JP7142812B1 - リーク判定方法およびめっき装置 - Google Patents

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Abstract

コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する技術を提供する。リーク判定方法は、基板ホルダに保持された基板をめっき液に浸漬してめっき処理した後に基板ホルダのコンタクト部材に対して洗浄液を吐出する吐出ステップ120と、コンタクト部材を洗浄した後の洗浄液の導電率を計測する計測ステップ122と、基準となる基板ホルダに対してあらかじめ計測された洗浄液の第1の導電率と、計測ステップ122によって計測された洗浄液の第2の導電率と、の比較に基づいてコンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する判定ステップ128と、を含む。

Description

本願は、リーク判定方法およびめっき装置に関する。
めっき装置の一例としてカップ式の電解めっき装置が知られている。カップ式の電解めっき装置は、被めっき面を下方に向けて基板ホルダに保持された基板(例えば半導体ウェハ)をめっき液に浸漬させ、基板とアノードとの間に電圧を印加することによって、基板の表面に導電膜を析出させる。
基板ホルダは、一般に、基板に電気を供給するためのコンタクト部材を有する。また、基板ホルダは、基板をめっき液に浸漬させているときにめっき液がコンタクト部材の配置領域に侵入するのを防止するためのシール部材を有する。しかしながら、シール部材と基板との間の隙間からめっき液が侵入してコンタクト部材に付着する場合がある。この点、特許文献1には、めっき処理後にコンタクト部材を洗浄すること、および、コンタクト部材を洗浄した後の洗浄液の導電率に基づいて洗浄処理を終了する判断を行うことが開示されている。
特許第7047200号公報
コンタクト部材の配置領域にめっき液がリークした場合には、コンタクト部材の腐食、あるいはコンタクト部材における薬液成分の析出または固着により、電気抵抗のばらつきが発生し、めっき処理の均一性が悪化するおそれがある。したがって、基板ホルダごとにコンタクト部材の配置領域にめっき液がリークするか否かを判定する技術が求められる。
そこで、本願は、コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する技術を提供することを1つの目的としている。
一実施形態によれば、基板ホルダに保持された基板をめっき液に浸漬してめっき処理した後に前記基板ホルダのコンタクト部材に対して洗浄液を吐出する吐出ステップと、前記コンタクト部材を洗浄した後の洗浄液の導電率を計測する計測ステップと、基準となる基板ホルダに対してあらかじめ計測された洗浄液の第1の導電率と、前記計測ステップによって計測された洗浄液の第2の導電率と、の比較に基づいて前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する判定ステップと、を含む、リーク判定方法が開示される。
図1は、本実施形態のめっき装置の全体構成を示す斜視図である。 図2は、本実施形態のめっき装置の全体構成を示す平面図である。 図3は、本実施形態のめっきモジュールの構成を概略的に示す縦断面図である。 図4は、本実施形態のめっきモジュールの構成を概略的に示す斜視図である。 図5は、本実施形態のめっきモジュールの構成を概略的に示す平面図である。 図6は、固定トレー部材および電気伝導度計の構成を概略的に示す斜視図である。 図7は、固定トレー部材および電気伝導度計の構成を概略的に示す縦断面図である。 図8は、本実施形態のめっきモジュールの構成を概略的に示す縦断面図である。 図9は、本実施形態のめっきモジュールの構成の一部を拡大して概略的に示す縦断面図である。 図10は、本実施形態のめっきモジュールによるコンタクト部材の洗浄を模式的に示す図である。 図11は、ノズル洗浄用カバーの構成を概略的に示す斜視図である。 図12は、ノズル洗浄用カバーの構成を概略的に示す側面図である。 図13は、本実施形態のめっきモジュールによる処理を示すフローチャートである。 図14は、図13のフローチャートにおける洗浄液の導電率の推移を模式的に示す図である。 図15は、本実施形態のめっきモジュールによる処理を示すフローチャートである。 図16は、図15のフローチャートにおける洗浄液の導電率の推移を模式的に示す図である。 図17は、めっき液のリーク判定の変形例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
<めっき装置の全体構成>
図1は、本実施形態のめっき装置の全体構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態のめっき装置の全体構成を示す平面図である。図1、2に示すように、めっき装置1000は、ロードポート100、搬送ロボット110、アライナ120、プリソークモジュール300、めっきモジュール400、スピンリンスドライヤ600、搬送装置700、および、制御モジュール800を備える。
ロードポート100は、めっき装置1000に図示していないFOUPなどのカセットに収納された基板を搬入したり、めっき装置1000からカセットに基板を搬出するためのモジュールである。本実施形態では4台のロードポート100が水平方向に並べて配置されているが、ロードポート100の数および配置は任意である。搬送ロボット110は、基板を搬送するためのロボットであり、ロードポート100、アライナ120、およびスピンリンスドライヤ600の間で基板を受け渡すように構成される。搬送ロボット110および搬送装置700は、搬送ロボット110と搬送装置700との間で基板を受け渡す際には、図示していない仮置き台を介して基板の受け渡しを行うことができる。
アライナ120は、基板のオリエンテーションフラットやノッチなどの位置を所定の方向に合わせるためのモジュールである。本実施形態では2台のアライナ120が水平方向に並べて配置されているが、アライナ120の数および配置は任意である。
プリソークモジュール300は、例えばめっき処理前の基板の被めっき面に形成したシード層表面等に存在する電気抵抗の大きい酸化膜を硫酸や塩酸などの処理液でエッチング除去してめっき下地表面を洗浄または活性化するプリソーク処理を施すように構成される。本実施形態では2台のプリソークモジュール300が上下方向に並べて配置されているが、プリソークモジュール300の数および配置は任意である。めっきモジュール400は、基板にめっき処理を施す。本実施形態では、上下方向に3台かつ水平方向に4台並べて配置された12台のめっきモジュール400のセットが2つあり、合計24台のめっきモジュール400が設けられているが、めっきモジュール400の数および配置は任意である。
