JP7150115B1 - 木造建築物の筋交い構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】片筋交いとしながらも一般的な片筋交いに比べ、壁倍率を大きくでき、しかも、筋交い金物の使用数を抑制できる木造建築物の筋交い構造及び筋交い金物を提供する。【解決手段】左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する2枚の平筋交い材19が厚み方向で重ねられて組み入れられ、2枚の平筋交い材19の一方の端と他方の端とのそれぞれが同一形状の筋交い金物21により入隅17に固定される木造建築物の筋交い構造であって、筋交い金物21は、2枚の平筋交い材19に挟まれて固定される金具本体部25と、金具本体部25から垂直に曲げられて柱11に固定される垂直片部27と、金具本体部25から垂直片部27と反対側に曲げられて横架材13に固定される水平片部29とを有する。【選択図】 図6

Description

本発明は、木造建築物の筋交い構造及び筋交い金物に関する。
一般的に筋交いの施工は、1本使う片筋交い、2本使うたすき筋交い(例えば特許文献1参照)となっている。たすき筋交いは、壁倍率として、片筋交いよりも2倍になり、耐震性などが向上する。また、たすき筋交いとせずに、片筋交いであっても、筋交いを同一方向に左右に二本略密着して配置する木造建築物における筋交い構造も知られている(特許文献2参照)。この場合、2本の筋交いの両端部は、下部構造材及び上部構造材に対し接合金具を介して接合される。従って、4個の接合金具が使用される。
特開2001-336219号公報 特許第3691493号公報
しかしながら、筋交いを2本使うたすき筋交いは、最近の高断熱性能が求められる中では、断熱材の厚さが100mmに達し、断熱材のカット個所が増えるなど断熱材の施工性が悪く、筋交い部分をカットして断熱材を挿入した場合には、隙間が発生し断熱性能が損なわれる問題がある。
また、壁面の施工を終えた後に、エアコンを設置しようとするとき、冷媒配管等の貫通穴が必要となるが、たすき筋交いでは、左右の柱間における左右上側の各入隅に筋交い端部や筋交い金物が位置していることから、貫通穴を設けることができないこともある。
一方、片筋交いは、断熱材を斜めにカットして入れることができ、容易に隙間なく施工ができる。この場合、90mm角とした角材の筋交いを片筋交いとして入れる仕様も存在するが、取り付けに適した有効な接合金物がない。また、筋交いの断面が片筋交いと比べ2倍あるにも関わらず性能は1.5倍しか認められない不利がある。
また、特許文献2に開示される同一方向に二本の筋交いを左右に配置する構造は、断熱材を斜めにカットして、容易に隙間なく施工ができるが、2本の筋交い材の上下を固定するためには各筋交い材の各両端にそれぞれ接合金具を用いることから4個の接合金具が必要となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、片筋交いとしながらも一般的な片筋交いに比べ、壁倍率を大きくでき、しかも、筋交い金物の使用数を抑制できる木造建築物の筋交い構造及び筋交い金物を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の木造建築物の筋交い構造は、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する2枚の平筋交い材19,20が厚み方向で重ねられて組み入れられ、前記2枚の平筋交い材19,20の一方の端19a,20aと他方の端19b,20bとのそれぞれが同一形状の筋交い金物21により前記入隅17に固定される木造建築物の筋交い構造であって、
前記筋交い金物21は、前記2枚の平筋交い材19,20に挟まれて固定される金具本体部25と、前記金具本体部25から垂直に曲げられて前記柱11に固定される垂直片部27と、前記金具本体部25から前記垂直片部27と反対側に曲げられて前記横架材13に固定される水平片部29とを有することを特徴とする。
この木造建築物の筋交い構造では、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、2枚の平筋交い材19,20が厚み方向で重ねられて組み入れられる。2枚の平筋交い材19,20は、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する。従って、この木造建築物の筋交い構造では、一般的な1本の筋交いによる片筋交いが、2本の平筋交い材19,20により、筋交い強度を増強した改良構造の片筋交いとなる。
