JP7144647B1 - 皿ばねの製造方法、および皿ばね - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、2020年10月14日に、日本に出願された特願2020-173168号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
したがって、ばね本体の径方向の外端部における前記中心軸線回りに沿う周方向の全長にわたって、圧縮残留応力が、皿ばねの使用時に最も高い引張応力が生ずる内周面で最大となり、外周面側に向かうに従い低くなるように付与された皿ばねを確実に得ることができる。
ばね本体の内周面において、皿ばねの使用時に最も高い引張応力が生ずる径方向の外端部の表面粗さが、前記圧縮残留応力が付与されている部分より径方向の内側に位置する部分の表面粗さより小さくなっている。これにより、皿ばねの使用時に、ばね本体の内周面における径方向の外端部に、例えば傷および表面粗さのばらつき等に起因して応力集中箇所が生ずること、並びに、ばね本体の内周面における径方向の外端部を支持する部材が損傷しやすくなること、をそれぞれ抑制することができる。
ばね本体の内周面において、皿ばねの使用時に最も高い引張応力が生ずる径方向の外端部の硬度が、前記圧縮残留応力が付与されている部分より径方向の内側に位置する部分の硬度より高くなっている。これにより、皿ばねの使用時に、ばね本体の内周面における径方向の外端部に、摩耗が生じたり、例えば傷等に起因して応力集中箇所が生じたりするのを抑制することができる。
以下、本発明に係る皿ばねの製造方法、および皿ばねの第1実施形態を、図1を参照しながら説明する。
以下、中心軸線Oに沿う方向を軸方向といい、軸方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
外周面1aは径方向の外側を向き、内周面1bは径方向の内側を向いている。外周面1aおよび内周面1bは、中心軸線Oに対して傾斜している。ばね本体1eは、軸方向に開口した傘形状、若しくはすり鉢形状に形成されている。
外周縁1cは、ばね本体1eにおける径方向の外側の端面とされ、内周縁1dは、ばね本体1eにおける径方向の内側の端面となっている。
なお、皿ばねとして、外周縁1cから径方向の外側に向けて突出した外爪、若しくは内周縁1dから径方向の内側に向けて突出した内爪が設けられた構成を採用してもよい。
なお、押付突起13は、第1支持体11と一体に形成されてもよい。押付突起13は、第1支持体11にねじ等で固定されてもよい。押付突起13は、第1支持体11に設けられなくてもよい。
押付面13aは、径方向から見て軸方向に突の曲線状を呈し、押付突起13は、径方向に延びる半割の円柱状に形成されている。
なお、規制部16は、設けなくてもよく、第1支持体11および第2支持体12のうちのいずれか一方にのみ設けてもよい。また、規制部として、ばね本体1eの外周縁1cに当接することで、ばね本体1eの弾性変形量を規定する構成を採用してもよい。
次に、第1支持体11および第2支持体12により、ばね本体1eに軸方向の圧縮力を付与した状態で、第1支持体11およびばね本体1eを、互いに摺接させつつ中心軸線O回りに相対回転させる。これにより、ばね本体1eの内周面1bのうち、少なくとも径方向の外端部に、周方向の全長にわたって圧縮残留応力が付与される。
なお、この際、これらの傾斜角度θ2、θ3を互いに同じにし、ばね本体1eを軸方向に弾性変形させた状態で、ばね本体1eの内周面1bのうち、径方向の外端部より径方向の内側に位置する部分と、押付面13aと、の間に、軸方向の隙間を設けなくてもよい。
また、この際、ばね本体1eの内周面1bにおける径方向の外端部は、ほぼ摩耗せず(最大数μm)擦られて、その表面粗さが、第1支持体11およびばね本体1eの相対回転前と比べて小さくなる。仮に摩耗が生じても、この摩耗のみによって、圧縮残留応力の厚さ方向の分布が変化することはない。
また、この際、ばね本体1eの内周面1bにおける径方向の外端部の硬度が、第1支持体11およびばね本体1eの相対回転前と比べて高くなる。
なお、ばね本体1eの内周面1bにおいて、圧縮残留応力が付与されている部分が、外周縁1cとの接続部分から、径方向の内側に、ばね本体1eの幅Wの30%を超えて位置すると、所望の高さまで圧縮残留応力を高めることが困難になる。
