JP7143582B2 - 扇風機 - Google Patents

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    • F04D25/105Units comprising pumps and their driving means the working fluid being air, e.g. for ventilation the unit having provisions for automatically changing direction of output air by changing rotor axis direction, e.g. oscillating fans

Description

本発明は、扇風機に関する。
下記特許文献1に開示された扇風機は、支柱(4)に備えられた体温検出手段である赤外線センサー(6)により、使用者の睡眠状態への移行を検出して風量を低下させるようにしている。なお、括弧内は特許文献1における符号である。
特開2014-66151号公報
特許文献1の技術では、上記赤外線センサー(6)が就寝中の使用者の体温を検出できるように、就寝前に使用者が扇風機の向きを調整しておかなくてはならないので、必ずしも使い勝手が良くない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、就寝時の使い勝手が良好であるとともに、使用者に対して効率的に送風できる扇風機を提供することを目的とする。
本発明に係る扇風機は、外部へ風を送出する送風部と、人体を検出可能な人体検出手段とを有する可動体と、可動体を首振り動作させる駆動手段と、水平面に対する送風方向の角度が変わるように可動体を動かす第二駆動手段と、運転モードとして就寝モードを設定可能な制御手段と、を備え、就寝モードは、可動体を第一角度の範囲で首振り動作させることにより、寝床に寝ている人の位置を検出する人位置検出動作と、可動体を第一角度よりも小さい第二角度の範囲で首振り動作させながら寝床に寝ている人に向けて送風する首振り送風運転とを含み、人位置検出動作のときに、第二駆動手段により、水平面に対する可動体の向きを調整しながら、寝床に寝ている人の位置を検出するものである。
本発明によれば、就寝時の使い勝手が良好であるとともに、使用者に対して効率的に送風することが可能となる。
実施の形態1による扇風機の側面図である。 実施の形態1による扇風機の側面図である。 実施の形態1による扇風機の制御系統の構成を示すブロック図である。 就寝モードにおける扇風機の動作の例について説明するための平面図である。 人が睡眠を開始してから起床するまでの間の睡眠状態の変化の一例を示す図である。 実施の形態1による扇風機の就寝モードのときの動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1における人位置検出動作の検出結果の一例を示す説明図である。 実施の形態1による扇風機の就寝モードのときの他の動作例を示す図である。 実施の形態2による空調システムを備えた寝室内部の側面図である。 実施の形態2による空調システムの制御系統の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1及び図2は、実施の形態1による扇風機1の側面図である。図3は、実施の形態1による扇風機1の制御系統の構成を示すブロック図である。これらの図に示す本実施の形態の扇風機1は、一般にリビング扇と呼ばれるタイプものである。本開示における扇風機は、このようなリビング扇と呼ばれるタイプに限定されるものではなく、他にも、例えばタワー型と呼ばれる扇風機のような、各種の扇風機にも適用可能である。以下の説明では、原則として、扇風機1の設置状態に基づいて、上下、左右、前後の各向きが特定されるものとする。
図1に示すように、扇風機1は、台座部2、支柱部3及び可動体4を備える。台座部2は、設置面上に置かれる部分である。設置面は、扇風機1が設置される面で、例えば床面等である。台座部2の上面には、支柱部3が固定されている。支柱部3は、上下に細長い柱状の部材である。台座部2は、台座部2の上に設けられた支柱部3及び可動体4を安定して自立させることができるように、前後及び左右方向について十分な大きさを有する。
可動体4は、ファン4a、ファンモータ4b、前ガード4c、後ガード4d、及び人体検出センサ4eを備える。本実施の形態におけるファン4aは、プロペラ状の形状を有する軸流ファンである。ファンモータ4bは、ファン4aを回転させる。ファン4aは、ファンモータ4bの出力軸に接続されている。ファン4aは、外部へ風を送出する送風部に相当する。ファンモータ4bは、ファン4aの回転速度を調整可能である。ファン4aの回転速度が高いほど、風量が高くなる。
前ガード4cは、ファン4aを前から覆う。後ガード4dは、ファン4aを後ろから覆う。すなわち、ファン4aは、前ガード4c及び後ガード4dの内側に収められるようにして設けられている。前ガード4c及び後ガード4dは、ファン4aの外形に合わせて、正面視で円形状を呈する。前ガード4c及び後ガード4dは、例えば、それぞれが円形椀状の形状を有していてもよい。前ガード4c及び後ガード4dの少なくとも一部は、格子状または網状の形状を有していてもよい。
