JP5816580B2 - 電線被覆屑の脱落防止工具 - Google Patents

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本発明は、例えば電柱間等に架設されている架空配電線の間接活線工法に関する。詳しくは、上記架空配電線の絶縁被覆部分を、その導線部分から軸方向に一定長さだけ剥離し、剥離した後の電線被覆屑が路上等に落下するのを防止するための電線被覆屑の脱落防止工具に関する。
従来、架空配電線の間接活線工法として、作業員が高所作業用バケットに搭乗し、絶縁操作棒(いわゆるホットスティック)の上端に装備した切削刃を電線の中間部または端部において、その電線の周囲を周回させることにより、絶縁被覆を螺旋状に切削して剥離し、所定長さだけ剥離した時点で剥離された被覆屑をその根元から切断する工法が採用されている(例えば特許文献1)。
この架空配電線の間接活線工法では、切断された被覆屑が路上に落下して通行人、車両等に当たったり、路上に散乱して汚したりするのを防止するために、予め被覆屑の先端を絶縁ヤットコ等で挟み込んで路上に落下しないように把持してから、被覆屑をその根元から切断するようにしていた。
しかし、絶縁ヤットコ等で剥離された被覆屑を挟み込んで把持しておくには、被覆剥離工具の他にヤットコ等の工具を必要とする上に、被覆剥離工具を操作する作業員の他に、ヤットコを操作する作業員が必要となり、狭い高所作業用バケット内では作業が難しく、作業性が劣る問題があった。
そこで、特許文献2では、上記問題を改善せんとして、図9(a)の正面図及び図9(b)の一部断面の右側面図で示す被覆屑Kの脱落防止構造400を提案している。
この脱落防止構造400は、切削刃401を電線軸Cに対して角度θだけ傾斜させて配置し、導線Wbの外周に絶縁被覆Waが包囲された電線Wから絶縁被覆Wa部分を剥離して剥離屑となった被覆屑Kを巻き付ける棒状部材402を電線軸Cと平行に延びるように配置し、かつ、その外形形状を基端部402aから先端部402bに向けて順次直径が大きくなるようにテーパー状に形成したものである。
図9(b)に示すように、この脱落防止構造400によれば、上記切削刃401で剥離された被覆屑Kは、切削刃の斜面401a上を這い上がって図の右斜め上方向に案内され、棒状部材402の基端部402aに巻き付く。基端部402aに巻き付いた被覆屑Kは、電線に被覆されていたときの状態に戻ろうとするので、棒状部材402の先端部402bに到達するまで螺旋状に絡み付く。したがって、図示しない絶縁ヤットコ等でその根元部分から切断しても電線被覆屑Kが路上に落下するおそれがない、というものである。
特開2011−223875号公報(図1〜図6) 特開平11−98639号公報(請求項1、図6)
しかしながら、特許文献1の被覆屑Kの脱落防止構造400は、以下の改善すべき点があった。
1. この特許文献1の脱落防止構造400は、切削刃401を電線軸Cに対して傾斜して配置することにより、皮剥ぎ中には工具全体に電線軸方向への推進力を与えるが、電線Wによっては元々絶縁被覆Waの肉厚が一様でない部分(偏肉部分)がある。もし、切削刃401が切削中にこのような肉厚が一様でない部分に差し掛かると切削刃401がふら付くので、剥離される被覆屑Kの肉厚が変化して切削状態が不安定化する。また、切削されカールされた被覆屑Kの長さ、すなわち皮剥ぎ回数も一定しなくなる。
2. 棒状部材402のテーパー部が長くなって皮剥ぎ工具の全幅が広くなるため、高所作業用バケットからの取り扱いがしにくくなる。したがって、もっとコンパクト化する必要がある。
