JPH07190157A - ベルト式無段変速機 - Google Patents
ベルト式無段変速機Info
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- JPH07190157A JPH07190157A JP33122593A JP33122593A JPH07190157A JP H07190157 A JPH07190157 A JP H07190157A JP 33122593 A JP33122593 A JP 33122593A JP 33122593 A JP33122593 A JP 33122593A JP H07190157 A JPH07190157 A JP H07190157A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 25
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims abstract description 87
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims abstract description 21
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 abstract description 9
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 2
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0434—Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0402—Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
- F16H57/0404—Lubricant filters
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力側変速プーリの潤滑を兼ねる変速制御用
オイルポンプが停止状態でもこの変速プーリの潤滑を継
続させる。 【構成】 この発明のベルト式無段変速機１は、ばね４
５によりベルト７に張力を与える出力側の変速プーリ５
と、入力側の変速プーリ３でオイルポンプ９の制御油圧
によりベルト張力に抗し変速比を制御し摺動部４１を潤
滑する油圧アクチュエータ４７と、変速プーリ５の摺動
部４３にオイルを供給する潤滑油ライン５３から制御油
ライン４９にオイルを送る一方向弁１９の開放に伴って
作動するスイッチ２５の信号によりアラーム２３を作動
させるコントローラ２７とを備えている。
オイルポンプが停止状態でもこの変速プーリの潤滑を継
続させる。 【構成】 この発明のベルト式無段変速機１は、ばね４
５によりベルト７に張力を与える出力側の変速プーリ５
と、入力側の変速プーリ３でオイルポンプ９の制御油圧
によりベルト張力に抗し変速比を制御し摺動部４１を潤
滑する油圧アクチュエータ４７と、変速プーリ５の摺動
部４３にオイルを供給する潤滑油ライン５３から制御油
ライン４９にオイルを送る一方向弁１９の開放に伴って
作動するスイッチ２５の信号によりアラーム２３を作動
させるコントローラ２７とを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルト式無段変速機
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】特開平４−１６５１５６号公報に「自動
変速機の油圧源装置」が記載されている。この自動変速
機には油圧アクチュエータとばねとにより変速比を制御
するベルト式無段変速機が用いられている。図２はこれ
と同様に構成されたベルト式無段変速機２０１を示して
いる。これは入力側の変速プーリ２０３に油圧アクチュ
エータ２０５が配置され、出力側の変速プーリ２０７に
皿ばね２０９が配置され、例えばオイルポンプの故障な
どにより油圧アクチュエータ２０５のスラスト力が得ら
れなくなった場合、皿ばね２０９により最減速状態にし
て過回転によるベルト式無段変速機２０１と被駆動機と
の破損を防止するように構成されている。
変速機の油圧源装置」が記載されている。この自動変速
機には油圧アクチュエータとばねとにより変速比を制御
するベルト式無段変速機が用いられている。図２はこれ
と同様に構成されたベルト式無段変速機２０１を示して
いる。これは入力側の変速プーリ２０３に油圧アクチュ
エータ２０５が配置され、出力側の変速プーリ２０７に
皿ばね２０９が配置され、例えばオイルポンプの故障な
どにより油圧アクチュエータ２０５のスラスト力が得ら
れなくなった場合、皿ばね２０９により最減速状態にし