図示の構成では、人体検出センサ4eは、後ガード4dの上部に取り付けられている。または、人体検出センサ4eは、前ガード4cの上部に取り付けられていてもよい。人体検出センサ4eは、人体を検出可能な人体検出手段に相当する。可動体4の下部に人体検出センサ4eを配置してもよいが、図示のように、可動体4の上部に人体検出センサ4eを配置することが望ましい。可動体4の上部に人体検出センサ4eを配置することで、扇風機1と使用者との間にある障害物によって人体検出センサ4eの視野が遮られることをより確実に防止できる。
ファンモータ4bは、モータ収納部5の内部に配置されている。モータ収納部5は、左右首振りモータ6を介して支柱部3の上部に連結されている。左右首振りモータ6は、可動体4を首振り動作させる駆動手段に相当する。左右首振りモータ6が運転されると、可動体4及びモータ収納部5が一体となって首振り動作する。「首振り動作」とは、可動体4の向きを横方向すなわち左右方向に変える動作である。「首振り動作」において、可動体4は、鉛直方向に沿う回転軸、または鉛直方向に対して斜めの回転軸を中心として、回転する。図示の構成では、左右首振りモータ6による可動体4の回転軸は、鉛直方向に沿う方向である。また、左右首振りモータ6による可動体4の回転軸が、支柱部3の中心の位置にほぼ一致しているが、両者の位置はずれていてもよい。
人体検出センサ4eは、可動体4の他の部分に対して、アクチュエータを介さずに固定されている。左右首振りモータ6により可動体4が首振り動作すると、人体検出センサ4eも一体となって首振り動作する。
本実施の形態の扇風機1は、上下動モータ7をさらに備える。上下動モータ7は、モータ収納部5の内部に配置されている。上下動モータ7は、図1及び図2の紙面に対して垂直な方向に沿う回転軸、すなわち水平方向に沿う回転軸を有する。上下動モータ7が運転されると、上下動モータ7の回転軸を中心として、可動体4が回転する。上下動モータ7は、水平面に対する送風方向の角度が変わるように可動体4を動かす第二駆動手段に相当する。送風方向は、可動体4から気流が吹き出される方向である。本実施の形態では、ファン4aの中心線が送風方向に相当する。
図1の状態は、ファン4aの中心線が水平になっている状態、すなわち送風方向が水平の状態に相当する。図2は、上下動モータ7により可動体4を斜め上に向けた状態を示す。図2の状態では、送風方向は水平面に対して斜め上を向く。図示を省略するが、上下動モータ7により可動体4を斜め下に向けること、すなわち送風方向が水平面に対して斜め下を向くようにすることが可能であってもよい。
人体検出センサ4eの視野の中心軸は、可動体4からの送風方向に対して平行でもよい。または、可動体4からの送風方向の中心線が、人体検出センサ4eの視野の中心軸に一致してもよい。本実施の形態では、上下動モータ7により可動体4の向きを変えると、水平面に対する、人体検出センサ4eの視野の中心軸の角度を変えることができる。
扇風機1は、操作部8及び制御部9をさらに備える。図示の例では、台座部2の上面に操作部8が配置され、操作部8の下であって台座部2の内部に制御部9が配置されている。操作部8は、使用者が操作するスイッチを備える。操作部8は、情報を表示するディスプレイを備えてもよい。操作部8は、操作部とディスプレイの機能を兼ね備えるタッチスクリーンを備えてもよい。制御部9は、扇風機1の運転を制御する制御手段に相当する。使用者は、操作部8を操作することで、扇風機1の運転、停止、及び運転モードの設定などを制御部9に対して入力できる。
図3に示すように、本実施の形態における扇風機1は、室内の温度及び湿度を検出する温湿度センサ10をさらに備える。ファンモータ4b、人体検出センサ4e、左右首振りモータ6、上下動モータ7、操作部8、及び温湿度センサ10は、制御部9に対して電気的に接続されている。図示を省略するが、扇風機1は、制御部9と無線通信可能なリモコン装置を備えてもよい。使用者は、当該リモコン装置を用いて、扇風機1を遠隔操作できる。また、操作部8を台座部2から取り外し可能とし、操作部8をリモコン装置として使用可能に構成してもよい。また、例えばスマートフォン、タブレット端末のような携帯情報端末100と制御部9とが通信可能とし、携帯情報端末100を扇風機1のユーザーインターフェースとして使用可能にしてもよい。その場合、携帯情報端末100と制御部9とがネットワークを介して通信可能としてもよい。
人体検出センサ4eは、非接触にて、人の位置及び動きの少なくとも一方を検出する。扇風機1は、人体検出センサ4eとして、例えば、赤外線センサ、ドップラセンサのような電波センサ、カメラ、赤外線カメラ、サーモグラフィー、超音波レーダーのうちの少なくとも一つを備えてもよい。人体検出センサ4eは、人の体動、心拍、脈動、拍動、呼吸のうちの少なくとも一つを検出可能でもよい。制御部9は、人体検出センサ4eにより検出された情報を用いて、例えば、眠っている人の位置、眠っている人がいる範囲、人が睡眠状態か否かなどを検出可能である。制御部9は、人が睡眠状態にあることを検出した場合には、さらに、その睡眠の深さを検出してもよい。