3. 絶縁被覆の肉厚に偏肉部分があると、切削刃401の切込みも断続的に深くなったり浅くなったりして切削刃401が上下するため、この切削刃401が、絶縁被覆Waが剥離された後の導線部Wb表面を傷つける場合がある。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点を解消すべくなされたもので、たとえ電線の被覆部分に偏肉部分があっても皮剥ぎ中に切削刃がふら付かず、皮剥ぎされた導線部表面を傷つけることなく一定の推進速度で安定した皮剥ぎ作業が実現でき、しかも工具全体がコンパクトな電線被覆屑の脱落防止工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電線被覆屑の脱落防止工具は、電線の絶縁被覆を一方のコマと他方のコマとで両側から挟持し、いずれか一方のコマに装着された被覆剥ぎ取り刃で前記電線の絶縁被覆を螺旋状に剥ぎ取る皮剥ぎコマユニットと、該皮剥ぎコマユニットを着脱自在に保持し、外部動力により正逆転させる皮剥ぎコマユニットの駆動工具と、前記皮剥ぎコマユニットにより剥ぎ取った電線被覆屑を一定長さだけ巻き付けて保持し、その脱落を防止する被覆屑巻付棒とを備えて成る電線被覆屑の脱落防止工具であって、前記一方のコマと他方のコマの電線の絶縁被覆の挟持面には、前記皮剥ぎコマユニットの駆動工具の全体を電線軸方向に移動させる推進力を与える螺旋溝が形成されており、該螺旋溝の終端部近傍には、前記被覆剥ぎ取り刃が電線軸に対して直交し、その刃先が電線の絶縁被覆に臨む状態に固定されており、前記被覆屑巻付棒は、前記螺旋溝の終端部近傍に固定される棒状部材であって、その基端部の外径は、前記剥離された被覆屑が螺旋状にカールして形成される円筒体の内径よりも小さく形成され、中間部は、前記基端部の外径のまま前記螺旋溝の中心線と平行に一定長さで延び、終端部の外径は、前記基端部の外径よりも大きなテーパー状に形成されていることを特徴とする。
ここで、絶縁被覆の材質は特に限定するものではなく、凡そ切削刃で剥ぎ取ることができるものであれば、如何なるものであっても良い。
この場合、更に、電線の絶縁被覆を剥離した後の導線部が横断面方向に変位して前記被覆剥ぎ取り刃に接触し、導線部の外周面が前記被覆剥ぎ取り刃により傷つけられるのを防止するための導線表面傷防止ユニットが、前記一方のコマと他方のコマ間に横断して設けられているのが好ましい。
また、導線表面傷防止ユニットは、一方のコマ側に進退自在に設けられ、電線の導線部以外の領域を横断し、他方のコマまで届く長さを有する導線表面傷防止ピンと、該導線表面傷防止ピンを前記一方のコマから他方のコマ方向に付勢するスプリングと、前記他方のコマに設けられ、前記導線表面傷防止ピンの先端部を受け入れる係止孔とから構成するのが好ましい。

また、電線被覆屑の巻付棒は、その中心軸が電線軸(C)に対して、35°〜45°の範囲内の角度(θ)で傾斜しているのが好ましい。
本発明に係る電線被覆屑の脱落防止工具によれば、次の効果を奏することができる。
1.切削刃の中心線を電線軸に対して直交させると共に、両コマの螺旋ネジが電線の絶縁被覆に食い込んだ状態で絶縁被覆付き電線の両側をしっかりと一定長さで挟持しているため、たとえ絶縁被覆に肉厚が一様でない偏肉部分があっても、従来技術のように切削状態が不安定化することはなく、カールされた被覆屑の皮剥ぎ回数も安定する。
2. 被覆屑巻付棒は、その基端部の外径を剥離された被覆屑の円筒体の内径よりも小さく形成し、また中間部は基端部外径のまま螺旋溝の中心線と平行に一定長さで延び、さらに終端部の外径を基端部の外径よりも大きなテーパー状に形成したので、全体として被覆屑巻付棒の全長が短くなり、工具全体がコンパクト化する。
3. 一方のコマと他方のコマの電線の絶縁被覆の挟持面には、電線軸方向に延びる一定長さの螺旋溝が形成されているので、たとえ絶縁被覆の肉厚に偏肉部分があっても、被覆剥ぎ取り刃の切込みが断続的に深くなったり浅くなったりすることはない。したがって、皮剥ぎ作業が安定化し、電線の絶縁被覆が剥離された後の導線部表面を傷つけることはない。
また、導線表面傷防止ユニットを、一方のコマと他方のコマ間に横断して設けた場合には、電線の絶縁被覆を剥離した後の導線部が横断面方向に変位して被覆剥ぎ取り刃に接触し、導線部の外周面が前記被覆剥ぎ取り刃により傷つけられるのを積極的に防止する。
