JP7152856B2 - 自動変速機 - Google Patents

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本発明は、自動変速機に関する。
従来、下記特許文献1に開示されているように、変速機ケース内に設けられたオイルパンからオイルポンプにより吸引したオイルを作動要素に対して供給しつつ、循環可能とされた自動変速機が提供されている。下記特許文献1の自動変速機等においては、オイルポンプにより吸引されたオイルを、出力軸の軸心に設けられた軸心孔を経由して遊星歯車機構をなすギアやクラッチ等の作動要素に対してオイルを供給できる構成とされている。
特開2007-32624号公報
しかしながら、上記特許文献1等の自動変速機のように、出力軸に設けられた軸心孔を介してオイルを供給可能な構成とした場合、様々な設計上の制約等が生じるという問題がある。具体的には、上記特許文献1の自動変速機等においては、出力軸に設けられた軸心孔を介して供給されたオイルの漏れを防止するために、シーリング等の部材が必要になるという問題がある。また、出力軸を介して供給されるオイルを、当初予定されていた箇所とは違う場所にも供給するように設計変更しようとすると、追加する供給箇所へのオイルの供給だけでなく、当初予定されていた箇所へのオイルの供給も含めてオイルの供給量等の調整が必要になり、大幅な設計変更が強いられるという問題がある。
そこで本発明は、出力軸等の軸体の軸心に設けられた軸心孔を介してオイルを供給可能でありつつ、設計の自由度が高く、潤滑の必要がある潤滑対象に対してオイルを適切に供給可能な自動変速機の提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の自動変速機は、オイルポンプにより吸引したオイルを変速機ケース内に設けられたオイルパンから作動要素に対して供給しつつ循環させるオイル循環系統を備えたものであって、前記オイル循環系統が、軸体の軸心に設けられた軸心孔を経由して前記自動変速機の所定の作動要素に対してオイルを供給する第一循環系統と、前記オイルポンプにより吸引されるオイルのうち、前記第一循環系統を迂回してオイルパンに戻るオイルが流れる第二循環系統と、前記第二循環系統の途中において分岐された分岐流路とを有し、前記分岐流路を介して、オイルによる潤滑が必要な潤滑対象に向けてオイルを供給可能であることを特徴とするものである。
本発明の自動変速機は、出力軸等の軸体の軸心に設けられた軸心孔を経由し自動変速機の所定の作動要素に対してオイルを供給するために設けられた第一循環系統とは別に設けられた第二循環系統を利用し、第二循環系統から分岐された分岐流路を介してオイルを潤滑対象に向けて供給可能としている。このように、本発明の自動変速機は、第二循環系統をなす軸体等に手を加える等することなく、第二循環系統を介して潤滑対象に対してオイルを供給できる。
上述した本発明の自動変速機は、前記第一循環系統によるオイルの供給対象として、クラッチが含まれているものである場合に好適である。
また、上述した本発明の自動変速機は、前記分岐流路が、変速機ケースに形成されているものであることが望ましい。
かかる構成によれば、分岐流路を構成する部材を別途設ける必要がなく、装置構成の簡略化に資することができる。
上述した本発明の自動変速機は、前記潤滑対象が、遊星歯車機構である場合に好適である。
かかる構成によれば、第二循環系統を介して遊星歯車機構に対してオイルを適切に供給し、潤滑することができる。
上述した本発明の自動変速機は、前記第二循環系統の途中にオイルの温度調整を行う温度調整部が設けられているものであることが好ましい。
かかる構成によれば、いわゆるオイルウォーマーやオイルクーラー等の温度調整部において温度条件が最適化された状態のオイルを潤滑対象に向けて供給し、潤滑に利用することができる。
上述した本発明の自動変速機は、前記第二循環系統を介して前記潤滑対象に向けて供給されたオイルを受容する受容部が設けられたものであることが望ましい。
かかる構成によれば、循環系統を介して供給されたオイルを受容部において受容しつつ、潤滑対象に供給することができる。これにより、潤滑対象をより一層適確に潤滑することができる。
