JP7141301B2 - 繊維製品用洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
本発明は、繊維製品を洗濯機で洗濯しても、洗濯時に発生するシワをより低減できる繊維製品用洗浄剤組成物を提供する。
(a)成分:シリコーン化合物
(b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物
R1-O-(PO)l-H (b1)
〔式中、R1は炭素数3以上10以下の脂肪族炭化水素基であり、POはプロピレンオキシ基であり、lは平均付加モル数であり、0以上8以下の数である。lが0の場合、R1は炭素数4以上10以下の脂肪族炭化水素基である。〕
(c)成分:糊基剤
<(a)成分>
(a)成分はシリコーン化合物である。シリコーン化合物として、(a1)ジメチルポリシロキサン〔以下、(a1)成分という〕、(a2)ポリオキシアルキレン基、炭素数3以上14以下の炭化水素基、アミド基、エステル基及びアミノ基から選ばれる1種以上の基を有する変性シリコーン〔以下、(a2)成分という〕が挙げられる。
なお、(a)成分の25℃での動粘度はオストワルト型粘度計で求めることができる。
-NHCOR’(EO)nR” 式(I)
式(I)中、R’は炭素数1以上3以下のアルキレン基、好ましくはメチレン基又はエチレン基であり、EOはエチレンオキシ基であり、nは1以上30以下の数であり、R”はH又は炭素数1以上3以下のアルキル基、好ましくはメチル基又はエチル基である。
アミドポリエーテル変性シリコーンとしては、前記式(I)で表される基及び炭素数2以上3以下のオキシアルキレン基から選ばれる1種以上のオキシアルキレン基からなるポリオキシアルキレン基を有するシリコーン化合物も含まれる。炭素数2以上3以下のポリオキシアルキレン基としては、オキシエチレン基及びオキシプロピレン基から選ばれる1種又は2種の基が好ましい。アミドポリエーテル変性シリコーンは、例えば、東レ・ダウコーニング(株)製のBY16-894、BY16-891、BY16-878、BY16-906等を用いることができる。
HLB=曇数A×0.89+1.11
<曇数の測定法>
曇数Aは公知の方法〔界面活性剤便覧、324頁~325頁(産業図書(株)、昭和35年7月5日発行)〕に準じて、以下のようにして測定される。
無水のポリエーテル変性シリコーン2.5gを秤量し、98%エタノールを加え25mlに定容(25mlメスフラスコ使用)する。次に、これを5mlホールピペットで分取し、50mlビーカーに入れ25℃の低温に保ち攪拌(マグネティックスターラー使用)しながら、2%フェノール水溶液で25mlビューレットを使用して測定する。液が混濁したところを終点とし、この滴定に要した2%フェノール水溶液のml数を曇数Aとする。
HLB=[(EO)の質量%+(PO)の質量%]÷5
(b)成分は、一般式(b1)で表される化合物である。(b)成分は非イオン性の化合物であってよい。
R1-O-(PO)l-H (b1)
〔式中、R1は炭素数3以上10以下の脂肪族炭化水素基であり、POはプロピレンオキシ基であり、lは平均付加モル数であり、0以上8以下の数である。lが0の場合、R1は炭素数4以上10以下の脂肪族炭化水素基である。〕
一般式(b1)中、lはプロピレンオキシ基の平均付加モル数であり、0以上8以下の数である。lが0とはプロピレンオキシ基が式(b1)で表される化合物中に含まれないことを意味する。(c)成分による糸-糸間の動きの抑制効果を維持しつつ、(a)成分によるシワ低減効果をより高める観点から、lの数は、好ましくは0又は、好ましくは0.3以上であり、より好ましくは1以上であり、更に好ましくは1.5以上であり、そして、同じ観点から、好ましくは7以下であり、より好ましくは6以下であり、更に好ましくは5以下あり、より更に好ましくは3以下である。