制御部9は、例えば、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを有する処理回路を備える。制御部9の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部9の各機能を実現してもよい。少なくとも1つのメモリは、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等を含んでもよい。制御部9の処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものでもよい。
制御部9は、例えば、温湿度センサ10により検出された室内の温度及び湿度、人体検出センサ4eにより検出された検出結果などをメモリに記憶する。また、制御部9のメモリは、プロセッサが各種演算処理を行う際の作業用メモリとしても使用される。
制御部9は、運転モードとして就寝モードを設定可能である。就寝モードは、就寝する人が扇風機1を使う場合の運転モードである。図4は、就寝モードにおける扇風機1の動作の例について説明するための平面図である。図4は、寝床200に寝ている人300と、扇風機1とを上方から見た図である。寝床200は、例えば、ベッドまたは布団である。図4の例では、寝床200及び寝ている人300に対して横方向の位置に扇風機1が置かれているが、扇風機1を置く位置がこれに限定されないことは言うまでもない。例えば、寝ている人300の足が向いている方向に扇風機1が置かれてもよい。
就寝モードは、寝ている人300の位置を検出する人位置検出動作と、寝ている人300に向けて送風する首振り送風運転とを含む。人位置検出動作において、制御部9は、可動体4を左右首振りモータ6により第一角度αの範囲で首振り動作させながら、寝ている人300の位置を人体検出センサ4eによって検出する。可動体4が首振り動作すると、可動体4に備えられた人体検出センサ4eも首振り動作するので、人体検出センサ4eの視野が左右方向に走査される。このため、人位置検出動作によれば、寝ている人300を人体検出センサ4eの視野に確実に捉えることができるので、寝ている人300の位置を確実に検出できる。
第二角度βは、第一角度αよりも小さい角度である。首振り送風運転では、制御部9は、可動体4を左右首振りモータ6により第二角度βの範囲で首振り動作させながら、寝ている人300に向けて送風する。この際、制御部9は、人位置検出動作により検出された寝ている人300の位置に応じて、第二角度βの範囲を決定する。
第一角度αは、左右首振りモータ6による可動体4の最大可動範囲に相当する角度でもよいし、当該角度より小さい角度でもよい。可動体4の最大可動範囲に相当する角度を第一角度αにすることで、寝ている人300の位置をより確実に検出できる。図4の例では、第一角度αは180度よりも小さい角度であるが、第一角度αは、180度以上でもよいし、360度でもよい。
本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。
・寝ている人300の位置を自動的に検出できるので、使用者は、寝床200に入る前に扇風機1の向きを微調整する必要がない。このため、使い勝手が良好である。
・左右首振りモータ6を用いて人体検出センサ4eを首振り動作させることができるので、人体検出センサ4eの視野を走査するためのアクチュエータを別個に設ける必要がない。このため、構造を簡素化でき、製造コストを低減できる。
・首振り送風運転では、寝ている人300に向けて送風されるので、人がいない方向へ無駄に送風することを抑制できる。このため、効率的な送風が可能となる。送風方向を首振りせず、寝ている人300に風を当て続けると、寝ている人300の体が冷えすぎ、寝冷えを招く可能性がある。これに対し、首振り送風運転であれば、寝ている人300の体のうちで風が当たる位置が変化するので、体の冷えすぎを確実に防止する上で有利になる。
人位置検出動作のときに、制御部9は、ファン4aを回転させておいてもよいし、ファン4aを停止させておいてもよい。人位置検出動作のときにファン4aを回転させておけば、首振り送風運転の開始前にも寝ている人300に風を当てることが可能となる。人位置検出動作のときにファン4aを停止させておけば、ファンモータ4bの電力消費を抑制できる。
人位置検出動作のときに、制御部9は、上下動モータ7により可動体4の向きを調整しながら、寝ている人300の位置を検出してもよい。そのようにすることで、寝ている人300を人体検出センサ4eの視野により確実に捉えることができるので、寝ている人300の位置をより確実に検出できる。また、首振り送風運転のときに、水平面に対する送風方向の角度をより適切な角度に調整できる。
制御部9は、人体検出センサ4eにより検出される人体等の表面温度分布に基づいて、寝ている人300の位置を判定してもよい。また、就寝モードの実行中に、制御部9は、人体検出センサ4eにより検出される、寝ている人300の体の表面温度分布または寝ている人300の体動などに応じて、寝ている人300の睡眠の状態を判定可能でもよい。就寝モードのときに、制御部9は、人体検出センサ4eを用いて検出される情報、温湿度センサ10により検出される室内の温度及び湿度などの情報に基づいて、送風方向を調整することで、より無駄なく効率的に送風するように制御してもよい。