本発明によれば、本発明は、出力軸等の軸体に設けられた軸心孔を介してオイルを供給可能でありつつ、設計の自由度が高く、潤滑の必要がある潤滑対象に対してオイルを適切に供給可能な自動変速機を提供できる。
本発明の一実施形態に係る自動変速機の断面図である。 図1の自動変速機におけるオイル循環系統の説明図である。 図1の自動変速機を構成する第一遊星歯車機構の作動図である。
以下、本発明の一実施形態に係る自動変速機10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下、先ず自動変速機10の構成について簡単に説明した後、自動変速機10い特有の構成であるオイル循環系統30について詳細に説明する。
≪自動変速機10の構成について≫
自動変速機10は、いわゆるFR式自動変速機である。図1に示すように、自動変速機10は、トルクコンバータ12や、トルクコンバータ12を介してエンジンに連結された入力軸14、クラッチC、ブレーキB、第一遊星歯車機構16、第二遊星歯車機構18、第一出力軸20、第二出力軸22等を、変速機ケース24の内部に備えている。また、第一遊星歯車機構16や第二遊星歯車機構18に対して下方側には、バルブボディ26やオイルパン28等が設けられている。
第一遊星歯車機構16は、エンジンからトルクコンバーター12を経由して入力軸14まで伝達された動力を、クラッチC1~C3およびブレーキB1,B2、ワンウェイクラッチF等の変速制御要素を介して入力可能とされている。第一遊星歯車機構16は、フロントプラネタリーサンギヤ16a、リヤプラネタリーサンギヤ16b、プラネタリーショートピニオン16c、プラネタリーロングピニオン16d、プラネタリーキャリア16e、及びプラネタリーリングギヤ16f等で構成されている。
第一遊星歯車機構16は、入力経路として3つの動力伝達経路を有する。具体的には、第一遊星歯車機構16は、入力経路として入力軸14からクラッチC1を経由し、フロントプラネタリーサンギヤ16aへ伝わる第一の経路を有する。また、第一遊星歯車機構16は、クラッチC2を経由してリヤプラネタリーサンギヤ16bへと伝わる第二の経路、及びクラッチC3を経由して第一出力軸20及びプラネタリーキャリア16eに伝わる第三の経路を有する。また、第一遊星歯車機構16は、出力経路として、プラネタリーリングギヤ16fから出力される経路を有する。
また、クラッチC1~C3およびブレーキB1,B2、ワンウェイクラッチF等の変速制御要素は、各変速段に応じて図3に示すように作動する(図中において丸印は、変速制御要素の作動状態にあることを示す。)。以下、各変速段において図3に示したように変速制御要素が作動すると、以下に詳述するように第一遊星歯車機構16が動作する。
変速段が1速であって、シフトレバーがDレンジあるいは2レンジである場合(エンジンブレーキなし)においては、クラッチC2とワンウェイクラッチFとが作用して、所定の変速比で正方向(例えば右方向)への回転力を出力できる。具体的には、この状態においては、クラッチC2が作用しているため、入力軸14の回転力がリヤプラネタリーサンギヤ16bに直接に伝達され、プラネタリーショートピニオン16cに逆方向(例えば左方向)への回転力を伝達する。一方、プラネタリーショートピニオン16cに噛み合っているプラネタリ一ロングピニオン16dは、正方向の回転力を受けてプラネタリーキャリア16eを逆方向に回転させようとする。しかしながら、ワンウェイクラッチFの働きにより回転が阻止されているため、プラネタリーリングギヤ16fは正方向の回転力を受け、正方向への回転力を出力させる。
変速段が1速であってシフトレバーがLレンジである場合(エンジンブレーキあり)は、上述した変速段が1速であってシフトレバーがDレンジあるいは2レンジである場合と同様にして回転が伝達する。しかしながら、シフトレバーがLレンジである場合には、エンジンブレーキ時にプラネタリーキャリア16eの正方向への回転を阻止するための作用をブレーキB2が発揮する点が、上述したシフトレバーがDレンジあるいは2レンジである場合と異なる。すなわち、変速段が1速であってシフトレバーがDレンジあるいは2レンジで駆動している際には、プラネタリーキャリア16eの逆方向の回転をワンウェイクラッチFの作用によりロックし、プラネタリーリングギヤ16fに回転力を伝達する。しかし、エンジンブレーキ時には逆の力が作用して、ワンウェイクラッチFが作用せず、プラネタリーキャリア16eは空転してしまう。そのため、変速段が1速であってシフトレバーがLレンジである場合には、ブレーキB2を作用させてプラネタリーキャリア16eを固定することにより、エンジンブレーキ作用を発揮可能としている。
