JP2014193441A - 汚泥脱水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱水機の汚泥供給部において、簡単な構造で、水分が汚泥から分離するのを促進することが可能であり、水分を汚泥から抜け易くすることができ、また、運転コストを低減することが可能な汚泥脱水装置を提供する。
【解決手段】汚泥Aを脱水する脱水機6と、汚泥Aを脱水機6に供給する汚泥供給部7とを備え、汚泥供給部7は上部に入口34を備えるとともに下部に出口35を備えた筒状の本体部30を有し、本体部30内に、入口34から投入された汚泥Aを受けて斜め下に流す傾斜部材31,32が上下複数段に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば下水処理場の汚泥を脱水するための汚泥脱水装置に関する。
従来、この種の脱水装置としては、例えば、図13に示すように、スクリュープレス101と、スクリュープレス101の入口部102に設けられた予備濃縮手段103とを有するものがある。予備濃縮手段103は、フレーム104内に円筒状の濾過スクリーン105を備え、濾過スクリーン105にスクリュー羽根106を挿入し、スクリュー羽根106を回転させるモータ107を備えた構成を有している。
モータ107の駆動によりスクリュー羽根106を回転し、泥状の含水原料を供給口108から予備濃縮手段103に投入することにより、含水原料の水分が濾過スクリーン105の外方へ排出され、含水原料は、ある程度の水分含有率まで予備濃縮された後、予備濃縮手段103からスクリュープレス101に供給され、スクリュープレス101において脱水される。
尚、上記のような脱水装置は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開2005−230840
しかしながら、図13に示した従来形式では、予備濃縮手段103の構造が複雑であるため、脱水装置110が複雑な構造になるといった問題がある。また、スクリュープレス101を運転するのに要する電力とは別に、予備濃縮手段103のモータ107を駆動する電力が必要であるため、運転コストが高くなるといった問題がある。
本発明は、脱水機の汚泥供給部において、簡単な構造で、水分が汚泥から分離するのを促進することが可能であり、水分を汚泥から抜け易くすることができ、また、運転コストを低減することが可能な汚泥脱水装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明における汚泥脱水装置は、凝集汚泥を脱水する脱水機と、凝集汚泥を脱水機に供給する汚泥供給部とを備え、
汚泥供給部は、上部に入口を備えるとともに下部に出口を備えた筒状の本体部を有し、
本体部内に、入口から投入された汚泥を受けて斜め下に流す傾斜部材が上下複数段に設けられているものである。
これによると、入口から汚泥供給部に投入された汚泥は、上段の傾斜部材から下段の傾斜部材へと順次受けられて自重により斜め下に流れ落ち(滑り落ち)、その後、出口から排出されて脱水機に供給される。汚泥が傾斜部材を斜め下向きに流れている際、汚泥中の水分が流れ落ちる速度と固形分が流れ落ちる速度とに速度差が生じ、汚泥から水分の分離が促進される。
また、汚泥は、上段の傾斜部材を斜め下向きに流れた後、上段の傾斜部材の下端から落下し、一段下の傾斜部材に受けられ、下段の傾斜部材を斜め下向きに流れる。このように、汚泥が上段の傾斜部材から落下して下段の傾斜部材に移行する際、汚泥から水分の分離が促進されて、汚泥から水分が抜け易くなり、後段の脱水機における汚泥の脱水効率が向上して、脱水ケーキの含水率を低くすることができる。
また、上記のような汚泥供給部において、汚泥から水分を分離するには電力等の動力を必要としないため、運転コストを低減することができる。
本第2発明における汚泥脱水装置は、傾斜部材は千鳥状に配列された第1および第2の傾斜部材からなり、
第1の傾斜部材は、本体部の一側方から、本体部内を通る鉛直線に向って斜め下に傾斜し、
第2の傾斜部材は本体部の他側方から上記鉛直線に向って斜め下に傾斜しているものである。
