JP7153182B2 - 凝集装置およびそれを用いた濃縮装置一体型脱水機 - Google Patents
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Description
なお、流下濃縮通路には汚泥を汚泥出口路へ流下しつつ、汚泥と凝集剤との再凝集を行うスクリューを備えているが、スクリューを駆動させる動力等のコストがかかるという課題を有する。
また、前記傾斜板の流下面に凹状の抵抗部を形成すると、傾斜板上を流下する汚泥は、凹状の抵抗部内へ流入することで流下速度が低下し、凸状の抵抗部と同等の効果が得られる。
また、前記傾斜板を凹状に湾曲して抵抗部を形成すると、傾斜板上を流下する汚泥は、湾曲した凹状の抵抗部に流入することで流下速度が低下し、凸状に湾曲した抵抗部と同等の効果が得られる。
濃縮装置一体型脱水機は、脱水機1と、脱水機1に載置された濃縮装置2と、濃縮装置2の排出側に接続され、濃縮装置2から排出される汚泥を受けるシュート3と、脱水機1の始端部に設けられ、シュート3が受けた汚泥を脱水機1に圧入する圧入ポンプ4と、を備えている。本実施例では、脱水機1としてスクリュープレスを使用している。また、シュート3は圧入ポンプ4の吸込側に接続され、脱水機1は圧入ポンプ4の吐出側に接続されている。
外筒スクリーン5の排出側は円盤状の外筒フランジ12で構成されている。外筒フランジ12の内側には円周方向に沿って排出口13が複数設けられ、濃縮室8内で濃縮された汚泥は排出口13より排出される。なお、各排出口13は円周方向に延びた形状を有している。排出口13から排出された汚泥は外筒フランジ12の下方かつシュート3上方に設けられた傾斜板14上を流下してシュート3へ案内される。汚泥が傾斜板14上を流下する時、傾斜板14上方に設けられた複数の凝集剤供給手段15よりポリ硫酸鉄等の凝集剤が供給される。本実施形態では、管やノズル等の公知の凝集剤供給手段15を用いて滴下や噴霧等を行っているが、供給方法は特に限定しない。さらに、凝集剤供給手段15の位置や個数等も適宜変更してもよい。
(a)は、平板で構成した傾斜板14上に凸状の抵抗部16を傾斜方向に所定の間隔で形成し、幅方向にわたって連続的に形成したものである。第1形態では、抵抗部16の断面を矩形に形成している。
(b)は、傾斜板14上に凸状の抵抗部16を傾斜方向に所定の間隔で形成し、幅方向には非連続的に形成したものである。なお、抵抗部16の断面を山形に形成している。
(a)は、平板で構成した傾斜板14の流下面に凹状の抵抗部16を傾斜方向に所定の間隔で形成し、幅方向にわたって連続的に形成したものである。第2形態では、抵抗部16の断面を矩形に形成している。
(b)は、傾斜板14の流下面に凹状の抵抗部16を傾斜方向に所定の間隔で形成し、幅方向には非連続的に形成したものである。
(a)、(b)の凝集装置は、流下する汚泥が平板に形成された抵抗部16内へ流入することで、流下速度が低下する。なお、抵抗部16は矩形、山形を組み合わせたものでもよいが、これに限定されるものではない。
(a)は、平板で構成した傾斜板14の一部を幅方向にわたって凸状に湾曲させたものであり、湾曲した凸状の抵抗部16は、傾斜方向に所定の間隔で形成している。
(b)は、平板で構成した傾斜板14の一部を幅方向にわたって凹状に湾曲させたもので、湾曲した凹状の抵抗部16は、傾斜方向に所定の間隔で形成している。
傾斜板14を湾曲させたものであり、傾斜方向に凸状の抵抗部16及び凹状の抵抗部16を交互に形成している。第4形態は、第3形態における(a)の湾曲させた凸状の抵抗部16と(b)の湾曲させた凹状の抵抗部16を傾斜方向に交互に形成したものであり、断面を正弦曲線状に形成している。
傾斜板14をジグザグに形成したものであり、傾斜方向に凸状の抵抗部16及び凹状の抵抗部16を交互に形成している。抵抗部16は、傾斜角βが90度以下の鋭角の場合、凸状の抵抗部16の頂点から凹状の抵抗部16の底部までの高さaが高くなる。
一方、傾斜角βが90度より大きく180度より小さい鈍角の場合、高さaが低くなる。なお、抵抗部16の断面は、正弦曲線状とジグザグを組み合わせたものでもよいが、これに限定されるものではない。また、傾斜板14は仕様や汚泥性状に応じて厚みや傾斜角β、傾斜方向・幅方向の長さ、端点の位置等について適宜変更可能とする。
