JP7151986B2 - 軒先構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の軒先側に軒樋を強固に取り付けることができ、軒樋へのゴミ等の侵入防止、積雪時の樋内への堆積防止等を図るためのカバー材等を安定に取り付けることができる軒先構造に関する。
従来、建築物の軒先には、雨水を流す流水路として各種の軒樋が設けられているが、この軒樋に対し、ゴミ等の侵入防止、積雪時に樋内への堆積防止等のためにカバー材を用いる構造が多く提案されている。
例えば特許文献1には、鼻板7に固定した吊具3に、軒樋2及び落ち葉除けカバー1を取り付ける構造が提案されている。
また、特許文献2には、カバー材に相当する上側部材3を下から支持し、軒樋である下側部材4を上から吊って保持する軒樋吊り具6を用いる構造が提案されている。
また特許文献3には、断面U字状の雨樋本体の上縁開口部に、その長手方向に沿って多数の穿孔等の雨水通し部(天板部)を形成した雨樋Aが提案されている。なお、この雨樋Aは、断面Y字形の樋受部11を有する樋受け金具12にて取り付けられている。
さらに、特許文献4には、鼻隠し板10に固定した吊り具7に、軒樋1が吊り保持され、カバー材に相当する水切り板2の上端が屋根の下地に固定される構造が提案されている。
特開平11-336270号公報 特開2000-291213号公報 特開2001-317168号公報 特開2005-023537号公報
しかしながら、前記特許文献1における吊具3、特許文献2における軒樋吊り具6、特許文献3における樋受け金具12、特許文献4における吊り具7は、それぞれ所定ピッチで取り付けられる構造であり、それぞれの軒樋やカバー材にかかる荷重は、これらの樋受け金具で負担されているため、強度不足を招く恐れがあった。
また、何れの構造でも、カバー材の形状、軒樋の形状、樋受け金具の形状がそれぞれに特定されたものであるから汎用性が低く、しかも殆どが鼻隠し壁面に側方から固定するので、これらの樋受け金具の取付強度は、側方からの固着具の打ち込みに依存するものであった。
さらに、特に前記特許文献4では、カバー材に相当する水切り板2の上端を屋根材の裏面側に固定する構造であるため、屋根材の敷設前に水切り板2を取り付ける必要があり、施工法にも制限を与えるものであった。また、この水切り板2を屋根下地から片持ち状に突出させた状態で軒樋1を配設するため、この水切り板2自体が足場の設置など屋根工事の邪魔になったり破損する恐れもあった。
そこで、本発明は、建築物の軒先側に軒樋を強固に取り付けることができ、軒樋へのゴミ等の侵入防止、積雪時の樋内への堆積防止等を図るためのカバー材等を安定に取り付けることができる軒先構造を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、建築物の軒先側に軒樋が配設された軒先構造であって、長さ方向にそれぞれ長尺な軒樋と、該軒樋の上面を覆うカバー材と、該カバー材を固定する支持アーム(被固定部)を備える取付部材と、からなり、前記カバー材は、その軒先端に下方へ更に内側へ折曲したコ字状の係合部を備え、該係合部の裏面側に前記軒樋の軒先端が係合可能であり、前記取付部材に、外装下地(野地材)の軒先端に取り付ける取付固定部を設けるか、軒先に取り付けられる支持材に、前記軒樋の建築物側を支持する支持部を設けるか、の何れか一方又は両方であることを特徴とする軒先構造に関するものである。
また、本発明は、前記軒先構造において、取付部材は、外装材の裏面側に配設する断熱バックアップ材の軒端を裏面側から支持する支持部を備える軒先唐草であることを特徴とする軒先構造をも提案する。
本発明の軒先構造は、軒樋と、該軒樋の表面を覆うカバー材と、該カバー材を固定する支持アームを備える取付部材と、からなり、前記カバー材は、軒先端に下方へ更に内側へ折曲したコ字状の係合部を備え、該係合部の裏面側に前記軒樋の軒先端が係合可能であるから、コ字状の係合部が、軒樋の軒先端を上方から引っ張るように保持して軒樋の荷重を負担することができ、カバー材が、軒樋の軒先端を引っ張るように保持するアームの役割をも果たす。また、前記取付部材に、外装下地の軒先端に取り付ける取付固定部を設けるか、軒先に取り付けられる支持材に、前記軒樋の建築物側を支持する支持部を設けるか、の何れか一方又は両方であるから、軒樋及びカバー材を強固に且つ安定に取り付けることができる。