これによると、汚泥は、第1の傾斜部材を斜め下向きに流れた後、第1の傾斜部材の下端から落下し、反対側にある一段下の第2の傾斜部材に受けられ、第2の傾斜部材を斜め下向きに流れる。これにより、汚泥が第1の傾斜部材と第2の傾斜部材とを順次斜め下向きに流れ落ちる際、汚泥の向きが上下に変化するため、水分が汚泥からより一段と抜け易くなる。
本第3発明における汚泥脱水装置は、第1および第2の傾斜部材の下端は上記鉛直線の近傍に位置するものである。
これによると、第1の傾斜部材の下端と、この第1の傾斜部材の下段の第2の傾斜部材との間隔を、広く確保することができる。このため、第1の傾斜部材と第2の傾斜部材との間が汚泥で閉塞されるのを防止することができる。
また、汚泥が傾斜部材を斜め下向きに流れている際、汚泥中の水分が流れ落ちる速度は固形分が流れ落ちる速度よりも速いので、汚泥中の水分が固形分よりも先に流れ落ちる。この際、第1の傾斜部材の下端と第2の傾斜部材の下端とが上下方向においてオーバーラップしない又はほとんどしないため、上段の傾斜部材の下端から流れ落ちる水分の流れが下段の傾斜部材の下端によって阻害されるのを防止することができる。
本第4発明における汚泥脱水装置は、傾斜部材の傾斜方向に直交する方向を傾斜部材の幅方向とし、
最上段の傾斜部材の幅方向におけるいずれか片一方側から汚泥供給部の入口に汚泥が投入されるものである。
これによると、汚泥を汚泥供給部の入口に投入する際、汚泥から分離した分離水は、汚泥供給部の入口から傾斜部材の片一方側に沿って本体部の内壁面を流れ落ち、出口から排出される。これに対して、汚泥の大部分は主に傾斜部材の幅方向における中央部を流れ落ちるため、傾斜部材上を汚泥が流れ落ちるコースと分離水が流れ落ちるコースとが異なり、分離水が汚泥に合流するのを防止することができ、これにより、汚泥からの水分の分離が阻害されるのを防止することができる。
本第5発明における汚泥脱水装置は、凝集汚泥を脱水する脱水機と、凝集汚泥を脱水機に供給する汚泥供給部とを備え、
汚泥供給部は、上部に入口を備えるとともに下部に出口を備えた筒状の本体部を有し、
本体部内に、入口から投入された汚泥を受けて斜め下に流す傾斜部材が設けられ、
傾斜部材の傾斜方向に直交する方向を傾斜部材の幅方向とし、
傾斜部材の幅方向におけるいずれか片一方側から汚泥供給部の入口に汚泥が投入されるものである。
これによると、入口から汚泥供給部に投入された汚泥は、傾斜部材により受けられて斜め下に流れ、出口から排出されて脱水機に供給される。汚泥が傾斜部材を斜め下向きに流れている際、汚泥中の水分が流れ落ちる速度と固形分が流れ落ちる速度とに速度差が生じ、汚泥から水分が分離される。
また、汚泥を汚泥供給部の入口に投入する際、汚泥から分離した分離水は、汚泥供給部の入口から傾斜部材の片一方側に沿って本体部の内壁面を流れ落ち、出口から排出される。これに対して、汚泥のほとんどは主に傾斜部材の幅方向における中央部を流れ落ちるため、傾斜部材上を汚泥が流れ落ちるコースと分離水が流れ落ちるコースとが異なり、分離水が汚泥に合流するのを防止することができ、これにより、汚泥からの水分の分離が阻害されるのを防止することができる。
本第6発明における汚泥脱水装置は、幅方向における傾斜部材の片一方側とこの片一方側に面する本体部の内壁面との間に、投入される汚泥から分離した分離水が内壁面に沿って出口へ流れ落ちる隙間が形成されているものである。
これによると、汚泥を汚泥供給部の入口に投入する際、汚泥から分離した分離水は、汚泥供給部の入口から隙間を通って本体部の内壁面を流れ落ち、出口から排出される。これに対して、汚泥のほとんどは主に傾斜部材を流れ落ちるため、汚泥が流れ落ちるコースと分離水が流れ落ちるコースとが異なり、分離水が汚泥に合流するのを防止することができ、これにより、汚泥からの水分の分離が阻害されるのを防止することができる。
本第7発明における汚泥脱水装置は、脱水機内の凝集汚泥の量を検出する検出器が脱水機内に備えられ、
最下段の傾斜部材は凝集汚泥を検出器の反対側へ落下させるものである。
これによると、汚泥は、汚泥供給部から脱水機内に供給される際、最下段の傾斜部材を流れて検出器の反対側へ落下する。このため、検出器に汚泥が付着して検出器が誤動作する不具合を防止することができる。
本第8発明における汚泥脱水装置は、本体部内に、傾斜部材を洗浄する洗浄装置が設けられているものである。