濃縮装置2の排出側には、排出口13より排出された汚泥を受けるシュート3が接続されている。また、シュート3内の側壁には、傾斜板14と凝集剤供給手段15がそれぞれ複数設けられている。一方の側壁に備えた傾斜板14は、他方の側壁に向かって下るように設置されている。同様に、他方の側壁に備えた傾斜板14は、一方の側壁に向かって下るように設置されている。これを下方に向かって左右交互に順次設置したことでシュート3内に供給された汚泥は各傾斜板14上を交互に飛び移るように流下した後、下方へ流れ落ちる。
傾斜板14上を流下していく汚泥は、水分の流下速度が固形分の流下速度よりも速いため、この速度差によって水分と固形分が分離される。このとき、傾斜板14の抵抗部16が流下する汚泥に抵抗を与えることで流下速度が低下し、傾斜板14上での滞留時間が長くなり、凝集性が向上する。
に配置された傾斜板14に対して、他方の側壁に凝集剤供給手段15を配置し、他方の側壁に配置された傾斜板14に対して、一方の傾斜板14に凝集剤供給手段15を配置している。傾斜板14に対向させて配置することで、側壁に備えられた複数の傾斜板14上を飛び移りながら流下していく汚泥に凝集剤を供給することが可能となる。汚泥は傾斜板14上で凝集剤と十分に反応して、下方へ流下するため、強固なフロックが形成される。これにより、落下時の衝撃によるフロックの破壊を防ぐことができる。
なお、本実施例では、凝集装置を濃縮装置一体型脱水機に適用したが、濃縮機と脱水機を一体型にした装置に限定せず、濃縮機の排出側に設置した管路やベルトコンベア等の汚泥を流下する機構への適用も可能である。また、濃縮機として、ベルト濃縮機、重力濃縮機などの公知の濃縮機への適用や、脱水機として、ベルトプレスやフィルタープレス、真空脱水機、遠心脱水機などの公知の脱水機への適用も可能である。
16 抵抗部
15 凝集剤供給手段
1 脱水機
2 濃縮装置
3 シュート
Claims (6)
- スクリュープレス脱水機(1)に載置し円筒状の外筒スクリーン(5)内部にスクリュー羽根(6)を巻き掛けたスクリュー軸(7)を有する濃縮装置(2)の排出側に接続されたシュート(3)内に設けた凝集装置において、
濃縮装置(2)のスクリュー軸(7)中心より鉛直下方に位置する端点から斜め右下及び斜め左下に向かってそれぞれ傾斜をつけて延設し、汚泥を傾斜方向に流下させる傾斜板(14)と、
各傾斜板(14)の流下面に幅方向に形成した抵抗部(16)と、
各傾斜板(14)の上方に設け各傾斜板(14)を流下する濃縮汚泥に凝集剤を添加する凝集剤供給手段(15)と、
を備えることを特徴とする凝集装置。 - 前記傾斜板(14)の流下面に凸状の抵抗部(16)を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の凝集装置。 - 前記傾斜板(14)の流下面に凹状の抵抗部(16)を形成した
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の凝集装置。 - 前記傾斜板(14)を凸状に湾曲して抵抗部(16)を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の凝集装置。 - 前記傾斜板(14)を凹状に湾曲して抵抗部(16)を形成した
ことを特徴とする請求項1又は4に記載の凝集装置。 - 前記傾斜板(14)の傾斜方向に凸状の抵抗部(16)及び凹状の抵抗部(16)を交互に形成したことを特徴とする請求項3又は5に記載の凝集装置。
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KR100964711B1 (ko) | 2010-03-19 | 2010-06-21 | 주식회사 가나오엠 | 마이크로웨이브를 이용한 슬러지 탈수장치 |
JP2013067608A (ja) | 2011-08-15 | 2013-04-18 | Rohm & Haas Electronic Materials Llc | 有機金属化合物製造 |
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JPS5247740B2 (ja) * | 1974-02-13 | 1977-12-05 | ||
JPS5615554Y2 (ja) * | 1976-02-25 | 1981-04-11 |
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2019
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