この木造建築物の筋交い構造は、片筋交いとなることにより、たすき筋交いに比べ、断熱材の施工性を良好にできる。また、たすき筋交いに比べ、隙間が発生しにくく、断熱性能の損失を抑制できる。これに加え、片筋交いとなるので、左右の柱間における左右上側の両入隅17は、いずれか一方を筋交い金物不在にでき、エアコン冷媒配管等の貫通穴を施工しやすくすることができる。
また、木造建築物の筋交い構造は、筋交い金物21を使用することにより、一般的な断面45×90mmの平筋交い材2本を、軸を少しずらして施工することで、一対の対角線の片側に2本配置が可能となる。これにより、90mm角1本の筋交いを片筋交いとして入れる場合、壁倍率が1.5倍しか認められないのに対し、2本使いとなることにより、壁倍率をたすき筋交いとほぼ同等程度まで大きくすることが可能となる。
さらに、木造建築物の筋交い構造では、2枚の平筋交い材19,20の一方の端19a,20aと他方の端19b,20bとのそれぞれが同一形状の筋交い金物21により入隅17に固定されるので、2本の筋交い材の上下を固定するために4個の接合金具が必要であった従来構造に比べ、筋交い金物21を2個に半減させることができる。
本発明の請求項2記載の木造建築物の筋交い構造は、請求項1に記載の木造建築物の筋交い構造であって、
前記金具本体部25は、前記入隅17に嵌る角部が略四角形に切り欠かれた切欠部35を有することを特徴とする。
この木造建築物の筋交い構造では、筋交い金物21の金具本体部25が、切欠部35を有する。金具本体部25は、直交する二辺部を有し、これらが角部で交わるが、この角部が切り欠かれている。従って、角部を有していた金具本体部では、この角部が入隅17に嵌り込むことになり、入隅17の柱11と横架材13に挟まれる直角(90°)が少しでも大きくなると、入隅17に角部が先に当たり、水平片部29や垂直片部27が、横架材13や柱11に密着しにくくなる。筋交い金物21は、切欠部35を設けることにより、入隅17に角部が先に当たることを回避できる。
本発明の請求項3記載の木造建築物の筋交い構造は、請求項2に記載の木造建築物の筋交い構造であって、
前記切欠部35は、前記横架材13と平行な横辺部37と、前記柱11と平行な縦辺部39とが直交して切り欠かれ、
前記横辺部37と前記垂直片部27との交わる角部が第1角部41となり、
前記縦辺部39と前記水平片部29との交わる角部が第2角部43となり、
前記第1角部41が一方の前記平筋交い材19の板幅方向の中央を通る中心線上に位置し、前記第2角部43が他方の前記平筋交い材20の板幅方向の中央を通る中心線上に位置することを特徴とする。
この木造建築物の筋交い構造では、切欠部35が、横架材13と平行な横辺部37と、柱11と平行な縦辺部39とにより切り欠かれる。この切欠部35は、横辺部37と垂直片部27との交わる角部が第1角部41となり、縦辺部39と水平片部29との交わる角部が第2角部43となる。さらに、第1角部41は、一方の平筋交い材19の板幅方向の中央を通る中心線上に位置する。また、第2角部43は、他方の平筋交い材20の板幅方向の中央を通る中心線上に位置する。従って、一方の入隅17では、一対の平筋交い材19,20の端19a,20aが、この中心線47のずれ量だけ他方の平筋交い材20からずれて、金具本体部25に固定可能な面が表出する。また、対角線上の他方の入隅17では、筋交い金物21が180°回転して固定されるので、一対の平筋交い材19,20の中心線47,48は、平筋交い材19の長手方向中央部分で一旦交差した後、同様に中心線47,48のずれ量だけずれる。このため、他方の入隅17においても、中心線48のずれ量だけ平筋交い材20がずれて、金具本体部25に固定可能な面が表出することになる。
本発明の請求項4記載の木造建築物の筋交い構造は、請求項1~3のいずれか1つに記載の木造建築物の筋交い構造であって、
前記2枚の平筋交い材19,20が交差する交差部59の上面と上側の前記横架材13との間に、上側間柱53が組み入れられ、前記2枚の平筋交い材19,20が交差する交差部59の下面と下側の前記横架材13との間に、下側間柱55が組み入れられることを特徴とする。