スピンリンスドライヤ600は、洗浄処理後の基板を高速回転させて乾燥させるためのモジュールである。本実施形態では2台のスピンリンスドライヤが上下方向に並べて配置されているが、スピンリンスドライヤの数および配置は任意である。搬送装置700は、めっき装置1000内の複数のモジュール間で基板を搬送するための装置である。制御モジュール800は、めっき装置1000の複数のモジュールを制御するように構成され、例えばオペレータとの間の入出力インターフェースを備える一般的なコンピュータまたは専用コンピュータから構成することができる。
めっき装置1000による一連のめっき処理の一例を説明する。まず、ロードポート100にカセットに収納された基板が搬入される。続いて、搬送ロボット110は、ロードポート100のカセットから基板を取り出し、アライナ120に基板を搬送する。アライナ120は、基板のオリエンテーションフラットやノッチなどの位置を所定の方向に合わせる。搬送ロボット110は、アライナ120で方向を合わせた基板を搬送装置700へ受け渡す。
搬送装置700は、搬送ロボット110から受け取った基板をめっきモジュール400へ搬送する。めっきモジュール400は、基板にプリウェット処理を施す。搬送装置700は、プリウェット処理が施された基板をプリソークモジュール300へ搬送する。プリソークモジュール300は、基板にプリソーク処理を施す。搬送装置700は、プリソーク処理が施された基板をめっきモジュール400へ搬送する。めっきモジュール400は、基板にめっき処理を施す。さらに、めっきモジュール400は、めっき処理が施された基板に洗浄処理を施す。
搬送装置700は、洗浄処理が施された基板をスピンリンスドライヤ600へ搬送する。スピンリンスドライヤ600は、基板に乾燥処理を施す。搬送ロボット110は、スピンリンスドライヤ600から基板を受け取り、乾燥処理を施した基板をロードポート100のカセットへ搬送する。最後に、ロードポート100から基板を収納したカセットが搬出される。
<めっきモジュールの構成>
次に、めっきモジュール400の構成を説明する。本実施形態における24台のめっきモジュール400は同一の構成であるので、1台のめっきモジュール400のみを説明する。図3は、本実施形態のめっきモジュール400の構成を概略的に示す縦断面図である。図3に示すように、めっきモジュール400は、めっき液を収容するためのめっき槽410を備える。めっき槽410は、円筒状の側壁と円形の底壁とを有する容器であり、上部には円形の開口が形成されている。また、めっきモジュール400は、めっき槽410の上部開口の外側に配置されたオーバーフロー槽405を備える。オーバーフロー槽405は、めっき槽410の上部開口から溢れためっき液を受けるための容器である。
めっきモジュール400は、めっき槽410の内部を上下方向に隔てるメンブレン420を備える。めっき槽410の内部はメンブレン420によってカソード領域422とアノード領域424に仕切られる。カソード領域422とアノード領域424にはそれぞれめっき液が充填される。アノード領域424のめっき槽410の底面にはアノード430が設けられる。カソード領域422にはメンブレン420に対向して抵抗体450が配置される。抵抗体450は、基板Wfの被めっき面Wf-aにおけるめっき処理の均一化を図るための部材であり、多数の孔が形成された板状部材によって構成される。
また、めっきモジュール400は、被めっき面Wf-aを下方に向けた状態で基板Wfを保持するための基板ホルダ440を備える。めっきモジュール400は、基板ホルダ440を昇降させるための昇降機構442を備える。昇降機構442は、例えばモータなどの公知の機構によって実現することができる。また、めっきモジュール400は、被めっき面Wf-aの中央を垂直に伸びる仮想的な回転軸周りに基板Wfが回転するように基板ホルダ440を回転させるための回転機構446を備える。回転機構446は、例えばモータなどの公知の機構によって実現することができる。
めっきモジュール400は、昇降機構442を用いて基板Wfをカソード領域422のめっき液に浸漬し、回転機構446を用いて基板Wfを回転させながら、アノード430と基板Wfとの間に電圧を印加することによって、基板Wfの被めっき面Wf-aにめっき処理を施すように構成される。
また、めっきモジュール400は、基板ホルダ440を傾斜させるように構成された傾斜機構447を備える。傾斜機構447は、例えばチルト機構などの公知の機構によって実現することができる。
めっきモジュール400は、めっき槽410の上方に配置されたカバー部材460と、基板ホルダ440に保持された基板Wfの洗浄処理を行うための洗浄装置470と、を備える。以下、カバー部材460および洗浄装置470について説明する。
<カバー部材>
図4は、本実施形態のめっきモジュールの構成を概略的に示す斜視図である。図4に示すように、カバー部材460は、めっき槽410の上方に配置された円筒状の側壁461を有する。側壁461は、基板ホルダ440の昇降経路を囲むように配置されている。また、カバー部材460は、側壁461の下端に接続された底壁462を有する。底壁462は、めっき槽410の上部開口の側壁461より外側を覆う板状部材である。
図4に示すように、底壁462には排気口464が形成される。排気口464は、図示を省略しているが、めっきモジュール400の外部に連通するようになっている。したがって、めっき槽410内のめっき液がミスト化して生成される雰囲気(めっき液雰囲気)は、排気口464を介してめっきモジュール400の外部に排出される。
図4に示すように、カバー部材460の側壁461には開口461aが形成されている。この開口461aは、洗浄装置470を側壁461の外部と内部との間で移動させるための通路となる。
<洗浄装置>
次に、洗浄装置470について説明する。図5は、本実施形態のめっきモジュールの構成を概略的に示す平面図である。なお、図5では説明の便宜上、以下で説明するノズル洗浄用カバーの図示を省略している。図5は、基板洗浄部材472およびコンタクト洗浄部材482が退避位置に配置された状態を実線で示し、基板洗浄部材472およびコンタクト洗浄部材482が洗浄位置に配置された状態を破線で示している。