また、この皿ばね1では、内周面1bのうち、圧縮残留応力が付与されている部分の硬度が、これより径方向の内側に位置する部分の硬度より高くなっている。
また、内周面1bのうち、圧縮残留応力が付与されている部分の表面粗さを、これより径方向の内側に位置する部分の表面粗さ以上とし、かつ内周面1bのうち、圧縮残留応力が付与されている部分の硬度を、これより径方向の内側に位置する部分の硬度より高くしてもよい。
したがって、ばね本体1eの径方向の外端部における周方向の全長にわたって、圧縮残留応力が、皿ばね1の使用時に最も高い引張応力が生ずる内周面1bで最大となり、外周面1a側に向かうに従い低くなるように付与された皿ばね1を確実に得ることができる。
次に、実施例1、2では、第1支持体11および第2支持体12により、ばね本体1eに軸方向の圧縮力を付与した状態で、第1支持体11およびばね本体1eを、互いに摺接させつつ中心軸線O回りに相対回転させた。比較例1、2では、第1支持体に回転可能に支持されたボールを設け、このボールを、ばね本体の内周面における径方向の外端部に押付けることにより、ばね本体に軸方向の圧縮力を付与した状態で、ボールを回転させながら、第1支持体をばね本体に対して中心軸線O回りに回転させた。
ばね本体に軸方向の圧縮力を付与する際、実施例1および比較例1では、ばね本体を軸方向に圧縮する向きに弾性変形させ、実施例2および比較例2では、ばね本体を軸方向に弾性変形させなかった。
比較例3では、ショットピーニング加工のみを施した。
また、深さが零である内周面1bでの圧縮残留応力が、実施例1、2の双方ともに、比較例3よりも高くなっており、ショットピーニング加工の後にさらに高められたことが確認されるとともに、実施例1の方が実施例2より高くなることが確認された。
本発明に係る皿ばねの製造方法の第2実施形態を、図3~5Bを参照しながら説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本体部23は、円筒状の周壁部23aと、周壁部23aの下端に接続される円板状の底部23bと、を有する。本体部23は、ばね本体1eの中心軸線Oと同軸に配置される。周壁部23aの上端には、不図示の円環状の蓋が着脱可能に取り付けられる。
図4Aに示されるように、周壁部23aには、周方向に間隔をあけて複数の複数の係合孔(スリット)23cが形成されている。係合孔23cは、軸方向に延びる。なお、係合孔23cは、周壁部23aの軸方向の端部まで延びることなく、周壁部23aの軸方向の中央部に設けられていてもよい。係合孔23cは、周壁部23aの全域に亘って軸方向に延びるよう設けられていてもよい。また、係合孔23cの代わりに、周壁部23aの内周面から外周面側に向かって凹む係合溝が設けられていてもよい。係合溝とすることにより、周壁部23aの強度が向上する。
図4Bに示されるように、押圧部材24の径方向中央には、孔部24aが形成されている。複数の押圧部材24のうち、最も底部23b側に配置される押圧部材24の孔部24aには、後述する規制部25が挿通され、その他の押圧部材24の孔部24aには、後述する第2支持体22の軸部26が挿通される。押圧部材24の外周縁には、周方向に間隔をあけて複数の係合爪24bが設けられている。係合爪24bは、押圧部材24の外周縁から径方向外側に突出する。
押圧部材24は、本体部23の内側に配置される。このとき、係合爪24bは、係合孔23cにそれぞれ係合される。これにより、押圧部材24は、本体部23に対して、相対回転不能、かつ軸方向に相対移動可能に取り付けられる。したがって、本体部23と押圧部材24とは一体的に回転する。
軸部26は、中心軸線Oと同軸に配置される。軸部26は、ばね本体1eの内側に挿入される。
図5Aに示されるように、軸部26の外周面には、周方向に間隔をあけて複数の係合溝26aが形成される。係合溝26aは、軸方向に延びる。
図5Bに示されるように、平板部27の径方向中央には、孔部27aが形成される。孔部27aの周面には、周方向に間隔をあけて複数の係合爪27bが設けられている。係合爪27bは、孔部27aの周面から径方向内側に突出する。孔部27aには、軸部26が挿通される。このとき、係合爪27bは、係合溝26aにそれぞれ係合される。これにより、平板部27は、軸部26に対して、相対回転不能、かつ軸方向に相対移動可能に取り付けられる。したがって、軸部26と平板部27とは一体的に回転する。
なお、ばね本体1eに内爪が設けられていない場合には、回り止め部材28として、ばね本体1eの径方向の内端部を軸方向の両側から挟み込む構成を採用してもよい。