変速段が2速である場合は、図3に示すように、クラッチC2とブレーキB1が作用し、正方向(例えば右方向)への回転力を出力する。具体的には、変速段が2段である場合には、クラッチC2が作用しているため、入力軸14の回転力はリヤプラネタリーサンギヤ16bに直接伝達され、プラネタリーショートピニオン16cに逆方向への回転力を伝達する。一方、ブレーキB1により、フロントプラネタリーサンギヤ16aはロックされる。そのため、プラネタリーショートピニオン16cに噛み合っているプラネタリーロングピニオン16dは、正方向の回転力を受け、自転しながらフロントプラネタリーサンギヤ16a上を正方向に公転し、プラネタリーリングギヤ16fに正方向への回転力を伝達する。プラネタリーリングギヤ16fの回転力は、正方向の回転力を出力する。
変速段が3段である場合は、クラッチC2とクラッチC3が作用し、所定の変速比で正方向への回転力を出力する。具体的には、変速段が3段である場合には、クラッチC2とクラッチC3とが作用しているため、入力軸14とリヤプラネタリーサンギヤ16b及びプラネタリーキャリア16eとが同一方向に回転する。従って、ブラネタリーショートピニオン16cとプラネタリーロングピニオン16dがロック状態になり、プラネタリーリングギヤ16fが正方向の回転力を受け正方向への回転力を出力する。
変速段が4段である場合は、クラッチC3とブレーキB1とが作用して、所定の減速比で正方向への回転力を出力する。具体的には、変速段が4段である場合には、クラッチC3が作用しているため、入力軸13の回転力が第一出力軸20に直接伝達され、プラネタリーキャリア16eに正方向への回転力を伝達する。一方、ブレーキB1の作用により、フロントプラネタリーサンギヤ16aがロックされる。そのため、プラネタリーキャリア16eに支持されているプラネタリーロングピニオン16dは正方向の回転力を受けて自転しながら、フロントプラネタリーサンギヤ16a上を公転し、プラネタリーリングギヤ16fを正方向に回転させる。プラネタリーリングギヤ16fの回転により、正方向への回転力が出力される。
シフトレバーがRレンジである場合は、クラッチC1とブレーキB2が作用してリバースギヤとなり、所定の変速比で逆方向への回転力が出力される。具体的には、シフトレバーがRレンジである場合は、クラッチC1が作用しているため、入力軸14の回転力は、フロントプラネタリーサンギヤ16aに直接伝達される。その一方で、ブレーキB2の作用により、プラネタリーキャリア16eは固定されている。そのため、フロントプラネタリーサンギヤ16aに伝達された正方向への回転力により、プラネタリーロングピニオン16dが逆方向に自転し、プラネタリーリングギヤ16fに逆方向への回転力が出力される。
第一出力軸20には、軸線方向に延びるように形成された軸心孔20aが設けられている。軸心孔20aには、エンジン駆動式のポンプから圧送されてきたオイルが供給される。また、第一出力軸20には、径方向に形成された孔20bが複数形成されている。孔20bは、軸心孔20aに連通している。孔20bは、第一遊星歯車機構16やクラッチC、ブレーキB等に対応する位置に設けられている。そのため、ポンプにより圧送されてきたオイルを軸心孔20aから孔20bを介して第一遊星歯車機構16やクラッチC、ブレーキB等に供給することができる。
第二遊星歯車機構18は、第一遊星歯車機構16に対して動力伝達方向の下流側に設けられた遊星歯車機構である。第二遊星歯車機構18は、第二サンギア18a、第二ピニオンギア18b、及び第二リングギア18cを備えている。第二遊星歯車機構18は、第一遊星歯車機構16側から入力された動力を所定の減速比で減速して第二出力軸22に出力可能とされている。