これによると、傾斜部材に付着した汚泥等を洗浄して除去することができる。
本第9発明における汚泥脱水装置は、本体部内に無機凝集剤を添加する凝集剤添加部が設けられているものである。
これによると、傾斜部材を斜め下向きに流れ落ちている汚泥に、無機凝集剤を添加することができるので、汚泥と無機凝集剤とが十分に混和され、フロックが形成される。この際、汚泥と無機凝集剤とを混和するのに電力等の動力を必要としないため、運転コストをさらに低減することができる。
また、フロックは、最下段の傾斜部材から流れ落ち、汚泥供給部の出口を通って脱水機に落下する。これにより、フロックの落下距離が短くなり、落下時の衝撃でフロックが破壊されてしまうのを抑制することができる。
本第10発明における汚泥脱水装置は、汚泥供給部は濃縮機で濃縮された汚泥を脱水機に供給するものである。
これによると、濃縮機で濃縮されて含水率の低下した汚泥が、汚泥供給部を通じて脱水機に供給され、脱水機で脱水される。これにより、汚泥の脱水効率が向上する。
本第11発明における汚泥脱水装置は、汚泥供給部の入口側に、汚泥を濃縮する濃縮機が設けられているものである。
以上のように本発明によると、脱水機の汚泥供給部において、簡単な構造で、汚泥から水分の分離が促進されて、水分が汚泥から抜け易くなる。また、運転コストを低減することが可能である。
本発明の第1の実施の形態における汚泥脱水装置の一部切欠き正面図である。 同、汚泥脱水装置の一部切欠き側面図である。 同、汚泥脱水装置の汚泥供給部の断面図である。 図3におけるX−X矢視図である。 図3におけるY−Y矢視図である。 本発明の第2の実施の形態における汚泥脱水装置の汚泥供給部の平面図である。 図6におけるX−X矢視図である。 本発明の第3の実施の形態における汚泥脱水装置の汚泥供給部の一部拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態における汚泥脱水装置の汚泥供給部の一部拡大断面図である。 本発明の第5の実施の形態における汚泥脱水装置の汚泥供給部の一部切欠き正面図である。 図10におけるX−X矢視図である。 本発明の第6の実施の形態における汚泥脱水装置の汚泥供給部の断面図である。 従来の汚泥脱水装置の図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、1は下水処理場等の汚泥を脱水するための汚泥脱水装置である。汚泥脱水装置1は、汚泥Aを濃縮する濃縮スクリーン5(濃縮機の一例)と、汚泥Aを脱水するスクリュープレス6(脱水機の一例)と、濃縮スクリーン5で濃縮された汚泥Aをスクリュープレス6に供給する汚泥供給部7とを有している。
濃縮スクリーン5は、ケーシング11内に回転自在に設けられた円筒状のドラム12と、ドラム12を回転させる回転駆動装置13と、ドラム12を下方から支持する複数のローラ14と、汚泥Aをドラム12内の奥へ投入する汚泥供給管15とを有している。
ドラム12は、前後方向の回転軸心17を中心に回転自在であり、所定間隔を有するウェッジワイヤー等で製造されている。ドラム12内の奥側へ投入された汚泥Aは、奥側とは反対の手前側からドラム12の外部へ排出される。ケーシング11の前端下部には、ドラム12から排出された汚泥Aをケーシング11の下方へ排出する濃縮汚泥排出口16が形成されている。
スクリュープレス6は、濃縮スクリーン5の下方に設置されており、ケーシング21内に設けられた円筒形状の濾過筒22と、濾過筒22の後部に形成された排出口23と、濾過筒22内へ供給された汚泥Aを濾過筒22の排出口23へ送る回転自在なスクリュー24と、スクリュー24を回転させる回転駆動装置25と、濾過筒22の排出口23において、汚泥Aの送り方向とは逆方向の圧力を背圧として作用させる背圧板26とを有している。ケーシング21の前端上部には、濃縮スクリーン5の濃縮汚泥排出口16から排出された汚泥Aを濾過筒22の前端内部に投入する投入口27が形成されている。また、ケーシング21には、濾過筒22内の汚泥Aが満杯になったことを検出する検出器28(例えば汚泥Aの量を検出するレベル計等)が設けられている。