ここで、睡眠状態について説明する。図5は、人が睡眠を開始してから起床するまでの間の睡眠状態の変化の一例を示す図である。図5は、睡眠の深さを示す睡眠深度と体動との関係を示している。体動を示す縦線の高さは、体動の大きさを示す。高い縦線は大きな体動を示す。
図5に示したように、人が睡眠を開始してから次に目覚めるまでの間には、睡眠深度1、2、3、4の順に睡眠が深くなるように移行し、その後、睡眠深度3、2、1、REM睡眠へと移行するという睡眠サイクルが通常約90分周期で繰り返される。また、人が睡眠を開始してから起床するまでの睡眠時間は、比較的睡眠状態の深い前半の時間帯(以下、「睡眠前半」と称する)と、比較的睡眠状態の浅い後半の時間帯(以下、「睡眠後半」と称する)とに分けて考えることができる。睡眠前半では、眠りが深く、気流及び温湿度などの外的な刺激に対して比較的鈍感である。これに対し、睡眠後半では、眠りが浅くなり、睡眠深度3、4になることがあまりなくなり、外的な刺激に反応しやすくなる。なお、睡眠が深いほど体動が少なくなるため、制御部9は、例えば、人体検出センサ4eを用いて検出される体動の頻度から寝ている人300の睡眠状態を推定することができる。
制御部9は、例えば、以下のようにしてもよい。制御部9は、寝ている人300の体動を人体検出センサ4eが検出した時刻を記憶する。そして、制御部9は、過去の一定時間に発生した体動の合計回数と、睡眠状態を判別するための閾値とを比較し、その比較結果から睡眠状態を推定する。また、制御部9は、体動が検出された時間幅、すなわち体動が検出されてから次に体動が検出されるまでの時間を閾値と比較し、その比較結果から睡眠状態を推定してもよい。または、その他の方法で制御部9が睡眠状態を推定しても構わない。以上のようにして、制御部9は、寝ている人300の睡眠が、比較的睡眠状態の深い睡眠前半から、比較的睡眠状態の浅い睡眠後半へ移行したかどうかを判定可能である。
次に、実施の形態1による扇風機1の動作の例についてさらに説明する。図6は、実施の形態1による扇風機1の就寝モードのときの動作例を示すフローチャートである。使用者は、寝床200に風が届く範囲内の位置に扇風機1を配置し、操作部8を操作することで就寝モードの運転を開始させることができる。また、使用者は、寝床200に入った状態で、リモコン装置または携帯情報端末100により扇風機1を遠隔操作することで就寝モードの運転を開始させてもよい。
制御部9は、就寝モードを開始すると、まず、ステップS1として、温湿度センサ10により室内の温度及び湿度を検出し、その検出された室内の温度及び湿度に応じた適切な風量になるように、ファン4a及びファンモータ4bによる風量を選定する。
次いで、制御部9は、ステップS2として可動体4を左右首振りモータ6により第一角度αの範囲で首振り動作させると共に、ステップS3として人体検出センサ4eによるセンシングを行い、寝ている人300の位置を検出する。この例においては、ステップS2及びステップS3の処理が人位置検出動作に相当する。
図7は、実施の形態1における人位置検出動作の検出結果の一例を示す説明図である。以下、図7を参照して、人位置検出動作の検出結果の一例について説明する。図7は、人位置検出動作により検出された、寝床200を含む領域の温度分布を示すマップに相当する。図7に示す例においては、人体検出センサ4eは、複数の赤外線センサが上下方向に並んだ赤外線センサアレイ(図示省略)を有しているものとする。各赤外線センサは、視野角の範囲からの赤外線を受光し、当該視野角の範囲の温度を検出できる。図7中の各セル毎に、各赤外線センサの検出温度が対応している。制御部9は、左右首振りモータ6により人体検出センサ4eの赤外線センサアレイによる検出範囲を左右方向に走査しながら、各赤外線センサの検出温度を記録することで、図7に示すようにして、寝床200を含む領域の温度分布をマッピングすることができる。
夏場の室温は典型的には20℃から30℃の範囲にあると考えられるので、人の体温は室温よりも高いとみなせる。図7の例では、白色のセルは比較的低温の領域を示し、ハッチングを付したセルは比較的高温の領域を示す。制御部9は、白色のセルで示される比較的低温の領域は、室温を示す領域、すなわち人体ではない領域であると判定する。また、制御部9は、ハッチングを付したセルで示される比較的高温の領域は、人体、すなわち寝ている人300が占める領域に相当する判定する。例えば上記のようにして、制御部9は、寝ている人300の位置、及び寝ている人300が占める領域を特定できる。
図6のフローチャートに戻って説明を続ける。人位置検出動作が終了すると、制御部9は、ステップS4として、可動体4を左右首振りモータ6により第二角度βの範囲で首振り動作させながら、寝ている人300に向けて送風する首振り送風運転を行う。首振り送風運転においては、以下のようにしてもよい。制御部9は、人位置検出動作で検出された情報に基づいて、第二角度βの大きさ及び範囲を調整してもよい。制御部9は、寝ている人300の全身に風が当たるように、第二角度βの大きさ及び範囲を調整してもよい。あるいは、制御部9は、寝ている人300の体のうちの一部の領域にのみ風が当たるように、第二角度βの大きさ及び範囲を調整してもよい。
