JP7141104B2 - 電線皮剥工具 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の電線皮剥工具の斜視図である。電線皮剥工具1は、刃物ユニット2と、本体ユニット3と、を含む。
本体ユニット3は、刃物ユニット2を回転軸A周りに回転させる。本体ユニット3はたとえば、ハウジング内部にギアを含み、ギアが絶縁操作棒10を介して伝達された回転駆動力を刃物ユニット2に伝達することで、刃物ユニット2を回転させる。本体ユニット3と刃物ユニット2とはたとえば、プランジャー、ボルト等によって固定される。なお、回転軸Aは本体ユニット3の回転軸を意味する。本体ユニット3は、周知の構成であるので、その他の詳細な構造の説明は省略する。
図2は、図1に示す状態から刃物ユニットを開いた場合の第1実施形態の電線皮剥工具の斜視図である。刃物ユニット2は開閉可能であり、刃物ユニット2を開いた状態で電線20を刃物ユニット2に挿入し、刃物ユニット2を閉じることで電線20を保持する。
電線保持部は、固定電線保持部4と、可動電線保持部5と、を含む。
刃物保持部は、後述する固定刃物8及び可動刃物9を保持する。刃物保持部は、固定刃物保持部6と、可動刃物保持部7と、を含む。
固定刃物8は、電線の被覆を剥ぐものである。固定刃物8は、可動刃物保持部7に固定される。固定方法は特に限定されないが、ねじ止め等の強固に固定できる方法であるのが好ましい。
可動刃物9は、電線の被覆を剥ぐものである。可動刃物9は、固定刃物保持部6に取り付けられる。可動刃物9は、固定電線保持部4の湾曲面よりも内側(回転軸A側)に突出又は退避可能に固定刃物保持部6に取り付けられる。可動刃物9のより具体的な取付方法を図6を用いて説明する。
図6を参照して、弾性部材17は、可動刃物9及びスペーサ11を固定電線保持部4の内側(回転軸A側)に突出する方向に付勢する。たとえば、図6に示されるように、弾性部材17は、ピン14を挟んで可動刃物9の刃先と反対側を、可動刃物9及びスペーサ11が固定電線保持部4の内側に突出する方向に付勢してもよい。また、弾性部材17は、ピン14を挟んで可動刃物9の刃先側を、可動刃物9及びスペーサ11が固定電線保持部4の内側に突出する方向に付勢してもよい。
図9を参照して、スペーサ11は、可動刃物9の固定刃物8側の端面16に固定される。したがって、スペーサ11は可動刃物9と一体となって動くことが可能である。固定方法は特に限定されないが、ねじ止め等の強固に固定できる方法であるのが好ましい。また、スペーサの材質はたとえば、樹脂等である。
図10は、電線を保持する前の第1実施形態の電線皮剥工具を回転軸方向に沿って先端側から見た図である。なお、図10~図12では刃物ユニットの先端の固定ガイド及び可動ガイドの図示を省略している。電線20を保持する際、刃物ユニット2を開き、固定電線保持部の内側に電線20を収容する。スペーサ11は固定電線保持部4の内側に突出しているため、電線20を固定電線保持部4に収容することでスペーサ11及び可動刃物9が、固定電線保持部4の外側に押し上げられる。したがって、可動刃物9は電線20と接触しない。この状態から、可動電線保持部5を回転させて刃物ユニット2を閉じ、可動電線保持部5及び固定電線保持部4で電線20を保持する。
このような第1実施形態の電線皮剥工具によれば、刃物ユニット2を回転させることで所定区間の電線の被覆を剥ぎ取ることができ、螺旋式皮剥よりも少ない作業量で電線の被覆を剥ぎ取ることができる。
第2実施形態の電線皮剥工具について説明する。以下の第2実施形態の電線皮剥工具の説明では、第1実施形態の電線皮剥工具と異なる構成のみ説明し、同じ構成は説明を省略する。
図14は、第2実施形態の刃物ユニットの斜視図である。可動刃物保持部7は、固定刃物8を保持する固定取付部と、可動刃物9を保持する可動取付部と、を含む。固定取付部は、第1実施形態の刃物取付部と同様であるので、その説明は省略する。可動取付部は可動電線保持部5から回転軸A方向に延びるピン14と、支持部材12とを含む。
可動刃物9には可動取付部のピン14が貫通しており、可動刃物9がピン14を中心に回転できるように構成されている。このような構成により、回転軸A方向から見て可動刃物9の刃先が、可動電線保持部5の内側に突出したり退避したりすることが可能となる。
弾性部材17はたとえば、ねじりコイルばねである。弾性部材17は、可動刃物9を貫通するピン14に取り付けられ、可動刃物9及びスペーサを可動電線保持部5の内側に突出する方向に付勢する。
図15は、第2実施形態の刃物ユニットを回転軸方向に沿って先端側から見た図である。なお、図15では刃物ユニットの先端側の部材の図示を省略し、内部構造を示している。支持部材12は、先端にフックが設けられた棒状の部材である。支持部材12のフックとは異なる端部は、可動電線保持部5にピン止め等により回転可能に取り付けられる。支持部材12のフックは、可動刃物9を貫通するピン14を挟んで可動刃物9の刃先と反対側を支持可能である。
図16は、可動刃物の先端近傍の図である。スペーサ11の可動刃物9からの突出量Dは、可動刃物9の先端に向かうにつれ小さくなるのが好ましい。この理由について第1実施形態の電線皮剥工具を例に説明する。