≪オイル循環系統30について≫
以下、本実施形態の自動変速機10に特有のオイル循環系統30について、図面を参照しつつ詳細に説明する。オイル循環系統30は、自動変速機10において使用されるオイルを循環させるためのものである。すなわち、オイル循環系統30は、エンジン駆動式のオイルポンプPにより吸引したオイルを、変速機ケース24内に設けられたオイルパン28から吸い上げ、第一遊星歯車機構16や、第二遊星歯車機構18、クラッチC、ブレーキB等の作動要素に対して供給しつつ循環させるためのものである。
オイル循環系統30は、第一循環系統32、及び第二循環系統34を備えている。図2に示すように、第一循環系統32は、オイルパン28からオイルポンプP、バルブボディ26を通り、上述した第一出力軸20の軸心孔20a及び孔20bを経由してオイルが流れる循環系統である。第一循環系統32においては、第一出力軸20の軸心孔20aに導入されたオイルが孔20bを介して第一遊星歯車機構16や、クラッチC、ブレーキB等の作動要素において各部の動作や潤滑にオイルが使用された後、オイルパン28にオイルが戻る。
第二循環系統34は、第一循環系統32を迂回してオイルパン28に戻るオイルが流れる循環系統である。図2に示すように、第二循環系統34は、オイルパン28からオイルポンプP、バルブボディ26を通った後、変速機ケース24の外側に設けられた温度調整部36を経てオイルパン28に戻る循環系統である。
ここで、温度調整部36は、オイルの温度調整のために設けられたものである。温度調整部36は、例えばオイルウォーマーやオイルクーラー等によって構成されている。第二循環系統34をなす流路のうち、温度調整部36を経てオイルパン28に戻る戻り流路38の少なくとも一部は、変速機ケース24に形成されている。
第二循環系統34は、戻り流路38の途中において分岐された分岐流路40を有する。分岐流路40は、変速機ケース24に形成されている。分岐流路40は、オイルによる潤滑が必要な潤滑対象に向けてオイルを供給するものである。本実施形態では、第二遊星歯車機構18が潤滑対象とされている。そのため、分岐流路40は、第二遊星歯車機構18に向けて延びるように形成されている。
具体的には、第二遊星歯車機構18には、受容部18dが設けられている。受容部18dは、第二ピニオンギア18bに対して受容部構成体18eを取り付けることにより形成されている。受容部構成体18eは、第二ピニオンギア18bに対して固定される固定部18fと、固定部18fに対して所定の間隔を介して略平行に設けられた離反部18gとを有する。受容部18dは、固定部18f及び離反部18gの間に形成された空間とされている。分岐流路40は、端部が受容部18dに臨む位置に到達するように形成されている。このような構成により、オイル循環系統30は、第二循環系統34を流れるオイルの一部を、分岐流路40を介して第二遊星歯車機構18の潤滑用としてオイルを供給することができる。
上述したように、本実施形態の自動変速機10は、第一循環系統32とは別に設けられた第二循環系統34を利用し、第二循環系統34から分岐された分岐流路40を介してオイルを潤滑対象に向けて供給可能としている。第二循環系統34は、バルブボディ26において第一遊星歯車機構16やクラッチC、ブレーキB等、各構成要素に分配されるオイルの残部であるが、これを第二遊星歯車機構18の潤滑に有効利用できる。このように、本実施形態の自動変速機10は、第二循環系統34をなす第一出力軸20等に手を加える等することなく、第二循環系統34を介して潤滑対象に対してオイルを供給できる。
本実施形態では、第二循環系統34を介して流れるオイルを第二遊星歯車機構18の潤滑のために使用する例を示したが、第二遊星歯車機構18に加えて、あるいは第二遊星歯車機構18に代えて他の潤滑対象に対してオイルを供給するようにしても良い。