また、上記導線表面傷防止ユニットを、一方のコマ側に進退自在に設け、電線の導線部以外の領域を横断し、他方のコマまで届く長さを有する導線表面傷防止ピンと、導線表面傷防止ピンを一方のコマから他方のコマ方向に付勢するスプリングと、他方のコマに導線表面傷防止ピンの先端部を受け入れる係止孔とで構成した場合には、上記効果が得られることに加えて、導線表面傷防止ピンが両持ち状態で支持されるとともに、常に一方のコマから他方のコマ方向に所定の力で付勢されているので、ピンの先端部が他方のコマから外れることがなく、皮剥ぎ中に確実なピン支持ができる。
更に、電線被覆屑の巻付棒の中心軸を電線軸に対して、35°〜45°の範囲内の角度(θ)で傾斜させた場合は、上記効果が得られることに加えて、絶縁被覆から剥離された電線被覆屑が、皮剥ぎコマユニットの駆動工具本体から外部にスムーズに排出されるので、皮剥ぎ中の工具本体に巻き込まれることがない。
したがって、本発明に係る電線被覆屑の脱落防止工具は、たとえ電線の絶縁被覆部分に偏肉部分があっても皮剥ぎ中に切削刃がふら付かず、皮剥ぎされた導線部表面を傷つけることなく一定の推進速度で安定した皮剥ぎ作業が実現でき、しかも工具全体がコンパクトになる。
本発明に係る電線被覆屑の脱落防止工具300のうちのコマ駆動工具100部分の一実施形態の全体図で、図1(a)は正面図、図1(b)は左側面図である。 図1(a)のコマ駆動工具100のうちのコマホルダー3を時計方向に回動させた拡大正面図である。 図1に記載した電線被覆屑の脱落防止工具300で把持される皮剥ぎコマユニット200Aの全体図で、図3(a)は一部破断の正面図、図3(b)は図3(a)中の螺旋ネジ32の一部縦断面図、図3(c)は平面図である。 図3(a)の皮剥ぎコマユニット200Aの右側面図である。 図1のコマ駆動工具100のコマホルダー3に、図3、4の皮剥ぎコマユニット200Aを装着し、絶縁被覆の皮剥ぎを行っている様子を示す斜視図である。 図1に示したコマ駆動工具100で把持される皮剥ぎコマユニット200Bの全体図で、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図である。 図6(a)の皮剥ぎコマユニット200Bの右側面図である。 図6及び図7の皮剥ぎコマユニット200Bを接合面Fで開いた全体図で、図8(a)は正面図、図8(b)は右側面図である。 従来技術の電線被覆屑の脱落防止構造400を示し、そのうち図9(a)は正面図、図9(b)は一部断面の右側面図である。
1 駆動部
2 皮剥ぎコマユニットホルダー3の駆動部
3 皮剥ぎコマユニットホルダー
4 連結軸
5 ケーシング
13、14 フック
32 螺旋ネジ
33 螺旋溝
34 被覆剥ぎ取り刃
34a 刃先
38 被覆屑巻付棒
41 剥ぎ取り刃付きコマ(一方のコマ)
42 剥ぎ取り刃なしコマ(他方のコマ)
70 導線表面傷防止ユニット
71 導線表面傷防止ピン
72 スプリング
76 電線ストッパー
100 皮剥ぎコマユニットの駆動工具
200A 撚線用皮剥ぎコマユニット
200B 単線用皮剥ぎコマユニット
300 撚線用電線被覆屑の脱落防止工具(本発明)
C 電線軸
F 接合面
K 電線被覆屑
O 螺旋ネジの中心
W 電線
Wa 絶縁被覆
Wb 導線(撚線又は単線)
[実施形態1]
本実施形態1は、請求項1に係る発明の一実施形態であり、図5に示すように、架空配電線の導線Wbの太さが例えば80mm程度の撚線の電線被覆屑Kの脱落防止工具300を示すもので、図1〜図5に基づいて説明する。
なお、導線Wbの太さが80mm程度というのは、一例であって特に限定するものではない。
図5に示すように、本実施形態1の被覆屑の脱落防止工具300は、図1及び図2に示す、皮剥ぎコマユニットの駆動工具100と、図3〜図5に示す、絶縁被覆付き撚線Wから絶縁被覆Waの皮剥ぎを行い、その被覆屑Kを巻き付けて地上に落下するのを防止するための機構を備えた皮剥ぎコマユニット200Aとで構成される。
まず、皮剥ぎコマユニット200Aの駆動工具100(以下、「コマ駆動工具100」と略称する。)について説明するが、このコマ駆動工具100自体は既に公知のものであるので(例えば特許文献1)、ここでは簡単に説明する。
<コマ駆動工具100>
図1(a)は、コマ駆動工具100の正面図、図1(b)は、図1(a)のコマ駆動工具100の左側面図である。図2は、図1(a)のコマ駆動工具100のうちのコマホルダー3を時計方向に回動させた拡大正面図である。