(c)成分は糊基剤である。本発明において糊基剤とは、判定対象となる化合物と水とを含む組成物で処理した繊維製品が、水のみで同一条件で処理した繊維製品よりも硬く仕上がる化合物であってよい。例えば、本発明の実施例に記載の繊維製品用洗浄剤組成物の調製に準じて、判定対象となる化合物〔(c)成分〕3質量%と水とを含有する試料組成物を調製し、本発明の実施例に記載の繊維製品の処理の方法に従って処理した繊維製品が、試料組成物を用いず水のみで処理して仕上がった繊維製品よりも硬く仕上がる化合物を本明細書における糊基剤と称することができる。その際、繊維製品の硬さの評価は、例えば、繊維製品の風合いの官能評価に熟練した評価者3名が評価し、3名の内2名以上が、水のみで処理して仕上がった繊維製品よりも、前記試料組成物で処理して仕上がった繊維製品の方が硬いと評価した化合物を(c)成分としての糊基剤と称することができる。洗濯機による洗濯工程において生成したシワは、繊維製品を乾燥する工程において、(c)成分により維持されやすい傾向にある。しかし、本発明では、(a)成分と(b)成分とを所定条件で併用することで、シワの形成を抑制することができる。
<N質量(%)の算出方法>
カチオン化多糖0.1gを精秤し、0.1質量%水溶液になる様にイオン交換水に溶解させる。このカチオン化多糖水溶液10.0gを精秤し(ag)、5倍に希釈した後にトルイジンブルーを3滴加えて、1/400Nポリビニル硫酸カリウム(PVSK)水溶液で滴定する。滴定の終点は、青色が紫色ないし赤色に変わることで確認できる。滴定に要したPVSK量から、次式によりN質量(%)を求める。
<重量平均分子量測定法>
ゲル濾過クロマトグラフィー(GPC)を用いて、下記の測定条件で測定する。
装置;東ソー(株)製HLC-8120
GPCカラム;東ソー(株)製TSKgelα-M(1本)
溶離液;ジメチルスルホキシド(50mM臭化カリウム)
流速;0.5mL/min
カラム温度;50℃
検出器;RI
試料濃度;5mg/mL注入量;100μL
分子量換算用検量線;昭和電工製単分散プルランを使用。
試料の分子量:標準プルラン基準の相対値
R2-O-(AO)m-H (c2)
〔式中、R2は水素原子又は炭素数14以上20以下の炭化水素基であり、AOはエチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基から選ばれる1種以上の基であり、mは平均付加モル数であり、R2が炭素数14以上20以下の炭化水素基の場合には、60以上300以下の数であり、R2が水素原子の場合には250以上5,000以下の数である。〕
繊維製品の洗濯時に発生するシワを抑制し、繊維製品の型崩れを抑制できる観点から、R2が水素原子の場合には、mは好ましくは300以上であり、より好ましくは350以上であり、更に好ましくは400以上であり、そして、同じ観点から、好ましくは4,000以下であり、より好ましくは2,000以下である。
総炭素数が1以上7以下である脂肪酸のビニルエステルを構成する脂肪酸は、炭素数1以上5以下が好ましい。総炭素数が1以上7以下である脂肪酸のビニルエステル(i)の具体例としては、酢酸ビニル、酪酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて用いることができるが、酢酸ビニルが好ましい。また不飽和カルボン酸類(ii)としては、総炭素数3以上9以下の不飽和カルボン酸が好ましく、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノブチル、フマル酸モノメチル、フマル酸モノブチル、マレイン酸モノブチルから選ばれる1種又は2種以上の不飽和カルボン酸が好ましい。
モノマー(iii)としては、α,β-不飽和カルボン酸アミドが好ましく、更に、炭素数1以上9以下のアルキル基、炭素数1以上9以下のアルコキシル基、及び炭素数2以上9以下のアシル基から選ばれる1又は2以上の基を有するα,β-不飽和カルボン酸アミドが好ましい。具体的には、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N-プロピルアクリルアミド、N-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、ダイアセトンイソアクリルアミド等が好ましいものとして例示される。また、ジアルキル置換体の場合、2つのアルキル鎖長は異なっていてもよく、α,β-不飽和カルボン酸アミドモノマーのかわりに、α,β-不飽和カルボン酸アミドモノマーのポリマーも使用可能である。ポリマーの場合、その分子量は特に限定されず、上記のカルボン酸アミド群から選ばれる2種以上のモノマーを共重合して得たコポリマーであってもよい。