また、取付部材は、外装材の裏面側に配設する断熱バックアップ材の軒端を裏面側から支持する支持部を備える軒先唐草である場合、建築物の軒先を保護すると共に断熱バックアップ材の軒端を作業者が踏み付けて破損するといった事故をも防止することができる。
本発明の軒先構造の一実施例(第1実施例)を示す側断面図である。 (a)第1実施例の軒先構造に用いたカバー材を示す側面図、(b)軒樋を示す側面図、(c)第1実施例における取付部材を拡大して示す側面図、(d)支持材を示す側面図、(e)軒樋の保持状態を示す側断面図である。 (a)第2実施例の軒先構造に用いた取付部材を示す側面図、(b)第2実施例の軒先構造を示す側断面図である。 (a)第3実施例の軒先構造に用いた取付部材を示す側面図、(b)支持材を示す側面図、(c)それらを用いた軒先構造を示す側断面図である。 (a)第4実施例の軒先構造に用いた取付部材を示す側面図、(b)支持材を示す側面図、(c)それらを用いた軒先構造を示す側断面図である。 (a)第5実施例の軒先構造を示す側面図、(b)それに用いた支持材を示す側面図である。 (a)第6実施例の軒先構造を示す側断面図、(b)それに用いた取付部材を示す側面図、(c)それに用いた支持材を示す側面図、(d)第7実施例の軒先構造を示す側断面図、(e)それに用いた取付部材を示す側面図である。 (a)第8実施例の軒先構造に用いた取付部材を示す側面図、(b)その斜視図、(c)該取付部材を用いた軒先構造を示す側面図である。
本発明の軒先構造は、建築物の軒先側に軒樋が配設された軒先構造であって、長さ方向にそれぞれ長尺な軒樋と、該軒樋の上面を覆うカバー材と、該カバー材を固定する支持アーム(被固定部)を備える取付部材と、からなり、前記カバー材は、その軒先端に下方へ更に内側へ折曲したコ字状の係合部を備え、該係合部の裏面側に前記軒樋の軒先端が係合可能であり、前記取付部材に、外装下地の軒先端に取り付ける取付固定部を設けるか、軒先に取り付けられる支持材に、前記軒樋の建築物側を支持する支持部を設けるか、の何れか一方又は両方であることを特徴とする。
即ち本発明の軒先構造では、建築物側が開放するコ字状の係合部が、軒樋の軒先端を上方から引っ張るように保持して軒樋の荷重を負担することができ、カバー材が、軒樋の軒先端を引っ張るように保持するアームの役割をも果たす。また、軒樋やカバー材に作用する荷重を、取付部材から野地材等の外装下地へ負担させるか、又は支持材から鼻隠し等の軒先へ負担させるか、或いはその両方へ負担させるかであるから、安定に軒樋を支持することができる。
前記本発明における取付部材の支持アームに固定されるカバー材は、各種の軒樋の上面を覆う部材であって、その軒先端が軒樋の軒先端と係合して取り付けられるものであって、軒樋への雪やゴミの侵入等を防止する部材であり、特に限定するものではないが、その表面には雨水を内部へ導く導水口、例えば小径のスリット孔が形成されていることが望ましい。
また、このカバー材により上面を覆われる軒樋は、内部に雨水等の排水路が設けられているものであれば、底面及び両側面の形状は特に限定するものではなく、例えば塩ビ、ポリカ等の汎用品でもよいので、その上面を覆うカバー材の構成や形状についても特に限定するものではない。
なお、これらの軒樋やカバー材は、前述のようにそれぞれ長さ方向に長尺であって、アルミや高強度樹脂材、或いは金属板材等を適宜に成形して形成される連続材として成形される。
本発明においては、軒樋については、特にその形状等を限定しないことは前述のとおりであるが、後述する図示実施例に示すようにカバー材の軒先端に下方へ更に内側へ折曲した略コ字状の係合部を設け、その裏面側に軒樋の軒先端を係合する構成としている。そのため、前記略コ字状の係合部が、軒樋の軒先端を上方から引っ張るように保持して軒樋の荷重を負担することができる。即ちこのカバー材は、軒樋の軒先端を引っ張るように保持するアームの役割をも果たす。
前記本発明における前記カバー材を固定する支持アームを備える取付部材とは、外装下地に取り付けられる軒先唐草や軒先納め材等を指し、前記軒先に取り付けられる支持材とは、鼻隠し等の軒先に取り付けられる部材を指し、前記取付部材を兼ねる、即ち取付部材と支持材とが単一部材で形成されるものでもよい。
なお、この取付部材は、前記軒樋やカバー材と同様にアルミや高強度樹脂材、或いは金属板材等を適宜に成形して形成される連続材として成形される。
前記取付部材に設けられる支持アームは、前記カバー材を固定する被固定部であり、前記カバー材の建築物側端に設けられる固定部を受支して上方からビス等の固着具を打ち込んで固定することができる部位である。