これらの図に示すように、このコマ駆動工具100は、大別して、駆動部1と、皮剥ぎコマユニットホルダー3の駆動部2と、皮剥ぎコマユニットホルダー3とで構成される。
駆動部1は、図示しない下方の電動又は手動の正逆転可能な駆動源と連結され、その駆動力を上方の皮剥ぎコマユニットホルダー3の駆動部2に伝達するためのもので、横断面が六角形の連結軸4が下方に設けられ、連結軸4の中間部4aは、筒状ケーシング5内に装着されたベアリング6によって回転自在に支軸されている。また、連結軸4の上部には、傘歯車7が固定され、そのボス部7aがベアリング6によって回転自在に支軸されている。
皮剥ぎコマユニットホルダー3の駆動部2は、傘歯車7からの駆動力を受けて皮剥ぎコマユニットホルダー3を正逆方向に回動させるためのもので、上部の部分傘歯車8と下部の部分傘歯車9とを備え、それぞれの内側端部が枢支ピン10で連結されている。
また、下部の部分傘歯車9は、傘歯車7と噛み合わされており、傘歯車7が回転すると両傘歯車8、9は、一体となってケーシング5の内面を摺動しつつ回動することができる。
それぞれの部分傘歯車8、9は、それぞれの内周面に、図4に示す剥ぎ取り刃付きコマ41を保持するためのコマホルダー3aと、剥ぎ取り刃なしコマ42を保持するためのコマホルダー3bとを保持できるスペースを備えている。
図2に示すように、2つのコマホルダー3a、3bは、二つ割りの半円状のもので、それぞれの端部が枢支ピン10で開閉自在に枢支されている。
また、コマホルダー3a、3bは、図4に示すように、剥ぎ取り刃付きコマ41と剥ぎ取り刃なしコマ42のそれぞれに設けられた貫通孔41aと貫通孔42aをフック受けピン12(図2)に嵌め込み、その後のフック受けピン12にフック11を掛け外しすることにより、剥ぎ取り刃付きコマ41と剥ぎ取り刃なしコマ42とをコマホルダー3に着脱できるようになっている。
なお、符号13は、コマホルダー3が正転中(図の矢印H方向)に口を開かないようにするためのフックであり、全体がコマホルダー3b側のピン13aに枢支され、コマホルダー3が正転中はピン13bに第1フック13cが掛け止めされている。また、符号14は、コマホルダー3を逆転させてその口を開かすためのフックであり、ケーシング5に固定されたピン14aに枢支されているとともに、ばね14bで半時計方向に付勢されており、フック14が逆転してきたフック13の第2フック13dを引っ掛けることにより、強制的にコマホルダー3a、3b間の口を開かすようになっている。
また、符号18で示す二点鎖線の部材は、駆動工具全体を保護するために覆うプラスチック製カバーである。
以上より、図1及び図2のコマ駆動工具100は、連結軸4を正転又は逆転することで、図3及び図4の皮剥ぎコマユニット200Aの全体をコマホルダー3a、3bに着脱できると共に、さらに正転し続けると皮剥ぎコマユニット200Aの全体を回転させることができるので、コマユニット200Aの回転数に応じた長さの絶縁被覆Waの皮剥ぎ作業を行うことができる。
<皮剥ぎコマユニット200Aの構成>
次に、本発明の特徴である被覆屑の脱落防止構造を備えた皮剥ぎコマユニット200Aの構成について詳細に説明する。
図3は、皮剥ぎコマユニット200Aの全体図で、図3(a)は一部破断の正面図、図3(b)は図3(a)中の螺旋ネジ32の縦断面図、図3(c)は平面図、図4は、図3(a)の皮剥ぎコマユニット200Aの右側面図である。
これらの図において、皮剥ぎコマユニット200Aは、大別して、被覆剥ぎ取り刃付きコマ41と、剥ぎ取り刃なしコマ42とで構成されている。
剥ぎ取り刃付きコマ41には、剥ぎ取り刃34と、絶縁被覆Waの巻付棒38とが固定されている。
一方、剥ぎ取り刃なしコマ42は、剥ぎ取り刃付きコマ41とで、被覆剥ぎ取り前の電線Wを電線断面の両側から挟持するためのものである。
剥ぎ取り刃付きコマ41と、剥ぎ取り刃なしコマ42とは、いずれも、筒体をその接合面Fを境にして半割り状にしたもので、両コマ41、42は、接合面Fを境界面として、分離又は図のように一体に接合できるようになっている。