この木造建築物の筋交い構造では、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に、2枚の平筋交い材19,20が組み入れられる。2枚の平筋交い材19,20は、厚み方向で重ねられ、長手方向中央部で交差する。この長手方向中央部は、左右一対の柱間の中間位置となる。従って、木造建築物の筋交い構造では、上側の横架材13の中間位置から2枚の平筋交い材19の長手方向中央部となる交差部59に、上側間柱53を垂直に組み入れ、下側の横架材13の中間位置から2枚の平筋交い材19の長手方向中央部となる交差部59に、下側間柱55を組み入れることが可能となる。
本発明の筋交い構造に用いる筋交い金物21は、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する2枚の平筋交い材19,20が厚み方向で重ねられて組み入れられる木造建築物の筋交い構造に用いられ、前記2枚の平筋交い材19,20の一方の端と他方の端とのそれぞれを、前記入隅17に固定する同一形状の筋交い金物21であって、
前記筋交い金物21は、前記2枚の平筋交い材19,20に挟まれて固定される金具本体部25と、前記金具本体部25から垂直に曲げられて前記柱11に固定される垂直片部27と、前記金具本体部25から前記垂直片部27と反対側に曲げられて前記横架材13に固定される水平片部29とを有するものである。
この筋交い金物21では、2枚の平筋交い材19,20に、金具本体部25が挟まれて固定される。金具本体部25は、垂直片部27と、水平片部29とが設けられる。垂直片部27は、金具本体部25から垂直に曲げられて柱11に固定される。水平片部29は、金具本体部25から垂直片部27と反対側に曲げられて横架材13に固定される。つまり、1つの筋交い金物21は、一箇所の入隅17において、金具本体部25の表裏面に2枚の平筋交い材19,20を固定し、その2枚の平筋交い材19,20の端を入隅17に同時に固定することができる。
これにより、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、2枚の平筋交い材19,20が厚み方向で重ねられて組み込み固定される。2枚の平筋交い材19は、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する。従って、筋交い金物21は、一般的な1本の筋交いによる片筋交いと異なり、2本の平筋交い材19,20となった改良構造の片筋交いを実現する。
また、筋交い金物21は、2枚の平筋交い材19,20の一方と他方とのそれぞれの端を同一形状のもので一度に入隅17に固定できるので、2本の筋交い材の上下を固定するために4個の接合金具が必要であった従来構造に比べ、使用数を2個に半減させることができる。
本発明に係る請求項1記載の木造建築物の筋交い構造によれば、片筋交いとしながらも一般的な片筋交いに比べ、壁倍率を大きくでき、しかも、筋交い金物の使用数を抑制できる。このことから、コスト削減にもなり、また施工時の煩雑さも低減できる。
本発明に係る請求項2記載の木造建築物の筋交い構造によれば、金具本体部の角部を切り欠いた切欠部を備えることにより、角部が入隅に干渉しなくなり、筋交い金物の収まりが良好となる。
本発明に係る請求項3記載の木造建築物の筋交い構造によれば、厚み方向前後に重ねて配置される2本の平筋交い材の各中心線を、切欠部の第1角部と第2角部にそれぞれに一致させることにより、2本の平筋交い材の軸をずらし、すなわち、軸をずらすガイドとなって、それぞれの平筋交い材を前後方向から固定できるようになる。
本発明に係る請求項4記載の木造建築物の筋交い構造によれば、2本の平筋交い材の長手方向の中央部同士が交差部となるので、2本の柱の中間部に間柱を立てることができる。そして、この間柱により、2本の平筋交い材の交差部と、上下の横架材との間での垂直方向の支持構造を得ることができる。
本発明の筋交い構造に用いる筋交い金物によれば、片筋交いとして片寄せられた2本の平筋交い材を、壁倍率を高めながら、金物自体の表裏面を利用して一度に固定でき、しかも、金物自体の使用数も減らすことができる。
本実施形態に係る木造建築物の筋交い構造を表す正面図である。 図1に示した筋交い構造の下部を拡大した要部斜視図である。 (a)は筋交い金物を正面側より見た斜視図、(b)は筋交い金物を背面側より見た斜視図である。 筋交い金物と2枚の平筋交い材との位置関係を説明する分解正面図である。 図1に示した筋交い構造の下部を拡大した要部分解斜視図である。 組み立て途中における筋交い構造の要部分解斜視図である。 図1に示した筋交い構造の下部を拡大した要部側面図である。 2枚の平筋交い材の中心線の交差状況を表す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る木造建築物の筋交い構造を表す正面図である。