て過回転によるベルト式無段変速機２０１と被駆動機と
の破損を防止するように構成されている。
【０００３】各変速プーリ２０３，２０７の可動フラン
ジ２１１，２１３は固定フランジ２１５，２１７と一体
の軸２１９，２２１上に移動自在に配置されてセンタリ
ングされている。変速プーリ２０３では制御用オイルポ
ンプからのオイルが油圧アクチュエータ２０５に供給さ
れて変速比を制御すると共に、油圧アクチュエータ２０
５から洩れたオイルが可動フランジ２１１のセンタリン
グ部２２３を潤滑する。又、変速プーリ２０７では潤滑
用のオイルポンプからのオイルが油路２２５を介して可
動フランジ２１３のセンタリング部２２７に供給されて
強制潤滑される。
ジ２１１，２１３は固定フランジ２１５，２１７と一体
の軸２１９，２２１上に移動自在に配置されてセンタリ
ングされている。変速プーリ２０３では制御用オイルポ
ンプからのオイルが油圧アクチュエータ２０５に供給さ
れて変速比を制御すると共に、油圧アクチュエータ２０
５から洩れたオイルが可動フランジ２１１のセンタリン
グ部２２３を潤滑する。又、変速プーリ２０７では潤滑
用のオイルポンプからのオイルが油路２２５を介して可
動フランジ２１３のセンタリング部２２７に供給されて
強制潤滑される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一般に制御用オイルポ
ンプの吐出圧は３５kg・ｆ／cm2 以上であり、潤滑用オ
イルポンプの吐出圧は５kg・ｆ／cm2 程度である。吐出
圧の高い制御用オイルポンプは異物の噛込みなどにより
故障することがあり、このオイルポンプが故障すると入
力側変速プーリ２０３のセンタリング部２２３やベルト
２２９との接触部２３１などが潤滑不足になり、ベルト
式無段変速機２０１が破損する恐れがある。又、上記の
ように制御用オイルポンプを停止し油圧アクチュエータ
２０５の油圧を零にすると皿ばね２０９により変速比は
最減速状態になるが、変速プーリ２０３の潤滑不足を防
止するために油圧（最減速時の油圧は約１０kg・ｆ／cm
2 ）を送り続けなければならず、制御用オイルポンプの
寿命低下及び駆動力の損失を招く。
ンプの吐出圧は３５kg・ｆ／cm2 以上であり、潤滑用オ
イルポンプの吐出圧は５kg・ｆ／cm2 程度である。吐出
圧の高い制御用オイルポンプは異物の噛込みなどにより
故障することがあり、このオイルポンプが故障すると入
力側変速プーリ２０３のセンタリング部２２３やベルト
２２９との接触部２３１などが潤滑不足になり、ベルト
式無段変速機２０１が破損する恐れがある。又、上記の
ように制御用オイルポンプを停止し油圧アクチュエータ
２０５の油圧を零にすると皿ばね２０９により変速比は
最減速状態になるが、変速プーリ２０３の潤滑不足を防
止するために油圧（最減速時の油圧は約１０kg・ｆ／cm
2 ）を送り続けなければならず、制御用オイルポンプの
寿命低下及び駆動力の損失を招く。
【０００５】そこで、この発明は、入力側変速プーリに
オイルを供給する変速制御用オイルポンプが停止状態で
も入力側変速プーリの充分な潤滑が行えるベルト式無段
変速機の提供を目的とする。
オイルを供給する変速制御用オイルポンプが停止状態で
も入力側変速プーリの充分な潤滑が行えるベルト式無段
変速機の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１発明のベルト式無段
変速機は、摺動部を介して軸方向移動自在に連結された
可動フランジと固定フランジ間に装着したベルトを介し
て互いに連結された一対の変速プーリと、出力側の変速
プーリにおいて可動フランジを固定フランジ側に押圧し
ベルトに張力を与えるばねと、入力側の変速プーリにお
いてベルト張力に抗し可動フランジを固定フランジ側に
移動操作し変速比を制御すると共に、洩れオイルにより
前記可動フランジの摺動部を潤滑する油圧アクチュエー
タと、制御油ラインを介して油圧アクチュエータに制御
油圧を与える制御用オイルポンプと、潤滑油ラインを介
して出力側変速プーリの可動フランジ摺動部にオイルを
供給する潤滑用オイルポンプと、制御油ラインと潤滑油
ラインとを連結するバイパスラインに設けられ制御油圧
が潤滑油圧より低くなると作動して入力側変速プーリの
摺動部にオイルを供給する一方向弁とを備えたことを特
徴とする。
変速機は、摺動部を介して軸方向移動自在に連結された
可動フランジと固定フランジ間に装着したベルトを介し
て互いに連結された一対の変速プーリと、出力側の変速
プーリにおいて可動フランジを固定フランジ側に押圧し
ベルトに張力を与えるばねと、入力側の変速プーリにお
いてベルト張力に抗し可動フランジを固定フランジ側に
移動操作し変速比を制御すると共に、洩れオイルにより
前記可動フランジの摺動部を潤滑する油圧アクチュエー