そして、図4に示すように、それぞれの接合面Fを合わせた状態で中心部には、皮剥ぎをすべき電線外径に応じた螺旋ネジ32が半円周分づつ形成されている。それぞれの螺旋ネジ32の内径は、皮剥ぎをすべき絶縁被覆Waの外径よりも若干小さく、螺旋溝33の内径は絶縁被覆Waの外径よりも大きく形成されている。
この螺旋ネジ32のピッチPは、皮剥ぎをすべき電線Wを図3(a)の皮剥ぎコマユニット200Aで挟持し、前述したコマ駆動工具100で回転させた場合に、導線Wbから絶縁被覆Waが皮剥ぎされて順次剥離しつつ、コマ駆動工具100の回転数に応じた適度のスピードで、コマ駆動工具100の全体が電線軸方向(図の左方向)に前進できるようになっている。したがって、螺旋ネジ32は、コマ駆動工具100に電線軸方向への推進力を与えるために、右ネジの三角ネジになっている。
一方、剥ぎ取り刃付きコマ41と剥ぎ取り刃なしコマ42の外周面は、左側部分は2つのコマホルダー3a、3bを閉じたときの内周面に一致する外径と長さの円筒面35に形成され、右側部分は、コマ駆動工具100の全体を図の左方向に推進力を与えるために外径がやや大きなフランジ面36に形成されている。
剥ぎ取り刃付きコマ41の螺旋ネジ32の出口側(図の右方向)には、絶縁被覆Waの剥ぎ取り刃34が六角孔付きネジ37により固定されている。図3(c)に説明するように、剥ぎ取り刃34は、幅がWのブロック状のもので、その先端部は鋭利な刃先34aが形成されており、電線Wの絶縁被覆Wa部分をすくうように螺旋溝33に臨んでいる。
図4に示すように、剥ぎ取り刃34は、水平面に対して切込角θを有するとともに、図3(c)に示すように、剥ぎ取り刃34の中心線34bは、電線軸Cに対して直交(θ=90°)するように六角孔付きネジ37でフランジ36に固定されている。
また、剥ぎ取り刃34付きコマ41の右端面には、薄いプレート39がビス40で固定されており、プレート39の上端部には、皮剥ぎコマユニット200Aで剥ぎ取った電線被覆屑Kを一定長さだけ巻き付けて保持し、その脱落を防止するためのプラスチック製の被覆屑巻付棒38が、六角孔付きボルト38dで固定されている。この被覆屑巻付棒38の固定位置は、図4において、皮剥ぎされた被覆屑Kが斜面34bを這い上がり、斜面終端で開放されて元の絶縁被覆Waの形状に戻ろうとする位置が好ましい。
図3(a)に示すように、被覆屑巻付棒38は、その基端部38aが螺旋ネジ32の終端部近傍に固定された棒状部材であって、基端部38aの外径は、剥離された被覆屑Kが螺旋状にカールして形成される螺旋状被覆屑Kの内径よりも小さく形成されており、中間部38bは、基端部38aの外径のまま螺旋ネジ32の中心線Cと平行に一定長さLで延び、終端部38cの外径は、基端部38aの外径よりも大きなテーパー状に形成されている。
被覆屑巻付棒38の中間部38bの外径dは、皮剥ぎ後の絶縁被覆Waが平行部分Lを滑ってスムーズに終端部38cに向かって移動できる程度の外径にされており、その軸方向の長さLは、皮剥ぎされてきた所定長さの螺旋状被覆屑Kを溜めておくに十分な長さである。
また、終端部38cは、螺旋状被覆屑Kを皮剥ぎ方向に対して円滑に送り出す(排出)為になだらかなテーパー状にしたもので、その最大径は皮剥ぎされた螺旋状被覆屑Kの内径よりも若干大きく形成されており、中間部38bから送られてきた螺旋状被覆屑Kの内周面がこの終端部38cに接触して内部から保持されることにより、被覆屑Kの自重による地上への落下を防止している。
なお、前述した皮剥ぎコマユニット200Aのうち、挟持部分の形状は前述したコマ駆動工具100との互換性を確保するために一定の形状に形成されているが、それ以外の前述した脱落防止機構は、皮剥ぎをすべき電線外径に応じて種々の形状及び寸法のものが予め準備されている。
<発明の作用>
次に、本発明の作用(電線被覆屑の脱落防止工具300の動き)を図5を参照して説明する。
図5は、図1及び図2で前述した電線被覆屑の脱落防止工具300のコマホルダー3に、図3、4で前述した撚線用皮剥ぎコマユニット200Aを装着し、絶縁被覆Waの皮剥ぎを行っている様子を示す斜視図である。