この支持アーム(被固定部)は、後述する図示実施例のように軒先側へ突出状の横片部分として形成されるが多いが、特にこれに限定されるものではない。
この取付部材に選択的に設けられる取付固定部は、前述のように建築物の外装下地へ取り付けられる部位であって、具体的には、この取付固定部を野地材等の外装下地に沿わせ、上方からビス等の固着具を打ち込んで強固に取り付けることができる。後述する図示実施例に示すように該取付固定部を上辺とする略コ字状に形成すると、外装下地の軒端に嵌合状に取り付けることができるため、施工性も向上し、取付強度も向上するので望ましい。
前記支持材に選択的に設けられる支持部は、前述のように軒樋の建築物側を支持する部位であって、下方からこの軒樋を支持させるための、例えば隅部状の下方支持部を設け、軒樋の建築物側の側面の下端を支持するようにしてもよいし、特にこれに限定するものではない。
この支持材は、前記取付部材を兼ねる(取付部材と支持材とが単一部材で形成される)場合を除いてアルミや高強度樹脂材、或いは金属板材等を適宜に成形して所定間隔で配設されるピース材として成形される。
なお、前記(下方)支持部に併せ、軒樋の建築物側の上端を保持する構成、例えば下方が開放する溝状の上方保持部を設けることにより、軒樋の建築物側の上端をこの上方保持部に差し込んで取り付けを容易にすると共に配設後の安定性(下方支持部と上方保持部間に嵌合状に保持)を向上させるようにしてもよい。
また、前記取付部材には、その軒端が軒先側へ延出する外装材を係合させる被係合部を備えていてもよい。
この被係合部は、係合させる外装材の形状構成に応じて適宜に設計すればよく、特に限定するものではない。
また、この被係合部に係合させる外装材は、例えば横葺き外装材でも縦葺き外装材でもよく、前者の場合は最軒端の横葺き外装材の軒側成形部に係合させてもよいし、後者の場合は縦葺き外装材の最軒端を裏面側へ折返し状に折り曲げて係合させるようにしてもよい。
前述のように本発明の軒先構造は、軒樋と、該軒樋の表面を覆うカバー材と、該カバー材を固定する支持アーム(被固定部)を備える取付部材と、からなり、前記取付部材に、外装下地(野地材)の軒先端に取り付ける取付固定部を設けるか、鼻隠し等の軒先に取り付けられる支持材に、前記軒樋の建築物側を支持する支持部を設けるか、の何れか一方又は両方であるから、軒樋やカバー材に作用する荷重を、取付部材から野地材等の外装下地へ負担させるか、又は支持材から鼻隠し等の軒先へ負担させるか、或いはその両方へ負担させることにより、軒樋及びカバー材を強固に且つ安定に取り付けることができる。
また、この軒先構造に用いる取付部材や支持材は、後述する図示実施例に示すように各種の様々な態様を採ることができ、例えば第2、第8実施例のように取付部材と支持材とが単一部材で形成される態様でもよいし、その他の第1、第3~第7実施例のように別部材で形成される態様でもよい。
図1に示す第1実施例の軒先構造は、長さ方向にそれぞれ長尺な軒樋2と、該軒樋2の上面を覆うカバー材3と、該カバー材3を固定する支持アーム(被固定部)14を備える取付部材1-1と、からなり、前記取付部材1-1には、外装下地(野地材)4Aの軒先端に取り付ける取付固定部10aが設けられ、軒先4Cに取り付けられる支持材8-1に、前記軒樋2の建築物側を支持する支持部811,812が設けられている。
この軒先構造における軒樋2は、図1及び図2(b)に示すように略水平状の底面21の軒先側(図面では左側)に、三つの傾斜面と二つの略水平面とで構成される段状の(外)側面22が形成され、前記底面21の内側(図面では右側)には、略垂直状に起立する(内)側面23が形成され、これらの底面21及び側面22,23にて雨水等の排水路が形成されている。
前記軒先側の側面22の上端に位置する傾斜面と略水平面は、カバー材3に保持(係合)される軒先端221である。
また、前記内側面23の下端には、隅部状の被支持部231が設けられ、外壁材(鼻隠し)4Cに固定された支持材8-1に下方から支持される部位である。
また、この軒先構造におけるカバー材3は、図1及び図2(a)に示すように前記軒樋2の内部に降雪が堆積したり、落ち葉等が侵入、堆積することを防止する部材であって、その表面(化粧面31)には雨水を内部へ導く導水口311として複数の小径のスリット孔が形成され、その下端である軒先端(係合部)32が前記軒樋2の軒先端221と係合して取り付けられ、その上端付近に前記軒先唐草1の延在片に固定される固定部33が形成されている。