図3から図5に示すように、洗浄装置470は、基板ホルダ440に保持された基板Wfの被めっき面Wf-aを洗浄するための基板洗浄部材472を備える。基板洗浄部材472は、複数(本実施形態では4個)の基板洗浄ノズル472aを備える。複数の基板洗浄ノズル472aは、基板洗浄部材472が洗浄位置に配置されたときに、基板Wfの半径方向、または基板Wfの回転方向と交差する方向に沿って配置される。基板洗浄部材472には配管471が接続されている。図示していない液源から供給された洗浄液(例えば純水)は配管471を介して基板洗浄部材472に送られ、複数の基板洗浄ノズル472aのそれぞれから吐出される。
また、洗浄装置470は、基板ホルダ440に保持された基板Wfに給電するためのコンタクト部材を洗浄するためのコンタクト洗浄部材482を備える。コンタクト洗浄部材482は、洗浄液を吐出するためのコンタクト洗浄ノズル482aを備える。コンタクト洗浄部材482には配管481が接続されている。図示していない液源から供給された洗浄液(例えば純水)は配管481を介してコンタクト洗浄部材482に送られ、コンタクト洗浄ノズル482aから吐出される。コンタクト洗浄部材482を用いたコンタクト部材の洗浄の詳細は後述する。
洗浄装置470は、アーム474を旋回させるように構成された駆動機構476を備える。駆動機構476は、例えばモータなどの公知の機構によって実現することができる。アーム474は、駆動機構476から水平方向に伸びる板状の部材である。基板洗浄部材472およびコンタクト洗浄部材482は、アーム474上に保持されている。駆動機構476は、アーム474を旋回させることによって、基板洗浄部材472およびコンタクト洗浄部材482を、めっき槽410と基板ホルダ440との間の洗浄位置と、めっき槽410と基板ホルダ440との間から退避した退避位置と、の間で移動させるように構成されている。
図4および図5に示すように、洗浄装置470は、基板洗浄部材472の下方に配置されたトレー部材478を備える。トレー部材478は、基板洗浄部材472から吐出されて基板Wfの被めっき面Wf-aに衝突した後に落下した洗浄液を受けるように構成された容器である。また、トレー部材478は、コンタクト洗浄部材482から吐出されてコンタクト部材に衝突した後に落下した洗浄液を受けるように構成されている。本実施形態では、基板洗浄部材472、コンタクト洗浄部材482、およびアーム474の全体がトレー部材478に収容されている。駆動機構476は、基板洗浄部材472、コンタクト洗浄部材482、アーム474、およびトレー部材478を共に、洗浄位置と退避位置との間で旋回させるように構成されている。ただし、駆動機構476は、基板洗浄部材472、コンタクト洗浄部材482、およびアーム474と、トレー部材478と、を別々に駆動できるようになっていてもよい。
図4に示すように、トレー部材478の下方には固定トレー部材484が配置されている。固定トレー部材484は、トレー部材478に落下した洗浄液をトレー部材478から受けるように構成される。固定トレー部材484は、退避位置に配置されている。図6は、固定トレー部材および電気伝導度計の構成を概略的に示す斜視図である。図7は、固定トレー部材および電気伝導度計の構成を概略的に示す縦断面図である。図6および図7に示すように、固定トレー部材484は上面が開口した箱状の部材である。固定トレー部材484の底壁484aには、洗浄液を流すための開口484bが形成されている。底壁484aは、開口484bが最も低い位置に配置されるように、開口484bに向けて下降するように傾斜している。
固定トレー部材484の下方には、固定トレー部材484と排液管488とを連結する連結部材487が配置される。連結部材487は、開口484bから下方向に伸びる第1の流路487aと、排液管488から上方向に伸びる第2の流路487bと、第1の流路487aの底部および第2の流路487bの頂部を連通する第3の流路487cと、を含む。第1の流路487aの底部は第2の流路487bの頂部よりも低い位置にあるので、第3の流路487cは、第1の流路487aの底部から第2の流路487bの頂部に向けて斜め上方向に伸びる。すなわち、連結部材487は、S字形状の流路を備えている。固定トレー部材484に落下した洗浄液は、連結部材487および排液管488を介して排出される。
洗浄装置470は、トレー部材478に落下した洗浄液の導電率を測定するための電気伝導度計486を備える。具体的には、電気伝導度計486のセンサ部486aは、連結部材487の第1の流路487aの底部に配置される。連結部材487に流れ込んだ洗浄液は、連結部材487がS字形状の流路を有しているので、第1の流路487aの底部に一時的に溜まった後、第3の流路487c、および第2の流路487bの順に一方向に流れる。したがって、電気伝導度計486のセンサ部486aは常に液置換された洗浄液に浸されているで、洗浄液の導電率を経時的に正確に計測することができる。
<基板の洗浄>
めっきモジュール400は、めっき処理が終了したら、昇降機構442によって基板ホルダ440をめっき槽410から上昇させ、基板ホルダ440を、カバー部材460(側壁461)に囲まれる位置に配置する。めっきモジュール400は、図5に破線で示すように基板洗浄部材472を洗浄位置に配置する。これにより、基板Wfの被めっき面Wf-aに対して基板洗浄ノズル472aが向けられる。また、めっきモジュール400は、回転機構446によって基板ホルダ440を回転させる。回転機構446は、例えば、基板ホルダ440を1rpm~20rpmの回転速度で回転させるように構成されている。また、めっきモジュール400は、傾斜機構447によって基板ホルダ440を傾斜させた状態で、基板Wfの被めっき面Wf-aを洗浄するようになっている。以下、この点について説明する。
図8は、本実施形態のめっきモジュールの構成を概略的に示す縦断面図である。図9は、本実施形態のめっきモジュールの構成の一部を拡大して概略的に示す縦断面図である。
図8に示すように、基板ホルダ440は、基板Wfの被めっき面Wf-aの外周部を支持するための支持機構494と、支持機構494とともに基板Wfを挟持するためのバックプレートアッシー492と、バックプレートアッシー492から鉛直に上に伸びる回転シャフト491と、を備える。支持機構494は、基板Wfの被めっき面Wf-aを露出させるための開口を中央に有する環状部材であり、柱部材496によって吊り下げ保持されている。