図3〜図5に示すように、汚泥供給部7は、四角筒状の縦長の本体ケーシング30(本体部の一例)と、本体ケーシング30内に上下複数段に設けられた複数の第1および第2の傾斜板31,32(傾斜部材の一例)とを有している。本体ケーシング30は、左右一対の内側面30a,30bと前後一対の内壁面30c,30dとを有し、上部に入口34を備え、下部に出口35を備えている。
第1および第2の傾斜板31,32は、入口34から投入された汚泥Aを受けて斜め下に流すものであり、千鳥状に配列されている。このうち、第1の傾斜板31の上端部は本体ケーシング30の一方の内側面30aに取付けられ、第2の傾斜板32の上端部は本体ケーシング30の他方の内側面30bに取付けられている。
図3に示すように、各第1の傾斜板31は、一方の内側面30a(本体部の一側方の一例)から、本体ケーシング30内の中心を鉛直方向に通る中心線36(鉛直線の一例)に向って斜め下に傾斜している。同様に、各第2の傾斜板32は、他方の内側面30b(本体部の他側方の一例)から、中心線36に向って斜め下に傾斜している。第1および第2の傾斜板31,32の下端は、中心線36を越えず、中心線36の位置に一致している。これにより、本体ケーシング30内には、入口34から出口35に連通し且つ各傾斜板31,32によって屈曲した供給経路39(図3参照)が形成されている。
尚、本実施の形態では、各傾斜板31,32の傾斜角度Bは水平面に対して60°に設定されている。また、図1に示すように、最下段の第1の傾斜板31は汚泥Aをスクリュープレス6の検出器28の反対側へ落下させるように傾斜している。
図3〜図5に示すように、第1および第2の傾斜板31,32の傾斜方向Cに直交する方向を傾斜板31,32の幅方向Dとすると、最上段の第1の傾斜板31の幅方向Dにおけるいずれか片一方側37から汚泥供給部7の入口34に汚泥が投入される。すなわち、図1,図2,図5に示すように、汚泥供給部7の入口34は下方から濃縮スクリーン5の濃縮汚泥排出口16に連通しており、ドラム12の汚泥排出側の開口端12aと各傾斜板31,32の片一方側37に面した本体ケーシング30の内壁面30cとが、濃縮汚泥排出口16を通じて、上下方向においてほぼ同位置にある。また、本体ケーシング30の出口35は上方からスクリュープレス6の投入口27に連通している。
本体ケーシング30内には、第1および第2の傾斜板31,32を洗浄する複数の洗浄ノズル40(洗浄装置の一例)が設けられている。各洗浄ノズル40は傾斜板31,32に向けて洗浄水41を噴射するものであり、各洗浄ノズル40には、洗浄水41を供給する洗浄水供給配管42が接続されている。
図1,図3に示すように、本体ケーシング30内には、傾斜板31,32を流れ落ちる汚泥Aに無機凝集剤43(例えばポリ硫酸第二鉄等)を添加する凝集剤添加ノズル44(凝集剤添加部の一例)が設けられている。また、図5に示すように、本体ケーシング30の両側部には、内部の様子を目視点検するための複数の点検窓46が設けられている。
以下、上記構成における作用を説明する。
図1,図2に示すように、汚泥Aは、予め、濃縮スクリーン5よりも上流側において高分子凝集剤で凝集され、その後、濃縮スクリーン5で濃縮され、濃縮スクリーン5から汚泥供給部7を通ってスクリュープレス6に供給され、スクリュープレス6で脱水される。すなわち、汚泥Aは濃縮スクリーン5の汚泥供給管15から回転しているドラム12内に投入され、汚泥Aに含まれる水分がウェッジワイヤーの間隔を通過してドラム12の下方へ排出され、汚泥Aの含水率が低下する。このようにして濃縮された汚泥Aは、ドラム12の開口端12aから排出され、濃縮汚泥排出口16を通って、汚泥供給部7の入口34に投入される。
上記のように汚泥供給部7の入口34に投入された汚泥Aは、図3に示すように、最上段の第1の傾斜板31から順次下段の第1および第2の傾斜板31,32へと受けられて斜め下に流れ落ち、最下段の第1の傾斜板31から出口35を通ってスクリュープレス6の投入口27へ投入される。
汚泥Aが各傾斜板31,32を斜め下向きに流れている際、汚泥A中の水分が流れ落ちる速度と固形分が流れ落ちる速度とに速度差が生じ、汚泥A中の水分が固形分よりも先に速く流れ落ちるため、水分が汚泥Aから分離することが促進される。