なお、上述したように、第二循環系統34を介して循環するオイルは、第一遊星歯車機構16やクラッチC、ブレーキB等において用いられることなく循環しているオイルである。また、オイルポンプPは、エンジン駆動式のものであるため、エンジンの駆動状態によって第二循環系統34を流れるオイルの流量の変動が想定される。そのため、第二循環系統34を流れるオイルは、構成要素の潤滑用として用いられることが好ましい。一方、第一循環系統32によるオイルの供給対象には、例えばクラッチCのように、オイルの供給により動作するものが含まれていることが好ましい。
また、上述したように、本実施形態の自動変速機10では、戻り流路38や分岐流路40が変速機ケース24に形成されている。そのため、自動変速機10は、戻り流路38や分岐流路40を構成する部材を別途設ける必要がなく、装置構成がシンプルである。なお、本実施形態では、戻り流路38や分岐流路40を変速機ケース24に形成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの一部又は全部を変速機ケース24とは別に設けても良い。
上述したように、本実施形態の自動変速機10は、第二循環系統34の途中にオイルの温度調整を行う温度調整部36が設けられたものとされている。そのため、温度調整部36において温度条件が最適化された状態のオイルを潤滑対象である第二遊星歯車機構18に向けて供給し、潤滑に利用することができる。
なお、本実施形態では、第二循環系統34の途中に温度調整部36を設けた例を示したが、本発明はこれに限定されず、温度調整部36を第二循環系統34に設けないものとしても良い。また、本実施形態では、分岐流路40が、第二循環系統34において温度調整部36よりもオイルの流れ方向下流側において分岐された例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、温度調整部36に対して上流側において分岐されたものであっても良い。
上述したように、自動変速機10は、潤滑対象である第二遊星歯車機構18に受容部18dが設けられており、第二循環系統34を介して供給されたオイルを受容可能な構成とされている。そのため、自動変速機10は、第二循環系統34を介して供給されたオイルを第二遊星歯車機構18の潤滑のために確実に活用できる。
なお、本実施形態では、受容部18dを設けた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、受容部18dを設けないこととしても良い。また、受容部18dの構成は、上述したものに限定されず、オイルを受容して潤滑対象に供給可能なものであれば、形状や構造、大きさ等はいかなるものであっても良い。
本発明は、上述した実施形態に示したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲でその教示及び精神から他の実施形態があり得ることは当業者に容易に理解できよう。
本発明は、自動変速機全般において好適に利用できる。
10 :自動変速機
18 :第二遊星歯車機構
18d :受容部
20 :第一出力軸
20a :軸心孔
24 :変速機ケース
28 :オイルパン
30 :オイル循環系統
32 :第一循環系統
34 :第二循環系統
36 :温度調整部
40 :分岐流路
C :クラッチ
P :オイルポンプ

Claims (1)

  1. オイルポンプにより吸引したオイルを変速機ケース内に設けられたオイルパンから作動要素に対して供給しつつ循環させるオイル循環系統を備えた自動変速機であって、
    前記オイル循環系統が、
    軸体の軸心に設けられた軸心孔を経由して前記自動変速機の所定の作動要素に対してオイルを供給する第一循環系統と、
    前記オイルポンプにより吸引されるオイルのうち、前記軸心孔を含んで構成される前記第一循環系統を迂回してオイルパンに戻るオイルが流れる第二循環系統と、
    前記第二循環系統の途中において分岐された分岐流路と、
    前記第二循環系統を介してオイルによる潤滑が必要な潤滑対象に向けて供給されたオイルを受容する受容部と、
    を有し、
    前記分岐流路を介して、潤滑対象に向けてオイルを供給可能であり、
    前記受容部において受容したオイルを前記潤滑対象に対して供給可能であることを特徴とする自動変速機。
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