タと、制御油ラインを介して油圧アクチュエータに制御
油圧を与える制御用オイルポンプと、潤滑油ラインを介
して出力側変速プーリの可動フランジ摺動部にオイルを
供給する潤滑用オイルポンプと、制御油ラインと潤滑油
ラインとを連結するバイパスラインに設けられ制御油圧
が潤滑油圧より低くなると作動して入力側変速プーリの
摺動部にオイルを供給する一方向弁とを備えたことを特
徴とする。
【０００７】第２発明のベルト式無段変速機は、一方向
弁と連動するスイッチと、このスイッチの作動信号を受
けて制御油系の異常を示すアラームを作動させるコント
ローラとを備えたことを特徴とする請求項１記載のベル
ト式無段変速機である。
弁と連動するスイッチと、このスイッチの作動信号を受
けて制御油系の異常を示すアラームを作動させるコント
ローラとを備えたことを特徴とする請求項１記載のベル
ト式無段変速機である。
【０００８】
【作用】制御油圧が潤滑油圧より低くなると一方向弁を
介して入力側変速プーリにオイルが供給され可動フラン
ジの摺動部などの潤滑が継続される。従って、制御用オ
イルポンプが不調でも潤滑不足によるベルト式無段変速
機の破損が生じない。又、同じ理由により最減速時は制
御用オイルポンプを停止することができるから、それだ
け制御用オイルポンプの寿命が伸びると共に負荷の低減
によりエンジン燃費が向上する。（第１発明） 又、一方向弁と連動するスイッチによりアラームが作動
するからオイルポンプなどの故障が分り処置が促され
る。（第２発明）
介して入力側変速プーリにオイルが供給され可動フラン
ジの摺動部などの潤滑が継続される。従って、制御用オ
イルポンプが不調でも潤滑不足によるベルト式無段変速
機の破損が生じない。又、同じ理由により最減速時は制
御用オイルポンプを停止することができるから、それだ
け制御用オイルポンプの寿命が伸びると共に負荷の低減
によりエンジン燃費が向上する。（第１発明） 又、一方向弁と連動するスイッチによりアラームが作動
するからオイルポンプなどの故障が分り処置が促され
る。（第２発明）
【０００９】
【実施例】図１により第２発明の一実施例を説明する。
以下、符号を与えていない部材等は図示されていない。
以下、符号を与えていない部材等は図示されていない。
【００１０】この実施例のベルト式無段変速機１は車両
の補機駆動装置として用いられており、入力側と出力側
の各変速プーリ３，５、これらを連結するベルト７、制
御用オイルポンプ９、潤滑用オイルポンプ１１、リリー
フ弁１３，１５、デューティ弁１７、チェック弁１９，
２１、警報ランプ２３、スイッチ２５、コントローラ２
７などを備えている。
の補機駆動装置として用いられており、入力側と出力側
の各変速プーリ３，５、これらを連結するベルト７、制
御用オイルポンプ９、潤滑用オイルポンプ１１、リリー
フ弁１３，１５、デューティ弁１７、チェック弁１９，
２１、警報ランプ２３、スイッチ２５、コントローラ２
７などを備えている。
【００１１】変速プーリ３，５はそれぞれ固定フランジ
２９，３１と可動フランジ３３，３５とを備えている。
可動フランジ３３，３５はそれぞれ固定フランジ２９，
３１と一体の入力軸３７と出力軸３９とに軸方向移動自
在に連結され、各センタリング部４１，４３（摺動部）
によりセンタリングされている。入力軸３７はエンジン
のクランクシャフト側に連結され、出力軸３９は補機側
に連結されている。
２９，３１と可動フランジ３３，３５とを備えている。
可動フランジ３３，３５はそれぞれ固定フランジ２９，
３１と一体の入力軸３７と出力軸３９とに軸方向移動自
在に連結され、各センタリング部４１，４３（摺動部）
によりセンタリングされている。入力軸３７はエンジン
のクランクシャフト側に連結され、出力軸３９は補機側
に連結されている。
【００１２】出力側の変速プーリ５では皿ばね４５（ば
ね）が可動フランジ３５を固定フランジ３１側に押圧
し、ベルト７に張力を与えている。又、入力側の変速プ
ーリ３には油圧アクチュエータ４７が配置されており、
可動フランジ３３を固定フランジ２９側に移動操作す
る。油圧アクチュエータ４７に油圧が供給されないと、
皿ばね４５の付勢力によって変速プーリ５のプーリピッ
チ径が最大になり、変速プーリ３のプーリピッチ径が最
小になって、最減速状態になる。油圧アクチュエータ４
７は制御油圧を供給されベルト張力に抗して各変速プー
リ３，５のプーリピッチ径を変え、変速比を調節する。
ね）が可動フランジ３５を固定フランジ３１側に押圧
し、ベルト７に張力を与えている。又、入力側の変速プ
ーリ３には油圧アクチュエータ４７が配置されており、
可動フランジ３３を固定フランジ２９側に移動操作す
る。油圧アクチュエータ４７に油圧が供給されないと、
皿ばね４５の付勢力によって変速プーリ５のプーリピッ
チ径が最大になり、変速プーリ３のプーリピッチ径が最