本実施形態に係る木造建築物の筋交い構造は、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する2枚の平筋交い材19,20が厚み方向で重ねられて組み入れられる。
矩形空間15は、左右一対の柱11と上下一対の横架材13との正面側の面と面一となる正面側の仮想矩形平面と、左右一対の柱11と上下一対の横架材13との背面側の面と面一となる背面側の仮想矩形平面とに挟まれた空間である。
柱11は、例えば105mm×105mmや120mm×120mmを使用できる。横架材13は、下側が土台で、例えば105mm×105mmや120mm×120mm、上側が梁などで、例えば幅120mm×高さ180、210、240mmを使用できる。平筋交い材19は、厚さ45mm×幅90mmで、これを2本使いすることにより、厚さとして合計で90mmとなる。
2枚の平筋交い材19,20の上端となる各一方の端19a,20aと、下端となる各他方の端19b,20bとは、同一形状の2個の筋交い金物21により上下の各入隅17に、ビス23等を用いて固定される。これら2枚の平筋交い材19,20及び2個の筋交い金物21は、矩形空間15内に配置される。
図2は、図1に示した筋交い構造の下部を拡大した要部斜視図である。なお、以下の説明において、筋交い構造は、矩形空間15の上下で筋交い金物21をそれぞれに使用するが、同一形状であり180°回転して固定されて使用されることから、下部の入隅17と、ここに固定される筋交い金物21について図示し、上部については省略する、
筋交い金物21は、2枚の平筋交い材19,20に挟まれて固定される。換言すれば、筋交い金物21は、2枚の平筋交い材19,20の端同士を同時に、柱11及び横架材13に固定する。2枚の平筋交い材19,20は、長手方向中央部で交差し、この長手方向中央部を回転中心として相互が反対方向へ若干回転して配置されることにより異なる傾斜となる。従って、2枚の平筋交い材19,20は、長手方向両端部で、回転によりずれた分、板厚方向に直交する表裏面(幅方向の面)が表出する。
図3(a)は筋交い金物21を正面側より見た斜視図、(b)は筋交い金物21を背面側より見た斜視図である。
筋交い金物21は、2枚の平筋交い材19,20の一方の端19a,20aと他方の端19b,20bとのそれぞれを、入隅17に固定する2個が、同一形状で形成される。筋交い金物21は、金具本体部25と、垂直片部27と、水平片部29とを有する。金具本体部25は、出隅が傾斜辺部31により切除された略L字板状となる。金具本体部25には、複数のビス穴33が穿設される。この金具本体部25は、2枚の平筋交い材19,20に表裏面が挟まれて固定される。垂直片部27は、金具本体部25から垂直に曲げられて、矩形板状に形成される。垂直片部27には、複数のビス穴33が穿設される。垂直片部27は、柱11に固定される。水平片部29は、金具本体部25から垂直片部27と反対側に曲げられて、矩形板状に形成される。水平片部29には、複数のビス穴33が穿設される。水平片部29は、横架材13に固定される。
金具本体部25は、入隅17に嵌る角部が、四角形に切り欠かれて切欠部35となる。切欠部35は、横架材13と平行な横辺部37と、柱11と平行な縦辺部39とが直交して切り欠かれる。換言すれば、切欠部35により横辺部37と縦辺部39とが残る。横辺部37と垂直片部27との交わる角部は、第1角部41となる。縦辺部39と水平片部29との交わる角部は、第2角部43となる。なお、切欠部35の横辺部37と縦辺部39とが交わる入隅部分は、直交せずに、面取り(R面)により円弧部45となって横辺部37と縦辺部39とを接続してもよい。これにより、金具本体部25は、切り欠き損失による強度の低下が抑制され、反り等に対する強度が高められている。
図4は、筋交い金物21と2枚の平筋交い材19,20との位置関係を説明する分解正面図である。
木造建築物の筋交い構造では、筋交い金物21の第1角部41、第2角部43が、平筋交い材19,20の板幅方向の中央を通る中心線47(軸線とも称すことができる)に、正面視で重なる位置に配置される。すなわち、第1角部41は、一方の平筋交い材19の板幅方向の中央を通る中心線47上に位置する。また、第2角部43は、他方の平筋交い材20の板幅方向の中央を通る中心線48上に位置する。