また、汚泥Aは、上段の第1の傾斜板31を斜め下向きに流れた後、この傾斜板31の下端から落下し、一段下の第2の傾斜板32に受けられ、この傾斜板32を斜め下向きに流れる。このように、汚泥Aが上段の第1の傾斜板31から落下して下段の第2の傾斜板32に移行する際、汚泥Aの向きが上下に反転して変化するため、汚泥から水分の分離が促進されて、汚泥Aから水分が抜け易くなり、後段のスクリュープレス6における汚泥の脱水効率が向上して、脱水ケーキの含水率を低くすることができる。尚、汚泥Aが第2の傾斜板32から落下して第1の傾斜板31に移行する際も同様に、汚泥Aの向きが上下に反転して変化するため、汚泥Aから水分が抜け易くなる。
尚、上記のような汚泥供給部7において、汚泥Aから水分を分離するには電力等の動力を必要としないため、運転コストを低減することができる。
図3に示すように、第1および第2の傾斜板31,32の下端は、中心線36を越えず、中心線36の位置に一致しているため、第1の傾斜板31の下端とその下段の第2の傾斜板32との間隔Eおよび第2の傾斜板32の下端とその下段の第1の傾斜板31との間隔Eをそれぞれ、広く確保することができる。これにより、第1の傾斜板31と第2の傾斜板32との間が汚泥Aで閉塞されるのを防止することができる。
また、第1の傾斜板31の下端と第2の傾斜板32の下端とが上下方向においてオーバーラップしないため、上段の傾斜板31,32の下端から汚泥A中の固形分よりも先に速く流れ落ちた水分の流れが下段の傾斜板31,32の下端によって阻害されるのを防止することができる。
また、無機凝集剤43を凝集剤添加ノズル44から添加することにより、傾斜板31,32を流れ落ちる汚泥Aと無機凝集剤43とが十分に混和され、フロックが形成される。この際、汚泥Aと無機凝集剤43とを混和するのに電力等の動力を必要としないため、運転コストをさらに低減することができる。
また、図1に示すように、フロックは、最下段の第1の傾斜板31から流れ落ち、汚泥供給部7の出口35とスクリュープレス6の投入口27とを経て、濾過筒22内に落下する。これにより、フロックの落下距離が短くなり、落下時の衝撃でフロックが破壊されてしまうのを抑制することができる。
また、図4,図5に示すように、濃縮スクリーン5で濃縮された汚泥Aが濃縮汚泥排出口16を通って汚泥供給部7の入口34に投入される際、汚泥Aから分離した分離水Fが入口34から各傾斜板31,32の片一方側37に沿って本体ケーシング30の内壁面30cを流れ落ち、出口35からスクリュープレス6の投入口27を経て、濾過筒22内に排出される。これに対して、濃縮スクリーン5から汚泥供給部7に供給された汚泥Aの大部分は主に各傾斜板31,32の幅方向Dにおける中央部を流れ落ちるため、傾斜板31,32上を汚泥Aが流れ落ちるコースと分離水Fが流れ落ちるコースとが異なり、分離水Fが汚泥Aに合流するのを防止することができ、これにより、汚泥Aからの水分の分離が阻害されるのを防止することができる。
尚、図2に示すように、汚泥供給部7を通ってスクリュープレス6の投入口27から濾過筒22内に投入された汚泥Aは、回転するスクリュー24によって濾過筒22内を排出口23へ向って送られながら圧搾されて脱水され、排出口23から排出される。
また、図1に示すように、汚泥Aは、汚泥供給部7からスクリュープレス6に投入される際、最下段の第1の傾斜板31を流れて検出器28の反対側へ落下する。このため、検出器28に汚泥Aが付着して検出器28が誤動作する不具合を防止することができる。
上記のように汚泥Aは濃縮スクリーン5で濃縮された後に汚泥供給部7において汚泥Aから水分の分離が促進されるため、含水率の低下した汚泥Aが、汚泥供給部7を通じてスクリュープレス6に供給され、スクリュープレス6で脱水される。これにより、汚泥Aの脱水効率が向上する。
また、図3に示すように、洗浄水41を洗浄水供給配管42から各洗浄ノズル40に供給することにより、洗浄水41が各洗浄ノズル40から傾斜板31,32に向って噴射され、傾斜板31,32に付着した汚泥A等を洗浄して除去することができる。