首振り送風運転において、制御部9は、寝ている人300の頭を避けて、寝ている人300の体に向けて送風するように、第二角度βの大きさ及び範囲を調整してもよい。すなわち、制御部9は、寝ている人300の頭には直接の風がなるべく当たらず、寝ている人300の頭以外の体には風が直接当たるように、第二角度βの大きさ及び範囲を調整してもよい。一般に、人の頭部は、吹かれ感のない程度の送風ならば放熱を促進するが、風を感じるほどの風量だと、睡眠を妨げたり、乾燥を促進してしまい、呼吸にも影響が出る可能性がある。寝ている人300の頭を避けて送風することで、そのような事象をより確実に防止することができ、使い勝手がさらに良好になる。
制御部9は、寝ている人300の頭部の位置を例えば以下のようにして特定することができる。顔は露出しているのに対して、体は衣服または寝具により覆われている。このため、顔の表面から検出される温度は、体の表面から検出される温度よりも高いと考えられる。よって、図7に示す例において、高温領域のうちでも最も温度の高い領域を、寝ている人300の頭部の位置であると特定することができる。または、温度分布のマッピングの解像度を図7に示す例よりも高くすることで、寝ている人300の全身の形状をより正確に検出し、その全身形状から、寝ている人300の頭部の位置を特定することができる。また、人体検出センサ4eとして赤外線カメラまたはサーモグラフィーを備える場合には、赤外線カメラまたはサーモグラフィーにより撮影された寝ている人300の全身の画像から、寝ている人300の頭部の位置を特定することができる。
本実施の形態において、制御部9は、首振り送風運転の途中で、ステップS5として、寝ている人300の睡眠の状態を判定する睡眠検出を行う。前述したように、制御部9は、例えば、人体検出センサ4eにより検出される体動に基づいて、寝ている人300の睡眠の状態を判定可能である。ステップS5において、制御部9は、寝ている人300の睡眠が、比較的睡眠状態の深い睡眠前半から、比較的睡眠状態の浅い睡眠後半へ移行したかどうかを判定する。寝ている人300の睡眠が睡眠前半であり、まだ睡眠後半へ移行していない場合には、制御部9は、ステップS3へ戻り、人位置検出と、首振り送風運転を継続する。寝ている人300の位置は、体動によって睡眠の位置が変わりうるので、寝ている人300の位置をステップS3の人位置検出により再度検出することで、寝ている人300の移動に応じて、第二角度βの大きさ及び範囲を再調整できる。また、制御部9は、ステップS5からステップS2へ戻るようにして、第一角度αの範囲での首振り動作による人位置検出動作を再び実行してもよい。これにより、寝ている人300の位置が大きく動いた場合でも、寝ている人300の位置をより確実に検出できる。
ステップS5において、制御部9は、以下のようにしてもよい。制御部9は、人体検出センサ4eにより寝ている人300の体動を検出し、睡眠状態の判定を行う。一定時間の体動数が所定の閾値よりも小さい場合、あるいは体動の大きさが所定の閾値よりも小さい場合には、制御部9は、寝ている人300の睡眠の状態が睡眠前半であると判定する。体動は、図5に示すように、大きくなったり無くなったりを繰り返す。制御部9は、人体検出センサ4eにより体動を検出することで、寝ている人300の睡眠の進行を判定する。しばらくした後、人体検出センサ4eにより検出される一定時間の体動数が閾値よりも大きくなった場合、あるいは体動の大きさが閾値よりも大きくなった場合には、制御部9は、寝ている人300の睡眠状態が浅くなったと判定し、睡眠後半へ移行したと判定する。
寝ている人300の睡眠状態が睡眠後半へ移行した場合には、制御部9は、首振り送風運転を終了し、ステップS6へ進み、風量を低下させる。これにより、睡眠後半へ移行したことで眠りが浅くなった使用者(寝ている人300)の睡眠を妨げないようにすることが可能となる。ステップS6では、左右首振りモータ6による首振り動作を停止させ、送風方向を一定方向に維持してもよい。
次いで、制御部9は、ステップS7として、人体検出センサ4eにより、寝ている人300の位置を再び検出する。続いて、制御部9は、ステップS8として、人よけ送風運転を行う。この人よけ送風運転では、制御部9は、上下動モータ7によって可動体4を図2のように上に向けた状態とすることにより、寝ている人300よりも上の空間に向けて送風する。これにより、室内全体の空気が循環するサーキュレーションの作用が得られることで、睡眠後半で眠りが浅くなった使用者(寝ている人300)の睡眠を妨げることなく、使用者が暑さを感じることを防止することが可能となる。
ステップS8の人よけ送風運転の変形例として、上下動モータ7によって可動体4を上に向けた状態にすることに代えて、送風方向が、寝ている人300に風が直接当たらない方向となるように、左右首振りモータ6によって可動体4の向きを変えるようにしてもよい。その場合でも、上記効果に類似した効果が得られる。
ステップS8の処理に続いて、制御部9は、ステップS9として、就寝モードの運転を終了するかどうかを判定し、就寝モードの運転を終了する場合にはステップS12として扇風機1の運転を停止する。ステップS9では、就寝モードの運転の終了を例えば以下のようにして判定する。
・使用者が、操作部8、リモコン装置、または携帯情報端末100に対して、扇風機1の運転を停止する操作をした場合には、就寝モードの運転を終了すると判定する。