本実施形態において、この切欠部35における縦辺部39の長さAと、横辺部37の長さBとの比率は、例えばA:B=4:3で設定される。なお、この比率は、一例であり、これに限定されない。
一方の平筋交い材19の端は、中心線47が第1角部41を通る位置で、柱11と横架材13とに当接する当接面49a,49bが切断箇所51を除去することにより形成される。また、他方の平筋交い材20の端は、中心線48が第2角部43を通る位置で、柱11と横架材13とに当接する当接面50a,50bが切断箇所52を除去することにより形成される。中心線47が第1角部41を通る平筋交い材19は、横架材13に当接する当接面49bが、柱11に当接する当接面49aよりも小さい。また、中心線48が第2角部43を通る平筋交い材20は、柱11に当接する当接面50aが、横架材13に当接する当接面50bよりも極めて小さい。
木造建築物の筋交い構造は、2枚の平筋交い材19,20が交差する交差部59の上面と上側の横架材13との間に、上側間柱53が組み入れられ、交差部59の下面と下側の横架材13との間に、下側間柱55が組み入れられる。
図5は、図1に示した筋交い構造の下部を拡大した要部分解斜視図である。
木造建築物の筋交い構造は、矩形空間15に施工するにあたり、先ず、筋交い金物21がそれぞれの入隅17に固定される。筋交い金物21は、垂直片部27が柱11にビス23により固定され、水平片部29が横架材13にビス23により固定される。その後、2枚の平筋交い材19,20のいずれか一方が、筋交い金物21の金具本体部25に固定される。
図6は、組み立て途中における筋交い構造の要部分解斜視図である。
木造建築物の筋交い構造では、筋交い金物21を入隅17の中央に置いて、前後から平筋交い材19,20を取り付ける。その際、各平筋交い材19,20は、軸をずらすことで、筋交い金物21からビス23を施工することができるようになる。なお、仮に、2枚の平筋交い材19は、軸をずらさず2本を重ね合わせると、筋交い金物21で固定ができなくなる。また、外側、つまり筋交い材と柱及び横架材とにわたる矩形空間15の外の面側に別々の金物を施工することで2本の片筋交いを入れることは可能であるが、合計4個の金物が必要となる。本発明の木造建築物の筋交い構造では、一箇所の入隅17に対して1個の筋交い金物21を用いて2本の平筋交い材19,20を、軸をずらして固定することができる。
2枚の平筋交い材19,20は、例えば横架材13への当接面50bが大きい背面側となる他方の平筋交い材20が、金具本体部25のビス穴33に正面側から挿通されるビス23により、金具本体部25の背面に固定される。次いで、柱11への当接面49aが大きい正面側となる一方の平筋交い材19が、金具本体部25のビス穴33に、背面側から挿通されるビス23により、金具本体部25の正面に固定される。この際、柱11と他方の(背面側の)平筋交い材20との間には、正面側の平筋交い材19に、背面側から金具本体部25を貫通してビス23を固定するための間隙Cが確保できるようになる。
なお、筋交い金物21は、例えば、横架材13に対しては水平片部29が5本のビス23で、柱11に対しては垂直片部27が8本のビス23で固定される。筋交い金物21と各平筋交い材19,20とは、7~8本のビス23で固定される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係る木造建築物の筋交い構造では、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、2枚の平筋交い材19,20が厚み方向で重ねられて組み入れられる。2枚の平筋交い材19,20は、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する。従って、この木造建築物の筋交い構造では、一般的な1本の筋交いによる片筋交いが、2本の平筋交い材19,20で、それぞれの端部がそれぞれ固定されることとなった改良構造の片筋交いとなる。
木造建築物の筋交い構造は、従来の片筋交いと同様の配置構成となることにより、たすき筋交いに比べ、断熱材の施工性を良好にできる。また、たすき筋交いに比べ、隙間が発生しにくく、断熱性能の損失を抑制できる。これに加え、従来の片筋交いと同様の配置位置となるので、左右の柱間における左右上側の入隅17は、いずれか一方を筋交い金物不在にでき、エアコン冷媒配管等の貫通穴を施工しやすくすることができる。