図5の皮剥ぎ作業を行うには、まず準備作業として、図1のコマ駆動工具100において、図示しない外部動力により連結軸4を回転させ、コマホルダー3a、コマホルダー3b間に開口部17(図8(b))を形成する。
そして、この開口部17から皮剥ぎすべき電線Wの外径に見合った皮剥ぎコマユニット200Aを挿入し、その貫通孔41a、42a(図4)をそれぞれコマホルダー3a、コマホルダー3bのフック受けピン12に嵌め込んだ後、図2のようにフック11をフック受けピン12にかけてロックする。
皮剥ぎユニット200Aがコマ駆動工具100に装着できたら、今度は脱落防止工具300の全体を架空配電線まで移動し、開口部17から皮剥ぎすべき電線Wを咥える。
次に、連結軸4を正転させると図2に示すように、コマホルダー3a、3bが一体となって時計回りに回動して開口部17を閉じる。コマホルダー3a、3bの内周面に保持されている剥ぎ取り刃34付きコマ41と、剥ぎ取り刃34なしコマ42とは、電線Wを挟持した状態で螺旋ネジ32が絶縁被覆Waにしっかりと食い込む。
次に連結軸2を正転させると、螺旋ネジ32が絶縁被覆に噛み込んだ状態でコマホルダー3a、3bが一体となって回転するので、螺旋ネジ32による電線軸方向への強制的な推進力が付与され、図5に示すように、皮剥ぎコマユニット200Aの全体も矢印方向に移動し、その過程で皮剥ぎ作業が行われる。
具体的には、皮剥ぎコマユニット200Aが皮剥ぎすべき電線Wを咥えた時点で、図4の剥ぎ取り刃34も絶縁被覆Waに食い込む。皮剥ぎコマユニット200Aの回転と共に、被覆剥ぎ取り刃34が電線Wの絶縁被覆Wa部分を剥ぎ取る。剥ぎ取られた絶縁被覆Waの電線屑Kは、剥ぎ取り刃34の斜面34bを斜め左上方向に這い上がる。電線屑Kの先端部が巻付棒38に到達した時点で斜面34bに対する押え付け力が解放されるので、電線屑Kの先端部は巻付棒38に巻き付く。電線屑Kは、皮剥ぎの進行と共に、巻付棒38の中間部38bに螺旋状に巻き付きながら終端部38c方向に延びる。
中間部38bの皮剥ぎ長さが目的の寸法Lになったら、図示しないストッパーを用いて脱落防止工具300の全体の電線軸方向の移動を停止させる。この場合、皮剥ぎコマユニット200A自体は回転し続けるので、被覆屑Kは電線Wから縁が切れ、覆屑巻付棒38に巻き付くが前述した理由により地上に落下しない。
最後に、連結軸4を逆転させて皮剥ぎコマユニット200Aを開口させ、開口部17から脱落防止工具300の全体を導線(撚線)Wbから取り外す。以上で皮剥ぎ作業が終了する。
<発明の効果>
本実施形態1の電線被覆屑の脱落防止工具300によれば、次の作用効果を奏することができる。
1.図3(c)に示したように、被覆剥ぎ取り刃34の中心線34bを電線軸Cに対して直交させると共に、両コマ41、42の螺旋ネジ32が電線Wの絶縁被覆Waに食い込んだ状態で電線Wの両側をしっかりと一定長さで挟持しているため、たとえ絶縁被覆Waに肉厚が一様でない偏肉部分があっても、従来技術のように切削状態が不安定化することはなく、カールされた被覆屑Kの皮剥ぎ回数も安定する。
2. 被覆屑巻付棒38は、その基端部38aの外径を剥離された被覆屑Kの円筒体の内径よりも小さく形成し、また中間部38bは基端部38a外径のまま螺旋溝33の中心線Cと平行に一定長さLで延び、さらに終端部38cの外径を基端部38bの外径よりも大きなテーパー状に形成したので、全体として被覆屑巻付棒38の全長が短くなり、皮剥ぎコマユニット200Aの全体がコンパクト化する。
3. 一方のコマ41と他方のコマ42の電線Wの絶縁被覆Waの挟持面には、電線軸方向に延びる一定長さの螺旋ネジ32が形成されているので、たとえ絶縁被覆Waの肉厚に偏肉部分があっても、被覆剥ぎ取り刃34の切込みが断続的に深くなったり浅くなったりすることはない。したがって、皮剥ぎ作業が安定化し、電線Wの絶縁被覆Waが剥離された後の導線部Wb表面を傷つけることもない。
このように、本発明の電線被覆屑の脱落防止工具300は、絶縁被覆Waの皮剥ぎ作業が安定するので、その根元部から切断する際に、被覆屑Kが路上に落下することは殆どないという優れた作用効果を奏する。
[実施形態2]