小になって、最減速状態になる。油圧アクチュエータ４
７は制御油圧を供給されベルト張力に抗して各変速プー
リ３，５のプーリピッチ径を変え、変速比を調節する。
【００１３】制御用と潤滑用の各オイルポンプ９，１１
はエンジンにより駆動される。制御用オイルポンプ９か
らのオイルは制御油ライン４９を介して油圧アクチュエ
ータ４７に送られ、油圧アクチュエータ４７を抜けたオ
イルはセンタリング部４１を潤滑し、更に変速プーリ３
とベルト７との接触部に供給される。制御油ライン４９
とオイルタンク５１との間にはリリーフ弁１３とデュー
ティ弁１７とが配置されている。リリーフ弁１３の作動
圧は３５kg・ｆ／cm2 に設定され制御油圧がこの作動圧
を超えるとオイルをオイルタンク５１に戻す。又、デュ
ーティ弁１７はコントローラ２７によるデューティ比制
御によって開度調整され、油圧アクチュエータ４７の制
御油圧を制御し変速比を調節する。
はエンジンにより駆動される。制御用オイルポンプ９か
らのオイルは制御油ライン４９を介して油圧アクチュエ
ータ４７に送られ、油圧アクチュエータ４７を抜けたオ
イルはセンタリング部４１を潤滑し、更に変速プーリ３
とベルト７との接触部に供給される。制御油ライン４９
とオイルタンク５１との間にはリリーフ弁１３とデュー
ティ弁１７とが配置されている。リリーフ弁１３の作動
圧は３５kg・ｆ／cm2 に設定され制御油圧がこの作動圧
を超えるとオイルをオイルタンク５１に戻す。又、デュ
ーティ弁１７はコントローラ２７によるデューティ比制
御によって開度調整され、油圧アクチュエータ４７の制
御油圧を制御し変速比を調節する。
【００１４】潤滑用オイルポンプ１１からのオイルは潤
滑油ライン５３を介して変速プーリ５のセンタリング部
４３を潤滑すると共に、ベルト７に供給されて変速プー
リ３，５との接触部を潤滑する。潤滑油ライン５３とオ
イルタンク５１との間にはリリーフ弁１５が配置されて
いる。リリーフ弁１５の作動圧は５kg・ｆ／cm2 に設定
され、油圧がこの作動圧を超えるとオイルをオイルタン
ク５１に戻す。
滑油ライン５３を介して変速プーリ５のセンタリング部
４３を潤滑すると共に、ベルト７に供給されて変速プー
リ３，５との接触部を潤滑する。潤滑油ライン５３とオ
イルタンク５１との間にはリリーフ弁１５が配置されて
いる。リリーフ弁１５の作動圧は５kg・ｆ／cm2 に設定
され、油圧がこの作動圧を超えるとオイルをオイルタン
ク５１に戻す。
【００１５】潤滑油ライン５３と制御油ライン４９はバ
イパスライン５５によって連通されており、このバイパ
スライン５５にはチェック弁１９（一方向弁）が配置さ
れている。このチェック弁１９は高圧の制御油圧が潤滑
油ライン５３へ抜けるのを防止すると共に、制御用オイ
ルポンプ９の故障あるいは運転停止などにより制御油圧
が５kg・ｆ／cm2 以下に下がると開放されて、潤滑油ラ
イン５３からオイルを油圧アクチュエータ４７を介して
変速プーリ３のセンタリング部４１などに供給する。
又、制御油ライン４９にはチェック弁２１が配置され、
上記のように潤滑油ライン５３からオイルが供給される
時このオイルがデューティ弁１７とオイルポンプ９側へ
抜けるのを防止している。
イパスライン５５によって連通されており、このバイパ
スライン５５にはチェック弁１９（一方向弁）が配置さ
れている。このチェック弁１９は高圧の制御油圧が潤滑
油ライン５３へ抜けるのを防止すると共に、制御用オイ
ルポンプ９の故障あるいは運転停止などにより制御油圧
が５kg・ｆ／cm2 以下に下がると開放されて、潤滑油ラ
イン５３からオイルを油圧アクチュエータ４７を介して
変速プーリ３のセンタリング部４１などに供給する。
又、制御油ライン４９にはチェック弁２１が配置され、
上記のように潤滑油ライン５３からオイルが供給される
時このオイルがデューティ弁１７とオイルポンプ９側へ
抜けるのを防止している。
【００１６】スイッチ２５はバイパスライン５５のチェ
ック弁１９が開放されると作動する。スイッチ２５の作
動信号はコントローラ２７に送られる。コントローラ２
７は減速時にはデューティ弁１７の開度を大きくし制御
油圧を下げて減速するが、最減速時（この時の制御油圧
は約１０kg・ｆ／cm2 ）はデューティ弁１７を全開する
と共に制御用オイルポンプ９を停止する。
ック弁１９が開放されると作動する。スイッチ２５の作
動信号はコントローラ２７に送られる。コントローラ２
７は減速時にはデューティ弁１７の開度を大きくし制御
油圧を下げて減速するが、最減速時（この時の制御油圧
は約１０kg・ｆ／cm2 ）はデューティ弁１７を全開する
と共に制御用オイルポンプ９を停止する。
【００１７】オイルポンプ９が故障したりリリーフ弁１
３の誤動作や制御油ライン４９の油洩れなどが生じる
と、制御油圧が下ってチェック弁１９が作動し、上記の