また、図5に示すように、点検窓46を通して本体ケーシング30の内部の様子を目視点検することができるため、異常の発生等を迅速かつ確実に把握することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図6,図7に示すように、各傾斜板31,32の片一方側37と本体ケーシング30の内壁面30cとの間には、隙間49が形成されている。
これによると、濃縮スクリーン5で濃縮された汚泥Aが濃縮汚泥排出口16を通って汚泥供給部7の入口34に投入される際、汚泥Aから分離した分離水Fが、入口34から隙間49を通って内壁面30cを流れ落ち、出口35からスクリュープレス6の投入口27を経て、濾過筒22内に排出される。これに対して、濃縮スクリーン5から汚泥供給部7に供給された汚泥Aの大部分は主に各傾斜板31,32を流れ落ちるため、汚泥Aが流れ落ちるコースと分離水Fが流れ落ちるコースとが異なり、分離水Fが汚泥Aに合流するのを防止することができ、これにより、汚泥Aからの水分の分離が阻害されるのを確実に防止することができる。
(第3および第4の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、図3に示すように、第1および第2の傾斜板31,32の下端が、中心線36の位置に一致しているが、第3の実施の形態では、図8に示すように、第1および第2の傾斜板31,32の下端が、中心線36まで延びておらず、中心線36の僅かに手前に位置している。
これによると、第1および第2の傾斜板31,32の下端が中心線36まで達していないため、第1および第2の傾斜板31,32の下端と中心線36との間に僅かな間隔Sが形成される。従って、第1の傾斜板31の下端と第2の傾斜板32の下端とが上下方向においてオーバーラップしないため、傾斜板31,32の下端から流れ落ちた水分が下段の傾斜板31,32の下端によって阻害されるのをより確実に防止することができる。
また、第4の実施の形態では、図9に示すように、第1および第2の傾斜板31,32の下端が、中心線36まで延びて、中心線36を僅かに越えていてもよい。
(第5の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、図3に示すように、第1の傾斜板31を本体ケーシング30の一方の内側面30aに取り付け、第2の傾斜板32を他方の内側面30bに取り付けて、図4に示すように、平面視において、第1の傾斜板31と第2の傾斜板32とを180°反対方向から対向させている。これに対して、第5の実施の形態では、図10,図11に示すように、第1の傾斜板31を本体ケーシング30の一方の内側面30aに取り付け、第2の傾斜板32を本体ケーシング30の内壁面30dに取り付けて、平面視において、第1の傾斜板31と第2の傾斜板32とを互いに直行する90°方向から対向させている。
尚、第2の傾斜板32を他方の内側面30bに取り付け、第1の傾斜板31を内壁面30dに取り付けて、平面視において、第1の傾斜板31と第2の傾斜板32とを互いに直行する90°方向から対向させてもよい。
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態では、図12に示すように、第1の傾斜板31とその下の第2の傾斜板32との間に第3の傾斜板53が設けられ、第2の傾斜板32とその下の第1の傾斜板31との間に第4の傾斜板54が設けられている。第3の傾斜板53の上端部は、第1の傾斜板31と同様に、本体ケーシング30の一方の内側面30aに取り付けられている。また、第4の傾斜板54の上端部は、第2の傾斜板32と同様に、他方の内側面30bに取り付けられている。
第3および第4の傾斜板53,54は第1および第2の傾斜板31,32よりも長く、第3の傾斜板53の下端部は、第1の傾斜板31の下端部よりも、一方の内側面30aから他方の内側面30bに向って斜め下方へ延びている。同様に、第4の傾斜板54の下端部は、第2の傾斜板32の下端部よりも、他方の内側面30bから一方の内側面30aに向って斜め下方へ延びている。
上記各実施の形態では、脱水機の一例としてスクリュープレス6を用いたが、ベルトプレスや多重円板式の脱水機等を用いてもよい。
上記各実施の形態では、濃縮機の一例として濃縮スクリーン5を用いたが、濃縮スクリーン5以外の形式の濃縮機であってもよい。
上記各実施の形態では、本体ケーシング30内の一箇所に凝集剤添加ノズル44を設けたが、複数箇所に設けてもよい。