本発明の繊維製品用洗浄剤組成物において、(a)成分、(b)成分及び(c)成分、並びに後述する(d)成分等の任意成分の含有量は、使用形態、繊維製品の種類などによって適宜調整することができる。
本発明の繊維製品用洗浄剤組成物は、水を含有することができる。水としては、イオン交換水、水道水、次亜塩素酸ナトリウムを0.1mg/kg以上3mg/kg以下含有する水等を使用することができる。
本発明の繊維製品用洗浄剤組成物は、更に(d)成分として、下記一般式(d1)で表される非イオン性界面活性剤を含有することが好ましい。(d)成分を含有することで、繊維製品に付着した汚れの洗浄性を高めることができる。
R3-O-〔(EO)m/(PO)n〕-H (d1)
〔式中、R3は炭素数10以上22以下の脂肪族炭化水素基であり、EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基であり、mは平均付加モル数であり、1以上40以下の数であり、nは平均付加モル数であり、0以上10以下の数である。EOとPOの結合はランダムでもブロックでもどちらでもよい。〕
本発明では(a)成分の繊維製品への吸着を促進し、繊維製品に対する滑らかな風合いを付与する観点から、(e)成分として一般式(e1)で表される3級アミン又はその酸塩もしくはその4級化物を含有することが出来る。
本発明の(a)成分、(b)成分及び(c)成分による、洗濯時~乾燥時に生じる繊維製品のシワをより低減できる観点から、(f)成分として、水酸基を有する有機溶剤を含有することができる。(f)成分を更に併用することで、前記の(a)成分、(b)成分及び(c)成分が、繊維製品のシワをより低減できる吸着状態を繊維製品上で形成しやすくしていると考えられる。
(f1)エタノール、イソプロパノール
(f2)エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン等の炭素数2以上8以下の2価以上6価以下の多価アルコール
(f3)ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等の炭素数4以上12以下のグリコールエーテル
(f4)ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、1-メトキシ-2-プロパノール、1-エトキシ-2-プロパノール、1-メチルグリセリルエーテル、2-メチルグリセリルエーテル、1,3-ジメチルグリセリルエーテル、1-エチルグリセリルエーテル、1,3-ジエチルグリセリルエーテル、トリエチルグリセリルエーテル、1-ペンチルグリセリルエーテル、2-ペンチルグリセリルエーテル、1-オクチルグリセリルエーテル、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の2価以上4価以下の多価アルコールのアルキル(炭素数1以上10以下)エーテル〔(b)成分及び(d)を除く〕
(f5)フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、平均分子量約480のポリエチレングリコールモノフェニルエーテル、2-ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル等のグリコールの芳香族エーテル
本発明の繊維製品用洗浄剤組成物は、繊維製品の処理に用いられる一般的な組成物に添加される成分を含有することができ、例えば防腐剤、顔料、キレート剤、ハイドロトロープ剤等を含有することができる。