前記係合部32は、化粧面31の軒先端から斜め上方へ延在し、その先端を下方へ折曲し、更にその下端を内側へ折曲した略コ字状に形成されているが、化粧面31と係合部32との境界には下方へ凹む排水溝35が形成され、所定間隔で導水口351が形成されている。
前記固定部33は、前記化粧面31から建築物側へ延在し、端縁付近に位置する部位を示し、当該第1実施例では、取付部材1-1の支持アーム(被固定部)14にビス1bにて固定されている。
この第1実施例における取付部材1-1は、図1及び図2(c)に示すように略垂直状に延在する縦面11の高さの中程から一方(図面右方)側へ略水平状に延在する横面12が、下端近傍から一方側へ略水平状に延在して略鉛直状に垂下するL字状面13が形成される軒先唐草である。また、前記縦面11の上端近傍から他方(図面左方)側へ略水平状に延在する支持アーム14が形成されている。更には、前記縦面11の上端には、一方側へ向く第1横面15と他方側へ向く第2横面16が形成されている。
そして、前記横面12とL字状面13との間に形成される溝状部分が、外装下地4Aの軒先端に取り付ける取付固定部10aであって、該取付固定部10aから軒先側へ延在して外装材6Dの軒側成形部62を係合させる被係合部161と、外装材6Dの裏面側に配設する断熱バックアップ材7の軒側へ延在する軒端72を裏面側から支持する支持面部15,16を備えている。前記係合部161は、前記第2横面16の先端であり、前記第1横面15と前記第2横面16とで支持面部が形成されている。
なお、前記支持アーム14は、後述するカバー材3の建築側端を固定する被固定部であって、点線はビス1bの打ち込み位置を示し、先端141が略く字状に折れ下がっている。
そして、このように取付部材1-1に、支持アーム(被固定部)14を設けたので、カバー材3が軒樋2の軒先端221を引っ張るように保持するアームの役割を果たし、軒樋2やカバー材3に作用する荷重を、取付部材1-1から野地材等の外装下地4Aへ負担させることができる。
この第1実施例における支持材8-1は、図1及び図2(d)に示すように金属板材等の略垂直状の縦片81の上端を軒先側へ折り返し、下方が開放する溝状の上方保持部811が形成され、縦片81の下端を略水平状に軒先側へ折り曲げて下方支持部812が形成された構成であって、ピース材でも連続材でもよい。前記下方支持部812が、前記軒樋2の内側面23の下端(被支持部231)を支持する部位であり、前記上方保持部811が、前記軒樋2の内側面23の上端が差し込まれる部位である。
そして、このように支持材8-1に、支持部(上方保持部811及び下方支持部812)を設けたので、軒樋2やカバー材3に作用する荷重を、支持材8-1から鼻隠し等の軒先4Cへ負担させることができる。
次に、前記軒先構造を形成するその他の構成について説明する。
前記外装下地(4A)は、傾斜状に配設されたH躯体5Aの上面側に、木毛セメント等のボード状の野地材4Aが敷設され、その表面側には防水シート材4bが敷設されたものであり、H躯体5Aの軒端には、外壁材(鼻隠し)4Cが取り付けられている構成であって、この第1実施例では端的に野地材を外装下地4Aとし、外壁材(鼻隠し)を軒先4Cとする。
また、前記取付部材1にて、その軒端(突出上部)72を支持される断熱バックアップ材7は、表層部分が水下側へ延出する突出上部72を備える非透水性の発泡ポリスチレンである。
この断熱バックアップ材7は、本体部71が軒端から水上側(図では右側)へ次第に肉薄になるように成形され、その水下端の表層部分が延出する突出上部72が形成され、その水上端の裏層部分が延出して前記突出上部72と重合状に組み付けられる突出下部73が形成されている。なお、図1中の符号7bは該断熱バックアップ材7を固定する固定具を示す。
前記断熱バックアップ材7上に敷設される外装材6Aは、流れ方向に連結される横葺き外装材であって、最も水下側(最軒端)に配設される外装材を「6D」とする。この外装材6A(6Dも含む)は、略平坦状の面板部61の水上端に、前記断熱バックアップ材7に沿わせる固定片部64と、その水下側(図面右側)に水上側成形部63と、面板部61の水下側(図面左側)に水下側成形部62と、を形成した金属成形板である。
また、前記面板部61の水上側には、前記断熱バックアップ材7に沿わせる固定片部64と、その水下側に、水下側が開放する横溝、前記断熱バックアップ材7の突出上部72に嵌合する嵌合部632を備える水上側成形部63と、面板部61の水下側に、裏面側に折り返して水上側へ延在させて前記横溝に係合可能な差し込み片、前記嵌合部632の外側に重合させる重合部を備える水下側成形部62と、を有する。なお、前記面板部61の裏面側には裏貼り材が添装されている。