バックプレートアッシー492は、支持機構494とともに基板Wfを挟持するための円板状のフローティングプレート492-2を備える。フローティングプレート492-2は、基板Wfの被めっき面Wf-aの裏面側に配置される。また、バックプレートアッシー492は、フローティングプレート492-2の上方に配置された円板状のバックプレート492-1を備える。また、バックプレートアッシー492は、フローティングプレート492-2を基板Wfの裏面から離れる方向に付勢するためのフローティング機構492-4と、フローティング機構492-4による付勢力に抗してフローティングプレート492-2を基板Wfの裏面に押圧するための押圧機構492-3と、を備える。
フローティング機構492-4は、フローティングプレート492-2からバックプレート492-1を貫通して上方に伸びるシャフトの上端とバックプレート492-1との間に取り付けられた圧縮ばねを含む。フローティング機構492-4は、圧縮ばねの圧縮反力によってシャフトを介してフローティングプレート492-2を上方へ持ち上げ、基板Wfの裏面から離れる方向へ付勢させるように構成される。
押圧機構492-3は、バックプレート492-1の内部に形成された流路を介してフローティングプレート492-2に流体を供給することにより、フローティングプレート492-2を下方に押圧するように構成される。押圧機構492-3は、流体が供給されているときには、フローティング機構492-4による付勢力よりも強い力で基板Wfを支持機構494へ押圧する。
図9に示すように、支持機構494は、基板Wfの被めっき面Wf-aの外周部を支持するための環状の支持部材494-1を含む。支持部材494-1は、バックプレートアッシー492(フローティングプレート492-2)の下面の外周部に付き出すフランジ494-1aを有する。フランジ494-1aの上には環状のシール部材494-2が配置される。シール部材494-2は弾性を有する部材である。支持部材494-1は、シール部材494-2を介して基板Wfの被めっき面Wf-aの外周部を支持する。シール部材494-2とフローティングプレート492-2とで基板Wfを挟持することにより、支持部材494-1(基板ホルダ440)と基板Wfとの間がシールされる。
支持機構494は、支持部材494-1の内周面に取り付けられた環状の台座494-3と、台座494-3の上面に取り付けられた環状の導電部材494-5と、を備える。台座494-3は、例えばステンレスなどの導電性を有する部材である。導電部材494-5は、例えば銅などの導電性を有する環状部材である。
支持機構494は、基板Wfに給電するためのコンタクト部材494-4を備える。コンタクト部材494-4は、台座494-3の内周面にネジ等によって環状に取り付けられている。支持部材494-1は、台座494-3を介してコンタクト部材494-4を保持している。コンタクト部材494-4は、図示していない電源から基板ホルダ440に保持された基板Wfに給電するための導電性を有する部材である。コンタクト部材494-4は、基板Wfの被めっき面Wf-aの外周部に接触する複数の基板接点494-4aと、基板接点494-4aよりも上方に延伸する本体部494-4bと、を有する。
基板Wfをめっき処理するときにはシール部材494-2とバックプレートアッシー492とで基板Wfを挟持することにより、支持部材494-1と基板Wfとの間がシールされる。
図8に示すように、傾斜機構447は、基板ホルダ440を傾斜させる。これにより、基板ホルダ440に保持された基板Wfも傾斜する。基板洗浄部材472は、傾斜機構447によって傾斜し、かつ、回転機構446によって回転する基板Wfの被めっき面Wf-aに洗浄液を吐出するように構成される。これにより、基板Wfの被めっき面Wf-aの全体を洗浄することができる。
なお、上記の説明では、めっき処理後に基板Wfの被めっき面Wf-aからめっき液を洗浄するために基板洗浄部材472を使用する例を示したが、これに限定されない。めっきモジュール400は、プリウェット処理のために基板洗浄部材472を使用することもできる。すなわち、めっきモジュール400は、基板洗浄部材472を用いて、めっき処理前の基板Wfの被めっき面Wf-aを純水または脱気水などの処理液で濡らすことで、基板表面に形成されたパターン内部の空気を処理液に置換することができる。
<コンタクト部材の洗浄>
次に、基板ホルダ440に取り付けられたコンタクト部材の洗浄について説明する。図10は、本実施形態のめっきモジュールによるコンタクト部材の洗浄を模式的に示す図である。図10に示すように、本実施形態では、バックプレートアッシー492(フローティングプレート492-2)は、コンタクト部材494-4を洗浄するときに、コンタクト部材494-4に囲まれる位置に配置される。
コンタクト洗浄部材482は、バックプレートアッシー492の下面に向けて洗浄液を吐出し、バックプレートアッシー492の下面に当たって跳ね返った洗浄液を本体部494-4bに向けるように構成される。バックプレートアッシー492の下面に当たって跳ね返った洗浄液は、本体部494-4bに衝突した後、重力によって本体部494-4bから下方に流れる。これにより、本体部494-4bおよび基板接点494-4aに付着した塵、埃、またはシール部材494-2にリークがある場合にはめっき液が、洗浄液とともに落下してトレー部材478に回収される。
なお、上記では基板ホルダ440が水平になっている状態でコンタクト部材494-4を洗浄する例を示したが、これに限定されない。コンタクト洗浄部材482は、傾斜機構447によって基板ホルダ440を傾斜させた状態で、コンタクト部材494-4を洗浄してもよい。また、上記ではバックプレートアッシー492の下面に向けて洗浄液を吐出する例を示したが、これに限定されない。バックプレートアッシー492は、コンタクト部材494-4を洗浄するときに、コンタクト部材494-4に囲まれる位置より高い位置に配置されてもよい。この場合、コンタクト洗浄部材482は、基板ホルダ440の下方からコンタクト部材の本体部494-4bに向けて洗浄液を吐出することができる。
<ノズル洗浄用カバー>
図4に示すように、洗浄装置470は、コンタクト洗浄部材482を洗浄するためのノズル洗浄用カバーを備える。以下、ノズル洗浄用カバーについて説明する。図11は、ノズル洗浄用カバーの構成を概略的に示す斜視図である。図11は、基板洗浄部材472およびコンタクト洗浄部材482が洗浄位置に配置された状態を示している。図12は、ノズル洗浄用カバーの構成を概略的に示す側面図である。図11は、基板洗浄部材472およびコンタクト洗浄部材482が退避位置に配置された状態を示している。