本発明の繊維製品用洗浄剤組成物で繊維製品を処理する方法は、特に制限されるものではないが、例えば、本発明の組成物を水に希釈した希釈液に対象繊維製品を浸漬させる方法を挙げることができる。ここで、浸漬とは、本発明の繊維製品用洗浄剤組成物と水とを含有する液体(処理浴)に、当該繊維が浸される状態をいう。
洗浄液のpHは、好ましくは5.0以上、より好ましくは5.5以上、更に好ましくは5.8以上、そして、好ましくは9.0以下、より好ましくは8.5以下、更に好ましくは8.0以下である。本発明の洗浄液のpHは、例えば、ガラス電極を用いて測定することができる。pHは、洗浄を行う際の洗浄液の温度で測定されたものであるが、25℃で測定されたものであってよい。
<(a)成分>
a-1:BY16-906(東レ・ダウコーニング(株)製、アミドポリエーテル変性シリコーン)
a-2:KF-864(信越化学工業(株)製アミノ変性シリコーン、動粘度:1,700mm2/s(25℃)、アミノ当量:3,800g/mol)
b-1:炭素数8の直鎖第1級アルコールにプロピレンオキシドを平均2.7モル付加させた非イオン性化合物
b-2:炭素数8の直鎖第1級アルコールにプロピレンオキシドを平均1.8モル付加させた非イオン性化合物
b-3:炭素数8の直鎖第1級アルコールにプロピレンオキシドを平均6モル付加させた非イオン性化合物
b-4:炭素数3の直鎖第1級アルコールにプロピレンオキシドを平均2.7モル付加させた非イオン性化合物
b-5:炭素数8の直鎖第1級アルコール
b’-1:炭素数8の直鎖第1級アルコールにエチレンオキシドを平均1.8モル付加させた非イオン性化合物
b’-2:炭素数10の直鎖第1級アルコールにプロピレンオキシドを平均10モル付加させた非イオン性化合物
c-1:炭素数18の直鎖第1級アルコールにエチレンオキシドを平均127モル付加させた非イオン性ポリマー
c-2:炭素数18の直鎖第1級アルコールにエチレンオキシドを平均200モル付加させた非イオン性ポリマー
c-3:重量平均分子量が20,000のポリエチレングリコール
c-4:カチオン化セルロース(花王(株)製、ポイズC-60H)
c’-1:炭素数12の直鎖第1級アルコールにエチレンオキシドを平均150モル付加させた非イオン性ポリマー(本発明の(c)成分の糊基剤に該当しない)
d-1:炭素数12の直鎖第1級アルコールにエチレンオキシドを平均10モル付加させた非イオン性界面活性剤
d-2:ソフタノール33(日本触媒(株)製、本発明の(b)成分及び(c)成分のいずれにも該当しない非イオン性界面活性剤。)
e-1:N-ステアロイルアミノプロピル-N,N-ジメチルアミン
f-1:エタノール
f-2:プロピレングリコール
f-3:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
イオン交換水
・繊維製品用洗浄剤組成物の調製
表1に示す各成分を用いて、下記に示す方法で、表1に示す組成の繊維製品用洗浄剤組成物を各150g調製した。
混合容器として200mL容量のガラス製ビーカーにスターラーピース(棒状、長さ3cm)を一つ入れ、必要量の25℃の水と(f)成分を入れ目視で均一になるまで撹拌した。次いで、撹拌しながら(a)成分、(b)成分又は(b’)成分、(c)成分又は(c’)成分、必要に応じて、(d)成分、(e)成分を入れで混合し、表1に示す繊維製品用洗浄剤組成物を得た。尚、配合成分のうち、常温(25℃)で固体の成分は、溶融させてゆっくり投入した。
試験布:ニット布:YGクルーネックTシャツ(グンゼ製、綿100%)を30cm×30cmの大きさに裁断した布
表1の組成物を用いて繊維製品を処理した。
電気バケツ(National製N-BK2)に6Lの水道水(20℃)を投入し、次いで8gの表1に記載の組成物を投入し、弱水流コースで2分攪拌した。