また、木造建築物の筋交い構造は、筋交い金物21を使用することにより、一般的な断面45×90mmの平筋交い材2本を、軸を少しずらして施工することで、一対の対角線の片側に2本配置が可能となる。木造建築物の筋交い構造では、筋交い金物21の両面に2枚の平筋交い材19,20を固定することができるためである。これにより、90mm角1本の筋交いを片筋交いとして入れる場合、壁倍率が1.5倍しか認められないのに対し、2本使いとなることにより、壁倍率をたすき筋交いとほぼ同等程度まで大きくすることが可能となる。
すなわち、筋交い材が1本であると壁倍率は2倍となるので、2本使いのたすき筋交いでは、2+2の4倍となる。本発明の木造建築物の筋交い構造では、たすき筋交いと異なり2枚の平筋交い材19,20を重ねて使用し、かつ、それぞれの両端で柱11と横架材13とに固定される構成となることから、単に断面積が増えるのではない構造となるため、実際の壁倍率は、2本使い(2+2の4倍)となると想定され、4倍相当と推測される。
さらに、木造建築物の筋交い構造では、2枚の平筋交い材19,20の一方の端19a,19bと他方の端20a,20bとのそれぞれが同一形状の筋交い金物21により入隅17に固定されるので、2本の筋交い材の上下を固定するために4個の接合金具が必要であった従来構造に比べ、筋交い金物21を2個に半減させることができる。
図7は、図1に示した筋交い構造の下部を拡大した要部側面図である。
また、この木造建築物の筋交い構造では、筋交い金物21の金具本体部25が、切欠部35を有する。金具本体部25は、直交する二辺部を有し、これらが角部で交わるが、この角部が切り欠かれている。従って、角部を有していた金具本体部では、この角部が入隅17に嵌り込むことになり、入隅17の柱11と横架材13に挟まれる直角(90°)が少しでも大きくなると、入隅17に角部が先に当たり、水平片部29や垂直片部27が、横架材13や柱11に密着しにくくなる。筋交い金物21は、切欠部35を設けることにより、入隅17に角部が先に当たることを回避できる。その結果、筋交い金物21は、金具本体部25の角部を切り欠いた切欠部35を備えることにより、角部が入隅17に干渉しなくなり、収まりが良好となる。また、この切欠部35により、筋交い金物21は形状として凹部を有することになり、筋交い金物21を持ち運ぶ際や、設置する際などの指掛け部分となる。
また、この木造建築物の筋交い構造では、切欠部35が、横架材13と平行な横辺部37と、柱11と平行な縦辺部39とにより切り欠かれる。この切欠部35は、横辺部37と垂直片部27との交わる角部が第1角部41となり、縦辺部39と水平片部29との交わる角部が第2角部43となる。さらに、第1角部41は、一方の平筋交い材19の板幅方向の中央を通る中心線47上に位置する。また、第2角部43は、他方の平筋交い材20の板幅方向の中央を通る中心線48上に位置する。従って、一方の入隅17では、一対の平筋交い材19,20の端19a,20aが、この中心線47,48のずれ量だけ他方の平筋交い材20からずれてはみ出し、金具本体部25に固定可能な面が表出する。
図8は、2枚の平筋交い材19の中心線47の交差状況を表す説明図である。
さらに、対角線上の上部に位置する他方の入隅17では、筋交い金物21が180°回転して固定されるので、一対の平筋交い材19,20の中心線47,48は、平筋交い材19,20の長手方向中央部分で一旦交差した後、同様に中心線47,48のずれ量だけ端でずれる。このため、他方の入隅17においても、各中心線47,48のずれ量だけ両平筋交い材19,20がずれて、金具本体部25に固定可能な面(図7参照)が表出することになる。その結果、厚み方向前後に重ねて配置される2本の平筋交い材19,20の中心線47,48を、切欠部35の第1角部41と第2角部43に一致させ位置決めすることにより、2本の平筋交い材19,20の軸をずらし、それぞれの平筋交い材19,20を前後方向から固定できるようになる。
また、この木造建築物の筋交い構造では、2枚の平筋交い材19,20が、厚み方向で重ねられ、長手方向中央部で交差する。この長手方向中央部は、左右一対の柱11間の中間位置となる。従って、木造建築物の筋交い構造では、図1に示すように、上側の横架材13の中間位置から2枚の平筋交い材19,20の長手方向中央部に、上側間柱53を垂直に組み入れ、下側の横架材13の中間位置から2枚の平筋交い材19,20の長手方向中央部に、下側間柱55を組み入れることが可能となる。その結果、2本の平筋交い材19,20の長手方向の中央部同士が交差部59となるので、2本の柱11の中間部に上側間柱53と下側間柱55とからなる間柱57を立てることができる。