図11に示すように、ノズル洗浄用カバー489は、固定トレー部材484に取り付けられている。ノズル洗浄用カバー489は、コンタクト洗浄部材482が退避位置にあるときにコンタクト洗浄部材482を覆うように構成される。具体的には、ノズル洗浄用カバー489は、固定トレー部材484に取り付けられた底板トレー489aと、底板トレー489aの上側に底板トレー489aと対向して配置された上板489bと、底板トレー489aと上板489bとを連結する側板489cと、を有する。
ノズル洗浄用カバー489は、固定トレー部材484に固定されているので、トレー部材478が洗浄位置と退避位置との間で旋回移動しても、位置は変わらない。したがって、図11に示すようにコンタクト洗浄部材482が洗浄位置にあるときには、ノズル洗浄用カバー489は、コンタクト洗浄ノズル482aの上部を覆わない。一方、図12に示すようにコンタクト洗浄部材482が退避位置にあるときには、コンタクト洗浄部材482は底板トレー489aと上板489bに挟まれる位置に配置されるので、ノズル洗浄用カバー489(上板489b)は、コンタクト洗浄ノズル482aの上部を覆う。
コンタクト洗浄部材482が退避位置にあるときにコンタクト洗浄ノズル482aから洗浄液を吐出させると、洗浄液はコンタクト洗浄ノズル482aの直上にある上板489bに衝突してコンタクト洗浄ノズル482aに落下する。より具体的には、図12に示すように、上板489bは、コンタクト洗浄ノズル482aの洗浄液の吐出方向に直交して対向するように形成された受け面489b-1を有する。したがって、コンタクト洗浄ノズル482aが鉛直方向に対して傾斜して配置されている場合であっても、コンタクト洗浄ノズル482aから吐出された洗浄液は受け面489b-1に衝突してコンタクト洗浄ノズル482aに落下し易くなる。これにより、コンタクト洗浄ノズル482aは、自らが吐出した洗浄液によって洗浄される。また、上板489bに衝突して落下した洗浄液は、トレー部材478、固定トレー部材484、および連結部材487を流れて排液管488から排出される。
また、上板489bに付着した洗浄液は、トレー部材478が洗浄位置に移動した後は底板トレー489aに落下する。ここで、底板トレー489aは、固定トレー部材484に向けて下るように傾斜する傾斜面489a-1を有している。これにより、底板トレー489aに落下した洗浄液は、傾斜面489a-1を介して固定トレー部材484に自然流下し、排出される。
本実施形態によれば、コンタクト洗浄ノズル482a、およびトレー部材478と固定トレー部材484の洗浄液の流路を洗浄することができる。すなわち、基板Wfの被めっき面Wf-aを洗浄すると、めっき液を含む洗浄液が被めっき面Wf-aから落下してコンタクト洗浄ノズル482aに付着する場合がある。また、めっき液を含む洗浄液は、被めっき面Wf-aから落下してトレー部材478と固定トレー部材484の洗浄液の流路に残る場合がある。めっき液を含む洗浄液が、コンタクト洗浄ノズル482aに付着したり、トレー部材478と固定トレー部材484の流路に残ったりする場合には、後続のリーク判定に悪影響を及ぼすおそれがある。
これに対して、本実施形態によれば、リーク判定を行う前に、ノズル洗浄用カバー489を用いてコンタクト洗浄ノズル482a、およびトレー部材478と固定トレー部材484の洗浄液の流路を洗浄することができるので、リーク判定の精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、ノズル洗浄用カバー489(上板489b)がコンタクト洗浄ノズル482aを覆う例を示したが、これに限定されない。ノズル洗浄用カバー489(上板489b)は、図12に破線で示したように、コンタクト洗浄ノズル482aに加えて基板洗浄ノズル472aの上部を覆うように形成されていてもよい。この場合、コンタクト洗浄部材482および基板洗浄部材472が退避位置にあるときに、コンタクト洗浄ノズル482aおよび基板洗浄ノズル472aから洗浄液を吐出させることができる。これにより、コンタクト洗浄ノズル482aおよび基板洗浄ノズル472aを洗浄することができる。
<めっき液のリークの判定部材>
図7に示すように、めっきモジュール400は、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定するための判定部材480を備える。判定部材480は、入出力装置、演算装置、記憶装置などを備える一般的なコンピュータから構成することができる。判定部材480は、制御モジュール800の一部として実現されてもよい。判定部材480は、基準となる基板ホルダ(めっき液のリークがない基板ホルダ)のコンタクト部材に対して洗浄液を吐出したときに電気伝導度計486によって計測された洗浄液の導電率(第1の導電率)をあらかじめ有している。判定部材480は、第1の導電率(基準導電率)と、リークの有無の判定対象となる基板ホルダ440に対して電気伝導度計486によって計測された洗浄液の導電率(第2の導電率)と、の比較に基づいて、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定するように構成される。判定部材480によるリーク判定の具体例は、以下のリーク判定方法のフローチャートを用いて説明する。
<リーク判定方法>
本実施形態のめっきモジュール400による一連の動作を説明する。図13は、本実施形態のめっきモジュールによる処理を示すフローチャートである。図14は、図13のフローチャートにおける洗浄液の導電率の推移を模式的に示す図である。図13において、横軸は時間経過を示しており、縦軸は電気伝導度計486によって計測された洗浄液の導電率を示している。図13のフローチャートは、基板ホルダ440に保持された基板Wfがめっき槽410に浸漬されてめっき処理された後の各処理を示している。
図13に示すように、めっきモジュール400は、めっき処理の後に、駆動機構476を用いて、トレー部材478を退避位置から洗浄位置へ移動させる(ステップ102)。続いて、めっきモジュール400は、基板洗浄ノズル472aから洗浄液を吐出することによって基板Wfの被めっき面Wf-aを洗浄する(ステップ104)。これにより、めっき液を含む洗浄液が電気伝導度計486に流れるので、図14に示すように洗浄液の導電率は上昇し、その後下降する。続いて、めっきモジュール400は、電気伝導度計486によって計測された洗浄液の導電率が所定の閾値より小さくなったら、基板Wfの洗浄を完了する(ステップ106)。