・就寝モードの運転の開始から、予め設定された終了時間(例えば8時間)が経過した場合には、就寝モードの運転を終了すると判定する。
・予め設定された起床時刻になった場合には、就寝モードの運転を終了すると判定する。
・人体検出センサ4eにより使用者の位置を検出し、使用者が起床したか否かを判定し、使用者が起床した場合には就寝モードの運転を終了すると判定する。
ステップS9で就寝モードの運転をまだ終了しないと判定した場合には、制御部9は、ステップS10として、人体検出センサ4eを寝ている人300の方に向け、寝ている人300の体動を検出し、寝ている人300が寝返りを打ったかどうかを判定する。寝ている人300が寝返りを打っていないと判定した場合には、制御部9は、ステップS7以降の処理を繰り返すことで、人よけ送風運転を行う。
これに対し、寝ている人300が寝返りを打ったと判定した場合には、制御部9は、ステップS11として、人あて送風運転を行う。この人あて送風運転では、制御部9は、寝ている人300の体に向けて送風するように可動体4の向きを制御する。寝ている人300は、体と寝具との間に熱がこもっていると、暑いと感じて寝返りを打つ場合がある。そこで、寝ている人300が寝返りを打った場合には、寝ている人300の体に向けて送風する人あて送風運転を行うことで、寝ている人300が感じる暑さを軽減することが可能となる。この例のように、就寝モードにおいて、寝ている人300の姿勢が変化した場合に、送風方向及び風量の少なくとも一方を変化させることで、寝ている人300の快適性を向上することが可能となる。
ステップS11の人あて送風運転を所定時間継続した後、制御部9は、ステップS7以降の処理を繰り返すことで、人あて送風運転から再び人よけ送風運転へ移行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、扇風機1に備えた人体検出センサ4eにより、寝ている使用者の位置を検出するとともに、睡眠状態を判定し、使用者の状態に合わせた送風を行うことで、空気調和機での送風制御に比べて、より精密な送風制御を行うことが可能となる。また、空気調和機に比べて省エネルギーであるとともに、寝冷え防止にも有利であり、質の良い睡眠を使用者に提供することができる。また、人体検出センサ4eを可動体4に設置したことで、個別の駆動機構を必要とせずに広いエリアで人体を検出することができるので、安価に構成することができる。
図8は、実施の形態1による扇風機1の就寝モードのときの他の動作例を示す図である。就寝モードのときに、制御部9は、図6のフローチャートに示す動作例に代えて、図8に示す動作例に基づいて制御してもよい。図6の動作例では、睡眠の進行と寝返りの有無とに応じて送風方向及び風量を変更しているが、図8に示す動作例では、睡眠の進行と寝返りの有無に加え、さらに室温にも応じて、送風方向及び風量を変更する。
以下、図8に示す動作例について説明する。図8では、睡眠の進行段階を「睡眠前半」「睡眠後半」「起床間近」の三段階に分けている。睡眠前半から睡眠後半への移行を制御部9が判定する方法は前述したとおりである。睡眠後半から起床間近への移行を制御部9が判定する方法としては、例えば、使用者の体動がさらに増加または増大した場合に起床間近であると判定してもよいし、予め設定された起床時刻が近くなった場合に起床間近と判定してもよい。図8中の「寝返り時」の欄は、使用者が寝返りを打ったことが検出された場合の制御内容を示す。これに対し「通常」の欄は、使用者が寝返りを打っていないときの制御内容を示す。「風向」の欄において、「あて」は首振り送風運転または人あて送風運転を意味し、「よけ」は人よけ送風運転を意味し、「OFF」はファン4aの停止を意味する。「風量」の欄の「大」「中」「小」は、ファン4aの回転速度を三段階に調整する場合の各段階を意味する。さらに、図8の例では、室温が22℃から25℃の範囲にある場合と、室温が25℃から28℃の範囲にある場合と、室温が28℃以上である場合とに分けて、送風方向及び風量を変更する。
室温に応じて、人の温冷感が変化することは言うまでもない。また、扇風機1を空気調和機と併用する使用者と、空気調和機とは併用せずに扇風機1を使う使用者との両方がいると考えられるので、様々な室温の元で扇風機1が使用されると考えられる。空気調和機と併用しない場合、室温が例えば28℃以上の暑熱環境になることも考えられる。28℃以上の暑熱環境においては、睡眠中の使用者が暑さを感じて覚醒が増えると考えられる。そこで、図8の例では、室温が28℃以上の場合には、睡眠後半において、寝返りの無い場合であっても、首振り送風運転または人あて送風運転を行う。これにより、28℃以上の暑熱環境の場合に、睡眠後半において使用者が感じる暑さを確実に軽減できる。その一方で、室温が25℃以下の場合には、睡眠後半において送風運転を行うと、寒いと感じる人がいると考えられる。そこで、図8の例では、睡眠後半の寝返りの無い場合において、室温が25℃以下のときには、ファン4aを停止する。
また、図8の例において、室内の湿度の情報をさらに用いて制御してもよい。就寝モードにおいて、室内の温度及び湿度の少なくとも一方に関する室内情報と、寝ている人300の睡眠の状態とに応じて、送風方向及び風量の少なくとも一方を変えることで、より良質な睡眠を使用者に提供する上でより有利になる。