流れ方向に隣り合う外装材6A,6D(又は6Aどうし)の連結は、水上側の外装材6Aの水下側成形部62に、水下側の外装材6Dの水上側成形部63を重合状に嵌合させればよく、符号6bは該外装材6A(又は6D)を固定する固定具を示す。
このような構成を有する第1実施例の軒先構造は、前記取付部材1-1には、外装下地(野地材)4Aの軒先端に取り付ける取付固定部10aが設けられ、軒先4Cに取り付けられる支持材8-1には、前記軒樋2の建築物側を支持する支持部811,812が設けられているので、軒樋2やカバー材3に作用する荷重を、取付部材1-1から野地材等の外装下地4Aへ、更に支持材8-1から鼻隠し等の軒先4Cへ、それぞれ負担させることができる。
なお、この第1実施例の取付部材1-1は、外装材6Dの裏面側に配設する断熱バックアップ材7の軒側へ延在する軒端72を裏面側から支持する支持部15,16を備えているので、建築物の軒先を保護すると共に断熱バックアップ材7の軒端72を作業者が踏み付けて破損するといった事故をも防止することができる。
図3(b)に示す第2実施例の軒先構造は、前記第1実施例とほぼ同様の軒樋2'及びカバー材3'を用いたものであって、取付部材と支持材とが単一部材9-2で形成される態様であるから図面に同一符号を付して説明を省略する。
なお、この第2実施例でも、傾斜状に配設されたH躯体5Aの上面側に、木毛セメント等のボード状の野地材4Aが敷設されており、支持材を兼ねる取付部材9-2を取り付ける外装下地(野地材)4A及び軒先(鼻隠し)4Cについても、前記第1実施例と同様とした。
この軒先構造に用いる取付部材9-2は、図3(a)に示すように外装下地4Aの軒先部分に係合状に取り付けられる取付固定部96、カバー材3の固定部23を固定する支持アーム(被固定部)93、軒樋2の建築物側を支持する支持部(94,92)を一部材に備えている構成である。
なお、前記支持部(94,92)は、軒樋2の建築物側の上端を差し込んで取り付ける溝状の上方保持部94と、軒樋2を支持させるための被支持部231を下方から支持する下方支持部92と、からなる。
また、この取付部材9-2は、略垂直状の縦面である固定部91の下端を略水平状に延在させて支持部92とし、前記固定部91の上方には、斜め下方へ延在する突出片912が形成され、該突出片912と固定部91との間に下方が開放する溝状部94が形成されている。なお、前記固定部91には固着具9cが打ち込まれる打ち込み孔911が形成されている。
さらに、前記固定部91の上端には、縦片(=取付固定部96を形成する縦片)を介して横片部95が形成され、該横片部95の上方(図面の左方)部分951が外装下地4Aの上面に沿い、その下方(図面の右方)部分952が最も軒側の外装材6Dの軒側成形部62に嵌合(係合)する。この前記横片部95の中央から下方へ垂下する縦片の内側空間が、外装下地4Aの軒先部分に係合状に取り付けられる取付固定部96である。さらに、前記取付部96の外側(図面の左方)には、カバー材3の上端部分を裏面側から支持すると共にその固定部33を固定する支持アーム(被固定部)93(9bはビス)が設けられている。
このようにこの第2実施例の取付部材9-2は、外装下地4Aの軒先端に取り付ける取付固定部96を設けて固着具9bで固定すると共に、軒先(鼻隠し壁面)4Cに沿わせる固定部91に固着具9cを打ち込んで固定するので、外装下地4A及び軒先4Cという二箇所に安定に固定されるものである。
また、この取付部材9-2は、カバー材3の固定部33を固定する支持アーム93を備えると共に軒樋2の建築物側を支持する支持部(上方保持部94,下方支持部92)を備えるので、軒樋2は両サイド(軒先側及び建築物側)から安定に保持され、これら軒樋2及びカバー材3に作用する荷重を外装下地4A及び軒先4Cに負担させることができる。
なお、前記第1実施例と相違する構成について説明すると、図中の6A'は外装材(最も軒先側の外装材のみ6D')、6bはそれを取り付ける吊子6c、6b'はそれを固定する固定具、6fは外装材6A'(又は6D')の裏面側に添設された裏貼り材、6gは軒先(鼻隠し)4Cの外側を被覆する化粧材である。
そして、横葺き外装材である外装材6A'(6D')は、略平坦状の面板部61'の軒側、棟側に設けられて相互に係合する軒側成形部62'、棟側成形部63'を備え、流れ方向に係合して敷設されている。