めっきモジュール400は、基板Wfの洗浄が完了したら、基板Wfを回収するとともに(ステップ108)、次のめっき処理対象の基板Wfを基板ホルダ440に設置する(ステップ110)。一方、めっきモジュール400は、基板Wfの洗浄が完了したら、駆動機構476を用いて、トレー部材478を洗浄位置から退避位置へ移動させる(ステップ112)。めっきモジュール400は、トレー部材478が退避位置へ移動したら、コンタクト洗浄ノズル482aを洗浄する(ステップ114)。すなわち、めっきモジュール400は、コンタクト洗浄ノズル482aの直上にノズル洗浄用カバー489がある状態でコンタクト洗浄ノズル482aから洗浄液を吐出する。これにより、ノズル洗浄用カバー489に衝突した洗浄液がコンタクト洗浄ノズル482aに落下するので、コンタクト洗浄ノズル482aが洗浄される。また、トレー部材478と固定トレー部材484の洗浄液の流路も洗浄される。
めっきモジュール400は、コンタクト洗浄ノズル482aの洗浄が完了したら(ステップ116)、駆動機構476を用いて、トレー部材478を退避位置から洗浄位置へ移動させる(ステップ118)。続いて、めっきモジュール400は、コンタクト洗浄ノズル482aから洗浄液を吐出することによってコンタクト部材494-4を洗浄する(吐出ステップ120)。なお、トレー部材478が洗浄位置にあるときには、コンタクト洗浄ノズル482aの直上にノズル洗浄用カバー489はないので、コンタクト洗浄ノズル482aから吐出された洗浄液はコンタクト部材494-4へ供給される。
続いて、めっきモジュール400は、電気伝導度計486によって洗浄液の導電率を計測する(計測ステップ122)。続いて、めっきモジュール400は、めっき処理対象の基板の種類に応じて第1の導電率(基準導電率)を補正する(ステップ124)。すなわち、基板の被めっき面に供給する電流密度は、めっき処理対象の基板の種類に応じて異なる。めっきモジュール400は、高い電流密度を供給する基板の場合には、図14に示すように、第1の導電率AA(基準導電率)の値が小さくなるように、第1の導電率を補正する(図14における補正された第1の導電率BB)。これは、リーク判定のための基準を厳しくするための補正である。一方、めっきモジュール400は、低い電流密度を供給する基板の場合には、第1の導電率AA(基準導電率)の値が大きくなるように、第1の導電率を補正する(図14における補正された第1の導電率CC)。これは、リーク判定のための基準を緩くするための補正である。なお、基準導電率の補正は、ステップ124のタイミングでなくてもよく、ステップ126が実行される前であれば、任意のタイミングで実行することができる。
続いて、めっきモジュール400は、判定部材480を用いて、ステップ124で補正した第1の導電率(本実施形態では第1の導電率AA)と、計測ステップ122で計測された導電率(第2の導電率aa)と、を比較する(ステップ126)。めっきモジュール400は、判定部材480を用いて、第1の導電率と第2の導電率との差(GAP)を求め、その差があらかじめ設定された閾値より大きいか否かを判定する(判定ステップ128)。
判定部材480は、差があらかじめ設定された閾値以下である場合には(判定ステップ128、No)、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが無いと判定し、ステップ110で設置された次のめっき処理対象の基板Wfに対してめっき処理を開始する(ステップ130)。一方、判定部材480は、差があらかじめ設定された閾値より大きい場合には(判定ステップ128、Yes)、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定し、警報を出力して(ステップ132)、処理を終了する。すなわち、コンタクト部材494-4の配置領域にめっき液がリークしている場合には、コンタクト部材494-4に向けて吐出された洗浄液にめっき液が混ざるので、電気伝導度計486によって計測される第2の導電率が大きくなる。そこで、判定部材480は、めっき液のリークがない状態で計測された第1の導電率に対して、第2の導電率があらかじめ設定された閾値より大きくなった場合には、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定することができる。めっきモジュール400は、警報を出力することによって、基板ホルダ440のリーク箇所の点検、修理、交換などを促すことができる。
本実施形態によれば、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定することができるので、リークが有ると判定された場合に、基板ホルダの点検、修理、交換などを行うことができる。その結果、コンタクト部材の腐食、あるいはコンタクト部材における薬液成分の析出または固着による電気抵抗のばらつきの発生を抑制することができるので、めっき処理の均一性を向上させることができる。
なお、上記の実施形態では、判定部材480が、第1の導電率と第2の導電率の差に基づいてめっき液のリークの有無を判定する例を示したが、これに限定されない。図15は、本実施形態のめっきモジュールによる処理を示すフローチャートである。図16は、図15のフローチャートにおける洗浄液の導電率の推移を模式的に示す図である。図15のフローチャートにおいて、ステップ202からステップ222は、図13のフローチャートのステップ102からステップ122と同様であるので、説明を省略する。
計測ステップ222において洗浄液の導電率を計測した後、めっきモジュール400は、めっき処理対象の基板の種類に応じて第1の導電率の低下率を補正する(ステップ224)。すなわち、基板の被めっき面に供給する電流密度はめっき処理対象の基板の種類に応じて異なる。めっきモジュール400は、高い電流密度を供給する基板の場合には、第1の導電率の低下率αの値が大きくなるように、第1の導電率の低下率αの値を補正する。これは、リーク判定のための基準を厳しくするための補正である。一方、めっきモジュール400は、低い電流密度を供給する基板の場合には、第1の導電率の低下率αの値が小さくなるように、第1の導電率の低下率αを補正する。これは、リーク判定のための基準を緩くするための補正である。なお、第1の導電率の低下率の補正は、ステップ224のタイミングでなくてもよく、ステップ226が実行される前であれば、任意のタイミングで実行することができる。導電率の低下率とは、単位時間あたりの導電率の低下量を示している。
続いて、めっきモジュール400は、判定部材480を用いて、ステップ224で補正した第1の導電率の低下率αと、計測ステップ222で計測された第2の導電率の低下率βと、を比較する(ステップ226)。めっきモジュール400は、判定部材480を用いて、第1の導電率の低下率αと第2の導電率の低下率βとの差を求め、その差があらかじめ設定された閾値より大きいか否かを判定する(判定ステップ228)。