ようにスイッチ２５の作動信号がコントローラ２７へ送
られ、コントローラ２７は警報ランプ２３（アラーム）
を点灯して制御油圧系の故障を運転者に知らせ処置を促
す。なお、最減速時にデューティ弁１７を全開にしオイ
ルポンプ９を停止させた時はスイッチ２５の作動信号が
入力してもコントローラ２７は警報ランプ２３を点灯さ
せない。
３の誤動作や制御油ライン４９の油洩れなどが生じる
と、制御油圧が下ってチェック弁１９が作動し、上記の
ようにスイッチ２５の作動信号がコントローラ２７へ送
られ、コントローラ２７は警報ランプ２３（アラーム）
を点灯して制御油圧系の故障を運転者に知らせ処置を促
す。なお、最減速時にデューティ弁１７を全開にしオイ
ルポンプ９を停止させた時はスイッチ２５の作動信号が
入力してもコントローラ２７は警報ランプ２３を点灯さ
せない。
【００１８】こうして、ベルト式無段変速機１が構成さ
れている。
れている。
【００１９】上記のように、制御用のオイルポンプ９が
故障しても変速プーリ３にはバイパスライン５５とチェ
ック弁１９とを介して変速プーリ５側の潤滑油系からオ
イルが供給されてセンタリング部４１などの潤滑が継続
されるから、変速機ユニット全体が破損することはな
い。又、最減速時には制御用オイルポンプ９を停止させ
ることができるから、オイルポンプ９の寿命がのびると
共に駆動力の損失が減りエンジン燃費が向上する。又、
アラーム機能により制御油圧系の故障を直ちに知ること
ができ、処置をとることができる。
故障しても変速プーリ３にはバイパスライン５５とチェ
ック弁１９とを介して変速プーリ５側の潤滑油系からオ
イルが供給されてセンタリング部４１などの潤滑が継続
されるから、変速機ユニット全体が破損することはな
い。又、最減速時には制御用オイルポンプ９を停止させ
ることができるから、オイルポンプ９の寿命がのびると
共に駆動力の損失が減りエンジン燃費が向上する。又、
アラーム機能により制御油圧系の故障を直ちに知ること
ができ、処置をとることができる。
【００２０】
【発明の効果】第１発明のベルト式無段変速機は、入力
側の変速プーリを潤滑する制御用オイルポンプが故障し
た時は出力側変速プーリの潤滑油系から一方向弁を介し
て入力側変速プーリにオイルが供給されるから、入力側
変速プーリの潤滑不足が防止され変速機ユニット全体の
破損が防止される。又、最減速時は制御用オイルポンプ
を停止することができるから、このオイルポンプの寿命
がのびると共にエンジン燃費が向上する。
側の変速プーリを潤滑する制御用オイルポンプが故障し
た時は出力側変速プーリの潤滑油系から一方向弁を介し
て入力側変速プーリにオイルが供給されるから、入力側
変速プーリの潤滑不足が防止され変速機ユニット全体の
破損が防止される。又、最減速時は制御用オイルポンプ
を停止することができるから、このオイルポンプの寿命
がのびると共にエンジン燃費が向上する。
【００２１】第２発明のベルト式無段変速機は、一方向
弁に連動して発生するアラームにより制御油圧系の故障
を検知することができる。
弁に連動して発生するアラームにより制御油圧系の故障
を検知することができる。
【図１】第２発明の一実施例の構成を示す図面である。
【図２】従来例の断面図である。
１ ベルト式無段変速機 ３ 入力側変速プーリ ５ 出力側変速プーリ ７ ベルト ９ 制御用オイルポンプ １１ 潤滑用オイルポンプ １９ チェック弁（一方向弁） ２３ 警報ランプ（アラーム） ２５ スイッチ ２７ コントローラ ２９，３１ 固定フランジ ３３，３５ 可動フランジ ４１，４３ センタリング部（摺動部） ４５ 皿ばね（ばね） ４７ 油圧アクチュエータ ４９ 制御油ライン ５３ 潤滑油ライン ５５ バイパスライン
Claims (2)
- 【請求項１】 摺動部を介して軸方向移動自在に連結さ
れた可動フランジと固定フランジ間に装着したベルトを
介して互いに連結された一対の変速プーリと、出力側の
変速プーリにおいて可動フランジを固定フランジ側に押
圧しベルトに張力を与えるばねと、入力側の変速プーリ
においてベルト張力に抗し可動フランジを固定フランジ
側に移動操作し変速比を制御すると共に、洩れオイルに
より前記可動フランジの摺動部を潤滑する油圧アクチュ
エータと、制御油ラインを介して油圧アクチュエータに
制御油圧を与える制御用オイルポンプと、潤滑油ライン
を介して出力側変速プーリの可動フランジ摺動部にオイ
ルを供給する潤滑用オイルポンプと、制御油ラインと潤
滑油ラインとを連結するバイパスラインに設けられ制御
油圧が潤滑油圧より低くなると作動して入力側変速プー
リの摺動部にオイルを供給する一方向弁とを備えたこと
を特徴とするベルト式無段変速機。 - 【請求項２】 一方向弁と連動するスイッチと、このス
イッチの作動信号を受けて制御油系の異常を示すアラー