あるいは、回り止め部材28を設けずに、ばね本体1eと平板部27との間に生ずる摩擦力によって、第2支持体22に対するばね本体1eの回転移動を規制してもよい。
押圧部材24および平板部27は、軸方向に移動可能である。すなわち、押圧部材24および平板部27は、軸方向に相対的に接近離反可能に設けられている。
なお、押圧部材24と平板部27との間の摺動による摩擦を低減するために、押圧部材24において、平板部27と当接する部分の表面粗さを、他の部分の表面粗さよりも小さくしてもよく、平板部27において、押圧部材24と当接する部分の表面粗さを、他の部分の表面粗さよりも小さくしてもよい。また、押圧部材24と平板部27との間に、スラスト軸受けを設けてもよい。
まず、皿ばね1にショットピーニング加工を施す。次に、第1支持体21および第2支持体22により、ばね本体1eに軸方向の圧縮力を付与した状態で、第1支持体21およびばね本体1eを、互いに摺接させつつ中心軸線O回りに相対回転させる。これにより、ばね本体1eの内周面1bのうち、少なくとも径方向の外端部に、周方向の全長にわたって圧縮残留応力が付与される。
したがって、ばね本体1eの径方向の外端部における周方向の全長にわたって、圧縮残留応力が、皿ばね1の使用時に最も高い引張応力が生ずる内周面1bで最大となり、外周面1a側に向かうに従い低くなるように付与された皿ばね1を確実に得ることができる。
次に、本発明に係る皿ばねの製造方法の第3実施形態を、図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第2実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6に示されるように、製造装置30においては、第1支持体21の複数の押圧部材24のうち、最も底部23bに近い側に配置される押圧部材24以外の押圧部材24Aは、2つの皿ばね1を支持するよう構成される。具体的には、軸方向の向きが互いに逆向きとなる2つの皿ばね1が、押圧部材24Aを軸方向に挟んで配置される。このとき、これら2つの皿ばね1は、ばね本体1eの内周面1bが押圧部材24Aに対向するよう配置される。押圧部材24Aは、押圧部材24Aの両面において、これら2つの皿ばね1のばね本体1eの内周面1bのうち、少なくとも径方向の外端部を支持する。
本発明に係る皿ばねの製造方法の第4実施形態を、図7を参照しながら説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1~3実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7に示されるように、製造装置40においては、第1支持体21の本体部23が、ばね本体1eの中心軸線Oと異なる回転軸線Ogと同軸に配置される。複数の皿ばね1は、同一平面上に並べた状態で、回転軸線Og回りの周方向に間隔をあけて配置される。複数の皿ばね1のそれぞれについて、軸部26、平板部27、および押圧部材24が設けられる。軸部26、平板部27、および押圧部材24は、それぞれの皿ばね1の中心軸線Oと同軸に配置される。
なお、本実施形態では、皿ばね1のそれぞれについて押圧部材24を設けているが、複数の皿ばね1の全体で1つの押圧部材24を設けてもよい。
まず、皿ばね1にショットピーニング加工を施す。次に、第1支持体21および第2支持体22により、ばね本体1eに軸方向の圧縮力を付与した状態で、第1支持体21およびばね本体1eを、互いに摺接させつつ中心軸線O回りに相対回転させる。これにより、ばね本体1eの内周面1bのうち、少なくとも径方向の外端部に、周方向の全長にわたって圧縮残留応力が付与される。
したがって、ばね本体1eの径方向の外端部における周方向の全長にわたって、圧縮残留応力が、皿ばね1の使用時に最も高い引張応力が生ずる内周面1bで最大となり、外周面1a側に向かうに従い低くなるように付与された皿ばね1を確実に得ることができる。
例えば、ばね本体1eの内周縁1dに、周方向に間隔をあけて複数の内爪が設けられている場合、回り止め部材を、周方向で互いに隣り合う内爪同士の間に位置させ、ばね本体1eに内爪が設けられていない場合、回り止め部材により、ばね本体1eの径方向の内端部を軸方向の両側から挟み込んでもよい。