就寝モードにおける送風方向及び風量の少なくとも一方を使用者がカスタマイズできるユーザーインターフェースを設け、制御部9が、当該ユーザーインターフェースから受信した情報に応じて、就寝モードにおける送風方向及び風量の少なくとも一方を調整してもよい。例えば、スマートフォンのような携帯情報端末100が専用のアプリケーションをダウンロードすることで、携帯情報端末100を上記ユーザーインターフェースとして使用可能になってもよい。または、扇風機1の操作部8またはリモコン装置が上記ユーザーインターフェースの機能を備えてもよい。温冷感には個人差があり、また、寝具あるいは寝間着の違いによっても、温冷感は異なる。このため、就寝モードにおける送風方向及び風量の少なくとも一方を使用者がカスタマイズできるようにすることで、使用者の個人差に対応した、より適切な制御を行うことが可能となる。上記ユーザーインターフェースにおいては、例えば、使用者が各項目についてプルダウンメニューによって選択できるようにしたり、睡眠の進行段階ごとに各設定を行うことができるようにしたり、時間帯の区間ごとに各設定を行うことができるようにしてもよい。携帯情報端末100が上記ユーザーインターフェースとして使用可能である場合には、操作部8及びリモコン装置に上記の機能を設ける必要がないので、操作部8及びリモコン装置の操作スイッチ等を削減することができる。
また、人体検出センサ4eを用いて検出された睡眠状態に関する情報等を睡眠情報として制御部9が上記ユーザーインターフェースに対して送信し、その睡眠情報を上記ユーザーインターフェースのディスプレイに表示可能にしてもよい。睡眠情報としては、例えば、就寝時間、起床時間、眠りの深さ、睡眠効率などが挙げられる。そのようにすることで、日々の睡眠情報を使用者が確認できるようになり、健康管理に役立てることが可能となる。
また、制御部9は、就寝モードのときに、人体検出センサ4eで検出した使用者が子供であった場合には、体の表面積が小さいことを考慮して、大人の使用者の場合よりも風量が低くなるように制御してもよい。制御部9は、例えば、図7に示す例において、人体の領域に相当する高温部の面積が閾値よりも小さい場合に、使用者が子供であると判定してもよい。
実施の形態2.
次に、図9及び図10を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図9は、実施の形態2による空調システムを備えた寝室内部の側面図である。図10は、実施の形態2による空調システムの制御系統の構成を示すブロック図である。これらの図に示すように、本実施の形態の空調システムは、空気調和機11と、扇風機12とを備える。
図9に示すように、空気調和機11は、寝室400の壁401のうち、天井402に近い位置に取り付けられている。寝室400には、ベッド500が置かれている。空気調和機11は、人体検出センサ13を備える。人体検出センサ13は、ベッド500に寝ている人600の位置を検出可能な人体検出手段に相当する。人体検出センサ13は、実施の形態1の人体検出センサ4eと同様の構成を有する。空気調和機11に備えられた人体検出センサ13は、高い位置にあるので、人体検出センサ13の向きを変えなくても、広い空間をその視野の中に捉えることができる。
あるいは、空気調和機11は、人体検出センサ13の向きを変えるアクチュエータ(図示省略)を備え、当該アクチュエータにより人体検出センサ13の向きを変えることで、寝室400の全体に渡って人体検出センサ13の視野を走査してもよい。または、空気調和機11が備える可動ルーバ(図示省略)に人体検出センサ13を取り付け、可動ルーバを動かすことで、人体検出センサ13の視野を走査するように構成してもよい。
図10に示すように、空気調和機11は、少なくとも冷房を実行可能な空調機能部14と、空調機能部14等の運転を制御する制御部15と、使用者が操作する操作部16と、室温及び湿度を検出する温湿度センサ17とを備える。空調機能部14は、暖房及び除湿を実行可能でもよい。空気調和機11の制御部15は、空気調和機11のリモコン装置、または携帯情報端末100と無線通信可能である。
扇風機12の制御部9は、空気調和機11の制御部15と通信可能な通信手段を有する。また、扇風機12は、人体検出センサ4e及び温湿度センサ10を備えないこと以外は、実施の形態1の扇風機1と同様の構成を有する。空気調和機11と扇風機12とは、相互に通信して各種データを共有可能であるため、空気調和機11と扇風機12とが連携して動作することが可能となる。扇風機12の制御部9が携帯情報端末100と無線通信可能でもよい。
空気調和機11の制御部15は、人体検出センサ13により、実施の形態1と同様にして、寝ている人600の位置、寝ている人600が占める範囲、寝ている人600の睡眠状態及びその睡眠の深さなどを検出可能である。その検出された情報を扇風機12の制御部9が空気調和機11の制御部15から受信する。扇風機12の制御部9は、その受信した情報に基づいて、就寝モードの運転を行う。例えば、扇風機12の制御部9は、就寝モードにおいて、寝ている人600の位置に関する情報に基づいて、可動体4を首振り動作させながら寝ている人600に向けて送風する首振り送風運転を行ってもよい。その他、扇風機12の制御部9は、実施の形態1と同様の運転を行ってもよい。