この第2実施例における前記取付部材9-1は、墨出しを行うことなく適正位置に配設でき、即ち軒樋2の位置決めにも貢献するという効果を有するものである。そのため、この取付部材9-1を用いて軒樋2等を配設する施工も極めて容易に行うことができる。
そして、前記取付部材9-1を適正位置に固定し、次に軒樋2を固定し、更にカバー材3を取り付けるという手順で容易に施工することができる。
そして、この第2実施例の軒先構造では、前記取付部材9-1の取り付けも、それに対する軒樋2の取り付けも、カバー材3の取り付けも、それぞれに容易に行うことができる上、墨出しを行うことなく適正位置に配設できる。
また、前記取付部材9-1の固定は、外装下地(野地材)4A及び軒先(鼻隠し壁面)4Cのそれぞれに跨っているので、軒樋2及びカバー材3に作用する荷重を外装下地(野地材)4A及び軒先(鼻隠し壁面)4Cの両方に負担させることができ、固定箇所への負担も一箇所に集中させることがないので、継続的に安定な取付となる。
図4(c)に示す第3実施例の軒先構造は、前記第2実施例と全く同一の軒樋2'及びカバー材3'、横葺き外装材である外装材6D'(6A')を用いたものであって、前記第1実施例と同様にカバー材3'を固定する支持アーム(被固定部)93を備える取付部材1-3と軒先4Cに取り付けられる支持材8-3により、軒樋2'を取り付けている構成である。
なお、この第3実施例でも、傾斜状に配設されたH躯体5Aの上面側に、木毛セメント等のボード状の野地材4Aが敷設されており、取付部材1-3を取り付ける外装下地(野地材)4A及び支持材8-3を取り付ける軒先(鼻隠し)4C、についても、前記第1実施例と同様とした。
この軒先構造に用いる取付部材1-3は、図4(a)に示すように前記第2実施例の支持材を兼ねる取付部材9-2の上半構成が、突出片912'がL字状に形成される以外は同一であるため、同一符号を付して説明を省略する。なお、この取付部材1-3には、長く下方へ延在する縦片(固定部91)が形成されてはいないが、敷設状態で、突出片912'と軒先4Cとの間に下方が開放する溝状の上方保持部94'が形成されているので、全く同様に軒樋2'の側面23の上端を保持することができる。
また、この軒先構造に用いる支持材8-3は、図4(b)に示すように前記第1実施例の支持材8-1と上方保持部811が設けられず、縦片81'が短い以外は同一であるため、同一符号を付して説明を省略する。
そして、この第3実施例では、前記取付部材1-3を、外装下地4Aの軒先端に取り付ける取付固定部96を設けて固着具9bで固定するので、外装下地4Aに安定に固定される。
また、前記支持材8-3を、軒先(鼻隠し壁面)4Cに沿わせる縦片81'に固着具8c'を打ち込んで固定するので、軒先4Cに安定に固定される。
そして、軒樋2'は、前記取付部材1-3と前記支持材8-3により、両サイド(軒先側及び建築物側)から安定に保持され、これら軒樋2'及びカバー材3'に作用する荷重を外装下地4A及び軒先4Cに負担させることができる。
図5(c)に示す第4実施例の軒先構造は、前記第2,第3実施例と全く同一の軒樋2'及びカバー材3'、横葺き外装材である外装材6D'(6A')を用いたものであって、前記第1,第3実施例と同様にカバー材3'を固定する支持アーム(被固定部)93を備える取付部材1-4と軒先4C'に取り付けられる支持材8-4により、軒樋2'を取り付けている構成である。
なお、この第4実施例でも、傾斜状に配設されたH躯体5Aの上面側に、木毛セメント等のボード状の野地材4Aが敷設されており、取付部材1-4を取り付ける外装下地(野地材)4Aについても、前記第1実施例と同様とした。
但し、この第4実施例では、支持材8-4を取り付ける軒先(鼻隠し)4C'が、略鉛直状ではなく傾斜状に配設されている。
この軒先構造に用いる取付部材1-4は、図5(a)に示すように略コ状の取付固定部96を形成する上辺951と最も軒側の外装材6D'の軒側成形部62に嵌合(係合)する被係合部952とがほぼ同一直線上に設けられ、下方への窪みである排水凹部953を介して連続している。そのため、縦葺き外装材6D'が敷設された隙間に至った雨水等が毛細管現象等で更に水上側へ上昇を生ずることがなく、この排水凹部953にて雨水等を側方(図面では前方又は奥方)へ流下させることができる。それ以外は、前記第3実施例の取付部材1-3と同一であるため、同一符号を付して説明を省略する。