(1)本実施形態の電線の被覆を剥ぐ電線皮剥工具は、本体ユニットと、刃物ユニットと、を含む。刃物ユニットは、本体ユニットに取り付けられ、本体ユニットによって回転軸周りに回転させられる。刃物ユニットは、電線保持部と、刃物保持部と、固定刃物と、可動刃物と、スペーサと、弾性部材と、を含む。電線保持部は、刃物ユニットを開閉することで電線を保持可能である。刃物保持部は、回転軸方向に沿って電線保持部に隣接する。固定刃物は、刃物保持部に固定され、回転軸方向から見て電線保持部の内側に突出する。可動刃物は、回転軸に垂直な方向から見て一部が固定刃物と重複し、回転軸方向から見て電線保持部の内側に突出又は退避可能に刃物保持部に取り付けられる。スペーサは、可動刃物に固定され、回転軸方向から見て可動刃物よりも電線保持部の内側に突出し、回転軸に垂直な方向から見て固定刃物と重複する。弾性部材は、可動刃物及びスペーサを電線保持部の内側に突出する方向に付勢する。
2:刃物ユニット
3:本体ユニット
4:固定電線保持部
5:可動電線保持部
6:固定刃物保持部
7:可動刃物保持部
8:固定刃物
9:可動刃物
11:スペーサ
17:弾性部材
20:電線
21:被覆
22:芯線
A:回転軸
D:突出量
Claims (4)
- 電線の被覆を剥ぐ電線皮剥工具であって、
本体ユニットと、
前記本体ユニットに取り付けられ、前記本体ユニットによって回転軸周りに回転させられる刃物ユニットと、を備え、
前記刃物ユニットは、
前記刃物ユニットを開閉することで前記電線を保持可能な電線保持部と、
回転軸方向に沿って前記電線保持部に隣接する刃物保持部と、
前記刃物保持部に固定され、前記回転軸方向から見て前記電線保持部の内側に突出する固定刃物と、
回転軸に垂直な方向から見て一部が前記固定刃物と重複し、前記回転軸方向から見て前記電線保持部の内側に突出又は退避可能に前記刃物保持部に取り付けられた可動刃物と、
前記可動刃物に固定され、前記回転軸方向から見て前記可動刃物よりも前記電線保持部の内側に突出し、前記回転軸に垂直な方向から見て前記固定刃物と重複するスペーサと、
前記可動刃物及び前記スペーサを前記電線保持部の内側に突出する方向に付勢する弾性部材と、を含む、電線皮剥工具。 - 請求項1に記載の電線皮剥工具であって、
前記スペーサの前記可動刃物からの突出量は、前記可動刃物の先端に向かうにつれ小さくなる、電線皮剥工具。 - 請求項1又は請求項2に記載の電線皮剥工具であって、
前記電線保持部は、
固定電線保持部と、
前記刃物ユニットを開閉することで前記固定電線保持部と近接又は離間可能な可動電線保持部と、を含み、
前記刃物保持部は、
前記回転軸方向に沿って前記固定電線保持部に隣接する固定刃物保持部と、
前記回転軸方向に沿って前記可動電線保持部に隣接する可動刃物保持部と、を含み、
前記固定刃物は、前記可動刃物保持部に固定され、前記回転軸方向から見て前記可動電線保持部の内側に突出し、
前記可動刃物は、前記回転軸方向から見て前記固定電線保持部の内側に突出又は退避可能に前記固定刃物保持部に取り付けられた、電線皮剥工具。 - 請求項1又は請求項2に記載の電線皮剥工具であって、
前記電線保持部は、
固定電線保持部と、
前記刃物ユニットを開閉することで前記固定電線保持部と近接又は離間可能な可動電線保持部と、を含み、
前記刃物保持部は、
前記回転軸方向に沿って前記固定電線保持部に隣接する固定刃物保持部と、
前記回転軸方向に沿って前記可動電線保持部に隣接する可動刃物保持部と、を含み、
前記固定刃物は、前記可動刃物保持部に固定され、前記回転軸方向から見て前記可動電線保持部の内側に突出し、
前記可動刃物は、前記回転軸方向から見て前記可動電線保持部の内側に突出又は退避可能に前記可動刃物保持部に取り付けられた、電線皮剥工具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018222838A JP7141104B2 (ja) | 2018-11-28 | 2018-11-28 | 電線皮剥工具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020089148A JP2020089148A (ja) | 2020-06-04 |
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Family
ID=70909313
Family Applications (1)
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JP2017147907A (ja) | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 東神電気株式会社 | 被覆剥ぎコマ |
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2018
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