本実施形態2は、請求項2〜4に係る発明の一実施形態を示すものである。
本実施形態2の皮剥ぎコマユニット200Bは、外径が例えば5mm程度の単線を導線とする単線絶縁被覆の脱落防止を対象とするタイプであり、図6〜図8を参照して説明する。
なお、本実施形態2の皮剥ぎコマユニット200Bは、以下の説明においては実施形態1の皮剥ぎコマユニット200Aと構成が異なる部分のみを説明し、実施形態1と同じ部材は、実施形態1と同じ符号を用いてその説明を省略する。
図6は、図1及び図2で前述したのと同じコマ駆動工具100で把持される皮剥ぎコマユニット200Bの全体図で、このうち図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図7は図6(a)の皮剥ぎコマユニット200Bの右側面図である。図8は、図6及び図7の皮剥ぎコマユニット200Bを両コマの接合面Fで開いた全体図で、このうち図8(a)は正面図、図8(b)は右側面図である。
これらの図において、本実施形態2の皮剥ぎコマユニット200Bの構成が前述した実施形態1の皮剥ぎコマユニット200Aの構成と異なる点は、皮剥ぎ取り刃34が、絶縁被覆Waが剥離された後の導線部Wb方向に移動して接触することにより、導線部Wb表面が傷付くのを防止するための導線表面傷防止ユニット70が剥ぎ取り刃34なしコマ42に設けられている点と、最初に電線挟持孔16(図1(a))内に電線Wを咥える際のガイド的役割を果たす電線ストッパー76が設けられている点と、電線被覆屑Kの巻付棒38が電線と平行ではなく、所定の角度(θ)で傾斜して設けられている点とにあり、その他の点については実施形態1の皮剥ぎコマユニット200Aの構成と同じである。
個々に説明すると、まず、導線表面傷防止ユニット70は、図7に示すように、先端部が電線挟持孔16のうちの導線部以外の領域を横断して剥ぎ取り刃34付きコマ41まで届く長さを有する導線表面傷防止ピン71と、この導線表面傷防止ピン71を剥ぎ取り刃34なしコマ42から剥ぎ取り刃34付きコマ41方向に常に付勢するスプリング72と、剥ぎ取り刃34付きコマ41側に設けられ、導線表面傷防止ピン71の先端部を受け入れる係止穴73とから構成されている。
導線表面傷防止ピン71は、外径が略5mm程度の横断面形状が円形のアルミニウム製ピンであり、図7に示すようにその外周面の最下部71aは、螺旋ネジ32の中心Oよりも上方位置にあって、かつ、皮剥ぎ取り刃34の刃先34a位置よりもわずかに下方となる位置関係で水平に設けられている。
スプリング72は、剥ぎ取り刃34なしコマ42側に設けられた圧縮コイルばねであり、導線表面傷防止ピン71の中心と一致する円筒形のケーシング74内に水平に収納されている。スプリング72の右端は、ケーシング74右端に捩じ込まれた六角穴付き小ネジ75の左端と当接しており、六角穴付き小ネジ75を図の左右方向に進退させてそのばね定数を調整することにより、導線表面傷防止ピン71の剥ぎ取り刃34なしコマ42方向に対する付勢力を調整できるようになっている。
一方、導線表面傷防止ピン71の中心線上の、剥ぎ取り刃34付きコマ41側の螺旋溝33の内周面には、導線表面傷防止ピン71の外径よりもやや大きな内径であって、かつ、奥部が閉塞された係止穴73が穿設されている。したがって、導線表面傷防止ピン71は、その中心線上で付勢力に抗して進退することができ、常時はその先端部が係止穴73の底面に上記付勢力で当接している。
電線ストッパー76は、図7に示すように、正面視が略L字形のプラスチック製バーであり、その基端部76aは剥ぎ取り刃34なしコマ42のフランジ36側端面に十字穴付き小ネジ77で固定されている。また、中間部76bは、電線挟持孔16の中心を介して導線表面傷防止ピン71と対向する位置であって、かつ、その上面が螺旋ネジ32の内周面のうち最下点よりもやや高くなる位置を通過し、先端部76cは剥ぎ取り刃34付きコマ41のフランジ36側端面まで十分届く位置まで延設されている。
この電線ストッパー76を使用するには、図8(b)に示すように、まず、剥ぎ取り刃付きコマ41と剥ぎ取り刃なしコマ42との間に開口部17を設ける。