例えば、第1支持体11および第2支持体12の双方が、中心軸線O回りに回転可能に設けられている場合、第1支持体11およびばね本体1eを互いに摺接させる際、第1支持体11を、中心軸線O回りに沿う一方の向きに回転させつつ、第2支持体12を、中心軸線O回りに沿う他方の向きに回転させてもよい。また、第1支持体11および第2支持体12を、中心軸線O回りに沿う同一の向きに速度差を付けて回転させてもよい。
また、第1支持体11およびばね本体1eを互いに摺接させる際、第1支持体11を中心軸線O回りに回転させず、第2支持体12のみを中心軸線O回りに回転させてもよい。
また、第1支持体21および第2支持体22を、中心軸線O回りに沿う同一の向きに速度差を付けて回転させてもよい。
1a 外周面
1b 内周面
1c 外周縁
1d 内周縁
1e ばね本体
11、21 第1支持体(支持体)
13 押付突起
13a 押付面
O 中心軸線
Claims (10)
- 径方向の外側を向く外周面と、
径方向の内側を向く内周面と、
径方向の外側の端面である外周縁と、
径方向の内側の端面である内周縁と、
を有して環状に形成されたばね本体を有する皿ばねの製造方法であって、
前記内周面のうち、少なくとも径方向の外端部を支持する支持体を用いて、前記ばね本体に、前記ばね本体の中心軸線に沿う軸方向の圧縮力を付与した状態で、
前記支持体および前記ばね本体を、互いに摺接させつつ前記中心軸線回りに相対回転させることで、
前記内周面のうち、少なくとも径方向の外端部に圧縮残留応力を付与する、皿ばねの製造方法。 - 前記ばね本体に、前記支持体を用いて前記軸方向の圧縮力を付与する際、前記ばね本体を前記軸方向に弾性変形させる、請求項1に記載の皿ばねの製造方法。
- 前記支持体は、周方向に間隔をあけて設けられた複数の押付突起を備え、
前記内周面のうち、少なくとも径方向の外端部は、複数の前記押付突起に支持されている、請求項1または2に記載の皿ばねの製造方法。 - 前記軸方向に沿い、かつ前記中心軸線を通る縦断面視において、
前記軸方向で互いに対向する前記内周面、および前記押付突起の押付面はそれぞれ、前記中心軸線に直交する水平面に対して同じ向きに傾斜している、請求項3に記載の皿ばねの製造方法。 - 前記内周面のうち、径方向の外端部より径方向の内側に位置する部分と、前記押付面と、の間に、前記軸方向の隙間を設けた状態で、前記ばね本体に前記軸方向の圧縮力を付与する、請求項4に記載の皿ばねの製造方法。
- 前記押付突起のうち、前記軸方向で前記内周面と対向する押付面は、径方向から見て前記軸方向に突の曲線状を呈する、請求項3から5のいずれか1項に記載の皿ばねの製造方法。
- 複数の前記皿ばねを前記軸方向に直列に設けた状態で、複数の前記皿ばねに同時に前記圧縮残留応力を付与する、請求項1から6のいずれか1項に記載の皿ばねの製造方法。
- 複数の前記皿ばねを、前記軸方向の同じ向きに向けて同一平面上に複数並べた状態で、複数の前記皿ばねに同時に前記圧縮残留応力を付与する、請求項1から6のいずれか1項に記載の皿ばねの製造方法。
- 径方向の外側を向く外周面と、
径方向の内側を向く内周面と、
径方向の外側の端面である外周縁と、
径方向の内側の端面である内周縁と、
を有して環状に形成されたばね本体を有し、
前記内周面のうち、少なくとも径方向の外端部に、前記ばね本体の中心軸線回りに沿う周方向の全長にわたって、圧縮残留応力が付与され、
前記圧縮残留応力は、前記内周面において最大となり、前記外周面側に向かうに従い低くなる傾向を有しており、
前記内周面のうち、前記圧縮残留応力が付与されている部分の表面粗さは、これより径方向の内側に位置する部分の表面粗さより小さくなっている、皿ばね。 - 径方向の外側を向く外周面と、
径方向の内側を向く内周面と、
径方向の外側の端面である外周縁と、
径方向の内側の端面である内周縁と、
を有して環状に形成されたばね本体を有し、
前記内周面のうち、少なくとも径方向の外端部に、前記ばね本体の中心軸線回りに沿う周方向の全長にわたって、圧縮残留応力が付与され、
前記圧縮残留応力は、前記内周面において最大となり、前記外周面側に向かうに従い低くなる傾向を有しており、
前記内周面のうち、前記圧縮残留応力が付与されている部分の硬度は、これより径方向の内側に位置する部分の硬度より高くなっており、
前記内周面のうち、前記圧縮残留応力が付与されている部分の表面粗さは、これより径方向の内側に位置する部分の表面粗さより小さくなっている、皿ばね。
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