電気バケツに、試験布(グンゼクルーネックTシャツ、綿100、前処理済み)約150gを入れ、8分間撹拌した。次いで、試験布を2槽式洗濯機(HITACHI PS-H45L)の脱水槽を用いて10秒間脱水した。電気バケツに新しい水道水を6L投入し、そこへ脱水した試験布を入れて2分間すすぎを行った。再び、前記の2槽式洗濯機の脱水槽で10秒間脱水した。電気バケツに新しい水道水を6L投入し、そこへ脱水した試験布を入れて2分間すすぎを行った。最後に、前記の2槽式洗濯機の脱水槽で10秒間脱水した。試験布を取り出し、25℃、45%RHの部屋に試験布を吊るして18時間乾燥した。また、表1の組成物を用いずに上記と同じ操作を行った試験布(基準布0)を用意した。
シワの判定に熟練した評価者2名がシワを評価し、平均値を表1に記載した。前記の基準布0のシワの程度を「0」とし、実施例1の組成物で処理した試験布を基準布2とした。また、実施例3で処理した試験布を基準布1として、下記の方法に従って評価した。基準布2が最もシワが少なく、次いで基準布1がシワが少なく、基準布0はシワが多かった。数値が高い方がよりシワが少ないことを表し、この評価では、例えば0.5以上であれば合格水準にあると判断できる。
2:基準布2と同程度のシワの発生度合であった。
1.5:基準布1と基準布2の間のシワの出来具合であった。
1:基準布1と同程度のシワの出来具合であった。
0.5:基準布1と基準布0の間のシワの出来具合であった。
0:基準布0と同程度のシワの出来具合であった。
-1:基準布0よりもシワが多くできていた。
Claims (4)
- 下記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び(d)成分を含有し、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量との質量比である、(a)/(b)が0.1以上2以下であり、(c)成分の含有量と(a)成分の含有量との質量比である、(c)/(a)が0.5以上20以下である、繊維製品用洗浄剤組成物。
(a)成分:シリコーン化合物
(b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物
R1-O-(PO)l-H (b1)
〔式中、R1は炭素数6以上10以下の脂肪族炭化水素基であり、POはプロピレンオキシ基であり、lは平均付加モル数であり、0以上8以下の数である。lが0の場合、R1は炭素数6以上10以下の脂肪族炭化水素基である。〕
(c)成分:(c1)カチオン化多糖及び(c2)下記一般式(c2)で表されるポリマーから選ばれる1種以上の糊基剤
R 2 -O-(AO) m -H (c2)
〔式中、R 2 は水素原子又は炭素数14以上20以下の炭化水素基であり、AOはエチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基から選ばれる1種以上の基であり、mは平均付加モル数であり、R 2 が炭素数14以上20以下の炭化水素基の場合には、60以上300以下の数であり、R 2 が水素原子の場合には250以上5,000以下の数である。〕
(d)成分:下記一般式(d1)で表される非イオン性界面活性剤
R 3 -O-〔(EO) m /(PO) n 〕-H (d1)
〔式中、R 3 は炭素数10以上22以下の脂肪族炭化水素基であり、EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基であり、mは平均付加モル数であり、1以上40以下の数であり、nは平均付加モル数であり、0以上10以下の数である。EOとPOの結合はランダムでもブロックでもどちらでもよい。〕 - (a)成分が、ポリオキシアルキレン基、炭素数3以上14以下の炭化水素基、アミド基、エステル基及びアミノ基から選ばれる1種以上の基を有する変性シリコーンから選ばれる1種以上のシリコーン化合物である、請求項1記載の繊維製品用洗浄剤組成物。
- 更に(f)成分として、水酸基を有する有機溶剤を含有する、請求項1又は2に記載の繊維製品用洗浄剤組成物。
- 繊維製品用洗浄剤組成物請求項1~3の何れかに記載の繊維製品用洗浄剤組成物と水とを混合して得た洗浄液を用いて繊維製品を洗浄し、その後、当該繊維製品を水ですすぐ、繊維製品の洗浄方法。
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