判定部材480は、差があらかじめ設定された閾値以下である場合には(判定ステップ228、No)、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが無いと判定し、ステップ210で設置された次のめっき処理対象の基板Wfに対してめっき処理を開始する(ステップ230)。一方、判定部材480は、差があらかじめ設定された閾値より大きい場合には(判定ステップ228、Yes)、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定し、警報を出力して(ステップ232)、処理を終了する。
すなわち、コンタクト部材494-4の配置領域にめっき液がリークしている場合には、コンタクト部材494-4に向けて吐出された洗浄液にめっき液が多く混ざっているので、第2の導電率の低下率βのように、電気伝導度計486によって計測される導電率は緩やかに低下する(低下率は小さい)。一方、めっき液のリークがない場合には、第1の導電率の低下率αのように、シール部材494-2または洗浄液の流路にわずかに残るめっき液が電気伝導度計486によって検出されるが、そのめっき液が電気伝導度計486の下流に流された後は急激に導電率が低下する(低下率は大きい)。そこで、判定部材480は、第1の導電率の低下率と第2の導電率の低下率の差があらかじめ設定された閾値より大きくなった場合には、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定することができる。めっきモジュール400は、警報を出力することによって、基板ホルダ440のリーク箇所の点検、修理、交換などを促すことができる。
本実施形態によれば、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定することができるので、リークが有ると判定された場合に、基板ホルダの点検、修理、交換などを行うことができる。その結果、コンタクト部材の腐食、あるいはコンタクト部材における薬液成分の析出または固着による電気抵抗のばらつきの発生を抑制することができるので、めっき処理の均一性を向上させることができる。
なお、上記の実施形態では、第2の導電率の低下率βを1度だけ求め、第1の導電率の低下率αと比較する例を示したが、これに限定されない。図17は、めっき液のリーク判定の変形例を模式的に示す図である。図17に示すように、判定部材480は、複数の区間(例えば2区間)それぞれで第2の導電率の低下率(例えば低下率β1、β2)を求め、それぞれの低下率β1、β2を比較することによってリークの有無を判定することもできる。
例えば、判定部材480は、2区間の第2の導電率の低下率β1、β2が実質的に等しければ(例えば両者の差が所定の閾値以下であれば)、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定することができる。すなわち、コンタクト部材494-4の配置領域へのめっき液のリークが有る場合には、計測される導電率が直線的(線形)に低下する傾向がある。一方、めっき液のリークが無い場合には、シール部材494-2等にわずかに付着しためっき液に起因する導電率が急激に低下した後、導電率の低下は緩やかになる傾向がある。したがって、判定部材480は、導電率の低下率β1、β2が実質的に等しい場合には、リークが有ると判定することができ、導電率の低下率β1、β2が実質的に等しくない場合(例えば両者の差が所定の閾値より大きい場合)には、リークが無いと判定することができる。
さらに他の変形例として、例えば、判定部材480は、リーク判定にかかる時間を短縮するために、上記の実施形態のように、第1の導電率の低下率αと第2の導電率の低下率β1との差が閾値より大きいと判定した場合にはリークが有ると即座に判定することができる。これに加えて、判定部材480は、低下率αと低下率β1との差が閾値以下である場合には、第2の導電率の低下率β1、β2を比較する上記の判定を行うことにより、リーク判定の精度を高めることができる。
以上、いくつかの本発明の実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
本願は、一実施形態として、基板ホルダに保持された基板をめっき液に浸漬してめっき処理した後に前記基板ホルダのコンタクト部材に対して洗浄液を吐出する吐出ステップと、前記コンタクト部材を洗浄した後の洗浄液の導電率を計測する計測ステップと、基準となる基板ホルダに対してあらかじめ計測された洗浄液の第1の導電率と、前記計測ステップによって計測された洗浄液の第2の導電率と、の比較に基づいて前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する判定ステップと、を含む、リーク判定方法を開示する。
また、本願は、一実施形態として、前記判定ステップは、前記第1の導電率と前記第2の導電率との差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、リーク判定方法を開示する。
また、本願は、一実施形態として、めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率を補正する補正ステップをさらに含み、前記判定ステップは、前記補正ステップによって補正された第1の導電率と、前記第2の導電率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、リーク判定方法を開示する。
また、本願は、一実施形態として、前記判定ステップは、前記第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、リーク判定方法を開示する。
また、本願は、一実施形態として、めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率の低下率を補正する補正ステップをさらに含み、前記判定ステップは、前記補正ステップによって補正された第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、リーク判定方法を開示する。