また、この軒先構造に用いる支持材8-4は、図5(b)に示すように縦片81の途中から建築物側へ略コ状に隆起する化粧部82が設けられている連続材である以外は前記第1実施例における支持材8-1とほぼ同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。なお、前記化粧部82は、軒樋2'と傾斜状の軒先(鼻隠し壁面)4C'との隙間を隠す役割を果たし、該軒先4C'と沿わせて固定する傾斜面が傾斜固定部821である。
そして、この第4実施例では、前記取付部材1-4を、外装下地4Aの軒先端に取り付ける取付固定部96を設けて固着具9bで固定するので、外装下地4Aに安定に固定される。
また、前記支持材8-4を、傾斜状の軒先(鼻隠し壁面)4C'に沿わせる突出部82の傾斜固定部821に固着具8c'を打ち込んで固定するので、傾斜状の軒先4C'に安定に固定される。
そして、軒樋2'は、前記取付部材1-4と前記支持材8-4により、両サイド(軒先側及び建築物側)から安定に保持され、これら軒樋2'及びカバー材3'に作用する荷重を外装下地4A及び軒先4C'に負担させることができる。
この第4実施例のように傾斜状の軒先(鼻隠し壁面)4C'に取り付ける支持材8-4として、軒樋21と鼻隠し壁面4C'との隙間を隠す化粧部82を備える連続材を用いることにより、下方から見上げた際に美麗な外観を維持することができる。
図6(a)に示す第5実施例の軒先構造は、第4実施例において傾斜状であった軒先(鼻隠し壁面)4C'が略垂直状の軒先4Cとなり、前記支持材8-4に代えて図6(b)に示す支持材8-5を用いた以外は、前記第4実施例と全く同様であるから図面に同一符号を付して説明を省略する。なお、この第5実施例における支持材8-5は、前記第1実施例における支持材8-1と全く同一であるから、その部位については全く同符号とした。
また、取付部材1-5についても、前記第4実施例の取付部材1-4の部位については全く同符号とした。
この第5実施例は、前記第4実施例における傾斜状の軒先4C'を、略垂直状の軒先4Cに代えることにより、化粧部82を必要としない支持材8-5を用いることができた例と言い換えることができる。そのため、この支持材8-5は、連続材でもピース材でもよい。
図7(a)に示す第6実施例の軒先構造、及び図7(d)に示す第7実施例の軒先構造では、前記第2~5実施例に用いた軒樋2'より幅広の軒樋1を用いたが、該軒樋2は前記第1実施例に用いたものと略同様である。
また、第6実施例に用いたカバー材3-6も第7実施例に用いたカバー材3-7も、前記第1実施例に用いたカバー材3と略同様であるが、前者における固定部33-6は略L字状に立ち上がり(36は水平延在片)、後者における固定部33-7は略垂直状に立ち上がった構成であり、それぞれの取付部材1-6,1-7にビス3bにて固定されている。
この第6実施例における取付部材1-6は、図7(b)に示すように野地材(外装下地)4Aの軒端に取り付ける取付固定部96がコ状に形成され、その上辺97に図示しないビスを打ち込んで固定することができる。また、前記カバー材3-6を取り付ける被固定部93-6は角部状に形成され、符号98は外装材6Iを係合する被係合部である。
また、この第6実施例における支持材8-6は、図7(c)に示すように前記第4実施例における支持材8-4と略同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
さらに、第7実施例における取付部材1-7は、図7(e)に示すように野地材(外装下地)4Aの軒端に取り付ける取付固定部96が横L状に形成され、その上辺97に図示しないビスを打ち込んで固定することができる。また、前記カバー材3-7を取り付ける被固定部93-7は隅部状に形成されている。
前記第6実施例と前記第7実施例との相違は、軒樋2と軒先(鼻隠し)4C',4Cとの隙間の有無であって、第6実施例に用いた支持材8-6は、図7(c)に示すように前記隙間を隠す化粧部82を備える連続材であり、第7実施例に用いる支持材8-7は、図7(d)に示すように前記化粧部82を必要としないので、縦面81が固定部となる構成である。
なお、その他の構成を簡単に説明すると、図中の6I,6Jは外装材、6cはその吊子、6bはその吊子、7Dはバックアップ材、5Fはボード状構造体、5Gは角状構造体、5Hは天井材、6hは鼻隠し壁面4Aの外側を被覆する化粧材である。
図8(c)に示す第8実施例の軒先構造は、前記第2実施例と同様に取付部材と支持材とが単一部材8-8で形成される態様である。