このように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、高い位置にある空気調和機11に人体検出センサ13を備えたことで、広い指向角で室内全体を見渡すことに関して有利になる。さらに、扇風機12だけでは不可能な室温の調整も行うことができるので、より良質な睡眠を使用者に提供することが可能となる。
空気調和機11の制御部15は、扇風機12の位置を検出するとともに、人体検出センサ13により検出された寝ている人600の位置情報を、扇風機12の位置から見た座標系における位置情報となるように座標変換した上で、扇風機12の制御部9に送信してもよい。例えば、人体検出センサ13がカメラを備える場合、当該カメラにより撮影された画像を処理することで、扇風機12の位置を検出することが可能である。
上述した実施の形態では、台座部に対して首振り動作する可動体にファン及びファンモータを備えたタイプの扇風機について説明したが、本開示における扇風機は、例えば、ファン及びファンモータが台座部に備えられ、外部へ風を送出するノズルを有する送風部が首振り動作する可動体に設けられ、台座部のファンで発生した気流をダクトを通して可動体のノズルから噴出するような扇風機にも適用可能である。
1 扇風機、 2 台座部、 3 支柱部、 4 可動体、 4a ファン、 4b ファンモータ、 4c 前ガード、 4d 後ガード、 4e 人体検出センサ、 5 モータ収納部、 6 左右首振りモータ、 7 上下動モータ、 8 操作部、 9 制御部、 10 温湿度センサ、 11 空気調和機、 12 扇風機、 13 人体検出センサ、 14 空調機能部、 15 制御部、 16 操作部、 17 温湿度センサ、 100 携帯情報端末、 200 寝床、 300 寝ている人、 400 寝室、 401 壁、 402 天井、 500 ベッド、 600 寝ている人

Claims (11)

  1. 外部へ風を送出する送風部と、人体を検出可能な人体検出手段とを有する可動体と、
    前記可動体を首振り動作させる駆動手段と、
    水平面に対する送風方向の角度が変わるように前記可動体を動かす第二駆動手段と、
    運転モードとして就寝モードを設定可能な制御手段と、
    を備え、
    前記就寝モードは、前記可動体を第一角度の範囲で首振り動作させることにより、寝床に寝ている人の位置を検出する人位置検出動作と、前記可動体を前記第一角度よりも小さい第二角度の範囲で首振り動作させながら前記寝床に寝ている人に向けて送風する首振り送風運転とを含み、
    前記人位置検出動作のときに、前記第二駆動手段により、水平面に対する前記可動体の向きを調整しながら、前記寝床に寝ている人の位置を検出する
    扇風機。
  2. 前記首振り送風運転において、前記寝床に寝ている人の頭を避けて前記寝床に寝ている人の体に向けて送風する請求項1に記載の扇風機。
  3. 前記制御手段は、前記寝床に寝ている人の睡眠の状態を判定可能である請求項1または請求項2に記載の扇風機。
  4. 前記制御手段は、前記寝床に寝ている人の睡眠が、比較的睡眠状態の深い睡眠前半から、比較的睡眠状態の浅い睡眠後半へ移行したかどうかを判定可能である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の扇風機。
  5. 前記睡眠前半から前記睡眠後半へ移行すると、送風方向及び風量の少なくとも一方を変化させる請求項4に記載の扇風機。
  6. 前記睡眠前半から前記睡眠後半へ移行すると、前記寝床に寝ている人への風量を低下させるか、前記寝床に寝ている人に直接当たらない方向へ送風する請求項4に記載の扇風機。
  7. 前記就寝モードにおいて、室内の温度及び湿度の少なくとも一方に関する室内情報と、前記寝床に寝ている人の睡眠の状態とに応じて、送風方向及び風量の少なくとも一方を変える請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の扇風機。
  8. 前記就寝モードは、前記寝床に寝ている人に直接当たらない方向へ送風する人よけ送風運転を含む請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の扇風機。
  9. 前記就寝モードは、前記寝床に寝ている人よりも上の空間に向けて送風する人よけ送風運転を含む請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の扇風機。
  10. 前記就寝モードにおいて、前記寝床に寝ている人の姿勢が変化すると、送風方向及び風量の少なくとも一方を変化させる請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の扇風機。
  11. 前記制御手段は、前記就寝モードにおける送風方向及び風量の少なくとも一方を使用者がカスタマイズできるユーザーインターフェースから受信した情報に応じて前記就寝モードにおける送風方向及び風量の少なくとも一方を調整する請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の扇風機。
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