そして、本実施形態に係る筋交い金物21では、2枚の平筋交い材19,20に、金具本体部25が挟まれて固定される。金具本体部25は、垂直片部27と、水平片部29とが設けられる。垂直片部27は、金具本体部25から垂直に曲げられて柱11に固定される。水平片部29は、金具本体部25から垂直片部27と反対側に曲げられて横架材13に固定される。つまり、1つの筋交い金物21は、一箇所の入隅17において、金具本体部25の表裏面に2枚の平筋交い材19,20を固定し、これら平筋交い材19,20の端において垂直片部27と水平片部29とが干渉せず、その2枚の平筋交い材19,20の端を入隅17に同時に固定することができる。
これにより、左右一対の柱11と上下一対の横架材13とで囲まれた矩形空間15における1つの対角線上に位置する2つの入隅17の間に、2枚の平筋交い材19,20が厚み方向で重ねられて組み込み固定される。2枚の平筋交い材19,20は、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する。従って、筋交い金物21は、一般的な1本の筋交いによる片筋交いと異なり、2本の平筋交い材19,20で筋交い強度を増強した改良構造の片筋交いを実現できる。
また、筋交い金物21は、2枚の平筋交い材19,20の一方と他方とのそれぞれの端を同一形状のもので一度に入隅17に固定できるので、2本の筋交い材の上下を固定するために4個の接合金具が必要であった従来構造に比べ、使用数を2個に半減させることができる。
従って、本実施形態に係る木造建築物の筋交い構造によれば、片筋交いとしながらも一般的な片筋交いに比べ、壁倍率を大きくでき、しかも、筋交い金物21の使用数を抑制できる。
本実施形態に係る筋交い金物21によれば、片筋交いとして片寄せられた2本の平筋交い材19,20を、壁倍率を高めながら、表裏面を利用して一度に固定でき、しかも、金物自体の使用数も減らすことができる。
11…柱
13…横架材
15…矩形空間
17…入隅
19…平筋交い材(一方の平筋交い材)
19a,20a…一方の端
19b,20b…他方の端
20…平筋交い材(他方の平筋交い材)
21…筋交い金物
25…金具本体部
27…垂直片部
29…水平片部
35…切欠部
37…横辺部
39…縦辺部
41…第1角部
43…第2角部
47,48…中心線
53…上側間柱
55…下側間柱
59…交差部

Claims (4)

  1. 左右一対の柱と上下一対の横架材とで囲まれた矩形空間における1つの対角線上に位置する2つの入隅の間に、異なる傾斜により長手方向中央部で交差する2枚の平筋交い材が厚み方向で重ねられて組み入れられ、前記2枚の平筋交い材の一方の端と他方の端とのそれぞれが同一形状の筋交い金物により前記入隅に固定される木造建築物の筋交い構造であって、
    前記筋交い金物は、前記2枚の平筋交い材に挟まれて固定される金具本体部と、前記金具本体部から垂直に曲げられて前記柱に固定される垂直片部と、前記金具本体部から前記垂直片部と反対側に曲げられて前記横架材に固定される水平片部とを有することを特徴とする木造建築物の筋交い構造。
  2. 請求項1に記載の木造建築物の筋交い構造であって、
    前記金具本体部は、前記入隅に嵌る角部が略四角形に切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする木造建築物の筋交い構造。
  3. 請求項2に記載の木造建築物の筋交い構造であって、
    前記切欠部は、前記横架材と平行な横辺部と、前記柱と平行な縦辺部とが直交して切り欠かれ、
    前記横辺部と前記垂直片部との交わる角部が第1角部となり、
    前記縦辺部と前記水平片部との交わる角部が第2角部となり、
    前記第1角部が一方の前記平筋交い材の板幅方向の中央を通る中心線上に位置し、前記第2角部が他方の前記平筋交い材の板幅方向の中央を通る中心線上に位置することを特徴とする木造建築物の筋交い構造。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載の木造建築物の筋交い構造であって、
    前記2枚の平筋交い材が交差する交差部の上面と上側の前記横架材との間に、上側間柱が組み入れられ、前記2枚の平筋交い材が交差する交差部の下面と下側の前記横架材との間に、下側間柱が組み入れられることを特徴とする木造建築物の筋交い構造。
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