ムを作動させるコントローラとを備えたことを特徴とす
る請求項１記載のベルト式無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33122593A JPH07190157A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ベルト式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33122593A JPH07190157A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ベルト式無段変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07190157A true JPH07190157A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18241296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33122593A Pending JPH07190157A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07190157A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09310742A (ja) * | 1996-05-23 | 1997-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 摩擦車式無段変速機のローディングカム駆動機構 |
| JP2001165257A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-06-19 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Gmbh | 円錐形ディスク式巻掛け伝動装置 |
| DE102004058261A1 (de) * | 2004-12-03 | 2006-06-08 | Volkswagen Ag | Pumpe mit zwei Pumpstufen und Verfahren zur Ölversorgung eines Fahrzeuggetriebes und einer dem Fahrzeuggetriebe zugehörigen Kupplungsanordnung |
| US8512008B2 (en) | 2010-10-12 | 2013-08-20 | Hyundai Motor Company | Oil supply system of automatic transmission |
| WO2018096622A1 (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 日産自動車株式会社 | 無段変速機の制御方法、及び、無段変速システム |
| JP2019120254A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | ダイハツ工業株式会社 | 自動変速機 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33122593A patent/JPH07190157A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2018096622A1 (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 日産自動車株式会社 | 無段変速機の制御方法、及び、無段変速システム |
| JPWO2018096622A1 (ja) * | 2016-11-24 | 2019-10-17 | 日産自動車株式会社 | 無段変速機の制御方法、及び、無段変速システム |
| US10527164B2 (en) | 2016-11-24 | 2020-01-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Method for controlling continuously variable transmission and continuously variable transmission system |
| JP2019120254A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | ダイハツ工業株式会社 | 自動変速機 |
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