上記各実施の形態では、図3に示すように、各傾斜板31,32の傾斜角度Bを60°に設定しているが、60°に限定されるものではなく、汚泥Aが傾斜板31,32上を自重により確実に流れ落ちることが可能であるとともに汚泥A中の水分と固形分とが流れ落ちる時の速度差が十分に生じるような傾斜角度Bであればよい。
1 汚泥脱水装置
5 濃縮スクリーン(濃縮機)
6 スクリュープレス(脱水機)
7 汚泥供給部
28 検出器
30 本体ケーシング(本体部)
31,32 第1および第2の傾斜板(第1および第2の傾斜部材)
34 入口
35 出口
36 中心線(鉛直線)
37 片一方側
40 洗浄ノズル(洗浄装置)
43 無機凝集剤
44 凝集剤添加ノズル(凝集剤添加部)
49 隙間
53,54 第3および第4の傾斜板(傾斜部材)
A 汚泥
C 傾斜方向
D 幅方向
F 分離水

Claims (11)

  1. 凝集汚泥を脱水する脱水機と、凝集汚泥を脱水機に供給する汚泥供給部とを備え、
    汚泥供給部は、上部に入口を備えるとともに下部に出口を備えた筒状の本体部を有し、
    本体部内に、入口から投入された汚泥を受けて斜め下に流す傾斜部材が上下複数段に設けられていることを特徴とする汚泥脱水装置。
  2. 傾斜部材は千鳥状に配列された第1および第2の傾斜部材からなり、
    第1の傾斜部材は、本体部の一側方から、本体部内を通る鉛直線に向って斜め下に傾斜し、
    第2の傾斜部材は本体部の他側方から上記鉛直線に向って斜め下に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の汚泥脱水装置。
  3. 第1および第2の傾斜部材の下端は上記鉛直線の近傍に位置することを特徴とする請求項2記載の汚泥脱水装置。
  4. 傾斜部材の傾斜方向に直交する方向を傾斜部材の幅方向とし、
    最上段の傾斜部材の幅方向におけるいずれか片一方側から汚泥供給部の入口に汚泥が投入されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の汚泥脱水装置。
  5. 凝集汚泥を脱水する脱水機と、凝集汚泥を脱水機に供給する汚泥供給部とを備え、
    汚泥供給部は、上部に入口を備えるとともに下部に出口を備えた筒状の本体部を有し、
    本体部内に、入口から投入された汚泥を受けて斜め下に流す傾斜部材が設けられ、
    傾斜部材の傾斜方向に直交する方向を傾斜部材の幅方向とし、
    傾斜部材の幅方向におけるいずれか片一方側から汚泥供給部の入口に汚泥が投入されることを特徴とする汚泥脱水装置。
  6. 幅方向における傾斜部材の片一方側とこの片一方側に面する本体部の内壁面との間に、投入される汚泥から分離した分離水が内壁面に沿って出口へ流れ落ちる隙間が形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の汚泥脱水装置。
  7. 脱水機内の凝集汚泥の量を検出する検出器が脱水機内に備えられ、
    最下段の傾斜部材は凝集汚泥を検出器の反対側へ落下させるように傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の汚泥脱水装置。
  8. 本体部内に、傾斜部材を洗浄する洗浄装置が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の汚泥脱水装置。
  9. 本体部内に無機凝集剤を添加する凝集剤添加部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の汚泥脱水装置。
  10. 汚泥供給部は濃縮機で濃縮された汚泥を脱水機に供給することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の汚泥脱水装置。
  11. 汚泥供給部の入口側に、汚泥を濃縮する濃縮機が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の汚泥脱水装置。
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