平方向への回動動作とは関連がない回動軸を有したキャスタアームと、
    前記キャスタアームの下部に取り付けて接地することで回転する車輪と、を備え、
    前記アーム接地体は前記車輪の接地によって前記キャスタアームが前記回動軸を軸にして回動することで進行方向に沿った向きに受動的に向く、
    ことを特徴とする自走式作業機。
  2. 前記作業部は、前記本体部から進行方向前方に向けて配置した複数のアームからなるアーム群によって連結されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自走式作業機。
  3. 前記作業部は、前記本体部から進行方向前方に向けて配置した複数のアームからなるアーム群によって連結されていて、
    前記作業部は、前記本体部に連結され上下方向に回動自在な昇降アームと、
    前記昇降アームの先端部に設けられ、水平方向の回動軸である第1の水平軸に連結することで上下方向に回動自在の第1アームと、
    前記第1アームの先端部に設けられた前記鉛直回動軸によって前記第1アームに連結することで水平方向に回動自在の第2アームと、
    前記第2アームの先端部に設けられた第2の水平軸で前記第2アームに連結することで上下方向に回動自在の第3アームと、によって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の自走式作業機。
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