また、本願は、一実施形態として、めっき液を収容するように構成されためっき槽と、被めっき面を下方に向けた基板を保持するように構成された基板ホルダであって、前記基板に給電するためのコンタクト部材を有する、基板ホルダと、前記コンタクト部材に向けて洗浄液を吐出するためのコンタクト洗浄部材と、前記コンタクト部材を洗浄した後の洗浄液を排出する排出経路に配置された電気伝導度計と、基準となる基板ホルダに対して前記電気伝導度計によってあらかじめ計測された洗浄液の第1の導電率と、前記基板ホルダに対して前記電気伝導度計によって計測された洗浄液の第2の導電率と、の比較に基づいて前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する判定部材と、を含む、めっき装置を開示する。
また、本願は、一実施形態として、前記判定部材は、前記第1の導電率と前記第2の導電率との差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、めっき装置を開示する。
また、本願は、一実施形態として、前記判定部材は、めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率を補正し、補正された第1の導電率と、前記第2の導電率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、めっき装置を開示する。
また、本願は、一実施形態として、前記判定部材は、前記第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、めっき装置を開示する。
また、本願は、一実施形態として、前記判定部材は、めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率の低下率を補正し、補正された第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、めっき装置を開示する。
400 めっきモジュール
410 めっき槽
440 基板ホルダ
470 洗浄装置
472 基板洗浄部材
472a 基板洗浄ノズル
476 駆動機構
478 トレー部材
480 判定部材
482 コンタクト洗浄部材
482a コンタクト洗浄ノズル
484 固定トレー部材
484a 底壁
484b 開口
486 電気伝導度計
486a センサ部
487 連結部材
487a 第1の流路
487b 第2の流路
487c 第3の流路
488 排液管
489 ノズル洗浄用カバー
489a 底板トレー
489a-1 傾斜面
489b 上板
489b-1 受け面
489c 側板
494-2 シール部材
494-4 コンタクト部材
1000 めっき装置
Wf 基板

Claims (10)

  1. 基板ホルダに保持された基板をめっき液に浸漬してめっき処理した後に前記基板ホルダのコンタクト部材に対して洗浄液を吐出する吐出ステップと、
    前記コンタクト部材を洗浄した後の洗浄液の導電率を計測する計測ステップと、
    基準となる基板ホルダに対してあらかじめ計測された洗浄液の第1の導電率と、前記計測ステップによって計測された洗浄液の第2の導電率と、の比較に基づいて前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する判定ステップと、
    を含む、リーク判定方法。
  2. 前記判定ステップは、前記第1の導電率と前記第2の導電率との差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、
    請求項1に記載のリーク判定方法。
  3. めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率を補正する補正ステップをさらに含み、
    前記判定ステップは、前記補正ステップによって補正された第1の導電率と、前記第2の導電率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、
    請求項2に記載のリーク判定方法。
  4. 前記判定ステップは、前記第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、
    請求項1に記載のリーク判定方法。
  5. めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率の低下率を補正する補正ステップをさらに含み、
    前記判定ステップは、前記補正ステップによって補正された第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定する、
    請求項4に記載のリーク判定方法。
  6. めっき液を収容するように構成されためっき槽と、
    被めっき面を下方に向けた基板を保持するように構成された基板ホルダであって、前記基板に給電するためのコンタクト部材を有する、基板ホルダと、
    前記コンタクト部材に向けて洗浄液を吐出するためのコンタクト洗浄部材と、
    前記コンタクト部材を洗浄した後の洗浄液を排出する排出経路に配置された電気伝導度計と、
    基準となる基板ホルダに対して前記電気伝導度計によってあらかじめ計測された洗浄液の第1の導電率と、前記基板ホルダに対して前記電気伝導度計によって計測された洗浄液の第2の導電率と、の比較に基づいて前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークの有無を判定する判定部材と、
    を含む、
    めっき装置。
  7. 前記判定部材は、前記第1の導電率と前記第2の導電率との差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、
    請求項6に記載のめっき装置。
  8. 前記判定部材は、めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率を補正し、補正された第1の導電率と、前記第2の導電率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、
    請求項7に記載のめっき装置。
  9. 前記判定部材は、前記第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、
    請求項6に記載のめっき装置。
  10. 前記判定部材は、めっき処理対象の基板の種類に応じて前記第1の導電率の低下率を補正し、補正された第1の導電率の低下率と、前記第2の導電率の低下率と、の差が閾値より大きい場合に、前記コンタクト部材の配置領域へのめっき液のリークが有ると判定するように構成される、
    請求項9に記載のめっき装置。
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