次に、皮剥ぎユニット200Bを図の右側から左側方向に電線Wが電線ストッパー76に突き当たるまで挿入し、電線Wが電線ストッパー76に突き当たった後は今度は、皮剥ぎユニット200Bを下方に引き下げ、電線Wが導線表面傷防止ピン71をスプリング72の付勢力に抗しつつ上方に押し上げることで、電線Wを電線挟持孔16まで移動する。
このように電線ストッパー76の中間部76bに沿って皮剥ぎユニット200Bを動かせばよいので、電線挟持作業が格段に容易になる。
一方、本実施形態2の電線被覆屑の巻付棒ユニット60は、図6(a)に示すように、実施形態1と同様に剥ぎ取り刃34付きコマ41側に六角ナット61で固定されているが、その中心軸62は、両コマ41、42の接合面Fと平行な平面内であって、かつ、中心線Cに対して、35°〜45°の範囲内の角度(θ)で右斜め上方向に傾斜して設けられている。電線被覆屑の巻付棒38を電線軸に対して、35°〜45°の範囲内で傾斜させたのは、電線被覆屑Kを皮剥ぎコマユニット200Bの系外に案内して、本体への巻き込みを防止するためである。
また、巻付棒63は、総ネジボルトを曲げて用いているので、終端部64のテーパー部分を総ネジボルトに捩じ込むか或いは捩じ戻すことにより、中間部の傾斜部分の長さを電線被覆屑Kの長さに応じて適宜調整できる。
したがって、本実施形態2の皮剥ぎコマユニット200Bによれば、前述した実施形態1の皮剥ぎコマユニット200Aに係る発明の作用、効果の全てが得られることは勿論のこと、これに加えて、絶縁被覆Waが剥離された後に導線部Waが皮剥ぎ取り刃34方向に移動して刃先34aと接触することにより導線部Wb表面が傷付くのを防止できること、及び電線被覆屑Kの巻付棒63を電線軸Cに対して傾斜させたので、電線被覆屑Kが皮剥ぎコマユニット200B内に巻き込まれるのを防止することができる、等の従来技術では得られない格別の作用効果を奏することができる。

Claims (2)

  1. 電線の絶縁被覆を一方のコマと他方のコマとで両側から挟持し、いずれか一方のコマに装着された被覆剥ぎ取り刃で前記電線の絶縁被覆を螺旋状に剥ぎ取る皮剥ぎコマユニットと、
    該皮剥ぎコマユニットを着脱自在に保持し、外部動力により正逆転させる皮剥ぎコマユニットの駆動工具と、
    前記皮剥ぎコマユニットにより剥ぎ取った電線被覆屑を一定長さだけ巻き付けて保持し、その脱落を防止する被覆屑巻付棒とを備えて成る電線被覆屑の脱落防止工具であって、
    前記一方のコマと他方のコマの電線の絶縁被覆の挟持面には、前記皮剥ぎコマユニットの駆動工具の全体を電線軸方向に移動させる推進力を与える螺旋溝が形成されており、
    該螺旋溝の終端部近傍には、前記被覆剥ぎ取り刃が電線軸に対して直交し、その刃先が電線の絶縁被覆に臨む状態に固定されており、
    前記被覆屑巻付棒は、前記螺旋溝の終端部近傍に固定される棒状部材であって、その基端部の外径は、前記剥離された被覆屑が螺旋状にカールして形成される円筒体の内径よりも小さく形成され、中間部は、前記基端部の外径のまま前記螺旋溝の中心線と平行に一定長さで延び、終端部の外径は、前記基端部の外径よりも大きなテーパー状に形成されており、
    導線表面傷防止ユニットは、一方のコマ側に進退自在に設けられ、電線の導線部以外の領域を横断し、他方のコマまで届く長さを有する導線表面傷防止ピンと、該導線表面傷防止ピンを前記一方のコマから他方のコマ方向に付勢するスプリングと、前記他方のコマに設けられ、前記導線表面傷防止ピンの先端部を受け入れる係止孔とから成ることを特徴とする電線被覆屑の脱落防止工具。
  2. 請求項1記載の電線被覆屑の脱落防止工具において、
    前記導線表面傷防止ユニットは、電線の絶縁被覆を剥離した後の導線部が横断面方向に変位して前記被覆剥ぎ取り刃に接触し、導線部の外周面が前記被覆剥ぎ取り刃により傷つけられるのを防止するため、前記一方のコマと他方のコマ間に横断して設けられていることを特徴とする電線被覆屑の脱落防止工具。

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