この軒先構造に用いる取付部材8-8は、図8(a),(b)に示すように外装下地4Aの軒先部分に取り付けられる取付固定部は備えられていないが、カバー材3'の固定部33を固定する支持アーム(被固定部)81、軒樋2'の建築物側を支持する支持部(85,861)を一部材に備えている構成である。
前記取付部材8-8は、軒樋2'の開放上面を覆うカバー材3'を固定する被固定部81と、軒先(略垂直状の縦壁面が鼻隠し壁面4A)に取り付けられる取付部82と、を備える。
この第8実施例の取付部材8-8は、単一部材からなる成形体(ピース材)であって、略垂直状に配される縦片83と略水平状に配される横片84とが交差する部分を備え、前記被固定部81は、前記横片84の軒先側の端部に設けられ、前記取付部82は、前記縦片83の下方に延在する縦片87から建築物側へ略コ字状に突出している縦面として形成されている。この取付部82は、上下に対向する上片80o及び下片80uで縦片83から建築物側へ突出するように配置され、その上下二箇所には固定具(8c)を打ち込むための取付用の孔821が形成されている。
この第8実施例の取付部材8-8は、前記被固定部81及び前記取付部82以外にも軒樋2'の建築物側の側面23の上端、下端を保持する保持部(85,861)が形成されている。
即ち前記下片80uの軒先側に略L字状の下方保持部85が延設され、該下方保持部85は、図8(c)に示すように軒樋2'の側面23の下端(被保持部231)を保持(受支)する。
また、前記縦片83と前記横片84との交差部分から軒先側へ向かう傾斜片86と縦片87との間に、下方が開放する溝状の上方保持部861が形成され、該上方保持部861は、図8(c)に示すように軒樋2'の側面23の上端232を保持(係合)する。
なお、壁面4Aの裏面側には縦構造体5Bが配設され、屋根勾配を形成するH躯体5の上面には、野地材4C及び外装材6Kが配設されている。なお、野地材4Cの軒端上面側には、水切り材6e,6mが固定具6nにて固定され、防水シート4bが敷設されている。
このように第8実施例の取付部材8-8は、建築物の軒先側側に配設される軒樋2'の開放上面を覆うカバー材3'を固定する被固定部81と、軒先(4A)に取り付けられる取付部82と、を備えるので、広小舞や鼻隠し等の軒先(4A)に対して軒樋2'を容易に取り付けることができる。
また、この取付部材8-8は、屋根構造の施工に影響を受けることなく取り付けることができるので、新設又は既設の屋根に対して適用でき、特に既設屋根の改修に容易に用いることができ、改修工事を簡易に施工することができる。
また、この第8実施例の取付部材8-8は、軒樋2'の建築物側の側面23の上端232及び下端(被保持部231)を保持する保持部(85,861)を備えるので、カバー材3'を固定する被固定部81の構成と相まって、軒樋2'を両サイド、即ち建築物側及び軒先端側から、安定に保持することができる。
1-1,1-3~1-7 取付部材(軒先唐草)
1b ビス
1c 固定具
10a 取付固定部
14 支持アーム(被固定部)
161 被係合部
2,2' 軒樋
2b 固定具
21 底面
22 内側面
221 軒先端
23 外側面
231 被支持部
3,3' カバー材
3b ビス
31 化粧面
32 軒先端
33 固定部
4A 外装下地(野地材)
4C 軒先(鼻隠し壁面)
5A H躯体
6A (横葺き)外装材
6D 最軒側の外装材
62 軒側成形部
7 断熱バックアップ材又は断熱材
72 軒端(突出上部)
7b 固定具
7c 固着具
8-3~8-7 支持材
8-8 (取付部材を兼ねる)支持材
9-2 (支持材を兼ねる)取付部材

Claims (2)

  1. 建築物の軒先側に軒樋が配設された軒先構造であって、
    長さ方向にそれぞれ長尺な軒樋と、該軒樋の上面を覆うカバー材と、該カバー材を固定する支持アームを備える取付部材と、からなり、
    前記カバー材は、その軒先端に下方へ更に内側へ折曲したコ字状の係合部を備え、該係合部の裏面側に前記軒樋の軒先端が係合可能であり、
    前記取付部材に、外装下地の軒先端に取り付ける取付固定部を設けるか、軒先に取り付けられる支持材に、前記軒樋の建築物側を支持する支持部を設けるか、の何れか一方又は両方であることを特徴とする軒先構造。
  2. 取付部材は、外装材の裏面側に配設する断熱バックアップ材の軒端を裏面側から支持する支持部を備える軒先唐草であることを特徴とする請求項1に記載の軒先構造。
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